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つなげる楽しさを感じて

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Academic year: 2021

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つなげる楽しさを感じて

− 3年1組『つくろう!マイシーズンサウンド』の実践から−

三 浦 聖 子 1.教材について

前教材の『オリジナルサウンドをひびかせよう』で子どもたちは、空き缶や箱、ペットボトルなど をたたいたり、こすったりして音を見っける度にうれしそうな笑顔を浮かべていた。子どもたちは、

音を見っける中で、身の回りにある素材から思ってもみなかった音が出ることや、たたき方やこすり 方、たたく場所などを変えることで音色が変化することに、おもしろさを感じていためだろう。新た

な音を見っけようと夢中になって音を探していた。しだいに子どもたちは、見っけた音をつなげたり、

一定のリズムを付けたりして鳴らし始めた。さらに、自分たちの好きな歌と見つけた音を重ね、演奏 する子どもたちも出てきた。子どもたちは、自分の見っけた音を使って、自分なりの音楽表現をし始 めたのだ。その様子から私は、音を見うけることに発想を生かしていた子どもたちが、見っけた音を どう使って表現していくかに目を向け始めていることを感じた。見っけた音をつなげたり重ねたりし ながら、自分なりの音楽表現をっくっていこうとしている子どもたちに、右の子なりの発想で音の生 かし方を工夫していく音づくりに出会わせたいと考えた。

本教材は、自分の好きな季節を選び、昔づくりをしていく活動である。好きな季節には、楽しかっ た思い出、感動したこと、またその季節が巡ってくることへの期待感など、その子の季節によせる思 いがっまっている。子どもたちは、その時々の楽しかった思い出を、音で表現することに魅力を感じ る。また、好きな季節の情景や聴いた音は子どもたちの脳裏に鮮明に残っている。それ故、子どもた ちは表現しようとする様子をはっきりと意識し、音づくりに取り組むことができる。子どもたちは、

表現しようとする様子と音とを照らし合わせ、「より近づけよう、より楽しくしよう」と音の生かし 方を考えていくだろう。好きな季節を一人では表現しきれないと感じた子は、同じ季節の音づくりを している友達とグループを組む。子どもたちは、互いに見っけ出した音を聴き合ったり、表現したい 情景や昔について話し合ったりし、自分とは違う友達の表現のよさに出会っていく。自分と友達の音 をつなげたり重ねたりしながら、自分なりの発想で、昔の生かし方を工夫する楽しさを感じてはしい

と思った。

2.Y男君のとらえと願い

『オリジナルサウンドをひびかせよう』でY男君は、空き缶を転がしたり、空き箱をたたいたりし ながら音を見っけ出すことを楽しんでいた。その後、彼は、お椀を手に取り、たたく場所によって音 が違うことを発見した。お椀をふせて床をたたき始めた彼は「馬の走る音」とっぶやいた。彼の中で、

お椀から出る音と本物の馬の蹄の昔が結びっいたのだ。一時間中「パッカバッカ」とお椀の昔を出し 続けている彼は、きっと馬に乗って広い草原を駆けめぐっている想像の世界に浸っていたに違いない。

さらに彼は、缶を割り箸でたたきながら「カンカンカンって昔が、踏切の遮断機の青みたい」とS男 君に話しかけた。彼は、S男君に見っけ出した音を一番先に伝えたかったのだろう。S男君も「ほん

とだ!」と目を輝かせ、彼の音に耳を傾けた。S男君もまた彼と同じように、本物の遮断機の音に近 いこの音に魅力を感じているように思えた。Y男君は、普段から行動を共にしているS男君に信頼を 寄せ、自分のことを理解してくれる友達と感じているようだった。

そんな彼が、ドッジボールの試合で自分の取ったボールを何回もS男君に手渡している姿を目にし た。スポーツの得意なS男君は、彼の手渡したボールをすぐ受け取り、相手コートに投げ返していた。

