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Microsoft Word - ミニ処方解析について最終版H231017

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Academic year: 2021

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(1)

ミニ処方解析実施について

実施日:平成 23 年度 2 期

◆目的

・処方内容について理解を深める。

・処方鑑査能力を向上させる。

・基本的な医薬品情報の収集ができる。

・簡単な処方内容の薬剤に触れ、今後の服薬指導に活かす。

◆方法

・実習 2 週目から毎週行う。

・週毎にテーマに沿った診療科の処方せんを選択する。

・できるだけ「処方上位 100 品目リスト(市薬薬局作成)

」に含まれる薬品

を選択する。

・指導薬剤師は、該当する週前の金曜日に処方せんを実習生に提示する。

・実習生は、毎週ミニ処方解析を金曜日までに指導薬剤師に提出し、

指導薬剤師よりフィードバックを受ける。

◆ミニ処方解析のテーマ

2 週目:眼科

3 週目:循環器科

4 週目:内分泌・糖尿病科

5 週目:呼吸器科

6 週目:皮膚科・泌尿器科

7 週目:小児科

8 週目:消化器科

9 週目:腫瘍血液感染症内科

10 週目:精神科

(2)

◆ミニ処方解析スケジュール例

実習生A 実習生B 実習生C 実習生D 実習生E ミニ処方解析(眼科) key drug: フルメトロン点眼液 0.1% カリーユニ点眼液 0.005% デュオトラバ配合 点眼液 キサラタン点眼 0.005% コソプト配合 点眼液 指導者 (日常業務・日報) 指導薬剤師A 指導薬剤師B 指導薬剤師C 指導薬剤師D 指導薬剤師E 実習生A 実習生B 実習生C 実習生D 実習生E ミニ処方解析(循環器) key drug: エックスフォージ 配合錠 ミカムロ配合錠AP プレミネント配合錠 ワーファリン錠1mg レザルタス 配合錠HD 指導者 (日常業務・日報) 指導薬剤師E 指導薬剤師A 指導薬剤師B 指導薬剤師C 指導薬剤師D 実習生A 実習生B 実習生C 実習生D 実習生E ミニ処方解析(内分泌・ 糖尿)key drug: クレストール錠5mg メルカゾール錠5mg チラーヂンS50μg エクア錠50mg ヒューマログ注 ミリオペン 指導者 (日常業務・日報) 指導薬剤師D 指導薬剤師E 指導薬剤師A 指導薬剤師B 指導薬剤師C 実習生A 実習生B 実習生C 実習生D 実習生E ミニ処方解析 (呼吸器科)key drug: アドエア250ディスカス イスコチン錠100mg リファジンCap150mg メプチンエアー10μg スピリーバ2.5μg レスピマット ピレスパ錠200mg 指導者 (日常業務・日報) 指導薬剤師C 指導薬剤師D 指導薬剤師E 指導薬剤師A 指導薬剤師B 9週目/11週間 10週目/11週間 2週目/11週間 3週目/11週間 4週目/11週間 5週目/11週間 6週目/11週間 7週目/11週間 8週目/11週間

(3)

