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地図帳活用の手だて 平成27年度以降版 帝国書院 | 教科書・地図帳 小・中学校 楽しく学ぶ 小学生の地図帳

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全文

(1)

教授用資料 地図帳指導の手引き

〜小学校第 5 学年・第 6 学年 社会科各単元での地図帳活用事例〜

地図帳活用の手だて

地図帳活用の手だて

地図帳活用の手だて

平 成 2 7 年 度 以 降 版

自動車はどこで

つくられているのかな?

江戸時代の

まちなみはどう

なっていたのかな?

日本はどこの国と

つながりが深いのかな?

高原野菜は

どうやって

(2)

「地図帳活用の手だて」のご案内

 平成 28 年4月に、平成 27 年度改訂の『楽しく学ぶ 小学生の地図帳』に準拠した、 地図帳の基礎指導案集『地図帳活用はじめの一歩』を改訂発刊し、各学校にお届けさせ ていただきました。その際に同送したアンケートのご回答では、今後弊社が先生方にお 伝えするテーマに対し、“社会科の各単元における地図帳の活用場面を紹介してほしい” というご要望が多数寄せられました。

 そこで、第5学年、第6学年での社会科学習内容に対応した地図帳活用例を集めた、『地 図帳活用の手だて』を改訂発刊いたしました(初版は平成 23 年に発行)。

 本冊子では、児童の理解が深まる、地図帳活用を通じた指導案を、ポイントを絞って 具体的に示しています。また、『地図帳活用はじめの一歩』でご紹介した「さくいんから 地名を探す」「記号や色から土地のようすを読みとる」「縮尺からきょりをはかる」とい った地図帳活用のための基礎をふまえた内容となっております。本冊子が先生方の参考 となりましたら幸いでございます。

 本冊子ならびに『地図帳活用はじめの一歩』は、弊社ウェブサイトにも掲載しております。  帝国書院ウェブサイト(http://www.teikokushoin.co.jp/)→教科書・地図帳→小学校→『楽 しく学ぶ小学生の地図帳』ページよりご覧いただけます。

 また、ウェブサイト内『指導者専用サイト』には、小学校で活用できる地図ワークシートも 掲載しておりますので、あわせてご覧ください。(『指導者専用サイト』は、著作権保護の観点 から、ご利用登録が必要となります。登録・利用は無料です。)

も く じ

活用例その ₁ 第 5 学年 日本の国土について調べてみよう! ₁ 活用例その ₂ 第 5 学年 高地でキャベツをつくる理由とは? ₃ 活用例その ₃ 第 5 学年 おいしい米づくりのひみつをさぐろう! ₅ 活用例その ₄ 第 5 学年 食べ物は、どこからやってくるの? ₇ 活用例その ₅ 第 5 学年 地図から自動車づくりのつながりがわかる! ₈ 活用例その ₆ 第 5 学年 どのようなところで工業はさかんなの? 10 活用例その ₇ 第 6 学年 古い時代の物や人の交流を地図でたどってみよう! 12 活用例その ₈ 第 6 学年 どうして頼朝は鎌倉に幕府を開いたの? 14 活用例その ₉ 第 6 学年 地図でわかる!「100 万都市“江戸のまち”のようす」 15 活用例その 10 第 6 学年 日本とつながりの深い国 アメリカ 16

単 元▶ わたしたちのくらしと国土

小単元▶ 世界の中の国土(8時間)

内 容▶ 日本の位置とはんい(1時間)

ねらい▶ 日本の位置や国土の広がりについて、東西 南北の端や北方領土をふくめて理解する。

地図活用の観点▶ 

地図帳の縮尺・同尺縮表現を活用し、日本の国土の広 がりを実感させる。

活用例

その1

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○日本の国土の形や広がりにつ いて、気づいたことを発表さ せる。

・島がたくさんある。 ・南北に細長い。

《調べる》

○日本の東西南北の端を調べさ せる。

・地図帳で位置と写真を確認さ せる。

「地図帳活用の展開」①へ

○日本の北端から南端までのき ょりを調べさせる。

・地図帳の縮尺を使って調べさ せる。

「地図帳活用の展開」②へ

①◎11 ページ〜12 ページ 「①日本とそのまわり」から、 日本の北端、東端、西端、南端を探してみましょう。

☆ ありました。択捉島、南鳥島、与那国島、沖ノ鳥島です。 それぞれの島に、ア~エの記号がついています。

◎この記号から、ページ右にのっている写真が、どの島 のものであるかを確認できます。

②◎日本は南北に長いですが、北端から南端まで直線きょり でどのくらいあるのでしょう。 11 ページ〜12 ページ

「①日本とそのまわり」から、調べることができます。

☆ 縮尺に注目するのですね。4年生で習いました。

◎よく覚えていましたね。では、やってみましょう。まず、 縮尺のめもりにコンパスをあてます。次に、択捉島の 矢印の先と、沖ノ鳥島の矢印の先を線で結び、コンパ スの幅いくつ分かを調べて、きょりを求めます。

☆ コンパスの幅6つ分になりました。幅1つ分が 500Km なので、直線きょりで 500Km ×6つ分=約 3,000km です。

・縮尺の考え方は 地 図 帳 の

9 ページ に詳 しい解説がある ので、必要に応 じて確認する。 ・じょうぎで長さ を計り、計算で きょりを求める こともできる。

第 5 学年

日本の国土について調べてみよう!