S男君は、自分が投げた方が勝てると思っていたのだろう。そんなS男君の気持ちを敏感に感じ取っ

た彼は、自分の投げたい気持ちを抑え、S男君にボールを手渡していた。その姿を見て私は、Y男君

が自分の気持ちを素直に出しきれていないことを感じた。私は、彼が自分の気持ちを抑えることで、

(2)

S男君と友達関係を保っていくのではなく、互いの気持ちを素直に伝え合える友達になってほしいと 思った。大好きな音づくりの中でなら彼は、自分の音の感じ方のよさを実感できるため、自分の音へ

の自信をもち、S男君に素直な気持ちを伝えようとしていくと思った。

本教材で彼は、普段から行動を共にしているS男君たちとグループを組む。彼はさまざまな楽器の 昔を試す中で、本物の音のように聴こえる音を見つけ出し、S男君にもその昔を伝えていく。しかし、

彼とS男君の音の感じ方が似ているが故に、微妙な違いが気になり意見が食い違うこともある。そん な時彼は、自分の意見をS男君に伝えるのを躊持してしまうこともあるだろう。「自分の見っけ出し た音を表現に使いたい」という気持ちと、「S男君に否定され.た音だからやめよう」という気持ちの 間で揺れていく。教師は、こうした彼の気持ちを聞き受け止めた上で、彼の音のよさを認める。彼は、

自分の見っけ出した音ともう一度向き合い「この音こそ、自分の聴いた季節の音とっながっているん だ」と改めて感じる。迷いの中から彼は、自分の表現したい音は、この音でしか表現できないという 気持ちを強めていぐ。自分の見っけ出した音のよさを伝えたいという素直な気持ちで友達に接するこ

とができれば、彼は友達との心のつながりを深めていけるだろう。

3.本物の音を求めるY男君

「好きな季節がありますか?」と私が投げかけ、ワークシートを配布する と、彼は夏のジャンボすべり台の絵を描いた。その翌日、彼はすぐ音楽室に 向かい、カスタネット、ウッドブロック、クラベスと次々に打楽器の音を試

しながら、すべり台を滑った時の音を求め夢中になって活動していた。−時 間中、音を聴き比べていた彼が、授業が終わりに近づいた頃「先生、あった!」

と笑顔でカバサを鳴らしていた。カバサを強く回したり、弱めたりしながら

「ガラガラ」「ガサッ」「ガラガラガラ」としばらくの間、音の出し方を工夫 していた。その中で彼は、見っけた音に強弱やリズムをつけることで、より 本物のすべり台の音のような音色になっていることに、喜びを感じていたよ うだった。そして彼は、他にも夏の音を見っけ出そうと動き出していった。

4.独りになるY男君

彼は、普段から行動を共にしているS男君やK男君とグループを組み、

キッズパーカッション、和太鼓、シェカーなどの打楽器の音を次々に試し 始めた。S男君と一緒に和太鼓をたたきながら「夏祭りの音みたいだね」

と語りかけていた。常にS男君の近くで音を試したり、見つけた音を聴か せたりする彼の表情は、とても明るかった。きっと彼は、大好きなS男君 と共に音を探すことが楽しくてたまらなかったのだろう。私はそんな彼ら の姿から、言葉を交わさなくても昔を見っけ出したり、昔の生かし方を考

えたりすることで、心を通わせているような温かい雰囲気を感じていた。 <音を試すY男君たち>

グループの活動を始めた2時間目のことである。3人で夏の音を探していた彼が、独りで木琴の昔 を試していた。寂しそうに木琴の音をたたいている彼の目は、近くで違う楽器の音色を試しているS 男君たちを追っていた。声をかけたいのだが、かけにくい雰囲気があるようだった。私は3人を集め

