JAIST Repository: ドデカンチオール保護金微粒子の磁気特性の粒径依存性
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(2) ドデカンチオール保護金微粒子の磁気特性の粒径依存性 岩本 多加志(堀研究室) 本研究室では過去に微粒子について様々な研究が行われ、最近では、パラジウム、白金、金等の貴金 属ナノ微粒子の磁気特性や電気伝導特性を研究してきた。その過程で典型的な反磁性金属である金でさ え粒径数ナノメートルの微粒子になると強磁性磁気偏極することが明らかになった。また、金微粒子の 磁化の保護剤依存性を調べるために、ポリアクリロニトリル、ポリビニルピロリドン、ポリアリルアミ ン塩酸塩、ドデカンチオールを保護剤とした 4 種類の金微粒子を作製し、電子スピン共鳴(ESR)測定や 磁化測定したところ、ドデカンチオールを保護剤とした金微粒子だけ他の保護剤の微粒子に比べて極端 に磁化が小さいという結果が得られた。そこで本研究では、ドデカンチオールを保護剤とする金微粒子 を熱処理によって粒径を揃え、磁化測定を行い、粒径に依存した金微粒子の磁気的性質を調べることを 目的とした。 試料作製の手順としては金とドデカンチオールを一定時間撹拌し、熱処理を行う。熱処理温度によっ て粒径を制御する。その後、メタノールで精製し沈殿させ、吸引ろ過により金微粒子を取り出す。作製 した微粒子の格子定数を調べるために XRD 測定を行った。その結果を[Fig.1]に示す。[Fig.1]よりドデ カンチオール保護金微粒子は金のバルクと同様 fcc 構造であることが分かる。金微粒子の磁気的性質を 調べるために SQUID 磁力計により磁化測定を行った。その結果を[Fig.2]に示す。金はバルクでは反磁 性であるが、測定結果は超常磁性の磁化曲線を示した。粒子間の相互作用が小さい場合に磁性微粒子の 磁化過程の解析に通常用いられる Langevin 関数でフィッティングを行った結果、飽和磁化の値は約 3nm でピークを示すことが分かった。金を微粒子にすることで表面原子が構成原子数に対して占める割 合が増える効果や、バルクとは異なる電子状態になると考えられる。 詳細な実験結果とその評価は発表において報告する予定である。 mmmmm nn nn n 88 56 5 69 49 6 .. .. . 12 35 7. 0.07. Magnetization (emu/g). Intensity (arb.units). 0.06. Bulk 7.61nm 5.37nm. 0.05. T=1.8K. 0.04. 0.03. 0.02. 3.93nm. 0.01. 1.68nm 0 30. 40. 50. 60. 70. 80. 90. 2θ(degree). [Fig.1] X-ray diffraction patterns of Au fine particles.. 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. Magnetic Field (T). [Fig.2] Size dependence of magnetization.. 【Keywords】 Quantum size effect, Superparamagnetism, Langevin function, SQUID, XRD Copyright:(C) 2003 by. 岩本 多加志.
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