順天堂大学公衆衛生学講座・遠藤班
2020 年版
就労意見書作成支援ソフト
使用ガイド 簡易版
目次
1 就労意見書作成支援ソフト(2020 年度版)について ... 2
2 本ソフトウェアの動作環境 ... 4
3 本ソフトウェアの使用にあたって ... 4
4 本ソフトウェアの使い方 ... 5
5 本ソフトウェアの起動方法 ... 6
6 本ソフトウェアの画面について ... 9
7 就労意見書について ... 10
8 本ソフトウェアのサポートについて ... 11
1 就労意見書作成支援ソフト(2020 年度版)について 就労意見書作成支援ソフト(以下「本ソフトウェア」)は、順天堂大学公衆衛生学講座遠藤源樹准教授によ って開発されました。 本ソフトウェアは、がん患者の「症状」と「職場の作業」を入力により、厚生労働省「事業場における治 療と仕事の両立支援のためのガイドライン」の p.15「主治医の意見書様式」(以下「就労意見書」)に、ク リックによる選択式で、より簡単に就業上の意見がアウトプットされるソフトウェア です(特願:2018-156586)。 ★随時、就労意見書作成支援ソフトをブラッシュアップ・更新予定です。
就労意見書作成の手順(約 1 分程で、診断書・就労意見書案が作成されます) ① 患者さんの現在の「症状」をチェックする。 ② 「職場の作業(仕事内容)」に関する情報を参考にして、就労予定の職場の作業 23 項目のどれに該 当するかをチェックする。 ③ ソフトウエアの指示に従いながらクリックすると、就業上の意見が掲載された『就労意見書(案)』 が自動的に word ファイルにアウトプットされる。 ④ アウトプットされた『就労意見書(案)』を、相談員と患者さんで相談しながら、『就労意見書(案)』 を完成させる。 ⑤ 『就労意見書(案)』を、主治医が確認・修正・追記等行い、承諾の場合は、主治医と患者の署名等 を行い、職場に提出する。 本ソフトウェアにより、治療と就労の両立支援に関する診療報酬加算等にも活用することができます。
2 本ソフトウェアの動作環境
本ソフトウェアの動作には以下の環境が必要です。
項目 必要環境
オペレーティング・システム(OS) Microsoft® Windows® 8.1 以降 (32bit/64bit ともに対応)
メモリ空き容量 空き 1Gbyte 以上推奨
光学ドライブ CD-ROM が読み込める光学ドライブ
ワープロソフト Microsoft® Word® 2007 以降、または、拡張子 docx のファイルを適切に編集できるワープロソフト
PDF ソフト PDF ファイルを読み込める PDF ソフト 3 本ソフトウェアの使用にあたって 本書の内容の一部または全部を無断で転載・転用することを固く禁止します。 本書の内容について、将来予告なしに変更することがあります。 本書の内容については万全を期して作成しましたが、運用した結果の影響につきましては、前項に かかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。 媒体および手段に関わらず、いかなる場合においても本ソフトウェアの複製物を再配布することは 原則として禁止します。再配布の際は、後述の本ソフトウェアサポート窓口までお問い合わせくだ さい。 本ソフトウェアは著作権を有します。その目的の如何を問わず、逆アセンブル、逆コンパイルなどの リバース・エンジニアリングを禁止します。本ソフトの盗用等を固く禁止致します。 本ソフトウェアおよびその付属物に関して改変、翻案、加工および類似品の開発使用、その他の変更 を加えることを固く禁止します。
4 本ソフトウェアの使い方 本ソフトウェアは、誰でも簡単に作成できる「就労意見書案作成支援ソフト」です。 画面に従い、症状に関する項目と、職場環境に関する項目をご回答ください。 本ソフトウェアで作成された就労意見書案には、必ず就労意見書に内容の確認を行ってください。 就労意見書案は Microsoft® Word® 2007 以降等のワープロソフトを用いて閲覧・編集をすることが 可能です。 本ソフトウェアでは、相談者の個人情報を入力させない他、途中までの入力を保存しておりませんので、 個人情報取扱いにおいて特に問題が発生することはありません。
