10月1日は日本酒の日
「日本酒に関する意識調査 2013」
日本酒に対するイメージはこの20年で大きく変化
女性や若い世代は「スパークリングタイプ」に高い飲用意向
宝酒造株式会社では、10月1日の「日本酒の日」を前に20代~50代の男女3,000名を対象に日本
酒に関する意識調査を実施しました。
海外における和食人気の高まりとともに、日本酒の輸出は堅調な伸びを示していますが、国内で
も今年に入り全国各地の自治体において日本酒での乾杯を推奨する条例が制定されるなど、日本酒
に注目が集まりつつあります。今回実施した調査では、日本酒に対するイメージが20年前に比べて
大きく変化していることに加え、女性や若い世代を中心に、最近話題の「スパークリングタイプ」
の日本酒に対して高い飲用意向が示されました。また、20代の約4割が「今後日本酒を飲む量が
増える」と回答するなど、若い世代が日本酒に対してポジティブな意向を持っていることが明らか
になりました。
※日本酒の日 10月は新米を使った新酒が造り始められる時期ですが、1965年(昭和40年)以前は酒造年度が10月1日からと定められていたこともあり、蔵元では 「酒造元旦」として祝っていました。こうした経緯から1978年(昭和53年)に日本酒造組合中央会が10月1日を「日本酒の日」としました。◆ 日本酒に関する意識調査
☞ 日本酒は「特別な時」に「特別な場所」で飲む「高価な」お酒のイメージが強まる傾向。 ☞ 日本酒は「付き合い」や「雰囲気で」飲む酒から、少人数でじっくり「味わって」飲む酒に ☞ 鍋料理がおいしい冬はやっぱり「日本酒」が一番!夏場の飲み方「ロック」も徐々に浸透? ☞ 好きな日本酒のタイプ1位は「純米酒」。「スパークリングタイプ」は今後の注目株! ☞ 「スパークリングタイプ」は日本酒のイメージを変えるか?女性や20~30代で高い飲用意向。 ☞ 全国の自治体に広がる日本酒での乾杯を勧める条例。今後の認知の広がりに期待! ☞ 日本酒の将来は明るい!20代では約4割が「今後日本酒を飲む量が増える」と回答。 〒600-8688 京都市下京区四条通烏丸東入 TEL.075-241-5122 宝酒造株式会社 広報課 〒103-8232 東京都中央区日本橋2-15-10 TEL.03-3278-84602013年9月19日
☞ 日本酒は「特別な時」に「特別な場所」で飲む「高価な」お酒のイメージが強まる傾向。
まず、日本酒の「飲用頻度」「飲用場所」「価格」のイメージについて聞いたところ、「飲用頻度」については「飲 みたいときに飲む」が男女ともに最も高いものの、20年前と比較すると「特別なときだけ飲む」のポイントが大きく 上昇しています。「飲用場所」については「家で」や「料亭で」のポイントが大幅に上昇する一方で、「飲む場所を 選ばない」が大きく減少し、日本酒が登場するシーンが二極化していることがうかがえます。また「価格」について も「高価なお酒」として捉えている人が増加している傾向にあり、「手ごろなお酒」という庶民のお酒のイメージは この20年で大きく変化していることがわかります。 表1:日本酒のイメージについて(飲用頻度・飲用場所・価格) n=1,500 n=1,500 5.4 44.9 21.7 28.1 6.0 65.9 16.7 11.5 0 20 40 60 80 毎日飲むお酒 飲みたいときに飲むお酒 すすめられれば飲むお酒 特別なときだけ飲むお酒 3.9 39.9 22.1 34.1 1.3 54.7 24.7 18.3 0 10 20 30 40 50 60 毎日飲むお酒 飲みたいときに飲むお酒 すすめられれば飲むお酒 特別なときだけ飲むお酒 ○飲用頻度 男性 女性 (%) (%) 23.1 15.0 43.3 18.5 15.7 20.3 26.3 37.0 0 10 20 30 40 50 家で飲むお酒 居酒屋で飲むお酒 料亭で飲むお酒 飲む場所を選ばないお酒 ○飲用場所 22.4 