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中央学術研究所紀要 第14号 123事業報告

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Academic year: 2021

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昭和五十九年次中央学術研究所事業報告

の資料群の収集と整理作業を継続した。いる。また、宗教ないしは宗教教団が果

1、研究

◆佼成教団史の研究たすべき役割についてもしばしば論じら

◆佼成教学研究教団史編纂委員会の審議に基づいて出れ、あるいはそれが期待されてもいる。

︿佼成教学研究作業﹀版計画が進行し、本年五月に﹃立正佼成本調査は、このような社会状勢を背

本年は、事務局による諸作業と、﹁佼成会史﹄第五巻︵山梨・長野・岐阜・静岡.景に、立正佼成会の高齢者会員と世帯に 教学研究委員会第一部会﹂による作業を愛知・三重・滋賀・京都。大阪・兵庫.おける生活態様や高齢者自身の意識、家 中心に行った。﹁第一部会﹂の作業として奈良・和歌山の各県教会史所収︶が発刊族との関係、扶養問題等々についてその は、昨年まで下準備として行って来た﹃新された。続いて九月に同第四巻︵栃木.実態を明確にしつつ、迫り来る高齢化社 釈法華三部経﹄の総検討を基として、﹁定群馬・埼玉千葉・神奈川・富山石川.会に向けての宗教教団としてのあり様に 本として確立する﹂という意味から種々福井の各県教会史所収︶、十一月に同第ついて検討を加えようとしたものであ

の課題の検討を行った。三巻︵北海道・青森・岩手宮城・秋田.る。

︿佼成教学資料収集整理作業﹀山形・福島・新潟・茨城の各県教会史所本年は、全国教会の中でも比較的高齢

当研究作業においては、講師陣の御協収︶が発刊された。者比率の高い秩父教会︵埼玉県秩父市な

力のもとに、本会が、現在あるいは将来調査研究としては、埼玉教区及び総合ど一市五町三村を包括︶において、六十 に一応の結論ないしは、方針をもってい年表について行なわれ、順次原稿作成が五歳以上の高齢者のいる世帯を全て抽出

なければならぬと考えられる教学上の問進められた。し、配票調査を実施した。近く報告書と

題について項目を設定し、それら一々の◆社会調査研究してまとめられる予定である。

項目について、最も肝要でしかも卑近な︿高齢者会員と世帯に関する研究﹀◆宗教法制研究

諸課題の提示と当該項目に関する研究課近年、高齢化社会の急速な進展によっ︿宗教法制資料の収集と資料目録の整備﹀ 題の抽出、並びに、基本資料である庭野てもたらされる社会的諸問題が数々指摘関係資料として、1憲法関係︵憲法・ 会長の著書、法話を中心とした教学関係され、早急なる対応策の策定に迫られて一旧憲法関係、国家と宗教・政治と宗教、神

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現行宗教法人法健施行後三十数年を 経たが、現在改正の動きはなく、問題事 例は多く司法の理解不徹底に基くため、 宗教法人の管理運営の適正化、不活動法 人に対する対処指導に力点が置かれてい るかに見受けられる。 こうした宗教をめぐる問題、宗教をめ ぐる法的紛争の頻発と多様化傾向を前 に、五十五年宗教法学会が設立され、種々 の角度から問題をとりあげているが、そ の啓発的な研究成果には、参考になるも のが少なくない。 う務めた。 って、関係資料の存在を明らかにするよ のから手がけることとし、資料目録によ で、専ら近年刊行の、しかも基本的なも 部数も少なく、入手困難なことが多いの 要なものの収集を心がけているが、発行 外国宗教制度、8その他、の各分野で主 と税務、5墓地・埋葬、6宗教判例、7 教法人令、宗教法人法関係︶、4宗教法人 教行政︵宗教団体法以前、宗教団体法、宗 社問題︶、2宗教制度史、3宗教法令・宗 ◆教理研究会 当研究会では、個人研究と月例の法華

