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リハビリテーショントレーニングとしての低酸素トレーニングの活用

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Academic year: 2021

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-33-

スポーツトレーニング科学17:33,2016

リハビリテーショントレーニングとしての低酸素トレーニングの活用

山本 正嘉

1)

,上野みなみ

2)

,石井 泰光

3)

1)

鹿屋体育大学スポーツ生命科学系

2)

鹿屋体育大学大学院

3)

国立スポーツ科学センター

 低酸素トレーニングは,低地でのトレーニングが 頭打ちになったアスリートにさらに大きな負荷をか ける上で有効であり,これまで多くの実践や研究が 行われてきた。

 一方で,同一の運動強度でも呼吸循環系や代謝系 により大きな負荷をかられるという性質を考える と,リハビリテーション時のトレーニングの選択肢 としても有効である可能性が考えられる。

 本研究では,日本のトップレベルにある女子の自 転車競技ロード選手が落車による怪我をした際に,

競技復帰に向けてこのような低酸素トレーニングを 活用した。その結果,より短期間での復帰をはたす ことができた。

 本選手は,大学4年次と大学院1年次に二度の大 きな怪我をしているが,この二度目に上記のような トレーニングを行った。その結果,LTやOBLAと いった有酸素性作業能力(特に筋の有酸素的な代謝 系の能力)の回復が著しいことが確認できた(図)。

また競技に復帰した後も,短期間のうちに従来なみ の記録を発揮することができた。

 このような低酸素トレーニングは,自転車競技選 手に限らず,他の様々な競技選手において有効であ ると考えられる。

 本研究成果は,以下の学会で発表した。

上野みなみ,塚越さくら,石井泰光,黒川剛,山本 正嘉:入学から6年間で国際レベルの競技力を 獲得した自転車競技女子中長距離選手のトレー ニング事例。第28回日本トレーニング科学会大 会,鹿屋体育大学,2015,11,14-15.

図.乳酸閾値(LT)および乳酸蓄積開始地点(OBLA)の2年間における推移

参照

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