施設園芸に関する研究. 第一報 : 礫耕栽培について
8
0
0
全文
(2) 3 0. 近 畿 大 半 農 学 部 紀 要. 那 5号. (1972). 他附属 施設の構造 な ど栽培面, 施設面に関す る研究 か充分確 立 されず, 多少問題 点か内在す る㌔' また,経営 面において 多額 の資本 を必要 とす る施 設 園芸 は,施 設園芸農家 に未解決 な問題の生起 してい る場合が 多い と思 われ るO ここでは,襟耕栽培 に よ り生起す る問題点につ いて二 .三 の考 察 を行 な った。 なお, 本報告 には経営分野 に関す るこ とが 多 く, 本学 講師大西茂 男氏か らいろい ろ御教示 を賜 った。 二 、に深謝の意 を表す る次 第であ る。. Ⅰ Ⅰ 調査対象, および 目的 施 設栽 培の作付菰菜頬 で経営上 有利 と考 え られ る ミソバ, トマ ト, キュウ リにつ き大 阪府下 の 磯耕栽培農家, 露地, トンネル,- ウス栽培農家の実態 を調査 した。 これ らの経営状態 の比較検 討 を行 ない,磯耕 園芸 の有利性 を求め る とともに,施 設栽培 に よ り生起す る種 々の問題 点につ き 検 討 した。. Ⅰ Ⅰ Ⅰ 調. 査. 方. 法. 大 阪府下 におけ る施 設園芸 の実態把握 は, 直接 聞 き取 り法に よる もの と, その他大 阪肝農林 技 術セ ン ター な どの資料 を参考に した。. Ⅳ. 調. 査. 結. 果. ト ミツバ ミツバ栽培 は,軟弱疏業 の特性 を利用 して主 に大消費地 に近接 す る地域 で行 なわれ ている。 こ の地域 におけ る栽培 型態の異 なる農家 (露地栽培 と襟耕栽培 )の経営収支, お よび栽培 型態は, 表 1,2に示す。 露地栽培,施設栽培共に ミソバ は,大衆的 な消費性 が少 な く,特定 の業者 が それ ぞれの得 意先 を京阪神地方に持 ってい るこ とと,収穫,調 整, 出荷作業 に要 す る 多大の労 力 を要 す るため,戟 培農家 は青 田売 りを行 ない これ をを減 じ経営 費の節減 を図 っている。 また,栽培施 設 を要 しない 露地栽培 は, 間接 的経営 費が僅 か 6% であ り, 直接 的経営 費が 9 4%も占め てお り,後者 が経営 費 の大部分 を 占め る とこ ろに露地栽培 の特徴 が うかが える。一 万,襟耕栽培農家 は,施 設導 入の た め経営 費か増大 してそのため余制 家族労働 力 を利用 した市場 出荷 を行 ない粗収益 の増加 を図 った の であ ろ う。 施 設栽 培 では,直接 的経営 費と間接 的経営 費の割 り合 いが,施 設の利用度 に伴 ない変化 し施 設の 年 利用度 を高め るこ とに よ [ )間接的経営 費の 占め る部分 か減少 し,経営上 有利に な る と言 えるT = ろ う。 ミツバ を年 6作す る周年栽 培 では, 直接 的経営 費, 間接 的経営 費の割 合が それ ぞれ 4 9. 5%,.
