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所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

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(1)

一  住宅借入金等を有する場合の所得税の特別控除等の

適用期間等に係る特例の改正

1  改正前の制度の概要

⑴ 租税特別措置法の制度の概要 ① 居住者が、一定の要件を満たす居住用家屋 の新築、新築住宅若しくは既存住宅の取得又 は既にその者の居住の用に供している家屋の 増改築等(以下二まで、これらを合わせて「住 宅の取得等」といいます。)をして、これら の家屋(増改築等の場合は、増改築等に係る 部分に限ります。)を自己の居住の用に供し (住宅の取得等の日から 6 カ月以内に自己の 居住の用に供した場合に限ります。)、引き続 き居住の用に供している場合において、その 者がその住宅の取得等のための借入金等(以 下二まで「住宅借入金等」といいます。)を 有するときは、その居住の用に供した日の属 する年以後一定の控除期間にわたって、住宅 借入金等の年末残高と居住年に応じた控除率 との組み合わせにより計算した金額(以下二 まで「住宅借入金等特別税額控除額」といい ます。)を、その者の控除期間内の各年(以 下二まで「適用年」といいます。)の所得税 額から控除することができます(措法41~41 の 2 の 2 、41の 3 の 2 )。 (注 1 ) 上記の「控除期間」は、居住者が住宅 の取得等をした家屋を居住の用に供した 日の属する年分、その家屋の種類又は増 改築等の工事内容に応じて異なります。 (注 2 ) 上記の「居住用家屋」には、認定長期 優良住宅(措法41⑤)を含みます。 (注 3 ) 上記の「住宅借入金等」には、特定の 増改築等に係る増改築等住宅借入金等(措 法41の 3 の 2 )を含みます。 ② 上記①の特例(以下二まで「住宅ローン税 額控除」といいます。)は、住宅の取得等を した家屋を居住の用に供した日の属する年以 後の適用年にわたって適用することができる こととされていますが、その適用に当たって は、適用年の12月31日(居住者が死亡した日 の属する年又は家屋が災害により居住の用に 供することができなくなった日の属する年に あっては、これらの日)まで引き続き居住の 用に供していることが必要とされています (措法41①、41の 3 の 2 ①)。したがって、災 害により居住の用に供することができなくな った場合には、その居住の用に供することが できなくなった日まで引き続き居住の用に供 していれば、その年は住宅ローン税額控除の 適用を受けることができますが、その翌年以 後の適用年については、住宅ローン税額控除 の適用はありません。 目    次 一 住宅借入金等を有する場合の所得税の 特別控除等の適用期間等に係る特例の改 正 ……… 8₉0 二 住宅借入金等を有する場合の所得税額 の特別控除の控除額に係る特例の創設 … 8₉2

(2)

⑵ 震災税特法の制度(適用期間の特例)の概要  東日本大震災によって被害を受けたことによ り、住宅ローン税額控除の適用を受けていた家 屋(以下「従前家屋等」といいます。)を居住 の用に供することができなくなった居住者につ いては、その居住の用に供することができなく なった日の属する年の翌年以後の適用年におい て従前家屋等に係る住宅借入金等を有するとき は、その適用年において、引き続き住宅ローン 税額控除を適用することができることとされて います(震災税特法13、震災税特令15)。  この場合の住宅借入金等特別税額控除額は、 その有する住宅借入金等の各適用年の12月31日 (居住者が死亡した場合には、その死亡の日) における残高を基準に計算することとされてい ます。

