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カザフスタン :KAZ Minerals 社の 2015 年 1~9 月期の [ オセアニア ] 生産実績 豪 :Rio Tinto 鉄鉱石の減産を行わない方針 カザフスタン :POSUK Titanium 社のチタンインゴッ 豪 :BHP Billiton ピルバラ地域原住民と鉱山開発にト 韓国の

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2 カザフスタン:KAZ Minerals 社の 2015 年 1~9 月期の 生産実績 カザフスタン:POSUK Titanium 社のチタンインゴッ ト、韓国の原発建設で利用予定 ウズベキスタン:AGMK、銅資源拡大プロジェクトを開 始 [アフリカ] DR コンゴ:Sicomines 銅鉱山、銅生産を開始 [オセアニア] 豪:Rio Tinto、鉄鉱石の減産を行わない方針 豪:BHP Billiton、ピルバラ地域原住民と鉱山開発に 関する 100 年間の契約を締結 豪:BHP Billiton、鉄鉱石価格は今後数年間は厳しい と予測 豪:資源企業が「裏口上場」に使われる例が増加、資 源企業の IPO は減少 ■豪:2015 年 9 月の鉄鉱石の輸出額は前月比で 8 %増、 前年同月比では 9 %減 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― チリ:CODELCO、過去 2 年間の解雇者数は 4,292 名に達する 2015 年 11 月 1 日付けメディア報道によると、CODELCO の解雇者数は、2013 年 9 月~2015 年 10 月 の期間で 4,292 名に達した。内訳は、上級管理職:47 名、監督職および専門職:350 名、技師および 作業員:1,502 名、請負労働者:2,393 名となっている。上級管理職については 9 月に、監督職およ び専門職については 10 月に、それぞれ解雇方針が発表されていた。このほかに退職プログラムを受 け入れた雇用者は 2015 年だけで約 800 名となる模様。当初 690 名とされていた 2015 年の退職プロ グラム枠が拡大された様子。 CODELCO は、2014 年実績として、鉱石品位が約 10 %落ちたにも関わらず、生産量が 5.5 %増加、 経費を 11 %下げることができたとしており、これら人員削減による生産状況への影響はないこと を仄めかしている。 銅市場がさらに悪化した場合、さらなる解雇を避けることができないとする Landerretche 会長は、 2016 年の外部委託事業予算 20 %削減方針に沿って、請負労働者の解雇が実施されることを示唆して いる。CODELCO によれば、2014 年末現在の請負労働者数は、正社員数の 2 倍以上、45,340 名である。 (2015.11.2 サンティアゴ 山本邦仁) チリ:CODELCO、労働組合 FTC と戦略的協定を締結 2015 年 11 月 5 日付け CODELCO のニュースリリースによると、11 月 4 日、CODLECO と銅山労働者 連盟(FTC)は直面する課題に共に取り組むために戦略的協定(pacto estrategico)を締結した。締結 式典には Bachelet 大統領が立ち合った。 銅価格下落によって厳しい状況になりつつあるなか、今後、労使で協力して、CODELCO の短期的 および長期的な課題の解決に取り組む。メディア報道によると、協定では、2019 年までに生産性を 18 %向上させるとの目標のほか、生産コスト競争力について世界企業の上位 25 %を目指すこと が謳われている。 今回締結された協定は、1994 年に結ばれた戦略的同盟(Alianza Estrategica)と類似するとされ る。この戦略的同盟は 2010 年 5 月に就任した Hernandez 元総裁により破棄され、2012 年 5 月に就 任した Keller 前総裁も経営への労働組合の関与を排除する方針を掲げていた。 (2015.11.5 サンティアゴ 山本邦仁)

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チリ:Los Pelambres 銅鉱山、Caimenes 地区生活インフラ開発に 10 百万 US$の資金援助を提案 2015 年 11 月 6 日付けメディア報道によると、Los Pelampbres 銅鉱山(第Ⅳ州)は、Caimenes 地区 住民に対し、同地区の生活インフラ開発事業向けに今後 10 年間で 10 百万 US$(1 百万 US$/年)の資 金援助することを提案した。あわせて、同地区住民の生活の質向上を図るプロジェクトに資金援助 することも提案した模様。

また、鉱山側事業として、住民が利用する Pupio 河口の水を確保するための工事計画等に 9 百万 US$、El Mauro 廃さいダムの安全対策に 3 百万 US$といった投資も計画されている様子。今回の提 案については、数週間以内に住民投票が実施される見通しであるが、Los Pelambres 鉱山は、住民 投票ができるだけ早く実施され、年内に話し合いが決着することを期待しているとされる。

Los Pelambres 鉱山の可採年数延長プロジェクトでは El Mauro 廃さいダムの嵩上げが必要とな るとされるが、情報筋によると、その場合、Caimenes 地区開発に関して 24 百万 US$の資金援助が なされる可能性があるとされる。鉱山を操業する Antofagasta Minerals 社(AMSA)の Andres Moran サステナビリテイ部長は、延長プロジェクトが実施された場合、その結果得られる収益から、 Caimenes 地区開発に対する追加の資金援助資金を賄うことは可能であると述べている。

AMSA は、2015 年 6 月、El Mauro 廃さいダムをめぐって地域住民と摩擦を抱えている Los Pelambres 鉱山の拡張プロジェクトを延期し、Centinela 地域の鉱山開発への投資を優先することを決定して いる。 (2015.11.6 サンティアゴ 山本邦仁) ブラジル:2015 年 10 月の鉱業ロイヤルティ納付額は前年同月比 1.6 %減少 2015 年 11 月 3 日付けメディア報道によると、2015 年 10 月の鉱業ロイヤルティ(CFEM)納付額は、 128 百万レアル(約 33.6 百万 US$)で前年同月比 1.6 %の減少となった。 2015 年 9 月と比較すると 10.7 %の減少であった。直近 12 カ月間の納付額は、14.7 億レアルと なった。2014 年の納付額は 17.1 億レアル。 (2015.11.3 サンティアゴ 山本邦仁) ブラジル:Vale、S11D 鉄鉱石プロジェクトの初期投資額を約 50 億 US$削減と発表 2015 年 11 月 5 日付けメディア報道によると、Vale は、S11D 鉄鉱石プロジェクト(Pará 州)の初 期投資額を当初見積もりの 197 億 US$から 144 億 US$に修正したと発表した。内訳は、鉱山および 処理プラント:65 億 US$、輸送インフラ(鉄道および港湾):79 億 US$。プロジェクトでは支出の 90 %がレアル建てとなることから、対ドルレアル安が削減の主要な理由とされる。 あわせてプロジェクトの計画に対する進捗率について、鉱山および処理プラント:75 %、鉄道: 72 %、沿岸積出施設:66 %、沖合積出施設:64 %、と発表された。10 月の関係者発言によると、 2016 年 12 月と予定されていた操業開始が早まる可能性があるとされる。

