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Marketizi噌,Organizing,andNetworkingforRecyeledFoodResourees …Ma.kir将OrRawWasteintoForageorCompostbyConvenieneeStores, FoodM乱nufaeturers,L乱丁官e−SizeLivestoekOperations,etC.−

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第22考:1〜21   平成11年3月15‡ヨ  

食料資源リサイクルシステムの市場化・組織化・ネットワーク化  

一生ゴミを飼料化・堆肥化するコンビニ業・食品製造業・大規模畜産を中心にして一  

山 本 太 一  

三東大撃塵物資源学部   

Marketizi噌,Organizing,andNetworkingforRecyeledFoodResourees  

…Ma.kir将OrRawWasteintoForageorCompostbyConvenieneeStores,  

FoodM乱nufaeturers,L乱丁官e−SizeLivestoekOperations,etC.−  

Taichi,YAMAMOでO  

FaculとyorBioResources,MieUniversiもy,TsuMie514−8507,Japan  

Abstract  

Thisis a positivisもStudy analyzlngneW typeS OrVerlture businesses survey¢drrom   血eviewpointoreconomicsandorganizatlonもheory.   

SまnceApriloぎ1995,SOme prOJQCtS have been sもarも¢d based on the Zero Emission    Vision proposed by the United Nations University,and people have suddenly been   focuslngatもentiononbま0−teChnologyandasystemoruslng・reCyCledraw waste as food  

resources,insteadく)fdisposlngOrth¢WaSteby burnlng・them,and then burylng払e   remalnS.   

Howev¢r,tOOpenaSraraSpOSSまblesuchaclosedsysteminherentin zero emission,  

thereneedtobedevelopednotonlymarketizlrlgandorganizlngbutalso a n¢tWOrlくing   SyStemrOrreCyClingrawwasteromainlnginroodresourees.  

KcyWords:Recycledfoodresources・Flexiblebusinessnetworks・Theinformation   age  

の内容については,1998年9月27日に環境経済・政策   学会の「食料費源問題」分科愈で冒頭報告した。   

ゼロエミッション構想は,国連大学が提案したもので   あり,それにもとづくプロジェクトがスタートして以貌   生ゴミを焼却し埋め立てる処理でなく,食料資源として  

リサイクルする技術やシステムが,俄に注目されるよう   になった。だが,ゼロエミッション(廃盤物ゼロ)とい   う考え自体が閉鎖系である。それを出来る限り開放系に    は じ め に  

本研究は,平成9年皮から山本が三蕊大学工学部の徳   目正孝教授と鈴鹿高専の国枝義彦教授,兼松秀行助教授   とのご助言やご協力をえて進めてきたところ,平成10   年度に『ゼロエミッションを志向した三薮県渡英構造』  

というテーマで学最裁数経費の洞姦研究を受けたので,  

表題の内容にまとめて報告するものである。なお,表題  

平成10年12月3日受却  

繚市上浜町1515  

(2)

山 本   太 一  

このような進化的自己組織化への転換は,本来,ゼロエ   ミッション的なシステムからできている騒然の生態系内   て行われるべきである。  

2.環境汚染物質ご有用資源の価値認識とその価値連携   のネットワーク化を提案   

本論でほ,ゼロエミッションを提唱する場合,その閉   鎖系を自己革新的な開放系へ転換する方法が不可欠だと   いう認識をとる。その方法としては,環境汚染物質や廃   材を公害物質と見ないで,再利用する 〈技術の開発〉 と   ともに,まず①有用資源化できる物質という 〈社会的価   値認識の転換〉が必要なことを提案し主張する。つき、に  

③環境汚染物質二有用資源化物質という価値観で連結す   る 〈ネットワーク化〉のシステムを投薬する。  

3.課題への接近法と本論の構成   

今日,生ゴミは,その排出奥の多さから,はとんどの   企業・畜産業賓・自治体などが処分に苦労しているうえ,  

焼却・埋立てに偏った現行の処分法では,環境汚染源に   なる可能性が商い。それゆえ,食料費源としてリサイク   ルする処分法を新たな仕組み(システム)と技術とから   開発することが緊急な課題になっている。この採済へば,  

生ゴミリサイクルの技術よりも,仕組み(システム)か   ら接近することによって,「ゼロエミッションの可能性」  

坂詰鋸こ挑戦してみる。   

生ゴミは,産業界の企業,地域住民,官公庁の人々が   各自に,「分別すれば有用鷺軌 混ぜれば環境汚染物」  

という,とんでもない代物のうえに,変質しやすく種々   雑多で不安定な不確実情報の商品である。このため,不   特定多数閲で自由取引する生ゴミ再生の〈f】ぎ場化〉が容   易でなく,特定少数聞で戯の見える相対取引や契約取引   を行う 〈組織化〉が主流になる。そこで,顔の見えない   取引でも細事との間の互酬を侶頗して遵排する開放的な  

〈ネットワーク化〉の連挑パターンによって,ゼロエミッ   ションの可能牲を究明する。   

このため,本論の文肇構成は,第2寮(Ⅱ)でj †減靴・  

組織化・ネットワーク化の概念を定義する。その後,今   軋 生ゴミを排出する企業や消費者が,未だに生ゴミの   頓味な分別やカテゴリーに止まっているため,生ゴミを   有用改源に再生できないか,仮に出来てもコスト高の商   品になる恐れがある。この実態を第3寒(Ⅲ)で明らか    するためには,生ゴミを食料資源としてリサイクルする  

閉鎖的な組織化が進む現状にあるので,市域化ほど開放   的でなくとも,組織化よりも開放的なネットワーク化が   必黎であろう。   

本研究は,今lヨの生ゴミ問題を新埋のベンチャー・ビ   ジネスとして解決しようと挑戦する企業や感光者の行動   について,〈ネットワーク化〉 という鍵概念で幾つかの   連携循環型にパターン化し,「ゼロエミッションの可能   性」仮説を訳儀・分析にもとづき采配しようと試みた点   に,特徴があるり。  

Ⅰ.研究の課題と提案    1.ゼロエミッションの閉鎖系の進化的開放化が課題   

廃乗物(emission)ゼロ計画は国連大学が提唱し,  

そのプロジェクトは1995句ま4月からスタートした。以   凰「企光活動や生活活動を行って,廃棄物・排出物を  

】皿・切出さないようにする仕組み」の〈ゼロエミッション  

〉 システムが,実践面でも注目され始めている。だが,  

このシステムは,1つの産米,1つの金光の工機または   戯場,また1つの地域住民から,廃褒物や環境汚染物質   を血豆切出さないというのであろうか。   

もしそうならば,そのシステムは,現代経営学の組織論   では,組織が環境とのシステム間で相互作用しない〈開銀   系(closedsystem)〉に当たる2)。そのような閉鎖灘  

システムは,今E‡,高度情報化社会のグローバルな出現   で,環境との間で綾雑に相互作用しながら変動せざるを   得ない不確実な状況下では,環境の変化に適応して積極   的に自己変革する 〈進化的な自己組織化〉ができない。  

とりわけ,竃予通信網と輸送手段の発達した高度情報化   社会でほ,カネ・モノ・ヒトなど経済礼金に有用な資源   とともに,環境汚染や環境破壊などの公督物質と祢され   るマイナス資源をも,情報によって,閣や地域の墟を容   易に越えて地球規模で素早く移動させる国際〈市場〉 と  

ともに,多国籍企業の〈組織〉 も出現し発展する傾向に   ある。ゼロエミッションの技術システムや社会システム   が,このような傾向を封じ込める閉鎖系であっては,そ   れらの出現も発展も固執こなり,停滞し後退する。   