「みんなで夏の音をっくっていくんだよね」と聞くと、はっきりとした返事はかえってこなかった。

気まずい雰囲気をとりつくろうかのようにS男君が「かき氷の音をつくりたい」とっぶやいた。それ に対し彼は「ガリガリって音?」と声をかけたにもかかわらず、S男君からは何の反応もない。Y男 君は、一瞬寂しそうな表情を見せた。

次の時間の始め、彼が「S男君がね、僕がグループに入っていなかったって言うんだけど……」と 困ったような表情で話しかけてきた。彼は、今までけんかの仲裁を私に求めたことは一度もなかった。

私は、ただならぬ彼の様子に驚き、すぐ彼と一緒にS男君たちの所へ向かった。S男君はきつい口調

(3)

で「Y男君は、変な音ばかり出すから嫌だ!」と言い放った。彼は、表情を変えずにS男君の言葉を 聞いているだけだった。「S男君なら、わかってくれる」と信じていた彼にとって、「変な昔ばかり出 す」という言葉は、心に深く突き刺さるものだった。思ってもみなかったS男君の言葉に彼は、何も 言い返せなかったのだろう。彼は、「飛行機が落ちる音」「車のクラクションの音」などと本物の昔に 近い音を見っけ出すと、S男君の耳元に楽器を近づけ音を聴かせていた。そんな彼の行動は、夏の音 を見つけようと楽器の昔を試しているS男君にとって、邪魔をしているとしか思えなかったのだ。Y 男君は、ウッドブロックをたたきながら無言でその場を離れていった。私が「どうする?一人でがん ばる?」と聞くと、彼はうつむいて「入りたいグループ、ないもん……」とっぶやいた。私は、彼に とってどれだけS男君の存在が大きかったか思い知らされたと同時に、彼の受けたショックの大きさ を感じ、どう声をかけていいのかわからなくなってしまった。

5.みんなで夏祭りの音をつくり始めるY男君

彼はアンサンブル室に向かい楽器の音を試していたが、音を見っけ出そうと目を輝かせているいっ もの彼ではなかった。ただ目の前にある楽器を手に取り、音を出しているだけのように思えた。彼は、

アンサンブル室にある楽器の昔を試し終わると違う楽器を求め、音楽室に向かった。すると、S男君 が「花火の音ができた!」とうれしそうに音を出していた。K男君が笛で「ヒュー」という昔を出す と、それに続きS男君が勢いよく「ドーン!」と和太鼓考たたいて表現された花火の音は、まさしく 本物の花火の音のようだった。彼は、その昔に惹かれるように、S男君たちが活動している和太鼓の 近くに座った。そして、S男君が和太鼓の迫力ある音を出した瞬間「オー!」と歓声を上げた。彼は、

夏の夜空に開く大輪の花火を想像していたのだろう。彼の中で、S男君たちの表現した音と、思い出 の中にある花火の音が結びっいたのだ。花火の音に歓声を上げたY男君の姿を見たS男君は、まるで 自分のつくった昔が思うように表現できたことのように喜んでくれている彼の存在を心強く感じ、共 に音づくりをしていきたいと改めて思っただろう。S男君は、この時、Y男君が自分のことを理解し てくれる友達なのだという思いを強めたに違いない。そうした思いからS男君は「一緒に夏祭りの音 をつくろう」と彼に声をかけた。・彼は、S男君に誘われると少しはにかんだような、それでいて、う れしくてたまらないような表情を浮かべ、4人で活動し始めた。

T 4人でやるの?

