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特集「社会システムと向き合うネットワークサービス」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)Vol. 48. No. 1. Jan. 2007. 情報処理学会論文誌. 特集「社会システムと向き合うネットワークサービス」の 編集にあたって 山. 上. 俊. 彦†. 関. 論文編集にあたり,少し社会全体をとらえ,方法論. 良. 明††. との必要性も感じた.. や対象として技術に対して社会を等置した特集を組み,. 採録された論文を次のように分類して目次を構成し. 技術と社会への双眼的アプローチを推進することに注. た.まず,組織・協調活動に関する論文(5 件),次に,. 目した.グループウェアの研究は 1980 年代から技術. 文化・コミュニティに関する論文(3 件),さらに e-ビ. 的コンテクストと社会的コンテクストの並立をどのよ. ジネスに関する論文(3 件),続いてコンテクスト・実. うに行うかということを命題の 1 つとして発展してき. 空間支援に関する論文(4 件),最後に社会的安全に関. た.技術と社会の両方にしっかりとした視点をもって,. する論文(3 件)である.文化,e-ビジネス,実空間. これを支援することが社会的にも求められている.. 支援などはネットワーク化されたサービスの技術革新. Web 2.0 を持ち出すまでもなく,近年のインター. が社会に広範な影響を持ち,社会とネットワーク技術. ネットは PC の枠を越えて,モバイルあるいはさまざ. の融合において重要性を増していく技術領域である.. まな見えないインターネットとして社会生活に影響を. 最後に,本特集号を企画する機会をいただいた論文. 与えつつあり,あらためて社会を支援する技術のよっ. 誌編集委員会,優れた多数の論文を投稿していただい. て立つグランドデザインを問うような方向付けをし. た方々,短期間の査読に協力していただいた査読者の. たいと考えた.社会システムと向き合うという問いか. 皆様に感謝したい.本特集が社会システムを正面から. けの中に,社会システムから発想する,社会システム. 取り扱う優れたネットワークサービス分野での研究活. と補完する,社会システムに浸透するなど,さまざま. 動の発展への一助になることを期待している.. な向き合い方への認識を改めて促し,社会システムと 「社会システムと向き合うネットワークサービス」. 向き合うネットワークサービスについて研究成果をま. 特集編集委員会. とめる良い時期が来ていると判断し,特集号を企画し た.本特集はさまざまな社会システム(組織,コミュ. • 編集長(ゲストエディタ) 山上俊彦(ACCESS). ニティ,文化,e-ビジネス,教育,コンテクスト)の ための理論,基礎技術,普及と評価,支援システムな. • 幹事. らびにそれらの社会的インパクトの分析など幅広い観. 関 良明(NTT). 点からまとめることを意図し,論文を募集した. その結果,40 件という多数の論文投稿があった.特. • 編集委員[敬称略,50 音順] 市村 哲(東京工科大学),井上智雄(筑波大学) ,. 集号論文誌編集委員をメタレビューアとし,著者によ る修正期間を 1 か月に短縮した以外は通常の論文誌の. 鵜飼孝典(富士通研究所) ,梅木秀雄(東芝) ,岡田. 論文と同じ手続きで査読を行い,1 件は通常査読へ 2. 謙一(慶應義塾大学) ,緒方広明(徳島大学) ,葛岡. 件は取り下げとなり,37 件の中から 18 件を採録した.. 英明(筑波大学),國藤. 採択率は 47%となった.採択率をあまり高くすること. 進(北陸先端技術大学. 院大学),爰川知宏(NTT),小林 稔(NTT),. ができなかった原因の 1 つとして,社会システムと向. 垂水浩幸(香川大学/スペースタグ),中西英之. き合うという特集を意識して問題設定が広すぎ,考察. (大阪大学),櫨山淳雄(東京学芸大学),星. の結果が問題設定と整合しないものが散見された.こ. (東京工科大学),宗森. の点では問題設定の共有化のために研究会やシンポジ. 孝(和歌山大学). ウムで特別セッションなどを組んで方向付けを行うこ. † 株式会社 ACCESS †† NTT. 1. 徹. 純(和歌山大学),吉野.

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