2  改正の趣旨及び内容

 東日本大震災で住宅ローン税額控除の適用を受 けていた住宅を居住の用に供することができなく なった被災者に対しては、上記 1 ⑵の適用期間の 特例が設けられています。その被災者が住宅の再 建を行った場合には、その再建住宅についても住 宅ローン税額控除を受けることができます。この ような場合における住宅ローン税額控除額につい て、それぞれの特例の効果を減殺しないよう、従 前の住宅についての税額控除額と再建住宅につい ての税額控除額との合計額とすることとされまし た。この特例は、住宅再建をした被災者の方の税 負担を一層軽減することで、出来るだけ早く被災 前の生活に戻っていただくインセンティブとして 設けられました。  具体的には、住宅ローン税額控除の適用を受け ていた家屋を東日本大震災により滅失等をして居 住の用に供することができなくなった居住者が、 住宅の再取得又は増改築等を行い、住宅の再取得 又は増改築のための借入金等を有する場合には、 その再取得又は増改築等を行った家屋について計 算した住宅借入金等特別税額控除額と滅失等をし た家屋について計算した住宅借入金等特別税額控 除額の合計額をその者のその年における住宅ロー ン税額控除の住宅借入金等特別税額控除額とする 特例(以下「重複適用の特例」といいます。)が 創設されました。 ⑴ 重複適用の特例の概要  東日本大震災によって被害を受けたことによ り従前家屋等を居住の用に供することができな くなった居住者のうち、その居住の用に供する ことができなくなった日から平成25年12月31日 までの間にその者の居住の用に供した家屋(以 下「再取得家屋等」といいます。)に係る住宅 借入金等(以下「新規住宅借入金等」といいま す。)を有する者については、①従前家屋等に 係る住宅ローン税額控除(上記 1 ⑵の特例の適 用を含みます。)の適用年と②再取得家屋等に 係る住宅ローン税額控除の適用年が重複してい る年においては、この①及び②の住宅ローン税 額控除を重複して適用できることとされました (震災税特法13③~⑤)。  この場合における住宅借入金等特別税額控除 額は、①の従前家屋等について計算した住宅借 入金等特別税額控除額と②の再取得家屋等につ いて計算した住宅借入金等特別税額控除額との 合計額となります。なお、上記②の再取得家屋 等についての住宅借入金等特別税額控除額の計 算に当たっては、後述二の控除額の特例の適用 を受ける場合も含みます。

(3)

(参考) 住宅借入金等特別控除の適用関係と重複適用の特例について 適用年 平成23年 (滅失等をした年) 平成24年 平成25年 ① 従前家屋等に係る住 宅ローン税額控除 住宅ローン税額控除[一 1 ⑴] 住宅ローン税額控除の 適用期間の特例 [一 1 ⑵]        [一2] 重複適用の特例 ② 再取得家屋等に係る 住宅ローン税額控除 住宅ローン税額控除[一 1 ⑴] 又は 住宅の再取得等に係る住宅ローン税額控除の控除額の特例[二] ⑵ 重複適用の特例の適用手続き  重複適用の特例の適用を受ける場合には、住 宅ローン税額控除の適用を受けるための確定申 告書への所定の事項の記載及び所定の書類の添 付のほか、次に掲げる書類その他の書類で東日 本大震災によって被害を受けたことにより従前 家屋等について居住の用に供することができな くなったことを明らかにするもの(以下「証明 書類」といいます。)を確定申告書に添付しな ければなりません(震災税特令15③~⑥、震災 税特規 5 ③④⑥⑦)。 ① 市町村長又は特別区の区長の従前家屋等に 係る東日本大震災による被害の状況等を証す る書類(り災証明書)(その写しを含みます。) ② 従前家屋等の登記事項証明書(滅失した家 屋については閉鎖登記記録に係る登記事項証 明書) ③ 従前家屋等について被害を受けた者の住民 票の写し(その被害を受けた時及びその後に おけるその者の住所を明らかにするものに限 ります。)  なお、上記①から③までの書類の添付がない 確定申告書の提出があった場合において、その 添付がなかったことについてやむを得ない事情 があると認められるときは、これらの書類の提 出があった場合に限り、重複適用の特例を受け ることができます(震災税特令15③~⑥)。  また、証明書類については、重複適用の特例 を受ける 1 年目の年分の確定申告書に添付した 場合には、 2 年目以後は添付を要しないことと されています(震災税特規 5 ⑤⑧)。

二  住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の

控除額に係る特例の創設

1  特例の趣旨・概要

 東日本大震災で住宅を失った方が出来るだけ早 く住宅再建をして、被災前の生活に戻っていただ くことへのインセンティブとして、前述一 2 の重 複適用の特例と併せて、本特例が創設されました。  東日本大震災によって自己の所有する家屋(従 前住宅)が被害を受けたことにより自己の居住の 用に供することができなくなった居住者が、一定 の要件を満たす住宅の再取得等をして、従前住宅 を自己の居住の用に供することができなくなった 日から平成25年12月31日までの間に、その住宅を 自己の居住の用に供し、引き続き居住の用に供し ている場合において、その者が再建住宅借入金等 を有するときには、その者の選択により、前述一 1 ⑴の租税特別措置法に定める住宅ローン税額控 除の適用に代えて、その居住年以後10年間の各年 (再建特例適用年)において、その年の12月31日 における再建住宅借入金等の金額の合計額(その 合計額が借入限度額を超える場合には、借入限度 額を限度とします。)の1.2%相当額を、住宅借入 金等特別税額控除額としてその者の再建特例適用

(4)

