平成26年度
水産業普及指導員資格試験
試
験
問
題
1.共
通
問
題
1.共
通
問
題
問1 我が国の養殖生産をめぐる課題に関する次の記述の中で、A~Eに入る語句の 組み合わせとして、正しいものを選びなさい。 現在の養殖業は基本的に海面・内水面環境に依存しているため、環境の変化により 大きな被害を受けることがある。赤潮は主に( A )の大量発生により生ずる海水 の着色現象であり、しばしば養殖業に大きな被害をもたらす。この赤潮は( B ) ・リン等の栄養塩類、水温、塩分、日照、競合するプランクトンの有無等の要因が複 雑に絡み合って発生すると考えられている。一方、近年は養殖ノリの色が濃くならな い( C )と呼ばれる症状が発生している。この原因については、下水処理施設の 発達等により海への( D )が補給されにくくなったほか、珪藻プランクトンが増 殖 し て 競 合 す る こ とが 指 摘さ れ て いる 。 ま た、( E ) に よ り 、養 殖 ホ タテ ガ イ が 大 量 に 斃 死 す る 事 態が 多 発し て い る。 ノ リ 養 殖 にお い ても 、( E ) に なる と 赤 腐 れ病と呼ばれる病気が発生し、ノリが枯死することが問題視されている。 A B C D E 1 植物プランクトン 窒素 白化 栄養塩 低水温 2 植物プランクトン 窒素 色落ち 栄養塩 高水温 3 動物プランクトン 鉄 色落ち 有機物 高水温 4 植物プランクトン 鉄 白化 有機物 低水温 5 動物プランクトン 窒素 白化 栄養塩 高水温
問2 次の表は2013年における主な輸入水産物の国・地域別内訳(上位3位まで)を 示したものである。A~Dに該当する品目名の組み合わせとして、正しいもの はどれか。 品目名 A B C D 輸入額 2,231億円 1,801億円 1,617億円 505億円 第1位 ベトナム 台湾 チリ 中国 19% 19% 60% 33% 第2位 インドネシア 韓国 ノルウェー タイ 18% 13% 21% 23% 第3位 インド 中国 ロシア ベトナム 15% 9% 13% 11% A B C D 1 マグロ・カジキ類 エビ サケ アジ 2 マグロ・カジキ類 エビ シシャモ イカ 3 エビ マグロ・カジキ類 シシャモ アジ 4 エビ マグロ・カジキ類 サケ イカ 5 エビ マグロ・カジキ類 サケ アジ
問3 次の文章は水産物の放射性物質の基準値と漁獲物の放射性濃度について述べた ものである。A~Eに入る語句の組み合わせとして、正しいものを選びなさい。 水産物を含む食品中の放射性物質の基準値は、食品安全委員会のリスク評価、 Codex(国際的な食品規格)の指標である年間( A )mSvを踏まえて厚生労働省が 設定している。水産物を含む放射性( B )の一般食品の現行基準値は( C ) ベクレル/kgである。この値は放射性( B )だけでなく、放射性ストロンチウム、 プルトニウム等他核種の影響を考慮して設定された値である。 水 産 物 は 各 自 治 体 が 中 心 と な り 主 要 品 目 で 前年 度 に( D ) ベク レ ル /kg超 と なった品目を重点的に検査している。福島県における海面における漁獲物の調査結果 では、原発事故直後の2011年4~6月期には基準値を超える割合が約50%だったが、 2014年10月では( E )まで低下した。一方、内水面の淡水魚では高い値が散見さ れる。基準値を超えた水産物が市場に出回ることはない。 A B C D E 1 1 セシウム 100 50 1%以下 2 1 セシウム 100 100 約10% 3 1 ヨウ素 50 50 1%以下 4 100 ヨウ素 100 50 約10% 5 100 セシウム 100 100 1%以下 6 100 ヨウ素 50 100 約10%
