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本書に使用した用語の説明 非行少年等の種別 非行少年 犯罪少年 触法少年及びぐ犯少年をいう 犯罪少年 罪を犯した14 歳以上 20 歳未満の少年をいう 触法少年 犯罪に触れる行為をした14 歳未満の少年をいう ぐ犯少年 保護者の正当な監督に服しない性癖があるなど 一定の事由があって その性格又は環境

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Academic year: 2022

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(1)

平成26年版

少年非行白書

埼 玉 県 警 察

Saitama Prefectural Police

(2)

本 書 に 使 用 し た 用 語 の 説 明

非 行 少 年 等 の 種 別

 ● 非行少年・・・・犯罪少年、触法少年及びぐ犯少年をいう。

  ○ 犯罪少年・・・罪を犯した14歳以上20歳未満の少年をいう。

  ○ 触法少年・・・犯罪に触れる行為をした14歳未満の少年をいう。

  ○ ぐ犯少年・・・保護者の正当な監督に服しない性癖があるなど、一定の事 由があって、その性格又は環境から判断して、将来、罪を 犯し、又は刑罰法令に触れる行為をするおそれのある少年 をいう。

 ● 不良行為少年・・非行少年には該当しないが、飲酒、喫煙、深夜はいかい、

その他自己又は他人の徳性を害する行為をしている少年を いう。

 ● 刑法犯少年・・・刑法等に規定する罪(交通関係を除く。)を犯した(犯罪に 触れる行為をした)少年をいう。

 ○ 刑法犯の罪種別分類

   ・ 凶悪犯・・・殺人、強盗、放火、強姦

かん

   ・ 粗暴犯・・・凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝

   ・ 窃盗犯・・・窃盗(ひったくり、万引き、オートバイ盗、自転車盗等)

   ・ 知能犯・・・詐欺、横領、偽造等

   ・ 風俗犯・・・賭博、わいせつ(強制、公然等)

   ・ その他・・・占有離脱物横領、器物損壊等の上記に掲げるもの以外の罪種

街 頭 犯 罪

 ● 路上強盗、ひったくり、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗、自動販売機ねらい、

車上ねらい、強姦及び強制わいせつの9罪種をいう。

初 発 型 非 行

 ● 万引き、オートバイ盗、自転車盗及び占有離脱物横領をいう。

福 祉 犯 罪

 ● 少年の福祉と保護を目的とした各種特別法・条例に違反する犯罪をいう。

※統計図表中の構成比等は、四捨五入してあるため統計が必ずしも100.0にならない場合があります。

(3)

発 刊 に 寄 せ て

       埼 玉 県 警 察 本 部 長

       

杵 淵 智 行

 少年の非行防止は、警察の重要な課題であり、埼玉県の将来にとっても大変重要なものであ ります。

 「少年非行白書」は、県内の少年非行情勢の概要や特徴について分析するとともに、非行防止・

健全育成の取組について紹介するものであり、この度、平成26年版を発刊することといたしま した。

 平成25年中の県内の非行情勢をみますと、刑法犯で検挙・補導した少年は、前年と比較して 716人減少の4,388人で、減少傾向を維持しているものの、犯罪少年の再犯者率が39.0%となり、

過去10年間で最も高くなったほか、刑法犯の検挙・補導人員に占める中学生の割合が、9年連 続で高校生を上回り、非行の低年齢化傾向が引き続き見られるところであります。

 また、最近では、児童虐待やスマートフォンの利用による児童買春・児童ポルノ事犯等の被 害が社会問題となっており、こうした被害の防止や被害児童の保護の取組が重要となっています。

 県警察では、こうした情勢を踏まえ、現在、「地域非行集団の検挙・解体」、「街頭補導活動の 強化」、「非行防止教室等による少年の規範意識を醸成する活動、少年を犯罪被害から守る活動」

を重点として少年非行防止対策を推進するとともに、少年の立ち直り支援活動に積極的に取り 組んでいるところです。

 県民の皆様には、この白書により少年非行の現状とその対策について御理解いただくととも に、今後の非行防止活動に更なる御支援、御協力を賜りますよう、心からお願いいたします。

 平成26年7月

(4)

目 次

Ⅰ 少年非行情勢

 1 全国と本県の比較……… 4   (1) 刑法犯少年の推移 ……… 4   (2) 刑法犯少年の割合の推移 ……… 4  2 県内の情勢……… 5   (1) 刑法犯少年 ……… 5   (2) 凶悪犯 ……… 7   (3) 粗暴犯 ……… 8   (4) 街頭犯罪(9罪種) ……… 9

  (5) 初発型非行 ……… 10

  (6) 万引き ……… 11

  (7) 触法少年 ……… 12

  (8) 少年の振り込め詐欺 ……… 13

  (9) 少年の犯罪被害 ……… 13

 3 少年非行の特徴……… 14

  (1) 低年齢化 ……… 14

  (2) 再犯者率 ……… 15

 4 犯罪につながる問題行動……… 16

  (1) 不良行為 ……… 16

  (2) 喫煙 ……… 18

  (3) 深夜はいかい ……… 19

  (4) 不健全性的行為 ……… 20

 5 市町村別にみる少年犯罪……… 21

  (1) 居住地別検挙状況 ……… 21

  (2) 居住地別逮捕状況 ……… 23

(5)