それゆえ,ゼロエミッションの課題は,本来,その保  

存的な負己組織化に止まる間融朗システム乳 いかに環  

境との間で相互作用する〈開放系(op¢nSyStem)〉の  

市場化や組織化へ自己革新するかである封。といっても,  

(3)

にする。反面,現状では,生ゴミを有望な食料費源とし   て活用するリサイクルシステムから鬼麗す背恩があるこ   とについて,第4率(Ⅳ)で触れる。節5輩(Ⅴ)では,  

英米確聞の提班循環型によるパターン化を行い,第6牽  

(Ⅵ)で,ゼロエミッションの可能性を高めるために,  

生ゴミを食料費源としてリサイクルするシステムの発展   過程で今後問題になり,その解決すべき課題に触れる。  

n.市場化・組織化・ネットワーク化の概念定義   自由∃三我的経済学者のハイエクは,く市場〉が分散し   た情報(不確実情報)を個人より効率的に消化(処理)  

する 〈コミュニケーション(惰報処理)システム〉だと   いう一l〉。この点で払 近代組織論のサイモン=マーチが  

「不確実情報下の処理システムを〈組織〉」というのと,  

大差細い$〉  。そこで,不特定多数問で1桓Ⅰ限り自由価格   で取引・調整する 〈市場〉が,特定少数閲で継続して契   約価格で取引・開基する 〈組織〉 よりも取引コストを節   約で轟る場合,市場化が進み組織化が褒過する。この反   対の場合はその逆が生ずる。   

それゆえ,〈市場化〉 は.〈組織化〉 と表裏山体の関   係にある傾向性をもつと認識する。この認識概念は,ア  

ローの「組織とは,価格システムがうまく働かないよう   な状況下で  ,集団的行動の利点を実現するための手段で   ある」の定義とも合い通ずる6〉。これは,「市場の失敗   から組織が生ずる」という組織経済学者の2項対立的な   取引悪用説による。なお,市場や組織に「化」をっけて   用いる瘍蝕ま,それぞれを志向する途上に,進む方向に   あることを意味する。   

ここで注意を資するのは,市場化と組織化とが2項対立   する概念だとしても,完全に分離した概念でなく,相互に   作用して東なり合う那分(contexと)があるという認識で   ある†)。そこで,市場と組織との中間で,互酬関係を信販  

して連結するネットワークの発展性もあることに,組織論   から注目が注がれている㌔ したがって,〈ネットワーク   化〉 とは,市場間,市場と組織の聞,組織間,個人間に   おいて,それぞれをある特定の価値観やノウハウ・技術   などの互醐関係を信覿して提携する相互依存システムの   傾向である。それは,資本や権力で統合・分化する階層   組繊化や系列組織化という,機能または権力のシステム   的傾向とも異なるものである。   

今軋.生ゴミの処分過程では,以上のような市場化・  

組織化・ネットワーク化が起きつつある。そこで,生ゴ   ミを環境汚染物質や廃材として取引すると,その際の取   引蟄ほ,どうしても流通調整費の他に,焼却処理や埋め   立て処理の環境公害蟄を含むことになる。だが,生ゴミ   をリサイクルシステムによって飼料化やコンポスト(堆   肥)化した新製品へ再生する場合は,公裔望蟹カミ生産費に   なり,取引費に含まれない点に注目する必要があろう。   

なお,生ゴミの流通・処分を行う過程のシステムや技   術は,年々厳しくなる環境行政の下で〈不確実な状況〉  

にあり,それらに関する く機械〉 も偏在している。この   現状では,競争的な市場化よりも管理的な組織化が進み   やすい。特に,企楽は盛業廃棄物のもつリスクを,制度   化された自治休の処分施設を通して分散できる限り,容   易に市場化しない。これと対照的に,金光は,資本につ   いては,‡当らの経営能力や危険負担能力から生ずるリス   クを,株式1督場を通して分散できるので,市場化に力を   入れる。また,市場と組織とを遥結する 〈ネットワーク   化(の形成)〉 ほ,〈機報化〉 と 〈楽際化〉 とが結び付   いて運動しているところで展開する,といわれている㌔  

〈業際化〉 は,生ゴミのリサイクル品のように,商品コ   ンセプトの確立した市場がないか,非公開の市場が主流   であるため,光輝間・魔米閲の垣根を越えて相互乗り入   れた取引が活発化する競争の場合に進む。すなわち,業   際化の進む財やサービスは,確立した〈市域〉がなく,  

市場と市場の境界線も不明確であるだけに,既存の確立   した市場があるものに比べて,市場化や粗相化と同時に   ネットワーク化も進む可能性は高く,変動しやすいもの   と考えられる。  

軋 〈生ゴミ〉の曖昧な分別とカテゴリー    1.急増するく生ゴミ〉と他の廃棄物との未分別状態   

わが国では,1970年に「廃索物の処理及び清掃に関   する法律(通称,廃棄物処理法)」が制定されて,すで   に4判杜絶が過ぎた。同法下では,地域住民中心に出る  

〈山般廃索物(いわゆるゴミ)〉の処理が市町村に固有   の業務になり,箪髄中心に出る く産業廃廃物〉の処理が   排出肇米審の自己処理を原則とするようになった。   

そして,産業廃棄物32品目のうち,感染性医療焼栗  

物・人体影響液状物・建設用廃材の3品目は,1996年  

以降,排出(原因)者帝回収者や処理場について,国の  

定めた裔式のマニフェスト(manifest,樅荷目録)に   

(4)

山 本 太 鵬  

も莱者の組織でも,饗任ある管理運用下にあるとは必ず   しも貰えない状態にある。それには,少なくとも4つの   背旗がある。   

第1は,廃乗物の分類で,〈生ゴミ〉 の法律的規定が   綾経であり,廃棄物の尊門的な処分米省間でも正確に理   解されていない,という背嚢である。生ゴミほ,表1仙   1で説明すると,わが関金体の年間廃棄物,約4.5僚ト   ンの9剖近い〈産業廃乗物〉のうち,工場などの汚泥,  

戯畜産莱者の家畜糞尿,食品加工流通米などの動植物性   残漁,その他にごく少数含まれる動物死体(13〜14万  

トン)と,〈血般廃棄物〉のうち自治体収集分の可燃ゴ   ミから,紙屑・ゴム・どぶニー−ルなどを除く動植物性残廼   などとである。座業廃喪物を除く困般廃染物についてほ,  

記入して,関係の当事者が行政当局へ提出し,確認・保   管することになった。その他,残りの品目は,生ゴミで   ある動植物残漆・工瘍汚泥も,廃油・廃プラスチック・  

鉱渾などとともに,1998年12月以降,マニフェストに   よって保管・管理されることになった。ただし,一般廃   棄物は,人糞の尿尿とともに,市町村常や管理組合常の   処理施設で処分されるので,金光や排出者の廃棄物をマ   ニフェストで保管・管理するシステムがない。(産業廃   染物の排出駿や一般廃棄物の自治体収集頗について,大   まかな分類にまとめて示した裟1…1を参照されたい)。   

ところが,〈生ゴミ〉 は,行政や法律の規定ないし学   問的定義があっても明確でなく,その収集・運搬の回収   衆と処理業との処分過程が,監督官庁や自治体の行政で  

表1−1わが国の廃乗物の排出應と処分應(万トン/年)  

(1)産米廃乗物    (2)一般廃乗物   

1993年 1995年    1993年 1995年    1993年1995年    汚  泥 18,050 18,550    混合ゴミ  776   757    抱擁埋立  712   572   

排 動物糞尿 7,560 7,300  2,7522誹7   606    499   454    直接焼却 3,200 3,4・12  

出  √11  17    直接資源化  212   268   

盛 その他 4諸50 5−290   化焼却資源化   

7  

11   

合 計 39,700 39,400    粗大ゴミ  148    150  盈 破砕・他 202   121    再生紬羽15,60014・700  直接搬入ゴミ  635   581    合 計   

処   4,934  4,990   

11  合  計  4,934  4,990  

分  自家処理   96   79   

最 合計 39,700 39,400  団体処理    192   240    資料)厚生省磯墳賂備課『日本の廃裁物処瓢平成7年皮版』1998年および同深の内部資料。   

注)95年産米廃焚物の処分頗394(単位:督万トン)は,舷終処理69巴直接埋立34十焼却増量立35.  

