平 成 1 3 年 3 月
目
次
1
緑 の 役 割 … … … …
2
序 章 . 緑 の 基 本 計 画 策 定 の 背 景 と 目 的 … … … …
3
Ⅰ . 緑 の 現 状 と 特 性 … … … …
3
1 . 緑 の 現 状 … … … …
4
2 . 緑 に 対 す る 市 民 意 識 … … … …
7
Ⅱ . 緑 の 形 成 に 係 る 課 題 … … … …
8
Ⅲ . 計 画 の 基 本 方 針 … … … …
8
1 . 緑 の 整 備 方 針 … … … …
9
2 . 基 本 理 念 … … … …
10
3 . 緑 の 将 来 像 … … … …
11
4 . 緑 の 目 標 … … … …
12
Ⅳ . 緑 地 の 配 置 方 針 … … … …
12
1 . 4 系 統 別 緑 地 の 配 置 方 針 … … … …
13
2 . 総 合 的 な 緑 地 の 配 置 方 針 … … … …
14
Ⅴ . 緑 地 の 保 全 及 び 緑 化 推 進 の た め の 施 策 … … … …
14
1 . 施 策 体 系 … … … …
15
2 . 施 策 の 基 本 的 方 策 … … … …
18
緑
の
役
割
■
ま ち の 防 災 性 を 向 上 さ せ る
緑 は 火 災 発 生 時 に お け る 延 焼 遮 断 帯 と し て の 機 能 の ほ か 、 ブ ロ ッ ク 塀 を 生 垣 に す
る こ と で 倒 壊 の 危 険 性 を 防 ぎ 、 ま た 、 街 路 樹 は 建 物 の 倒 壊 を 防 ぎ 、 避 難 路 を 有 効 に
活 用 す る こ と が で き ま す 。
さ ら に 、 公 園 や 街 路 樹 は 災 害 時 の 避 難 場 所 、 避 難 路 と し て 活 用 が で き ま す 。
■
ま ち の 環 境 を 保 全 し 向 上 さ せ る
近 年 、 地 球 規 模 で の 環 境 問 題 に 関 心 が 高 ま っ て い ま す が 、 緑 は 二 酸 化 炭 素 を 吸 収
し 、 酸 素 を 供 給 し て 大 気 浄 化 を 図 る と と も に 、 樹 木 の 蒸 散 作 用 に よ る 低 温 化 を も た
ら し 、 大 き く は 地 球 温 暖 化 防 止 に 役 立 ち ま す 。
さ ら に 、 街 路 樹 は 、 自 動 車 か ら 排 出 さ れ る 大 気 汚 染 物 質 を 浄 化 し つ つ 、 騒 音 も 軽
減 す る 働 き が あ り ま す 。
■
ま ち に 野 生 生 物 の 生 息 の 場 を 提 供 す る
自 然 の 山 林 や 農 地 な ど は 、 鳥 や 昆 虫 な ど 小 動 物 の 生 息 の 場 所 と な り 、 広 く は 都 市
の 生 態 系 を 維 持 し 、 循 環 型 の 都 市 を 形 成 し ま す 。
■
ま ち に 遊 び 場 や ス ポ ー ツ 、 や す ら ぎ の 場 を 提 供 す る
緑 は ま ち に 潤 い を あ た え る と と も に 、 人 に や す ら ぎ や 憩 い の 場 を 提 供 し ま す 。
ま た 、 公 園 な ど は 、 遊 び 場 や ス ポ ー ツ 活 動 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 場 を 提 供 し ま
す 。
■
ま ち に 潤 い の あ る 都 市 景 観 を 提 供 す る
丘 陵 地 の 緑 や 面 的 な ひ ろ が り を 持 つ 田 畑 は 、 都 市 の 景 観 を 形 成 す る 重 要 な 要 素 で
あ り 、 市 街 地 内 に 残 る 社 寺 林 な ど も 地 域 ら し さ を か も し 出 し ま す 。
序章.緑の基本計画策定の背景と目的
序 章 . 緑 の 基 本 計 画 策 定 の 背 景 と 目 的
寝 屋 川 市 は 、 昭 和30年 代 前 半 ま で は 集 落 を 中 心 に 田 ・ 畑 、 竹 林 な ど が 拡 が る 自 然
環 境 豊 か な ま ち で し た が 、 昭 和30年 代 後 半 は 急 速 な 市 街 地 の 拡 大 に よ っ て 、 豊 か な
緑 は ほ と ん ど 残 さ れ て お り ま せ ん 。
し か し 今 で も 、 萱 島 神 社 の く す の き な ど 由 緒 あ る 緑 や 淀 川 の 河 川 敷 の 緑 な ど 、 市
民 に 身 近 な 緑 が 数 多 く 残 っ て お り 、 こ れ ら を 保 全 し 活 用 す る こ と に よ り 、 緑 あ ふ れ
る 心 豊 か な 生 活 の 場 を つ く る こ と が 重 要 で す 。
公 園 や 樹 林 の 緑 、 庭 の 木 や 花 は 、 自 然 環 境 や 都 市 環 境 の 保 全 機 能 、 日 常 の 遊 び や
運 動 の 場 を 提 供 す る レ ク リ エ ー シ ョ ン 機 能 、 避 難 場 所 の 提 供 や 延 焼 遮 断 帯 と し て の
防 災 機 能 、 潤 い の あ る ま ち な み を つ く る 景 観 形 成 機 能 な ど 多 様 な 機 能 を 有 し 、 人 々
の 暮 ら し に 欠 か せ な い も の と な っ て い ま す 。
一 方 、 近 年 の 環 境 問 題 に 関 す る 関 心 の 高 ま り や 自 然 と の ふ れ あ い に 対 す る 人 々 の
ニ ー ズ に 応 え 、 都 市 に お け る 良 好 な 生 活 環 境 を 形 成 す る こ と が 求 め ら れ て い ま す 。
こ れ ら 、 緑 の 効 果 ・ 効 用 を 適 正 に 発 揮 さ せ 、 様 々 な 要 望 に 応 え ら れ る よ う に し て
い く た め に は 、 行 政 は も と よ り 、 市 民 、 事 業 者 な ど が 一 体 と な っ て 協 働 に よ る 、 緑
