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中国の農業生産と農産物の輸出入 : 内モンゴルの農地牧草地の保全のために

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Academic year: 2021

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(1)  中国の農業生産と農産物の輸出入 一内モンゴルの農地牧草地の保全のために. 教科・領域教育学専攻 社会系コース. 学籍番号  M10159D 氏名    馬 撤仁. 1.研究の背景と目的  中国の農業生産は、経済社会の発展の下 で、一応の食糧自給を達成したといえる水 準にある。1980年代までの中国では、大勢 の人々が物不足で飢えと寒さに晒されてい た。1970年代末に始まった改革開放政策の 成果がある程度行き渡り、その後30年の社 会変化の過程で、農業の生産と需要の構造 的変化が進み、新たな動向が見えてきた。. たとえば、作物の構成のうち穀類、穀物の 作付面積は、概ね2000年以降、急速に減少. 物の輸出入について、これまでの変遷、現 状と課題を実証データに基づいて考察する ことである。さらに、内モンゴルの農業生 産の発展を促進するために、内モンゴルの 農地牧草地の保全について展望する。. 2.研究の方法 (1)中国の農業生産、農業貿易に関する 文献、資料、統計を多数収集参照し、正確 なデータをまとめる。 (2)関連する、これまでの研究を調べる。. (3)中国、内モンゴル自治区で実地調査. し、野菜や綿花などの作付面積が増加して. いる。これは、経済発展の中で、換金作物 の生産を指向している結果と考えられる。. をする。. また、家族営農体制の確立と適地適作政策. 地理情報システム(GlS)を利用して、地図. の実施に伴い、各地の自然条件などに適し たさまざまな農業特産物が生産されるよう. を作成する。. になった。. 3.論文の構成.  一方で、対外開放が進む過程で、経済の 国際化が深化し、貿易体制の改革も進めら れた。小麦など不足する農産物の輸入と、. 序章. 特産物などの輸出が急速に拡大してきた。. 最近、世界各国が食品安全を高度に重視す るなか、農産物輸出入のハードルを大幅に 高めており、茶葉や野菜など中国が比較優 位を備えている農産物への影響は非常に大 きくなってきた。その結果、保健衛生、社 会的事件や風評、国際政治などいろいろな 問題が発生している。.  本研究の目的は、中国の農業生産と農産. (4)表や図を作成して分析、考察する。. 1)研究の背景と目的. 2)研究方法 第1章 中国の農業生産の変遷   第1節 経済成長と国民生活   第2節 人口の推移と都市化の進展.   第3節 農業生産の変遷 第2章 中国の農産物とその輸出入   第1節 中国の主要な農産物   第2節 中国の農産物の輸出入   第3節 中国と日本の農産物貿易 第3章一内モンゴルの農業生産と農地牧草. 一296一.

(2) 積は横ばい状態であることか分かった。一 方、野菜や果物などの作付面積は大幅に伸 び、農民の所得向上にも大きく貢献してい.     地の保全.   第1節内モンゴルの農業生産   第2節内モンゴルの農業の課題   第3節土地利用と農業政策. ることを説明し、日本は、中国最大の農産 物輸出相手国であることを確認した。. 終章. 引用・参考文献. 4.内容と結果  本論文では、中国の農業生産と農産物の 輸出入について、これまでの変遷、現状と 課題を実証データに基づいて考察し、さら に、内モンゴルの農業生産の発展を促進す るために、内モンゴルの農地牧草地の保全 について展望した。.  中国は、1949年の建国以来、農業を国の 基盤として、その発展に力を入れてきた。.  第3章では、内モンゴルとりわけ、奈曼 旗の人口推移、土地利用、農業生産を分析 し、生産責任制や退耕還林(還草)をはじ めとする中国の農業政策が内モンゴルの地 域にどのような影響を及ぼしているか考察 した。その結果、内モンゴルの伝統的な産 業である牧業は禁牧(土地利用の制限)に よって縮小を余儀なくされ、牛や羊など家 畜の品種転換が進んでいることが明らかに なった。. これは、限られた耕地の中で、世界人口の 約22%にあたる国民の食糧を生産しなけれ ばならないからである。とくに、1978年か ら始まった改革開放後は、農民に土地の使 用権を与え、農民が一定の農産物を自由に 販売できるようにしたほか、農業、農村の 構造改革が継続的に進められた。その結果、. 農業生産は改革開放前と比較して飛躍的に 向上した。.  第1章では、中国の経済成長、人口の推 移、国民生活、都市化の進展などを一っ一 つ分析しながら、相互の関係や問題点を明 らかにし、農業生産について考察するため の基礎とした。.  第2章では、中国の農業は米、とうもろ こしなどの穀物を主体としていることを明 らかにした。このことは常識的な理解の範 囲内のことではあるが、多くの資料を収集 整理して、経年変化を追って実証したこと に意味がある。また、現代中国の農業の特 色として、農村改革や栽培技術の改善に伴 い、穀物はむしろ供給過剰となり、作付面. 一297一. 主任指導教員  南埜 猛 指導教員    吉本 剛典.

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