Ⅱ 少年の福祉を害する犯罪

 1 少年の福祉を害する犯罪……… 24

  (1) 福祉犯被害少年 ……… 24

  (2) 検挙状況 ……… 25

 2 児童ポルノ事犯……… 26

  (1) 被害状況 ……… 26

  (2) 検挙状況 ……… 26

 3 出会い系サイト・コミュニティサイトに起因した事件の被害……… 27

  (1) 被害者 ……… 27

  (2) 検挙状況 ……… 27

 4 児童虐待……… 28

 5 少年の薬物乱用……… 30

Ⅲ 総合的な少年非行防止対策の推進

 1 少年相談活動……… 31

  (1) 親子カウンセリング ……… 31

  (2) ヤングメール ……… 31

 2 街頭補導活動……… 32

 3 規範意識を醸成する活動……… 32

  (1) 非行防止教室 ……… 32

  (2) 非行防止指導班「あおぞら」 ……… 33

  (3) スクール・サポーター ……… 34

  (4) 社会参加活動 ……… 35

  (5) 少年柔道剣道教室 ……… 35

 4 非行少年を生まない社会づくりの推進……… 36

  (1) 少年に手を差し伸べる立ち直り支援活動 ……… 36

  (2) 少年を見守る社会気運の醸成 ……… 36

 5 学校その他関係機関・団体との連携 ……… 37

  (1) 警察と学校等との連携 ……… 37

  (2) 少年指導委員 ……… 37

  (3) 埼玉県販売防犯連絡協議会 ……… 38

  (4) 少年非行防止学生ボランティア「ピアーズ」 ……… 38

(6)

1 全国と本県の比較

(1) 刑法犯少年の推移

 刑法犯で検挙・補導した少年は、過去10年間では、全国が平成16年の155,038人、本 県も平成16年の8,527人が最も多く、その後、減少傾向で推移しています。

 平成25年は、全国が69,061人、本県が4,388人となっています。図1

(2) 刑法犯少年の割合の推移

 刑法犯で検挙・補導した者に占める少年の割合は、過去10年間では、全国が平成16年 の37.9%、本県も平成16年の44.0%が最も高く、その後、減少傾向で推移しています。

 平成25年は、全国が25.1%、本県が25.8%となっています。図2

Ⅰ   少 年 非 行 情 勢

図1 刑法犯少年の推移(平成16年~25年)

図2 刑法犯全体に占める少年の割合の推移(平成16年~25年)

8,527  8,395  7,814 

6,928  6,382  7,148  6,862  6,041 

5,104  4,388  155,038

144,234

131,604

121,128

108,534 108,311 103,573

94,312

79,393

69,061

0 40,000 80,000 120,000 160,000 200,000

0 4,000 8,000 12,000 16,000 20,000

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

埼玉県 全国

(人員)

埼玉県

(人員)

全国

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

44.0%

40.1%

36.4%

34.0% 33.2% 35.1% 34.0%

29.5%

26.4% 25.8%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

(割合)

37.9%

35.4%

32.7% 31.6%

30.4% 30.9% 30.4% 29.3%

26.4%

25.1%

埼玉県 全国

(7)

2 県内の情勢

(1) 刑法犯少年

 平成25年中、刑法犯で検挙・補導した少年は4,388人で、前年より14.0%減少しました。

 男女別では、男子が3,682人(83.9%)、女子が706人(16.1%)となっています。

図3

 都道府県別では、東京、大阪、神奈川に次いで4番目に多い人員です。図4 図3 刑法犯少年(男女別)の推移(平成16年~25年)

図4 都道府県別検挙・補導人員(平成25年)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000

(人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

2,142女子 1,998 1,622 1,528 1,399 1,442 1,321 1,077 835 706 6,385男子 6,397 6,192

5,400

4,983 5,706 5,541

4,964

4,269

3,682 8,527 8,395

7,814

6,928

6,382

7,148 6,862

6,041

5,104

4,388

(人員)

東京 大阪 神奈川 埼玉 愛知 福岡 兵庫 千葉 広島 北海道

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000

6,675 6,402

4,448 4,388 4,099 4,040 4,011

2,795

2,209 2,018

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

(8)

 刑法犯少年(犯罪少年)と成人被疑者の人口1,000人当たりの検挙人員を比較すると、

少年が成人の約4.4倍となっています。図5

    

注) 人口比とは、成人は20歳以上、少年は14歳から19歳の人口1,000人当たりの検挙人員をいう。

 罪種別では、平成16年と比べると、全ての罪種で減少しており、その中で毎年、窃盗 犯が最も多く、平成25年は刑法犯少年全体の51.9%を占めています。図6

図5 刑法犯少年(犯罪少年)と成人被疑者の人口比の推移(平成16年~25年)

図6 刑法犯少年の罪種別推移(平成16年~25年)

17.0 

16.3 

15.6 

13.9 

13.1 

14.8  14.4

12.6

10.7

9.3

1.9  2.2  2.4  2.3  2.2  2.2  2.3  2.4  2.4  2.1 

0 2 4 6 8 10 12 14 16

人口千人当たり(人員)18

少年

成人

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

155 125 108 75 128 87 72 68 88 88

852 798 712 581 697 606 640 568 686 631

4,041 4,103

3,767

3,529 3,393

4,127

3,866

3,448

2,718

2,277 3,479 3,369

3,227

2,743

2,164 2,328 2,284

1,957

1,612

1,392

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500

(人員)

窃盗犯

知能犯、風俗犯、その他占有離脱物横領等

凶悪犯 粗暴犯

(9)

(2) 凶悪犯

 殺人や強盗等の凶悪犯で検挙・補導した少年は、過去10年間では、平成16年の155人 が最も多く、その後、減少年傾向で推移するも下げ止まりの状況が見られ、平成25年は 88人で、前年と同じになっています。図7

 都道府県別では、大阪に次いで2番目に多い人員です。図8 図7 凶悪犯の推移(平成16年~25年)

図8 都道府県別検挙・補導人員(平成25年)

155

125

108

75

128

87 72 68

88 88

0 50 100 150 200

(人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

0 30 60 120

(人員)

大阪 埼玉 東京 神奈川 愛知 福岡 兵庫 千葉 広島 北海道

115

88

77

67 62

48 45 44 40

30 90

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

(10)

(3) 粗暴犯

 傷害や暴行等の粗暴犯で検挙・補導した少年は、過去10年間では、平成16年の852 人が最も多く、その後、減少傾向で推移するも下げ止まりの状況が見られ、平成25年は 631人で、前年と比較すると55人減少しました。図9

 都道府県別では、大阪、東京に次いで3番目に多い人員です。図10 図9 粗暴犯の推移(平成16年~25年)

図10 都道府県別検挙・補導人員(平成25年)