再生利用147霊感接再生511一中間処理(主に焼却)後の再生g5,減駿化ほ脱水・乾燥・焼却。  

表1−2 わが国の疲紫廃棄物と山般廃嚢物との排出処分腰椎移   産米廃乗物(100ガトン)   一般廃棄物   最終処分  城壁化  再生利用  合  計  咋刷総排出=  1人1日排出應   

1975年    4,205万トン  1,033グラム   

91    92    129    312   986    1990年  89    405  5,044    1,120    1992年  89    403  5,020    1,104    1995年  69    178    147    394  5,069    1,105   

資料)厚生省環境整備課『日本の塵乗物処王乳 平成7年度版』1g98年より  

注1)山般廃棄物は全罵の市町村から集計,注2)減数化は脱水・乾燥■焼却   

(5)

正確に廃棄物処理法(正確に「廃魔物の処理及び清掃に   かする法紳」)第2灸第4項の「その他政令」で定める  

ものとなっている。それゆえ,生ゴミの軍門家と自負す   る処分米者でさえ,調査対象者の中には,生ゴミ=動植   物他念物残波と誤解する者もいるぼどである。   

第2の背凝は,血般廃索物を見ると,地域住民レベル   で生ゴミと他の可燃塵ゴミと分別して排出され,回収・  

処分される習慣もシステムも育っていない点である。ま   た,産米廃棄物にしても,軍楽用の生ゴミが,加工食品   の製造発から出る均質な生ゴミと,流通米や外食座薬お   よぴこれら向け料理の製造塞から出る椎多な不純物混入   の生ゴミとの分別がなされていない。一般廃嚢物ほ,地   域住民の生活廃棄物だけでなく,軍楽指定されていない   企楽・戯家漁家や官公庁の軍楽廃乗物も含まれる。これ   らの人々がゴミの分別を曖昧にして減数意識を高めずに   いた結果,全国の市町村粂計でみた総排出盈も,1人1   日あたりの排出汲も,1985年以降の円高とバブル期に   かけて急増し,バブル期の崩壊した91年以降,ようや   く横ばいする結果になった(表1−2)。1975〜85年の   10年間ほぼ横ばいであったのであり,今臥 ゴミの分  

別と滅駿意識について地域ぐるみや,産米ぐるみの徹底   が求められる。   

これような一般廃棄物の排出應動向ほ,人々の生活態   度を反映するものだが,座薬廃棄物の処分應動向にも反   映され,両方の動向がほほ平行する(義1−2)。産業廃   衆物の処分駿動向で注意を要するのは,再生利用(リサ   イクル)傲がほぼ横ばいあり,脱水・乾燥・焼却の減盤   化によって全体の処分恩を,近年,どうにか抑えている   点である。   

第3に,特に一般廃盤物は,生ゴミに限らず,排出者   の処分費(回収費+処理蟄)負担原則が貫かれず,〈2   本建で対応する行政側の態度〉が背敷こある。すなわち,  

山般住民や非営利軍楽体(官公庁・学校・病院など)の   出す生ゴミは〈公賓物〉であり,山般廃乗物として公共   体の市町村が処分費を負担する。他方,企業などが軍楽  

で出す生ゴミは〈私鄭紛(ここでは敢えてこう呼ぷ)  

だという組織があり,排出(原因)者が処分幾を負担す   る軍楽用生ゴミという2本建になっている。   

例えば,東京都23区の鵬般廃棄物の場合,都の灸令   で,1E‡10kg・未満の家庭用ゴミは,都が無料で回収・  

処理するため,排出者の処分費負担がゼロである沌〉。こ   の恩意に,零細な飲食店経営者が預かると,軍楽からの   厨介物1kg当たり28.5円の処分費は負担しなくてよい   ので,生ゴミをタグで排出で垂る,という矛盾が生ずる  

(袈2)。   

第4は,学問的に,正統派経済学では,公賓物が市場   で取引の成立しないマイナス公共財であり,〈外部不経   済の財〉 として扱われる点である。この点は,私事物も   同じに扱われてよいはずである。ところが,現実では,  

企薬の私賓物は,特定少数の排出者に偏り,排出盈も多   く,その引き受け手の回収処理来者が容易に見つからず,  

取引の成立が難しい反面,私有財として排出者に処分費   の権利(所有権)を割り当てられ,自己資任を椒らされ   る。このような盛業廃棄物の場合,「金光の私審物(事   業用生ゴミ)は,所有権を私的に割り当てて処分できな   い公共財として取り扱われる山般住民の生活生ゴミと異   なるものだ」という今日の行政側庶や住民慣行が当然視   されがちである。だが,この視点は,経済学的な 〈市場   の領域〉概念からは曖昧と貰わざるを得ない11)。また,  

環境経済学賓とか有機質ゴミ問題の研究者やジャーナリ   ストなども,わが国の場合,威光廃乗物や山般廃棄物を   取り扱っているにも関わらず,その中で生ゴミの明確な   分難が見られない12)。   

そこで,一般廃棄物と座薬廃穀物とをそれぞれ監督す   る厚生省生活術生属環境整備課と環境庁水質保全属企画   課とに,  〈生ゴミ〉の定義をごく敢近に問い合わせても,  

「生ゴミと汚泥との区別さえできていない」という回答   があるだけである。  

表2 東京都で都民や軍楽者の支払うゴミ廃棄物1kgの処分手数料(1994〜98年)  

処理場へ直   接持込む  家庭用臨時ゴミ  家庭用1日10kg以上  軍楽用臨時ゴミ  軍楽用シール方式   

28.5円など    28.5円    28.5円    28.5円    12.5閂   

注)家庭用臨時ゴミは粗大ゴミであ畑品目別料金。資料)粛京都庁『摺掃のあらまし』1998年   

(6)

山 本 太 血  

2.生ゴミのカテゴリーとその処分方法相   

生ゴミのカテゴリーに,人洗の尿尿を含めると,わが   匝‡では1960年代以前には,人糞→食料生産費源一磯料   一消蟄?人糞のリサイクルシステムが,戯村内部だけで   なく,大都市とその近郊滋村との間でさえも働いていた,  

とみて差し支えなかろう。ただし,…▲部の都市から出る   人糞は,もっとも古い厚生省環境整備課mヨ本の廃棄物   処理』1973年によれば,梅渾投発が戦後始まり,1955   年には全国で1日4000kβにもなり,今日,減少したと  

はいえ,まだ無くなっていない。海洋投飛ば,生ゴミの   リサイクルシステムから外れている。   

さらに,1960年代以降,わが国経済が高度成長期に   入って,戯楽で化学肥料に依存した省力機械化の近代化   技術が,人糞を放逐しただけでなく,桝稽農薬と畜産と   の家畜糞尿を媒介とする複合経営をも激減させ,各種の   噂作営農を促進した。それゆえ,今日では,人糞ほ都市   型下水処理の普及を相伴って,戯終的には焼却処理が主   流になっている。   