P.11 ~ 12 「①日本とそのま わり」

(3)

単元名▶ 国土とわたしたち

小単元▶ 特色ある地域のくらし(5時間)

内 容▶ 高地のくらし(1 時間)

ねらい▶ 高地に住む人々が、土地の条件を生かしな がら工夫して生活や野菜づくりをするよう すを知る。

地図活用の観点▶ 

地図帳の資料を活用し、なぜこの地域で野菜づくりが さかんなのかを理解させる。

活用例

その2

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○キャベツ畑が広がる写真を見 て気づいたことを発表させる。 ・とても広い。

・向こうに山が見える。 ・緑がいっぱい。

《調べる》

○事例(嬬恋村)の高原野菜づ くりについて調べさせる。 ・嬬恋村の位置を調べさせる。

「地図帳活用の展開」①へ

・土地のようすと気温のようす (8月)について調べさせる。

「地図帳活用の展開」②へ

・ 標高の高い(1000m~1400m) 土地で高原野菜(キャベツ、 レタス、白菜)がつくられて いることに気づかせる。 ・8月の平均気温が 20℃以下

で、東京と比較して5℃以上 も低いことに気づかせる。 ・涼しい気候を利用して、高原

野菜づくりや観光産業がさか んであることを気づかせる。

①◎嬬恋村を地図帳で探してみましょう。「さくいん」を 使って探します。

☆ありました!

◎どこですか。

☆ 35 ページ    イ 4   です。

☆群馬県です。 ☆長野県のとなりにあ 

ります。

②◎嬬恋村がどんな土地なのか 31 ページ の 「②高地のくらし」を見て調べてみましょう。

これは、長野県と山梨県の県境・野辺山原の例 ですが、嬬恋村と同じ、高地のくらしをあらわ しています。

  気づいたことはありますか。

☆山沿いにあります。

◎キャベツ畑はどのようなところにあり ますか。標高に注目してみましょう。

☆ 1300 mくらいです。

◎標高が 1300m というと…。

☆高い場所です。

◎野辺山の8月の平均気温は、何度くら いですか。

☆ 18 ~ 19℃くらいです。 ☆東京より5℃以上も低い 

です。

◎真夏だというのに涼しいくらいですね。この気候を利 用して、キャベツなどの高原野菜をつくっています。 夏場は気温が高く、ほかの産地ではキャベツの収穫が 少なくなります。そういう時期に出荷できるので、高 い価格で売ることができます。

◎ほかにも、地形や気候を生かした観光産業がさかんです。

☆スキー場やキャンプ場がありました!

・さくいんのひき 方を確認する。

・事例では嬬恋村 をとりあげてい る。

  31 ページ の  「②高地のくら

し」では野辺山 原がとりあげら れているが、ど ちらも同じ 「高 地のくらし」 を 扱っているので、 その旨を児童に 伝える。

第 5 学年

高地でキャベツをつくる理由とは?

P.35 ~ 36 「①関東地方」▲

P.31 「②高地のくらし」 ▲

〇北方領土をめぐる課題につい て説明する。

・日本固有の領土だが、太平洋 戦争が終わったあとソビエト 連邦(いまのロシア連邦)が 不法に占拠し、日本人は強制 的に退去させられた。 ・現在でも解決しておらず、日

本は領土の返還を求め続けて いる。

〇地図帳で北方領土について理 解を深めさせる。

・北方領土の位置や大きさを確 認させる。

「地図帳活用の展開」③へ

《まとめ》

〇日本は南北に細長い国土の形 をしており、北端から南端ま で約 3,000km のきょりがある。 〇北端の北方領土をめぐる課題

については、平和的な解決に 向け交渉を続ける必要がある。

③◎北方領土について、地図帳でもっと詳しく見てみま しょう。北端の択捉島は、さくいんで調べられます ので、探してみましょう。

☆ 77 ページ に、 48 ケ 2 と書いてあります。

◎では、 48 ページ を開いて、 ケ 2 の択捉島を探し てみましょう。何か気づくことはありますか。

☆択捉島の右がわに、赤い島があります。「同縮尺の沖縄 島」と書いてあります。

◎これは、本当に島があるのではなく、もしもこのペー ジの地図と同じ縮尺で沖縄島をえがいたら、どれくら いの大きさになるかを示したものです。

☆択捉島は、沖縄島よりも面積が大きいのですね。私が 予想していたより、広い島なのだと思いました。 ☆国後島は、沖縄島とほぼ同じ大きさです。

・さくいんの引き 方を確認する。

《先生方への補足》

◎日本固有の領土として教科 書で学習する、尖閣諸島、 竹島についても、さくいん から場所を探すことができ ます。

・尖閣諸島… 13 ウ 6

・竹島… 16 エ〜オ 6

▲ P.16「①日本列島」

▲ P.13「①日本列島-南西諸島-」

(4)

