• 検索結果がありません。

(2012 年 8 月 29 日発行 Rev0) 2011 年 6 月 ~2012 年 5 月までの 1 年間の活動報告 ( 抜粋 ) 雪プロ 発足 1 年間の活動内容をまとめました この 1 年間 本当に皆様方のご協力もありここまで出来たと思っています そして次の 1 年間を新たな気持ちで進んで行

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "(2012 年 8 月 29 日発行 Rev0) 2011 年 6 月 ~2012 年 5 月までの 1 年間の活動報告 ( 抜粋 ) 雪プロ 発足 1 年間の活動内容をまとめました この 1 年間 本当に皆様方のご協力もありここまで出来たと思っています そして次の 1 年間を新たな気持ちで進んで行"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2011 年 6 月~2012 年 5 月までの 1 年間の活動報告(抜粋)

「雪プロ」発足 1 年間の活動内容をまとめました。この 1 年間、本当に皆様方のご協力もありここまで出来た と思っています。そして次の 1 年間を新たな気持ちで進んで行こうと思います。本だよりではその概略を紹介し ます。報告書の全文(147 頁)のものは閲覧用として「雪プロ」にありますので、お問合せください。 2011 年 3 月 11 日(金)14 時 46 分に東日本大震災が発生しました。3 月 16 日には元寺小路教会内に「仙 台教区サポートセンター(SDSC)」が開設され、カリタスジャパンと仙台司教区とで本格的な活動が開始されま した。また 4 月の復活祭後に東京教区では「カトリック東京ボランティアセンター(CTVC)」が立ち上がり、 JLMM が事務局を担当することになりました。 やがて当教会の若者たちが、被災地にボランティアに行くようになりました。そして教会委員会の助けもあり、 雪ノ下教会の「震災復興支援プロジェクト」(通称「雪プロ」)を立ち上げることが出来ました。昨年 6 月 5 日(日) のことでした。それ以来、教会の皆様方にはバザーでの売上げの寄付、一般の方からの寄付などがあり、活動を 続けることが出来ました。被災地の様子も 1 年経つとその内容もどんどん変わって来ていますが、まだまだこれ から先の支援が必要になると思います。これからも「雪プロ」を宜しくお願いします。 「震災復興支援プロジェクト」責任者 中山 正士 副責任者 中島 学

東日本大震災へのボランティア拠点

(2012 年 8 月 29 日発行 Rev0) 三陸海岸 カトリック宮古教会 長崎教会管区 カリタスジャパン大槌ベースキャンプ カリタスジャパン釜石ベース カトリック釜石教会 大阪大司教区 カリタスジャパン大船渡 ベースキャンプ 気仙沼市 大船渡市 釜石市 宮古市 大槌町

(2)

女川原子力発電所 カトリック米川教会 カリタスジャパン米川ベースキャンプ (米川教会から徒歩 5 分) カトリック石巻教会 カトリック塩釜教会 カリタスジャパン 塩釜ベースキャンプ カリタスジャパン石巻ベースキャンプ (石巻教会から徒歩 10 分) カトリック松木町教会 宮代仮設住宅 カトリック亘理教会 カリタスジャパン 原町ベースキャンプ (原町教会から徒歩 15 分) 福島市 カトリック原町教会 塩釜市 石巻市 登米市米川

(3)

ボランティア活動リスト

「震災復興支援プロジェクト」発足以来、ボランティアに行かれた方のリストですが、このプロジェクト発足 以前にも被災地に行かれた方もおりますし、「雪プロ」に関係なく独自に被災地のボランティアに行かれた方も おります。従ってボランティアの人数としては、おおよそ延べ 160 名を超えていると思います。 2011 年 1 6 月 17 日(金)~19 日(土) 釜石ベース(釜石教会・カリタスジャパン基地) 2 名 2 6 月 22 日(水)~25 日(土) 釜石ベース 1 名 3 7 月 13 日(水)~15 日(金) 釜石ベース 3 名 4 7 月 15 日(金)~18 日(月) 釜石ベース 13 名 5 7 月 24 日(日)~28 日(水) 釜石ベース 2 名 6 7 月 30 日(土)~8 月 4 日(木) 宮古ベース 5 名 7 8 月 7 日(日)~10 日(水) 気仙沼ケーウエーブ避難所 1 名 8 8 月 21 日(日)~24 日(水) 気仙沼ケーウエーブ避難所 1 名 9 8 月 9 日(火)~12 日(金) 釜石ベース 1 名 10 9 月 1 日(木)~5 日(月) 塩竈ベース(塩釜教会・カリタスジャパン基地) 3 名 11 9 月 17 日(金)~19 日(月) 釜石ベース 10 名 12 10 月 8 日(土)~10 日(月) 米川ベース(米川教会/カリタスジャパン基地) 10 名 13 10 月 11 日(火)~13 日(木) 釜石ベース 3 名 14 10 月 11 日(火)~14 日(金) 米川ベース 3 名 15 10 月 31 日(月)~11 月 3 日 米川ベース 2 名 16 11 月 1 日(火)~4 日(金) 石巻ベース(石巻教会/カリタスジャパン基地) 2 名 17 11 月 8 日(火)~11 日(金) 釜石ベース 1 名 18 11 月 12 日(土)~13 日(日) 福島白河へ「ボラパック」 3 名 19 11 月 19 日(土)~20 日(日) 釜石ベース 3 名 20 11 月 21 日(月)~23 日(水) 米川ベース 2 名 カトリック白河教会 船引三春町福祉施設 二本松市 大玉村老人福祉施設 グループホーム・シニアガーデン いわき市