生ゴミのうち,奮発は,畜産発着の糞尿処理施設が普   及しているうえに,一瓜 堆肥化して戯莱生産だけでな  

く,植木薬,ゴルフ場,さらに家庭菜園などでも利用す   るリサイクルシステムの市場化・組織化が進んでいる。  

例えば,わが国の代表的ミカン感触の静岡県三ケ日町で   は,ミカン戯家が肉用牛の肥育を導入して畜糞のリサイ   クルを行っているが,これは珍しい挙例でない川。だが,  

統計的にみると,糞尿施設の施股設置率は.肉用牛の場   合むしろ低く,乳用牛や養豚の場合に商い(表3)。ま  

た,養鶏裟の場合,尿の処理施設が嬰らないとしても,  

発の処理施設の設置率が半分ないしそれ以下である。髄   戯・畜産の鹿家は一般に他産業の企業に比べて零細であ   り,地域住民から苦情や騒動を受けるまでは,糞尿処理   地役へ容易に投資しないのが実情であろう。そうならば,  

糞尿からリサイクルしたコンポスト(堆肥)の版発光や   引受け先を拡張するために,有機農産物志向の消費者と   連携するネットワーク化は戦略的に必費である。   

生ゴミのうち,家庭や外食産米から出る料理層や食べ   残し(後顧)の消費者生ゴミ,:コンビニエンス(コンビ   ニと略称)やスーパーのストアー,百貨店などの小売業   および生鮮食品卸光栄から出る流通業生ゴミ,豆腐・加   工食品・醤油・ビール・洒などの原料カスである飲食品   製造業生ゴミ,有機化学工場の排水口のエ場汚泥物,そ   の他,病院・学校・研究所・官庁の非営利卒業生ゴミは   年々急増している。これらの生ゴミほはとんどが,これ   まで一般廃舜物や産米廃褒物として,公設や私設の処分   場で〈焼却〉や〈埋め立て〉の方法で処理されてきた。  

Ⅳ.生ゴミを食料資源リサイクルシステムで見直す背景    1.環境問題への関心から「厄介な生ゴミを宝の山」と   

みる視点の転換   

〈生ゴミ〉は,藩奥・腐敗・汚水が生じやすく放置で   きないうえに,その焼却や埋め立ての処分蟄が多くかか   る。それだけでなく,処分後の塵灰が発繍物質や環境ホ   ルモンの発生源であるダイオキシンを多く含む,という   非常に厄介な環境汚染物質である。反面.生ゴミは,食   嚢3 わが国番座薬者の糞尿施設の設置状況(割合,%)  

尿(糞尿混合を含む)  

蓄積   堆肥舎  撹乱発  乾燥処  焼却処  貯留  液肥化  浄化処  

堆肥盤      酵施設  理施設  理施投  理施設  施設  施 設  懲施設    乳用牛  43.9  26.8  3.5  4.7    79.0  1.9  2.1    肉用牛  19.5  33.7  0.8  0.8   9.7  0.1  0.2   

豚   73.5   85.2    31.3   

採卵鶏   45.1  51.4  1.5  

ブbイラー   40.0  9.3  8.9  

資料)戯水省『盛装構造動態珊悲報禽番』(髄戯1993年,肉用年1996年),  

『豚生魔柄遊動懸弼悲報磐璽遽(1992年)。  

注1)各藩秤の飽家戸数に対する割合,  

注2)東榎して施設を恕僻している場合がある,  

注3)採卵鶏やブロイラーは畜産経営課の19卯年調査。   

(7)

した結果を,「生ゴミの飼料化・コンポスト化に関わるベン   チャー公衆」という視点で捉え麗して判明したものである。  

本研究は,その中間報皆的なものであり,生ゴミを飼料化   や堆肥化する新製品開発のバイオテクノロジー的〈技術〉  

に関心の烙点を置いて分析しないこととする。むしろ,関   心の焦点は,生ゴミのリサイクル品が,処理・加工・販売   する流通・加工システムの競争的な〈市場化〉 よりも管   理的な〈組織化〉に偏りがちな現状(後述の表7)に,  

山時的な流行で終わる可能性を危惧する点にある。いい   かえれば,関心の焦点は,生ゴミのリサイクル品を「産   直有機農産物」や「リサイクル有機戯産物」という新商  

品開発のコンセプトによって提摘(連結)した 〈ネット  

ワーク化〉によって活躍するベンチャー企業にある。コンビ   ニ糞界の大手や戯村共同体のヤマギシなどは,食料品部門  

の市場開拓に挽 このようなコンセプトによる消東署一簡   鹿のネットワーク化が不可欠だという憩識が,1998年6〜  

7月に行った第1回の面接調悉で感じられた。   

このようなベンチャー企寒は,生ゴミを収集・運搬・  

配送して処分施設へ軍門に輸送する外部のl司収処分業者   に委託する外部化(市場化)に偏った現行の方法を改め   て,自らが回収処分発着として内部化(組織化)したり,  

市場化と粗相化を連結してネットワーク化するものも少   なくない。ここで,この櫻のベンチャ企莱の新しい動向   に注冒する理由は,第1に,リサイクル品の供給側で,  

金光にとってまだ採算制れの恐れのある危険な新分野で   あり,節2に,その覇要側で安定的な大口利用者が,ま   だ極めて少ないエッチ市場だということにある。   

第lの理由で採算剃れの恐れがある智盈には,生ゴミ   の回収からリサイクル品の製造・販売まで行う新肇米の   コストが,生ゴミの焼却や埋め立てによる現行の処理コ   料資源としてリサイクルするシステムによって家畜用の  

飼料化や桝稀戯紫用の肥料化を行うようになれば,急増   する生ゴミこそ,まさに紗事蔵な「宝の山」である。   

このように視点の転換を行うものは,企業レベルでは,  

まだ決して多いと貰えないであろう。だが,この転換は,  

第1に,地球規模の環境問題に対する社会的関心が高まっ   たこと,第2に,いかなる産業のどの金光も,環境の保   全・改番を経常方針や行動計画に取り入れなければ,存   統や繁栄が難しくなったことと関係する。さらに節3に,  

生ゴミをリサイクルした堆肥や飼料を新製品として加工・  

流通・販売するベンチャー・ビジネスへ新規参入する企   業が,少数だが,増えつつある点である。   

しかし何と貰っても,この視点の転換の舷梯的な切っ   掛けほ,第4に,1996年9月に国際機準化繊棉(ISO)  

から環境規格シリーズISO14000が発表されて以来,生   ゴミ排出の企業の中に,経営方針の焦点を環境対策に合   わせるものが現れ始めたことと無関係でなし〈。例えば,  

コンビニ楽界ではISO14001の資格は,1997年12月に   AMPMジャパン,98年12月にローソンが取得したが,  

生ゴミのリサイクル計画ほローソンが資格取得条件に入   れ,AMPMの場合,今後の課題としている。ただし,  

セブンイレブンはその資格取得の計画がなく,独自に生   ゴミリサイクルの軍楽計画を展開し始めた。このように   同じ楽界でも金光間で山様でないが,ローソンのような   企楽は,単なる規則の順守から.自主的取り組みの餞要   性へと紋激を変えようとするものもある。  

2.生ゴミのリサイクルシステムで活躍するベンチャー    企策の出現   

特に,以上の第3と第4とほ,筆者が1998年皮に凋姦  

衷4 東京都と津市との1トン当たりゴミ廃棄物処理費の内訳  

回  収    不燃物処理    可燃物処理  

生ゴミその他    合 計  

処理額    処理川  年皮    率   3,001円   5,040円l乳197閂  

方も    5.3%   8.9%16.3%   

津    15,592閂    10,571円    8,052閏    34,215円  17.2億円  5.01ガトン  1996年  

45.5%    30,9%    23,5%    100%   

資料)東京都酒掃層ごみ減蒐総合対策妥,津市管理部環境軍楽諌の内部資料より   

注)東京都は23区のみ。津市の総鹿10.04フぎトンには処分費を負担する軍楽用づミ5.03ガトン  

が含まれない。   

(8)