の ま ち づ く り が 重 要 で す 。
、 、 、
そ の た め に は 緑 地 の 保 全 か ら 公 園 ・ 緑 地 の 整 備 そ の 他 の 公 共 公 益 施 設 の 緑 化
民 有 地 の 緑 化 の 推 進 な ど 、 緑 全 般 に つ い て 将 来 あ る べ き 姿 と そ れ を 実 現 す る た め の
、 『 』 。
.緑の現状と特性
Ⅰ
. 緑 の 現 状 と 特 性
Ⅰ
1.緑の現状
( 1) 緑の現況
市 域 面 積 2,473ha の う ち 、 緑 の 要 素 は 566.92haで 22.92% で す 。 緑 の 要 素 の う
ち 、 農 地 が 298.90ha と 最 も 大 き な 面 積 を 占 め 、 都 市 公 園 は 111.43ha 、 河 川 ・ 水
路 ・ た め 池 は 79.80ha、 樹 林 は49.00ha の 面 積 が あ り ま す 。
( 2) 土地自然特性
市 域 全 般 に わ た っ て 市 街 地 で あ り 、 自 然 植 生 や ま と ま り の あ る 代 償 植 生 な ど は
少 な い 状 況 で す が 、 神 田 天 満 宮 の く す の き 、 春 日 神 社 の し い の 社 叢 、 萱 島 神 社 の
く す の き な ど 歴 史 ・ 文 化 遺 産 と 一 体 に な っ て 自 然 的 景 観 を 形 成 し て い る 緑 が 多 く
点 在 し て い ま す 。
淀 川 や 寝 屋 川 、 幹 線 水 路 、 た め 池 な ど の 水 辺 は 、 市 民 が 自 然 に ふ れ あ う 場 や 、
面 的 広 が り を も っ た 景 観 要 素 、 鳥 や 魚 、 昆 虫 な ど 小 動 物 の 生 息 場 所 と な っ て い ま
す 。
( 3) 緑地現況(公園などの緑)
淀 川 河 川 公 園 や 寝 屋 川 公 園 、 深 北 緑 地 な ど の 大 規 模 な 公 園 は 市 街 化 調 整 区 域 に
整 備 さ れ て お り 、 市 街 化 区 域 に は 街 区 公 園 や 近 隣 公 園 、 ち び っ こ 老 人 憩 い の 広 場
な ど 市 民 に 身 近 な 緑 が 整 備 さ れ て い ま す 。
ま た 、 生 産 緑 地 や 地 域 森 林 対 象 民 有 林 な ど が 地 域 制 緑 地 と し て 位 置 づ け さ れ て
.緑の現状と特性
Ⅰ
2 . 緑 に 対 す る 市 民 意 識
緑 の 基 本 計 画 を 策 定 す る に あ た り 市 民 意 識 を 把 握 す る た め 、 以 下 の 方 法 に よ り ア
ン ケ ー ト を 行 い ま し た 。
● 回 答 者 の 属 性 ● 調 査 方 法
* 調 査 地 域 寝 屋 川 市 全 域 * 年 代 30歳 代 以 上 が 多 い
* 調 査 対 象 満20歳 以 上 の 市 民 40歳 代 、50歳 代 、60歳 以 上 が * 抽 出 方 法 住 民 基 本 台 帳 よ り 無 作 為 抽 出 そ れ ぞ れ 全 体 の 4 分 の 1
* 調 査 方 法 郵 送 調 査 法 * 性 別 男 性 が 4 分 の 3
* 調 査 時 期 平 成12年12月 * 配 布 数 3,009票 * 回 答 者 数 830票
%
* 回 答 率 28
ア ン ケ ー ト の 意 見 の 概 要 を ま と め る と 次 の よ う に な り ま す 。
・ 目 指 す べ き ま ち の 将 来 像 や イ メ ー ジ ア ッ プ の た め 、 ま ち な み の 緑 や 自 然
環境を活かしたまちづくりが望まれています。
・ 緑 を 増 や し 守 っ て い く た め 、 緑 の 維 持 ・ 管 理 や 啓 発 が 求 め ら れ て お り 、
協 働 で 進 め る 公 園 の 維 持 ・ 管 理 や 草 花 を 育 て る 仕 組 み づ く り が 必 要 と さ
れています。
.緑の現状と特性
Ⅰ
( 1) 目指すべき寝屋川市の将来像
「 住 み 良 い 都 市 」 や 「 自 然 環 境 を 活 か し た 都 市 」 を 目 指 す べ き と 考 え て い る 人
が 多 く、「 近 代 都 市 」 や 「 学 術 研 究 都 市 」 な ど の 開 発 優 先 指 向 の 人 は 少 数 で す 。
自 然 環 境 を 活 か し た 住 み 良 い ま ち づ く り が 求 め ら れ て い ま す
( 2) 寝屋川市のイメージアップに必要なこと
「 下 水 道 や 道 路 な ど 生 活 環 境 整 備 を 優 先 す る」、「 花 と 緑 の 多 い 潤 い の あ る ま
ち を つ く る 」 と 多 く の 人 が 感 じ て い ま す 。
花 や 緑 は イ メ ー ジ ア ッ プ に 欠 く こ と の で き な い 存 在 で す
( 3) 歩いていける範囲の緑の状況
「 ま ち な み が 美 し い」、「 景 色 の 良 い 場 所 が あ る 」 と 感 じ て い る 人 は 少 数 で す 。
ま ち な み や 、 景 色 を 良 く す る 身 近 な 緑 が 望 ま れ て い ま す
( 4) 公園の利用
公 園 の 利 用 者 は 少 な く 、 公 園 に 「 必 要 性 を 感 じ な い 」 や 「 魅 力 を 感 じ な い」、
「 近 く に 公 園 が な い 」 と 多 く の 人 が 感 じ て い ま す 。
.緑の現状と特性
Ⅰ
( 5) 望ましい公園
「 森 や 水 辺 な ど な る べ く 自 然 を 残 し た 近 自 然 型 の 公 園 」 や 「 木 陰 や ベ ン チ な ど
で 落 ち 着 い て 読 書 や 語 ら い が で き る 公 園 」 を 多 く の 人 が 望 ん で い ま す 。
公 園 に 、 自 然 や 潤 い 、 や す ら ぎ が 求 め ら れ て い ま す
