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生涯学習研究所閉所に当たって

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Academic year: 2021

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生涯学習研究所閉所に当たって

著者 遠藤 知恵子

雑誌名 生涯学習研究と実践 : 北翔大学生涯学習研究所研

究紀要

巻 12

発行年 2009‑03‑31

URL http://id.nii.ac.jp/1136/00002199/

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生涯学習研究所閉所に当たって

北翔大学 学長 遠藤知恵子 本学の「生涯学習研究所」が設立されたのは平成9年(17年)12月、それから11年、多彩 な所員、研究員により広範な分野の研究がなされてきましたが、平成21年(29年)3月をも って、大学付設の「北方圏学術情報センター」(ポルト)に発展的に統合されることになりまし た。

「生涯学習研究所」は、人間福祉学部設置に続く第二の学部として「生涯学習社会の成立と 発展に寄与する有意な人材を育成するための新しい学部」設置を目指し開設され、平成12年

(20年)「生涯学習システム学部」発足と同時に、同学部付設の研究機関として位置づけられ 研究・実践活動を続けてまいりました。研究成果は、研究所紀要『生涯学習研究と実践』や

『生涯学習叢書』として刊行されてきましたが、「地域社会と学校の連携」を標榜してスタート した研究所としては、絶えず地域や行政と結びつき地域に開かれた形で、実践や研究を積み重 ね、上記刊行物も地域への情報発信の手段としてまいりました。

生涯学習叢書(第1巻)によると、高等教育機関として生涯学習にどのようにかかわってい けばよいかを問い続け①生涯学習研究、②生涯学習支援研究、③生涯教育論(領域論)、④統 合・複合研究、⑤実践事例研究の5つの柱立てで研究を行っています。研究紀要『生涯学習研 究と実践』では「地域社会と学校の連携」を基本的なスタンスとし、地域との共同研究である 特集テーマも、最近では「地域活性化に果たす生涯学習の役割」や「大学と地域で作る生涯学 習活動の研究」「大学と地域で作る生涯学習活動計画構築の研究」へ、また「諸外国の生涯学 習」に関する研究も登場するなど広がりを見せております。これまですでに研究紀要『生涯学 習研究と実践』は第11号、『生涯学習叢書』は8号を重ねています。

ところで「生涯学習システム学部」は、健康面を中心に生涯学習に関わる支援者を養成する

「健康プランニング学科」と美術・音楽・情報分野から生涯学習社会へアプローチする「芸術 メディア学科」の二学科でスタートいたしましたが、24年第1期卒業生を出すと同時に大学 院(生涯学習学研究科)を開設、学部も25年には小学校、幼稚園等、教育の基礎部分を担う

「学習コーチング学科」を増設して3学科となり、さらに21年度からは健康プランニング学科 が「生涯スポーツ学部」として独立する形で発展して参りました。しかし、「生涯学習支援者の 育成」を目指す日本で最初の学部といわれましたが、その方向性が最初から皆で共有されてい たわけではなく、多岐にわたる専門分野からの模索が続きました。これら学部の発展を支えて きたのが生涯学習研究所の実践・研究であったといえます。

学習研究所紀要  4C75 1C33/第12号 2009.03 CTP/第12号/M003    学長のあいさつ DE  2009.03.27 19.24.18 

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以上のような学部の発展と平行して、22年本学は文部科学省の学術フロンティア推進事業 の指定を受け大学研究施設「北方圏学術情報センター」(ポルト)が建設され、そこを拠点に

「北方圏住民のQOLの向上に関する総合的研究」をテーマとする研究がスタート、生活福祉、

生活文化(スポーツも含む)、教育などの各分野にわたる、より包括的な総合的かつ学際的視 点からの研究への取り組みが開始されました。また24年には、文部科学省の高度化推進事業 の指定を受け、同じく大学研究施設としての「北方圏生涯スポーツ研究センター」(スポル)の 建設と、健康、スポーツに関わる6分野の共同研究がスタートし、28年度完成年次を迎えて います。いずれの研究施設も、北方圏の生活や地域の質の向上を目指す生活・地域密着型の研 究施設です。

以上のように、大学としての研究施設の充実とそこを拠点とする共同研究の活性化で、研究 分野の重複も多くなり、目的の重なる組織についての整理統合が必要となってまいりました。

今後内容的には、上記2つの研究センターを拠点に研究実践活動を進めることになります。こ れまで研究や実践の発表媒体であった研究紀要『生涯学習研究と実践』は今回をもって廃刊と し、今後、北方圏学術情報センター、及び北方圏生涯スポーツ研究センターの年報にその場を 継承することとなりました。これまで研究所に関わってこられた方々へ深く感謝申し上げます と共に、今後とも御支援を賜り、本学研究センターを拠点に、北国の生活の質の向上に資する 研究がますます発展していくことを願っております。

学習研究所紀要  4C75 1C33/第12号 2009.03 CTP/第12号/M003    学長のあいさつ DE  2009.03.27 19.24.18 

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