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Academic year: 2021

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大田区の防災対策

~大田区地域防災計画(平成 28 年修正)の概要~

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はじめに

区では、平成28年4月に発生した熊本地震における課題と教訓、また、国 や東京都が進める防災施策に基づいた洪水災害や土砂災害の対策等を踏まえ、 平成29年4月に大田区地域防災計画の修正を行いました。 今後は、この修正計画を踏まえた防災対策の推進に取り組んでまいります。 大田区地域防災計画においては、区民と地域が自らの責任で行う「自助」「共 助」と防災力強化に責任を持って取り組む「公助」の連携と協働によって、地 域力を結集し、総合防災力を高めることが重要であるとしております。 災害対策の推進にあたっては、区民、事業者、関係機関、協定団体等の皆様 へ、地域防災計画の内容を周知していくことが必要であると認識しているとこ ろですが、大田区地域防災計画は、区の防災対策全般について定めたものであ るため、非常にボリュームの大きな計画となっております。 そこで今回、大田区地域防災計画の内容について、特に「自助」「共助」「公 助」に関する部分を中心に、区民の視点に立ってわかり易くまとめたものとし て、本冊子を作成しました。 本冊子をご一読いただき、皆様の防災対策へとご活用いただければ幸いです。

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目 次

はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第1章 総論 1 計画の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2 被害想定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4~5 第2章 自助 1 予防対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6~8 2 マンションの防災対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 3 応急対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10~14 4 事業者等の取組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 第3章 共助 1 防災市民組織・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 2 学校防災活動拠点化事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 第4章 公助 1 避難対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 2 物資・輸送対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 3 給水対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 4 要配慮者対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 5 医療対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22~23 6 帰宅困難者対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 7 被災者生活再建支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 8 風水害対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26~28

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第1章 総 論

1 計画の概要

(1)地域防災計画とは

大田区地域防災計画は、災害対策基本法第 42 条に基づき区に作成が義務 付けられている計画です。区の地域における災害の予防対策、応急対策、復 旧・復興対策について定め、区民の生命、身体及び財産を守ることを目的と しています。

(2)計画の構成

本編では、①「震災対策」②「風水害対策」③「大規模事故等対策」④「火 山対策」⑤「東海地震等災害事前対策」について、予防、応急、復旧・復興 の種別で体制や対策を定めています。 また、資料編には、防災に関する条例、災害時の協力協定、各種図表、災 害時に使用する様式などを掲載しています。

(3)自助・共助・公助の連携

自助:「自分の命と安全は自分で守ること」が防災の基本であり、自分が怪 我をしなければ大切な家族を守ることができる。 共助:災害時には地域の人間関係は生きる希望となる。隣近所の協力や地 域の支え合いによって助け合うことで地域を守ることができる。 公助:区や防災関係機関は、平常時から連携を強化し、災害に備えた防災 予防対策に取り組むと共に、災害時には区民の安全確保と被災者の 救済・支援を迅速かつ的確に実施する。

地域力の結集

自助 公助 自助 共助

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2 被害想定

(1)地域防災計画の前提条件

大田区地域防災計画では、東京都防災会議が発表した「首都直下地震等による東京の被害 想定」(平成24年4月)を作成の前提としています。短期的に発生の蓋然性があり被害の大 きい「東京湾北部地震」において想定される被害の対応を計画の目標としていますが、中長 期定期には発生確率は低いものの大田区に最大の被害をもたらす「元禄型関東地震」も考慮し 検討していくこととしています。 被害想定によると、区内の大部分で震度6強の揺れが想定され、木造住宅密集地域では、 大規模延焼火災が発生する可能性があります。 東京湾北部地震の大田区における被害想定(冬の夕方 18 時・風速8m/秒の場合) 被害項目 被害数 被害項目 被害数 死者 1,073 人 最大津波高 1.58m(東京湾北部地震) 2.27m(元禄型関東地震) 負傷者 (うち重傷者) (1,855 人) 10,412 人 徒歩帰宅困難者 166,426 人 建物被害(全壊) 43,326 棟 避難所生活者 237,135 人 ライフライン被害 電気(停電率) 36.8% 上水道(断水率) 67.9% ガス(供給停止率) 21.6~100% 下水道(管きょ被害率) 30.3% 通信(固定電話不通率) 23.9% 東京湾北部地震M7.3 震度分布図

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(2)火災焼失建物棟数の分布図

(3)全壊建物棟数の分布図

(4)ライフライン復旧にかかる時間の目安

電 気 7日 上・下水道 30日

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第2章 自 助

1 予防対策

(1)居宅継続のすすめ

地震が起きたから避難所に避難するわけではありません!