23.2 36.2 18.2 10.3 31.7 13.9 44.0 0 10 20 30 40 50 家で飲むお酒 居酒屋で飲むお酒 料亭で飲むお酒 飲む場所を選ばないお酒 男性 女性 (%) (%) 56.8 41.4 1.8 13.3 83.7 2.3 0 20 40 60 80 100 高価なお酒 手ごろなお酒 安価なお酒 43.5 52.5 4.1 5.6 80.6 13.9 0 20 40 60 80 100 高価なお酒 手ごろなお酒 安価なお酒 ○価格 男性 女性 (%) (%) 《調査概要》 ○調査内容 日本酒に関する意識調査 ○調査方法 インターネット調査 ○調査期間 2013年8月19日(月)~25日(水) ※過去データは1992年10月(女性)と1993年3月(男性)に当社で実施した調査結果です。 ○調査対象 20代~50代の男女3,000名(男性1,500名・女性1,500名)☞ 日本酒は「付き合い」や「雰囲気で」飲む酒から、少人数でじっくり「味わって」飲む酒に。
次に日本酒の「飲用場面」「人数」のイメージについて聞いたところ、「飲用場面」では「味わって飲む酒」が ポイントを伸ばし、「付き合いで飲む」や「雰囲気で飲む」イメージが減少しています。また「人数」についても 「大勢で飲む」イメージが男女ともに減少していることから、仕事の付き合いや接待、職場の宴会といったその場の 雰囲気で飲むといった機会が少なくなる一方、2~3人の少人数やひとりでじっくり味わいを楽しむようなスタイルに 日本酒の飲用シーンが変化していることがうかがえます。 13.4 59.9 16.2 10.5 11.1 45.6 21.8 21.0 0 20 40 60 80 酔いたいときに飲むお酒 味わって飲むお酒 付き合いで飲むお酒 雰囲気で飲むお酒 14.3 58.2 13.7 13.7 9.0 49.0 15.7 25.7 0 20 40 60 80 酔いたいときに飲むお酒 味わって飲むお酒 付き合いで飲むお酒 雰囲気で飲むお酒 ○飲用場面 男性 女性 表2:日本酒のイメージについて(飲用場面・人数) 28.5 54.0 17.4 15.9 58.7 23.8 0 20 40 60 80 1人で飲むお酒 2人~3人で飲むお酒 大勢で飲むお酒 27.8 60.8 11.4 14.3 68.0 17.0 0 20 40 60 80 1人で飲むお酒 2人~3人で飲むお酒 大勢で飲むお酒 ○人数 男性 女性「和らぎ水」を知っていますか?
n=1,500 n=1,500 (%) (%) (%) (%) n=3,000 (%) 8.7 11.4 5.9 10.1 9.6 8.7 6.3 14.1 13.7 14.5 14.7 14.3 14.9 12.5 77.2 74.9 79.5 75.2 76.1 76.4 81.2 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 言葉も意味も知っている 言葉は聞いたことはあるが、意味は知らなかった 言葉も意味も知らない 表3:「和らぎ水」の認知について 「和らぎ水」とは日本酒を飲みながら飲む水のことで、洋酒 でいうチェイサーにあたります。日本酒を飲む合間に水を飲 むことでお酒のアルコール分が下がり、酔いの速度が緩やか になりますし、一呼吸おけるので飲みすぎないという効果も あります。また「和らぎ水」で口の中をリフレッシュする と、次の一杯や料理の味が鮮明になります。今回の調査で 「和らぎ水」はまだまだ知られていないということがわかり ましたが、今年は日本酒の横に「和らぎ水」を置きながら秋 の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか。表4:それぞれの季節の味覚に合うと思うお酒は? (複数回答可)
☞ 鍋料理がおいしい冬はやっぱり「日本酒」が一番!夏場の飲み方「ロック」も徐々に浸透?