( 6) 必要な緑
「 川 沿 い や 道 路 沿 い の 緑 」 や 「 公 園 の 緑」、「 駅 前 や 繁 華 街 の 緑 」 を 、 多 く の
人 が 必 要 と 感 じ て い ま す 。
水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 や
駅 前 な ど の シ ン ボ ル と な る 緑 が 求 め ら れ て い ま す
( 7) 緑を増やし守っていくのに必要なこと
「 よ り 適 切 な 維 持 管 理 」 や 「 市 民 意 識 の 啓 発 」 が 必 要 と 感 じ ら れ て い ま す 。
市 民 の 手 に よ る 緑 化 を 応 援 す る 施 策 が 必 要 で す
( 8) 緑への市民の参加と市の支援
、「 」
緑 を 維 持 し 増 や す た め の 活 動 と し て 公 園 の 清 掃 や 草 刈 り な ど の 維 持 ・ 管 理
や 「 花 壇 の 設 置 な ど 市 と 協 力 し て の 公 園 づ く り 」 へ の 参 加 の 意 志 が 高 ま っ て い ま
す 。
市 民 が 緑 づ く り に 参 加 す る た め に 「 イ ベ ン ト 等 と あ わ せ て 参 加 で き る 場 や 機 会
の 提 供 」 が 望 ま れ て い ま す 。
.緑の形成に係る課題
Ⅱ
. 緑 の 形 成 に 係 る 課 題
Ⅱ
私 た ち の ま ち を 緑 豊 か な 都 市 と し て い く た め に 、 次 の よ う な 課 題 に 計 画 的 に 取 り 組
ん で い く 必 要 が あ り ま す 。
緑の都市軸となり自然をささえる緑の保全・整備
、 。
● 緑 の 都 市 の 骨 格 と な る 淀 川 寝 屋 川 と こ れ ら を さ さ え る 緑 を 形 成 す る こ と が 必 要 で す
● 東 部 地 区 の 樹 林 地 な ど 重 要 な 緑 の 場 所 を 保 全 し 、 自 然 の 動 植 物 を 育 み 、 緑 を 保 全 す る
こ と が 望 ま れ ま す 。
日々の生活をささえる緑の確保・創出
● 市 街 地 の 緑 を 核 と し て 、 都 市 公 園 な ど や 緑 地 の 整 備 に 力 を 入 れ る こ と が 必 要 で す 。
、 。
● 防 災 と い う 視 点 か ら は 避 難 地 と な る 都 市 公 園 な ど や 避 難 路 の 確 保 ・ 整 備 が 必 要 で す
水と緑のネットワークの形成
● 都 市 公 園 な ど や 神 社 ・ 仏 閣 な ど の 歴 史 的 な 緑 、 街 道 、 河 川 な ど を つ な が り 良 く 活 用 す
る と と も に 、 自 然 の 息 吹 を ま ち な か に 導 く 動 線 と し て 、 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク 形 成 が
望 ま れ ま す 。
● 駅 や 商 店 街 、 公 共 公 益 施 設 な ど を 、 道 路 、 水 路 な ど に よ り ネ ッ ト ワ ー ク 化 し 、 人 と 水
・ 緑 が 密 接 に つ な が る 、 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成 す る こ と が 望 ま れ ま す 。
日常的空間のゆとりや活力となる緑の確保・整備
● 密 集 住 宅 地 や 商 店 街 で は 、 暮 ら し の 中 で よ く 利 用 す る 場 所 や 多 く の 人 が 集 ま る 場 所 に
出 会 い を 演 出 す る 緑 や 地 域 の コ ミ ュ ニ テ ィ を さ さ え る 緑 を 創 造 す る こ と が 必 要 で す 。
● 日 常 的 空 間 の な か に 埋 も れ て い る 緑 の 資 源 や 空 閑 地 を 、 心 の ゆ と り や 活 力 の 空 間 と し
て 活 用 し、「 元 気 都 市 寝 屋 川 」 を 創 造 す る こ と が 必 要 で す 。
地域に密着した緑を市民や事業者とともに育む組織づくり
、 。
● ひ ろ く 市 民 や 事 業 者 に 緑 の 重 要 性 と そ れ を 大 切 に 育 む 心 を 育 て る こ と が 望 ま れ ま す
● 緑 に 親 し む 心 を 市 民 一 人 ひ と り の 中 に 育 む こ と が 望 ま れ ま す 。
● 高 齢 社 会 の 到 来 、 都 市 の 成 熟 を 背 景 に 、 多 様 な 余 暇 時 間 、 空 間 づ く り や 心 に や す ら ぎ
と 豊 か さ を 実 感 で き る 緑 と の 交 流 が 望 ま れ ま す 。
.計画の基本方針
Ⅲ
. 計 画 の 基 本 方 針
Ⅲ
1 . 緑 の 整 備 方 針
本 市 は 昭 和30年 代 前 半 ま で は 農 村 的 な 風 景 も 多 く み ら れ ま し た が 、 昭 和30年代後
半 か ら の 急 速 な 経 済 成 長 に よ り 大 阪 都 心 部 へ 通 勤 す る 人 な ど の ベ ッ ド タ ウ ン と な
103 /ha
り、急 速 な 都 市 化 の 過 程 で 密 集 住 宅 地 が 多 く 形 成 さ れ、市 の 平 均 人 口 密 度 は 人
を 超 え る 過 密 な ま ち と な り 、 緑 は 大 き く 減 少 し ま し た 。
こ の よ う な 状 況 の 中 で 、 萱 島 神 社 の く す の き な ど 由 緒 あ る 緑 や 淀 川 河 川 公 園 の 緑
な ど 、 市 民 に 身 近 な 緑 も 多 く 残 さ れ て お り 、 ま た 淀 川 、 寝 屋 川 、 友 呂 岐 水 路 な ど も
あ り ま す 。 今 後 は こ れ ら の 資 源 を よ り 身 近 な も の に す る こ と に よ り 、 緑 あ ふ れ る 心