(4)

21 12 月 23 日(金)~27 日(火) 米川ベース 1 名 22 11 月 24 日(木)~27 日(日) 相馬ボラパック 2 名 23 11 月 26 日(月)~28 日(水) 釜石ベース 1 名 24 12 月 26 日(月)~29 日(木) 大船渡ベース 2 名 25 12 月 29 日(木)~31 日(土) 釜石ベース 3 名 26 12 月 29 日(木)~31 日(土) 釜石ベース 1 名 2012 年 26 1 月 5 日(木)~6 日(金) 福島宮代仮設住宅「おせち料理ボラパック」 23 名 27 1 月 17 日(火)~20 日(金) 釜石ベース 1 名 28 2 月 17 日(土)~3 月 2 日(木) 米川ベース 1 名 29 2 月 18 日(日)~19 日(月) 釜石ベース 1 名 2 月 23 日(木)~24 日(金) 福島宮代仮設住宅 2 名 30 3 月 2 日(金)~3 日(土) 福島宮代「茶の湯とひな祭り昼食会ボラパック」 15 名 31 3 月 12 日(月)~17 日(土) 米川ベース 1 名 32 3 月 15 日(木)~18 日(日) 石巻ベース 2 名 33 3 月 25 日(日)~28 日(水) 米川ベース 5 名 34 3 月 25 日(日)~28 日(水) 大船渡ベース 2 名 35 4 月 19 日(木)~21 日(土) 福島宮代仮設住宅・原町「ボラパック」 2 名 36 5 月 2 日(水)~5 日(土) 大槌ベース 13 名 37 5 月 3 日(木)~5 日(土) 釜石ベース 1 38 5 月 17 日(日)~19 日(火) 南相馬市鹿島地区仮設住宅、福島市宮代仮設住宅 2 述べ 151 名

収支報告

2011 年 6 月~2012 年 5 月まで 「雪プロ」収支 ★ 収入 分 類 収 入 個人の方からのご寄付 1,743,259 グループ・団体からのご寄付 1,264,389 教会バザーからの支援金 1,075,769 福祉委員会ミニバザー収益 739,490 利息 175 合 計 4,823,082 ミニバザー収 益 15% 個人の方から のご寄付 37% グループ・団体 からのご寄付 26% 教会バザーから の支援金 22% 利息 0% 内容 ・グループ・団体からのご寄付 チャリティー、学校などから ・教会バザーからの支援金 秋の教会バザー売上げからの寄付 ・福祉委員会ミニバザー収益 毎月の「雪プロ」支援のためにミニバザ ーからの寄付

(5)