S11D 鉄鉱石プロジェクトは、Carajás Serra Sul 鉱山・処理施設建設(生産能力 90 百万 t/年)と、 Carajás 鉄道・Ponta da Madeira 港増強等インフラ投資(増強後輸送量 230 百万 t/年)を含む事業 であり、2013 年 10 月に建設工事が着手された。

この事業は、Vale にとってのみならず、ブラジル鉄鉱石産業の歴史の中でも最大規模の開発事業 となる。Carajás Serra Sul 鉄鉱床の埋蔵鉱量は 42.4 億 t、平均 Fe 品位は 66.7 %。

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ブラジル:Samarco 鉄鉱石鉱山の廃さいダム決壊で死者・行方不明者

2015 年 11 月 6 日付けメディア報道によると、11 月 5 日午後、Samarco 鉄鉱石鉱山(Minas Gerais 州)の廃さいダムが決壊し、流出した廃さいを含む泥水による被害が発生した。

8 日時点で、死者 16 名、行方不明者 45 名と伝えるメディアもある。ダムの 7 キロメートル下流 に位置する Bento Rodrigues 村(人口 560 名)は、全域が浸水あるいは水没被害を受けたほか、泥水 はさらに下流の Paracatu de Baixo 村へも到達している。

Samarco 鉄鉱石鉱山に 50:50 で出資する Vale と BHP Billiton は、鉱山や関係当局とともに被災 者支援等の対応にあたっている。鉱山は、廃さいは細粒のシリカを主成分としており、健康を害す る化学成分は含まれないとしている。

原因はまだ特定されていなものの、Germano 事業所(州都 Belo Horizonte から 110 キロメートル の Mariana 市近郊)の Fundão 廃さいダムが決壊し、その結果下流の Santarem 廃さいダムも影響を 受ける形となった模様。2015 年 7 月にダムを対象とする環境当局の検査が実施されており、安全が 確認されていた。サンパウロ大学の地球物理学者は、5 日午後、ダム近くで M2.0~2.6 の 4 つの地 震を観測したとしているが、決壊の原因と特定するのは時期尚早としている。 Samarco 鉱山は 2014 年第 1 四半期に 4 つ目のペレット処理プラントの稼働を開始し(投資額 32 億 US$)、鉄鉱石(ペレット)年間生産能力を 22.3 百万 t から 30.5 百万 t に拡張した。2014 年の生 産量は 26.2 百万 t で、Vale あるいは BHP Billiton の 2014 年鉄鉱石生産量全体の 4 %あるいは 6.4 %にそれぞれ相当する。2014 年 6 月時点での可採年数は 39 年。 (2015.11.9 サンティアゴ 山本邦仁)

アルゼンチン:Yamana Gold 社、年内に Cerro Moro 金銀鉱山建設工事に着手

2015 年 11 月 3 日付けメディア報道によると、Yamana Gold 社は、年内に Cerro Moro 金銀鉱山 (Santa Cruz 州)の建設工事(剥土工事)に着手する計画。 現在、鉱石処理プラントの設計段階にあるが、間もなく完成する見込みとされる。操業開始は 2018 年第 1 四半期の予定。操業開始から 3 年間の年間生産量は、金:4.2 t、銀:208 t が計画されている。 (2015.11.6 サンティアゴ 山本邦仁) ペルー:ケイコ・フジモリ大統領選候補が、鉱山企業とウマラ政権を批判 2015 年 10 月 31 日付け地元紙によると、フエルサ・ポプラル党首のケイコ・フジモリ大統領選候 補は、10 月 29 日、社会のニーズを無視していると鉱山企業とウマラ政権を批判した。 同候補はメディアに向け、「政府は企業を味方にして、市民に背を向けた。ウマラ大統領は、ア レキパ州とカハマルカ州を見に来るべきだ。投資プロジェクトには、政府、企業、そして社会との 調和がなくてはならない。鉱山プロジェクトでは市民の意見は無視された」と述べ、企業のニーズ を重視するウマラ政権を厳しく批判した。 来年に予定されている大統領選では、同候補は、各種世論調査で支持率トップを保っている。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Buenaventura 社、700 百万 US$以上の投資を計画

2015 年 10 月 30 日付け地元紙によると、Buenaventura 社は、San Gabriel 金プロジェクト(Moquegua 州)と Tambomayo 金プロジェクト(Arequipa 州)に対して 700 百万 US$超の投資を行う計画である。

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San Gabriel プロジェクトへの投資額は 400~500 百万 US$となる見通しで、2016 年第 1 四半期 に基本設計を開始する計画となっている。鉱体への立て入れ坑道はこれまでに 280 メートルを実施 しているが、今後総延長 520 メートルを目標として実施する。さらに 2016 年第 1 四半期には本プ ロジェクトの EIA が承認される見通しとなっている。 Tambomayo プロジェクトの建設には今後 290~340 百万 US$が投資される見通しで、詳細設計は 95 %の進行状態にあり、2016 年第 3 四半期に土木工事が完了する計画である。 なお Buenaventura 社の 2015 年第 3 四半期の生産量は、前年比で金 9 %減、銀 11 %増となった。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏)

ペルー:Doe Run Peru 社の資産・清算手続き管理会社決定

2015 年 10 月 30 日付け地元紙によると、破産した Doe Run Peru(DRP)社の債権者会議は、同社資 産(La Oroya 製錬所と Cobriza 鉱山)の管理や清算事業を Dirige 社に委託する旨決定した。