(3) 31. 高 松 善 博 :施 設 園 芸 に 関 す る研 究. 表 1 栽培型態 によ る経営収支 栽. 作. 培. 物 名. 種. 品. 栽 培 施 設 の 柁 頬. 価. 単. 粗 収 益. 量. 青 ミツバ ● 青 ミソバ. 経 営 接 的 費 直. 寿. 福寿 2号. アサ ミド. 兵交 4号. トン ネル. ガ( 曙 ラ耕 ス主 ). 米. ウ. リ. 兵交 4号 I久留米落 合 トンネル. 9. 5. 1. 05. 30 .. 20 .. 40 .. 40 .. 30 .. 20 .. . 0. 40 .. ( kg). 42 , 5. 0. 1. 92 , 0. 0. ,000 6. 79 , 7. 6. (円). 335 .. 料. 費. 薬. 村. 費. 諸. 材. 料. 費. 小. 機. 具. 賀. 3. 30 , 7. 4. 5. 0 1. 3. 4. 1 5. 0 1 0. 1. 0 1. 0 O ). X60 , 6. 8. J84 5. 00, 00 10 1. 33 , 7. 0 8 8, 2, 0 000 3. 去L l f. 1 0 6. 1. 10 , 50. 7 ㌢ラ ( 襟耕 ス室 ). 89 , 8. 0. 1. 0 1 0 , 034 1. 7. 92 , 2. 6 12 , 5. 3. 40 , 3. 5. 1. 54 , 5. 7. 2. 89 , 1. 9. 1. 35 , 0. 0. 1. 71 , 7. 3. 88 , 9. 0. 4. 69 , 1. 2. 1. 9. 0. 32 , 6. 0. ll6 , 3. 9. 64 , 2. 0. 4. ,0 40. 39 , 5. 3. 99 , 9. 3. 3. 0,5 ( 対. 2. 39 , 2. 6. 3. 83 , 6. 1. 8. 22 , 4. 9. 4. 18 , 99. 1. 48 , 6. 0. 48 , 1. 0. 6, 00 0. 7. 4. 5. 19 , 2. 4. 17 , 1. 0. 17 , 1. 0. 17 , 1. 0. 19 , 2. 4. 1,0 0 0 5. 21 , 8. 5. 燃. 料. 費. 10 , 1. 0. 84 ,00. 28 , 5. 0. 13 . 2. 7. 1. 2. 39 , 5. 5. 労. 働. 費. 2 23 ,6. 0. 5. 3. 28 , 0. 0. 2. 5. 12 , 9. 0. 2. 2. 00 , 9. 0. 2. 7. 92 , 4. 9. 3. 0. 60 , 2. 0. 1. 4. 65 , 1. 0. ,. 2. 2. 1. C. OO. 水. 利. 賛. そ. の. 他. 直接 的経営 費合計. 4. 52 , 7. 5. 6 71 ,30 0. 2. 9. 74 , 6. 0. 3. 8. 79 , 4. 7. 3. 9. 07 , 1. 9. 3. 7. 62 , 1. 2. 1. 8. 00 , 5. 0. 4. 1. 14 , 2. 0. 建 物 侶 却 欝. 3. 9. 5. 1. 08 , 0 00. 19 , 8. 1. 30 , 8. 4. 4. 9. 7. 13 . 9. 5. 5. 8. 7. 30 , 8. 4. 資 佳. 材 苗. 費. 手. 数. 料 料. 2. 95 , 2. 0. 3. 30 . 2. 6. 624 ,8 2 179. , 0 00 7. 28 ,. 66 . 7 21 ,6. 0. 1 , 0 0 0 2 ,. 8 ∝ ). 1 010 ,2 9 6 28 8. 2. 88, 0 00. 3. 0, 0 00. 1. 0. 68 , 7. 8. 66 0 4. , 7. 5. 55 , 5. 0. 1. 62 , 9. 3. 1. 3 60 , 6. 4. 25 , 8. 1. 3,. 51 1. 11 , 2. 0. 52 , 5. 0. 24 , 6. 7. 4, 37 7. 34 ,0. 2 7 39 ,. 0. 1. 21 , 9. 4. 82 ,0. 3 3 84 ,. 0. 76 ,光3 42 9( ,. 1. 08 ,2. 7 7 62 ,. 4. 1. 21 , 9. 4. 7. 4. 72 , 0. 0. 5. 1. , 8 8. 9. 6. 89 , 0. 4. 3. 1. 0. 14 , 4. 0. 85 , 9. 6. 1. 1. 3. 74 , 4. 8. 4. 3. 75 , 0. 3. 50 0 -5. 13 , 4. 9. 9. 43 , 2. 5 14 , 6. 1,. 31 19 ,33. 1 1. 62 , 4. 2 - 3. 82 , 7. 2. 3. 5. 