・土地利用と農産物の資料図で 高原野菜の栽培がさかんな地 域を確認する。

「地図帳活用の展開」③へ

・高原野菜の産地として有名な、 二大地域についておさえる。

《まとめ》

○嬬恋村の高原野菜づくりは、 夏に涼しい気候を利用して、 人々が工夫や苦労を重ねて行 われている。

③◎67 ページ 「①土地利用とおもな農産 物の産地」を見て確かめてみましょう。

☆ 群馬県のところにキャベツの絵記号があ ります。

☆ 緑の線で囲まれたところが、高原野菜の 栽培がさかんな地域です。

☆ 嬬恋村のまわり(群馬県と長野県の県境地域)と野辺 山原のまわり(長野県と山梨県の県境地域)の2か所 が囲まれています。

◎そうです。この2つの地域が高原野菜の栽培がさかん な地域として有名なところです。

・高原野菜の生産 がさかんなとこ ろについておさ える。

地図帳のギモン?①

なぜ、地図帳の等高線は 600、1400、2000 mでわかれているのか?

 弊社の地図帳では、日本の拡大図において陸の高さについて、600、1400、2000 mの等高 線を採用し、4 段階で色分けして表現しています。それには以下のような理由があります。

600m…中規模都市として標高の最も高い長野県松本市を基準としています。 1400m…温帯林の中部・関東地方における森林限界を基準としています。 2000m…国土の高低をさらに強調するために設けています。

▲ P.67 「①土地利用とおもな農産物の産地」

▲ P.31「②高地のくらし」

P.7 「陸の高さ」▶

単 元▶ 食料生産とわたしたち

小単元▶ 米づくりのさかんな地域(10 時間)

内 容▶ 事例地域(庄内平野)の米づくり(1時間)

ねらい▶ 稲作のさかんな地域をとりあげ、どのよう にして良質な米をたくさんつくっているの かについて調べ、自然環境とのかかわりや 働く人々の努力や工夫について考える。

地図活用の観点▶

地図帳の資料をもとに米づくりの分布の特徴や、地形・ 気候等の自然条件をつかませる。

活用例

その3

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○『米の産地調べ』をもとに、「お いしい米づくり」の条件につ いて考えさせる。

・広くて平らな土地 ・栄養

・豊富な水 ・適当な気温

《調べる》

○庄内平野の稲作について調べ させる。

・庄内平野はどこにあるかを地 図帳で調べさせる。

「地図帳活用の展開」①へ

・地形、水について調べさせる。 「地図帳活用の展開」②へ

・冬に雪が多い特徴をつかませ る。

「地図帳活用の展開」③へ

①◎庄内平野を地図帳で探してみましょう。早く確実に 調べるにはどうしますか。

☆「さくいん」で調べます。

◎では、探してみましょう。

☆    78 ページ   に   45イ6〜7 と書いて  あります。

◎何県ですか。

☆山形県です。

②◎凡例を見て、土地の利用のされ方につ いて調べてみましょう。

☆ 平野のほぼ全体が「田」に利用されてい ます。

◎広さはどうですか。縮尺で調べましょう。

☆地図上の1cm は 10km です。

☆ 東西は 15km くらい、南北は 50km くらいです。

◎広い平野であることがわかり  ましたね。

◎では、「豊富な水」はあります か。

☆大きな川が3つあります。 ☆最上川、赤川、月光川です。

③◎川の水はどこから運ばれてくるのでし ょう。

  まずは、 66 ページ の「⑤雪の多い ところ」を見て確かめましょう。

☆山形県もふくむ、日本海側で雪が多いです。

・さくいんの引き 方を確認する。

・縮尺の使い方を 確認する。

第 5 学年

おいしい米づくりのひみつをさぐろう!

▲ P.66「⑤雪の多いところ」 ▲ P.45「①東北地方」

(5)

・山形と同じ日本海側にある上 越の気候と降水量を調べさせ る。

「地図帳活用の展開」④へ

④◎豊富な水は、雨水だけでなく、雪解け水のおかげで もあるようですね。 66 ページ の「⑦気温と降水量」 を見てみましょう。山形に近い県で調べましょう。

☆新潟県の上越市があります。

☆冬に降水量が多くなっています。雪が降るからです。 ☆2月には平均2℃まで気温が下がります。

☆夏には 26℃まで上がります。

・日本海側で、冬に雪が多い原 因をつかませる。

「地図帳活用の展開」⑤へ

・米の産地には共通の特徴があ ることを確認させる。 「地図帳活用の展開」⑥へ

《まとめ》

〇庄内平野などの日本海側の地 方では、冬に雪が多い気候を 利用して、おいしい米づくり が行われている。

⑤◎なぜ日本海の方が、雪が降るのでしょうか。

  そのことがわかる図が 66 ページ にあるのですが、 どれかわかりますか。

☆「⑥AーB間の断面と冬の季節風」です。

◎そうです。これは日本列島を半分に割った図です。  冬に日本海側をわたってきた、しめった「季節風」が

雪をたくさん降らせます。その雪と冬の寒さで、水田 の中の土の温度を下げて、土の中の菌が死にます。さ らに、山に積もった雪は、春を過ぎると豊かな雪解け 水になって川に流れます。この水には山の「栄養」も 豊富に含まれています。