豊 か な 生 活 が で き る よ う に な り ま す 。
緑 は 自 然 環 境 や 都 市 環 境 の 保 全 機 能 、 レ ク リ エ ー シ ョ ン 機 能 、 防 火 ・ 延 焼 遮 断 帯
機 能 、 景 観 形 成 機 能 な ど の 多 様 な 機 能 を 有 し て い ま す 。 ま た 、 環 境 問 題 へ の 関 心 の
高 ま り や 自 然 と の ふ れ あ い に 対 す る 市 民 の ニ ー ズ に 応 え 、 都 市 に お け る 良 好 な 生 活
環 境 を 形 成 す る こ と が 求 め ら れ て い ま す 。
し た が い ま し て 、 緑 の 整 備 方 針 と し て は 以 上 の よ う な 背 景 を 踏 ま え な が ら 、 丘 陵
地 の 大 部 分 が 開 発 済 み で 、 大 規 模 な 緑 が 残 っ て お ら ず 、 大 幅 な 緑 の 増 加 が 難 し い こ
守り つ く り 育 て 普 及 す る
と を 考 慮 し つ つ 、 以 下 に 示 す 整 備 方 針 を も と に 緑 を 、 、 、
計 画 を た て ま す 。
緑
の
整
備
方
針
・水と緑の都市軸及びネットワークづくり
・骨
格
と
な
る
緑
の
充
実
・都
市
公
園
の
整
備
.計画の基本方針
Ⅲ
2.基本理念
本 市 の 緑 の 形 成 に か か る 課 題 や 整 備 方 針 を 踏 ま え 、 本 計 画 に お け る 理 念 ・ テ ー マ
を 次 の よ う に 設 定 し ま す 。
、 、 、 「 」 、
淀 川 河 川 公 園 寝 屋 川 公 園 深 北 緑 地 な ど は 本 市 を 取 り 囲 む 緑 の 核 で あ り
「 」
こ れ ら を 結 ぶ 軸 と し て 河 川 ・ 水 路 そ し て 幹 線 道 路 ・ 街 道 ・ 生 活 道 路 な ど を 緑 の 軸
と し て 、 こ の 軸 上 に 大 阪 府 天 然 記 念 物 や 保 存 樹 に 指 定 さ れ た 樹 木 な ど を 含 む 神 社 ・
仏 閣 な ど 多 く の 歴 史 ・ 文 化 遺 産 も 位 置 し 、 都 市 の 貴 重 な 緑 の 資 源 で あ る と と も に 地
「 歴 史 ・ 文 化 と
区 住 民 の コ ミ ュ ニ テ ィ の 場 で も あ り ま す 。 こ の こ と に よ り
を 基 本 理 念 に 、 総 合 計 画 で の ふ れ あ い い き い き 「 元 気 都 市
水 ・ 緑 の 共 存 」
寝 屋 川 」 の 実 現 を め ざ し ま す 。
緑 の 基 本 計 画 で は 、 下 記 に 示 す 内 容 を 基 本 に 計 画 の 策 定 を 行 い ま す 。
○ 淀 川 河 川 公 園 を「 都 市 の 水 辺 」、 寝 屋 川 公 園 、 寝 屋 川 公 園 墓 地 、 打 上 川 治
水 緑 地 、 南 寝 屋 川 公 園 、 深 北 緑 地 を「 都 市 の 森 」と し て 位 置 づ け 、 よ り 一
層 の 緑 化 を 図 り ま す 。
○ 「 都 市 の 水 辺」、「 都 市 の 森 」か ら の 涼 風 を 、 幹 線 道 路 、 街 道 、 生 活 道 路 な
ど に 導 き「風の道」と し て 位 置 づ け よ り 一 層 の 緑 化 を 図 り ま す 。
○ 「 都 市 の 水 辺」、「 都 市 の 森 」か ら の 涼 風 を 、 寝 屋 川 や 各 種 水 路 な ど に 導 き
と し て 位 置 づ け 、 水 辺 に 沿 っ て よ り 一 層 の 緑 化 を 図 り ま す 。 「 水 の 道 」
「 都 市 の 水 辺」「 都 市 の 森」「 風 の 道」「 水 の 道 」 を 市 民 共 通 の 財 産 と し て 守 り 、
育 て 、 次 の 世 代 へ と 受 け 継 ぐ こ と が 市 民 の 責 務 で あ る と 同 時 に 、 市 民 の 生 活 環 境 や
、 、 。
都 市 の 魅 力 を よ り 向 上 さ せ る た め に も 緑 を 創 出 し 普 及 し て 行 く こ と が 重 要 で す
こ れ ら の 取 り 組 み と し て は 、 市 民 と 事 業 者 、 行 政 が 共 通 の 認 識 を も ち 、 お 互 い に 連
携 し 、 協 力 し な が ら 、 緑 の ま ち づ く り を 進 め て 行 く こ と を め ざ し 、 計 画 の テ ー マ を
.計画の基本方針
Ⅲ
3 . 緑 の 将 来 像
「 協 働 に よ る 緑 の ま ち づ く り 」 を め ざ し て 、"都 市 の 水 辺"、"都 市 の 森"、"風
の 道"、"水 の 道"に よ る ネ ッ ト ワ ー ク と 市 街 地 緑 化 を 進 め ま す 。
骨
格
的
な
緑
地
の
計
画
と
整
備
■
「 」、「 」 。
・ 都 市 の 水 辺 都 市 の 森 を 骨 格 的 な 緑 地 と し て 計 画 と 整 備 を 推 進 し ま す
市
街
地
緑
化
の
計
画
と
整
備
■
・ 市 街 地 内 に お け る 緑 の 資 源 の 活 用 と 整 備 、 新 た な 緑 化 を 推 進 し ま す 。
水
と
緑
の
都
市
軸
の
計
画
と
整
備
■
・ 友 呂 岐 緑 地 な ど 「 水 と 緑 の 都 市 軸 」 の 計 画 と 整 備 を 推 進 し ま す 。
水
と
緑
の
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
の
形
成
■
・ 水 路 や 生 活 道 路 な ど に よ る 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク を 計 画 し ま す 。
緑
化
重
点
地
区
の
計
画
と
整
備
■