45 , 3. 0. ,( 氾 2. 9. 収. 益. 率. (% ). 営. 菅. (円). 直 接 的 経 営 賀. ( %). 1 0, 8 755. 1. 8. 07 , 5. 5. 1. 0 , 0 0 0 1 , 4 4. 0. 1. 8,. 00. 間接 的経 営 費合計. 経. ( 氾 8. 9, , 0 0 0 3. 0. 0 0 0. 25 , 05. 益. 85, 5 22. 1. 9,. 2 0 0 3 0 , ( 氾. 賛. 収. 13 , 4. 2. 2. 75, 0 00. 5, 0 00. 大 機 具 侶侶却 却 賛 賃 l運搬機 費. 純. 注 ) ・印. ュ. 6. 8. 肥. 運 l燃 経 接 管 守 的 間. リ. キ. 幌 - 型竹 ウ 骨 ス. 地. 4. 5. 施 設 侶 却 賛 労 領 横 経 管 族 賃 莱 む 見 # 含 を. ト. 8. 0. 露. (a) 1. 0 (円 ) 1. 4. 2. ,. 5. 00. 作付 面稗 粗 収 益. ( ビニ ー/ 喋 レ\ 耕) ウス. マ. 帖 - 型鉄 ウ 骨 ス. (人 ). 産. ト. 1. 05. 家族 農 業 労 働 人員. 生. バ. 1. 4. 0. (a). 面. 地. ソ. 6. 0. 相. 耕. ミ. 6 62 .. 6. 81 .. 5. 13 , 4. 9. 4. 81 , 7. 5 14 , 7. 8. , 000 3. 9. 40 .. 4. 95 .. 8. 47 .. 2. 1,. 21 1. 2. 92 .. 41 ,. 1. 92 ,. 7. 5. 68 , 5. 1. 4. 9. 01 , 5. 9. 4. 9. 48 , 0. 8. 2. 1. 74 , 9. 8. 5. 13 .. 7. 93 .. 7. 60 ,. 8. 28 .. 大 阪府農 林技術 セ ン ター 「 経営 形 態 別営 農 技術体 系確 立 に関す る研 究. 2. 95 ,. 489 , 2. 3. 8. 4. 85 .. S4 .47 .J よ り引用. 5. 05 . % とな り経営費 を 2分す る型 とな る。 また, この農家は, 多額の経営 費 を必要 としているに もかかわ らず,3. 3m2 当 りの年 間粗収益95 , 0. 0円 を獲得 してお り,1作 当 りの平均粗収益 は,15 , 8. 3. 円 と露地栽培 におけ る粗収益 4 7. 2. 円 よ り大 き く, 同様 な事が ミツバ栽培 に よる純収益 についても 言 え経営 の安定化 が うかが える。. iI.
(4) 3 2. 近 畿 大 学 農 学 部 紀 要. 第 5号. (1972). 表 2 各作物の栽 培型態. 項目. 1. 月 別. ミ ツ ノヾ 露. 2. 3. 4. 喋 ガ ラ ス 室 耕. キュウ リ. 機 フ グ ラ ス. 6. 7. ○. 地. トマ ト. 5. ( 大 阪伸 農林技術 セ / ター ). 8. 1 0. 9. l l. 1 2. トン ネ ル. 竹骨-ウス. 重 耕. 】. 鉄骨-ウス. トン ネ ル ○ 備. l. ○ :播種 期. 考. △ :定 植 期. 』 :収穫 期. 露地,- ウスな どの土壌栽 培は, ミツバの忌地性 が強 く連作 不可能 だが,襟耕栽培 は,磯 の消 毒 ,洗准 に よ り連作可能 とな る0 4)5)6) この ため収穫, 調 整,出荷作業 に要 す る労働 力必要 ピー ク時の 労 力配分 が行 な え, 合理 的,且つ計画的 な周年栽培か可能 とな り増収 を得 たの であ ろ うO収益率 は, 両栽培 型態 とも6 0%以上 を示 し他 の トマ ト, キュウ リ栽培 に比べ著 し く高 くな ってい る。 これ は, ミツバの商 品化率 が9 0%前後 と高 く市場適 量の範 囲内 で きわめ て有利 な経営 であ り, また作物 と 言 え るだ ろ う。7). 図 1 れ き桝 ミツバ作付体系 ( 藤原7)に よ る) 1月. 2. 3. 1 4. 1 5. 1. -. 6 一 7 1 8 1 9 11 0 111. 11 2. 備. 考. ( 1 00). -. -. ( 8 0). ( 6 0). 華. 国. , (. 7 ,. ( 7 0). 2.. 1 00) (. L ニ や 尤. 小 -ウスビニール除去 ビ Lやト光 ー ン物 資 ル ネ材 被 除 ル〟 去 被預 覆 除 披羅 ( 去( - 下旬 ウ ス). トマ ト. トマ ト栽培 におけ る トンネル, お よび襟耕栽培農家 の経営収支 は, 表 1に示す。栽培型態 は, 表 2に示す。. i.
