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紀要第五号の発刊にあたって

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Academic year: 2021

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四條畷学園大学 リハビリテーション学部紀要 第 5 号 2009

紀要第五号の発刊にあたって

学長

河 井 秀 夫

大学の使命は,教育,研究そして社会貢献の三つです.三つの使命の一つでも欠ければ,果たして大学 なのかと疑問視されるでしょう.どの使命もバランスよく評価される活動が必要です. 紀要に研究成果を投稿することや,この一年間の仕事を各人が振り返り,活動をまとめることは有意義 であり重要です.過去一年間で目標通りに達成できたこと,やれなかったことなどすべてを評価検討して, 次への新たな目標を立案し行動するのです.出来なかったこと,やれなかったことを悔やみ悩むよりも, わずかなことでも出来たことを新たな出発の一歩として,前に踏み出す勇気をもつことです. 現在,大学を取り巻く状況は少子化の影響もあり,厳しさを増しています.大学教員が教育に取り組ま なければならない時間は膨大なものでしょう.多数回行われる Open Campus を含めた学生募集,多数回 の入学試験,入学した学生に対する教育,とくに学生の能力に応じた,きめ細かな対応,教育支援,実習 指導などや卒業率の向上を目指す取り組み,そして無事に卒業できても合格しなくてはならない理学療法 士および作業療法士国家試験などなど,いずれも手抜きが許されません.しかし,教育に時間がかかりす ぎるからと言って,大学人は研究心を失ってはなりません.概して,研究活動が旺盛な教員ほど,教育を 受ける学生にとっても魅力的に感じられるものであり,常に研究心を持って活動することが良い教育者の 条件の一つであると考えられます. 平成 21 年 10 月に学長として赴任後驚愕したことは,現在,大学を含めた高等教育が学生の基本的能力 の乏しさなどを含め重大な問題をかかえており,今のままで高等教育が推移すれば,社会力が衰退しかね ない由々しき状況にあることを知ったことです.しかし,問題点だけを嘆いてばかりいても何ら解決はし ません.必要なことに対しては行動し,新たな展望を開くことです.劇的に変わった姿を見せることです. 不透明で楽観を許さない時代であるからこそ,小規模単科大学であることの利点,強みを発揮して,唯 我独尊的な素晴らしい研究活動,教育環境の構築を目指して,大学教員一人ひとりが,日々,前向きに精 進されることを願っています.

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