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医療情報化に関するタスクフォース報告書付属資料 どこでも MY 病院 構想の実現について ( 自己医療 健康情報活用サービス )

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(1)

医療情報化に関するタスクフォース報告書付属資料

「どこでもMY病院」構想の実現について

(2)

• (1)「どこでもMY病院」構想の基本概念

• (2)医療・健康情報の帰属

• (3)「どこでもMY病院」構想で取り扱う医療・健康情報

• (4)自己医療・健康情報活用サービスの運営主体について

• (5)医療・健康情報の電子化方策

• (6)医療機関から個人への電子情報の提供形態

• (7)「どこでもMY病院」構想の将来展望

(3)

(1)「どこでもMY病院」構想

の基本概念

(4)

調剤情報 健康データ 健診データ ・検査データ 病院・診療所等 薬局

「どこでもMY病院」

個人

(自己医療・健康情報活用サービス) (自己医療・健康情報活用サービス)

「どこでもMY病院」における基本的概念

本人提供用 退院サマリ 自宅等 ○医療機関等 ○保険者 (市町村国保、 健康保険組合等) ○医療機関等・保 険者から委託を受 けた事業者 「どこでもMY病院」(自己医療・健康情報活用サービス。以下、「どこでもMY病院」という。)構想は、個人が自らの医療・ 健康情報を医療機関等から受け取り、それを自らが電子的に管理・活用することを可能とするものである。

・個人に自らの医療健康情報を蓄積管理する

「機会」を提供

・情報は蓄積により価値が増大。できるだけ

早期の実現が重要

2013年に一部サービス)

患者に提供される標準化された 電子的医療・健康情報を整備 運用主体に対し、 データを入力 個人自らが利活用 (積極的健康管理を実施) 病院・診療所等 医療機関等へ提示 医療機関等から個人へ 医療・健康情報が提供 運用主体は多様な候補あり (個人が選択) 「どこでもMY病院」サービスを使うことで初診 の場合でも、かかりつけ医に準じた診療履歴 に基づいた診療を受けることができる。 個人へ標準化された電子的 医療・健康情報が提供

個人の情報オーナーシップ(国民主体)

個人の生涯記録を一元管理可能

自己測定データの 利用 バイタル、体重・血圧、 食事・運動等 診療明細書

(5)

個人(患者)主体の医療情報利活用を可能とする「どこでもMY病院構想」

これまでは、

各医療機関が治療を主導

これまで医療機関の中でのみ利用されていた医療情報を、

医療サービス受益者たる個人(患者)

が自らの医療・健康記録として保有し管理活用することを実現

するのが「どこでもMY病院構想」

(自己医療・健康情報活用サービス)

MY病院構想により

〈個人(患者)参加型の医療への展開〉

(自己医療・健康情報活用サービス) ○情報は基本的に各医療機関が管理、医療機関内に情 報が閉じている ○医療機関が患者の治療を主導 ○医療の専門化により、診療科や医療機関を超えてトータ ルに患者を診ることが難しくなってきている。 ○自分の医療・健康情報を自らが主体となり管理 ○個人が自分の管理する情報を医療機関に提示すること で適切な医療の提供を求めていくことが可能 ○電子的情報提供とその活用ツール・サービスをきっかけ に健康・病状を自己管理する意識が高まる 病院 診療所 薬局 2010年4月より 診療明細書の 無料発行原則義務化 紙ベースでの提供が一部 行われている 病院 診療所 薬局 各医療機関から 電子的に提供された 情報を個人が一元管理 必要に応じて 医療機関に提示

(6)

かかりつけ医(GP)制度

かかりつけ医制度のイメージ

患者 専門病院 かかりつけ患者の情報が 自然に一カ所に蓄積される かかりつけ医(GP・ホームドクター) ・二次医療病院・専門病院の 門番的役割を持つ (専門病院に患者を集中させない等、 医療資源の管理か可能に)。 ・かかりつけの患者の医療情報が 一カ所に蓄積される

あらか

決ま

かかり

医を受

状況に

紹介

専門病院

(7)

フリーアクセス制度

フリーアクセス制度のイメージ

患者

・診療所、大病院の受診の選択を患者自ら行う

→ 大病院への患者の集中が発生することがある。

・患者の医療情報が、都度選択した医療機関のみに残る

→ 個人の医療情報が散在する。

自由に

療機関

を選択・

受診。

3年前の受診 1年前の 受診 今回の受診 3年前受診の 患者情報 1年前受診の 患者情報 今回受診の 患者情報 A病院 Bクリニック C大学病院 医療機関毎の縦割りによって、 他の機関による過去の 診療情報の参照ができない。 (情報の存在すら確認出来ない)

(8)

過去の診療履歴に基づく自分にあった医療サービスの享受

フリーアクセス

“かかりつけ医”

患者 自由に 医 療機関 を選 択 ・受 診 。 3年前受診 1年前 受診 前回受診 3年前受診の 患者情報 1年前受診の 患者情報 前回受診の 患者情報 A病院 Bクリニック C大学病院 過去の診療情報は受診 した医療機関に散在 新しく受診した医療機関で ・初診時に、過去の診療履歴がわからず、服薬歴な どについてその都度問診が必要。また、記憶に頼る 問診では必ずしも正確とは限らない。 ・別の医療機関で行った検査について情報がないの で、診療のため本来は不必要な検査も行っている。 通院歴 調剤履歴 検査歴 A病院 Bクリニック C大学病院 過去の診療履歴情報を 電子的に一元管理 新しく受診した医療機関で ・服薬情報などを初診時にも正確に伝えることがで き、過去の病歴を把握している「かかりつけ医」に 準じた医療を受けることができる。 ・別の医療機関で行った検査結果が分かれば、医師 は重複検査を避けたり、必要に応じてその医療機関 に検査結果の問い合わせを行うことなどができる。 患者 新し く ど の 医 療 機 関を 受診 して も 「かかり つ け 医 」に 準 じ た医 療 を 受 け る こ と が で き る

服薬情報等が伝わることで、自分にあった医療サービスを享受

(9)

提供者(医療機関等)

個人(患者)

【提供者が準備すべきこと】 ・QRコードを印刷するためのソフトウェア改修 ・QRコードが印刷可能なプリンタの導入 【提供者が準備すべきこと】 ・ICカード書き込みソフトウェアの導入 ・ICカードへの書き込みが可能なICカードライタの導入 【提供者が準備すべきこと】 ・ICカード書き込みソフトウェアの導入 ・ICカードへの書き込みが可能なICカードライタの導入 【提供者が準備すべきこと】 ・運営主体とのオンライン接続環境(セキュリティの確保が必要) 【個人が準備すべきこと】 ・カメラ付き携帯電話 【個人が準備すべきこと】 ・ICカード搭載携帯電話 【個人が準備すべきこと】 ・ICカード ・PC及びICカードリーダー 医療機関等の窓口において、QRコードを印 刷した紙を渡す。 2次元バ ー コ ード I C カ ー ド 搭載 携帯電話 I C カ ー ド オン ラ イ ン 医療機関等の窓口においてその場にあるICカードリーダへ情 報を登録。 医療機関等の窓口において、その場にあるICカー ドリーダへ情報を登録。 ICコードへ取り込んだ情 報をPCへ移行