四季ごとにそれぞれの季節の味覚に合うお酒について聞いたところ、やはり秋から冬にかけては「日本酒」の人気は 高く、秋は「ワイン」に次いで2位(27.8%)、鍋料理がおいしくなる冬は断トツの1位(62.7%)となりました。 また「日本酒」にはさまざまな温度帯で楽しめる点が特徴ですが、日本酒を年5~6回以上飲む人を対象に日本酒の 飲み方を聞いたところ、やはり秋冬は「燗をして」、春夏は「冷やして」楽しむ人が多いという結果になりました。 そんな中、灘・伏見・伊丹の酒造11社による「日本酒がうまい!推進委員会」が夏場の飲み方として提案している 「ロック」も少しづつ認知されてきているようです。 29.0 27.6 25.8 23.6 22.4 14.5 13.7 13.2 0 20 40 60 80 ワイン ビール類 梅酒・リキュール チューハイ・カクテル 日本酒 本格焼酎 ウイスキー 甲類焼酎 72.2 42.0 27.1 20.6 18.1 13.9 13.7 12.8 0 20 40 60 80 ビール類 チューハイ・カクテル 梅酒・リキュール ワイン ウイスキー 日本酒 本格焼酎 甲類焼酎 <春> <夏> 39.4 27.8 26.4 22.4 19.8 19.1 17.5 16.7 0 20 40 60 80 ワイン 日本酒 ビール類 本格焼酎 ウイスキー 甲類焼酎 梅酒・リキュール チューハイ・カクテル 62.7 35.6 31.7 29.0 26.4 21.6 15.4 11.4 0 20 40 60 80 日本酒 本格焼酎 ワイン 甲類焼酎 ウイスキー ビール類 梅酒・リキュール チューハイ・カクテル <秋> <冬> 表5:(日本酒を年5~6回以上飲む人を対象に)日本酒をどのような飲み方で飲みますか?(複数回答可) 61.8 52.8 32.9 11.0 5.8 1.9 61.8 52.5 31.3 9.3 6.0 1.0 61.8 53.0 34.5 12.8 5.5 2.8 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 燗をして 常温で 冷やして ロックで 燗ロックで 凍らせて 全体 男性 女性 76.8 59.9 27.9 8.5 7.8 3.8 71.3 62.5 23.8 10.3 6.8 4.0 82.3 57.3 32.0 6.8 8.8 3.5 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 冷やして 常温で ロックで 凍らせて 燗をして 燗ロックで 全体 男性 女性 <春夏> <秋冬> n=800 n=800 n=3,000 n=3,000 n=3,000 n=3,000 ここからは日本酒の飲用実態に関する調査ということで「日本酒を年5~6回以上飲む」人を対象にお聞きしました。 (%) (%) (%) (%) (%) (%)純米酒 純米 大吟醸酒 純米 吟醸酒 大吟醸酒 吟醸酒 普通酒 本醸造酒 スパークリング 特別 本醸造酒 全体 48.1 35.1 33.9 33.3 17.3 15.5 14.3 11.0 8.8 男性 51.0 35.5 35.5 30.3 18.8 16.0 13.8 8.5 9.8 女性 45.3 34.8 32.3 36.3 15.8 15.0 14.8 13.5 7.8 20代 48.5 24.5 23.0 32.0 12.0 12.5 9.0 11.0 4.5 30代 48.5 43.5 43.0 34.0 20.0 18.0 16.5 18.0 13.0 40代 50.0 36.5 34.5 32.5 20.0 17.0 17.5 10.5 9.5 50代 45.5 36.0 35.0 34.5 17.0 14.5 14.0 4.5 8.0 0 10 20 30 40 50 60 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 純米酒 純米 大吟醸酒 大吟醸酒 純米 吟醸酒 スパークリング 吟醸酒 特別 本醸造酒 本醸造酒 普通酒 全体 49.4 46.9 41.3 37.5 31.1 25.0 23.4 21.3 20.8 男性 51.8 45.5 38.3 38.8 27.0 24.8 22.3 19.8 21.0 女性 47.0 48.3 44.3 36.3 35.3 25.3 24.5 22.8 20.5 20代 50.5 39.5 39.0 33.5 27.0 26.0 21.5 21.0 21.0 30代 49.5 56.5 45.0 42.0 38.5 24.5 28.0 23.0 19.0 40代 51.0 48.5 40.0 37.0 33.5 27.0 23.5 19.0 20.0 50代 46.5 43.0 41.0 37.5 25.5 22.5 20.5 22.0 23.0 0 10 20 30 40 50 60 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 0 200,000 400,000 600,000 800,000 0 20,000 40,000 60,000 80,000 2008 2009 2010 2011 2012 全体 吟醸酒(全体) うち純米吟醸酒 純米酒 本醸造酒 表6:好きな日本酒のタイプは? (複数回答可)
☞ 好きな日本酒のタイプ1位は「純米酒」。「スパークリングタイプ」は今後の注目株!