  夏の季節風は、山を越え、あたたかく乾いた風です。 この風は、ぬれた稲の葉を乾かして病気をふせぎ、日 光も十分に当てて、じょうぶな米を育てます。

  季節風は「豊かな水」だけでなく、「栄養」や「米づ くりに適した温度」も与えてくれるのですね。

・斜字の部分につ いては、教科書 などの内容を活 用して説明する ことを想定して いる。

⑥◎雪が多い気候は、米づくりに適していることがわか りましたね。ほかの産地はどうでしょうか。米の生 産量が多い都道府県を、 67 ページ 「ウ米の生産の 多い県」のグラフから探してみましょう。

☆ 新潟県が1位で、北海道・秋田県・山形県・茨城県… と続いています。

◎もういちど 66 ページ 「⑤雪の多いところ」を開いて、 これらの県を見てみましょう。

☆ 山形県より生産量の多い県も、雪が多い県であるとい えます。

▲ P.66「⑦気温と降水量」

単 元▶ 食料生産とわたしたち 

小単元▶ 食料生産の未来(4時間)

内 容▶ 日本の食料自給率と輸入(1時間)

ねらい▶ 日本の食料自給率の低さと、日本がどこか らどんな食料を輸入しているかを知り、食 料生産について問題意識を持つ。

地図活用の観点▶ 

地図帳の資料から、日本の貿易相手国とおもな輸入食 料品を調べることに重点をおく。

活用例

その4

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

〇日本の食料生産について関心 を持つ。

・身近な食べ物に見られる原料 がどこから輸入されているの か調べさせる。

「地図帳活用の展開」①へ ・日本は、食料の多くを輸入に

たよっている。

《調べる》

○日本はどこの国からどのよう な食料を輸入しているのか調 べさせる。

・輸入先を調べさせる。 ・食料名を調べさせる。

「地図帳活用の展開」②へ

○もし食料の輸入ができなくな ったらどうなるのかを問う。 ・国内生産の原料だけでは足り

なくなると思う。

・ハンバーガーなどの料理が食 べられなくなるかもしれない。

《まとめ》

○日本は食料を多くの国からの 輸入にたよっている。 ○輸入ができなくなると、日本

では食料の確保が困難になる。

① 71 ページ アのイラストや、①のグラフか らわかることを発表しましょう。

☆ ハンバーガーやジュースの原料や材料は、さまざまな 国から輸入されています。

☆ 小麦は、国内生産より輸入が多いです。肉類も、全体 の半分ぐらいを輸入にたよっています。

②◎日本がどこの国からどのような食料を輸入している のか調べてみましょう。

☆アメリカや東南アジアからの輸入が多いです。

☆ 他にもカナダやブラジル、チリからも輸入しています。 ☆アメリカからは小麦やとうもろこしを輸入しています。

◎日本は多くの国から食料を輸入しています。

・凡例から地 図記号の確 認をする。

・資料から読 みとれるこ とと、読み とって考え たことを区 別して発表 させる。

第 5 学年

食べ物は、どこからやってくるの?

▲ P.71「②日本のおもな輸入相手国・地域とおもな輸入品」 ▲ P.66「⑥A-B間の断面と冬の季節風-模式図-」

▲ P.67「ウ米の生産の多い県」

▲ P.71

(6)

○工場の立地条件について調べ る。

・組み立て工場と関連工場の関 係をつかむとともに、生産に たくさんの人が関わっている ことを実感させる。

・部品や完成品の輸送の観点か らも考えさせる。

「地図帳活用の展開」④へ

《まとめ》

〇豊田市は、日本の中でもとく に自動車の生産がさかんな地 域である。

〇豊田市には、自動車の組み立 て工場のほかに、たくさんの 部品工場がある。また、完成 品や部品を運ぶための高速道 路や港が整備されている。

④◎豊田市について、 34 ページ 「③自動車生産のよう す−豊田市のまわり−」で、くわしく見てみましょう。

☆図のなかに、組み立て工場が6か所あります。

☆組み立て工場のまわりには、部品工場がさらにたくさ んあります。

☆自動車を完成させるには、たくさんの部品工場が必要 なのですね。

◎交通について、気づいたことはありますか。

☆組み立て工場は、高速道路の近くにあります。

◎なぜだと思いますか。

☆部品工場から、いち早く部品を集められるからだと思 います。

☆完成品を、全国に運ぶのに便利だからだと思います。

◎完成品は、車のほかにどんな方法で運ばれますか。

☆港のほうに「船積みセンター」があります。船で、外 国や国内各地へ運ばれるようです。

・自動車の輸出に 関しては、貿易 の分野でくわし く扱う。

単 元▶ 工業生産とわたしたち

小単元▶ 日本の自動車工業(9時間)

内 容▶ 事例地域の自動車生産(1時間)

ねらい▶ とくに自動車生産がさかんな地域を事例に して、そのようすと特徴を、地図帳の中の さまざまな資料を読み解きながら考える。

地図活用の観点▶ 

愛知県豊田市は、日本の中でもとくに自動車生産がさ かんであることを理解させた上で、地域のくわしい地 図や鳥かん図から、生産のようすをつかませる。

活用例

その5

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○自動車と生活のかかわりを考 え、自動車の生産に興味をも たせる。