Dirige 社は 2015 年 10 月 30 日から 2016 年 2 月までの間、DRP 社の資産管理を行うともに、これ らの売却を目的とした国際入札を実施する計画である。2 月以降さらに 6 か月の期間延長を行う可 能性も指摘されている。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Las Bambas プロジェクト対話協議、11 月 16 日に再開で合意 2015 年 10 月 30 日付け地元紙各紙によると、内務大臣、エネルギー鉱山大臣、住宅大臣、保健大臣 などの政府代表団は、Las Bambas プロジェクト周辺地域を訪問し、地元の社会団体代表者らからの意 見や懸念の聞き取りや対話を行った結果、Las Bambas プロジェクト(Apurimac 州)に対する反対運動を 行っていた「Cotabambas 利益保護戦線」は、他の団体と協議の上、抗議デモの中止を決定した。

政府は、Apurimac 州 Cotabambas 郡、Grau 郡、Andahuaylas 郡、Chincheros 郡のほか、Cusco 州 の 2 郡に出されていた非常事態宣言を解除すると共に、11 月 16 日に対話協議を再開することを発 表した。これに関して内務大臣は「対話を行うには穏便な環境が必要だ」との考えを示した。 一方「Cotabambas 利益保護戦線」の Abarca 代表は、政府が社会団体の要求に対応する姿勢を見 せていることを評価した。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Los Calatos 銅プロジェクトでパートナー募集

2015 年 10 月 21 日付け地元紙によると、Metmonco 社(本社:豪州)は、Los Calatos 銅プロジェク ト(Moquegua 州)で、パートナーを募集している。 同プロジェクトは、銅精鉱年産約 55 千 t、マインライフ 22 年、必要投資額約 655 百万 US$の、 銅―モリブデン斑岩鉱床を対象にしている。精測+概測鉱物資源量 136 百万 t(品位 Cu 0.73 %、 Mo 434ppm)、予測鉱物資源量 216 百万 t(品位 Cu 0.78 %、Mo 244ppm)と見積もられている。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Chanape プロジェクトで新鉱脈捕捉

2015 年 10 月 21 日付け地元紙によると、Inca Minerals 社(本社:豪州)は、Chanape 金・銀・銅 プロジェクト(Lima 州)で、新鉱脈を捕捉したと発表した。

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6 捕捉した鉱脈は 2 本。CH-DDH019 孔では、3 メートル間で Au 10.83 g/t、Ag 17.10 g/t、Cu 0.28 %、 Zn 0.44 %(2 メートル間で Au 15.8 g/t、Ag 22.2 g/t)を捕捉。CH-DDH018 孔では、Au 3.41 g/t、 Ag 26.0 g/t、Cu 0.31 %(分析長不明)。 さらに、これとは別の高硫化ゾーンを示す鉱脈の存在が確認されており、これら 2 本の鉱脈の両 側及び深さ方向には未探鉱であるため、同社ではさらに 11 月中旬までボーリング調査を進めると している。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Tumipampa プロジェクトで新しい鉱徴地発見

2015 年 10 月 21 日付け地元紙によると、Dynacor Gold Mines 社(本社:カナダ)は、Tumipampa 金 プロジェクト(Apurimac 州)で、新しい鉱徴地を発見したと発表した。ボーリング調査の結果によれ ば、高品位金-銅鉱化の存在が推定されている。

Manto Nelly と名付けられた鉱徴は、1.2 メートル間で Au 4.8 g/t を示し、部分的に Au 12.1 g/t、 Ag 158.0 g/t、Cu 2.32 %を示す。Manto Dorado と名付けられた鉱徴は、1.35 メートル間で Au 12.51 g/t を示す。

(2015.11.6 リマ 迫田昌敏)

ペルー:Irmin 銅・金プロジェクトの資源量更新

2015 年 10 月 21 日付け地元紙によると、Indico Resources 社(本社:カナダ)は、Irmin 銅・金プ ロジェクト(旧 Acana プロジェクト、Arequipa 州)の資源量を更新した。ボーリング調査の結果によ れば、概測鉱物資源量 13.7 百万 t(Cu 品位 0.46 %)、予測鉱物資源量 36.1 百万 t(Cu 品位 0.34 %) となった。 同社は、未探鉱エリアが東方に広がっており、こちらの探鉱後に、15~25 千 tpd 規模のヒープリ ーチングと SxEw 生産を目指した予備的経済性評価に移りたいとしている。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Anta 銀・金プロジェクトの調査結果

2015 年 10 月 28 日付け地元紙によると、Dynacor Gold Mines 社(本社:カナダ)は、Anta 銀・金 プロジェクト(Cuzco 州)の地表調査結果を公表した。

Anta と名付けられた鉱脈では、0.3 メートル間で Ag 1,349 g/t、Au 99.67 g/t を、Aragones と 名付けられた鉱脈では、0.3 メートル間で Ag 650 g/t、Cu 0.47 %を、Manto Norte と名付けられ た鉱脈では、0.8 メートル間で Ag 420 g/t、Cu 0.31 %を、それぞれ確認した。一方、Manto Antezana と名付けられたエリアでは、Au 99.67 g/t、Ag 205 g/t、Cu 0.6 %を示す試料を含む、150 露頭平 均 Au 12.87 g/t の結果を得た。

さらに、Huanca と名付けられた鉱脈では、0.2 メートル間で Pb 11.41 %以上、0.3 メートル間で Zn 1.19 %、Manto Norte でも Pb12.2 %以上、Zn 19.2 %以上の鉱徴が得られている。同社では、 今後ボーリング調査により、深さ方向の評価に移りたいとしている。

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7 ペルー:Ayawilca プロジェクトで亜鉛・錫鉱化を報告