★ 支出 分 類 支 出 交通費 1,074,386 支援物資購入・支援 1,089,623 ベース等ボランティア・販売協力等 577,623 運営費 118,537 その他 55,237 物資送料(ダンボール購入費含) 40,415 銀行手数料 7,452 合 計 2,963,574 ☆ 収入-支出=4,823,082-2,963,574=1,859,508 円 … ① マルシェの収支 南会津の野菜販売については、利益はすべて南会津に還元していますので、「雪プロ」の会計外としています。 「雪プロ」独自に仕入れて販売している分のみ下記に報告します。 収 入 支 出 残高(利益) ② 雪プロ残高 ① マルシェ残高 (利益)② 現金残高 (繰越金) 913,117 円 788,769 円 124,348 1,859,508 円 124,348 円 1,983,856 円 2011/6~2012/5 までの ボランティアの数 銀行手数料 0% 物資送料(ダンボー ル購入費含) 1% その他 2% 運営費 4% ベース等ボランティア・ 販売協力等 20% 支援物資購入・ 支援 37% 交通費 36% 内容 ・交通費 被災地へのボランティア交通費(JR、 バス、車)の補助(最大 2 万円迄)、ガ ソリン代、高速代、ホテル代の補助など が入ります。 ・支援物質購入・支援 被災地への物資購入費など ・ベース等ボランティア・販売協力等 CTVC ボラパック材料費、経費 ・運営費 「雪プロ」手持ち運転資金 ・その他 マルシェで使用するのぼり製作費、サン マ焼きドラム缶バーベキューセット製 作費、マルシェ用テント購入費など ・物資送料 被災地支援物資の送料、ダンボール購入 費など ・銀行手数料 ボランティア、購入品、レンタカー、マ イクロバスなどへの銀行振込み代 0 5 10 15 20 25 30 2011 年6月 7月 8月 9月 10 月 11月 12月 2012 年1月 2月 3月 4月 5月 20 11/6 ~ 2012 /5ま で の 月 毎 の 収 支 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 収入 支出 (円)

(6)

被災地支援

被災地の現状については、ボランティアに行かれた方を通して、「雪プロ」に入ります。中には、3、4 日後に どうしても欲しいとのことで、毎週のミサで配布する「今週のお知らせ」に掲載する時間もなく、口コミで集め て送ったときもありました。集まったものを整理・選別して送る手間なども大変な時もありました。また衣類な どを購入して送ったときもありました。品物も出来るだけ新品に近いものを送るようにしましたが、それも震災 から日が経つにつれ、また行政の支援などが行き届くに従い、だんだん送る機会も減って行きました。 ただ、福島県など特に原発からの避難者については、借り上げ住宅に住んでいる人も含めて、まだまだ物がな くて、困っているケースもたくさんあるようです。 1. 支援物資の依頼による募集と送付 ★岩手県 宮古教会から「分かち合いバザー物資」依頼 2011 年 7 月 16 日(土)4 時ミサ前後から、17 日(日)の 8 時・10 時 半ミサ前後に宮古教会からの要望で、喪服と喪服まわりの品物を集めました。 その結果、婦人服、紳士服、靴、小物などが集まりました。印象的だったの は、葬儀用の礼服の注文でした。7 月 18 日(月)に送りました。(右写真) ★釜石教会からの依頼物資 2011 年 7 月 27 日前後に、「釜石復興祈願祭」で使用するグラス(コップ)1,000 個とローソクの依頼あり、2~3 日の短時間で急遽募集しました。短時間にも関わら ず、グラスが 750 個余りと教会のも含めて多数のロウソクが集まり、7 月 31 日(日) に送付しました。(右写真) ★石巻教会からの依頼物資 ・市内の幼稚園、保育園の夏祭り用のための依頼があり、下記を集めて 8 月 7 日(日) に送りました。子供用浴衣(男女)、中高生用浴衣、成人用浴衣×27、帯(男女)、下駄とぞうり、手提げか ご、傘など。 ★宮古教会からの依頼物資 ・被災地仮設住宅に住む人のために、お米券、乾麺、シーツ、タオルケット、お菓子 などを集め 9 月 11 日(日)に発送しました。(右写真) ★仙台サポートセンターから扇風機 5 台の依頼 各ボランティアベースで使いたいとのことでした。全国的に扇風機が不足するなか集 めました。 ★宮古教会からの依頼物資(10 月 21 日) お米券(50kg)、冬物衣料(いずれも新品に近いもの)。ダンボール 5 箱分を 6 日夕方に発送。 ★福島・宮代仮設住宅向けに現地からの要望があり、急遽冬物衣料をたくさん購入して発送。 スウェットシャツ、ライトフリースハーフジップ T、ウォームイージーパンツ、スウェットフルジップパー カー(ボア)など全部で 141 着分。ユニクロで調達。12 月 19 日にメーカーから直送。 ★釜石ベースからの依頼 ホカロンと空気清浄機 2 台と掃除機 1 台を購入して送付。写真洗浄作業用に。 ★大船渡ベースからの依頼 ホカロンの依頼があり、4 月 5 日に 6,980 円分購入して持参。 ★福島・宮代仮設住宅からの依頼 ゲーム、カルタ、すごろくなど。お正月の訪問時に持参。 ★福島・南相馬原町ベースからの依頼 新たにベースを開設したことによる、デジタル TV と洗濯機を寄付。 ★釜石ベースからの依頼 5 月に将棋盤を送りました。 2. 定期的な支援 2012 年 6 月から福島の原発避難地区富岡町から、二本松市に近い大王村の仮設施設に避難して来たグルー プホーム・シニアガーデンに、毎日必要とするお菓子類を定期的に送ることになった。お菓子の購入などは福 祉委員会で担当します。 3. その他の支援 ・カレンダー