山 本 太 晶  

ストと比べて,割高になることがあげられる。例えば,  

1トン当たり焼却費の敢も商いと思われている東京都で   さえ,生ゴミとその他の可燃物処理幾が1.4万円程度で   あり,比較的安い津市の0.8万円の2倍にもならない  

(畿4)。例えば,札幌市で,セブンイレブンの生ゴミを   飼料化・堆肥化する試験を1998年4月から手掛けてい   る三遷有機リサイクル㈱は,次のようにいう。現在,同   社(この企業については後述する)が拭験費として支給   されている1トン当たり7,000円は安すぎるので,現実   には札幌市の焼却費以上の1.6万円でないと,採欝割れ   するという15)。現実にほ,生ゴミを収輿・運搬する回収   費が,大都市ほど交通事情から高くなり,それをリサイ   クル企業の負担になると,リサイクルの新軍楽が相当な   コスト高になる。釆京都のゴミ処理資が総額で5.6方円   になるのは,回収費が3.9万円も掛かるからであり,津   市のゴミ処理栗総額が3.4方円と低いのは,‡司収費が   1.6万円と低いことによる。このような現状で,生ゴミ  

をリサイクルする新分野に,敢えてベンチャービジネス   として活路を見いだそうと奮闘する企米の起漁家精神は,  

逆に注鋸こ催する。   

第2の理由は,詳述すると,次のとおりである。生ゴ   ミのリサイクル品を欲する常磐,つまり販売先は,飼料   の場合,畜産来者に限られ,コンポストの場合でも,桝   種生産者や植木東・ゴルフ場・家庭薬園向けなどであり,  

大口取引が極少であるうえに,戯近,経常不振の業者が   少なくない。このため,ベンチャー金華は,特定少数の   販売先と年間契約の組織化か,口約束程度の提携による   地域ネットワーク化かを戦略的に選択せざるを得ない場   合が見られる。  

3.生ゴミ処理法で行き詰った企業・行政の脱出口とし    てのリサイクル   

以上で検討したように,〈生ゴミ〉は,多様な内容か   らなり,劇物山価の市場価格も成立し難く,変質し易い,  

不確実な財である。しかも,それは排出者の特定できる   企米のものを私有財として,特定できない住民のものは   公共財として扱われている。それにも問わらず,なぜ〈生  

ゴミ〉からリサイクルのシステムや技術を活用して飼料   化や堆肥(コンポスト)化した新商品を開発し,自ら利   用したり販売するベンチャー的企業や威光者が現れるの   であろうか。この間いに対しては,以下のような回答が   あげられるだろう。   

第1に,年々増大する生ゴミは主に焼却して,その残   りを埋め立てる現在の処理法(現行淡)そのものが,す   でに環境問題や社会問題を多発させる原因になっている   ため,リサイクルのシステムや技術によって再利用する   新方法の確立が緊急課題になっている。現行法はダイオ   キシンや環境ホルモンの発生源になる可能性が高い,と   いうマスコミの報遷が敢近多くなり,処分施設のある地   域住民から施設の撤豪や環境対策を求める運動が全国で   絞出している。特に首都圏から地域外のゴミを受け入れ   て処分している市町村では,その厳は多くなっている18〉。   

第2に,ダイオキシン含有魔の鋭利は,国際的にも,  

監督官庁の厚生省や環填庁でも,厳しい税制が求められ   出した点である。その含有駿は,廃棄物処理施殻の場合,  

1998年12月〜2002年11月には80nano・g(10億分   の1,10009g)/飢がだが,それ以降,焼却規模により3   段階に5〜0.1nano・gと厳しくなる。なお,大気中の  

ダイオキシン含有意については,大気環境相数として   0.軸ico・g(10兆分の1,10−一之)/飢が以上であれば,  

発生源を突き止めて規制する必要がある。このため,生   ゴミの焼却ほ,ダイオキシンを発生させる300℃の低温   程度が繋止されて,8500c以上の高温焼却の処分施設へ   改凄することが,多くの自治体で緊急辣題になっている。  

と同時に,健康上の安全性とその高温処理による処理費   のコスト高とが,俄に問題視され出している。   

第3に,食品の製遷凝・流通殖や外食産米などの企業   が,・一度に大嶺排出する生ゴミを,零細な廃衆物処分案   表5 大阪好下の1980年当時の残飯巷豚数(単位:1000頭)と残飯應  

凝 松原大和川   45  八尾・東大阪市10  尼崎市周辺    10   豚 堺市周辺   10  寝屋川四條畷市 20  富田林市周辺 15  

数 和泉佐野市周辺 20 吹田東淀川周辺10    合 計 150  

残飯使用数    1日1500トン×365E】=547,500トン(推計)  

資料)ヤマギシズム豊里実郎地(戯法)の飼料担当者の潤遮ノートより。   

(9)

回収・処理して処分するので,公営に比べてコスト高を   いかに削減するかがポイントになるという。したがって,  

回収した生ゴミを外部へ焼却処分する場合は,公営の処   理施散へ持ち込むのが割安である。11曙当たり可燃物処   理費は,津市・久居市などが6円,四日市市が10円で   あり,東京都の12.5閂の約半分から8割である。しか   し,同社が生ゴミの回収蟄として徴収する金額ほ,敢低   の亀山市が6円であるので,同市の生ゴミは公営施設へ   持ち込むと運搬蟄が出ない。したがって,同社は,三蔑   麒で政商の回収費1kg・当たり30閏を徴収できる河芸町   のような生ゴミ巷多く集めれば,それだけで運搬費も焼   却処理蟄も捻出でさることになる。ただし,生ゴミの内   容自体も大きく異なるので,一概にはいえない。同社ほ,  

生ゴミの水分含有魔の多い点に番目して,徴収する回収   費のなかで,焼却処理費のことを全く考えず,全部コン   ポスト化するリサイクル牽用の捻出を考えている。同社   が焼却処理費を全く考えない理由は,こうである。世界   でも日本でも環境問題は,生ゴミの焼却で発生するダイ   オキシンの規制基準が将来に向けてますます厳しくなる   一方にある。それゆえ,現在の規制品準の範囲で,焼却   処理費とコンポスト化の費用とのコスト比較による分岐   線を出しても,生ゴミを含む廃焚物処理光を水薬として   将来も存続繁栄する金策にとっては,無意味である。   

第2に,食品メーカーとして,生ゴミからコンポスト   品を生産・販売し始めたベンチャー金光は,津市に本社   工場のある井村屋製薬㈱の事例で検討しよう。同社は,  

本薬が賽子と豆腐の食品メーカーであり,豆腐の搾り柏  

(オカラ)については,数10年も前から家畜用飼料として   畜産業者や酪農家に供給してきた。だが,近年のように大   殿の豆腐をエ域利生座する過程から出る大盤のオカラは,  

畜産発着が山鹿に大数のものを処理できないので,焼却処   理とかコンポスト化とかによって処分せざるを得ない。   

津苗やその近辺では,公役の焼却処理機へ持ち込む場   合,1トン当たり6000円かかるが,同社の捧市工場だ   けでも1日当たりオカラ10トン,その他の生ゴミ6ト   ンになり,年間ではそれぞれ2500トンと1500トンとい   う膨大な生ゴミになるので,引き取ってもらえない。こ   のため,自社の焼却処理場をもつ場合,同社の試算でほ,  