(人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

852 798

712

581

697

606 640

568

686 631

0 200 400 600 800 1,000

(人員)

大阪 東京 埼玉 神奈川 兵庫 愛知 福岡 千葉 広島 岡山

835

682 631

562 542 533

394 364

293 248

0 200 400 600 800 1,000

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

(11)

(4) 街頭犯罪(9罪種)

 街頭犯罪とは、路上や駐車場等屋外で発生する犯罪をいい、県民に身近で治安に与える 影響が大きい犯罪といえます。

 街頭犯罪の認知件数は、刑法犯認知件数の42.6%を占めています。図11

 街頭犯罪の認知件数と成人を含む検挙・補導人員に占める少年の割合は、過去10年間 では、いずれも平成16年が最も高く、その後、減少傾向で推移しており、平成25年は、

認知件数が35,867件、少年の割合が52.4%となっています。図12

 罪種別では、オートバイ盗が93.4%、自動販売機ねらいが91.1%と少年の割合が高く なっています。図13

図11 刑法犯認知件数に占める街頭犯罪の割合(平成25年)

図12 街頭犯罪の認知件数と検挙・補導人員に占める少年の割合の推移(平成16年~25年)

図13 罪種別における少年の割合(平成25年)

84,154件認知件数

街頭犯罪 その他

35,867件 48,287件

42.6% 57.4%

0 25,000 50,000 75,000 100,000

0 2,500 5,000

(人員) (認知件数)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

1,751少年 1,745 1,652

1,496 1,402 1,399 1,282 1,255

1,027  891  成人688 766 862 946 900 919 901 860

842  810  88,635

73,195 60,717 55,994 54,900 53,497

49,051 44,655

40,004  35,867  (71.8%) (69.5%) (65.7%) (61.3%) (60.9%) (60.4%) (58.7%) (59.3%) (54.9%) (52.4%)

認知件数

少年の割合

0% 20% 40% 60% 80% 100%

強制わいせつ車上ねらい強姦 自動販売機ねらいオートバイ盗街頭犯罪合計ひったくり自転車盗自動車盗路上強盗

少年 成人 合 計

1,701人 69人51人 181人82人 917人56人 101人 58人 75.8% 186人

79.3%69.3%64.6%56.9%47.6%46.6%39.1% 8.9%6.6%

24.2%(45人)

20.7%(12人)30.7%(31人)35.4%(29人)43.1%(22人)52.4%(891人)53.4%(490人)60.9%(42人)91.1%(51人)93.4%(169人)

(12)

(5) 初発型非行

 初発型非行とは、動機が単純かつ犯行手段が容易で、非行の入り口の段階に位置づけら れる万引き、オートバイ盗、自転車盗及び占有離脱物横領の4つの罪種をいいます。

 初発型非行で検挙・補導した少年は、過去10年間では、平成16年の6,451人が最も多く、

その後、減少傾向で推移しており、平成25年は、2,608人で、成人を含む検挙・補導人員 の30.6%を占めています。図14

 

 刑法犯少年のうち初発型非行で検挙・補導した少年の割合は、過去10年間では、平成 17年の76.3%が最も高く、その後、減少傾向で推移しており、平成25年は59.4%となっ ています。図15

図14 初発型非行の検挙・補導人員に占める少年の割合(平成25年)

図15 初発型非行の検挙・補導人員と刑法犯少年に占める割合の推移(平成16年~25年)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

万引き

自転車盗 オートバイ盗

占有離脱物横領 初発型非行合計

少年 成人

8,515人

2,562人 181人

917人 4,855人

合計

24.0%(1,166人)

53.4%(490人)

93.4%(169人)

30.6%(783人)

30.6%(2,608人)

76.0%

46.6%

6.6%

69.4%

69.4%

6,451 6,409

5,880

5,197

4,470

5,266

4,883

4,085

3,116 

2,608  75.7% 76.3% 75.2% 75.0%

70.0% 73.7% 71.2%

67.6%

61.1% 59.4%

0.0%

20.0%

40.0%

60.0%

80.0%

100.0%

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000

(人員) (割合)

刑法犯少年に占める初発型非行の割合

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

万引き 自転車盗

オートバイ盗

(13)

(6) 万引き

 万引きで検挙・補導した少年は、過去10年間では、平成21年の2,377人が最も多く、

その後、減少傾向で推移しており、平成25年は、1,166人となっています。図16

 万引きで検挙・補導した少年のうち、中学生と高校生で80.1%を占めています。図17 図16 万引きの認知件数と検挙・補導人員の推移(平成16年~25年)

図17 万引きで検挙・補導した少年の学職別状況(平成21年~25年)

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000

(件数・人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

1,965少年 2,038 1,830 1,716 1,708 2,377 2,255 1,885 1,414  1,166  2,792成人

3,444 3,611 3,281 3,424

3,637 3,622 3,970

4,023

3,689 7,903 7,773 7,706 7,434

8,050

8,887

8,526 8,534 8,282

7,503 認知件数

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

25年 24 23 22 21

未就学・小学生 中学生 高校生 大学・専門 有職・無職

2,377人

1,166人 1,414人 1,885人 2,255人

合計

3.2%

2.6%

2.5%

2.1%

2.9%

43.1%(503人)

44.6%(631人)

46.0%(868人)

46.4%(1,047人)

48.0%(1,142人)

37.0%(431人)

36.6%(517人)

38.8%(731人)

37.2%(838人)

35.8%(851人)

4.9%

3.0%

2.5%

2.5%

2.6%

11.8%

13.2%

10.1%

11.8%

10.7%

(14)

(7) 触法少年

 14歳に満たないで刑罰法令(刑法等)に触れる行為をした少年は、過去10年間では、

平成17年の1,325人が最も多く、その後、減少傾向で推移しており、平成25年は、527 人となっています。

 また、男女別では男子454人(86.1%)、女子73人(13.9%)となっています。図18

 都道府県別では、大阪、東京、兵庫などに次いで8番目に多い人員です。図19 図18 触法少年(男女別)の推移(平成16年~25年)

図19 都道府県別触法少年(平成25年)