2、研究会

のための基礎研究が行なわれた。 論﹂が年間十六回にわたって講ぜられ、そ 学林本科二年生に対する講義で、﹁平和 ︿学林における﹁平和論﹂の講義﹀ 献﹂、第四部会﹁現実問題への挑戦﹂。 教性の掴養﹂、第三部会﹁平和への貢 第一部会﹁救いへの道﹂、第二部会﹁宗 りである。 大会における部会テマは、次のとお た。 会の理論構築に関する研究業務を行っ および大会公式報告書の編集などの、大 会宣言︵案︶の起草にかかわる資料提供、 会討議のテマ、ねらい、論点の設定、大 が国で開催された。この大会における部 応答﹂を主題として、アジアで始めて、我 による平和への道東洋の提唱/西洋の 第二十五回IARF世界大会が﹁宗教 ︿第一一十五回ARF世界大会の理論構築﹀ ◆平和理念の基礎研究 経講読会を中心に活動を行言た︽︾ テキストは、平楽寺版﹃妙法蓮華経井 開結﹂を使用し、必要に応じて﹁法華義 疏三妙法蓮華経玄賛﹄等を適宜参照しつ つ、デイスカヅション方式で読みすすめ られた。 ◆布教研究会 昨年次に定められた統一テマ、﹁立正 佼成会の法の継承を考える青年の法の 継承について﹂を今年も継続して研究す ることにした。 立正佼成会の法の継承について考える 場合は、﹁法座﹂が重要なポイントとなる との認識に達した。そこで手分けして、資 料の収集を開始した。 ◆儀礼研究会 本年は、講座形式で行ってきた研究会 を中断し、研究員の主体的な問題関心を 研究テマとして特定し、個別研究が推 進できるような研究会の方向性を模索し た。 ◆現代宗教研究会 現代宗教を宗教社会学のパスペクテ ィブで学ぶことをねらいに本年は、R・ 124

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昭和59年次中央学術研究所事業服告 ロハトソン著一宗教の社会学﹂︵田丸徳 善監訳、学文社、一九八四年︶をテキス トにしたが、本書の内容及び研究員の問 題意識に引き寄せてデイスカヅションし てきた。 ◆経済研究会 昨年に引き続き、研究会のための参考 資料として﹃日本経済思想史読本﹄︵杉原 四郎・長幸男編、東洋経済新報社刊︶を 使用している。これまでは研究会活動を もとに研究が進められてきたが、本年次 は主として個人研究という形で行なわれ た。 ◆法律研究会 構成員の奉仕によって成り立っている 宗教教団に専従する職員︵教団の被雇用 者︶の労働法上の問題と、これの宗教上 の奉仕・修行と宗教的悟りとの関係につ いて具体的事例の収集とその研究を行っ た。 ◆国際関係研究会 テキストとしては、世界的に平和教育 を展開している世界教育連盟︵⑦さg一 目月胃旨己P$○g里隅︶発行の弓馬 当ミゴ巳の両閏芽弔一四つ四のの中から︿○ヶ己呉 話.く○局$○国君自匡○aq﹀を選び、 同論文集の翻訳作業を通して、キリスト 教の平和理論を考察し、昨今の国際間の 諸相を分析した。 ◆政治研究会 ﹁立正佼成会が、政治ならび、社会問題 にどのようにかかわっていったらよいか ニュトラルな立場で学術的・基礎的な 研究を行う。﹂という目的で結成された 政治研究会は、本年、毎月一回の研究会 を、研究員及び本会職員のレポタを 立てて開催した。 曇錘量宮同講座 本年は、宗教研究の関連諸科学のう ち、民俗学に焦点を合せ、民俗学の研究 方法及びその現状と課題を把握するねら いのもとに、下記の要領で開催した。

日時九月八日︵土︶午前十時十

二時

場所普門館五階E5会議室

テマ﹁民俗学の宗教研究その方

3、講座

講師榔井徳太郎先生︵駒沢大学教 ◆研究発表会 十月二十五日︵木︶大聖ホルにおい て第九回研究発表会を開催した。 ︿第一会場﹀ ⑪霊友会系新宗教運動の発生/梅津 礼司 ②高齢者会員と世帯に関する研究/ 沢田晃成 側都市化と先祖/椎名啓至 側科学工業技術時代における宗教倫 理の意義/篠崎友伸 ⑤大都市周辺地域における土地利用 の計画化/深田伊佐夫 ︿第二会場﹀ ⑪妙法華に記述された音楽供養の概 観/中原常友 ②法華経原典の研究/山崎守一 ③教育における誘引力について/山 崎亮太郎 側日蓮聖人の伝教大師観/吉嶺恭司