・自動車は生活に欠かせないも のだ。

・日本には有名な自動車の会社 がたくさんある。

《調べる》

○日本の自動車生産の特徴をつ かませる。

・自動車の組み立て工場の分布 を調べさせる。

「地図帳活用の展開」①へ ・自動車生産の多い県を調べさ

せる。

「地図帳活用の展開」②へ

○豊田市のまわりを調べさせる。 ・地図帳で豊田市を見つける。 ・豊田市の交通を調べさせる。

「地図帳活用の展開」③へ

①◎自動車は、どのような場所で生産さ れているのでしょう。 68 ページ

「③自動車の組み立て工場の分布」 からわかることを発表しましょう。

☆海に面した場所や高速道路の近くに多 いです。

☆愛知県の近くや、関東地方、福岡県の 近くに多いです。

②◎74 ページ 「⑨おもな工業製品の 生産」から、「自動車・オートバイ」 を探しましょう。どのような場所で 自動車の生産が多いですか。

☆生産額がいちばん多いのは、愛知県で す。

☆自動車の組み立て工場が集まっている 県が、上位にいると思います。

③◎愛知県豊田市を、地図帳で探してみましょう。地図 帳から場所を調べるにはどうすればいいですか。

☆さくいんで調べます。

☆ 79 ページ   に、 33 エ3   と書いてあり ました。

◎では、 33 ページ   を開いて豊田市を見つ

けましょう。

◎「豊田」という字をぐるりと囲んでいる、 むらさき色の線がありますね。これは何で しょう。わからない人は、 7 ページ   

「地図帳の使い方①」から、「交通の記号」 を確認しましょう。

☆高速道路・おもな自動車専用道路や、おもな有料道路 です。

・さくいんの引き 方を確認する。

第 5 学年

地図から自動車づくりのつながりがわかる!

▲ P.34 「③自動車生産のようす」

地図帳のギモン?②

なぜ、三重県は近畿地方に含まれるのか?

 三重県は愛知県と隣接し、産業の面などからも関係が深いのに、なぜ 中部地方ではないのか、と考える人もいます。

 しかし、どの都道府県がどの地方に属さなければならないという明確 な基準があるわけではありません。各省庁や企業によって、地方区分の 仕方も違っています。地理教科書・地図帳では、三重県は「近畿地方」 に区分されるのが習わしとなっています。これは、明治時代の国定教科 書から始まったものと言われています。

 地図帳には記載されていませんが、東海三県と言えば、一般的に愛知、

岐阜、三重のことを指します。 P.1「①都道府県の区分」▲

▲ P.68 「③自動車の組み立て工場の分布」

(7)

単 元▶ 工業生産とわたしたち

小単元▶ 日本の工業生産の特色(6時間)

内 容▶ 工業のさかんな地域(2時間)

ねらい▶ 工業のさかんな地域が日本のどのあたりに 広がっているかを調べ、日本の工業の特色 を考える。

地図活用の観点▶ 

日本の中で、工業がさかんな地域のそれぞれをつなぐ 道路があることを理解させる。

活用例

その6

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○教科書、新聞などにのった日 本の工場をいくつかとりあげ、 気づいたことを発表させる。 ・大阪で人工衛星をつくってい

る。

・自動車工場だけではなく、い ろいろな種類の工場が、さま ざまなところにある。

《調べる》

○工業はどのようなところでさ かんなのかを調べさせる。 ・工業のさかんなところを地図

帳で調べ、どのようなところ に多いかを考えさせる。 「地図帳活用の展開」①へ

①◎68 ページ 「クおもな工業地 域の工業生産(出荷額)」のグ ラフを見てください。生産が多 い場所を、上から3つ発表しま しょう。

☆中京工業地帯、京浜工業地帯、阪 神工業地帯です。

◎ で は、 こ れ ら の 工 業 地 帯 を、

68 ページ 「④工業の分布」の 地図で探してみましょう。

☆ありました。

◎3つの工業地帯に、共通すること を見つけましょう。

☆ 68 ページ   カの写真にあるよう に、港に面しています。

☆近くに、高速道路があります。

◎交通が便利な場所にあるようです ね。なぜでしょうか。

☆製品を、船や車で運ぶのに便利な のだと思います。

☆とくに船は、たくさん物を積むこ とができますし、海外にも運べま す。

◎3つの工業地帯をふくむ、ほとん ど の 工 業 地 帯( 地 域 ) は、

68 ページ   の中で、緑色の2つ

 の線で示されているように、帯のようにつらなってい ます。

☆だから「太平洋ベルト」とよばれるのですね。

・大都市に近い、 平らな土地であ る、などの共通 点もおさえたい。

第 5 学年

どのようなところで工業はさかんなの?