0 300 600 900 1,200 1,500(人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

212 272 246 219 218 188 139 118 85 73

男子 714

1,053

942 875

725 811

752 672

556 454 926

1,325

1,188

1,094

943 999

891

790

641

527

(人員)

0 500 1,000 1,500 2,000

大阪 東京 兵庫 愛知 広島 北海道 福岡 埼玉 岡山 京都

1,578

1,427

724 687 630 571 553 527

417 369

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

(15)

(8) 少年の振り込め詐欺

 振り込め詐欺に関係して検挙・補導した少年は、平成25年中26人で、統計を開始した 4年前の平成21年と比べて、6.5倍となっています。図20

(9) 少年の犯罪被害

 少年が被害者となった刑法犯の認知件数は、平成25年中13,407件で、そのうち、殺 人や強盗等の凶悪犯被害は80件、傷害や暴行等の粗暴犯被害は967件となっています。

図21

   注) 性犯罪とは、強姦及び強制わいせつをいう。

図20 知能犯と振り込め詐欺の検挙・補導人員の推移(平成16年~25年)

図21 少年が被害者となる刑法犯認知件数の推移(平成16年~25年)

0 10 20 30 40

0 20 40 60 80

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

知能犯(人員) 振り込め詐欺(人員)

48

34

58

27

43

49

40

65

47

63

4 4

10 11

振り込め詐欺 26 知能犯検挙・補導人員

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年 0

500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 刑法犯総数

(件数)

凶悪犯、粗暴犯 及び性犯罪

(件数)

24,634 

21,799 

20,093  20,214  20,528  19,797 

17,719 

15,834 

14,637 

13,407 

242 128 116 101 100 92 84 82 84 80

1,837 

1,322 

1,221  1,149 

1,042 

920  919  843  1,000  967 

521 413

310 319 311 266 286 249 248 293

刑法犯総数

凶悪犯 性犯罪

粗暴犯

(16)

3 少年非行の特徴

(1) 低年齢化

 平成25年の刑法犯少年は、平成16年より、4,139人(-48.5%)と大幅に減少している 中、

 ・ 中学生が高校生より246人多い

 ・ 全体に占める中学生の構成比が平成16年より2.1ポイント増加

 ・ 全体に占める未就学・小学生の構成比が平成16年より0.7ポイント増加 となっています。図22 図23

図22 刑法犯少年の学職別検挙・補導人員の変化(平成16年・25年)

図23 刑法犯少年の学職別構成比の変化(平成16年・25年)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 25年

16年

(人員)

8,527人

4,388人

0% 20% 40% 60% 80% 100%

25年 16年

未就学・小学生 122人 180人

1,618人中学生

2,971人

1,372人高校生

3,366人

大学・専門 334人

482人

496人有職

586人

446人無職

942人

未就学・小学生 2.8%

2.1%

36.9%中学生 34.8%

高校生31.3%

39.5%

大学・専門 7.6%

5.7%

11.3%有職

6.9% 11.0%

10.2%無職 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 25年

16年

(人員)

8,527人

4,388人

0% 20% 40% 60% 80% 100%

25年 16年

未就学・小学生 122人 180人

1,618人中学生

2,971人

1,372人高校生

3,366人

大学・専門 334人

482人

496人有職

586人

446人無職

942人

未就学・小学生 2.8%

2.1%

36.9%中学生 34.8%

高校生31.3%

39.5%

大学・専門 7.6%

5.7%

11.3%有職

6.9% 11.0%

10.2%無職

(17)

(2) 再犯者率

 刑法犯少年(犯罪少年)全体の中で、かつて非行を犯した少年の割合である再犯者率は 増加傾向にあり、平成25年が39.0%と過去10年間で最も高くなっています。

 また、全国の少年の再犯者率より、本県は4.7ポイント高い値となっています。図24

 凶悪犯で検挙した少年の70.0%、粗暴犯で検挙した少年の58.0%が過去に何らかの非 行を犯して、再び非行を犯しており、大変高い割合となっています。図25

      注)「その他」は、詐欺、強制わいせつ、占有離脱物横領等の罪をいう。

図24 全国の再犯者率と本県の再犯者率(平成16年~25年)

図25 罪種別の再犯者の割合(平成25年)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

その他 窃盗犯 粗暴犯 凶悪犯 刑法犯少年

(犯罪少年)

再犯者 初犯者 合計

3,861人 80人 553人 2,004人 1,224人 33.5%(410人)

35.8%(717人)

58.0%(321人)

70.0%(56人)

39.0%(1,504人)

66.5%

64.2%

42.0%

30.0%

61.0%

20.0%

25.0%

30.0%

35.0%

40.0%

45.0%

(割合)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

刑法犯少年 刑法犯少年

再犯者率〜埼玉

再犯者率〜全国 28.1% 28.7%

30.0% 30.3% 31.2% 31.3% 31.5% 32.7% 33.9% 34.3%

28.1% 27.7%

30.2% 31.1%

35.7%

32.2% 33.7%

36.5%

38.8% 39.0%

(18)

4 犯罪につながる問題行動

(1) 不良行為

 不良行為少年は、過去10年間でみると、全国は平成19年、本県は平成20年が最も多く、

その後、減少傾向で推移しており、平成25年は、全国が809,652人、本県が49,754人となっ ています。

 また、行為別では、深夜はいかいと喫煙で約8割を占めています。図26

 平成25年に不良行為で補導した少年を男女別にみると、男子が全体の72.2%、女子が 27.8%となっています。図27

図26 行為別補導人員の推移(平成16年~25年)

図27 不良行為少年の男女別状況(平成25年)

0 400,000 800,000 1,200,000 1,600,000

0 40,000 80,000 120,000 160,000(人員)

不良行為少年

(埼玉)

(人員)

埼玉県 全国

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

喫煙 はいかい深夜

怠学等

11,638 29,827 38,282 50,243 59,933 70,428 73,360 70,632 66,838

59,880 55,896

49,754 1,419,085 

1,367,351 1,427,928 

1,551,726 

1,361,769 

1,013,840 

1,011,964 1,013,167  917,926 

809,652  不良行為少年

(全国)