医療機関等から個人への電子的情報の提供形態イメージ

本人確認ができる情報 【個人が準備すべきこと】 ・本人確認ができる情報(ICカー ドやID/PW) 個人は窓口にて、本人(サービスのID)が確認で きる情報を提示する。 確認した本人の情報を元に提供者が、「どこ でもMY病院」へ情報を送信 窓口にあるICカードリーダへICカード搭載 携帯電話をかざし、携帯電話に情報を取り 込む 窓口にあるICカードリーダー へICカードをかざし、情報をIC カードに取り込む 個人が自ら 情報を移行 運営主体のサーバ QRコードを読み取り、携帯電 話に情報を取り込む。

(10)

運営主体のサーバ

(参考)個人の「どこでもMY病院」活用イメージ

持ち運び可能な情報端末

を使って個人が提示

個人が自宅で印刷した紙を

医師へ提示

医師が医療機関の情報端末で

個人の情報を閲覧

個人は、PCより、「どこでもMY病院」運営 主体のサーバへアクセスし、自ら紙に印刷 診療時に、個人が自ら持ち運び可能な携帯端末を通じ て「どこでもMY病院」運営主体のサーバにアクセスし、 取得した情報を提示。 個人は情報が取り込まれたICカードをかざし、医療機関 に存在する端末に情報を提示 個人から提供された本人情報を基に閲覧を許可された医 師が「どこでもMY病院」運営主体のサーバより情報を取得

運営主体のサーバ

運営主体のサーバ

本人が確認できる情報を提示した場合 個人は 運営主体 が提 供 するソ フ ト ウ ェ ア を 通じ て 情 報 を サ ー バ へ 送信 個人は 運営主体 が提 供 するソ フ ト ウ ェ ア を 通じ て 情 報 を サ ー バ へ 送信 個人は 運営主体 が提 供 するソ フ ト ウ ェ ア を 通じ て 情 報 を サ ー バ へ 送信 個人は、自宅のPC内のデータ にアクセスし、自ら紙に印刷 診療時に、個人が自ら持ち運び可能な携帯端末内にあ る情報を提示。 【準備すべきこと】 ・ICカード書き込みソフトウェアの導入 ・ICカードへの書き込みが可能な ICカードライタの導入

(11)

「どこでもMY病院」構想における個人の情報保有イメージ

個人・患者

医師・医療機関等

個人主体の過去の医療健康記録が 蓄積 ・医療機関等から得た医療情報 ・保険者等から得た健康情報 ・介護機関等から得た介護関連情報 ・自分で記入した医療健康情報

保険者

○「共通番号」等を用いた健康 保険証・診察券、地域包括ケア カード、身分証明書等の中に緊 急時等に必要となる最低限の情 報が格納 ○最低限の情報としては糖尿病 などの現疾病、現在服薬してい る薬剤情報や副作用情報など 自分の意識がない救急時などに 、医療従事者等に見られても構 わないもの

治療を担当する医師へ提示

保険者とのやりとり

自らの健康管理に活用

被保険者の

健康管理に

活用

患者の治療

の参考に

救急時に

持ち運び可能なタブレット端末

読み取り可能な

ICカード

介護機関

保健指導など

介護の質を

高める情報と

して活用

介護機関へ提示

将来の「どこでも

MY病院」では個人主体の過去の医療・健康記録が持ち運び可能なタブレット端

末などでいつでも閲覧・提示可能な形で利活用され、他方救急時などに最低限必要な情報の管

理は「読み取り可能な

ICカード」のような形で行うことも考えられる。

(12)

携帯端末における「どこでもMY病院」の情報参照イメージ

の「どこでもMY病院」

お知らせ ヘルスデータ MY日記 検索ページ 設定ページ 2010年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 検索 最近の 診療履歴 8月10日 ○○○病院 最近の 調剤情報 8月17日 ××調剤 基本料 外来診療料 処方 処方せん料(その他) 検査 生化学的検査(1)判断料 血液学的検査判断料 血中微生物 ・ ・ ・ ・ 詳細 A錠 ・・mg 1日2錠 × 28日分 B錠 ・・・・・・・・・・・・・ 詳細 生年月日 1978年12月29日 性別 男 血液型 AB型

山田

太郎様

アレルギー たまご、そば・・・・・・・ 主な既往歴 糖尿病、高脂血症、・・・・・・・

患者の事実情報(誕生日/血液型)や「アレルギー」など重要な告知すべき情報を把握することが可能。必

要に応じて、履歴情報を参照することができる。

自分で

入し

医療機関等か

ら提供された

情報

(13)

個人(患者)における「どこでもMY病院」サービスのメリット

各個人は、過去の自身の医療・健康情報を医療機関等で提示し、当該情報を踏まえた医療サービス

を受けることができるようになるとともに、自らの健康管理に活用することが可能となる等のメ

リットを享受することとなる。

○過去の診療履歴、調剤履歴に基づいた自分に合っ

た医療サービスの受診

・全国どこにいても、初診時にこれまでの服薬情報等を伝えるこ とが可能となり、過去の病歴・薬歴を把握している「かかりつけ 医」・「かかりつけ歯科医」・「かかりつけ薬局」に準じた医療 を受けることができる。 ・別の病院・診療所の検査結果を提供することで、重複検査を避 けることが可能となり、診療にかかる費用や時間を節約できる。 ・薬局に対しても、受診した病院・診療所での投薬情報や他の薬 局の調剤情報を提供することが可能となり、飲み合わせの悪い薬 の服用等が避けられる。

○多面的情報による自己健康管理のサポート

・健診結果や自己測定健康データを横断的に活用して、 自身の健康状態を把握することができる。 ・蓄積されたデータを提供して、健康管理サービス等を 受けることができる。 ・「どこでもMY病院」を継続的に活用することを通じ て、自身の健康管理意識が高まる可能性がある。 通院歴 調剤履歴 検査履歴 (自己医療・健康情報活用サービス)「どこでもMY病院」 医療機関等 健康情報

個人(患者)は自己管理

している医療健康情報を

医療機関等に提示

自らの健康管理に活用

提示

(14)

医療機関等における「どこでもMY病院」サービスのメリット

医療機関等は、個人の過去の医療・健康情報の提示を受けることで、当該個人の背景情報を参考と

し、患者の現状について理解を深めたうえで診療を行うことができる。他方、この新たなサービス

は、患者に情報を提供する医療機関側にとって機器の設置・改修等の一定の負担が発生すること等

から、希望する医療機関等の自発的取り組みとして開始される。

・患者の医療情報を、初診時に短時間で容易に把握することが 可能になる。 ・他の医療機関での検査履歴や検査結果等の情報を把握でき、 また、必要に応じて照会をかけることができる。照会を通じて、 地域医療連携を推進するための重要なツールの一つとなり得 る。

○初診時に服薬歴などの患者の医療情報を容易に把握可能

○患者が保有する健康情報の医療への活用可能性

通院歴 調剤履歴 検査履歴 (自己医療・健康情報活用サービス)「どこでもMY病院」

医療機関等は、患者が自

己管理している医療健康

情報を把握できる

医療機関等

・健診結果や自己測定健康データなどの健康情報を、必要に応 じて参照することができ、患者の長期的な健康状態の把握が可 能となる。 ・患者が保有する過去の検査データのうち、慢性疾患の悪化防 止等に役立つ検査データを治療の参考にできる。