〇内陸部の工業や、輸送網につ いて考えさせる。

・IC 工場の分布について調べ させる。

「地図帳活用の展開」②へ

《まとめ》

〇日本の工業のさかんな地域は、 太平洋ベルトを中心に、海沿 いに分布している。

〇内陸部にも工業のさかんな地 域があり、高速道路などで結 ばれている。

②◎「IC」と書いてある記号は、何を生産しているのか わかりますか。

☆凡例には、「集積回路」と書いてあります。

◎多くの情報を記憶できる電子部品です。自動車や電気 機械をコントロールすることなどに使用します。

☆太平洋ベルトからはずれた地域でも生産されています。

◎具体的な地名や地方名をあげてみましょう。

☆たとえば、北上や酒田、会津若松などの東北地方で生 産されています。

◎内陸にも工場がありますね。

☆ IC は小さいから、大きな船でなくても運べるのだと思 います。

☆近くにある、高速道路でも運ぶことができます。

◎実際に、これらの工場を、 44 ページ   から   46 ページ    

の地図で探してみましょう。

☆北上の工場は、 44 オ6   に2か所あります。南側の

工場は、インターチェンジのすぐ近くにあります。

地図帳のギモン?③

「工業地帯」 と 「工業地域」 はどう違うのか?

 「工業地帯」、「工業地域」 という使い分けは明確な基準や意義があるわけではありません。弊社の地図帳・教科書 では、戦前から工業の生産高が大きかった京浜・中京・阪神・北九州の4つの地域を 「工業地帯」 としてきました。 その後、経済成長とともに新たな工業生産地が発達し、そのようなところを 「工業地域」 と表記するようにしました。 北九州を工業地域としている書籍もありますが、官営八幡製鉄所を中心に発展した歴史的背景なども考慮して、弊 社は 「北九州工業地帯」 を用いています。

P.68 「④工業の分布」 ▶ ▲ P.68「クおもな工業地域の工業生産(出荷額)」

▲ P.68 「カ 港に面した工業地帯」 (神奈川県)

▲ P.68 「④工業の分布」

▲ P.46 「①東北地方」

▲ P.68 「④工業の分布」 凡例

▲ P.68 「④工業の分布」

(8)

単元名▶ 日本の歴史

小単元▶ 大陸の文化と国づくり(9時間)

内 容▶ 大陸の文化をとりいれる(1 時間)

ねらい▶ 遣唐使を派遣し、積極的に大陸の進んだ文 化をとりいれて国づくりをしたようすを理 解する。

地図活用の観点▶

当時の大陸との交流のようすを地図帳でたどったり、 歴史的に重要な場所を地図帳で調べたりすることによ って、交流のようすを実感させる。

活用例

その7

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○正倉院の宝物の写真を見て、 気づいたことを発表させる。 ・とてもきれい。

・いろいろな種類の物がある。 ・ガラスのコップまである。

《調べる》

○写真の正倉院の宝物は外国か ら伝わった物であることを知 らせ、どのようにしてこれら の物が日本に伝わったのか調 べさせる。

・当時の交易ルートについて調 べさせる。

「地図帳活用の展開」①へ

①◎正倉院の宝物には、外国からの品々もあります。ガ ラスのコップは、現在のイランでつくられたものだ といわれています。どのようなルートで運ばれたの でしょうか。地図帳からたどってみましょう。まず、

55 ページ〜 56 ページ 「①アジア」から、イラン を探してみましょう。

☆ありました。 56 ページウ4   のあたりです。

◎テヘランやマシュハドという都市を通る、青色の点線 がありますね。この点線は、700 年頃の交易ルートを 示しています。日本に向けてたどってみましょう。

☆とちゅうで点線が分かれますが、どれも、中国を通って、 現在の九州地方の福岡にたどりつきました。福岡から、 奈良に運ばれたようです。

◎そうですね。このころの日本は、直接イランと交流を していたわけではありませんでしたが、中国を通じて、 広く世界の文化とつながっていたのです。

◎ 交 易 ル ー ト は イ ラ ン よ り 西 に も 続 い て い ま す ね。

55 ページ   ではギリシャの海のところでとぎれてい

ますが、ローマの方までつながっていました。

・教科書によって は、「ガラスの 器」「ガラスの おわん」など表 記が異なる。

・イランの場所は 児童になじみが ないので、「イ ンドの西を見て みましょう」な ど、ヒントを出 す。

第 6 学年

古い時代の物や人の交流を地図でたどってみよう!

▲ P.55 ~ 56「①アジア」

▲ P.55「①アジア」凡例

○太宰府の役割について理解さ せる。

・大宰府跡の位置を確認させる。 「地図帳活用の展開」②へ

②◎中国から日本へ人や物が来るさいには、福岡を通っ ていましたね。福岡は中国や朝鮮半島に近いため、 外国との交渉や西国の防衛の重要な場所とされ、7 世紀後半には、「大宰府政庁」という大きな役所がお かれました。現在は、その跡が公園になっています。 ◎地図帳のさくいんには、歴史に関する地名ものってい