①避難所の状況 ・避難所となる小・中学校の体育館等では、建物が生活空間として設計さ れていないため、暑さや寒さ等の問題があります。 ・限られた空間で多くの避難者が生活することから、プライバシーの確保 が困難であったり、感染症等も発生しやすい環境になります。 ・トイレでは汚れや待ち時間の問題もあり、食糧も避難者全員に行き渡ら ないこともありました。 避難所は住居を失った方が止むなく避難生活を行う場所です。 このため、自宅での安全な生活が可能な場合は、可能な限り自宅で生活 しましょう。 【過去の災害における避難所の様子】 【避難所の食糧(1日分)】 アルファ米(夕食) ※写真は50食分 シチュー(昼食補食) ※1缶 18 食分 クラッカー(朝食・昼食)

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(2)在宅避難(自宅で居住継続するために)

過去の大震災においては、家屋の倒壊や家具類の転倒・落下が原因で多く の方が亡くなっています。 災害発生後でも、命を守り、住み慣れた自宅で生活を続けるために、以下 の対策を行いましょう。 ①家具の転倒防止対策 壁や天井の材質を確認して、L字型金具などでしっかりと家具などを固定 しましょう。また、マンション等においては、隣の部屋との境界の壁などは、 共用部に指定されている部分があるため、共用部に施工をする場合は、管理 組合等に相談しましょう。 ②ガラスの飛散対策 地震によってガラスが割れた場合、飛散した破片により大けがをすること があります。窓や戸棚のガラスに飛散防止用フィルムを貼りましょう。 フィルムを貼っておけば、ガラスの飛散を最小限に食い止めることができ ます。 ③通電火災の防止対策 発災による停電後に電気が復旧した際に、電熱器具の転倒やコードの断線 等が原因で、近くの可燃物に引火し発生する火災を通電火災といいます。 感震ブレーカーは、あらかじめ設定された震度以上の揺れを感知すると、 自動で電気の供給を遮断する機器で、通電火災等による出火防止に効果があ り、木造住宅密集地域では特に有効とされています。 大田区では通電火災の抑制策として、区ホームページやチラシで感震ブレ ーカーの普及啓発を行っています。 ④家屋の耐震対策 地震により建物が倒壊すると居住者の命の危険があるほか、道路閉鎖を起 こし、災害時の各活動の遅れを招く恐れもあります。 大田区では、建築物の耐震性の向上に向け、耐震診断・耐震改修助成制度 を設けています。昭和 56 年以前に建築した建築物の所有者等に耐震化への 理解を深め、取組みを促すため、区報やホームページ等での広報により建築 物所有者へ助成制度の周知を進めています。

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(3)家庭内備蓄の推進

①最低3日分の備蓄 災害発生後でも住み慣れた自宅で生活を 続けるために、最低3日分の水、食糧、生 活用品等を家庭内に備蓄しましょう。 なお、地震の規模によっては大田区以外 の自治体も被害を受け、1週間程度は国や 関係機関からの支援物資が届かない可能性 があると考えられているため、国は1週間 分以上の食糧備蓄を推奨しています。 ②食糧の備蓄 日常の買い物を通じて備蓄し、消費と補充を循環していくローリングスト ック方式をおすすめします。 一度に家族分の備蓄を揃えることは大変です。普段購入している水や食料 品を少し多めに買い、必要量の備蓄をし、消費期限を確認しながら定期的に 消費と補充をする工夫で、常に一定量の備蓄が維持できます。 ③生活用品の備蓄 日常的に消耗し、補給が必要なものとして、トイレットペーパー、生理用 品、電球、乾電池、洗剤等が挙げられます。カセットコンロ一式とガスボン ベを備蓄しておくことで、お湯を沸かしたり、簡単な調理をすることができ ます。 また、断水や下水管の破損でトイレに水を流せなくなることも考えられま すので、簡易トイレや携帯トイレを準備しておきましょう。 【家庭内備蓄の促進シンボルデザイン】