総数

49,754人 男子 35,946人

72.2%

女子 13,808人

 27.8%

(19)

 学職別では、中学生が24.1%、高校生が49.9%となっており、全体の74.0%を占めて います。図28

 時間帯別では、22時から24時の時間帯に最も多くの少年を補導しており、全体の約3 割を占めています。図29

図28 不良行為少年の学職別状況(平成25年)

図29 不良行為少年の時間別補導状況(平成25年)

総数 49,754人

未就学・小学生 455人 

0.9%

中学生 11,989人 

24.1%

高校生 24,814人 

49.9%

大学・専門 198人 

0.4%

有職 5,667人 

11.4%

無職 6,631人 

13.3%

12,415 

4,562 

443  222  298  1,009  1,100 

2,542  3,270 

5,537 

2,344 

16,012

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000

0〜2 2〜4 4〜6 6〜8 8〜10 10〜12 12〜14 14〜16 16〜18 18〜20 20〜22 22〜24

(人員)

(時間)

(20)

(2) 喫煙

 喫煙で補導した少年を男女別でみると、平成25年は男子9,740人(83.7%)、女子1,898 人(16.3%)となっており、平成16年と比べると、男子3,481人(-26.3%)、女子2,750 人(-59.2%)それぞれ減少しました。図30

 学職別では、中学生が19.0%、高校生が42.4%となっており、喫煙で補導した不良行 為少年の61.4%を占めています。図31

図30 喫煙の比較(平成16年・25年)

図31 喫煙の学職別状況(平成25年)

0 5,000 10,000 15,000

女子 男子

平成16年 平成25年

(人員)

1,898人

9,740人

4,648人

13,221人

総数 11,638人

未就学・小学生 4人  0.03%

中学生 2,209人

19.0%

高校生 4,934人

42.4%

大学・専門 51人 0.4%

有職 2,229人

19.2%

無職 2,211人

19.0%

(21)

(3) 深夜はいかい

 深夜はいかいで補導した少年を男女別でみると、平成25年は男子20,663人(69.3%)、

女子9,164人(30.7%)となっており、平成16年と比べると、男子8,995人(+77.1%)、

女子3,594人(+64.5%)それぞれ増加しました。図32

 学職別では、中学生が17.8%、高校生が57.4%となっており、深夜はいかいで補導し た不良行為少年の75.2%を占めています。図33

図32 深夜はいかいの比較(平成16年・25年)

図33 深夜はいかいの学職別状況(平成25年)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

女子 男子

平成16年 平成25年

(人員)

9,164人

20,663人

5,570人

11,668人

総数 29,827人

未就学・小学生 91人 0.3%

中学生 5,320人

17.8%

高校生 17,119人

57.4%

大学・専門 122人

0.4%

有職 3,110人

10.4%

無職 4,065人

13.6%

(22)

(4) 不健全性的行為

 平成25年中、不健全性的行為(性交等)で補導した少年は、平成16年より、129人

(+208.1%)と大幅に増加しており、学職別では高校生の割合が全体の78.0%と最も多 く、次いで中学生が18.8%となっています。図34

 平成25年中、不健全性的行為(性交等)で補導した少年は191人となっており、補導 した場所で最も多いのがカラオケボックスで、全体の72.3%を占めています。

 また、不健全性的行為で補導した少年の54.5%を女子が占めています。図35 図36 図34 不健全性的行為の比較(平成16年、平成25年)

図35 不健全性的行為の場所別状況

(平成25年)

図36 不健全性的行為の男女別状況

(平成25年)

0 50 100 150 200

25年 16年

(人員)

62人

191人

6 49 7

中学生36 高校生

149

大学・専門 1

有職1

無職4

191人総数

カラオケボックス 72.3%138人 公園・社寺

8.4%16人 11人路上 5.8%

友人・知人宅 5.2%10人

旅館・ラブホテル等 2.1%4人

その他12人

6.3% 87人(45.5%) 104人(54.5%)

男 子 女 子

(23)

(人)

30 60 90

(人)

100 200 300

少年人口1,000人当たり (人)

少年人口1,000人当たり

5.0 10.0 15.0

5.0 10.0 15.0 (人)

5 市町村別にみる少年犯罪

(1) 居住地別検挙状況

     

注1) 各市町村の人口は、平成25年1月1日現在における埼玉県町(丁)字別人口調査による。

注2) 人口比とは、14歳から19歳の人口1,000人当たりの検挙人員をいう。

刑法犯少年(犯罪少年)の検挙人員 刑法犯少年(犯罪少年)の人口比

●さいたま市

順位 区 名 刑法犯 少年 1 見 沼 区 95 2 岩 槻 区 71 3 北 70 4 桜 66 5 南 65 6 緑 62 7 西 44 8 大 宮 区 42 9 中 央 区 33 10 浦 和 区 31

579

●市 部

順位 市 名 刑法犯 1 川 口 市 少年360 2 上 尾 市 180 3 春 日 部 市 163 4 川 越 市 161 4 越 谷 市 161 6 所 沢 市 143 7 草 加 市 132 8 朝 霞 市 83 9 新 座 市 77 10 狭 山 市 74 11 戸 田 市 73 12 富 士 見 市 70 13 ふじみ野市 68 14 熊 谷 市 66 15 桶 川 市 64 16 入 間 市 63 16 深 谷 市 63 18 八 潮 市 62 19 三 郷 市 61 20 久 喜 市 53 21 加 須 市 52 22 飯 能 市 50 23 行 田 市 46 24 鴻 巣 市 45 25 北 本 市 43 26 東 松 山 市 41 27 坂 戸 市 39 28 本 庄 市 38 29 鶴 ヶ 島 市 37 30 志 木 市 32 31 蕨 27 32 幸 手 市 26 33 和 光 市 25 34 日 高 市 23 35 吉 川 市 21 36 秩 父 市 19 37 蓮 田 市 14 37 白 岡 市 14 39 羽 生 市 11