2015 年 10 月 28 日付け地元紙によると、Tinka Resources 社(本社:カナダ)は、Ayawilca プロジ ェクト(Pasco 州)で、新しい亜鉛と錫の鉱化作用を発見したと発表した。 この鉱化作用は、予測鉱物資源量 13.3 百万 t(品位 Zn 5.9 %、Pb 0.2 %、In 68 g/t、Ag 14 g/t) の亜鉛鉱化ゾーンの下位に、これとは独立した形で、錫石鉱化ゾーンとして賦存している。同社で は、今後、10,000 メートルのボーリング調査により、この錫-銅-銀鉱化作用の資源量の初期的評 価を行いたいとしている。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:Shougang 鉄鉱山拡張、2017 年に完了の見通し 2015 年 10 月 29 日付け地元紙によると、Shougang 鉄鉱山は、現在実施中の拡張プロジェクトの投資 総額は約 1,000 百万 US$であり、2015 年の投資額は 149 百万 US$に上っていることを明らかにした。 本投資によって選鉱プラントや鉱山における機材の交換や生産工程の改善、既存インフラの改良 プロジェクト、操業拡張プロジェクト等が実施されている。拡張工事は 2017 年に完了する見通し で、同鉱山の生産量は年産 1 千万 t に増加する計画となっている。 一方、同社の 2015 年 1~9 月までの売上高は、金属価格下落と 9 月末~10 月にかけてのストライ キの影響により、前年比 38.8 %下落した。同鉱山の、2014 年の年産量は 720 万 t だった。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:違法鉱業、政府による取締りの効果見えず 2015 年 10 月 29 日付け地元紙によると、トムソン・ロイター社 Aranda 経済アナリストの分析と して、ペルーの Madre de Dios 州を中心とする貴金属の違法鉱業生産は、金価格下落や政府による 取締り作戦の実施等にも関わらず、ここ数年同じ水準を維持している。 同氏によれば、2014 年におけるペルーの合法的な金の生産量は 172 t で、2013 年の 187 t と比較 して減産している一方、違法鉱業における金の生産量は前年までとほぼ同じ水準の 35 t だった。合 法的な生産量の減少は、埋蔵量減少や金価格下落のほか、社会争議による Conga プロジェクトの中止 等を反映したものとなっている。 その一方、違法鉱業生産が減少していないのは、現在の市況においても違法鉱業が農業等と比べ 利益率が高いことを意味していると警告した。また、2012 年から政府が実施している取締り作戦 や、ボリビアによるペルー産の違法な金の輸出規制等も効果を表していないとの見方を示した。ペ ルーにおける違法鉱業従事者は 50 万人と推定されている。 さらに、合法的な金鉱山に関して、エルニーニョ現象による雨量の増加により、特に露天掘り開 発を行う Cajamarca 州等の鉱山における生産が今後減少する可能性を指摘した。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏)

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8 ペルー:2015 年 9 月鉱産物生産 エネルギー鉱山省によると、ペルーの 2015 年 9 月の鉱産物生産量は、前年同月比で銅 40.77 %、 亜鉛 20.75 %、鉛 10.48 %、モリブデンは 7.86 %と増加した一方、鉄鉱石-21.84 %、金-14.96 %、 錫-17.56 %と減少した。 鉱種 単 位 9 月 1 月~9 月 2014 年 2015 年 増減 2014 年 2015 年 増減 銅 t 105,289 148,216 40.77 % 1,028,017 1,196,865 16.42 % 金 g 12,246,015 10,413,530 -14.96 % 100,897,690 103,645,154 2.72 % 亜鉛 t 108,117 130,555 20.75 % 964,766 1,065,112 10.40 % 銀 kg 321,920 366,510 13.85 % 2,788,394 2,954,124 5.94 % 鉛 t 24,474 27,039 10.48 % 201,464 231,085 14.70 % 鉄鉱石 t 518,752 405,473 -21.84 % 5,707,147 5,927,185 3.86 % 錫 t 1,901 1,567 -17.57 % 16,887 14,382 -14.83 % モリブデン t 1,483 1,600 7.89 % 12,409 14,548 17.24 % タングステン t 11 13 18.18 % 52 107 105.77 % (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) ペルー:MMG 社、金属価格下落による減産の可能性を示唆 2015 年 11 月 5 日付け地元紙によると、2016 年第 1 四半期に生産開始を予定している Las Bambas プロジェクト(Apurmac 州)を擁する MMG 社の Michelmore 社長は、同紙に対し、金属価格の下落は多 くの鉱山の活動に影響を及ぼしているとし、今後も大幅な銅価格の下落が続き、供給過剰の見通し となった場合、同社は減産に踏み切る可能性もあるとの考えを示した。 さらに、需給バランスは 2016 年下半期以降改善するとの見方を示した。なお、Las Bambas プロジェ クトに関しては、現在のところ計画通りに鉱山建設を完了することに力を注いでいるとコメントした。 また、9 月に行われたプロジェクト反対運動による生産計画への影響はなかったものの、2016 年の大 統領選を控えた新たな運動が起こる可能性を指摘した。一方、Lima における MMG 社のスポークスマンは、 Las Bambas プロジェクトの操業コストは低く、むしろ生産量の増加を見込んでいるとコメントした。 (2015.11.6 リマ 迫田昌敏) メキシコ:2015 年 8 月主要非鉄金属生産量 メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)は、2015 年 10 月 30 日付け HP にて、2015 年 8 月のメキシ コ主要非鉄金属生産量(速報値)を下表のとおり発表した。 2014 年 8 月 2015 年 7 月 2015 年 8 月 前年同月 比(%) 前月比 (%) 2014 年 1~8 月期 2015 年 1~8 月期 前年同期 比(%) 金(kg) 7,838 9,458 9,807 +25.1 +3.7 64,297 72,671 +13.0 銀(kg) 361,535 424,236 422,606 +16.9 -0.4 3,143,886 3,246,133 +3.3 鉛(t) 16,610 18,029 16,425 -1.1 -8.9 131,642 135,936 +3.3 銅(t) 37,489 38,694 38,552 +2.8 -0.4 301,140 299,213 -0.6 亜鉛(t) 36,521 39,126 37,120 +1.6 -5.1 295,899 304,170 +2.8 (2015.11.9 メキシコ 縄田俊之)

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メキシコ:Grupo México 社、調停により 2007 年度利益分配金の支払いを命じられる