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2 マンションの防災対策

(1)マンションで必要な防災対策

マンションは、耐震基準が強化された昭和 56 年以降の建物も多くなり、 免震や耐震構造を特徴とする建物も増えるなど、地震による倒壊の可能性が 低くなっています。そのため避難所への避難の必要性は低く、住み慣れた自 宅での生活を継続していくことが可能な建物であるといえます。 区では、居住継続を支援するため、マンション居住者に次のような対策を お願いしています。 ①最低限 3 日分の備蓄 東日本大震災など過去の大震災の後は、物流の混乱等により、食糧調達が 遅れたり、電気や水道の復旧に1週間以上の時間を要した地域がありました。 自宅で居住継続するために、最低3日分、できれば7日分程度の食糧・生 活必需品の備蓄を行いましょう。 ②家具の転倒防止や窓ガラスの飛散防止 マンションの高層階では、揺れが長く大きくなる可能性が高いため、転倒 してきた家具や割れた窓ガラスに接触して怪我をしたり、家具の下敷きにな ってしまうことも考えられます。 また、転倒した家具がドアを塞いだ場合は、室内に閉じ込められ、救出活 動を待たなければなりません。 こうした被害を防ぐためにも、家具に転倒防止器具を設置したり、窓ガラ スに飛散防止フィルムを貼るなどの対策を行いましょう。 ③マンションや地域での活動への参加 マンション住民同士や地域との交流を行いましょう。地域活動の第一歩は 顔の見える関係づくりです。面識が無くては隣近所の安否確認もできません。 大田区ではマンション対策の普及啓発資料 として、冊子「マンションの防災対策」を作成し、 配布しています。

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3 応急対策

(1)安全行動

大地震が発生した時は、まず自分の身を守ることが最も重要です。緊急地 震速報が流れたり強い揺れを感じた場合は、あわてずに以下の「命を守る3 動作」の行動をとりましょう。 【命を守る3動作】

(2)避難の流れ

大規模な地震などの災害が発生した際に、家屋の倒壊や焼失によって自宅 での生活が困難になった場合や、近所で延焼火災が発生した場合は、その場 の状況に応じて避難行動を開始してください。 避難が必要なとき(自宅等) 一時(いっとき)集合場所 公園、緑道等 避 難 所(一次) 小・中学校、区民利用施設 福祉避難所(二次) 高齢者施設、障がい者施設、 保育園等 補完避難所 区施設、都立学校、協定団体等 家屋の焼失・倒壊等で 住む家を失った場合 家屋の焼失・倒壊等で 住む家を失った場合 家屋の焼失・倒壊等で 住む家を失った場合 避難所での避難生活が困難な要配慮 者 避難所が使用できない又は受入人数 が満員の場合 火災の延焼・拡大の 危機があるとき ※避難場所 大規模公園等 ※大規模延焼火災危険がなく、避難 の必要のない地区を地区内残留地区 といいます。大田区では羽田空港地 区、平和島などの島部が指定をされ ております。 姿勢を低く 体・頭を守る 揺れが収まるまでじっとしている 提供:シェイクアウト提唱委員会

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(3)避難所の確認

災害から身の安全を確保するため、自宅周辺の避難所などを把握し、安全 な避難経路を確認してください。 なお、区では、区内の避難所や避難場所一覧を掲載している大田区防災地 図を配布しており、区ホームページでも掲示しています。 区分 名称 解説 集 合 場 所 一時(いっとき)集合場所 公園など 避難を行う場合に、町会・自治会単 位で一時的に集合して、集団で避難す るための身近な集合場所です。 避 難 所 避難所(一次避難所) 区立小・中学校等の計 91 か所 地震等により家屋が倒壊・焼失して 住む家を失った、又は被害を受けるお それのある被災者が一時的に避難生活 をおくる場所です。 福祉避難所(二次避難所) 高齢者施設、障がい者施設、 区立保育園(指定 18 園)、特別 支援学校など 避難所での避難生活が困難な高齢者 や障がい者、乳幼児等の方が一時的に 避難生活をおくる場所です。 福祉避難所は、受入体制を整えた後 に開設します。 補完避難所 区施設、都立学校、私立学校、 協定団体等の施設など 区立小・中学校等の計 91 か所では避 難所が不足する場合、区施設や都・関係 団体等の施設を新たに避難所として開 設し、避難者を受入れる施設です。 避 難 場 所 避難場所 大規模公園や多摩川河川敷 (西六郷上流部)など 大地震時に発生する延焼火災等の危 険から避難者の身の安全を確保し、火 勢の弱まりを待つ場所をいいます。 なお、指定は東京都が行っています。 地区内残留地区 羽田空港地区、平和島などの 島部 震災時に大規模延焼火災のおそれが なく、広域的な避難を要しない地区で す。 なお、指定は東京都が行っています。 そ の 他 一時避難施設(その他) 多摩川台公園管理事務所、公 衆浴場 地域事情や地区の被害状況等により 避難所への移動が困難な場合、一時的 に滞在する施設です。