○緊急時を含む必要時に服薬歴等の患者の医療情報

を容易に把握可能

・患者自身が提示した情報を用いて、患者の診療履歴を短時間 に把握することができ、患者の状況に応じた適切な診療につな げることが可能となる。 健康情報 ※個人の許諾が前提

(15)

診療時における「どこでもMY病院」活用例

患者 初診の場合、これまでの診 療履歴を自身で説明するこ とが困難である。 医療機関 「どこでもMY病院」 (自己医療・健康情報活用サービス) 通院歴 調剤履歴 検査履歴 「どこでもMY病院」サービスを使うこと で初診の場合でも、医療機関へこれま での診療履歴を提示することができる。 患者 各医療機関からの情報を「どこで もMY病院」サービスに登録 患者は、各医療機関からの情報を なかなか覚えていない。 医療機関 各医療機関が個別に 情報を提供 蓄積された患者の情報を みせるだけなので簡単。

医療機関で

重複検査が

生する

医師は患者の背景情報を短時間で把握できるの で、参考となる直近の検査結果等が存在する場合 は、色々な検査などをしなくとも患者の状態を正確 に把握することができる。 医師は、患者の状態を正確に把握するため時間をかけ て患者に質問しなければならないが、聞いても情報が乏 しいため多くの検査をしなければならない。

(16)
(17)

「どこでもMY病院」構想でやりとりされる情報について ①

問診票

個人が自身の記憶等を基に問 診表へ「服薬履歴等」を記入

医師は問診表や「どこでもMY病院」の内容を基に

患者の状態を推測する。その推測は当該医師によ

る検査結果により検証される必要がある。

情報の提供

患者

医師

通院歴 調剤履歴 検査履歴 「どこでもMY病院」

情報の提供

問診票の情報が相対的に乏

しいため、多くの情報が必要。

情報が豊富であると医師の理

解度が向上する。

個人が自ら記入した箇所が含まれる情報であり、 過去の記録が完全に網羅されているとは限らな い (一部抜けのあるかもしれない) ※但し、患者の記憶に頼るよりは内容が豊富 医療機関等にある情報が「原本」 であり、どこでもMY病院は「コピー」 「真正性」が必要なオリジナル の「記録」は病院にある。

「どこでもMY病院」で取扱う情報は、個人が任意で入力するものであるため、一部不足等があり得るもので

あり、また、個人が自由に記入する部分もあることから、あくまで個人の責任範囲において医療機関等に提示

するものである。医師は、自身の医療行為に対し責任を有する立場である。したがって、「どこでもMY病

院」により提示される情報は、医師が検査等治療を実施するための参考情報とされるものである。

ただし、「どこでもMY病院」により提示される情報は、患者の記憶に頼る従来の問診票に比べて、豊富な情

報を提供できる可能性がある。

(18)

「どこでもMY病院」構想でやりとりされる情報について ②

医師の責任範囲

電子カルテ

個人・患者

医師・医療機関

他の医療機関

問診票に記載して提示する情報 と同様にあくまで患者から申告さ れた情報 ※患者が自ら記入した情報も含まれる ○医師自らの判断と責 任で必要な情報を電子 カルテに記入 真正性 整合性 ○患者から申告された情報を 参考にしながらも、医師の判 断で必要な検査を実施 ○診療情報提供書などの他の医療機関からの情報は真正 性が確保されているので電子カルテに取り込むことが可能 ○患者から申告された診療・検査履 歴情報を基に他の医療機関に問い 合わせすることが可能

退院サマリ

○本人提供用退院サマリ 患者へ提供するための退院サマリ ※医療従事者間でやりとりする退院 サマリと異なる場合あり 真正性を確認できる手段 HPKIなどの認証基盤

個人の責任範囲

「どこでもMY病院」で個人が取扱う情報は、自ら記入する部分もあることから、個人の責任範囲で提

示を行うものであるのに対して、医師/医療機関は、自身の医療行為に責任を有する立場で、個人から提

示された情報を参考に必要な検査等治療を実施するという責任分担と考えられる。

※電子カルテ情報は5年等の 保存期間があり

(19)

(3)「どこでもMY病院」で取り扱

う医療・健康情報

(20)

モデル事業の実施 個人に向けた 医療情報 提供範囲の 拡大

2010

年度

2011

年度

2012

年度

2013

年度

2014

年度 効率的でセキュアな情報流通方策の検討 「どこでもMY病院」 (自己医療・健康情報 活用サービス) 枠組みの構築

2020

年度 運営者による 導入検討 ・運営主体の整理 ・提供形態の 選択肢作成 ・電子化方策の策定 ・診療情報の帰属、 取扱いに係る整理 ・健康情報の帰属、 取扱いに係る整理 ・取扱う情報に応じた 適切なセキュリティ レベルの検討 電子的情報 の取扱いの検討 ※2013年サービスインに向けた詳細検討 【第1期サービス検討 【第2期サービス検討】 運営主体・提供形態の検討 民間サービス創出に関わる調査 調査内容をフィードバック モデル事業の実施 個人・医療機関等間の情報連携の仕組み確立など 実証事業 PHR事業 実証事業の成果を適切に活用 取扱情報に対する適切なセキュリティ レベル(HPKIの活用を含む)の検討 第1期サービス提供 第2期サービス提供 フォーマットの活用 タスクフォース 事務局: 厚生労働省 総務省 経済産業省 内閣官房 経済産業省 内閣官房 厚生労働省 経済産業省 総務省 厚生労働省 総務省 経済産業省 経済産業省 経済産業省 総務省 経済産業省 内閣官房 厚生労働省 経済産業省 総務省 ※国民が自らの医療・健康情報を電子的に管理・ 活用するための全国レベルの情報提供サービス 浦添 電子的医療・健康情報整備への反映 (自己医療・健康情報活用サービス) 第2期サービスに向けた フォローアップ

「どこでもMY病院※」構想の実現 工程表

シームレス地域連携医療 及び第2期サービスにおける活用検討 個人に向けた 診療明細書 ・調剤情報 提供開始 記述内容の標準化 及び標準フォーマット整備 標準フォーマットの整備 通知 標準フォーマットの整備 標準フォーマットの整備 医療機関による 提供準備 タスク フォースの 検討を受け 標準フォーマットを策定後通知 厚生労働省 経済産業省 厚生労働省 厚生労働省 厚生労働省 経済産業省 厚生労働省 厚生労働省 厚生労働省 経済産業省 経済産業省 電子的医療・ 健康情報の 整 備 診療明細書 及び 調剤情報 本人提供用 退院サマリ 健診情報 検査データ (尿・血液検査・ CT画像等) 健康 情報 バイタル ・体重・血圧 ・食事・運動等 第1期サービスへの 展開に向けた検討 第2期サービスへの 展開に向けた検討 未定義の電子的標準化の推進 健康情報活用のための データ交換規格策定等 データ形式 の標準化 フォーマットの活用 経済産業省 経済産業省 経済産業省 経済産業省 厚生労働省 (高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 平成22年6月22日決定)

(21)

