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・巣鴨北中学校改築に伴う基本・実施設計業務プロポーザル審査経過及び審査講評

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Academic year: 2018

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巣鴨北中学校改築に伴う基本・実施設計業務プロポーザル

審査経過及び審査講評

巣鴨北中学校改築に伴う基本・実施設計業務

プロポーザル選定委員会

1.審査経過

豊島区では公共施設の建設に際して、施設機能を満たすことはもとより、まちの景観、 空間を豊かにし、愛着と誇りの持てる地域づくりの起点とすることを大切に考えている。

今回の巣鴨北中学校のプロポーザルの審査においても、まずその視点を基本に据え、さら に安全・安心なまちづくりや地域連携等の観点から、学校の役割を捉えて評価を行った。

そのため、第二次審査においてはヒアリングを含め、関係各課の代表者が評価委員として

加わり、慎重に審議を進めた。第一次、第二次とも審査は匿名で実施した。

第一次審査においては、応募のあった11者について、組織体制、実績等に関する所定

の項目に対する評点を事務局で作成した。一方、各選定委員は各者から提出された提案趣 旨書を事前に読み込んで審査会に臨んだ。事務局による採点結果を踏まえ、提案趣旨書の

評価について意見交換を行った後、投票を行った。その結果、全会一致で5者を選定し、

第二次審査において提案を求めることとした。

第二次審査においては、案の見落とし、見誤りがないようにするため、提案を求めた課

題に即した29 項目にわたる観点について技術提案書評価シートを用意し、各委員が事前 に評価点を付けて審査会に臨んだ。ヒアリング後、さらに8つの観点について評価点を付

けた。選考は評価点の合計点で機械的に決めるのではなく、先に述べた観点に照らして、

各者の評価すべき点、問題点等について意見を述べ合い、案の理解に努めながら検討を進 めた。

具体的には、地域づくりの観点から、庚申塚通りとの関係、外観、レンガ通りの捉え方、 災害時対応を含めた大正大学との連携、周辺住宅地との接し方等について、また、中学校

の様々な活動を支えるため、できるだけ広い整形なグラウンドの確保、学校としての一体

感や管理運営のしやすさ、自由度の高い教育空間、特に注目すべき提案等について検討を 行った。さらに、今日の建設事情に鑑み、コストやスケジュールコントロールについての

考え方も重視した。

検討の結果、議論が尽くされたと了解されたところで、受託候補者(最優秀者)につい て投票を行った。その結果、C社11票、E社2票となり、確認の上、全会一致でC社が

選定された。続いて、残る4者を対象として次席者について投票を行った結果、A社7票、 E社5票となり、確認の上、全会一致でA社が選定された。

応募いただいた各者においては、巣鴨北中学校の改築に寄せる関係者の想いを受け止め、 これまで蓄えられた経験、実績に基づいて、創意溢れる提案をいただいたことに、審査に

(2)

2.審査講評

5者からの提案では、建物配置について大きく3つのタイプが示された。まず、校地の

北東側にまとめる案が2者(A社、C社)から提案があり、それぞれ体育館の位置が北と

東で異なっていた。また、校地の北東から北西にL字形に配する案が1者(B社)、逆に

校地の北西から南西にL字形に配する案が2者(D社、E社)あり、これは体育館の位置 が北と西に分かれた。

巣鴨北中学校の建替え等を考える会の提言書や、区が作成した改築基本構想・基本計画 にも示された、可能性があると思われる配置案が出揃ったことになり、審査においては相

互の優劣を比較しながら検討することができた。

北東に建物をまとめて配置する2案は、相対的にグラウンドの面積、寸法が確保され、 近隣との関係を調整して環境の改善が図られていた。

北西・南西L字形配置の2案は、庚申塚通りに対し広場を介して建物を積極的に面させ ようとし、そのデザインにそれぞれ特色を持たせていた。ただ、いずれもグラウンドの面

積・形状の確保のために校舎平面が窮屈となり、大正大学との連携、西側住宅地等との関

係に難があった。

今回、受託候補者に選定されたC社の案は、西巣鴨二丁目公園や大正大学との連携を含

め、地域一帯を捉えようとする姿勢が評価された。断面構成に変化があり、それに面した ホール、学習・情報センターを中心とした空間配置が魅力的で、かつ、それが清新さと落

ち着きを兼ね備えたファサードの魅力につながっていた。内部動線の処理にやや不明確な

ところはあるが、今後の検討における柔軟性が高い案として高く評価された。

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