順位 区 名 人口比 1 桜 11.4 2 岩 槻 区 11.3 3 見 沼 区 9.7 4 西 9.0 5 北 8.1 5 緑 8.1 7 大 宮 区 7.4 8 中 央 区 6.4 9 南 6.2 10 浦 和 区 3.5

順位 市 名 人口比 1 桶 川 市 14.7 2 上 尾 市 13.5 3 八 潮 市 13.0 4 富 士 見 市 11.8 4 春 日 部 市 11.8 6 川 口 市 11.5 7 北 本 市 11.0 8 朝 霞 市 10.8 9 ふじみ野市 10.6 10 飯 能 市 9.9 11 戸 田 市 9.8 12 草 加 市 9.5 13 鶴 ヶ 島 市 9.2 14 行 田 市 9.1 15 幸 手 市 9.0 16 狭 山 市 8.7 17 新 座 市 8.6 18 三 郷 市 8.4 18 越 谷 市 8.4 20 川 越 市 8.3 21 志 木 市 8.2 22 東 松 山 市 7.8 23 蕨 7.7 24 本 庄 市 7.6 24 所 沢 市 7.6 26 日 高 市 7.4 27 加 須 市 7.3 28 深 谷 市 7.2 29 坂 戸 市 7.1 30 入 間 市 6.8 31 和 光 市 6.5 32 鴻 巣 市 6.3 33 久 喜 市 6.0 34 熊 谷 市 5.6 35 吉 川 市 4.9 36 秩 父 市 4.5 36 白 岡 市 4.5 38 蓮 田 市 4.3 39 羽 生 市 3.2

(24)

(人)

10 20 30

少年人口1,000人当たり

5.0 10.0 15.0 (人)

      

注1) 各市町村の人口は、平成25年1月1日現在における埼玉県町(丁)字別人口調査による。

注2) 人口比とは、14歳から19歳の人口1,000人当たりの検挙人員をいう。

刑法犯少年(犯罪少年)の検挙人員 刑法犯少年(犯罪少年)の人口比

●町村部

順位 町村名 刑法犯 少年 1 杉 戸 町 29 2 毛 呂 山 町 28 3 上 里 町 27 4 松 伏 町 26 5 宮 代 町 20 6 寄 居 町 18 7 小 川 町 13 8 三 芳 町 12 9 美 里 町 11 9 伊 奈 町 11 11 嵐 山 町 10 12 吉 見 町 9 13 神 川 町 8 14 皆 野 町 7 15 横 瀬 町 6 16 滑 川 町 5 17 川 島 町 4 18 越 生 町 3 18 ときがわ町 3 18 小 鹿 野 町 3 21 長 瀞 町 2 21 東 秩 父 村 2 23 鳩 山 町 1

順位 町村名 人口比 1 美 里 町 15.2 2 毛 呂 山 町 13.7 3 上 里 町 13.1 4 松 伏 町 12.1 5 皆 野 町 11.8 6 宮 代 町 11.3 7 横 瀬 町 10.8 8 杉 戸 町 10.6 9 東 秩 父 村 10.1 10 嵐 山 町 10.0 11 神 川 町 8.5 12 寄 居 町 8.0 13 小 川 町 7.0 14 吉 見 町 6.4 15 滑 川 町 6.2 16 三 芳 町 5.4 17 長 瀞 町 4.5 18 ときがわ町 4.4 19 伊 奈 町 4.3 20 小 鹿 野 町 4.0 20 越 生 町 4.0 22 川 島 町 3.2 23 鳩 山 町 1.4

(25)

20 40 60 80(人) (人)

5 10 15 20

2 4 6 8(人)

(2) 居住地別逮捕状況

●市 部

順位 市 名 逮捕人員 1 川 口 市 86 2 川 越 市 34 3 春 日 部 市 31 4 所 沢 市 25 5 深 谷 市 21 6 上 尾 市 18 6 三 郷 市 18 8 越 谷 市 17 8 草 加 市 17 8 新 座 市 17 8 八 潮 市 17 12 本 庄 市 16 13 戸 田 市 15 14 加 須 市 14 14 桶 川 市 14 16 ふじみ野市 13 16 朝 霞 市 13 18 東 松 山 市 12 19 狭 山 市 11 20 入 間 市 9 21 熊 谷 市 8 21 北 本 市 8 21 秩 父 市 8 24 久 喜 市 7 24 行 田 市 7 26 羽 生 市 6 27 富 士 見 市 5 28 吉 川 市 4 28 飯 能 市 4 28 日 高 市 4 28 和 光 市 4 28 幸 手 市 4 33 坂 戸 市 3

33 蕨 3

33 鶴 ヶ 島 市 3 36 鴻 巣 市 2 37 蓮 田 市 1 37 白 岡 市 1

注) 逮捕した少年がいない市を除く。

●さいたま市

順位 区 名 逮捕人員 1 岩 槻 区 18 2 緑 17 3 見 沼 区 16 4 南 13

5 北 9

6 西 7

6 大 宮 区 7

6 桜 7

9 中 央 区 6 10 浦 和 区 2

102

●町村部

順位 町村名 逮捕人員 1 上 里 町 8 2 杉 戸 町 7 3 美 里 町 6 4 皆 野 町 4 4 松 伏 町 4 6 嵐 山 町 3 7 小 川 町 2 7 横 瀬 町 2 9 毛 呂 山 町 1 9 滑 川 町 1 9 吉 見 町 1 9 長 瀞 町 1 9 神 川 町 1 9 寄 居 町 1

注) 逮捕した少年がいない町村を除く。

■:30人以上

:20人以上〜30人未満

:10人以上〜20人未満

: 5人以上〜10人未満

: 1人以上〜 5人未満

: 逮捕無し 凡例

■■

行田市

本庄市 羽生市

幸手市

吉川市

蕨市

狭山市

桶川市 北本市 坂戸市

日高市 飯能市

横瀬町

ときがわ町

毛呂山町 越生町 小川町 寄居町 上里町 神川町

小鹿野町

東秩父村

秩父市

皆野町

鴻巣市 吉見町

白岡市 鳩山町 川島町

越谷市 久喜市

杉戸町

東松山市

三芳町

加須市

入間市 深谷市

さいたま市

戸田市 上尾市 春日部市

草加市 川越市

川口市 所沢市

三郷市 熊谷市

ふじみ野市 富士見市

志木市

八潮市 鶴ヶ島市

蓮田市

伊奈町

(26)