「どこでもMY病院」で取扱う医療・健康情報の分類

タスクフォースにおいて、第2期サービスに向けて検討することとなっている情報は客観的事実である

「データ」と医師の判断、解釈が入る「情報」とに区別して検討することが有効とされた。客観的な

「データ」については、個人へ帰属することが明確である。一方、医師の判断、解釈が入る「情報」に

ついては、情報の帰属や責任の所在などの課題があるという議論があり、前者については早期の提供を

目指し検討を開始し、後者は、個人に提供する情報の範囲から検討を行うことになった。

薬局 病院・診療所 自宅 健診機関 診療明細書 調剤情報 健康データ(バイタル等) 健診データ 病院・診療所

客観的な「データ」(純粋に個人に帰属)

医師の判断を

含む「情報」

・尿/血液検査 ・心電図 ・超音波検査の結果 等 ・読影レポート 等 ・体重/血圧/脈拍 ・運動情報 ・体脂肪 等 本人提供用退院サマリ 検査データ ・お薬手帳記載情報 ・調剤明細書 等

紙ベースで既に提供

されている情報

・外来 ・入院 等 ・所見 等

(22)

「どこでもMY病院」構想の具体化

個人・患者

医師・医療機関等

保険者

治療を担当する医師へ提示

保険者とのやりとり

自らの健康管理に活用

被保険者の

健康管理に

活用

患者の治療

の参考に

救急時に

介護機関

保健指導など

介護の質を

高める情報と

して活用

介護機関へ提示

「どこでもMY病院」の実現に当たっては、情報提供を行うための負担が発生する医療機関等から

の協力を得るため、医療機関等にとってメリットが明確なサービスから実施していくことが必要で

ある。具体的には、①初診時に有効と考えられる情報、②地域医療において課題となっている生

活習慣病等の慢性疾患の悪化抑制に対して有効と考えられる情報、等を取り扱うサービスが挙

げられる。

②地域医療において課題となっている生

活習慣病等の慢性疾患の悪化抑制に対

して有効と考えられる情報

生活習慣病など慢性疾患の悪化防止に

役立つ検査・健診データ、自己測定バイ

タルデータなど

①初診時に有効と考えられる情報

救急や介護に役立つ現疾病、現在服薬し

ている薬剤情報や副作用情報など

(23)

「どこでもMY病院」構想の具体的なイメージ

「どこでもMY病院」構想の具体化に当たり、医療機関等に対するメリットが明確な「電

子版「お薬手帳/カード」」や「個人参加型疾病管理サービス」等から開始する。

薬局 病院・診療所 診療明細書 調剤情報 お薬手帳または調剤明細書 健診機関 自宅 健診データ 病院・診療所 検査データ 健康データ (バイタル等) 第 1期サ ービ ス 第 2期サ ービ ス

①電子版「お薬手帳

/カード」(必要時に参考となる医療情報を提示)

②個人参加型疾病管理サービス

(例:電子版「糖尿病連携手帳/カード」)

・患者が服用している薬の内容を過去に処方された薬を含めて把握

することで、重複投与の防止やアレルギーへの注意喚起などの医療

安全の向上に資する。

・患者が自分が受診した診療について日時、医療機関名等を把握す

ることで、問診時の参考とすることができる。

・患者が、体重,血圧などを記録することで、医師は診療時に検査し

たデータだけではわからない患者の情報も診療に役立てることができ

る。

・患者が記録した健康データと診療時の検査データがまとめて管理さ

れていることで、病診連携など地域連携医療へ役立てることができる。

・地域において、未受診の慢性疾患患者

(例えば糖尿病患者)の掘り

起しのためのツールとして役立てることができる。

(24)

電子版「お薬手帳」のイメージ

患者本人が自分の現在服用している薬の情報、過去に処方された薬の情報、医療機関・薬局の受診履歴、

自分で記入する主な既往歴、アレルギー情報、薬剤に対する副作用などの反応情報を管理し、医師や薬

剤師に提示することで重複投与の防止やアレルギーへの注意喚起などの医療安全の向上に資する。

処方箋発行医療機関名 患者名 医師名 薬局名・住所・電話番号 出典:実際に発行されたお薬手帳 お薬手帳(紙ベース)の記載例 ・医療機関名、処方箋発行日(or調剤日で代替) ・診療科、処方医師名 ・主な既往歴(入院歴、手術歴) ・アレルギー歴 ・副作用歴

電子版「お薬手帳」の内容のイメージ

薬局か

情報提供

利用者

が記

1.現在服薬しているお薬の情報

・薬局名、調剤日 ・薬剤名称 ・用法 ・用量 ・相互作用その他服用に際しての注意すべき事項

2.医療機関の受診記録

4.主な既往歴など患者に関する医療基礎情報

3.過去に処方されたお薬の情報(1.の履歴)

※当初より全ての項目の網羅を提案するものではなく、情 報提供方法、患者の利用形態等により、柔軟に検討すべき。

(25)

電子版「お薬手帳」のメリット

電子版「お薬手帳」を携帯電話やICカードと想定した場合、紙ベースの「お

薬手帳」に比べて、①携帯性に優れる、②長期間に渡る情報の蓄積が容易、③

電子データとして扱えることによる利便性向上などのメリットがある。

・電子版「お薬手帳」は携帯電話、

ICカード等で

携帯できることから、紙ベースの「お薬手帳」に

比べ、持参し忘れ等が減少する。

・お薬手帳の持参率の向上は、重複投与や相

互作用の防止等に寄与し、医療安全の向上に

資する。

・電子版「お薬手帳」は、紙ベースの「お薬手

帳」に比べ、長期間に渡る情報の蓄積・管理が

容易である。

・電子データとして扱えることで、調剤された情

報の詳細情報等の付加情報を提供することが

できるなど、患者が必要とする情報を提供する

ことが容易になる。

紙ベースでは、長期 間に渡る情報の蓄積 が難しい 電子データで蓄積・管 理の手間を軽減 携帯性の向上 ロキソニン錠 60mg 電子データなので、 関連する情報を提 供可能 紙ベースの手帳は 持ち歩くのが面倒。 いざというときに手 元にないことも 持参率向上による医療安全 の向上

(26)

個人参加型疾病管理への活用例としての

電子版「糖尿病連携手帳」のイメージ

例えば、糖尿病を例にすると悪化抑制のために必要な最低限の検査データ(医療機関が提供)、バイタル

データ(自宅で入力)を 管理し、専門病院~診療所間の連携医療への活用だけでなく、個人、自治体 (保

険者)の参加を含めて地域における糖尿病の疾病管理に役立てることができる。

例:電子版「糖尿病連携手帳」の記載内容イメージ

①個人が自ら入力した情報 ・糖尿病疾病管理に最低限必要なデータ 測定日時 体重・血圧(バイタル):kg・mmHg ②医療機関等から提供された情報 ・糖尿病疾病管理に必要なデータの例※糖尿病連携手帳(日本糖尿病協会)より引用 血糖値(空腹時/食後) HbA1c(血液) 総/LDLコレステロール HDLコレステロール 中性脂肪 AST/ALT/γGTP クレアチニン/eGFR 尿アルブミン/尿蛋白 等 ・検査日時/検査機関名 ③検査データをグラフ化した情報 患者が日常測定する健康データ(体重/血圧) 病院や診療所 医療機関等か ら 情 報提供 利用者 が記 入 血糖値などのデータをグラフ 化することで治療の経過を確 認することが可能。 地域の薬局や歯科等 自宅 糖尿病に関する検査データ (例:紙ベースの「糖尿病連携手帳」で提供されているデータ) HbA1cのみなど特定の簡易検査データ等 以下の記載内容については、あくまで例示であり、 今後関係機関において検討されるもの。