C (S男)急に4人でやることになった。太鼓と風鈴と花火がいるから。Y男君は、バーチャ イムで風鈴の音。

C,(Y男)地下道を出た所のお寿司屋さんに風鈴があるよ。扇風機がないかな?バーチャイム に扇風機の風を当てれば、(風鈴の)音が鳴ると思うム

彼は、S男君の言葉にすかさず反応し、身を乗り出して語った。きっと彼は、S男君と登校中に聴い ている風鈴の音を思い出したのだろう。私には、その風鈴の昔が彼にとって、二人だけが知っている 特別な風鈴の音のように思えた。

昔づくりを始めた彼は「バーチャイムに扇風機の風を当てれば、風鈴の音が鳴る」とっぶやきなが ら、昔を試していた。S男君と再び昔づくりができることに喜びを感じた彼は、風鈴の音を見っけ出 そうと進んで活動し始めた。

<ワークシート> 次の時間、彼は風鈴、K男君は花火の上がる音、S男君は花火の開いた音、

B男君は花火の終わる音を表現しようと楽器の音を試していた。彼は、風鈴 の音にこだわりをもち、バーチャイムでは本物の風鈴の音に今ひとっ近づけ ないと思ったのか、ハンドベルの音を試し始めた。彼は、持ち方や振り方を 変えては一つ一つの音を耳元で確かめながら、どのベルの音がより本物の風 鈴の音に近いかを聴き比べていた。彼が音を試している途中、S男君は「Y 男君の気に入った音を選べばいい」と声をかけた。その言葉を聞いたとたん、

彼の音を聴き比べる表情はより真剣になり、音を見っけ出すことに集中して

(4)

いった。きっと彼は、絶対本物の風鈴の音を見っけ出せる、と自分を信じてくれているS男君の気持 ちを感じ、S男君の言葉に応えようと一生懸命に風鈴の音を見っけ出そうとしていたのだろう。彼は、

たくさんのハンドベルの音を試した後、「この昔!」と大きな声を出した。そして、「先生、この音を メモしておいてね」と何度も何度も確認を取るほどだった。彼の満足げな表情から、自分もS男君も より本物の風鈴の音に近づいたと感じられる音を見つけることができたことに、喜びを感じていたの だろう。

6.自分の思いを伝えるY男君

Y男君たちは、「ヒュ一、ドーン!」という花火が上がる音 を笛と和太鼓で表した後、風鈴の音をハンドベルで「リーン」

とっなげ、最後に花火が終わる音をシンバルで「シャラシャラ シャラ」と鳴らし、夏祭りの音を表現し始めた。彼らは、その 後も目を輝かせながら何回も何回もくり返し、4人で昔をつな げ表現していた。その中で、本物の音を見っける楽しさを感じ ていた彼が、自分と友達の音をつなげ合わせ表現することに夢 中になっていった。そんな彼の姿を見て私は、自分の音と友達 の音をっなげて表現していくことに、新たな楽しさを彼が見出

していると思った。       <音を聴き直すY男君たち>

くり返し表現する中で、シンバルの音を出していたB男君に向かって、「小さいよ、音小さい!」

と声を掛ける彼の姿に、私は驚いた。なぜなら、今までS男君以外の友達に自分の思いを伝えること がなかったからだ。彼は、S男君に自分の音を認められたことで、自分の音の生かし方に自信を深め た。そうした自信が、彼の動き出しにつながったのだろう。その後も彼は、本物の夏祭りの音に近づ けようと音色やつなげ方に発想を生かし、自分の思いを友達に伝えていた。彼の言葉にB男君や友達 も耳を傾け、二回目の花火が鳴る前に休符を入れ間を取ったり、花火の終わる音を大きく長くしたり していった。彼は、自分の伝えたことに友達が理解を示してくれたことや彼の発想で音の生かし方が 変わっていったことに手応えを感じ、自分の思いを友達に伝え受け止めてもらえることの喜びを感じ

たのだろう。友達と夏祭りの音づくりを進める彼の表情は、とても生き生きとしていた。私は、自分 の思いを素直に表現し友達と音づくりに没頭する姿を見て、うれしく思った。そして、そんな彼と彼 の思いを受け止める友達の間にある何とも言えない温かい雰囲気に、私自身も心が温かくなってきた。

