• 検索結果がありません。

高等学校「家庭」における「食文化」の単元構想-日韓食文化比較を教材として-

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "高等学校「家庭」における「食文化」の単元構想-日韓食文化比較を教材として-"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)高等学校r家庭」におけるr食文化」の単元機想     ∼日韓食文化比較を教材として∼ 教科・領域教育学専攻 生活・機康・塗会内容系コース. M0 7 2 3 6 E 武  岡  幸  子. I.研究の背景と目的. 共生できる資質や能力を身につ射ることと、自国の 食文化に対する理解を深め、日本の食文化を将来に どのように継承していくのか考えることである。.  本研究では、学校教育においてr食文化」をどの ような視点で扱っているのかを整理し、今までの取 り組みを反省し、r食文化」の基本となる考え方や内 容を整理した。また、商等学校r家庭科」に捌ナる. 1I r食文化入門」石毛直道層 議議杜 2「和食と日本文化」原. 田信男 小学能 3】r食からの異文化理課」河合利光 時輸杜. 「食文化」の単元を構想し、授業実践を通して、「食. 【2】高等学校「家庭」におけるr食文化」学習内. 文化」の学習のありかたについて考察した。. 容.  「食文化」の単元結想として、日本と韓国の食文 化比較を取り上げた。日本と韓国は歴史上、文化が 接触する機会が多く、両国の食文化においてその名 残が今でも多く認められる。日本と韓国の食文化に はたくさんの共通点や類似点があり、r比較して学ぶ」 対象として取り組みやすい。日韓の食文化を学び、 日本と韓国の食の長かさを知り、日輪の食文化の共 通性や多様性を客観的に受け止めることで、相互理 解、相互尊重を図ることを目的とした。.  【1】の4つの視点にもとづき、学習目標を立て、 学習項目・学習内容(()に例示)を考えた。 1.臼裏の重責を書える.  r料理すること」r共食すること」 2.文化の候口・口白量書について着える  r食文化の伝播・融合変容・選択」 8.文化は北盤して書える  「食文化比較」. 4.日本の公吏化の電業について着える  r日本の食文化」. 皿.崎果と考察 【3】「日韓食文化比較」の侵棄で取り上げるべき 【1】「食文化」のとらえかたについて. 学習内容の考察と授業突酸・評。.  本研究では、文献1川3〕をもとに、r食文化」の とらえ方について次の4つにまとめることができた。 ①人間の食事の特徴としてr共食すること」とr料 理すること」があげられる。共食することの意義と して、身近な人と共に楽しく食卓を囲み、人間関係 を豊かにさせることが考えられる。また、共食する ことにおいては、食べ方に関するルール(マナー) が存在する。. ②共食のありかたや食材と料理方法は食文化として 歴史の中で形づくられてきた。文化接触の結果、食 文化は融合・変容を操り返しつつそれぞれの国々ご とにその歴史の中で独自の発展を遂げてきた。 ③r文化」を考察するときは、r歴史鉤に見ること」 r比較してみること」が重要である。比較すること によって客観的に文化をとらえることができる。 ④「食文化」の学習のねらいは、他国の文化を客観 的に受射止めることのできる能力を育て、他国の文 化を理解し尊重する態度や、異なる文化を持つ人と. 本研究では、【2】の3.r文化は比較して考える」 について取り上げ、授業を計画した。. (1)目的 1.「日韓食文化交流」.  ①日本の文化は歴史上、中国大陸や朝鮮半島の食 文化と深<かかわってきたことを理煙する。 ②日本の焼き肉、韓国のキムパなどを例として、 食文化の伝播・融合・変叡こついて理解する。 ③日本と韓国の食の豊かさを知る。 2.r食事に関するマナ 日韓比較」.  ④日韓の食事に関するマナーについて詞ぺ、その マナーのうらにはそれぞれの国のどのような価値観 が存在しているかを理解する。  ⑤日韓食文化の相違を比較し、食文化の多様性を 客観的に認識することで、日本と韓国の食文化を正. 一474一.