2015 年 10 月 29、30 日付け業界紙等によると、メキシコ鉱山冶金労働組合(SNTMMSSRM)は、Sonora 州に位置する旧 Cananea 銅鉱山(現在 Grupo México 社の子会社である Southern Copper 社が操業す る Buenavista 銅鉱山)において、Grupo México 社が労働組合員に対し当時 2007 年度の利益分配金 を支払わなかったため、労働組合側が同社を訴えていた問題に関し、メキシコ連邦調停仲裁委員会 (JFCA)が同社に対し当該分配金を支払うよう命じた旨を明らかにした。

JFCA は、8 年間に亘る調停において、現在カナダへ逃亡中の当時 SNTMMSSRM 委員長であった Napoleón Gomez Urrutia 氏の主張である同社による分配金支払いの訴えを認め、同社に対し本年 10 月 29 日から 72 時間以内に労働組合員 1,200 人に 1 人当たり 10~20 万ペソ、合計で 318 百万ペ ソ(19.3 百万 US$)を支払うよう命じた。

なお、当時利益分配金の支払いが行われなかったため、2007 年には同鉱山の労働組合員がストラ イキを敢行したが、同社が保有する他の鉱山にもこの影響が波及しストライキが行われた。一方、 当時 SNTMMSSRM 委員長であった Napoleón Gomez Urrutia 氏は、同鉱山において労働組合員に支払 うべき同鉱山の権益売却費 55 百万 US$を横領、それが発覚したことからカナダへ逃亡、現在もカナ ダに在住し実質的に SNTMMSSRM を支配していると見られている。

(2015.11.9 メキシコ 縄田俊之)

メキシコ:米 Argonaut Gold 社の El Castillo 金・銀鉱山が操業再開

2015 年 11 月 2 日付け業界紙等によると、米 Argonaut Gold 社(本社:レノ)は、Durango 州に保 有する El Castillo 金・銀鉱山において地元土地所有者による違法封鎖によって 10 月 21 日から操 業停止となっていた問題について、10 月 30 日に操業を再開した旨を明らかにした。 この背景として、同鉱山に係る土地に関し同社と地元所有者との間で 2025 年まで法的拘束力を 有する契約を締結していたにもかかわらず、当該地元土地所有者グループが他のエヒードとともに 同契約の再交渉を行うべく、今般同鉱山の違法封鎖に及んだ経緯を有する。 同社によると、同社と地元土地所有者のリーダーとの間で合意した内容を、近日中に正式な署名 により締結する見通しである。 (2015.11.9 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:ArcelorMittal México 社、鉄鋼生産の大幅カットにより従業員 2,500 人を解雇 2015 年 11 月 3 日付け業界紙等によると、ArcelorMittal México 社は、同社従業員 2,500 人の解 雇に繋がるメキシコ国内の鉄鋼生産 90 %カットと、Michioacán 州に保有する Las Truchas 鉄鉱山 の期限を定めない一時操業停止を実施する旨を発表した。

同社によると、今回の発表は中国、ロシア及びブラジル製の不当に廉価な鉄鋼製品のメキシコ国 内への流入によるもので、本年 11 月 1 日から Michioacán 州の Lázaro Cárdenas にある鉄鋼製品生 産施設に関しても期限を定めない一時操業停止を実施する。今回の対応により、間接的には 10,000 人以上の雇用に影響を与えるものと推測される。 同社に関しては、昨年末からコスト削減や生産性向上に取り組んできたが、既に限界に達したこ とから今回の対応となったと見られているが、今後、同社が保有する他の施設に対しても操業一時 停止等の措置が図られる可能性が予想される。 一方、経済省は、中国等から輸入される低価格の鉄鋼製品から国内鉄鋼企業を保護するため、メ

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10 キシコとの間で自由貿易協定を締結していない国からの冷間圧延鉄鋼、熱間圧延鉄鋼、線材、鋼板 及びプレートの鉄鋼製品 5 品目に対し、15 %程度の輸入関税を実施した。 なお、本年 1~9 月間におけるメキシコ製鉄鋼製品の受注量は 900 千 t であったが、同期間にお いて不当に廉価で流通された輸入鉄鋼製品は約 1,793 千 t であった。 (2015.11.9 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:Zacatecas 州、鉱業が同州経済の成長を支える

2015 年 11 月 4 日付け業界紙等によると、Zacatecas 州の Miguel Alonso Reyes 知事は、本年 Q2 における同州経済成長率がメキシコ国内の州別経済成長率でトップとなった要因として、鉱業によ る貢献が大きい旨を明らかにした。 メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)によると、本年 Q2 における同州の経済成長率は対本年 Q1 比 4.2 %増加で、全国平均経済成長率 0.58 %を大幅に上回った。また、本年 Q2 における同州鉱 業の成長率は、前年同期比 19.2 %増加であった。 (2015.11.9 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:金属市況低迷がメキシコ大手貴金属鉱業企業に及ぼす影響

2015 年 11 月 5 日付け業界紙等によると、金融サービス会社の Monex Casa de Bolsa 社のアナリ スト Laura Villanueva 氏は、昨今の金属市況低迷がメキシコ大手貴金属鉱業企業である Peñoles 社及び Minera Frisco 社を始めとしたメキシコ貴金属鉱業企業に対し多大な影響を及ぼす中、大手 各社は利益を確保するため引き続き操業コストの削減に努めるとの見解を示した。

同氏によると、Peñoles 社及び Minera Frisco 社に対する現在の貴金属市況の影響は、操業コス トの大幅な下方修正となって現れている。両社に関しては、生産性向上のための様々なプロジェク トを有しており、ある程度の市況価格でも利益を創出することは期待できるが、Minera Frisco 社 に関しては、米ドルに対するペソ安による為替差損が多大な負債を生んでいることから、為替対策 が課題と考えられる。 (2015.11.9 メキシコ 縄田俊之) 米:Alcoa 社、アルミ二ウム生産量の追加削減を発表 2015 年 11 月 2 日、米アルミ合金メーカーの Alcoa 社は、現在の市況の低迷の中で競争力を持続 させるために、アルミニウム生産量を 50.3 万 t、アルミナ生産量を 120 万 t、追加で削減すること を明らかにした。