(5) 3 3. 高松善博 :施設園芸に関す る研 究. トンネル栽 培農 家 は, トマ トの市場価格 の底値 とな る 7月以前 の収穫 を 目標 とした早 熟栽培 を 行 ない, ミツバ露地栽培 の場合 と同様 に直接 的経営 費が経営 費の大半 を占め る。収穫期 間は,磯 耕栽培 に比較 して短期 とな り収量 も少 ない。 また粗収益 は,収穫期 後半か ら他栽培型態の収穫物 と市場 におけ る競合 に よ り価格 の低下 を生 じるこ とと,低価格 時の 出荷 とな るため低 い。 その た め この農家の トマ トに よる純利益 は,マ イマ ス とな って表 われ ている。 一方,喋耕栽培農 家 は, トマ ト端 境期 を収穫 の 目標 とした抑制栽培 を行 ない収穫期 間は,1 0月∼. 1月 とな り市場価格 の高 い期 間に連続 した収穫 が 可能 とな る。 また,市場 におけ る他栽培型態 との. 3m2当 り粗収益 は,3, 52 8円 を得 競合 が少 な く,3. てお り トンネル栽培 に比べ粗収益 の増加 がみ られ る。純収益 も同様 な事 が言 える。以上 の こ とか ら トマ トの端境期 を収穫, 出荷 の 目標 とす る抑制栽 培 は, トマ ト襟耕栽培 において有利 とな り生産 の 安 定が な され る もの と考 え られ る。 この襟耕栽培農家 の直接 的経営 費 と間接 的経営 費の割合 が, それ ぞれ51.%,4 3 8. 7% とな り トン ネル栽培 よ り間接的経営 費の増加 がみ られ る。. ( 表 1・2, 図 2・ 3). - -- ミツ′ ヾ 一一一一 一 一 キュウリ 層i i i眉 一. 表 2に示す キュウ リ栽培型態 は, 早熟栽培,辛 促 成栽培 に分類 で きる。 キュウ リ市場価格 の 月変動 は, トマ トとほぼ 同. 2 1 1 一当 k gり 単 価 岡. 3. キ ュウ リ. ′ へ \. ー、. // \ 「. 様 の傾 向 を示 し 7月 を底値 とす る。 ( 図 3) - ウス栽培 の場合 は, トンネル栽培 に比べ収穫 期 間が 4月∼ 7月 とな り約 1ケ月間長 く,生産量. 0 0 0 k g前後 であ る. 8 ) また,早期 の収穫可能 が約 5, とな るため 出荷平均単価 が高 く,3. 3 c m2 当 り粗収. 123456. 7 8. 910ll12. 月. 図 3 過去 5年平 均の 月別価 格 ( S. 4 0-4 5 ). 益 は,1, 93円,2, 9円, 3 8 3円 を獲得 6 01 6円であ り, キュウ リ栽培 に よる純収益 としてそれ ぞれ6 してい る。 トンネル栽培 は,- ウス,襟耕栽培 よ り収穫期 に達 す るのが遅 くまた収穣期 間が短期 であ るため低収 量で粗収益 の低 下 をきたし,キュウリ栽 培 の純収益つ まり小農経営 的指標 にお いてす でにマイナスとして表 われており経営面か らみ ると,この農 家は,キュウリ栽培 に失敗 してい ると言 える。. l. II.
