中村 支部
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(2) 4.高知県内の建設企業群の事業継続力の支部間比較 図 1 は,道路啓開作業において需要が高いとされる,. バックホウ(台) 100 80 60 40 20 0 安 室 芸 戸. オペレータ(人) 300 200. オペレータ,バックホウの保有量のうち,被害を受け. 100. ないものの総数を示したものである.高知市部はオペ. 0 宿 毛. レータの保有量が大きい,安芸支部はバックホウの保. 土 佐 清 水. 中 村. 高 幡. 高 陵. 高 吾 北. 伊 野. 高 知. 嶺 北. 南 国. 図1オペレータ,バックホウの保有量. 有量が大きい等,地域毎に特徴が見られる.. オペレータ(人/人) 0.10. 一方,図 2,3 はそれぞれ,南海トラフ大地震によ. バックホウ(台/人) 0.040 0.030. る負傷者数・被災建物棟数あたりの保有量を示したも. 0.05. のである.特に,土佐清水支部,高知支部,南国支部. 0.00. 0.020 0.010 0.000 宿 毛. は他の支部と比較し,被害規模に対するリソースの充. 土 佐 清 水. 中 村. 高 幡. 高 陵. 高 吾 北. 伊 野. 高 知. 嶺 北. 南 国. 安 芸. 室 戸. 図 2 負傷者数当りのオペレータ,バックホウの保有量. 足率が小さいと考えられる.. バックホウ(台/棟) 0.020. オペレータ(人/棟) 0.040. また,BCP 書類において,位置情報が未記載の建築. 0.030. 0.015. 物,種類・数量表記が曖昧なリソースも存在した.こ. 0.020. 0.010. 0.010. 0.005. のような分析による災害対応力の把握を高い精度で. 0.000. 行うためには,今後,書式の統一化等が必要となる.. 0.000 宿 毛. 土 佐 清 水. 中 村. 高 幡. 高 吾 北. 高 陵. 伊 野. 高 知. 嶺 北. 南 国. 安 芸. 室 戸. 図 3 被災建物棟数当りのオペレータ,バックホウの保有量. 5.四国版くしの歯作戦における道路啓開作業に必要とされる日数. 嶺北:1.4 日 高知自動車道. 災害対応力の絶対評価を目的に,四国版くしの歯作. 伊野:1.6 日. 安芸. 戦に基づく道路啓開作業に要する日数を試算した.啓. R194. 高吾北:1.6 日. R195. 開すべき幅員は 6m(大型バックホウ 1.2m2 を運搬する 重機運搬車が通行できる幅員)と設定し,津波浸水域. R33 高幡:1.1 日. R197. 室戸. R381 R441 宿毛. 積物の除去量の算出には,既往研究 4)や南海トラフ地 震による被害想定値を参考とした.各支部の除去作業. 高知:1.3 日. 高陵:1.0 日. 中村:1.0 日. 外は土砂,浸水域内には災害廃棄物等が路上に堆積す るものと仮定した.また,被害箇所数の推定や路上堆. 南国:8.1 日. R32. 土佐清水. 図 4 緊急輸送道路の道路啓開作業に要する日数. の日当たり仕事量は,バックホウによる積込作業の標. 嶺北 伊野. 準歩掛に基づき算出した.道路啓開に要する日数は,. 南国 高知. 安芸. 高吾北. 地域間で異なり,緊急輸送道路において,南国支部は. 高陵. 8 日以上を要する.また,重機の移動や人命救助に要. 高幡. する時間を考慮すると,全路線の道路啓開を終了させ. R32:1.8 日. 室戸. R55:4.4 日. 中村. るには,72 時間以上を要するが予想される.. 宿毛 土佐清水. R56:1.7 日. 図 5 沿岸ラインの道路啓開作業に要する日数. 6.結論. 被害規模に対する災害対応力は支部間で不均衡であり,特に高知支部と南国支部は不足している.支部間で の連携関係の構築や支援要請等が不可欠である.また,道路啓開作業に要する日数からリソースの絶対量不足 が懸念され,認定企業の増加や倉庫移転等により,地震発生後にも機能するリソースを確保する必要がある. 参考文献 1)高知県庁 HP:入札参加資格者名簿,http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/171301/nyuusatusannkasikakusyameibo.html(2015.02) 2)国土交通省四国地方整備局:災害時建設業事業継続力認定,http://www.az-bcp.jp/bcp-k1-shikoku.html(2015.02) 3)QGIS ホームページ, http://www2.qgis.org/ja/site/(2015.02) 4)奥村昌史著:四国における巨大地震・津波災害時の緊急輸送手段に関する研究. -296-. 2014 年 2 月.
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