年の所得税の額から控除することができる特例 (以下「控除額の特例」といいます。)が創設され ました(震災税特法13の 2 ①②)。

2  特例の内容

⑴ 適用対象者  控除額の特例の適用を受けることができる者 は、自己の所有していた家屋でその居住の用に 供していたもの(以下「従前住宅」といいます。) が東日本大震災によって被害を受けたことによ り居住の用に供することができなくなった居住 者とされています(震災税特法13の 2 ①)。 ⑵ 適用対象となる住宅の再取得等  控除額の特例の対象となる一定の要件を満た す住宅の取得等である「住宅の再取得等」は、 住宅の取得等に応じて次に掲げるものとされて います。 ① 居住用家屋若しくは認定長期優良住宅の新 築若しくは取得又は既存住宅の取得(従前住 宅を居住の用に供することができなくなった 日以後最初に居住の用に供したこれらの家屋 に係るものに限ります。) ② 家屋の増改築等(次のイ又はロの増改築等 に限ります。) イ 従前住宅(東日本大震災により通常の修 繕によっては原状回復が困難な損壊を受け たことによりその居住の用に供することが できなくなったものに限ります。)に対す る増改築等 ロ 従前住宅以外の住宅(上記①の対象とな る住宅)に対する増改築等 (注) 上記イの「通常の修繕によっては原状 回復が困難な損壊」とは、東日本大震災 によって被害を受けた従前住宅につき、 今後取壊し若しくは除去せざるを得ない と認められる場合又は相当の修繕を行わ なければ今後居住の用に供することがで きないと認められる場合のその従前住宅 に係る損壊をいいます。 ⑶ 適用対象となる居住要件  控除額の特例の対象となる居住要件は、上記 ⑴の居住者が上記⑵の住宅の再取得等をして、 その住宅の再取得等をした住宅を、従前住宅を 自己の居住の用に供することができなくなった 日から平成25年12月31日までの間に自己の居住 の用に供した場合(その住宅の再取得等の日か ら 6 カ月以内に自己の居住の用に供した場合に 限ります。)とされています(震災税特法13の 2 ①)。 ⑷ 適用対象となる再建特例適用年  控除額の特例の対象となる再建特例適用年は、 上記⑴の居住者が、上記⑶の居住要件に該当す る居住をして、その居住の用に供した日の属す る年(以下「居住年」といいます。)以後10年 間の各年(各年の12月31日(居住者が死亡した 日の属する年又は家屋が災害により居住の用に 供することができなくなった日の属する年にあ っては、これらの日。以下同じです。)まで引 き続き居住の用に供している年に限ります。) とされています(震災税特法13の 2 ①)。 ⑸ 特例による住宅借入金等特別税額控除額  控除額の特例による住宅借入金等特別税額控 除額は、再建特例適用年において住宅の再取得 等に係る住宅借入金(以下「再建住宅借入金等」 といいます。)の金額を有する場合におけるそ の年の12月31日における再建住宅借入金等の金 額の合計額の1.2%に相当する金額とされてい ます(震災税特法13の 2 ①)。  なお、その年12月31日における再建住宅借入 金等の金額の合計額が借入限度額(下記(参考) 参照)を超える場合には、その借入限度額の 1.2%に相当する金額となります(震災税特法 13の 2 ①②)。また、1.2%に相当する金額に 100円未満の端数があるときは、これを切り捨 てることとされています。

(5)