・ 他 地 区 の モ デ ル と な る よ う 、 協 働 に よ る 緑 の ま ち づ く り を 推 進 し ま す 。
.計画の基本方針
Ⅲ
4.緑の目標
確 保 す べ き 緑 地 の 目 標 は 、 市 全 域 が 都 市 化 し 、 過 密 で あ る た め に 緑 地 と な る 空
間 が 少 な く 、30% 以 上 ( 国 土 交 通 省 整 備 方 針 ) の 緑 地 を 確 保 す る こ と は 困 難 で す
が 、 小 空 間 で の 緑 化 に も 努 力 し 、 緑 を 確 保 す る こ と に よ り 目 標 水 準 を 以 下 の よ う
に 設 定 し ま し た 。
市 内 の 緑 地
■
4 8 0 h a 6 2 2 h a
現 在 ( 平 成12年 ) 将 来 ( 平 成32年 )
都 市 公 園 な ど (
)
■
都 市 公 園 や ち び っ こ 老 人 憩 い の 広 場 な ど6 . 6 4 ㎡ / 人 1 3 . 3 2 ㎡ / 人
現 在 ( 平 成12年 ) 将 来 ( 平 成32年 )
緑 化 の 目 標 (
)
■
学 校 や 道 路 、 民 有 地 な ど の 緑2 8 . 2 1 h a 1 9 7 . 2 4 h a
.緑地の配置方針
Ⅳ
. 緑 地 の 配 置 方 針
Ⅳ
1 . 4 系 統 別 緑 地 の 配 置 方 針
こ れ ま で 示 し た 緑 の 形 成 に か か る 課 題 、 基 本 理 念 、 緑 の 将 来 像 を 踏 ま え 、 系 統 別
の 緑 地 の 配 置 を 以 下 の 方 針 に 基 づ い て 行 い ま す 。
系 統 別 配 置 方 針
・ 都 市 環 境 の 骨 格 を 形 成 す る 河 川 、 道 路 、 緑 地 の 保 全 ・ 整 備 ・ 自 然 と 共 生 す る 場 と な る 河 川 、 樹 林 地 及 び 自 然 性 豊 か な 社
環
寺 林 の 保 全
境
・ 歴 史 と 一 体 に な っ た 緑 の 保 全 や 緑 に よ る 演 出
保
・ ま ち に と っ て 貴 重 な オ ー プ ン ス ペ ー ス と な る 農 地 の 保 全
全
・ 生 物 の 生 息 空 間 で も あ る 貴 重 な 自 然 空 間 と し て の 河 川 ・ 水 路
系
の 整 備 や た め 池 の 保 全
統
・ 緑 地 、 緑 道 、 街 道 、 生 活 道 路 等 を 活 用 し た ビ オ ト ー プ ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成
レ
ク
・ 適 正 規 模 、 配 置 を 考 慮 し た 日 常 圏 ・ 広 域 圏 に お け る レ ク リ
リ
エ ー シ ョ ン の 場 と し て の 整 備
協 エ
・ 既 存 公 共 施 設 や 観 光 農 園 、 ま た 、 樹 林 地 や た め 池 の 活 用 に
働
ー
よ る 自 然 と の ふ れ あ い の 場 の 活 用
に シ
・ 都 市 公 園 や 水 ・ 緑 を 結 ぶ ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築
よ ョ
る ン
緑 系
の 統
ま
・ 安 全 な ま ち づ く り に 資 す る 一 時 避 難 地 の 整 備
ち
・ 地 震 や 都 市 火 災 等 に よ る 避 難 長 期 化 に 伴 う 広 域 的 な 避 難 地
づ 防
の 整 備
く 災
・ 安 全 な ま ち を 形 成 す る た め の 避 難 路 の ネ ッ ト ワ ー ク
り 系
・ 植 栽 等 に よ る 防 火 ・ 延 焼 遮 断 帯 機 能 の 強 化
統
・ 空 閑 地 や 道 路 を 活 用 し た 植 栽 に よ る 住 宅 地 の 防 火 対 策 ・ 保 水 ・ 遊 水 機 能 の 強 化 に よ る 浸 水 対 策
・ 市 街 地 の 背 景 や 骨 格 と な る 樹 林 地 や 広 域 公 園 等 の 緑 の 保 全 ・ 整 備 ・ 活 用
・ 生 活 に 密 着 し た 河 川 ・ 水 路 等 の 水 辺 景 観 の 整 備
景
・ 大 阪 府 天 然 記 念 物 や 社 寺 林 、 ま た 、 交 差 点 、 人 の 集 ま る 場
観
所 等 に お け る 地 域 の シ ン ボ ル と な る 緑 の 創 出
構
・ 都 市 計 画 道 路 や コ ミ ュ ニ テ ィ 道 路 、 水 路 や 街 道 を 利 用 し た
成
水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成
系
・ 住 宅 地 等 に お け る 生 垣 緑 化 、 空 閑 地 の 活 用 に よ る 緑 化 、 屋
統
上 ・ 壁 面 緑 化
.緑地の配置方針
Ⅳ
2 . 総 合 的 な 緑 地 の 配 置 方 針
4 系 統 別 緑 地 の 配 置 方 針 に 基 づ き 、 都 市 の 発 展 動 向 や 緑 地 の 充 足 度 と 配 置 バ ラ
ン ス 等 を 踏 ま え 、 総 合 的 な 緑 地 の 配 置 及 び 都 市 緑 化 の 計 画 を 定 め ま し た 。
方 針 計 画 内 容
骨 ・ 淀 川 河 川 公 園 、 寝 屋 川 公 園 な ど ・ 拠 点 公 園 の 緑 化 や 田 園 風 景 の 保 全 に よ
格 を 拠 点 公 園 ・ 緑 地 と し て 計 画 と る 都 市 の 森 の 形 成 と 、 東 部 地 区 の 樹 林
的 整 備 を 推 進 し ま す 。 地 の 里 山 の 保 全 に 努 め ま す 。
計 な ・ 幹 線 道 路 の 市 域 境 界 は 、 市 の 玄 ・ 淀 川 河 川 公 園 な ど の さ ら な る 親 水 性 の
画 緑 関 口 と し て 緑 化 計 画 と 整 備 を 推 向 上 に よ る 都 市 の 水 辺 と し て の 整 備 を