問4 地域ブランドについて述べた以下の記述の中から、適切なものを選びなさい。 1 地域ブランドとするためには、対象とする地域産品に名称やマークを付け、国の 認証を受ける必要がある。 2 地域産品の対象品目としては、収益のことも考えて高級品のみを地域ブランドと することが最も有効である。 3 地域ブランドとするためには、特許や実用新案の取得が必要である。 4 地名と商品名で構成される地域ブランドについては、地域団体商標を取得するこ とができる。 5 複数の産品を対象とすると手続きなどが煩雑になるが、地域産品のPRのため、な るべく多くの産品を地域ブランド化すべきである。
問5 次の記述のA~Eに入る組み合わせとして、正しいものを選びなさい。 一般に、魚介類はカロリーが総じて低く、肥満に繋がりにくい食材といえる。魚介 類由来の( A )が心疾患や脳血管疾患等の循環器疾患のリスクを低下させること が最近の研究結果で示されているなど、水産物の摂取が健康に良い影響を与えること が数々の研究から明らかになっている。小魚は骨まで食べることができ、日本人に不 足しているとされるカルシウムの摂取にも効果がある。また、藻類はビタミンや必須 ミネラルに加え、日本人に不足しているといわれている( B )に富んでいるなど、 水産物は国民の健康を維持する上でも重要な役割を果たしている。 以上のように、水産物は栄養面・健康面で優れた食材であるとともに、文化的にも 大きな役割を果たしており、2013年にユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」 に お い て も 重 要 な 位置 を 占め て い る。 と り わ け、( C ) 水 産 物は 回 遊 時期 や 産 卵 期との関係で( D )が大きく異なるため、技術が発達した現在でも( E )を 感じさせる食材として重要なものとなっている。 A B C D E 1 アミノ酸 食物繊維 天然 鮮度 季節感 2 脂肪酸 コラーゲン 養殖 鮮度 高級感 3 アミノ酸 コラーゲン 天然 栄養状態 季節感 4 脂肪酸 食物繊維 天然 栄養状態 季節感 5 アミノ酸 食物繊維 養殖 栄養状態 高級感
2.選
択
問
題
水
産
養
殖
栽培・資源管理
漁
具・漁
法
利
用
加
工
水
産
経
営
(5つの選択分野から1つを選択し、解答してください)
水産養殖1/3
平成26年度
水産業普及指導員資格試験
選択問題
(水産養殖)
問1 以下の1~8から3つを選び、説明しなさい。 1 任意の海藻1種について、その養殖法 2 任意の貝類1種について、その養殖法 3 溶存酸素の測定法 4 養殖漁場の自家汚染(漁場老化) 5 ワクチン 6 HACCP 7 内水面漁業の振興に関する法律 8 ニホンウナギの完全養殖水産養殖2/3
問2 水産動物の養殖に関する以下の文のカッコ(A~J)に入る最適な語を下の語 群から選び、その番号を答えなさい。なおFとG、IとJの順は問わない。 水産動物は薄い体表で体外の水と接しているため、体液と外界の間に濃度差がある 場合は( A )圧に差を生じることになる。海水魚では海水の( A )圧が体液 に ( B ) く 、( C )。 一 方 、 淡 水 魚 で は そ の 逆 の こ と が 起 こ る 。 体 液 の 濃 度 変化を避けるために海水魚は海水を飲み込んだのち( D )排出して対応するが、 淡水魚では( E )することによって体液の濃度を保っている。 塩分とは元々は海水1kgを蒸発させて残る塩類のグラム数で定義されていたが、塩 分量の単位として( F )や( G )という比を表す言葉が使われていたのはそ の名残である。