(7)

壊滅的な被害にあった、仙台教区大船渡教会所属の熊谷雅也さんが社長をして いる、イーピックス出版の横浜教区の教会をテーマにした、カレンダー購入の支 援をしました。 ・散華 昨年の東日本大震災からちょうど 1 年目の 3 月 11 日(日)午後、建長寺法 堂で三教(鎌倉八幡宮、鎌倉市キリスト教諸教会、鎌倉市仏教会)合同の追悼・ 復興祈願祭があり、当教会から神父、信徒(中・高生会も)が多数参加した。 被災地への祈りをこめて、“散華”を作り、その販売利益を被災地支援としま した。(2枚組み @500 円) ・子供向け絵本「やっぺ はぁ 希望の光」販売(2012 年 1 月) 福島市内で、放射線量が高い渡利地区にある保育園が子ども達を守るために、除染行動を開始し、その行 動の記録と再生への願いをこめた絵本を販売しました。利益は除染活動の費用のために寄付されます。 ・福島県・桜の聖母学院中学・高等学校 『3.11 奨学資金』ヘの協力 福島第ー原子力発電所から 10~20km 地域の福島県双葉郡富岡町から中学生 2 名、南相馬市から高校生 1 名、双葉郡浪江町請戸から津波のため着の身着のままでの避難を強いられた高校生 3 名を受け入れ、今後 も 20 名くらいの受け入れを計画していることから、『3.11 奨学資金』への支援に協力しました。

マルシェ

福島県の南会津地方の農家の関係者から、福島原発の事故による放射能汚染の風評被害から、野菜が売れなく なったので、何か売る方法・機会・場所がないかとの相談が、日本カトリック信徒宣教者会(JLMM)を通して 雪ノ下教会の福音宣教部に入りました。そこで震災直後の 5 月ころから“マルシェ”と名づけて売り始めたのが そのきっかけでした。その後、三陸地方の物産も売りたいとの案が、「雪プロ」内で出て、宮古から始まり、石巻 までの海産物、物産を扱うようになっていきました。月 1 回の、それも午前中だけの短い時間ですが、それなり の効果を得ることができました。 これは毎月一回のペースで今も続いています。

教会内や他の団体からの支援と協力

「雪プロ」の活動にあたっては、教会内外からいろいろのご協力、ご支援を受けています。「雪プロ」にとって は大変こころ強く思っていますし、またありがたく思います。これから先も長い活動になると思いますので、宜 しくお願いします。 ★福祉委員会 ほぼ毎月、マルシェと合わせて 「ミニバザー」を開催しました。 ★個人の方からの寄付 これは本当に感謝しています。 ★チャリティーなど 「聖母マリア様に捧げる演奏会」、清泉小学校バザーからの寄付、「3 月 11 日前夜の想いと祈り」で村田良策 記念アトリエ M からの寄付など。 福祉委員会のミニバザーから 前庭風景 観光客も寄られます 散華

(8)

★Angel Peace 被災地の子供たちの心のケアーをする NPO 団体(特定非営利活動法人)の活動のために、被災地の子供が描 いた絵をシャツにデザインして販売したものです。