と 地 進 し ま す 。 要 望 し て ま い り ま す 。
整 の ・ 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク を 中 心 に、 ・ シ ン ボ ル 樹 や 屋 上 ・ 壁 面 緑 化 に よ り 、
備 公 共 公 益 施 設 な ど を 地 区 の 重 点 市 の 顔 と し て ふ さ わ し い 緑 化 に 努 め ま
緑 化 と し て 計 画 ・ 整 備 を 推 進 し す。
ます。
市 ・ 住 民 の 身 近 な 緑 地 の 保 全 、 整 備 ・ 緑 の 多 い 住 宅 地 、 生 産 緑 地 、 保 存 樹 な
街 の 推 進 に 努 め ま す 。 ど の 保 全 に 努 め ま す 。
地 ・ 誘 致 圏 、 規 模 、 避 難 困 難 圏 域 、 ・ 駐 車 場 緑 化 の 促 進 に 努 め ま す 。
緑 浸 水 被 害 地 を 考 慮 し た 公 園 整 備 ・ 大 規 模 工 場 等 の 緑 化 推 進 に 努 め ま す 。
計 化 の 推 進 を 図 り ま す 。 ・ 生 垣 緑 化 の 促 進 に 努 め ま す 。
画 の ・ 密 集 住 宅 地 に お け る 空 閑 地 な ど を 活 用
と し て 公 園 な ど の 配 置 整 備 を 図 り ま す 。
整 ・ 住 区 基 幹 公 園 の 整 備 推 進 と 、 防 災 機 能
備 を 有 す る 公 園 の 整 備 を 図 り ま す 。
・ コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア 等 に シ ン ボ ル 樹
の 緑 化 促 進 に 努 め ま す 。
水 ・ 市 民 が 安 全 ・ 快 適 で や す ら ぎ を ・ 寝 屋 川 沿 い の 緑 化 推 進 に 努 め ま す 。
の と 感 じ る ま ち と し て 、 淀 川 、 寝 屋 ・ 幹 線 道 路 に お け る 街 路 緑 化 の 推 進 に 努
計 緑 川、友 呂 岐 緑 地 及 び 国 道1号、都) め ま す 。
画 の 大 阪 枚 方 京 都 線(第 二 京 阪 道 路) ・ 都 ) 大 阪 枚 方 京 都 線 ( 第 二 京 阪 道 路 )
と 都 な ど を 活 用 し た 環 状 型 の 水 と 緑 に 形 成 さ れ る 緑 地 帯 を 水 と 緑 の 都 市 軸
整 市 の 都 市 軸 と し て 計 画 と 整 備 を 推 に ふ さ わ し い 環 境 に な る よ う 整 備 の 要
備 軸 進 し ま す 。 望 を し て ま い り ま す 。
水 ・ 水 と 緑 の 都 市 軸 を 中 心 に 、 歴 史 ・ 幹 線 道 路 な ど は 「 風 の 道」、 水 路 な ど
ワ と 街 道 、 水 路 そ し て 住 民 に と っ て は 「 水 の 道 」 と し て 、 沿 道 の 建 物 等 に
緑 身 近 な 道 生 活 道 路 商 店 街 等 は 壁 面 緑 化 や 小 さ な 空 閑 地 に お け る 緑
ー
( 、 )
ク の を 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク と し て 化 な ど の 推 進 に 努 め ま す 。
の ネ 計 画 と 整 備 を 推 進 し ま す 。
形 ッ
成 ト
緑 ・ 上 記 の 方 針 は 地 区 の 特 性 や 条 件 ・ 水 と 緑 の 都 市 軸 の 整 備 を 推 進 し ま す 。
化 が 異 な る た め 、 長 期 的 展 望 に よ ・ 駅 前 や 公 共 公 益 施 設 、 幹 線 道 路 な ど の
重 り 進 め て い き ま す 。 緑 化 を 推 進 し ま す 。
計 点 ・ 市 の 顔 と な る 地 区 、 ま た 緑 が 少 ・ 大 規 模 店 舗 や 商 店 街 、 駐 車 場 、 工 場 の
、 。
画 地 な く 緑 化 の 推 進 に よ り 効 果 が 望 緑 化 や シ ン ボ ル 樹 緑 化 を 促 進 し ま す
と 区 め る 地 区 な ど で 、 市 民 ・ 事 業 者 ・ ・ 生 産 緑 地 の 保 全 に 図 り ま す 。
. 緑 地 の 保 全 及 び 緑 化 推 進 の た め の 施 策
Ⅴ
. 緑 地 の 保 全 及 び 緑 化 の た め の 施 策
Ⅴ
.緑地の保全及び緑化推進のための施策
Ⅴ
2 . 施 策 の 基 本 的 方 策
( 1) 緑を守る計画
す で に 指 定 さ れ て い る を 引 き 続 き 維 持 ・ 管 理 に 努 め 、 指 定 さ れ て い な
■ 保 存 樹
い 樹 木 な ど に つ い て は 指 定 の 追 加 と 支 援 体 制 の 充 実 を 図 り ま す 。
打 上 ( 高 良 ) 神 社 、 石 宝 殿 古 墳 周 辺 の 樹 林 地 は 、 で あ り 、 多 様 な 動 植 物
■ 里 山
の 生 息 場 所 と な る よ う 保 全 に 努 め ま す 。
は 、 風 土 ・ 景 観 上 に 欠 か せ な い 存 在 で あ る と と も に 、 動 植 物 を 育 む 貴 ■ た め 池
重 な 場 と な っ て お り 、 保 全 や 憩 い の 場 と し て の 活 用 の 推 進 に 努 め ま す 。
緑 の 環 境 資 源 と し て 、 生 産 緑 地 な ど の 保 全 を 図 る と と も に 、 そ の 多 面 的
■ 農地
機 能 を 十 分 に 発 揮 で き る よ う 図 り ま す 。
な ど は 、 河 川 敷 や 法 面 な ど を 活 用 し な が ら 、 今 後 も よ り 一 層 緑 化 の 推 進
■ 河川
に 努 め ま す 。
( 2) 緑をつくる計画
自 然 環 境 や 歴 史 ・ 文 化 遺 産 な ど の 地 域 の 特 性 を 活 か し た 公 園 と し て の 整 備 や ■
