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「研究目的」

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Academic year: 2021

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「背景」

 今世紀初頭に入り、著しく経済発展とともに、中国都市部の都市 発展もエンジンがかかっている。とりわけ、首都の北京ともっとも 人口数が多い上海におき、2008年に開催した夏オリンピックや 2010年での EXPO が、それぞれの起爆剤となり、新たな建築時代 を喚起するようなプロジェクト完成が目の当たりにする。従来の中国 の都市コンテクストや建築文化に遥かかけ離れる様式の建物が、この 二つのビッグイベントの勢いによる実現させる背後に、社会全体が新 しい時代にふさわしい建築文化の形成に渇望する姿勢が伺えると同時 に、外国人建築家の意識啓蒙やローカル建築作家の成長ぶりが鮮明に 映りだしている。単体の建築が群像し、都市のイメージを新たにする中、

建築の文化性、テクノロジー性、ないし藝術性は最も注目される時期 にもあたるのだ。また、10年のスパンを持ち、建築作りや都市成長 の計画は、生成だけじゃなく、建築が当初設計者のどの意図とどれく らいのギャップが生じ、その結果的部分のフィードバックが垣間見え る時期でもあるのだ。

「研究目的」

 発展が波のように、建築や都市をあっという間に形完成させている ものの、諸要素が交差し、雑然とする部分も目立っている。核心とす る理論整理や総合して考察する試みが一層重要になっている。また、

世界中へと目を向ければ、類似する都市発展意味でのホットスポット –– ドバイなどから読み取る現象が、グローバル環境の中で建築や都市 を考える時必要不可欠な手段だと思われる。そして、前世紀60年代 の東京オリンピックなど、今の 北京での都市変貌は、アジア都市に おいて未曾有な出来事でもなく、横軸での比較研究する余地があると 考えてもいい。この研究を通して、中国都市現時点の建築文化をより 明白にする事は最大の目的とする。広げてみれば、関心はすでにこれ から中国の都市部での持続発展や建築文化交流におきたいと考える。

「研究方法」

 両国の著作に基づき研究を行い、比較研究を基本体勢で展開する。

分析方法論は日本の研究データを主に行う。主に日中両方の著書と図 鑑資料のもとで分析要素を抽出し、系譜化する。オリンピックを軸に 都市の新たな層の形成から単独観察を行う。この層の単独形式は北京 の都市発展に活力を与えた自由なエネルギーと考えられ、北京固有の 都市コンテクストに一定の距離を置かれ

第一章 北京、上海固有都市性格への考察 1.1 北京、上海の都市空間構成

 13世紀から形成した現在の北京の骨格は、時代の入れ替えととも に、新たな層が形成して重なり、立体的な都市構造を築き続けてきた。

1.2 場所が持つ性格

 近代までに形成された北京市内場所の強い性格がまだ持ち合わせて いる。このような場所の性格が都市のコンテクストの重要な構成部分 と見られる。新たな建築を受容しながら、堅調な場所性格が貫くので ある。北京や上海の場所性が個々のプロジェクトとどう相互的に影響 するかの意味での分析は重要視する。

1.3 オリンピックと万博の層の定義

 大会メインのオリンピックパークや上海の万博敷地だけに対象分析 とせず、この時期内に関連のあるプロジェクトや開発を網羅し、層を

21 世紀初頭中国北京・上海における都市展開及び建築作り要素に関する研究

建設工学専攻(修士課程) 508026   胡  克

建築設計研究 指導教員  赤堀 忍

こ    かつ

定義したい。

第二章 北京オリンピックと上海万博の要素考察

2.1 都市要素

 2001年7月13日、IOC(国際オリンピック委員会)が北京を 2008年の開催都市に選定以来、北京の都市発展が、多くの注目を 引きつけている。オリンピックの開催は都市を単位とし、経済、文化 などをあらゆる要素を

  2.1.1 短期間での都市大改造

    競技場、インストラクチャー、市内の公共空間を改造する実     際操作(図表)

  2.1.2 オリンピックパークの営造 2.2 建築要素

2.3  

第三章 建築文化のローカル部分と外国参入との交差 3.1 北京の都市第2の層を支える梁思成の建築思想

3.2 レム・コールハースの「Great Leap Forward」から CCTV までの   中国都市論述

3.3 日系建築家の考え方

 日本と中国の交流が古代からずっと絶えず伝えてきた背景がある。

両国文化の中、相似する部分や互いに補える部分が交流の本来の姿に 従って進歩してきた。日本の建築家は丹下健三さん以来、世代毎に建 築文化を継承し、発展を遂げてきて、中国にとって学ぶところが多い のだ。

第四章 建設行為から見た中国でのグローバリゼーション     要素

第五章 デザイン手法の系譜化分析

概論 具体の建築にデザイン手法があらゆる思案を濃縮したものとな

り、一見雑然とする個々の案には、

参照

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