(27)

個人参加型疾病管理への活用例としての

電子版「糖尿病連携手帳」のメリット

患者が自宅で測定した情 病院 診療所 主治医 紙ベースの情報は、管理が難しい 電子データで管理 の手間を軽減 携帯性の向上 紙ベースの手帳は持ち歩くのが面倒。い ざというときに手元にないことも 複数の検査データを医師か個人が直 接記入したり、毎日の健康情報を記入 手入力することは面倒で負担が大きい 電子データとして 簡単入力 薬局等 電子版「糖尿病連携手帳」 (どこでもMY病院)

・紙ベースの手帳に比べると、情報の入力などの管理の手間が軽減される。

・紙ベースの「糖尿病連携手帳」をいつも持ち歩かなくても、ICカード、携帯電話

などで携行でき、携帯電話の場合は自分の健康状態を表示し、過去の治療歴を

医師や薬剤師に見せることができる

・患者が電子版「糖尿病連携手帳」を管理することにより、電子ネットワークで繋

がっていない医療機関間においても患者の治療の状況を共有など地域連携医

療を効率的に実現することができる。

・患者が日々の健康情報

(体重/血圧など)を自宅で記録できることにより医療機

関連携では、達成できない患者参加型の診療を行うことができる。

・電子版「糖尿病連携手帳」の情報を共有することにより、治療を中断している

患者や未受診の個人に対しても、保険者等から受診の奨励を行うことができる。

・電子版「お薬手帳」の情報を取り入れることを可能にすることにより、個人の医

/健康情報を一元的に管理するアプリケーションとして活用することができる。

患者が管理する 情報を提示 検査データの提供 健康情報の登録 自宅

(28)

電子版「糖尿病連携手帳」の活用の広がりについて

糖尿病で治療を受けている患者(230万人)に対して、未受療者はその3倍(約650万人)、糖

尿病の可能性が否定できない人はその6倍(約1320万人)となっており、厚生労働省から

も糖尿病の発症後の重症化予防や合併症の予防の重要性が示されている。治療を受けていな

い層に対して早期の治療開始を促す仕組みとして、電子版「糖尿病連携手帳」が活用できる。

全国厚生労働関係部局長会議資料より抜粋 「糖尿病予防戦略事業」、「糖尿病疾病管理強 化対策事業」にあるように糖尿病対策の重要 性が高まっている。

「治療を実施できていない未受療者

/受療中断者」、「糖尿病の可能性が否定できない者」が多

(約2000万人)を存在する。

0 500 1000 1500 2000 2500 1995 2000 2005 2010 糖尿病および糖尿病予備軍患者数推移のイメージ図 人数 ( 万人 ) 糖尿病の可能性が 否定できない者 未受療者、受療中断者 医療機関で治療中の患者

237万人

(08年)

650万人

(07年)

1320万人

(07年)

1970万人

(07年)

(29)

医療機関や保険者が運営主体となり、地域の薬局や歯科等で行った住民の血糖値等の簡易

検査情報を電子版「糖尿病連携手帳」の中で活用することにより、糖尿病の未受療者や受

療中断者を治療に向けることが可能になる。

糖尿病 簡易測定器

地域の薬局

地域の歯科

地域の歯科では、歯科治療の際 に「糖尿病の疑い」を発見 簡易検査 機能

電子版「糖尿病連携手帳」を活用した地域の糖尿病管理イメージ

地域の薬局では、HbA1Cを測定でき る簡易測定器を備え、買い物のつ いでに簡易な測定を実施

電子版「糖尿病連携手帳」

(どこでもMY病院)

血液センター

測定したデータ (HbA1Cなど)を登録 「糖尿病の疑い」に 関する情報を登録

電子版「糖尿病連携手帳」

を医療機関や保険者が運営

【管理イメージ】

電子版「糖尿病連携手帳」に登録されている

HbA1Cの

値が基準値以上であれば地域の診療所へ

→ 未受療者や受療中断者、さらには糖尿病の

可能性が否定できない者の「拾い上げ」が可能に

献血後、希望者に 送られる検査結果 を登録

(30)

「どこでもMY病院」構想 実現スケジュールイメージ

調剤情報 健康データ 健診データ 本人提供用 退院サマリ 診療明細書 検査データ

2013年

2014年以降

電子版

「お薬手帳」

個人参加型疾病

管理等への活用

(例:電子版「糖尿病連携手帳」) 「どこでもMY病院」の具体化に当たり、医療機関等に対するメリットが明確な、電子版「お薬手帳/カード」を2 013年度から提供するとともに、検査データ、健診データ、健康データを用いて、個人参加型疾病管理サービス (例えば電子版「糖尿病連携手帳」)を2014年度以降から開始する。 また、入院中の医療行為の情報は、その後の個人の健康管理にとって極めて重要であり、その提供を検討する必要 がある。この本人提供用退院サマリ」については、記載する医師の負担があることから、個人に提供する範囲等に ついて、さらに検討を行っていく必要がある。なお、退院時に入手可能な診療明細書には、入院中の医療行為プロ セスが記述されていることから、「本人提供用退院サマリ」の検討に当たっては、診療明細書情報を取り上げるこ ととする。

本人提供用

退院サマリ

他の疾病管理や疾

病管理以外への応

用について並行し

て検討

退院時に入手できる 診療明細書

※個人に提供する情報の範囲を含めて

今後慎重に検討

データ項目の具体化

/標準化を実施

※診療明細書が保持する受診した医療機関名等の有用と 考えられる情報は、調剤情報にも含まれるため電子版お 薬手帳の記載内容として検討

(31)

(4)「どこでもMY病院」構想

の運営主体

(32)

「どこでもMY病院」サービスの運営主体

個人

○個人は、対応した医療機関 等より、医療情報を取得し、活 用 ○個人が自宅等で測定した健 康データの活用 ○個人が自らの医療健康情報 をデータ化

「どこでもMY病院」

サービスの運営主体

Aさんの情報 Bさんの情報

医療機関等から提示された

情報や自

ら測

定した健康データ

等を個人が登録

診療所 病院 病院 診療所 診療所 介護 シームレスな地域連携医療を 行っている医療機関群

個人の意志によ

情報を提示

登録された個人の 情報が格納される。 診療明細書 調剤情報 登録された個人の情報 を個別に管理。 Cさんの情報 Aさん の ID Bさん の ID Cさん の ID

「どこでもMY病院」の運営主体は、サービスを提供する者ではなく、個人から提供を受けた個

人情報を希望して管理する者を指す。

(33)

医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン (経済産業省) ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン(総 務省) ASP・Saas事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に 関するガイドライン(総務省) 医療・介護関係事業者における個人情報の適切な 取扱いのためのガイドライン(厚生労働省) 健康保険組合等における個人情報の適切な取扱 いのためのガイドライン(厚生労働省) 国民健康保険組合における個人情報の適切な取 扱いのためのガイドライン(厚生労働省) 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン (厚生労働省)

