• 検索結果がありません。

崩壊熱評価ワーキンググループ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "崩壊熱評価ワーキンググループ"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

核データニュース, No.86 (2007)

― 62 ―

WG 活動紹介

崩壊熱評価ワーキンググループ

武蔵工業大学工学部 吉田 正 [email protected]

1. はじめに

本ワーキンググループからの「核データニュース/WG活動紹介」への報告は2002年 [1]以来であり、そのときの大きなトピックはJENDL FP Decay Data File 2000の完成[2]で あった。その後のこの分野の進展の中心は、Total Absorption Gamma-ray Spectrometer

(TAGS)を用いたβ-feed 測定データを崩壊熱計算に導入することの有効性の認識と、

TAGS 測定から得られるデータの活用の試みにあった。2004 年には TAGS に関する

OECD/NEA の核データ評価国際協力ワーキングパーティー(WPEC)サブグループ 25

“Validation of Fission Product Decay Data for Decay Heat Calculations”が設立され、本WGの 活動もこれと連動してきた。今回、本誌の「WG活動紹介」での報告の順番が回ってたが、

すでに TAGSデータの導入については[3]で、WPEC/SG25 については[4]、[5]で報告し、

報告の頻度はかなり高い。そこで本稿ではその後の進展と今後の展開を中心に、ごく手 短に報告する。本WGの今年度のメンバーは以下のとおりである。

安藤良平(東芝),池田一三(三菱重工),親松和浩(愛知淑徳大),貝瀬與一郎(新型炉 技術開発),片倉純一(原子力機構),瑞慶覧篤(ナイス),橘孝博(早大),田原義寿(エ ンジニアリング開発),大川内靖(原子力機構),吉田正(武蔵工大)

2. WPECとの連携活動

OECD/NEAの核データ評価国際協力ワーキングパーティー(WPEC)サブグループ25

は2005年4月8日のWPEC定例年次会合で設立が認められ、すぐに活動に入った。同ワ ーキンググループの目的は、バレンシア大学を中心とする TAGS 測定グループと核デー タコミュニティとの密接な連携を確立することであり、さらに具体的には崩壊熱計算に おいて特に重要な核種を測定対象核種として抽出することにあった[6]。この目的はこれ までの3回の会合(2005/12ウィーン、2006/5パリ、2006/7オルセー)でほぼ達成された

(2)

― 63 ―

ので、2007年4月には、SG25としての活動は終了し、報告書の作成に着手する。ちなみ に、ウィーンとパリでの会合はIAEA/NDSのConsultant’s Meetingとして開催された[4]、

[5]。またオルセーでの会合は実験グループメンバーだけで開催され日本からの出席者は いない。しかし SG25 のホームページ(http://www.nea.fr/html/science/projects/SG25/ )に は、オルセー会議を含むこれまでの 3 回の会議で用いられた全説明資料がダウンロード できるので参照されたい。なお、TAGS測定グループでは、フィンランドのヨバスキラ大 学での実験(Polar Project)に引き続き、次の段階であるオルセーでの測定計画(ALTO Project)が既に始動している。

3. 今後の活動

すでに述べたように、2007年5月にはWPECの活動は終了を予定している。今後は実 験グループと直接連携をとりつつ、新しい TAGS データの崩壊熱計算への適用を継続し て検討する。一方、日本原子力学会標準委員会の発電炉専門部会はMOX燃料に対する(主 としてアクチニドの)崩壊熱データの標準化を目標に活動する計画があり、当 WG も協 力を求められている。その後まだ標準委員会側からの正式な要請はないが、そのための 事前準備の一環としてアクチニド崩壊熱の系統的な分析を開始した[7]。

[1] 吉田 正:WG活動紹介/崩壊熱評価ワーキンググループ,核データニュースNo.71 (2002), pp.97~100

[2] J. Katakura, T. Yohida, K. Oyamatsu, T. Tachibana,: “JENDL FP Decay Data File 2000,”

JAERI 1343 (2001)

[3] 吉田 正,本間 明:崩壊熱計算に対する TAGS データの影響,核データニュース No.79 (2004), pp.70~76

[4] 吉田 正:会議のトピックス/IAEA諮問家会議「ベータ崩壊と崩壊熱」,核データニ ュースNo.83 (2006), pp.38~41,

[5] 吉田 正:話題・解説/崩壊熱計算の最近の動向とWPECサブグループSG25,核デ ータニュースNo.85 (2006), pp.41~45

[6] N.Hagura, T.Yoshida, T.Tachibana: J.Nucl.Sci.Technol, 43, 497 (2006)

[7] N. Hagura, T. Yoshida: 2006年度核データ研究会(2007年1月26日)発表

参照

関連したドキュメント

ここで い う統計的手法 とは,具体的 には林 によ り休系化 された数量化理 論 12) を用 いる。数量化理論 による危険度評価の特徴 は,傾斜角のような定量

シリコン バーッテクス デ ィテクター (SVD) は 、最もビーム衝突点の近くにおかれた 測定器で、短い寿命 (10 ;10 10 ;13 sec

回収ウランの取り扱いにおいては 232 U の量が、燃焼度を考慮した使用済み燃料の臨界管理 のためには Pu

使用済の高速炉燃料集合体の崩壊熱測定装置を開発し、「常陽」MK-II 炉心燃料(集合 体平均燃焼度約 6.6 万 MWd/t)について、冷却期間 40

今後、更に崩壊データの現状を詳細に検討し、 TAGS 手法による測定が望ましい核種のリ ストを作成することになっている。 JEFF、 ENDF とも

これは、 BNL が別途編集している Homeland Security 用の小冊子(Wallet Cards for Homeland Security)の半減期データと

低エネルギー領域に於いて、希土類酸化物と中性子の磁気モーメント相互作用による散 乱が知られている。例えば、 Er

ドを通すことで、図や表を含んだ NDS のスタイルに変換され利用しやすい形になる。計 算コードを通す作業は