7.追究を終えて

Y男君がS男君に自分の音を否定された時、何も言い返せないままその場を去っていく彼の背中を 見つめながら私は、彼の大きな悲しみを感じ、かける言葉を失ってしまった。私は、彼の悲しみを感 じたこの時まで、S男君の意をくみ自分の気持ちを抑えることのあるY男君が、自分のやりたいこと を我慢しなければならないきゅうくっさを感じているのではないかと思っていた。そんな思い込みか ら私は、自分の気持ちを抑えてまでS男君と一緒にいたい彼の気持ちをわかろうともしなかったのだ。

Y男君にとっては、日常のさまざまな場面でS男君の気持ちを察し、自分が動いたことでS男君に喜 んでもらうことが何よりもうれしかったのだろう。それほどまでに彼は、S男君のことが大好きだっ

たのだ。彼のそうした思いを支えたいと寄り添うことで私は、彼の見方が少し変わってきた。私は、

この追究を始める前まで、S男君にボールを手渡すY男君の姿から、自分の投げたい気持ちを我慢し ていることが彼にとって、いいことではないと思っていた。しかし、S男君が花火の音を見っけ出し たことを、まるで自分のことのように喜んでいる彼の姿を見た時、そこまでS男君のことを思う彼を

「素敵だな」と思えた。

私は、日々の生活の中でも、その子を見っめ続け、より深くとらえていこうとすることの大切さを

この追究で感じている。

(5)

3年1組『つくろう!マイシーズンサウンド』追究のあらまし

[全体の追究]

①    <  好  き  な  季 節  を  音 T:これから、自分の好きな季節の音をつくってい

くよ     I

C:夏がいいなあ、海ザバザバザバーン!

l

・ワークシートに好きな季節の絵を描く

・その時聴いていた音をつぶやきながら措いている

T:思い浮かべた季節の音を、いろいろな楽器で探 してみよう   l

・音楽室やアンサンブル室にあるさまざまな楽器の 音色を試している

③④⑤

・一人では音を表しきれないと感じた子どもたちは グループを組み、音づくりを始める

l

・さまざまな楽器の音を試しながら想像を広げてい

1

C:シェーカーでサンタの来る音を見つけたよ

思いに合った音を見つけた子どもたちは、友達の

[Y男君の追究]

で  表  そ  う  >

・ジャンボすべり台の絵を措く

アンサンブル童にある打楽器を試している

カスタネット、ウッドブロック、/クラベスを鳴らし と出会う彼

し、強弱やリズムを付け

ることで、より本物のすべり台の音に近づいたこと に喜びを感じて

・S男君やK男君 T:3人でどんな

− と

■ 音

ヽるようだった。

グループを組む をつくるの?

「夏!」

和太鼓、キッズパーカッション、ウッドブロックな どの音を試している

・S男君やK男君と少し距離をおき、木琴の音を試し ている   I

T:みんなで夏の音をつくりたいんだよね

・それぞれ打楽器の音を試している 音とつなげたり、重ねたりしながら音づくりを進C(S男)かき氷の音をつくりたい

めている 「ガリガリって音?」

S男君が何も反応しないので、寂しい表情をした

T:今日は、どんな音づくりをしていきたい?

C:カエルの合唱をつくりたい。友達と順番に鳴き T:S男君は?

声をつなげていくんだ C:(S男)太鼓でお集りの音をつくりたい T:Y男君は?

「えー、花火の音」

*お集りと花火なら今日は一緒に活動していくだろう と患った

ねえねえ、S

かったって が、グループに入ってな 彼のただならぬ様子に

の所へ向かった

き、彼と一 にS男君たち C:(S男)Y男君、変な音ばかり出すから嫌だ!

C:(K男)そう、変な音ばかり出す

*表情を変えずS男君の帝を開いている彼。S男君に 自分の音の感じ方を否定され戸惑い、大きなショッ クを受けてしまった

l

T:どうする?一人でがんばる?