(6) 3 4. 近 畿 大 学 農 学 部 紀 要. 第. 5号. (1972). これは,栽 培管理 が充分行 なわれず良 品質 の収穫物 を得 られ なか った1 =め と考 え られ る。 一 方,襟耕栽培 におけ るキュウ リ収穫期 間は,- ウス栽培の場合 よ りもさらに 1ケ月長 く, 3 月∼ 7月 の長期 間にお よび, キュウ リの端 境期 か含 まれ, 3. 3m2当 り粗収益 は, 3, 9 70円であ り, キュウ リ栽培 に よる純収益 として1 , 1 6 8円 を獲得 してい る。 ここに キュウ リの喫耕栽 培は, トマ トと同様 に端 境期 を収穫 の 目標 とす る栽培型態 (キュウ リ の場合 は半促成,促 成栽培 )が有利 と考 え られ る。 キュウ リの生育 は,- ウスの 七壌栽培 よ りやや徒 長 す る傾 r ( りがあ る。けれ ど も果実 を 目的 とす るキュウ リ栽 培 に. 図 4 棟研栽培 によ るキ ュウ リの生育 と収量 の比較 ( 徳 島農試 ). 関す る影響 が少 t J / く,上物の収穫物. 品種 一早春. が 多 くな り生産 量. 生 育調 査 (3月2 8日). 播柑. 1 2・1 5. 塩析 - 2・5. 3 0 0株 当収追. の増加 となってい. 9( )図 4) る0 また, 省力化 の 面では, トンネル,. 致 20. - ウス栽 培農家が 耕地や施 設の有効 15. 的利用 を 目的 とす る育苗用温床作 り, 襟. 育苗用- ウスの建. 耕. 土耕. 3 ・ . 0. 3 3 / 1. 4 1 0. 4 . 2 J o. 設,移植,お よび本 圃での- ウス建 設 と多大の労 力 を必要 としてキュウ リ栽培 に必要 な全労 力の約 3 0%を占め,中で も - ウス建 設に 多 くの労 力 を必要 としてい る。一 方,襟耕栽培 では,施 設建 設時に 多大の労 力 を要 す るほか, これ らの作業 か キュウ リ栽 培に必要 な全労 力の 5% を占め るたけ であ り, また, キュ ウ リ栽培の 1 0a当 り所安全労働 量の省力化 が約 3 0%行 なわれ てい る。 (表 3). t. I.
(7) 高松港博 :施 設r a芸に関す l る研究. 35. 表 3 キ ュウ リ栽 培 1 0a当 り所要労働量 ( 時間 ) 項. 円. fi 苗 - ウ ス 堪. i l l. 56. 帥. 1 . 47. こ/ Uか け は ず し. 585 ,. 播. 1 ( i. ビ二一 I, L \ウ 乙 牒t J rガ T ラ 7+: ' ' . ). 誘. 引. 86. l I 瀧. 水. 1 26. 櫓. ' ii. 1 2. 指. NI J .. 62. 7. J 日 l l j A i J J 巴. 潮. 水. 25. l : ) I -. L ; ) ) -. 除. 3. 7. 2. 苗 J その 他 肥 E f l . ` . A 管埋. 25. 3. 1 6 4 0. - ウ ス 壇 過 1 ⊥. . . ; l L. 2 88. ' F ]. 4 0. Ⅴ. 総. 耕. 舶. 除. 別. 収. 補. 36 0. 2 92 .. ♯巴 ). 35. 4 4. 缶. 32. 90. 草. 圃 ィ 、 その 他 肥 1 て L i .管 理. 遡. 8 4 0. 内 部 トンネル作 り 準 仙. I , 上 納. (大阪肘農 林技 術 セ ン ター調 べ ) ビニー ル- ウ ス 傑 耕 (ガ ラ ス基 ). R. 5 6 5 4. 2. 】 8 0. 語. 20 6. 1 30. 柿 穫. 1 52 30 6. l o o 23 0. 括. 以上 の よ うに襟耕栽培 は,相 当 多楯 の資本投下 が必要 と言 われてお り,その早期償却化 をはか. ! 0. る必要性 が大 き く,施 設の 同年利用が要求 され る ' そこで, ミソバ周年栽培 と 「半促 成 キュウ リ +抑制 トマ ト」栽培 に よる施設の周年 利用 を考 え検討す れば, ミツバ周年栽培の場 合は,3・ 3m2 当 り粗収益 が 9. 