ます。「大宰府跡」を、探してみましょう。

☆  78 ページ   に、青い文字で   21 オ2   と書いてありま

す。

◎では、 21 ページ   を開いて探してみましょう。

☆ありました。青いわくに、白い文字で書かれています。

◎歴史に関する地名や、歴史的な事項については、この ような形で書かれています。

・地図帳の表現に ついて捕捉する。

○教科書の鑑真のエピソードを 読ませ、遣唐使は命がけの航 海であったことに気づかせる。 ・鑑真が開いた唐招提寺の位置

を確認させる。

「地図帳活用の展開」③へ

《まとめ》

○遣唐使などによって大陸の文 化が伝えられ、積極的に文化 の交流が行われていた。

③◎苦難を乗り越えて日本にたどり着いた鑑真は、唐招 提寺を開きました。地図帳で場所を確認しましょう。

☆さくいんに、 29 ③   とあります。

☆  29 ページ「③奈良盆地」の中にありました。  

◎気づいたことはありますか。

☆ピンク色の囲みの中にあります。むかしの都の中にた てられたことがわかります。

☆世界遺産に登録されて いるようです。

◎そうですね。同じ地図 から、先ほど学習した 正倉院も、世界遺産だ とわかります。大陸と の交流により、日本の 政治や文化が発展した ことが、現在でも評価 されているのですね。

▲ P.21「①福岡県とそのまわり」

▲ P.78 さくいん

▲ P.7「地図帳の使い方①」

(9)

単 元▶ 日本の歴史

小単元▶ 武士の時代へ(6時間)

内 容▶ 頼朝が幕府を開く(1時間)

ねらい▶ 鎌倉の地理的条件とご恩と奉公の関係か ら、どのように武士の政治が確立したかを 考える。

地図活用の観点▶ 

地図帳の資料を通して、鎌倉幕府の立地の特徴を考え させることに重点をおく。

活用例

その8

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○頼朝が鎌倉に幕府を開いた理 由を問いかける。

《調べる》

○その理由を、地図帳を調べな べながら考えさせる。 ・地形・切通しなどの鎌倉の特

徴を見つけ出させる。 「地図帳活用の展開」①へ

○承久の乱のエピソードからご 恩と奉公の関係を理解させる。 ・北条政子の訴えを読ませる。 ・鎌倉の武士の勢力が、西日本  まで広がったことを確認する。

「地図帳活用の展開」②へ

《まとめ》

○鎌倉は、まわりを海と山に囲 まれていることから、敵にせ められにくい地形だと考えら れる。

○幕府の勢力が広がり、武士の 政治が確立した。

①◎70 ページ 「⑥鎌倉のよう す」から、鎌倉はどのような 地形をしていることがわかり ますか。

☆海(相模湾)に面しています。 ☆幕府所在地は、山で囲まれてい

ます。

◎なぜでしょうか。

☆敵に攻められても、海においつ めやすいです。

☆敵は、けわしい山をこえなくて はならないので、大変です。

◎そうですね。山の中には、「切

 通し」という細い道があります。とても急なうえ、馬 が一頭通れるくらいの道幅しかありませんでした。

②◎朝廷の勢力の中心は、どこですか。

☆現在の京都府です。

◎北条政子のうったえをきいた武士たちは、ご恩を思い お こ し、 奉 公 を ち か い、 京 都 に 攻 め 入 り ま し た。

70 ページ 「④歴史の舞台になった場所」で、「鎌倉 幕府」と、「京都府」の位置を確認しましょう。

第 6 学年

どうして頼朝は鎌倉に幕府を開いたの?

▲ P.70「⑥鎌倉のようす」

▲ P.70「④歴史の舞台になった場所」

単 元▶ 日本の歴史

小単元▶ 江戸の文化(6時間)

内 容▶ 江戸のまちのようす(1 時間) 

ねらい▶ 江戸のまちのようすを調べる。

地図活用の観点▶ 

地図帳の資料を通して、江戸のまちの特徴に気づかせ る。

活用例

その9

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○教科書にのっている、芝居や 歌舞伎を楽しむ人々のようす をえがいた絵をながめ、当時 の人々の江戸のまちでのくら しを想像させる。

《調べる》

○土地利用の凡例から、江戸の まちのようすを調べさせる。 ・武士の屋敷が多いことに気づ かせ、その理由を今までの学 習から考えさせる。

「地図帳活用の展開」①へ

・町人地のまわりのようすから、 街道の整備について気づかせ る。

「地図帳活用の展開」②へ

《まとめ》

〇江戸には多くの武士や町人が くらし、街道の整備によって 商業や文化もさかえた。

①◎40 ページ 「②江戸」の地図と凡例から、江戸には、 どのような身分の人々がくらす土地が多いことがわ かりますか。

☆武士の屋敷が多いです。

◎それはなぜでしょう。以前に学習した、幕府による政 治のしくみを思い出しながら、考えてみましょう。

☆全国の武士たちは、幕府から参勤交代を命じられてい たので、江戸で生活するときに住む家や、人質となっ た妻や子どもが住む家が必要だったのだと思います。

②◎武士の次は、町人に注目し てみましょう。町人地は、 どのようなところにありま すか。

☆江戸城の東がわに、多く集ま っています。黄色くぬられて いる、大きな道に沿ったとこ ろです。この道は、凡例には、 「おもな街道」と書いてあり

ます。

◎良いところに気づきましたね。 江戸時代はさまざまな道が整 備されました。その中心とな ったのが、江戸と主要なまち を結ぶ「街道」です。町人地 が集まる場所からのびている、 東海道や中山道などの「五街 道」は、教科書でも学習しま したね。