防 災 機 能 を 考 慮 し た都 市 公 園 な ど の 整 備を 行 い 、 不 足 し て い る 緑 の 量 を 確 保
す る と と も に 、 防 災 空 間 や 日 常 的 な レ ク リ エ ー シ ョ ン の 場 を 創 出 し ま す 。
や は 日 常 生 活 圏 に お け る 利 用 を 対 象 に 、 そ れ ぞ れ の 誘 致 圏
■ 街 区 公 園 近 隣 公 園
(250m及 び500m) の 空 白 市 街 地 が 発 生 し な い よ う に 努 め ま す 。
は 、 レ ク リ エ ー シ ョ ン 機 能 と 避 難 中 継 基 地 と な る よ う 整 備 に 努 め ま ■ 地 区 公 園
す。
社 会 情 勢 、 地 域 住 民 の 年 齢 構 成 や 周 辺 の 土 地 利 用 、 防 災 機 能 の 重 要 性 な ど 、 ■
公 公 園 を 取 り 巻 く 諸 条 件 の 変 化 に 伴 い 、 地 域 住 民 が 楽 し め る 公 園 と し て の 、
の リ フ レ ッ シ ュ を 行 い 、 を 図 り ま す 。
.緑地の保全及び緑化推進のための施策
Ⅴ
( 3) 水と緑のネットワーク計画
寝 屋 川 市 駅 を 中 心 に 、 淀 川 、 寝 屋 川 、 友 呂 岐 水 路 、 国 道 1 号 、 都 ) 大 阪 枚 方 ■
京 都 線 ( 第 二 京 阪 道 路 ) な ど に よ り水 と 緑 の 都 市 軸 の 整 備に 努 め ま す 。
水 と 緑 の 都 市 軸 を 中 心 に 、 市 内 の 文 化 的 施 設 及 び 商 店 街 を 結 ぶ 歴 史 街 道 ・ 水 ■
路 ・ 生 活 道 路 な ど を 環 状 型 ・ 格 子 状 の水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー クと し て 整 備 に 努
め ま す 。 こ の 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク に は 、 協 働 に よ る 緑 化 に よ り 「 風 の 道 」
「 水 の 道 」 の 演 出 を 図 り ま す 。
( 4) 緑化を進める計画
コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 心 的 な 位 置 に あ る は 、 人 々 に 親 し ま れ 、 ま た 、 子
■ 学校など
ど も た ち の 健 全 な 心 身 を 育 む 場 で あ り 、 市 民 に 心 の ゆ と り を 与 え る た め の 緑
化 に 努 め ま す 。 学 校 緑 化 は 、 敷 地 規 模 を 活 か し た 緑 量 の 増 加 と 環 境 教 育 の 一
環 と し て の 多 様 な 緑 の 配 置 や 生 態 系 を 織 り 込 ん だ ビ オ ト ー プ の 創 出 な ど を 図
り ま す 。
は 、 市 民 の 潤 い の 場 、 ふ れ あ い の 場 と し て 市 民 に 親 し ま れ る よ う
■ 市役所など
に 、 敷 地 を 有 効 に 活 か し 、 道 路 境 界 付 近 や 駐 車 場 な ど の 緑 化 や 、 屋 上 ・ 壁 面
緑 化 、 シ ン ボ ル 樹 緑 化 な ど の 推 進 に 努 め ま す 。
コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア な ど 人 々 が 集 ま る 場 所 な ど の 土 地 所 有 者 、 管 理 者 と 、 ■
ま ち か ど の 緑 化 市 に お い て 協 定 を 結 ぶ こ と に よ り 、 シ ン ボ ル 樹 の 植 栽 な ど 、
の 推 進 に 努 め ま す 。
幹 線 道 路 の 市 域 境 界 や 駅 な ど を 市 の 玄 関 口 と し て の 植 栽 を 含 め た
■ シ ン ボ ル 樹
緑 化 を 図 り ま す 。
潤 い の あ る 緑 豊 か な ま ち な み や 災 害 に 強 い ま ち な み が 広 が っ て い く よ う に 、 ■
民 有 地 協 働 に よ り 、 駐 車 場 緑 化 や 生 垣 緑 化 、 商 店 街 の 緑 化 、 工 場 緑 化 な ど の
.緑地の保全及び緑化推進のための施策
Ⅴ
( 5) 緑を普及する計画
身 近 な 緑 に 関 心 や 愛 着 を 持 ち 、 緑 の 育 成 に 参 加 す る こ と の で き る 取 り 組 み と ■
し て ボ ラ ン テ ィ ア 組 織 な ど の 発 足 ・ 育 成 ・ 助 成 ・ 活 用 、 ま た 、 緑 の リ サ イ ク
緑 の ル 事 業 や エ コ ・ フ ェ ス タ 、 自 然 観 察 会 な ど の 環 境 教 育 の 実 施 な ど に よ る
活 動 を 推 進 し て い き ま す 。 普及
市 民 や 事 業 者 の 緑 化 意 識 の 向 上 と あ わ せ て 、 緑 の ま ち づ く り へ の 活 動 に 参 加 ■
で き る 市 民 主 体 の 組 織 づ く り や 、 市 民 参 加 に よ る 計 画 づ く り 、 花 と 緑 の 推 進
委 員 会 の 設 置 な ど 、緑 化 推 進 の た め の 組 織 づ く りの 推 進 に 努 め ま す 。
市 民 が 緑 に 親 し み 活 用 で き る よ う に 、 生 垣 や 花 壇 づ く り 、 市 内 の 緑 を 紹 介 す ■
る パ ン フ レ ッ ト な ど の 発 行 ・ 配 布 ・ 販 売 な ど や 、 市 民 が 気 楽 に 参 加 で き る 市
民 緑 化 教 室 な ど に よ る緑 の 啓 発 活 動を 推 進 し ま す 。
地 区 の 中 心 と な っ て 緑 の ま ち づ く り を 進 め て い く の 育 成 や 技 術
■ 緑 化 リ ー ダ ー