1 少年の福祉を害する犯罪

(1) 福祉犯被害少年

 児童買春や児童ポルノをはじめとした少年の福祉を害する犯罪は、少年の心身に有害な 影響を及ぼし、健全な育成を著しく阻害することから、警察では、積極的な取締りと被害 少年の発見・保護に努めています。図37

 平成25年中、福祉犯罪の被害に遭った少年は344人となっており、学職別では、中・

高校生が全体の76.2%を占めています。

 また、被害少年の71.8%を女子が占めています。図38 図39

Ⅱ   少 年 の 福 祉 を 害 す る 犯 罪

図37 福祉犯の被害人員の推移(平成16年~25年)

図38 被害少年の学職別状況

(平成25年)

図39 被害少年の男女別状況

(平成25年)

(人員)

242

319 310

372 389

347 382

426

370 344

0 100 200 300 400 500

(人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

344人総数

未就学・小学生 1.5%5人

中学生97人 28.2%

高校生165人 48.0%

31人有職 9.0%

46人無職 13.4%

97人(28.2%)

247人(71.8%)

男 子 女 子

(27)

(2) 検挙状況

 福祉犯罪の検挙件数は、過去10年間では、平成22年の411件が最も多く、その後は、

減少傾向となり、平成25年は352件となっています。図40

 法令別では、青少年健全育成条例違反(197件)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(57 件)が全体の72.2%を占めています。図41

図40 福祉犯の検挙件数の推移(平成16年~25年)

図41 法令別検挙状況(平成25年)

平成25年中の主な保護対策

 ● 風俗営業者による児童買春事件(周旋業)の摘発及び被害児童の保護

(少年捜査課、大宮署)

 ● インターネットを利用した児童ポルノ販売事件の摘発及び違法DVDの拡散防止措置

(少年捜査課、行田署)

192

251 268

337 354 338

411 398 374

352

0 100 200 300 400 500

(件数)

平成17年2月

県条例によるスカウト行為、

有害図書区分陳列等規制施行

平成21年2月

県条例による出会い系喫茶の規制施行

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

平成22年10月

県条例による携帯電話インター ネットの有害情報対策の実施

風営適正化法 17件 4.8%

児童福祉法 10件 2.8%

未成年者飲酒禁止法 6件 1.7%

労働基準法 6件 1.7%

出会い系サイト規制法 4件 1.1%

覚せい剤取締法

4件 1.1% 売春防止法 4件 1.1%

総数 352件

青少年健全育成条例 56.0%197件 児童買春・児童ポルノ禁止法

16.2%57件 未成年者喫煙禁止法

13.4%47件

(28)

2 児童ポルノ事犯

(1) 被害状況

 児童ポルノは、児童の性的搾取・性的虐待の記録であり、児童の人権を著しく侵害する ものです。

 警察では、児童ポルノの製造、提供、公然陳列等について積極的に取締りを行っていま す。図42

(2) 検挙状況

 児童ポルノ事犯の検挙件数は、過去10年間では、平成24年の60件が最も多く、平成25 年は39件となっています。図43

図42 児童ポルノ事犯の被害人員の推移(平成16年~25年)

図43 児童ポルノ事犯の検挙件数の推移(平成16年~25年)

0

15

3

15

18

12

22 22 24

28

0 10 20 30

(人員)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

(件数)

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

1

11 14

20 25

21

47 48

60

39

0 10 20 30 40 50 60 70

(29)

3 出会い系サイト・コミュニティサイトに起因した事件の被害

(1) 被害者

 インターネット上には、児童ポルノ、残酷な暴力シーンや過激な性描写を含むものなど、

少年に有害な影響を与えるコンテンツが氾濫しているほか、スマートフォン等から出会い 系サイト・コミュニティサイトを利用して、少年が性的犯罪の被害に遭う事件が多くなっ ています。

 出会い系サイトやコミュニティサイトに起因した被害全体の97.8%が18歳未満の少年 でした。図44

(2) 検挙状況

 平成25年中は、コミュニティサイトを利用した事件の検挙は96件で、出会い系サイト・

コミュニティサイトに起因した事件全体の89.7%を占めています。図45

フィルタリングを利用していますか?

 フィルタリングとは、青少年に有害なインターネット上の情報を閲覧できなくする プログラムやサービスをいいます。

 県警察では有害サイトにアクセスできないよう、子供が使用する携帯電話やスマート フォンに係るフィルタリングの利用を呼び掛けるなど、普及を目指した取組を推進して います。

 子供が携帯電話やスマートフォンを安心して利用できるように、保護者の責任でフィ ルタリングを利用して下さい。

図44 被害者の状況(平成25年)

図45 出会い系サイト・コミュニティサイトに起因した事件の検挙件数(平成25年)

被害者 91人

18歳未満  89人 97.8%

18歳以上 2人  2.2%

検挙件数 107人

出会い系サイト 11件 10.3%

コミュニティサイト 96件 89.7%

(30)

4 児童虐待

 警察では、児童虐待から子供を守るために、「児童の安全確認」及び「児童の安全確保」

を最優先とした活動を行っています。

 さらに、児童相談所をはじめとする関係機関等との連携を図り、児童の生命、身体の保 護に対する取組を推進しています。

児童虐待とは・・・

 保護者が監護する児童(18歳未満)について次の行為を行うこと をいいます。

○ 身体的虐待

 児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を 加えること

≪具体例≫

・首を絞める。殴る。蹴る。

・タバコの火を押しつける。

・激しく揺さぶる。

・投げ落とす、逆さ吊りにする。

・熱湯をかける。溺れさせる。

・異物を飲ませる。

・縄などにより拘束する。

・冬戸外に閉め出す。

○ 性的虐待

 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつ な行為をさせること

≪具体例≫

・児童に対し淫行をする 。

・児童ポルノの被写体にする。

・性的暴力、性的行為を強要・教唆する。

・性器や性交を見せる。

・性器を触る又は触らせる。

○ 怠慢又は拒否(ネグレクト)