WA 州の Intalco アルミニウム製錬所と Wenatchee アルミニウム製錬所、NY 州の Massena West 製 錬所は操業を休止し、NY 州の Massena East 製錬所は改修せずに閉鎖する。付加価値の高い加工製 品を製造する Intalco 製錬所及び Massena West 製錬所の鋳造工場は稼働を継続する。当該取り組 みは 2015 年第 4 半期に開始し、2016 年第 1 四半期までに完了させる予定。 過去 1 年間でアルミニウム価格は 30 %も下落しており、今回の取り組みはそうした価格低迷下 において同社の競争力を確保するためのものである。また、同社は積極的に上流権益の再構築も進 めており、今回の生産量削減により 2007 年以降の同社の全生産能力の 45 %が閉鎖、売却、縮小さ れることになる。 米国では、Century Aluminum 社も次々と製錬所の操業規模を縮小させており、価格低下によりア

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11 ルミ二ウム業界が厳しい経営を強いられている。 (2015.11.9 バンクーバー 山路法宏)

米:Morgan Stanley、コモディティ価格は 2016 年に 14 %、2017 年に 19 %上昇と予測

Morgan Stanley(本部:ニューヨーク)は 2015 年 11 月 6 日、Morgan Stanley Research 社『Metals & Mining: Turning Tide(金属鉱業、需給タイト化へシフト)』において、現在のコモデティティ価格は 1982 年以来の世界的な不況レベルにあるものの、2016 年に 14 %、2017 年には 19 %上昇すると予測した。 背景として、中国需要について中国人民銀行は 470 億 US$もの国債を発行して地方のインフラ建 設を支援し、また中国政府は住宅販売を促進させる計画があるとして、引き続き需要が成長する可 能性があるとしている。 一方で、コモディティ価格が上昇するためには、供給サイドによる鉱山又は製錬所の閉鎖や減産 が必要であることも述べている。 (2015.11.9 ロンドン 竹下聡美) 加:カナダ新政権、天然資源大臣に James Carr 氏が就任 2015 年 11 月 4 日付地元報道によれば、11 月 4 日に新内閣が発足し、天然資源大臣に James Carr 氏が就任した。

マニトバ州(Winnipeg South Centre)選出の下院議員で初当選。1988 年から 1991 年までマニトバ州 議会議員(自由党)を務めたほか、マニトバ州ビジネス評議会(Business Council of Manitoba)CEO を 1998 年から 2014 年まで務めていた。この間、カナダ西部財団(Canada West Foundation)及びウィニペ グ空港公社(Winnipeg Airports Authority)の取締役でもあった。知名度が低く、エネルギー政策に対 して未知数であるものの、現在のところ悲観的なコメントは少ない。天然資源大臣の当面の課題とし て、Mineral Exploration Tax Credit(※)の取扱い、極地・海洋資源開発、油価対策が挙げられている。

また、「環境省」の名称を「環境・気候変動省」とすることが明らかにされており、新政権によ る二酸化炭素排出規制に対する強い意思が表示されたと受け止められている。 ※フロースルー株式を購入した投資家に対し 15 %の税額控除を認める制度。フロースルー株式の購入額は投資家の費用 とみなされており、更に税額控除が認められるため、「スーパー・フロースルー株式」と呼ばれている。2005 年に制度 が終了したものの、業界の強い働きかけにより 2006 年に再導入された経緯があり、近年は単年度での制度延長が繰り 返されている。 (2015.11.4 バンクーバー 昆野充登) 加:John McKay 議員、2 度廃案となった法案の成立に期待 2015 年 11 月 9 日付地元報道によれば、自由党の John McKay 議員は、政権交代により自身が過去 2 度提出していずれも廃案となった Corporate Accountability of Mining, Oil and Gas Corporations in Developing Countries Act(鉱業、石油またはガス会社の発展途上国における活動のための企業の 説明責任に関する法律)の成立に期待を寄せている。

この法案は、海外で操業するカナダの採掘企業に対し、環境及び社会的影響に関し説明責任を求 めるものとして 2009 年に John McKay 議員が提出した。当時、NPO 法人等を中心に広く指示を得て いたが、PDAC(Prospectors and Developers Association of Canada)や MAC(Mining Association of Canada)は、「指針が不明確であり、厳しい義務を課すことにより結果的にカナダ企業の国際競 争力を弱めることになる」として反対を表明しており、最終的には 6 票差で廃案となった。

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2013 年には、Transparency of Payments Made by Mining, Oil and Gas Corporations to Foreign Governments Act(鉱業、石油またはガス会社の外国政府に対する支払の透明化に関する法律)とし、 カナダ採掘企業に対して外国政府への支払いを明らかにすることを義務付ける法案を提出したが、 こちらも廃案となっていた。

(2015.11.9 バンクーバー 昆野充登)