5 本ソフトウェアの起動方法
本ソフトウェアは、CD-ROM を入れるだけで起動しますが、Windows8.1 と Windows10 で少し画面
が違いますが、以下では Windows10 を例にとって説明します。 ① PC を起動後、CD-ROM ディスクを CD ドライブに入れると、通知がポップアップします。ポップア ップが表示されるまでに少し時間がかかる場合があります。 画面右下のタスク通知領域にポップアップが表示されます。このポップアップをクリックします。 ② 画面右上に、ポップアップが表示されます。「就労意見書作成支援ソフト.cmd の実行」をダブルク リックしてください。 ③ ロゴが表示され起動します。この画面が消えるまでしばらく時間がかかることがあります。
特に初めての起動には時間を要しますが、CD-ROM へのアクセスが発生しておらず(ドライブが回 転音がしない)5 分以上反応がない場合は、後述のサポート窓口までご連絡ください。 ④ 起動準備が完了すると、以下の画面が開き、ソフトウェアの起動が完了します。 ※1. CD-ROM を入れても、右下にポップアップが表示されない、または、ポップアップが消えてしま った場合は、キーボードの「」キーを押しながら「e」キーを押します。 表示された画面で、左側のツリーの「PC」を選択すると以下の画面になります。 表示された画面の中で、「R1 就労意見書作成支援ソフト」と書かれたアイコンを探し、ダブルクリ ックします。以降はロゴが表示された後、ソフトウェアが起動します。
※2. さらに、アイコンをダブルクリックしても、ソフトウェアが立ち上がらず以下の画面が開く場合は、
表示されている画面の中で「就労意見書作成支援ソフト.cmd」と書かれたものを探し、ダブルクリ
ックします。以降はロゴが表示された後、ソフトウェアが起動します。
※3. 2 回目以降の起動については、CD-ROM を入れなおして起動しても問題ありませんが、※1.または
6 本ソフトウェアの画面について 6.1 TOP 画面 ソフトウェアを起動すると、本画面が表示されます。 ① 「始める」ボタン 一問一答形式で回答していただく、就労意見書作成支援を開始します。 ② 「マニュアル」ボタン 本書を表示します。 ③ 「終了」ボタン ソフトウェアを終了します。右上の「×」ボタンでも終了することが出来ます。 ② ③ ①
7 就労意見書について 出力される就労意見書は、厚生労働省「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」 にて示される、「職場復帰の可否等について主治医の意見を求める際の様式例」にアウトプットされ、両立 支援のガイドラインを本ソフトで活用することができます。 本様式の「復職に関する意見」および「業務の内容について職場で配慮したほうがよいこと(望ましい就 業上の措置)欄に本ソフトウェアが判定した留意事項等が出力されます。 本ソフトウェアで、就労意見書案が作成されましたら、主治医の先生が、就労意見書の内容を必ず確認 してください(就業上の意見等に訂正が必要な場合は校正・追記・削除等の訂正を行ってください。)。 その上で、「復職可」「条件付き可」「現時点で不可」のいずれかにチェックをしてください。
8 本ソフトウェアのサポートについて 本ソフトウェアは、順天堂大学医学部公衆衛生学講座准教授 遠藤源樹によって開発されました。 **************************************************************************** 本ソフトウェアに関するご質問は、 順天堂大学公衆衛生学講座・遠藤班 事務局:木幡、遠藤 endouhan@gmail.com 〒113-0033 東京都文京区本郷 2-1-1 順天堂大学公衆衛生学講座 TEL:03-5802-1048(内線 3535) FAX:03-8314-0305 までお願いいたします。 **************************************************************************** ※本ソフトウェアは、特許申請しております。 ソフトウェア及び掲載されるすべての情報について複製、転用、転載などは固くお断りします。