 児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長 時間の放置、保護者以外の同居人による身体的虐待、性的虐 待、又は心理的虐待と同様の行為の放置その他保護者として 監護を著しく怠ること

≪具体例≫

・乳幼児を家に残したまま長時間外出する。

・乳幼児を車の中に長時間放置する。

・着衣を長時間着替えないなど、ひどく不潔なままにする。

・適切な食事を与えない。

・病気になっても医者に診せない。

・児童が学校に登校する意思があっても登校させない。

○ 心理的虐待

 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が 同居する家庭における配偶者に対する暴力その他の児童に著 しい心理的外傷を与える言動を行うこと

≪具体例≫

・暴力的な言動により児童を脅す。

・他の兄弟姉妹と比べ著しく差別的な取扱いをする。

・児童を無視したり、拒絶的な態度を示す。

「生まなければよかった。」などと児童の心を傷つけるよう な言動を繰り返す。

・ 児童の面前で配偶者やその他の家族などに対し暴力を繰り 返す。

(31)

 平成25年中における児童虐待事件の検挙件数は42件、検挙人員は43人、被害児童数は 43人となっています。図46

図46 児童虐待事件の検挙件数の推移(平成21年~25年)

● 通告義務

  児童虐待を受けたと思われる児童を発見した場合は、通告する義務が定められて います。

児童相談所全国共通ダイヤル 0570-064ー000

お住まいの地域の児童相談所に電話をつなぎます。 ※ 一部地域で使えないことがあります。※ PHSや一部のIP電話からはつながりません。

 連絡は匿名で行うことも可能です。連絡者や連絡内容に関する秘密は守られます。

匿名通報ダイヤル(警察庁) 0120-924ー839

 ※ 月~金/9:30~18:15    ※ 24時間オンライン受付 http//www.tokumei24.jp/

● 児童福祉法第25条

 (要保護児童発見者の通告義務)

 要保護児童を発見した者は、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介 して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。(抜粋)

● 児童虐待の防止等に関する法律第6条  (児童虐待に係る通告)

 児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若し くは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければ ならない。(抜粋)

埼玉県内児童相談所連絡先一覧表

さいたま市児童相談所 048ー840ー6107 県 南 児 童 相 談 所 048ー262ー4152 県 中 央 児 童 相 談 所 048ー775ー4152 県 所 沢 児 童 相 談 所 04ー2992ー4152 県 川 越 児 童 相 談 所 049ー223ー4152 県 越 谷 児 童 相 談 所 048ー975ー4152 県 熊 谷 児 童 相 談 所 048ー521ー4152 県越谷児童相談所草加支所 048ー920ー4152

※ 休日・夜間の虐待通報ダイヤル

県(さいたま市以外) 048ー779ー1154 さいたま市 048ー840ー1448

虐待を受けたと思われる子供を見つけたときやご自身が出産や 子育てに悩んだときには、児童相談所や市町村窓口に連絡してください。

児童虐待は社会全体で解決すべき問題です。

0 10 20 30 40 50

21 22 23 24 25年

(件数)

性的虐待

身体的虐待 怠慢又は拒否 1 心理的虐待

33 44

21

13

38

45 42

(32)

5 少年の薬物乱用

 覚醒剤や大麻等の薬物乱用により検挙・補導した少年は、過去10年間では、平成16年 の51人が最も多く、その後、減少傾向で推移しており、平成25年は6人となっています。

図47

  

図47 検挙・補導した薬物乱用少年の推移(平成16年~25年)

0 40 80

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25年

(人員)

51 49

21 25

35

22 23

6 10

6 大麻・麻薬等

 県警察では、少年の非行防止と健全育成活動の拠点として、少年サポートセンター を県内4カ所に設置し、関係機関・団体と連携し、総合的な少年非行防止対策を行っ ています。

少年サポートセンター

街頭補導活動

非行防止教室

立ち直り支援活動

広報啓発活動 少年相談活動

スクール・

サポーター

関係機関・団体

県・市町村

県・市町村 教育委員会

ボランティア地域

関係機関その他 児童相談所

学校

直り

連 携 

少年サポートセンターの活動

(33)

1 少年相談活動

 県警察では、少年や保護者等からの非行、家出、

いじめ等少年問題に関する相談を受け付けていま す。

 心理学の専門知識を有する職員や少年非行の取 扱い経験の豊富な職員が指導・助言を行っていま す。

(1) 親子カウンセリング

 親子に対するカウンセリングは、臨床心理士の資格を有する専門職員が担当しています。

 特に、少年には心理テストを実施し、その結果に基づいて指導・助言を行っています。

(2) ヤングメール

 従来の少年対象の相談電話(ヤングテレホン)と併せて、少年が気軽で利用しやすい電 子メールを活用した窓口を提供しています。

≪ヤングメール≫ http://www.police.pref.saitama.lg.jp/

※  県警察ホームページの「相談窓口」にアクセスし、項目「警察相談窓口」の「少年相談(ヤングテレホ ン/ヤングメール)」をクリックしてください。

Ⅲ 総合的な少年非行防止対策の推進

     

~相談者の声~

 僕は、高校1年の時に問題を起こして保護観察処分を受けま した。

 それ以後、保護司のもとに月1回通いながら、少年サポート センターでカウンセリングを受けてきました。

 臨床心理士の方は、僕の話を批判せずに、じっくりと聞いて くれ、

   「ダメなものはダメだよ。」

としっかりと善悪の判断も示してくれました。

 自分にしっかりと向き合ってくれる人がいることで、僕の生活にも張りが出てきて、

次第に将来に期待が持てるようになってきました。

 今春から大学生になりましたが、

   「何か、きっといいことがあるはずだ。」

と思えるようになったのは、少年サポートセンターでカウンセリングを受けてきたか らだと思っています。

コラム

少年相談

参照

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