5 00円 とな リ,純収益 として 482円 を獲得 してい るO また, 「半促成 キュウ リ+ 抑制 トマ ト」栽培 の作付体 系 を行 な う場 合 は,3・ 3m2 当 り粗収益 が 7・ 5 00P 」とな り,純収益 とし. 20円 を獲得 してい る。 これ らの襟耕栽培農家 は,一応の企業的採算 の とれ る限界線 とされ る て2 6, 000円 を越 えてお り安定的 な再生産 が確 保 され てい る と考 え られ る○11) これ らの こ とか ら,襟耕栽 培に よる安 定 した経営 は, ミツバの周年栽培 , 「 半促 成, 促 成 キュ ウ リ+抑制 トマ ト」栽 培の作付体 系が行 なわれ る とき成 り立つ と考 え られ るo また,露地, トンネル, - ウス, ガラス室襟耕 の 各栽 培型態 に よ ' )比較検討 を した ところ,襟 耕栽培 は, 多額 の資本投下 を必要 として経営 費 も大 となる。が,単位 面積 当 りの粗収益,純収益 が他栽培型態に よる t ,の よ り多 く二の有利性 が うかが えた. なお, この栽培型態 を行 な う場合 は,土壌栽培 での豊 富 な経験が必要 とされ, また施 設栽培 に 適 す る作 目, 品種 の選定,施 設の周年 利用 を目的 とす る合劉 勺な作付体 系, お よび端境期 生産 な どの計画的栽培 が必要 とされ る。 また,現 在の磯耕栽 培 に栽培管理 の省力化 が うかが える。 しか し,施 設 園芸 を全般 的に見 る と, 収穫作業 におけ る省力化 はあ ま t )見 られず,- ウスの規模拡 大が論 じられ るなか で,今 後 この作 業の省力化 に関す る研 究が望 まれ る とともに,換気,冷暖房,養水分管理 な ど栽培管理 技術 の早. 1. r.
(8) 3 6. 近 畿 大 学 農 学 部 紀 要. 第 5号. (1972). 期確立が望 まれ る。 一方,農業工学的立場か ら見 る施設園芸 は,被覆施設の構造の研究, その他附属装置の開発, 改良, またこれ ら施 設内に生ず る物理的 な現象の解 明な ど多 くの残 された問題がある と考 え られ る。 これに関 しては,今後 の課題 として研究 を進め たい。. Ⅳ. 摘. 要. 近年,我が国の施 設園芸は,急速 な伸 び を示 してお り,施 設の規模拡大お よび 自動化 を目指す 装置の開発が施 設の効果的な利用 をはか るために行 なわれている。 この中に含 まれ る磯耕栽培は, 多 くの解決せ ねばな らない問題 を含 んでいる。 これ らの問題点につ き二 ・三 の考察 を行 なった。 襟耕栽培の ような施設園芸の経営 は,下の条件 を満足す るとき成 り立つ と考 え られ る。 1.適す る作 目の選定. 2.高度の栽培管理技術 3.施設の効率 的利用. 4.合理 的な作付体系お よび端境期生産 各栽培型態に よる比較検討 した ところ,襟耕栽培 は, 多額の資本投下 を必要 として経営費 も多 くなるが,単位面頒 当 りの収益が他栽培型態 よ りも多 く, この栽培型態の有利性が うかが えた。. Ⅶ 1) , 2)畑地農業振興会. 3). 池上昭二. 文. 献. No1 5 7 ,P9-2. 2. 畑地農業. 糸 ミツバの栽培 と経営. P8 5 -9 4 ,誠文堂新光社. 軟弱 そ菜の栽培 と経営. 4) , 9)山本勇 磯耕 園芸 P7 1 -7 5 ,P1 0 4-1 0 5 農業 図書 5 ). 真木,隅 田 襟耕 そ菜の病害防除に関す る研究-愛媛 県農業試験場報告 第 5号 P7 1 -7 5. 6). 松 田,綿原,大友,松 田. 3 号 告 第2. そ菜の襟耕栽培 の実用化 に関す る研究-・ 広 島県農業試験場報. P1 0 5-1 4 6. れ き耕 ミツバ周年栽培の作付け と労 力配分・ -農耕 と園芸 1 , 9 7 0 .6 P71. 7). 藤原. 8). 大阪農林 省統計事務所. 大阪の園芸. P3 4-3 5. 1 0) , l l )尾崎,森 田 近郊におけ る襟耕栽培の経営的諸 問題-・ 大阪府農林技術セ ンター研 究報 告 第 5号. P1 9 5-2 0 1. 1 I. l l∫.
(9)
関連したドキュメント