現在は電気伝導度をもとに機器内のマイクロコンピューターが計算す る よ う に な っ て お り 、 こ れ を 実 用 塩 分 濃 度 ( 略号 psu)と 呼 ん で いる が 、 もは や 物 質 の重量比ではないので、数字には単位を付けないで表すのが一般的である。例えば「外 海の塩分(psu)はおおよそ( H )である」のように記述する。 養殖現場では日常の管理に十分な簡易測定法も普及しており、( I )や ( J )が使われている。 【語 群】 A ①水蒸気 ②浸透 ③静水 B ④等し ⑤比べて低 ⑥比べて高 C ⑦体外から体内に水が移動する ⑧体内から体外に水が移動する ⑨水はほとんど移動しない D ⑩塩類細胞から塩を体外に ⑪腸管から塩を体外に ⑫腸管から水を体外に E ⑬水中のわずかな塩を吸収 ⑭薄い尿を排泄 F、G ⑮「‰」 ⑯「ppm」 ⑰「ppt」 ⑱「%」 H ⑲20~30 ⑳30~35 ㉑35~40 I、J ㉒比重計 ㉓比色計 ㉔屈折計 ㉕ORP(酸化還元電位)計水産養殖3/3
問3 水産防疫に関する以下の文のカッコ(A~J)に入る最適な語を下の語群から 選 び 、 そ の 番 号 を 答 え な さ い 。 な お 、 C 、 D 、I、 J は 同 じ語 群 か ら選 ぶ こ と とする。 ( A )は、1924年に28カ国の署名を得てフランスのパリで発足した世界の ( B )の向上を目的とした政府間機関である。フランス語の「OfficeInternational des Epizooties」の頭文字をとったOIEの略称とロゴが使われている。 OIEで は 動 物 及 び 動 物 製 品 に 関 し て 、貿 易 の 際に 参 照 する 事 項 を 規定 し た コー ド と 呼 ばれる基準と重要な疾病の診断方法などを規定したマニュアルと呼ばれる基準の2種 類の国際基準を作成している。 我が国では海外からの病原体侵入を防ぐため、1996年には( C )の一部が改正 され、輸入防疫制度が立ち上げられた。続いて1999年には( D )が制定され、ま ん延すると甚大な被害をもたらす危険性がある( E )を始めとする11種類の感染 症を特定疾病として規定した。 ( F )は特定疾病がまん延のおそれがあると認めるときは立ち入り検査をし、移 動制限、処分、消毒等を命令することができることとされた。特定疾病の宿主となり 得 る と 指 定 さ れ た 水 産 動 物 は 、 商 業 用 ・ 個 人 用 な ど ( G ) で輸 入 許 可が 必 要 で ある。輸入水産動物の検査は、2007年より( H )によって行われている。 動物医薬品については( I )で製造、販売、使用が規制されている。食用とな る 水 産 動 物 に 関 し ては 、( J ) に基 づ き 医薬 品 等 の残 留 基 準 が設 定 さ れて い る 。 【語 群】 A ①国際獣疫事務局 ②世界保健機関 ③国際自然保護連合 ④国際動物福祉基金 ⑤微生物学的リスク専門家会議 B ⑥検疫方法 ⑦動物衛生 ⑧利害調整 ⑨動植物保護 ⑩食品安全 C、D、 ⑪家畜伝染病予防法 ⑫薬事法 ⑬漁業法 ⑭食品衛生法 I、J ⑮海洋水産資源開発促進法 ⑯水産基本法 ⑰持続的養殖生産確保法 ⑱地域健康法 ⑲食品安全基本法 ⑳水産資源保護法 ㉑感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 ㉒日本国憲法 E ㉓ノカルジア症 ㉔伝染性膵臓壊死症 ㉕コイ春ウイルス血症 ㉖ミクソボルス症 ㉗イクチオフォヌス症 F ㉘市町村長 ㉙都道府県知事 ㉚水産庁長官 ㉛農林水産大臣 ㉜内閣総理大臣 G ㉝全ての用途 ㉞一部の用途 H ㉟税関 ㊱保健所 ㊲漁業調整事務所 ㊳動物検疫所 ㊴地方農政局