教会の被災地支援の「いま」と「これから」…抜粋

「雪プロ」メンバー/CTVC 事務局 漆原比呂志 震災発生から 1 年 4 か月が経とうとしています。この間、日本のカトリック教会が被災者に向けた支援に力を 注ぐ中、雪ノ下教会も被災地へのボランティア派遣をはじめ様々なアプローチで支援活動を展開してきました。 これまでの歩みを振り返り、そこにどのような成果があったのかという「いま」の状況と、今後どのような働き が必要となるかという「これから」について、雪プロの皆さんと一緒に考えていけたらと思います。 ★「いま」 日本のカトリック教会の取り組みから ・震災直後の昨年 3 月から、被災地や周辺のカトリック教会が支援活動の拠点(ベース)となり、全国のボラ ンティアの受け入れと活動の調整を行った。2012 年 6 月中旬には「仙台教区サポートセンター」のボラン ティア登録者数が 5,000 人を超え、被災地域の社会福祉協議会や NPO との連携を構築しながら被災地の復 興に貢献してきたことは、教会にとっても画期的な行動だった。 ・さらに日本の全教会的支援を呼びかけ、長崎・大阪・東京の各教会管区が支援地域を分担する「オールジャ パン」体制によって活動拠点が拡大し、支援における具体的な協力や連携が進められた。 ・それらの動きと多角的に連動し、小教区や修道会、教会グループ単位での支援体制も作られた。 雪プロの取り組みから ・ボランティア派遣や物資支援など、被災地のニーズに早急かつ継続的に対応することができた。 ・雪ノ下教会メンバーのチームワークが活かされた。 ・それぞれの世代で役割を担った。連休の度に中高生や(自称)青年たちががれき撤去・掃除や写真洗浄、漁 師さんたちへの応援に赴き、中高生リーダーたちは避難所や仮設住宅でのイベントや子どもたちとのふれあ いの中で普段の力を発揮できた。 ・被災地における活動を通して現地や日本全国から集まるボランティアとの人的交流が生まれた。 ・マルシェやミニバザー、支援物資を送る作業を通して、被災地に行けなくても支援活動に参加ができた。 ・経済的なサポートがあることでボランティアの継続的な活動や、参加者の輪を広げることができた。 ・世代を超えた交流が生まれ、報告会や「雪プロだより」、ホールでの写真掲示を通して活動の体験を教会内 で分かち合うことによって、雪ノ下教会自体が活性化した。 ボランティア数の減少、支援の縮小という現実 被災直後から比較するとボランティア数は激減していて、特に長期ボランティアの不足が課題となってい ます。震災発生 1 年を過ぎたころから支援グループ、NPO の撤退も目立ちます。行政からの助成金もなく なる中でプロジェクトとしての存続が難しくなるという状況でもあります。 ★「これから」 被災地復興のために、長期的な支援が必要であることは誰の目から見ても明らかです。少なくとも 10 年は かかるといわれていますが、支援する側にも覚悟が必要だと思います。そして支援期間やコミットの度合いを 限定するにしても、ある段階で被災者・避難者の方々にどのぐらい関わろうとしているのかを伝えることもま た大切なことではないかと感じています。 岩手・宮城県では、もう漁業・農業・商業の復興にシフトしていく段階に入っているといわれていますが、 福島県の場合は原発事故によって避難を強いられている状況にあります。 今、避難生活の長期化や定着化によって生まれてくる問題がでてきており、それは今後も増えていく可能性 があります。これからの支援、取り組みがますます重要になってくると思います。 被災者・避難者支援の活動、雪プロの活動一つひとつの中に、「人が幸せに生きるということは、なにが なんでも大事なことなのだ」というメッセージが込められているように感じています。だから、みんなで続け ていきたいのです! 震災復興支援プロジェクト責任者 中山 正士(携帯 080-3091-8665) スタッフ代表 中島 学 (携帯 090-2650-5452) 発行:カトリック雪ノ下教会「震災復興支援プロジェクト」スタッフ一同 〒248-0006 鎌倉市小町 2-14-4 Tel.0467-22-2064 ホームページ : http://www.cityfujisawa.ne.jp/~yuki_248

参照

関連したドキュメント

大正デモクラシーの洗礼をうけた青年たち の,1920年代状況への対応を示して」おり,「そ

この数字は 2021 年末と比較すると約 40%の減少となっています。しかしひと月当たりの攻撃 件数を見てみると、 2022 年 1 月は 149 件であったのが 2022 年 3

それでは資料 2 ご覧いただきまして、1 の要旨でございます。前回皆様にお集まりいただ きました、昨年 11

・この1年で「信仰に基づいた伝統的な祭り(A)」または「地域に根付いた行事としての祭り(B)」に行った方で

当法人は、40 年以上の任意団体での活動を経て 2019 年に NPO 法人となりました。島根県大田市大 森町に所在しており、この町は

・生物多様性の損失も著しい。世界の脊椎動物の個体数は 1970 年から 2014 年ま での間に 60% 減少した。また、世界の天然林は 2010 年から 2015 年までに年平 均 650

2016 年度から 2020 年度までの5年間とする。また、2050 年を見据えた 2030 年の ビジョンを示すものである。... 第1章

「2008 年 4 月から 1