施設の投資利子や償却費を含めて1トン当たり15,000   円にもなるという。他方,現在,同社の子会社コンポス  

ト・ジャパン㈱が行うコンポスト化は,9,000閂しかか    着から焼却や埋め立ての処分瘍へ送り処分する,という  

現行のシステムや技術は,駿的にもコスト的にも困難な   状態にある。これらの企業が〈規模の経済性〉を追求す   る過程で山鹿に大磯排出する生ゴミは,リサイクルのシ   ステムと技術によって飼料や肥料の新製品に再生する場   合に,そのシステムも技術も㌦般の畜産戯家にはない。  

この状況に加えて,円高で安い磯摩飼料の輸入攻勢のた   め,過去に家商用飼料として利用してきた豆腐粕や残飯   は,今臥 畜産戯家がほとんど対応できない。例えば,  

大阪府で1980年頃,オカラや残飯を利用した約15万頭   の幾豚が,1998年2月には13分の1の11,180頭(大   坂統計情報事務所網姦)に激減して,その分(軍閥55   万トン)の生ゴミが廃衆処分所で処理されている(表5)。   

ところが,第4に,近年の情報・通信の技術と道路交   通網の発達や,バイオテクノロジーの発達が,生ゴミの   発生者とその再生品利用者と間において,異なる産業間   の複数企染を連結するネットワーク化によっセ〈連結の   経済性〉を追求で轟る背負を生んでいるユ7)。このため,  

生ゴミから飼料や堆肥の新製品を開発して,流通・販売   させるベンチャー企塞が,ごく激浪 現れ始めた。  

4.生ゴミの焼却処理と再生との分岐点を度外視するリ    サイクル業者   

生ゴミのリサイクル光者として登場するベンチャー企   業は,大阪市や名古屋市の廃舜物処分と関係の深い三靂   県の場合,1995年以丸 主に廃乗物の回収から処理ま   で行う処分共著と,食品メーカーとを中心にして徐々に   現れた。1997年からは,これら2つの業者に,コンビ   ニエンス・ストア(以下ではコンビニと略称)韮や外食   米者など食品小売梁も参入して,生ゴミリサイクルの市   場化・組織化・ネットワーク化などのシステム化が,活   発になり始めた。そこで,これらの業者が,生ゴミを焼   却処理から飼料化やコンポスト化ヘリサイクル(再生)  

する分岐点はどのような点かを,コスト的に解明で奉る   かについて分析して見よう。   

まず第1に,廃乗物処分楽者として,生ゴミからコン   ポスト品を生産・販売し始めたベンチャー公衆を,三惑   県久居市の㈲三功の事例で検討しよう。同社の脱明によ   れば,市町村の公営や組合営である公設の処理施改は,  

条件のよい生ゴミを扱う 〈良いとこ取り〉である。民間  

薬者の施股は,その残りの引き取り手の少ない生ゴミを,  

(10)

10   山 本 太 一−  

からないので,断然,コンポスト化が有利である。   

ただし,コンポスト化は,生ゴミがかなり脱水してソ   パ糊などを加えても,3分の1に脱水・乾燥で戒厳化す   るので,1トン当たり2.7万円の原価になる。そこで,  

実際に市販20β(121くg)袋の原欄は324円になり,こ   れ以上で販売しないと採算制れになる。しかし,】.袋   600閂で市販する場合は,他社製品の有機質肥料やコン  

ポスト品との価格敷争で(例えばヤマギシでは1袋300   円であり),販売先が限られる。   

Ⅴ.異業種間提携のネットワークによる食料資源循環型の特性   わが国では,異業種の商脇間や戯工閲ので〈生ゴミ〉  

のリサイクルシステムを新結合して,飼料化やコンポス   ト化の新製品を開発し流通・販売する〈技術革新〉で,  

頭角を明し始めたベンチャー企光は,今日,少なくない。  

それらの企業は,回収処分楽酬虚業者叫小党莱の媚薬種   間の取引を,餞やコストによって外部化(市域化)や内   部化(組織化)を推遷するだけでなく,輿薬種間の互酬   を侶昭して連携するネットワーク化を同時に推進するも   のが見られる。以下でほ,企業が本来を中核にしてネッ  

トワーク化する様々な拉携循環型に烙点を当てて,その   時橡を分析する。  

1.コンビニ薬者を中心にした〈商工鹿纏携循環型〉リ    サイクルシステム   

乳 業界全体で約2080健円以上の生ゴミ再利用か可能    日本食体が長引く不況のさなかにあり,スーパーや百   貨店の大型小売業や特定商品専門店なども,段近,軒並   み伸び悩んでいる。コンビニ楽界は,これら他の流通業   者を械瀾に見ながら,弁当・総菜などの食品部門を中心   にして急速に発展し続けている。その増大分だけ売れ残   りも急増して,生ゴミの廃棄物の山ができ,コンビニ灘   の経常収益を圧迫しつつある面は見逃せない。しかも,  

コンビニ楽界は,店舗がすでに乱立気味にあり,1997   年末で総店舗数が3,5万店をピークにして成長神話が終   わったと,1998年7月23日の日経流通新聞は報じてい   る。   

コンビ斗米界で第1位のセブンイレブンは,1998年7   月に本社広報室で受けた説明資料によると,店舗数7424   店(1998年6月末)の1店舗当たり1El売上が67.6方   円(1998年2月末)になる。この31%に当たる21.0万  

閂が弁当・サンドイッチ・総菜などファーストフードと   呼ばれる食品部Pt】である。このうち,〈生ゴミ〉になる   新鮮さの落ちた物や不良品の割合は,店垂紬こよって大き  

く異なる。いま,その割合は5〜20%の中間の12%だと   見積もると,全店舗では97年皮の売上1兆7410億円の  

うち実に646億円が,生ゴミとして焼却などで処分され   ていることになる。   

また,楽界で節2位のローソン,第3位のファミリー   マート,節5位のサークルKは,1店舗の1日当たり   売上がそれぞれ45.1万円,45.9万円,48.1万円であり,  

ファーストフードの割合が23%〜25%とやや′トさいよ   うである(それぞれの本社広報室からファックスで受け   た資料)。だが,これらが若干小さいのほ,ファースト   フードのカテゴリーがセブンイレブンと異なるためであ   り.実際には総売上にl責める食品売上の割合は30%と   見てよかろう。つまり,これらのコンビニも,セブンイ  

レブンの生ゴミを焼却後に埋め立てる処分率もほぼ同じ   だ,と見られる。   

そこで,コンビニ発界全体67祉の全店舗35,308店で   は,1997年度売上6兆889億円の3剥がファーストフー  

ドで,その12%が生ゴミになると見積もれば,97年皮   に2,192億円が生ゴミとして捨てられているユ8)。つまり,  

現状でほ環境汚染物質として焼却して埋め立てられてい   る生ゴミは,業界全体で約2千億円以上になるが,それ   は新たに飼料や搬肥のリサイクル品の原料として再利用   すれば,食料資源の宝になる可能應がある。  

b.茶界大事の生ゴミ・リサイクル戦時の特性   

この壊況を認識し始めたコンビニ楽界では,大手3社   が,いち尊く1997年夏頃から,生ゴミの飼料化やコン   ポスト化したリサイクル品を耕種駿楽や畜産業へ供給し,  

そこで生産された有機脅果物や安全畜産物を販売する,  

と蜜伝を開始し,試験的に実施するようになった。これ   らの大手は,環頓に優しく消費者の健康に薦献する企業   として,それ以降,マスコミなどでたびたび報道されて   いる。   