医療情報分野の個人情報保護の概要

医療機関・保険者

情報処理事業者

ASP・SaaS事業者

要件 ・公正な第三者認証を取得 ・情報資産管理 ・組織的安全管理策 ・リスク評価、安全対策 ・事業継続計画 等 要件 ・管理対策 ・災害等の非常時の対応 ・ネットワーク利用時の安全管理 ・電子署名 ・真正性、見読性、保存性 等

委託

責任分界

契約

医療情報分野の個人情報は、過去の病歴が判明する等により、当該個人が著しい不利益を被る可能性がある

等、極めて機微な情報であり、慎重な取り扱いが求められるものである。このため、医師・歯科医師・薬剤師等

の医療関係者や健康保険組合等の保険者の役員及び職員は、患者のカルテ情報等医療情報の取り扱いに際

し、刑法や健康保険法等の規定により、職務上知り得た秘密を漏らしてはならないとの守秘義務が課されてい

るほか、個人情報保護法等及び個人情報保護ガイドラインなどの規定の適用を受けている。また、医療機関

等 ・保険者から医療情報の受託管理を行う情報処理事業者及び

ASP・SaaS事業者においても、個人情報保

護ガイドライン等の規定上、医療機関等・保険者との委託契約によって、原因追及、損害補填責任等の責任分

担を前提に、医療機関等・保険者による監督の下、限定的に医療情報を取り扱うこととされている。

委託

ASP・SaaS 事業者と医療機関 等が責任分界と役割分担につい て合意し、契約書、SLA 等の文 書において合意内容を明文化 守秘義務に係る法令の規定例 ○刑法 第百三十四条 医師、薬剤師、医薬品販売業者、助 産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職 にあった者が、正当な理由がないのに、その業 務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を 漏らしたときは、六月以下の懲役又は十万円以 下の罰金に処する。

(34)

個人による 健康情報の計測 医療情報 健康データ 健診データ 病院・診療所 薬局

「どこでもMY病院」

個人が自らサーバ等に入力 (自己医療・健康情報活用サービス) 旅行・救急時 旅行先・搬送先の病院・診療所

「どこでもMY病院」構想の運営主体

個人情報取扱事業者が 保有する場合は、 保有個人データ(※) 個人データ 個人データ 個人データ 個人情報 個人データ 個人データ (自己医療・健康情報活用サービス) 個人データ 外部委託 QRコード等 QRコード等 ※大学病院や国立病院が保有する場合は、「保有個 人ファイル」とされている。

個 人

個人は、個人情報取扱事業者に該当しないた め、個人情報保護法は適用されない。 本人の同意があれば、第 三者提供可能。人の生命、 身体の保護の必要がある 場合は、同意不要。 個人が自ら利活用 (第三者提供に該当しない)

「どこでもMY病院」の運営主体(「どこでもMY病院」の運営主体は、サービスを提供する者ではなく、個人か

ら提供を受けた個人情報を希望して管理する者を指す。以下、同じ。))は、個人情報取扱事業者となる。しか

しながら、個人情報取扱事業者は、個人から医療情報管理の委託など機微な情報を扱う場合においても個

人情報保護法等の規制以外は受けない。したがって、「どこでもMY病院」の運営主体は、機微な医療情報を

扱う場合については、「(ア)医療機関等・保険者」、「(イ)(ア)の機関から個人情報保護ガイドラインの規定に

沿って委託を受けた情報処理事業者及び

ASP・SaaS事業者」に限定することが必要である。

個人情報保護法上の取り扱い

診療・保健指導 運営主体が活用 【運営主体】 ○医療機関等 ○保険者 (市町村国保、 健康保険組合等) ○医療機関等・保 険者から委託を受 けた事業者

(35)

運営主体が遵守すべき主なルール

運営主体が遵守すべき主なルールは、「個人情報の安全管理」、「運営主体の事業継続性の担保」、「個人

情報のポータビリティの確保」、「個人情報の利活用」である。これらのルールについて、既存の医療分野の

個人情報保護ガイドライン等で同等の規定がある場合は当面準用する。また、「個人情報のポータビリティ

の確保」については、新たにガイドラインを整備することが必要である。

内容

方針(案)

個人情報の安全

管理

・漏洩や第3者による改ざんなど を防ぐ運用主体が最低限守る べきセキュリティレベル(必要条 件)のルール ・運用主体の責任範囲を明確に するルール ・機微な医療情報を扱う場合、既存の医療分野の個人情報保護ガイドライン等 を当面準用することで対応する。ただし、ガイドラインの規定があいまいである 等の指摘もあり、「どこでもMY病院」への準用に当たっては、必要に応じて、ガ イドラインの見直しを検討する。 -医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(厚生労働省) -医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン(経済産業省) -ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン(総務省) -ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン(総務省)

運営主体の事業

継続性の担保

・運営主体が倒産などで事業継 続が困難となった場合の個人情 報取扱いルール ・「医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン」の事業継続計画 等を当面準用する。

個人情報のポー

タビリティの確保

・個人が「どこでもMY病院」事業 者間で医療・健康情報を移行可 能にするためのルール ・個人が「どこでもMY病院」運営主体間で医療・健康情報を移行可能とするため、 運営主体が標準フォーマットを使用し、個人が蓄積した情報をまとめて取り出せ るようなルールを新たに作成する。

個人情報の利活

・運営主体による蓄積された情 報の利活用のルール ・個人が蓄積した情報を自ら使用する場合、運営主体である医療機関が、情報 を預かった患者の診療に使用する場合、運営主体である保険者が情報を預 かった被保険者への健康指導で使用する場合等「どこでもMY病院」本来の目 的で利用する場合は、「一次利用」として認められるものとする。 ・蓄積された機微な医療情報の「二次利用」は、当面禁止する。ただし、「レセプ ト情報等の提供に関する有識者会議」において検討されている『第三者提供の ためのガイドライン』がまとまり、必要な制度改正が整った場合等において、再 度、当該ルールを参考として、「どこでもMY病院」で取扱う医療情報の二次利用 について検討する。

(36)

運営主体が出入力する医療・健康情報の電子的標準フォーマットについて

個人が「どこでもMY病院」運営主体間で医療・健康情報を移行可能とする情報ポータ

ビリティ確保のためには、データ交換用の標準フォーマットが必要。後述の電子化方策

と合わせて検討を行う。留意事項は以下の通り。

事業者A 事業者D 蓄積された 個人の情報 個人の情報は、事業者間にて移行するための「データ交換用標準 フォーマット*1」にのっとったフォーマットにて情報を移行される。 ※1データ交換用標準フォーマット 標準フォーマットで記載された個人の情報を格納し、移行するための規格。本規 格は経済産業省「健康情報活用基盤構築のための標準化及び実証事業」の成 果を活用。

データ交換用標準フォーマット

<留意事項>

・利用者の情報を集合的に扱える

個人が保持している情報は診療のたびに提供される医療情報の蓄積である。このため、個人

が情報を利活用するためには蓄積された複数の情報を集合的に扱うことのできるフォーマット

が必要。

携帯電話のアドレス帳情報などにおける通信事業者間の ポータビリティと同様に事業者間において、自らの医療・健康 情報を移行できるフォーマット 事業者C 事業者B データ交換フォーマット

