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特集「分散処理とネットワークサービス」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. Vol. 52. No. 2. 319 (Feb. 2011). 経路制御,センサネットワーク,アドホックネットワーク,ユビキタスネットワーク,ネッ. 特集「分散処理とネットワークサービス」の 編集にあたって 東. 野. 輝. 夫†1. トワークセキュリティ,ネットワークアーキテクチャ/プロトコル,分散コンピューティン グ,マルチメディア通信,高速広帯域通信,コンテンツ管理,ネットワークサービス,情報 検索など, 「分散処理とネットワークサービス」に関する幅広い分野にわたっています.また 採択された論文は,P2P ネットワーク 6 編,クラウドコンピューティング・グリッド 4 編, ネットワークストレージ 3 編,コンテンツ管理 4 編,無線・モバイルネットワーク 2 編,セ. インターネットは高度情報基盤として社会に浸透し,すでに人々の生活の中で必要不可. ンサネットワーク 4 編,ネットワークセキュリティ5 編,合計 28 編となっており,いずれ. 欠なものとなっています.しかしながら,インターネットはつねに変化を続けており,イン. の論文も将来のネットワークサービスの実現に必要な様々な研究課題に対する解決策が議論. ターネットを構成する端末はワークステーションや PC から,モバイル端末や携帯電話,家. されています.. 電,センサと広がり続けています.また,従来のメールや Web などの「1 対 1」あるいは. 本特集が「分散処理とネットワークサービス」に関する研究分野の発展や研究コミュニ. 「1 対多」通信から,ソーシャルネットワークなどコミュニケーションの「場」の提供まで,. ティの形成に少しでも貢献することができれば幸いである.最後に,特集号の企画・編集,. サービスも多様化してきています.さらに,クライアント–サーバだけでなく,オーバレイ. 論文の査読・採択に尽力いただいた田上敦士幹事をはじめ特集号編集委員会の編集委員の皆. ネットワーク,クラウドコンピューティングといった新たな利用形態も広まってきています.. 様に厚く御礼申し上げます.. 今後もインターネットの多様性を支えるためには,コンピュータやネットワーク技術の高度 化に加え,領域横断的なテーマ,萌芽的なテーマについても幅広く議論することが必要とな ります.具体的には,オーバレイネットワーク技術,センサなどを用いた新たなネットワー クサービス,ネットと社会の相互関係,従来考えられていなかった環境での通信,など様々 な観点からの将来ネットワークの課題を明確にするとともに,物理層からアプリケーション 層にいたる課題と解決法を議論することが必要となります.. 「分散処理とネットワークサービス」特集号編集委員会. • 編集長 東野輝夫(大阪大学). • 幹事 田上敦士((株)KDDI 研究所). 本特集は,こうした将来のネットワークを実現するネットワーク基盤技術,サービス技 術,アプリケーション技術,新世代のマルチメディア処理や分散処理技術,などに関する研. • 編集委員(五十音順). 究成果を取りまとめることで,当該分野の研究開発の動向を捉えるとともに,同分野の研究. 明石 修(NTT(株)),上原 稔(東洋大学),岡下 綾(日本電気(株)),. 開発を促進することをねらいに企画されました.特集号には 55 編の論文が投稿され,「マ. 勝本道哲(情報通信研究機構) ,加藤由花(産業技術大学院大学) ,金井 敦(法政大学) ,. ルチメディア通信と分散処理」研究会の主査,幹事,運営委員を中心に下記の特集号編集委. 菊池浩明(東海大学),北形 元(東北大学),串田高幸(日本アイ・ビー・エム(株)),. 員会を構成し,2010 年 4 月,5 月,7 月,9 月,10 月に編集委員会を開催し,慎重な審議. 小塚 宏(三菱電機(株)),今野 将(千葉工業大学),斉藤裕樹(東京電機大学),. を経て,28 編の論文が採択されました(採択率 50.9%). 投稿された論文は,オーバレイネットワーク,P2P ネットワーク,クラウドコンピュー ティング,グリッドコンピューティング,ネットワークストレージ,ネットワーク構造解析,. 佐藤永欣(岩手県立大学),三部靖夫((株)NTT データ),重野 寛(慶應義塾大学), 重安哲也(広島国際大学),柴田義孝(岩手県立大),菅沼拓夫(東北大学), 高橋 修(はこだて未来大学),滝沢泰久(関西大学),寺西裕一(大阪大学), 中嶋卓雄(東海大学),中村素典(国立情報学研究所),乃村能成(岡山大学),. †1 大阪大学 Osaka University. 319. 橋本浩二(岩手県立大学),藤田 茂(千葉工業大学),松倉隆一((株)富士通研究所), 村井信哉(東芝(株)). c 2011 Information Processing Society of Japan .

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