◎街道を通って全国から物や人 が集まると、商業がさかんに

なり、町人は豊かになっていきました。街道が江戸か らどこまでつながっていたのかは、地図帳の 69 ページ

「②江戸時代の交通路」で確認できます。

・武士の屋敷は町 人地に比べて広 いけれども、人 口比で見ると町 人の方が多く、 せまい土地に多 くの町人が住ん でいたことに注 意する。

第 6 学年

地図でわかる! 「100 万都市“江戸のまち”のようす」

▲ p.40「②江戸(江戸時代末ごろの東京)」

(10)

単 元▶ 世界と日本の関係

小単元▶ 日本とつながりが深い国々(6時間)

内 容▶ アメリカ(2時間)

ねらい▶ アメリカについて、日本との貿易や産業、 文化を理解する。

地図活用の観点▶ 

地図帳の資料・統計・写真などから、日本とアメリカ とのつながりや、アメリカの産業や文化を調べさせる。

活用例

その10

教科書の学習展開 地図帳活用の展開 主発問 ( ◎ ) 予想される反応 ( ☆ ) 留意点

《導入》

○日本とつながりの深い国につ いて関心を持たせる。 ・ニュースで良く出てくる国 …アメリカ、中国、韓国など

《調べる》

○日本とアメリカの貿易につい て調べさせる。

・日本からの輸出について調べ させる。

・日本への輸入について調べさ せる。

「地図帳活用の展開」①へ

①◎日本とアメリカの貿易について調べてみましょう。    71 ページ   を見てください。

◎日本はアメリカにどのようなものを輸出していますか。

☆自動車や機械、IC を輸出しています。

◎輸出額はどれくらいか、 75 ページ   で調べましょう。 ☆ 13 兆円以上あります。

◎輸入額はどうですか。

☆約 7.5 兆円も輸入しています。

◎どのようなものを輸入していますか。また 71 ページ    

で探しましょう。

☆工業製品は IC、機械、航空機を、農産物はとうもろこ しや小麦を輸入しています。

・第4学年で扱っ た「日本の貿易・ 輸出入」につい ても確認する。

第 6 学年

日本とつながりの深い国 アメリカ

○アメリカの産業のようすを調 べさせる。

・農産物の生産地を調べさせる。 ・工業製品の生産地を調べさせ

る。

「地図帳活用の展開」②へ

○アメリカの文化に関する地図 表現を調べさせる。

・スポーツ・音楽などを調べさ せる。

「地図帳活用の展開」③へ

②◎私たちが食べたり使ったりしている輸入品は、アメ リカのどのあたりでつくられているのでしょうか。    63〜64 ページ   ①「アメリカ合衆国」で調べましょう。

☆とうもろこしや小麦の絵記号が、内陸部にあります。 ☆飛行機の記号は、北西のワシントン州にあります。

◎ 63 ページ   ②の写真には、飛行機の組み立て工場の

ようすが写っています。写真の解説にあるように、組 み立てられた飛行機は、日本だけではなく世界中に輸 出されています。

③◎ 63〜64 ページ 「①アメリカ合衆国」には、日本に 住んでいる私たちにとっても、なじみのある物が色々 書かれています。例えば、スポーツに関して、気づ くことはありますか。

☆メジャーリーグの野球チームが、国の各地にあります。 野球がとてもさかんなのだと思います。日本人の選手 も活躍しています。

◎そうですね。他にはありますか。

☆カリフォルニア州とフロリダ州に、ディズニーのテーマ パークがあります。日本にも、地図帳  38 ページ カ 4     に、東京ディズニーランド・ディズニーシーがあります。

◎テーマパークは、アメリカで生まれたものです。

☆ミシシッピ州とアラバマ州の間に書いてある、「聖者の 行進」という曲は、音楽の時間にリコーダーで演奏し たことがあります。

☆カリフォルニア州にあるハリウッドで作られた映画は、 日本の映画館でもたくさん上映されています。

◎アメリカの文化は、私たちや世界中の人々に親しまれ ています。

・凡例から地図帳 の記号を確認す る。

《まとめ》

○日本とアメリカは、貿易での つながりが深い。

○日本とアメリカは、文化の面 でも結びついている。

▲ P.75 「世界の国別統計」

▲ P.71 「③日本のおもな輸出相手国・地域とおもな輸出品」

▲ P.71 「②日本のおもな輸入相手国・地域とおもな輸入品」

▲ P.63「①アメリカ合衆国」凡例

▲ P.63 ~ 64 「①アメリカ合衆国」

▲ P.64

(11)

教授用資料 地図帳 指導の手引き

地図帳活用の手だて

平成27年度以降版

~小学校第 5 学年・第 6 学年 社会科各単元での地図帳活用事例~

初 版 発行日 2011 年 ₁ 月 ₅ 日 改訂版 発行日 2017 年 3 月 31 日 発行所 東京都千代田区神田神保町 ₃― 29     株式会社帝国書院 資料編集部

参照

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