◆該当する LS

・P202(②SBO95):基本的な医薬品情報(警告、禁忌、効能、副作用、

相互作用など)を収集できる。

・P203(SBO97) :処方内容から得られる患者情報を的確に把握できる。

・P305(①SBO21):処方せんが正しく記載されていることを確認できる。

・P305(②SBO22):処方せんに記載された処方薬の妥当性を、医薬品名、

分量、用法・用量、薬物相互作用などの知識に基づいて

判断できる。

・P307(SBO24) :疑義照会の行い方を身につける。

・P308(SBO25) :疑義照会事例を通して、医療機関との連携、患者への

対応をシミュレートする。

・P310(SBO33) :代表的な医薬品の商品名と一般名を対比できる。

・P316(SBO45) :適切な服薬指導を行うために、患者から集める情報と

伝える情報を予め把握できる。

・P318(SBO49) :妊婦、小児、高齢者などへの服薬指導において、配慮

すべき事項を列挙できる。

・P319(SBO50) :患者に使用上の説明が必要な眼軟膏、坐剤、吸入剤などの

取扱い方を説明できる。

・P321(①SBO52):指示通りに医薬品を使用するように適切な指導ができる。

・P321(③SBO54):患者向けの説明文書を使用した服薬指導ができる。

・P331(SBO80) :調剤過誤を防止するために、実際に工夫されている事項

を列挙できる。

◆成果

・2 週目と早い段階から、ミニ処方解析を行う事で、実習生自身の処方鑑査

能力の向上、また服薬指導を意識した調剤に繋がった。

・ミニ処方解析を行った内容について、積極的に投薬見学や実際の服薬指導

を体験してもらう事に繋がった。

◆今後の課題

・当薬局では 5 人の実習生を受け入れているため、他の実習生が行った

ミニ処方解析を確認したいと実習生から要望がありました。

そこで、情報を共有する場として、ミニ処方解析コロキウムを計画し実施

予定です。

・ミニ処方解析コロキウムについては、今後ホームページにて報告予定です。

(4)

ミニ処方解析シート記入例

提出日:

氏名

:実習生(黒字)

指導者:

指導薬剤師(赤字)

処方内容

診療科:内分泌・糖尿病内科

患者年齢:55 歳

性別:男

(処方内容)

Rp1.メルカゾール錠5mg

1 錠

チラーヂンS錠25μg

1 錠

1×朝食後

28 日分

用法・用量

・メルカゾール:成人に対し初期量30mgを3~4回に

分割経口投与する。機能亢進症状がほぼ消失したら、

維持量1日5~10mgを1~2回に分割経口投与する。

・チラーヂンS:成人25~400μgを 1 日 1 回

経口投与する。

薬効・薬理

・メルカゾール:甲状腺のペルオキシダーゼを阻害により、

ヨウ素のサイログロブリンへの結合を阻止し、ヨードサイロシ

ンのトリヨードサイロニン(T

3

、サイロキシン(T

4

)への縮合

を阻害することによって甲状腺ホルモンの生成を阻害する。

・チラーヂンS:基礎代謝を上昇させる。

水、電解質の排出促進。

推定される

疾患、病状

・甲状腺腫による甲状腺機能亢進症。

・チラーヂンSは甲状腺機能低下症に用いられるが、甲状腺腫に

も用いられる。甲状腺腫が肥大、一部が破壊されることで

一過性の甲状腺機能亢進症となる、メルカゾールはそれを

抑えるために処方されていると思われる。

甲状腺機能亢進症の処方です。甲状腺腫の場合、甲状腺ホルモン

を服用して腫瘍が小さくなるという考えもありますが、甲状腺ホ

ルモンが過剰になるなどの副作用に注意が必要になります。

この処方では、何故、メルカゾールとチラーヂンSが併用されて

いるのかもう一度調べてみて下さい。

服薬指導の際に

注意すべき点

・メルカゾール:WBCに注意すること、白血球減少を認める際

は服薬中止すること

→風邪を引きやすくなったり、身体がだるくなったら受診する

ように

メルカゾールの主な初期症状についてもう一度調べてみましょ

う。もう少し具体的な服薬指導ができますよ。

(5)