(2) が、「食べものの交流」については一定の理解が得られ. しく理解する。. るものの、r歴史的な背景」についての理解は不十分な 結果となりがちであった。r食文化」の学習においては特. (2)予備詞査. にr歴史的な背景・交流」という視点が重要である。しか.  高校生(兵庫県立尼崎高等学校第2学年約120. し、生徒の歴史についての認識は低く、「食べ物」とr歴. 名)と韓国の大学生(ソウル大学・テグ教育大学計 52名)に対して、食に関する意識調査を実施した。. 史的な背景・交流」を関連させて考えることが難しいと考 えられる。. ②日ホの磨き向、真日のキムバな恥働として、書吏. 化の候電D合・裏書について日課する.  具体例により、「食文化の伝播・融合・変容」につ. (3)授業内容.  下表のとおりである。平成20年5月から6月に かけて兵庫県立尼崎高等学校第3学年選択科目r食 文化」において、7時間の授業を実施した。. 1. 2 3. 4 5 6. 7. 長葉内容 議書・漬冒r食文化って何?」ガイダンス・アンケート 記入・トッポッキとあべかわもち試食 選書「○国の食べ続編介」韓国の食べ物とその特 日 徴・目算の食文化を比畿・韓業と桑おこしの試食 構 真理実習r着きずしとキムパ』日本の巻きずしと 食 韓国のキムパの実習・食べ比ぺ 文 議書・演習『日書食文化交渣」前回の実習の記蟹 化 交 を芯とに、文化の伝撮と変容について理観・まと 渣 めのレポート記入 課題字国『食事に関するマナー日構比検」日本の ○マ 比ナ 食に関するマナーを班ごとにまとめる 業 I 調題学習(班ごとに発表)まとめ @l≡1. いての理厚が深まり、定期考査において高い正答率 を得た。「巻きずしとキムパ」調理実習を通して、日 本から韓国へ伝わった食べ物の変容について体験的 に理解することができた。 ③日木と真日の倉の量がさ測る.  韓国の食べ物に対して、生徒はとても興味をもち、 璋国の食べ物を実際に食べることにとても意欲を示 した。事後調査結果から、生徒の知っている韓国料 理の品目数が増えたことから学びの成果が認められ た。. ④日真の臼裏に口するマナーについて責ぺ、そのマ ナーのうらに城それぞれの目のどのような賃貸電が 存在しているか書目課する..  生徒にとても近い視点で日本の食文化を見つめ直 すよい機会になった。食事のマナーからわかる日本 人の価値観についての理解が深まった。韓国の食事 のマナーからわかる「信教の膚神」「長幼の序」など. 議書・演習r日ホと業団の食文化を比べてみる」「日韓 食文化比散」7時間の授業のまとめ・業国のお茶と日本 のお茶の試飲. (4)評価. についてはさらに時間をかけて学習し理解を促す必  授業の目的が達成できたかどうか図ることができ るような質問項目を精選し、アンケートや意識調査、 レポート、定期考査、ワークシ}トに盛り込んだ。 これらを分析し、授業の評価を行った。また、評価 観点の具体的内容を明らかにし、観点別評価による.  器、食べる道具、座りかたなどの具体例を示し、日本. 授業評価を行った。. と韓国を比較したことが生徒働ま印象的だったようだ。食. 要がある。. ⑤日○臼文化のm選書胞瞬し書吏化の名標働書書 口崎に2口する二とで、日ホと真日の公文化を正しく 目解する。. べる姿にもその国独自の方法があり、それ回ま根拠があ. (5)考察と今後の認固. るということについて理解が深まり、お互いの食文化を正 しく理解することにっながった。.  「アイラブジャパン、でも、箒国も好きになった」. r日本と韓国は近いのに細かいところを考えてみる と全然違うので何か楽しかった」生徒はこの課題に 意欲的に取り組み、日本と韓国の食文化を客観的に 剣ナ止め理解を深めた。また、日本の食文化を見つ. 皿.まとめ  本研究では、文献に基づきr食文化」のとらえ方をまと め、商等学校r家庭」でr食文化」を扱うときの学習目標・. め直すきっかけとなった。以下、学習の目的ごとに. 学習内審を整理した。このうちr日竸食文化比較」を題. 考察する。. 材とする授業モアルを提示し、授業を実施し、一定の成. ⑪日ホの文化は塵史上、中日犬塵や調脾真の々文. 果を収めた。ここでまとめたr食文化」の4つの視点は、商. 化と掃くかかわって書た二と田口解する.. 等学校r家庭」のみならず、他の教科・科目、また、総合.  今回の授業では、具体例を通して朝鮮半島と日本の. 学習でr食文化」を扱うときにも応用できる。. 交流について理解が深まった。r箸匙」についての伝橋 を例に中国大陸・朝鮮半島・日本のかかわりを学習した.          主任指導故員 岸田 恵津.          指導教員 増澤 康男 一475一.

(3)

参照

関連したドキュメント

・コミュニティスペース MOKU にて「月曜日 も図書館へ行こう」を実施しているが、とり

日本の生活習慣・伝統文化に触れ,日本語の理解を深める

いない」と述べている。(『韓国文学の比較文学的研究』、

した標準値を表示しておりますが、食材・調理状況より誤差が生じる場合が

我が国においては、まだ食べることができる食品が、生産、製造、販売、消費 等の各段階において日常的に廃棄され、大量の食品ロス 1 が発生している。食品

平成 29 年度は久しぶりに多くの理事に新しく着任してい ただきました。新しい理事体制になり、当団体も中間支援団

原則としてメール等にて,理由を明 記した上で返却いたします。内容を ご確認の上,再申込をお願いいた

都調査において、稲わら等のバイオ燃焼については、検出された元素数が少なか