「入りたいグループ、ないもん……」

*ウッドブロックをたたきながらアンサンブル童へ向 かう彼の背中がとても寂しそうだった

l

・アンサンブル室で夏の音を一人で探していたB男君 と、楽器の音を試し始める

I

C:(S男)花火わ音ができた!ヒュードーン!

・S男君たちの音を聴いている彼とB男君

・S男君たちが表現した音は、本物の花火の音のよう

だった。彼はS男君の音と思い出の中で聴いた花火

の音を結びつけ歓声を上げた

(6)

C:(S男)太鼓と風鈴と花火がいるから4人でやるこ とになった。Y男君はバーチャイムで風鈴

lrとチヤノ猥扇崩の風をあてれば二者が舶」l

*彼の発想の豊かさに感心したと同時に、風鈴の音を つくっていこうという意欲が感じられた。どんな音 色を風鈴らしいと彼が感じるのかとらえていきたい

⑥⑦  <  自 分 た ち の つ く っ T:音づくりができてきたと思うグループは、この

カセットテープに録音をして

いてみよう 自分たちの音を聴 音づくりができたグループから録音できるように 録音機器を用意した

C:録音してもいい?

T:いいよ、録音してごらん

た 音 を 聴 い て み よ う  >

・すぐ音づくりを4人で始める

・風鈴の音を見っけ出そうと、ハンドベルの音を聴き 比べたり、持ち方を変えたりしていた

1

C:(S男)Y男君の気に入った音を選べばいい

・大好きなS男君の励ましを心強く感じた彼は、より 音づくりに集中した

生 えておいて!

*自

感じたことが、とてもうれしかったのだろう。 分もS男君も、より本物の風鈴の音に近づいたと

tヾl _」L  ヽ−  l t・O t  _ − _t l■  1 _  t    ヽ        ヽ▲   −  t▲○ −・ −

l

4人でそれぞれ音を出すタイ ミングを練習している 小さいよ 小

*自分の音だけに こだわってきた彼が、友達の音を聴 き感じたことを発言した。自分の音への自信を強め たことで、友達に自分の感じたことを伝えられたの だろう

⑧⑨  <もっと自分たちの季節の音に合う音にするには

1

どんな工夫をしたらいいだろう?>

録音を聴き、グループで話し合いながら自分たちT:聴いてどうだらた?

の思いに合った音へ近づけようと音量や音色を工 夫していた

C:音をもっと大きくしたい

C:声の大きさと楽器の音の大きさが合っていない 感じがした

⑳     <    発

C:やったあ、がんばるぞ! 表A

・それぞれのグループが季節の歌を歌ったり、さま ざまな楽器の音色を重ねながら、自分たちの季奇 の音を表現していた

C:練習通りにできてよかった.

C:いろんな楽器の音を出せてうれしかった C:自分の音をつくれてよかった

「小さい、うーん短い」

録音を繰り返し、自分の音の大きさや自分たちの音 を確かめている

他のグループの音づくりを聴き、自分たちも盆締り の音を付け加えたいと患ったのかキーボードを運び 始めた

録音を聴いたら小さかった。この次は、もっと長 い曲にしたい。

キーボードを運び、思い思いの打楽器をならし始め

る     l

マラカスの音を聴き比べる彼。たくさんの種類のマ ラカスの音を耳元で聴き、バナナマラカスを選ぶ

を   し

表情

︐刀 ヽ■

よ柑

■張 も

ってV

う   >

ることがわかる

花火の音、風鈴の音、花火が終わる音、盆輌りをつ なげて夏集りを表している

生き生きとした表情でタイミングをとりながらハン ドベルを大きく振り、風鈴の音を表現していた。そ して、「ドラえもん」の曲に合わせて、バナナマラカ スでリズムを楽しそうに刻んでいた。

*友達と音をつなげ表現する楽しさを に思えた

「ぶち甘んあ

き かった。 まくいった。

感じているよう

参照

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