処方上位 100 品目リスト

棚 薬剤名 一般名 薬効分類 A ザイロリック錠100 100mg アロプリノール 高尿酸血症治療剤 A ノルバスクOD錠5mg アムロジピン 持続性Ca拮抗剤(高血圧・狭心症治療剤) A アダラートCR錠20mg ニフェジピン 持続性Ca拮抗剤(高血圧・狭心症治療剤) A カルブロック錠16mg アゼルニジピン 持続性Ca拮抗剤 B ラシックス錠20mg フロセミド 利尿降圧剤 B オルメテック錠20mg オルメサルタンメドキソミル 高親和性AT1レセプターブロッカー B アルダクトンA錠25mg スピロノラクトン 抗アルドステロン性利尿・降圧剤 B ミカルディス錠40mg テルミサルタン 胆汁排泄型持続性AT1受容体ブロッカー B ニューロタン錠25mg ロサルタン A-IIアンタゴニスト B ブロプレス錠8 8mg カンデサルタン シレキセチル 持続性アンジオテンシンII受容体拮抗剤 C バイアスピリン錠100mg アスピリン 抗血小板剤 C ワーファリン錠1mg ワルファリン 日本薬局方ワルファリンカリウム錠 C リピトール錠10mg アトルバスタチン HMG-CoA還元酵素阻害剤 C ゼチーア錠10mg エゼチミブ 小腸コレステロールトランスポーター阻害剤 C ディオバン錠80mg バルサルタン 選択的AT1受容体ブロッカー C クレストール錠2.5mg ロスバスタチンカルシウム HMG-CoA還元酵素阻害剤 C メバロチン錠10 10mg プラバスタチン HMG-CoA還元酵素阻害剤 C ヘルベッサーRカプセル100mg ジルチアゼム 持続性Ca拮抗剤 C リバロ錠1mg ピタバスタチン HMG-CoA還元酵素阻害剤 C ユベラNソフトカプセル200mg トコフェロールニコチン酸エステル 微小循環系賦活剤 C プラビックス錠75mg クロピドグレル 抗血小板剤 C シグマート錠5mg ニコランジル 狭心症治療剤 D メデット錠250mg メトホルミン 経口糖尿病用剤 D アマリール1mg錠 グリメピリド スルホニルウレア系経口血糖降下剤 D ジャヌビア錠50mg シタグリプチン 選択的DPP-4阻害剤 D アクトス錠15 15mg ピオグリタゾン インスリン抵抗性改善剤 E サイレース錠1mg フルニトラゼパム 睡眠導入剤 E レンドルミン錠0.25mg ブロチゾラム 睡眠導入剤 E マイスリー錠5mg ゾルピデム 入眠剤 E ソラナックス0.4mg錠 アルプラゾラム 抗不安剤 E アリセプトD錠5mg ドネペジル アルツハイマー型認知症治療剤 E メイラックス錠1mg ロフラゼプ酸エチル 持続性心身安定剤 E セロクエル25mg錠 クエチアピン 抗精神病剤 E パキシル錠10mg パロキセチン 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 E リーマス錠200 200mg リチウム 躁病・躁状態治療剤 E リフレックス錠15mg ミルタザピン ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤 E ジプレキサ錠10mg オランザピン 抗精神病薬 E ネオドパストン配合錠L100 レボドパ パーキンソニズム治療剤 E リスパダールOD錠1mg リスペリドン 抗精神病剤 E ベンザリン錠5 5mg ニトラゼパム 睡眠誘導剤・抗痙攣剤 E アモバン錠7.5 7.5mg ゾピクロン 睡眠障害改善剤 E レスリン錠25 25mg トラゾドン うつ病・うつ状態治療剤 F デパス錠0.5mg エチゾラム 精神安定剤 F アキネトン錠1mg ビペリデン 抗パーキンソン剤 F デパケンR錠200 200mg バルプロ酸 抗てんかん剤、躁病・躁状態治療剤、片頭痛治療剤 F ハルシオン0.25mg錠 トリアゾラム 睡眠導入剤 F リボトリール錠0.5mg クロナゼパム 抗てんかん剤 F ワイパックス錠1.0 1mg ロラゼパム マイナートランキライザー F ヒルナミン錠(5mg) レボメプロマジン 精神神経用剤 G メチコバール錠500μg メコバラミン 末梢性神経障害治療剤 G アレグラ錠60mg フェキソフェナジン アレルギー性疾患治療剤 G アレロック錠5 5mg オロパタジン アレルギー性疾患治療剤 G クラビット錠500mg (レボフロキサシンとしてレボフロキサシン 広範囲経口抗菌製剤 G シナール配合錠 複合ビタミン剤 ビタミンC・パントテン酸カルシウム配合剤 G フロモックス錠100mg セフカペン ピボキシル 経口用セフェム系抗生物質製剤 G クラリシッド錠200mg クラリスロマイシン マクロライド系抗生物質製剤 G ピドキサール錠30mg ピリドキサールリン酸エステル 活性型ビタミンB6製剤 G メイアクトMS錠100mg セフジトレン 経口用セフェム系抗生物質製剤 G セフゾンカプセル100mg セフジニル 経口用セフェム系製剤 GE ロキソプロフェン錠60mg「EMEC」 ロキソプロフェン 鎮痛・抗炎症・解熱剤 H プレドニン錠5mg プレドニゾロン 合成副腎皮質ホルモン剤 H チラーヂンS錠50 50μg レボチロキシン 甲状腺、副甲状腺ホルモン剤 H フォサマック錠35mg アレンドロン 骨粗鬆症治療薬 H アクトネル錠17.5mg リセドロン酸 骨粗鬆症治療剤・骨ページェット病治療剤 H プレドニゾロン錠1mg(旭化成) プレドニゾロン 合成副腎皮質ホルモン剤 H フォリアミン錠 5mg 葉酸 ビタミン剤 H フェロミア錠50mg 鉄50mg クエン酸第一鉄 可溶性の非イオン型鉄剤