ただし,1998年8月現;臥 生ゴミの飼料化と堆肥化   の両方を手掛けているのは,図1で示すようにセブンイ  

レブンだけである。ローソンやファミリーマートなどは,  

堆肥化のみ手掛けているに過ぎないため,図1における  

飼料化の部分が欠けたリサイクル‡笥を作成している。ま   

(11)

2.外食産業を中心にした〈商工農提携循環型〉リサイ    クルシステム   

外食渡塞の売上は,政近,不況で落ち込んでいるが,  

「外食産業総合綱査研究センター推計」によれば,1996   年度で28兆円もなる。この4分の1を占める食堂・レ  

ストラン業種では,生ゴミの堆肥化(ごく山部の飼料イヒ)  

と,その利用で生産された有機塵魔物を食材として店舗   で使用するリサイクルシステム創りの運動が,組織を挙   げて起こりつつある。この運動の指針や方向づけは,鮒  

‡ヨ本フードサービス協会が,加盟740祉(うち正金鼠   424杜)の全部を対象にして92年11月に閑適し.‡司谷   した210祉の結果に沿っているものが少なくない。同協   会は,その結果にもとづき,93年5月に出した「外食   遊楽の環境問題に関する行動指針」と95年3月の「外   食産業の廃棄物再資源化に関するレポート」とによって,  

生ゴミ・リサイクルのコンポスト化事業を計蘭し提案し   てきた。同協会(略称JF)の加盟は,96年皮に飲食店   舗が4.4万店,売上総額4兆2千億円になる。   

その代表格であるファミリーレストラン大手のロイヤ   ル㈱は,東京・矧喝・名古屋に約476店舗あるが,その  

うち東京中心の関東地区68店舗から1店1カ月3,6ト   ン出る生ゴミを1998年2月から太成座業㈱の開発した   廃嚢物処曇‡雲施設(東京都患偽区)へ回収してもらい堆肥   化し始めた。この成果を見て,その他の経済圏でも展開   する戦略である。ロイヤルほ,これら店舗の雑多な成分   の生ゴミに比べて,ドレッシング・スープ類やケーキ類   を遣る東京工傾(船橋市)の均斑的な生ゴミを尊門に,  

同工場で堆肥化する施設を試験噂入し98年7月から稼   働させた。同社は,全事業所の生ゴミ処分に年間支払っ   てきた総街5億円を,環境問題の靡発物でなく,堆肥化   と減貌化という社会的ニーズに対応したリサイク品へ転   換するシステムを試作し横糸申である。その*から,〈商工   慮拉挑循環型〉リサイクルシステムが生まれつつある。  

外食産米の場合,商業と工楽間の生ゴミ十堆肥の組織化   や,その有機的食材(有機農産物のほか,その加工品)  

の料理の市場化が進みつつあるが,戯家や慮楽団体など   との結び付きまたは組戯化が選んでいない点に,システ   ムの特性がある。   

しかし,大阪府下の残飯・粗餐豚(表3),愛知県半   田地域の粕髄恩,蟄闇市の柏養豚などの挙例が示すよう   に,1980年代初潮までは,大都市近郊の飲食店などの    た,業界節4位のサンショップヤマザキや第5位のサー  

クルⅩなどは上火手3祉の成果をみて,手掛ける戦略   でいる。生ゴミの飼料化戦略が共通して見られない背嚢   には,小売業者の弁当・総菜の売れ残り残飯が,硝子屑・  

脅威化合物などを含み,リサイクルするために,それら   を手作米で除去する行程を機械で完全に除去する 〈技術   の確立の困難さ〉がある。   

このように,コンビニ楽界の大手各社のリサイクル戦略   はヤ様でないが,共通した特性も幾つか見られる。第1に,  

生ゴミの回収・処理から作られたリサイクル品を農畜産兼   者へ配分したり販売するまでのシステムは,主に糖定少数   闇取引の〈組織化〉で行い,通番産業着で作る天然畜産   物や有機腰魔物の版発はコンビニ店で不特定多数聞取引   の〈市場化〉する計画の試験を推進している点である。第   2に,コンビニ韮者が商業を中心にして,磯業者の他に,  

〈リサイクル施設機械〉を開発した銑鋼造船メーカーの子   会社や肥料メーカーの子会社と遵擁する 〈滴戯工提挑循   環型〉ネットワーク化に,共通した特性が見られる。   

なおセブンイレブン・ジャパン杜について,さらに許   しく分析する。同社は,生ゴミのリサイクル肇共に本格   的に乗り出すため,1998年4月から99年3月の1年間   における札幌f‡了の試験紙兇を踏まえて,99年4月から   嘲一斉に全国展開する召媒略でいる。このため,同社ばその   戦術として,98年1月16巨=こ三井造船の子会社「三遷   有機リサイクル㈱」および「札幌市役所」と契約して,  

札幌市が中野町で造成した【−リサイクル団地」の−−ザ匂に,  

廃棄物処分施設メーカ…の三遷有機リサイクル祉が建設   した生ゴミ処斑!工場で,〈飼料化〉 と 〈堆肥化〉の試験   を行い,その試験の支援を戯林水産省北海道戯業試験場  

の飼料評職研究室から受けている。   

この斌故にほ,セブンイレブン・ジャパン祉の北梅遣   における食品部門担い手(ベンダー)7子会社の7工場   が参加している。同社は,リサイクル品の飼料を畜産鹿   家へ安く販売するだけに止めないで,その農家の家畜糞   尿をも引き受けて堆肥化するコンポスト工場を斡旋し,  

その工場の有機質肥料を野栄・果物・米変など別種作戯   家へ覇要に応じて配布している。傘下のコンビニが,そ   れらの農家で作られた天然隼乳や有機農産物を,客寄せ   の〈首義尚鼠〉 にして販売するリサイクル・システムは,  

ま∃下,試行錯誤の段階にある(図1)。  

(12)

山 本 太 〟  

安全で弟妹しい商品  

エコ物流  

…般ゴミ   リサイクル  

(安全な畜産)  

の排泄物  

園1セブンイレブンの生ゴミの飼料化・堆肥化リサイクルシステム    資料)セブンイレブン・ジャパン本社広報憲より提供  

外食産米や豆腐屋と畜産は,残飯やオカラなどが家畜の   飼料f馴こ収集・運搬する回収米者を適して,結び付いて   いた。その後,飲食店のチェーン店化や豆腐のエ場製造   化などによる生ゴミ排出の大口化と,円高による安い配   合飼料の攻勢や,畜産物価格の低迷,地価の高騰と宅地   化などによる畜魔の廃楽化や中山間地への移転によって,  

残飯・粕畜産が著しく衰退した。  

3.戯柑共同体を中心にしたく農工商提携循環型〉リサ    イクルシステム   

a.生ゴミの大盤な飼料化・肥料化に対応する鹿村共   同体   

生ゴミの飼料化に用いる流通塞や外食産米の残漆や残   飯,食品製遷の原料用残綾ないし粕などは,金光や店舗   が規模の経済性を追求する過程で州山河の取引単位(ロッ  

ト)が今日,大口化して,従来,畜産儲家が家畜用エサ   として利用できた範囲を遥かに越えてしまっている。そ   れゆえ,そのリサイクル品をェサとして利用できる技術   や仕組み(システム)が愚業内部で新たに開発・導入さ   れない限り,供給側が生ゴミの飼料化をいかに推進して  

も,それは綱要側で利用されず腐敗するだけである。   

他方,生ゴミの堆肥化した商品の取引単位は,供給側   が,既に現状で,2〜4トン壇みトラック1台当たり   1〜5万円の大口から,5kg袋〜 20kg袋当たり   200〜800円の小口まで細分化している。このため,生  