(37)

個人情報の保護に関する法律の適用について

第24条 保有個人データに関する事項の公表等 第25条 開示 第29条 開示手続 第26条 訂正等 第30条 手数料 第27条 利用停止等 第28条 理由の説明

①個人情報

保有個人データ

第19条 データ内容の正確性の確保 第20条 安全管理措置 第21条 従業者の監督 第22条 委託先の監督 第23条 第三者提供の制限

③保有個人

データ

生存している特定の個人を識別可能な情報 (他の情報と容易に照合でき、その結果、特定 個人を識別できることとなるものを含む) ①のうち、 個人情報データベース(個人を検 索可能状態)を構成しているもの ②のうち、 開示、訂正、消去等 権限あるもの

②個人データ

③保有個人データ

第15条 利用目的の特定 第16条 利用目的による制限 第17条 適正な取得 第18条 取得に際しての利用目的の通知等 第31条 苦情の処理

①個人情報

②個人

データ

命令・罰則

勧告 (第16条~第18条、 第20条~第27条、 第30条 に違反した場合) 命令 6ヶ月以下の懲役 又は 30万円以下の罰金 緊急措置命令 (第16条、第17条、 第20条~第22条、 第23条1項 に違反し、緊急に 措置が必要な場合) 措置を取ら なかった場合 命令に違反 した場合 ※個人情報データベース等から出力された個人 情報は、紙への印字、QRコード、ICカード等 のいずれにおいても個人データ。

(38)
(39)

これまでの電子カルテや診療報酬(レセプト)請求の電子化の状況

電子カルテの導入は、1999年から本格的に開始。現在、電子カルテやオーダリングシステム

の普及は、診療所や小規模な病院等では一部にとどまるが、大病院では一定程度導入が進

んだ。

2006年にオンライン請求の義務化を規定。ただし、2009年には、小規模診療所等への負担の

配慮から義務化を緩和。現在、レセプトの電子化は、診療所では件数ベースで9割となってい

る。病院や調剤薬局ではほぼ対応済み。

カルテとレセプト請求の単なる電子化は、一定程度前進

ハード指向で電子化ばかりを重視したため、電子化された医療情報の利活用は限定的

カルテの電子化の際に医療機関間の情報の共有・連携の必要性は十分に認識されておらず、

政策面で標準化に取り組んだのは後追い。このため、現在実施されている地域医療連携では

同一ベンダーのシステムでの連携となっており、異なるベンダーの電子カルテ間での情報共

有・連携はほとんど実現していない状況。

過去のレセプト電子化の取り組みによって、電子化されたレセプト情報等は厚生労働省や

個々の医療機関、保険者内で蓄積が進んでおり、当該データを医療の効率的な提供の推進

等にも活用することが求められている。

(40)

医療情報 健康データ 健診データ 病院・診療所 薬局

医療・健康情報を利活用する上での基礎となる「データ標準化」

大切なのは標準化された情報(データ)自身の蓄積

である。個人ベースでの情報蓄積を可能と

する環境を実現し、

個人が受ける医療サービスの質等の向上

を実現。

個人

標準フォーマットを

用いたデータの提供

個人に提供され蓄積された標準化された医療・健 康情報はサービス運営主体に関わらず利活用可 能

自らの情報を委託する運営主体を

個人が自由に選択可能

医療・健康情報を利活用する上で 基礎となる「データ標準化」 ・個人は、対応した医療機関等であれば、どこか ら提供を受けてもスムーズに活用可能 ・データを提供する医療機関等は、患者からの 信頼度が向上 運営主体 ○医療機関等 ○保険者 (市町村国保、 健康保険組合等) ○医療機関等・保険者か ら委託を受けた事業者

(41)

「どこでもMY病院」の電子化方策について

「どこでもMY病院」の中で医療機関等から提供される情報は、「どこでもMY病院」に

対応する全国のどの医療機関等からの情報であっても、個人が支障なく蓄積できるよ

うにすることが必要である。このため、「どこでもMY病院」の開始に当たっては、個人

提供用標準フォーマットを定めることが必要である。

調剤情報 診療明細書 【サービス事業者 A】 個人 【サービス事業者 B】 医療・健康情報 薬局 病院・診療所 情報(1日分) <Name>YAMADA</Name> ・ ・ ・ ・ ・ <・・・・>××××</・・・・>

個人提供用標準フォーマットを

用いたデータの提供

標準フォーマットを用いたデータであるため、 個人はどの事業者のサービスでも選択可能

データ交換用標準フォーマットを用いたデータの移行

一度預けた後でも事業者を変更できるよう、蓄積され たデータを個人へ利活用可能な形式で提供するために は事業者間での標準データ交換フォーマットが必要。 情報(1年分)

(42)

医療機関等から個人に提供する医療情報の

個人提供用標準フォーマット

について

個人提供用標準フォーマットを検討するに当たっての

留意事項は以下のとおり。

個人提供用標準フォーマット

〈留意事項:〉

①提供側の負担をなくすため、レセプト等の既に存在するデータフォーマットを参考とする。

②汎用的なフォーマットへの変換を担保するデータ互換性を確保する。

③具体的な記載項目の標準化等を行う。

※将来的なバージョンアップに対応できる方策について考慮すること ①既存のデータフォーマットを参考とする ②汎用的なフォーマットへの変換を担 保するデータ互換性を確保 患者への情報提供のためのシステム整備を、 既存のシステムの改修により行うことを可能と する等、提供者の負担をなくすため既存の データフォーマットを参考とすること。 レセプト等既存のデータ フォーマットを参考とする 個人へ提供する医療情報 ③記載項目の標準化等 <情報> <受診日>2010/12/22</受診日> <部> <投薬> <調剤料> <医薬品名>○○錠 xxmg</薬品名> <用法>1日3回分 x 3日分</用法> </調剤料> </投薬> </部> ・ ・ </情報> 汎用的なフォーマットへの変換を担保す るデータ交換性を確保 (②) 具体的な記載項目について標準化を行う(③) 【例】 「○○錠 xxmg 1日3回分 x 3日分」 <投薬> <調剤料> <医薬品名>○○錠 xxmg</薬品名> <用法>1日3回分 x 3日分</用法> </調剤料> </投薬> 提供側のデータ作成と個人によるデータの蓄積 を容易かつ安価に実現するため、汎用的な フォーマットへの変換を担保するデータ互換性 を確保すること。 提供者により記載がバラバラとなって、個人の データ管理が困難とならないよう、記録される 情報の記載項目を標準化するとともに、項目 の内容の記述に使用するコード体系などを明 確にすること。

(43)

(6)医療機関から個人への情報

の提供形態

(44)