(6)

I ロキソニン錠60mg ロキソプロフェン 鎮痛・抗炎症・解熱剤 I マグミット錠330mg 酸化マグネシウム 制酸・緩下剤 I カロナール錠200 200mg アセトアミノフェン 解熱鎮痛剤 I PL配合顆粒 総合感冒薬 総合感冒剤 I ムコダイン錠500mg L-カルボシステイン 気道粘液調整・粘膜正常化剤 I マーズレンS配合顆粒 アズレンスルホン酸ナトリウム 胃炎・潰瘍治療剤 I トランサミンカプセル250mg トラネキサム酸 抗プラスミン剤 I ミヤBM細粒 宮入菌 生菌製剤 I ハイペン錠200mg エトドラク 非ステロイド性鎮痛・抗炎症剤 J セルベックスカプセル50mg テプレノン 胃炎・胃潰瘍治療剤 J パリエット錠10mg ラベプラゾール プロトンポンプ阻害剤 J プルゼニド錠12mg センノシドA・B 緩下剤 J ムコスタ錠100mg レバミピド 胃炎・胃潰瘍治療剤 J ウルソ錠100mg ウルソデオキシコール酸 肝・胆・消化機能改善剤 J ガスターD錠20mg ファモチジン H2受容体拮抗剤 J タケプロンOD錠15 15mg ランソプラゾール プロトンポンプインヒビター J ガスモチン錠5mg モサプリド 消化管運動機能改善剤 J 重カマ「ヨシダ」 酸化マグネシウム 制酸・緩下剤 J プロテカジン錠10 10mg ラフチジン H2受容体拮抗剤 J アローゼン顆粒 センナ 緩下剤 J ドグマチールカプセル50mg スルピリド 消化器官用薬 L ヒアレイン点眼液0.1% 0.1%5mLヒアルロン酸 精製ヒアルロン酸ナトリウム点眼液 L クラビット点眼液0.5% レボフロキサシン 広範囲抗菌点眼剤 L ヒルドイドソフト軟膏0.3% ヘパリン類似物質 血行促進・皮膚保湿剤 L イソジンガーグル液7% ポビドンヨード 含嗽剤 L フルメトロン点眼液0.1% フルオロメトロン 抗炎症ステロイド水性懸濁点眼剤 L アンテベート軟膏0.05% ベタメタゾン 外用副腎皮質ホルモン剤 L サンコバ点眼液0.02% 0.02% シアノコバラミン 調節機能改善点眼剤 L リンデロン‐VG軟膏0.12% ベタメタゾン吉草酸エステル 皮膚外用合成副腎皮質ホルモン・抗生物質配合剤 L アズノールうがい液4% アズレンスルホン酸ナトリウム アズレン含嗽液 M コデインリン酸塩散1%「タケダ」 コデインリン酸塩散 鎮咳去痰剤 P ツムラ抑肝散エキス顆粒 漢方製剤 漢方製剤

*当薬局では、医薬品を薬効別に分類し管理しています

一般名⇔商品名

一般名⇔商品名

(7)

ミニ処方解析シート

提出日:

氏名

指導者:

*ミニ処方解析シートです、印刷してお使い下さい。

処方内容

診療科:

患者年齢:

性別:

(処方内容)

用法・用量

薬効・薬理

推定される

疾患、病状

服薬指導の際に

注意すべき点

参照

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