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◆紀要

﹃紀要﹂第十三号は、昭和五十八年次の 研究成果を収録し、七月に発刊した。内 容は次のとおり。 人間と科学/伊藤規矩治 ・神と人神道における神観念と人間 祭祁の問題/上田賢治 ・風水思想と風水師家I︵こ韓国篇/ 岩佐貫三 .ご日日シ詞シご国シ吋醇研究Ⅶ/山崎 守一 ︿調査研究報告﹀ ・菅沼における人生儀礼/梅津礼司 ・立正佼成会青年部における大学部所 属学生の生活と意識に関する一考 察/坪田浩一 ︿研究ノト﹀ ・開発途上国開発援助と宗教/深田伊 佐夫 ︿室自訴可﹀ 知識人と大衆のはぎまで鶴見俊 輔著﹁戦時期日本の精神史冨戦後日

4、出版

本の大衆文化史﹄によせて汽大漬徹也 ◆真理と創造 第二十三号︵七月十二日発行︶は﹁宗 教の対話と協力﹂を特集した。 本年は、第二十五回IARF世界大会 が我が国において開催され、また第四回 WCRPがナイロビで開催された。この 二つの世界大会が象徴するように宗教間 の対話と協力の気運が次第に高まってき ている。 本号は、多様な視座から宗教協力の歴 史と現状を分析し、さらに今後の在るべ き姿について、理念および実践の立場か ら解明することをねらいとした。 また第二十四号では、最近マスコミの 世論調査等で取り上げられている﹁宗教 回帰﹂と称される現象を取りあげ、これ らが本当に﹁宗教回帰﹂現象なのかを検 討した。現代における宗教現象の多様性 を、さまざまな角度から具体的に取り上 げ、その特徴課題展望を分析した。 ◆チャンダナ 隔月にて、年間六回発行した。︵九十一 号より九十六号まで︶。 巻頭論文一明日への提言﹂の執筆者↑︾ 九十一号・大木幸介先生︵信州大学教 授︶ 九十二号・玉城康四郎先生︵日本大学 教授︶ 九十三号速水梢先生︵東海大学教 授︶ 九十四号・金岡照光先生︵東洋大学教 授︶ 九十五号・外木典夫先生︵早稲田大学 教授︶ 九十六号熊沢義宣先生︵東京神学大 学教授︶ 研究フォラムへの寄稿者。 九十一号・大畑正三研究員︶/九十二 号・中原常友︵所員︶/九十三号・斎藤高 市︵研究員︶/九十四号・鈴木孝太郎︵研 究員︶/九十五号・奈良修敬︵研究員︶ その他、研究所の近況報告としての﹁研 究所レポト﹂﹁追伸﹂、研究員による書 籍紹介.冊の本﹂を掲載した。 5、公開講座 ◆一般公開講座 126

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次中央学術研究リ↑1斗業報倍 と 成 回 催 ◆

i 蕊 薩 鮭 懸

i@糾慰綿

昭和59句 本年は二回の公開講座を開催した露︶ ︿札幌公開講座﹀ 九月二十一日︵金︶ テマ﹁仏教は現代社会に何を与え るか﹂ 金岡秀友先生︵東洋大学教授︶ ︿松山公開講座﹀ 十月十七日︵水︶ テマ﹁世界の中の日本﹂ 徳永何先生︵大阪大学教授︶ 黒木幹夫先生︵愛媛大学助教 授︶ 藤山正二郎先生︵愛媛大学助 教授︶ ◆大阪普門公開講座 中央学術研究所ならびに大阪普門館主 催による大阪普門公開講座を、本年は二 回開催した。テマは﹁出合いと人間形 成﹂とし、教育の本質について考えるこ とを目的とした。 ︿第二回﹀ 六月六日︵水︶ 雲井昭善先生︵仏教大学教授︶ 九月二十一日︵金︶ 雲井昭善先生︵仏教大学教授︶ 吉岡剛先生︵仏教大学教授︶ 全国各地の明社団体はじめ、立正佼成 会各教会、各地域団体からの研究所講師 派遣の要請に応じて、各種会合、講座、研 究会等への協力を行った。 前号二中央学術研究所紀要第雌号﹂︶ ﹁昭和五十八年次中央学術研究所事業報告﹂ の中、︿静岡公開識座﹀の記事で、﹁坂本 尭﹂先生を﹁森政弘﹂先生と誤って掲赦 致しましたのでここに訂正しお詫び申 し上げます。

6、その他

訂正とお詫び

参照

関連したドキュメント

雑誌名 金沢大学日本史学研究室紀要: Bulletin of the Department of Japanese History Faculty of Letters Kanazawa University.

〔追記〕  校正の段階で、山﨑俊恵「刑事訴訟法判例研究」

2 学校法人は、前項の書類及び第三十七条第三項第三号の監査報告書(第六十六条第四号において「財

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