「どこでもMY病院」

「どこでもMY病院」に対応した医療機関等から個人への情報の提供は、個人提供用標準

フォーマットにしたがって行われるものであるため、個人への情報提供形態を必ずしも一

つに限定する必要はない。むしろ、今後の普及や将来の発展可能性を考慮すると、一つの

選択肢に限定せず、複数の選択肢を準備し、情報を提供する医療機関等においては、その

複数の提供形態の中から、自らの判断で1つ以上の提供形態を選択できることが適当であ

る。

医療機関等から個人への電子的情報の提供形態について

提供されるデータと運営主体に預けられたデータは同じ個人提供用標準フォーマット

標準化 され た 情報を 受領 提供形態B ・ ・ ・ 提供形態C

すべての提供形態は標準化されたフォー

マットに従って情報が書き込まれる。

提供形態A

提供形態によらず、標準化された情報を受

け取るため、個人は容易に蓄積できる。

医療機関等は自らの判断

で提供形態を選択する

標準化され た 情報 を提供

(45)

現在利用可能な媒体の中から、情報提供側の導入コスト、データ容量、利用者の導入しやすさ、受け

渡し時における情報の取り扱い、実現可能時期等を考慮すると、提供形態の選択肢は、「2次元バー

コード」、「ICカード搭載携帯電話」、「ICカード」、「オンライン」の4つが適当である。た

だし、「オンライン」で提供する場合は、盗聴、改ざん、なりすまし等を考慮した安全性・保秘性の

高い情報流通方策を検討することが必要である。なお、将来の技術の進展等に伴い、4つ以外に選択

肢が増えることも念頭におくこととする。

第1期サービスにおける医療機関等から個人への電子的情報の提供形態の選択肢

2次元バーコード ICカード搭載 携帯電話 ICカード オンライン 情報提供側の導入コ スト QRコードを印刷に明細書印 刷時のソフトウェア改修及び QRコードが印刷可能なプリ ンタの導入が必要。 ICカードへの書き込みに ICカード書き込みソフト ウェアの導入及びICカー ドへの書き込みが可能な ICカードリーダーライタ の導入が必要 ICカードへの書き込みにICカ ード書き込みソフトウェアの 導入及びICカードへの書き込 みが可能なICカードリーダー ライタの導入必要 運営主体とのオンライン接続環 境(セキュリティの確保が必 要)、情報提供用サーバの導入、 本人確認用ソフトウェアの導入 データ容量 167文字~2672文字 ※QRコードバージョン10で 連携した場合 8~16KB※アプリケー ションの併用による容量 拡大可 数KB~1MB(数10万文 字) 制限なし 利用者の導入しやす さ カメラ付き携帯電話を持って いる人はコストがゼロ(カメラ 付き携帯電話普及率:9割) ICカード搭載携帯電話 を持っている人はコスト がゼロ(普及台数: 6600万代) ICカード及びICカードリー ダーの新規購入が必要 セキュリティが確保された接続 環境、及び接続端末(PC、携帯 電話等) 受け渡し時における 情報の取り扱い 既存の「診療明細書」等を提供している仕組みを活用。 「オンライン」で提供する場 合は、「盗聴」、「改ざん」、 「なりすまし」等の課題を検 討することが必要ではないか。 実現可能時期 既存の「診療明細書」等を提供している仕組みを活用するため早期の実現が可能 受け渡しに関わる検討結果に応 じて実現時期が確定

(46)

情報提供形態別の医療機関等の導入・運営コスト試算

提供形態 施設

2次元バーコード

ICカード搭載

携帯電話

ICカード

オンライン

病院(4社平均)

25.4

45.4

45.4

203.0

31.3*

診療所(4社平均)

9.0

18.3

18.3

103.8

23.0

歯科(5社平均)

23.9

28.1*

34.6

30.9*

6.0*

調剤(4社平均)

8.7

0.5

14.4

0.5

14.4

0.5

42.4

4.5

平均

16.7

0.1

26.5

0.1

28.2

0.1

95.0

16.2

【単位:万円】 ★年間運営経費が0となっているのは、既存システム保守費の範囲で対応可能との回答 * 回答を留保した1社を除いた平均値 【調査方法】 ◇主要レセコンベンダーを、施設種別毎に一般市場調査結果等を元に事務局で抽出(のべ17社)したサンプル調査 各社のコンタクト先紹介、質問票作成でJAHIS(保健医療福祉情報システム工業会)に協力いただいた ◇仕様は確定していないので、前提(別添)に基づいて各社に概算額として算出いただいたものを事務局でとりまとめたもの

主要レセコンベンダーへのサンプル調査の結果では、「2次元バーコード」が初期導入費用、年間運

営経費のいずれも最も低コストで、「ICカード搭載携帯電話」「ICカード」がほぼ同等で続き、「オ

ンライン」が最も高コストという結果となった。

【サンプル調査結果】

1医療機関・薬局毎)

上段: 初期導入費用 ソフトウェア改修費 設備の増設 導入作業(人件)費 下段: 年間運営経費 追加保守費 ※現行保守費含まず 回線費(オンライン)等

参考資料

(47)

(参考)試算前提詳細

【調査対象企業へ提示した前提】

初期費用 ソフトウェア改修費 ・診療明細書、調剤明細書及びお薬手帳に現在記載し ている内容をそのまま電子化するとする。 コード変換等は行わないものとして見積もる。 ・QRコード化する際には、データ容量の関係から、 HL7などをそのままいれるのではなく、HL7へ変換で きCSVファイルなどでの対応を前提としてもよい。 ・QRコードを出力する場所は、明細書を出力した直後 の余白に出力するものとして見積もる。 ・ICカード搭載携帯電話の電話機側のソフトウェアは見 積もり対象外(書き込みソフトは対象) 設備の増設(機材・回 線など) ・プリンタの追加等設備の増設はせず既存の設備を活 用する。 ‐オンライン時のサーバ本体/回線/VPN等の設備(セ キュリティ設備含む)については、新規の購入を前提と して増設(レセプトオンライン等の既存設備とは別に考 える)。見積もりは、医療機関がデータを作成し送信す るまでの範囲とする。 ‐オンラインはIP‐VPNの利用が前提で、データ送信は都 度(リアルタイム) ‐ICカードリーダー等の購入については、含めない。 ・医療機関の窓口等の増設は、見積もり対象外とする。 導入作業工数 ・病院 :PKGソフト改修→医療機関へ配布→医療機 関ソフトの更新→テスト→立会い ・診療所、歯科、薬局: PKGソフト改修→医療機関へ 配布(医療機関にて導入作業を行う。) を前提とし、個別の改造は見込まないものとする。 運用費 保守費 既に運用している医事コンの保守費内での対応で可能 の場合はその旨明記。範囲外の場合はその保守費を 明記。

【事務局とりまとめの前提】

ソフトウェア改修費 ・個別医療機関・薬局別の概算ではなく総額での 概算で回答いただいたものについては確認の上、 前提をおいて割戻しを行った。 ・既存ユーザーすべてを対象に個別医療機関・薬 局別の概算をしたことを明示されているものにつ いては既存ユーザー10%対象に補正した。 設備の増設 ・ICカード搭載携帯電話、ICカード用のICカード リーダーライターについては医療機関・薬局あた り1万円(市価で約3台購入可能)を加えた 保守費 ・概算の期間が月額から複数年を前提とするもの などばらつきがあったので、単純に1年間のコスト に補正した。 ・回線費については一般的な通信費から年額4万 円とした。

参考資料

(48)

(7)「どこでもMY病院」構想

の将来展望

参照

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