英:Anglo American 株価下落、株売りが Glencore からシフトか

2015 年 11 月 6 日付メディア報道によれば、資源メジャーAnglo American の株価は過去 20 日間で 29 %下落し、2015 年 10 月上旬に急落した Glencore の株価下落率と変わらない状態となっている。 Glencore 株価については、その後、緊急債務削減計画の進展により部分的には落ち着きを取り戻 しているが、Anglo American の場合は、鉄鉱石価格の下落と精彩を欠くダイヤモンド市場、同社の 債務削減が進まない等の要因により下落したとみられている。 (2015.11.9 ロンドン 竹下聡美) ロシア:メドヴェージェフ首相、地下資源関連の法案修正に関する政府決定に署名 2015 年 11 月 3 日付け地元報道等によると、メドヴェージェフ首相は、地下資源関連の法案修正 に関する政府決定に署名した。 政府決定によると、地質調査・採掘一貫ライセンスに基づき地質調査を実施し、連邦的意義を有 する鉱床を発見した投資家は、地下資源利用者が外国投資家の支配下にある法人あるいは外国投資 家であるか否かの認定申請書を連邦地下資源利用庁(Rosnedra)に提出しなければならない。これに より、外国企業か否かを企業が独自に判断する可能性は排除される。 申請書は連邦独占禁止局(FAS)に送られ、FAS が外国企業でないと認定した場合、Rosnedra は企 業に対し、政府の決定なしに当該鉱床の採掘ライセンスを取得できる旨を通知する。この場合、ロ シア企業は、地質調査段階の終了以前でも採掘を行うことができる。FAS に外国企業と認定された 場合、当該企業は、連邦的意義を有する鉱床の採掘ライセンスをロシア連邦政府の決定に基づき取 得する権利を有することになる。 (2015.11.9 モスクワ 木原栄治) ロシア:Norilsk Nickel 社の 2015 年 1~9 月期及び第 3 四半期の生産実績 2015 年 10 月 30 日に Norilsk Nickel 社の 2015 年 1~9 月期及び第 3 四半期の生産実績が公表さ れた。地元報道等によると、その概要は次のとおり。 2015 年 1~9 月期のニッケル生産量は前年同期比 3 %減の 19 万 3,754 t、パラジウム生産量は 2 % 減の 207 万 4,000 oz(64.5 t)、プラチナ生産量は 0.5 %増の 51 万 4,000 oz(16 t)、銅生産量は 0.3 % 増の 27 万 4,053 t であった。 2015 年第 3 四半期のニッケル生産量は前期比 2 %減の 6 万 2,000 t 超となった。生産減少は、 フィンランドの精錬プラント設備の定期点検に伴う操業停止、Kola MMC 社の利益率の低いトーリ ング処理の減少による。ただし、自社原料によるニッケル生産量は前期比 5 %増の約 5 万 5,000 t となった。第 2 四半期にはアフリカ資産 Tati Nickel の売却が完了している。 2015 年第 3 四半期のパラジウム生産量は前期比 2 %減の 71 万 4,000 oz、プラチナ生産量は 1 % 減の 17 万 3,000 oz であった。生産減少は、国内生産サイトにおける生産再配置、Kola MMC 社の利

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13 益率の低いトーリング処理の削減による。 2015 年第 3 四半期の銅生産量は前期比 1 %減の約 9 万 2,000 t となった。生産減少は、フィン ランドの精錬プラント設備の定期点検に伴う操業停止、北極圏支社の鉱石の品位低下による。 北極圏支社と Kola MMC 社による 2015 年 1~9 月期のニッケル生産量は前年同期比 3 %減の 16 万 3,000 t 超、銅生産量は 1 %減の約 26 万 4,000 t となった。 (2015.11.9 モスクワ 木原栄治) カザフスタン:KAZ Minerals 社の 2015 年 1~9 月期の生産実績 2015 年 10 月 29 日に KAZ Minerals 社の 2015 年 1~9 月期の生産実績が公表された。地元報道等 によると、その概要は次のとおり。 銅カソード生産量は 5 万 8,000 t であり、年間生産量は計画値(8 万~8 万 5,000 t)に達する見込み である。銅精鉱(純分)生産量は 6 万 7,000 t であった。採鉱量は、東カザフスタンの鉱山と Bozymchak 採鉱場(キルギス)に加え、Aktogay 鉱床(東カザフスタン州)の鉱石が初めて計上されたことにより、前 年同期比 56 %増の 547 万 t となった。銅平均品位は 1.51 %であった。 亜鉛精鉱(純分)生産量は 7 万 3,000 t であり、年間計画の上限(9 万~9 万 5,000 t)達成が見込まれる。 金インゴット生産量は 2 万 8,000 oz であり、年間生産量は計画値(3 万 4,000~3 万 8,000 oz)に達する 予定である。 Bozshakol 鉱床(パヴロダル州)では、引き続き剝土作業、粘土質鉱石や脈石の採掘が行われてい る。硫化鉱の採掘は Bozshakol 選鉱プラントの操業開始直前に開始されるが、同プラントの操業開 始は、2015 年 8 月の破砕施設の火災により 2016 年第 1 四半期に延期されている。 Aktogay 鉱床では酸化鉱の採掘が続いている。9 月末時点で、9 つのヒープリーチング区画のうち 最初の 2 つに鉱石 213 万 t(銅品位 0.37 %)が堆積されており、9 月 26 日に酸性溶液の散布が開始 された。SxEw 法による酸化鉱処理施設の建設が継続されている。酸化鉱からの銅カソード生産は 2015 年第 4 四半期に開始予定である。硫化鉱からの銅精鉱生産は 2017 年に予定されている。 (2015.11.9 モスクワ 木原栄治) カザフスタン:POSUK Titanium 社のチタンインゴット、韓国の原発建設で利用予定 2015 年 11 月 3 日付け地元報道等によると、10 月 29 日、ウスチ・カメノゴルスク市の POSUK Titanium 社(カザフスタンと韓国の合弁企業)のプラントにおいて、工業用純チタンインゴットの初生産記念式 典が開催された。また、同社と韓国 POSCO 社は、2016 年に原子力発電所建設向け純チタンインゴット を韓国へ納入するという覚書に調印した。 POSUK Titanium 社は 2010 年に設立され、2014 年 12 月 25 日にプラント操業を開始し、2015 年に ISO9001:2008 の認証を取得している。 (2015.11.9 モスクワ 木原栄治) ウズベキスタン:AGMK、銅資源拡大プロジェクトを開始

2015 年 11 月 3 日付け地元報道等によると、AGMK(Almalyk Mining-Metallurgical Complex)は、 Kalmakyr 銅鉱床の銅資源拡大プロジェクトを開始した。

当該プロジェクトでは、銅採掘場の低品位鉱石の開発が予定されており、これにより 2017 年に はさらに 400 万 t の鉱石処理が可能となり、短期的に銅を 3~4 %増産できる。