的 な ア ド バ イ ザ ー と し て 活 躍 す る グ リ ー ン コ ー デ ィ ネ ー タ ー の 育 成 、 緑 化 活
.モデル地区における緑化計画
Ⅵ
. モ デ ル 地 区 に お け る 緑 化 計 画
Ⅵ
緑 化 重 点 地 区 は 、 緑 の 基 本 計 画 で 目 指 す 緑 化 を 具 体 化 し 、 地 区 自 身 が 緑 の 拠 点 と
な る と と も に 、 他 の 地 区 で の 緑 化 意 識 の 高 ま り な ど の 波 及 を め ざ し ま す 。
緑 化 重 点 地 区 は 、 市 の 中 心 と な る 地 区 や 駅 と そ の 周 辺 、 緑 が 少 な く 緑 化 の 推 進 に
よ る 効 果 が 望 め る 地 区 、 再 開 発 ( 再 整 備 ) の 動 き の あ る 地 区 な ど 、 緑 化 推 進 の モ デ
ル に ふ さ わ し い 地 区 と し て 6 箇 所 を 選 定 し ま し た 。 そ の 内 2 箇 所 に つ い て 緑 化 モ デ
ル 優 先 地 区 と し て 選 出 し ま し た 。 今 後 、 以 下 の 2 地 区 以 外 の 地 区 に つ い て も 順 次 、
緑 化 モ デ ル 優 先 地 区 と し て 設 定 し 、 緑 化 事 業 の 展 開 を 図 り ま す 。
( 1) 寝屋川市駅周辺地区
市 の 顔 に ふ さ わ し い 地 区 と し て に て 、 河 川 、 都 市 公 園 、
■ 寝 屋 川 市 駅 周 辺 地 区
道 路 、 公 共 公 益 施 設 、 密 集 住 宅 地 な ど に お け る 水 と 緑 の 都 市 軸 の 整 備 と 緑 化
を推進します。
寝 屋 川 、 友 呂 岐 緑 地 、 友 呂 岐 水 路 な ど を 活 用 し 、 ま ち に 潤 い と ゆ と り を 与 え ■
る 都 市 軸 と し て 、 ビ オ ト ー プ ネ ッ ト ワ ー ク 、 災 害 時 の 避 難 路 、 親 水 空 間 と し
て の 整 備 な ど に よ る水 と 緑 の 都 市 軸の 整 備 に 努 め ま す 。
駅 前 広 場 周 辺 を と し て 、 花 と 花 木 に よ る 緑 化 と 、 建 築 物 な ど
■ シ ビ ッ ク ゾ ー ン
の 壁 面 ・ 屋 上 緑 化 、 シ ン ボ ル 樹 緑 化 な ど を 推 進 し ま す 。
市 役 所 な ど の は 、 緑 化 モ デ ル と し て 屋 上 ・ 壁 面 緑 化 、 シ ン ボ ル
■ 公 共 公 益 施 設
樹 緑 化 、 生 垣 緑 化 、 駐 車 場 緑 化 な ど を 推 進 し ま す 。
は 、 身 近 な 防 災 機 能 も 備 え た 駐 車 場 緑 化 や シ ン ボ ル 樹 緑 化 、 生 垣
■ 密集住宅地
緑 化 な ど 協 働 に よ る 緑 化 に 努 め ま す 。
寝 屋 川 市 駅 の 玄 関 口 で あ る に あ わ せ た 街 路 緑 化 に 努
■ 都 ) 寝 屋 川 駅 前 線 の 整 備
め 、 そ の 他 の 幹 線 道 路 は 、 景 観 に 配 慮 し た 街 路 緑 化 を 要 望 し ま す 。
市 ) 太 秦 黒 原 線 ( ) に お い て 沿 道 家 屋 の 協 力 を 受 け 、 壁 面 緑 化 や プ
■ 交 野 街 道
ラ ン タ ー 、 シ ン ボ ル 樹 な ど に よ る 緑 化 に 努 め ま す 。 ま た 、 空 地 、 空 屋 、 空 店
舗 な ど を 活 用 し た ポ ケ ッ ト パ ー ク な ど の 計 画 を 進 め ま す 。
水 と 緑 の ネ ッ ト ■ 府 ) 枚 方 交 野 寝 屋 川 線 及 び 市 ) 八 坂 1 号 線 や 河 川 ・ 水 路 敷 を
と し て 近 接 す る 家 屋 な ど の 協 力 を 受 け 、 プ ラ ン タ ー 緑 化 な ど に 努 め ま ワ ー ク
す。
初 本 町 公 園 な ど の を 推 進 し ま す 。
.モデル地区における緑化計画
Ⅵ
( 2) 田井西公園周辺地区
は 最 も 人 口 密 度 の 高 い 地 区 で あ り 、 密 集 住 宅 と 都 市 公 園 ■ 田 井 西 公 園 周 辺 地 区
や 河 川 ・ 水 路 、 教 育 施 設 な ど と 連 携 し た 緑 化 と 、 大 規 模 店 舗 や 再 整 備 に あ わ
せ た 緑 化 の モ デ ル と し て の 緑 化 を 推 進 し ま す 。
寝 屋 川 導 水 路 を 活 用 し た と し て 、 そ の 周 辺 道 路 の プ ラ ン タ ー
■ 水 と 緑 の 都 市 軸
な ど に よ る 緑 化 に 努 め ま す 。
は 、 今 後 あ ら た な 整 備 に あ わ せ た 生 垣 緑 化 や シ ン ボ ル 樹 緑 化 な ■ 大 規 模 空 閑 地
どに努めます。
は 、 身 近 な 防 災 機 能 も 備 え た 駐 車 場 緑 化 や シ ン ボ ル 樹 緑 化 な ど 協
■ 密集住宅地
働 に よ る 緑 化 に 努 め ま す 。
地 域 の 中 心 的 な な ど は 、 緑 化 モ デ ル と し て 屋 上 ・ 壁 面 緑 化 、 シ
■ 公 共 公 益 施 設
ン ボ ル 樹 緑 化 、 生 垣 緑 化 、 駐 車 場 緑 化 な ど を 推 進 し ま す 。
南 北 に 通 る 市 ) 八 坂 松 屋 線 や 水 路 を 、 と し て 、 近 接 す
■ 水 と 緑 の ネ ッ ト ワ ー ク
る 家 屋 な ど の 協 力 を 受 け 、 プ ラ ン タ ー 緑 化 な ど に 努 め ま す 。
の 整 備 を 推 進 し ま す 。
■ 田井西公園
は 街 路 緑 化 を 要 望 し ま す 。 ■ 幹 線 道 路
地域の大木の保全や シンボル樹の植栽
庭木の植栽促進
窓辺緑化によるまちなみの演出
まちかどの プランター緑化