ゴミの堆肥化したコンポストは,鬼気を放たない完熟品   で出荷するまで2カ月以上の期間,〈コンポストを寝か   す床の用地〉が安く広大に確保される必要がある。この   点では,遥難・養豚・肉牛・乳牛などの畜産磯家も規模   拡大に伴って,自らの畜糞の堆肥化で,本来,同じ問題   を抱える。ただ,これら鹿家の墟合,生ゴミを大数に排   出する企業よりも遥かに小規模であり,堆肥床の用地を   碓保しやすいだけに過ぎない。それゆえ,生ゴミの堆肥   化品は,偶人単価や品質の異なる差別化商品を1車・1   袋・1瓶・バラ禿りなどに細分化すれば,桝櫻農家の田   畑や果樹園だけでなく,サラリーマンの家庭菜園までも   利用できる粗品として,その需要増大が生ゴミの飼料化   品よりも期待される。   

ところが,今日,生ゴミの飼料化したリサイクル品を,   

(13)

て,「ヤマギシの有機滋魔物や天然食品」とネーミング   した差別化商品のブランド化を図る販売戦略が展開され   ている。その戦略では,まず津市愚里以外の粟野地の構   成良へも配布して特定少数に売る 〈組織化〉,つぎに‡ヨ  

らが革で行商で発り歩く他に,百貨店やスーパーの麗売   店などアンテナショップ販売などを通して不特定多数に   売る〈市場化〉,第3に宅配便で全国の消鍵者へ産直す  

る塵消提班の〈ネットワーク化〉が見られる。   

ヤマギシの商品差別化で注意を饗するのは,戯魔物の   生産過程で,豆腐・醤油・ビールなどの柏の他に残飯な   ども,利用方法の工夫で優れた飼料原料になるという価   格認識にもとづいた独特の畜産経儲が見られる点である。  

このため,例えば,中堅の井村屋製薬㈱でさえ雄市工場   では,豆聯柏(オカラ)だけでも1日10トンを排出す   るが,同メーカーと固定して1遇に2桓l引き取るという  

〈組織化〉がなされている。また,大阪市の大南飼料㈱  

やM回収楽と契約して,大阪府・岡山県・金沢市など   の残飯を三悪麒伊賀町の実野馳で引き取るく組織化〉が   なされている(M匝憾灘は1996年に廃莱)。   

ただし,カスや残飯を優れた飼料費源として利用する   ヤマギシの畜産経常には,間瀬者や飼料メーカーからの   批判が常に付きまとう。例えば,1980年頃の前後に,  

雪印種苗㈱や明治飼料㈱が飼料の製造販売に乗り出した   隙に,「柏酪戯は乳質を落とすので,使うな」という登   伝を行ったり,「和寒豚の肉質が落ちる」という楽界の   風評にあったりしたことが,今も尾を引いている,とヤ   マギシの担当者は指摘する。   

なお,注目すべ轟特徴は,戯場から出る大殿の蕃糞を   全て堆肥化したコンポストについては,その駿の4劉を   ヤマギシの内部で使う 〈組織化〉や,残り6割を外部で   使う 〈市場化〉が,番糞のリサイクルシステムに組み込   まれている点である。より正確に貰えば,外部販売ほ,  

①魔境周辺の水田稲作鹿家との稲賽交換270ha分・の 〈   組織化〉.②戯場の地域における野菜・果樹戯家の需要   部分と,③地域住民の家庭紫蘭との〈市場化〉に3分さ   れる。  

以上の説明は,犀J2における生産(供給)の流れ(→か・)  

と再生(裾要)の流れ(‥・ヰ)とを見ると,よりはっき   りする。   

覇要側が良質なェサとして利用する技術とシステムをす   でに開発して,その大口取引に対応で垂る大規模畜産楽   者に成長している場合は,相当,競争で優位になる。な   ぜなら,この場合,畜産薬者が自ら大盤に排出する畜糞   の堆肥化した完動品を自有地や周辺地域内で比較的容易   に利用できるからである。このようなリサイクルの技術   やシステムによって企業的に発展するベンチャー・ビジ   ネスは,鳥取県の敢脚町農協管内の戯協主導の地域虚栄   や,三窓魚津市のヤマギシズム生活感月豊実銀地を中心に   全国22の実鞭地を展開する通称「ヤマギシ」に見られ   る。両地域とも,農村共同体を中心にしたく儲工簡提班   循環型〉リサイクルシステムが機能している点で共通し   ている。いま,その様子は,ヤマギシの図2に沿いなが  

ら説明しよう。  

b.ヤマギシのリサイクルシステムの市場化・組織化・  

ネットワーク化   

戯兼と生活の完全共同村(共産社会)のヤマギシは,  

1998年6月現在,全国22の実園地に構成凪が約5.0千   人,そのうち15歳末満の子供が約2.0千人である。調   姦の際に渡された鍵箱の遊里生活実戯地(盛事組合法入)  

の案内執こよれば,遊里だけで1996年皮の売上120舷   札 従楽園1,400人であり,その事光規模の大きさが分   かる(敦6−1)。   

わが国の鹿米,とりわけ畜産が伸び悩みや褒過する申   にあって,ヤマギシが義6−1に示すような虚業の大事   薬体に発展した背嚢には,外部から入相して構成鼠にな  

る際に,土地・金品など全財産をヤマギシへ寄贈する共   産制ルールに注目する必要がある。だが,その他に,ヤ   マギシが畜慮を中心にした農業について独‡∃な認織にも   とづく経営戦略も見逃せない。それは,わが国畜産の主   流が大塊模化する過程で,畜産と緋稀の校合経営から,  

緋種地・牧草地・林地などの土地とつながらない輸入飼   料に依存した加工型畜産経常へ変ったことにより,戯座   物市域のlヨ由化する国際環境で弱い体質になった点に,  

根本原因があると考えられる。   

ヤマギシは,40数年前に難の平飼いから始めて,そ  

の他の畜産を主体に拡大する過程で,番糞の堆肥化をリ  

サイクルする技術とシステムを試行錯誤しながら,緋種  

作物に利用してその増産に励んできた。現在,生塵の戯  

魔物では,山部にハム・ソーセージなどの加工品も加え  

(14)

山 本 太 項   14  

図2 ヤマギシ戯場内部の堆肥化・感度物生産化リサイクルシステム  

(外部からの生ゴミ飼料需要と堆肥・有機農産物の生産供給との連結)  

資料)ヤマギシ憩里生活実料地の広報室より提供  

表6叫1ヤマギシの1996年庶事楽観械  

表6−2 ヤマギシの1997年皮飼料用の受け入れ生ゴミ駿(チトン)  

パン屑… 酒粕   16.0 … 2.8  

ウ一口ン茶コーヒー粕   3.6   飼料)1998韓6月のヤマギシ蟄里生活粟野地で聞垂取り綱黍  

4.食品メーカーを中心にした〈エ商農櫨挽循環型〉リ    サイクルシステム   

食品メーカーは,豆腐・菓子・製パン・麺類やテクワ・  

カマポコ・冷凍愈など食品製造楽,輝油・ドレッシング   税など綱味料製造漁,ビール・酒の酒造業など様々であ   る。だが,これらの業界の企兼は,近年.共通して,食  

品の美味しさや爽やかさだけでなく,新鮮さ・安全性・  

健康食を商品コンセプトにした商品の開発と販売に力を   入れ,原材料の残瘡や搾り粗から生ずる環境汚染がマイ  

ナス・イメージになることに,極力,注意している。   

そこで,この業界では,食品メーカーを中心にした〈工  

戯提携循環型〉リサイクルシステムが形成されつつある   

参照

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