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14 プロジェクト資金(1 億 110 万 US$)は、ウズベキスタン復興開発基金の融資 4,130 万 US$、ウズベ キスタンの銀行による融資 4,030 万 US$、AGMK の自己資金 1,940 万 US$により賄われる。 (2015.11.9 モスクワ 木原栄治) DR コンゴ:Sicomines 銅鉱山、銅生産を開始 2015 年 11 月 9 日付メディア報道によれば、DR コンゴ国営鉱山公社 Gacamines と中国企業の Sinohydro 社及び China Railway Group 社との JV 事業である Sicomines 銅鉱山が 2015 年 11 月 6 日に銅生産を開始したと同国鉱山省が発表した。 当初は年産銅 5 万 t、その後徐々に増産して 40 万 t 規模の生産を向こう 20 年間行うと報じられ ていたが、Sicomines 社は十分な電力供給が確保出来ないとして初期の年産目標を 12.5 万 t まで 減少させたとしている。Sicomines 銅鉱山は、2009 年に DR コンゴ及び中国との間で交わした契約 に基づいて開発が行われていた。 (2015.11.9 ロンドン 竹下聡美) 豪:Rio Tinto、鉄鉱石の減産を行わない方針 2015 年 11 月 5 日、地元各紙は Rio Tinto が鉄鉱石価格の下落が続いている状況でも鉄鉱石の減 産を行わない方針であると報じた。

Rio Tinto の Andrew Harding 鉄鉱石部門長は Rio Tinto が鉄鉱石を減産しても、海外の他社が その減産分を補うように増産を行うため、オーストラリアの経済を減速させないためにも減産はし ない方針であるとパースで説明した。 Rio Tinto は、世界の鉄鉱石の需要が引き続き年率 2 %の割合で増加し、2030 年には年間約 30 億 t 必 要になり、中国の製鉄生産も年率 1 %の割合で増加し、2030 年には年間約 10 億 t の製鉄が中国で生産 されると予想している。一方、BHP Billiton は 2025 年の世界の鉄鉱石の需要を当初 10~11 億 t と予想 していたが、最近 9.35~9.85 億 t に下方修正している。 (2015.11.9 シドニー 矢島太郎) 豪:BHP Billiton、ピルバラ地域原住民と鉱山開発に関する 100 年間の契約を締結 2015 年 11 月 6 日、地元各紙は BHP Billiton(BHPB)が 4 年間にわたる契約交渉を経て、ピルバラ 地域の原住民(Banjima 族)と鉱山開発に関する 100 年間の契約を締結したことを報じた。 この契約は Banjima 族がピルバラ地域で権利を有する土地 10,000 平方キロメートルのうち、8,263 平方キロメートルを対象としており、契約対象地域内には採掘可能な鉄鉱石資源が多く存在する。 BHPB は本契約により、Area C や Yandi 鉄鉱石鉱山及び 6 つの鉱区における開発・生産が長期に わたって可能となる。契約の内容は公表されていないが、Banjima 族の Slim Parker 長老は、本契 約によって鉱山開発から神聖地が守られ、鉱山での Banjima 族の仕事も保証されるとし、さらに本 契約によって得られる収入でインフラを整備し、Banjima 族が自分達の土地に戻って来ることを期 待しているとコメントしている。

(2015.11.9 シドニー 矢島太郎)

豪:BHP Billiton、鉄鉱石価格は今後数年間は厳しいと予測

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石価格は今後数年間徐々に下落するとして厳しい見通しをしていると報じた。

同紙によれば豪州の鉄鉱石会社の Fortescue 社ではブレークイーブンとなる鉄鉱石価格は 37~ 38 US$/t、また Vale は約 40 US$/t であり、Rio Tinto 及び BHP よりも劣る。鉄鉱石価格は 11 月 2 日に過去 4 か月で最低となる 49.50 US$/t の値を付けた。 今後豪州では 2016 年から Roy Hill 鉄鉱石鉱山からの生産が増加する見込みであり、ブラジルで は 2017 年から Vale の S11D 鉄鉱石鉱山からの生産が予定されている。同副社長は 2016 年の中国の 鉄鉱石需要は僅かに減少すると予測。また今後数年間の鉄鉱石需要の増加は僅かであり供給能力が 需要を上回るとしている。 (2015.11.10 シドニー 山下宜範) 豪:資源企業が「裏口上場」に使われる例が増加、資源企業の IPO は減少 2015 年 11 月 3 日付け地元紙は、民間調査会社の調査結果を引用して、近年、豪州証券取引市場 (ASX)において、資源企業が「裏口上場」に用いられる例が増加していると報じた(裏口上場:非上 場企業が上場企業との合併等を通じて上場すること)。 2014 年は 14 社の資源分野の上場企業が、不動産や技術系の非上場企業の「裏口上場」のために 用いられたのに対して、2015 年は現時点で既に 24 社が用いられている。他方、2010 年~2011 年は 資源企業が「裏口上場」に用いられることはなく、逆に 56 社の資源企業が「裏口上場」を通じて上 場を果たした。 2010 年~2011 年において資源企業の新規株式公開(IPO)の件数が 147 件であったのに対し、2014 年は 7 件、2015 年に入ってからはゼロである。また ASX に上場する資源探査企業は 2013 年 9 月期 の四半期では 865 社であったのに対して、2015 年の同期には 780 社に減少している。 なお同紙は資源企業が「裏口上場」に用いられることについて、資源企業株を保有する投資家の 信頼回復のためには悪い話ではないとする見方も伝えている。 (2015.11.10 シドニー 山下宜範) 豪:2015 年 9 月の鉄鉱石の輸出額は前月比で 8 %増、前年同月比では 9 %減 2015 年 11 月 4 日、豪州統計局(ABS)が 2015 年 9 月の貿易・サービス収支を発表。輸出額は 274.3 億 A$、輸入額は 297.5 億 A$であり、物品とサービスを合わせた貿易収支は 23.2 億 A$の赤字となっ た。前月の貿易収支は 27.1 億 A$の赤字であったことから、前月比で赤字が 15 %縮小したことに なる(以上、いずれも季節調整値)。 鉄鉱石の輸出額は 44.8 億 A$であり前月比で 8 %の増、前年同月比で 9 %の減となった。石炭 の輸出額は 32.9 億 A$であり前月比で 5 %の減、前年同月比で 8 %の増となった。天然ガスは 13.7 億 A$であり、前月比で 7 %の減、前年同月比で 2 %の減であった(以上、いずれも原数値)。 (2015.11.10 シドニー 山下宜範) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情 報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動 の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引 用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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