日本酒を年5~6回以上飲む人を対象に好きな日本酒のタイプについて聞いたところ、「純米酒」と回答した人が全体 の48.1%と最も多く、性別や年代別に見ても高い支持を集めました。以下、年代ごとに好みの傾向に多少の違いは 見られますが、「純米大吟醸」や「純米吟醸」など純米系の人気の高さがうかがえます。また、今後飲みたいタイプ については全般的に同様の傾向が見られる中、最近話題の「スパークリングタイプ」に比較的高い飲用意向が示され ており、今後さらに注目されることが予想されます。 区分 数量(KL) 前年比(%) 吟醸酒 20,427 108.5 (うち純米吟醸酒) 12,443 110.3 純米酒 25,661 101.8 本醸造酒 23,543 94.6 全体 251,062 95.2 表7:今後飲みたい日本酒のタイプは? (複数回答可) 日本酒造組合中央会調べ 2013年 1-6月 日本酒課税移出数量 上記の通り、「純米酒」や「純米大吟醸酒」などが人気という結果でしたが、実際の課税移出数量(メーカー出荷数量)を見ても ここ数年「純米酒」や「吟醸酒」などの伸びがうかがえます。また、2013年上期の状況を見ても、全体としては前年を下回ってい るものの「吟醸酒」や「純米吟醸酒」などは大きく伸長しており、消費者の本格志向を反映したトレンドと考えられます。 日本酒課税移出数量推移 n=800 n=800 (%) (%) (KL) (KL)佐賀県鹿島市 (2013.3) 広島県東広島市 (2013.6) 兵庫県三木市 (2013.6) 京都府与謝野町 (2013.6) 京都府京都市 (2012.12) 兵庫県加東市 (2013.6) 日本酒での乾杯を勧める条例が 制定された全国の自治体 福島県南会津町 (2013.6) 石川県白山市 (2013.6) 佐賀県(2013.6) ※都道府県で初 兵庫県西宮市 (2013.10予定) (2013年9月現在)
☞ 「スパークリングタイプ」は日本酒のイメージを変えるか?女性や20~30代で高い飲用意向。
今後飲みたいお酒として「純米酒」や「吟醸酒」などに次いで高い意向が示された「スパークリングタイプ」の日本 酒ですが、その特徴などをあらためてご説明した上で、飲用経験と今後の飲用意向について聞いてみました。その結 果、日常的に飲んでいる人はまだまだ少ないものの、全体の64.1%が「飲んでみたい・やや飲んでみたい」と回答し ており、特に女性や20代、30代で飲用意向が高い結果となりました。今後、女性や若い世代の間で「スパークリング タイプ」の日本酒が広く親しまれるようになることで、日本酒全体のイメージは大きく変わるかもしれません。 表8:スパークリングタイプ(発泡性のある日本酒)の飲用経験と今後の飲用意向について 8.6 8.5 8.8 14.0 13.0 5.0 2.5 36.8 34.5 39.0 35.0 39.5 37.5 35.0 54.6 57.0 52.3 51.0 47.5 57.5 62.5 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 普段からよく飲んでいる これまでに飲んだことがある 飲んだことはない 32.8 26.3 39.3 39.0 39.5 28.0 24.5 31.3 31.3 31.3 30.0 34.0 35.5 25.5 20.1 24.5 15.8 15.0 14.5 23.5 27.5 11.0 13.0 9.0 11.5 6.5 10.0 16.0 4.9 5.0 4.8 4.5 5.5 3.0 6.5 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 飲んでみたい・飲みたい やや飲んでみたい・飲みたい どちらともいえない あまり飲みたくない 飲みたくない <飲用経験> <飲用意向> n=800 n=800 64.1% (%) (%)☞ 全国の自治体に広がる日本酒での乾杯を勧める条例。今後の認知の広がりに期待!
日本酒で乾杯する習慣を広めることによって日本文化の理解促進を図ろうということで、日本酒での乾杯を勧める条例 を制定する自治体が全国に広がっています。“乾杯!” といえばビールやシャンパンなどが思い浮かびますが、最近の ウェディングシーンでは洋装を和テイストにアレンジしたり、料理や演出に「和」をプラスしたりするケースも増えて いるそうで、スパークリングタイプの日本酒がウェルカムドリンクや乾杯酒として使われることもあるようです。 日本酒での乾杯を勧める条例の制定に対する認知はまだまだ高くありませんが、条例の広がりによってスパークリング タイプの日本酒がいろいろなシーンで登場するかもしれません。 表9:日本酒での乾杯を勧める条例が制定されていることを知っていますか? 5.9 7.9 3.9 9.7 5.3 4.0 4.7 12.2 14.4 10.1 13.6 11.7 12.3 11.3 81.8 77.7 86.0 76.7 82.9 83.7 84.0 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 知っている 聞いたことがある 知らない n=800 (%)23.0 19.8 26.3 40.5 26.5 13.5 11.5 72.1 75.0 69.3 56.0 69.0 82.0 81.5 4.9 5.3 4.5 3.5 4.5 4.5 7.0 全体 男性 女性 20代 30代 40代 50代 増えると思う 変わらないと思う 減ると思う 表10:今後、日本酒を飲む量は増えると思いますか?