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(4)災害情報の収集

災害が発生してからしばらくの間は、電話等がつながらない可能性が高い ため、各通信事業者のサービスを活用してください。外出している際に地震 が発生した場合に備えて、家族等と連絡方法を決めておきましょう。 ①災害用伝言ダイヤル(171) 伝言の録音方法 伝言の再生方法 171にダイヤル 171にダイヤル ガイダンスが流れます ガイダンスが流れます 録音の場合 1 再生の場合 2 ②災害用伝言板(web171) ・インターネット上で「https://www.web171.jp/」に接続。 ・伝言したい又は伝言を確認したい電話番号を入力して、該当ボタンを押下。 ・入力フォームに伝言を入力して、該当ボタンを押下。 ③災害用伝言板(携帯電話事業者) ・携帯電話事業者が開設した専用のポータルサイトに接続。 ・安否情報の登録又は確認の操作。 ※詳しくは、ご利用中の各携帯電話事業者等に確認してください。

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【区からの情報提供手段】 大田区では、防災情報を提供するため、可能な限り複数の伝達手段を活用 して、情報を発信します。 情報伝達手段のなかには、事前に登録が必要なものもありますので、確認 の上ご活用ください。 ①防災行政無線 屋外に設置している防災行政無線のスピーカーを 通じて、避難情報等を放送します。 <防災行政無線電話応答サービス> 電話応答サービスの番号(0180-993-993)に 電話をすると、防災行政無線の直近の放送内容を電話 で聞くことができます。放送内容が聞き取れなかった 場合やもう一度確認したい場合にご利用ください。 ②区ホームページ 災害発生後に区ホームページのトップページに緊急情報エリアを設置し、 緊急災害情報を提供します。 ③SNS ツール ツイッターなどの SNS ツールを活用し、緊急災害情報を提供します。 ツイッターURL https://twitter.com/city_ota

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④区民安全・安心メール、緊急速報メール 区民安全・安心メールから登録されている方に防災情報、気象情報、地震 情報、防災行政無線情報等をメールで配信します。 登録方法:『[email protected]』に空メールを送信後、登録 方法についての返信メールが届きますので、案内に従って登録 してください。 また、緊急速報メールは、大田区内にいる携帯電話やスマートホンをお持 ちの方に対して、避難指示(緊急)や避難勧告等の緊急情報を配信します。 ⑤ラジオ、テレビ、ケーブルテレビ ラジオ、テレビ、ケーブルテレビなどの報道機関を通じて、災害情報等を 放送します。 ⑥デジタルサイネージ(電子掲示板) 本庁舎、特別出張所等に設置してあるデジタルサイネージを活用し、緊急 情報を提供します。 【QRコード】

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4 事業者等の取組

東京都は、帰宅困難者による混乱及び事故の発生等を防止するため、「東 京都帰宅困難者対策条例」に基づいて「東京都帰宅困難者対策実施計画」を 策定することで、一斉帰宅の抑制等の帰宅困難者対策を推進しています。 具体的には、次のような取組について、事業者の責務として位置付け、努 めることとしています。

(1)従業員の一斉帰宅の抑制

大地震が発生した場合、交通機関の運行停止などにより、勤務先や外出先 から自宅や職場へ帰ることが困難になる可能性があります。また、大勢の帰 宅困難者が一斉に移動しようとすると道路が多くの人で溢れるため、救助・ 救命活動に影響が発生する恐れがあります。 そのため、事業者は、施設の安全を確認した上で、従業員を事業所内に留 まらせることとしています。 また、そのために必要な3日分の水や食糧、生活用品などの備蓄に努める こととしています。

(2)従業員との連絡手段の確保など事前準備

事業者は、あらかじめ、従業員との連絡手段を確保するとともに、従業員 に対して、家族等との連絡手段を複数確保することなどを周知するよう努め ることとしています。 災害用伝言板サービスや災害用伝言ダイヤル 171 などの利用が有用です。

(3)駅などにおける利用者の保護

鉄道事業者や集客施設の管理者等は、駅や集客施設での待機や安全な場所 への誘導等、利用者の保護に努めることとしています。

(4)生徒・児童等の安全確保

学校等の管理者等は、災害時には児童、生徒等を施設内に待機させるなど、 安全確保を図ることとしています。

参照

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