⑹ 再建特例適用年において、 2 以上の居住年に 係る再建住宅借入金等を有する場合の控除額の 計算  上記⑴の居住者が、再建特例適用年において、 2 以上の居住年に係る住宅の再取得等に係る再 建住宅借入金等の金額を有する場合(例えば、 平成23年に住宅を取得し、平成25年にその住宅 について増改築をした場合でそれぞれについて 再建住宅借入金等を有する場合が該当します。) には、その再建特例適用年の12月31日における 再建住宅借入金等の金額につき異なる居住年ご とに区分をし、その区分をした居住年に係る再 建住宅借入金等の金額ごとに上記⑸により控除 額を計算して、その控除額の合計額を、その再 建特例適用年における住宅借入金等特別控除額 とすることとされています。ただし、その合計 額が控除限度額を超えるときは、その再建特例 適用年における住宅借入金等特別税額控除額は、 その控除限度額とされています(震災税特法13 の 2 ③)。  上記の「控除限度額」は、再建住宅借入金等 の金額に係る居住年ごとに計算される上記⑸の 借入限度額の1.2%相当額(下記(参考)参照) のうち、最も多い金額をいいます(震災税特法 13の 2 ④)。 (参考) 居住年ごとの借入限度額、控除率及び控除限度額対象額 (住宅の再取得等をした家屋が一般住宅である場合) 居住年 平成23年 平成24年 平成25年 借入限度額 (4,000万円)4,000万円 (3,000万円)4,000万円 (2,000万円)3,000万円 控除率 (1.0%)1.2% (1.0%)1.2% (1.0%)1.2% 控除限度額対象額 48万円 48万円 36万円 (注) 表中のカッコ書きは、一般住宅に係る前述一 1 ⑴の租税特別措置法に定める住宅ローン税額控除による 借入限度額及び控除率です。 (住宅の再取得等をした住宅が認定長期優良住宅である場合) 居住年 平成23年 平成24年 平成25年 借入限度額 (5,000万円)4,000万円 (4,000万円)4,000万円 (3,000万円)3,000万円 控除率 (1.2%)1.2% (1.0%)1.2% (1.0%)1.2% 控除限度額対象額 48万円 48万円 36万円 (注) 表中のカッコ書きは、認定長期優良住宅に係る前述一 1 ⑴の租税特別措置法に定める住宅ローン税額控 除による借入限度額及び控除率です。 ⑺ 再建特例適用年において、再建住宅借入金等 と再建住宅借入金等以外の他の住宅借入金等を 有する場合の控除額の計算  上記⑴の居住者が、再建特例適用年において、 再建住宅借入金等の金額と住宅の再取得等以外 の住宅の取得等に係る住宅借入金等の金額(以 下「他の住宅借入金等の金額」といいます。) 又は特定増改築等に係る増改築等借入金等の金 額(以下「他の増改築等借入金等の金額」とい います。)を有する場合(例えば、平成23年に した住宅の取得に関して控除額の特例を適用し、 平成25年にしたその住宅の増改築に関して特定 増改築等に係る住宅ローン控除の控除額の特例 を適用する場合が該当します。)には、その再 建特例適用年の12月31日の住宅借入金等の金額 につき、再建住宅借入金等の金額、他の住宅借

(6)

入金等の金額又は増改築等借入金等の金額に区 分をし、その区分をしたこれらの借入金等の金 額ごとに次に掲げる金額を合計した額とするこ ととされています(震災税特法13の 2 ⑤、震災 税特令15の 2 ①)。ただし、その合計額が控除 限度額(その再建特例適用年において適用され る居住年ごとに計算される住宅借入金等に係る 控除額のうち最も多い控除額をいいます。)を 超えるときは、その再建特例適用年における住 宅借入金等特別税額控除額は、その控除限度額 とされています(震災税特令15の 2 ①②)。 ① 再建住宅借入金等の金額……異なる居住年 ごとに区分をし、その区分をした居住年に係 る再建住宅借入金等の金額ごとに震災税特法 第13条の 2 第 1 項の規定に準じて計算した金 額(上記⑸により計算した金額) ② 他の住宅借入金等の金額……異なる居住年 ごとに区分をし、その区分をした居住年に係 る他の住宅借入金等の金額ごとに租税特別措 置法第41条の規定(注)に準じて計算した金額 (注) 他の住宅借入金等の金額の次の区分に応 じて、計算の際に準ずる規定が異なります。 1  特例住宅借入金等の金額……租税特別 措置法第41条第 3 項各号の規定 2  長期優良住宅借入金等の金額……租税 特別措置法第41条第 5 項各号の規定 3   1 及び 2 以外の他の住宅借入金等の金 額……租税特別措置法第41条第 2 項各号 の規定 ③ 他の増改築等住宅借入金等の金額……異な る居住年ごとに区分をし、その区分をした居 住年に係る他の増改築等住宅借入金の金額ご とに租税特別措置法第41条の 3 の 2 の規定 (注)に準じて計算した金額 (注) 他の増改築等住宅借入金等の金額の次の 区分に応じて、計算の際に準ずる規定が異 なります。 1  省エネ改修工事に係る増改築等住宅借 入金等の金額……租税特別措置法第41条 の 3 の 2 第 4 項各号の規定 2   1 以外の他の増改築等住宅借入金等の 金額……租税特別措置法第41条の 3 の 2 第 1 項各号の規定 ⑻ 同一年中に 2 以上の住宅の再取得等をした場 合の控除額の計算  上記⑴の居住者が、 2 以上の住宅の再取得等 をし、かつ、これらの住宅の再取得等をした住 宅を同一年中に居住の用に供した場合には、控 除額の特例の選択については、その住宅の再取 得等に係る再建住宅借入金等の金額の全てにつ いてしなければなりません(震災税特法13の 2 ⑥)。 ⑼ 控除額の特例の適用手続き  控除額の特例の適用を受ける場合には、通常 の住宅ローン税額控除の規定の適用を受けるた めに必要とされる所定の書類に加え、次の①② に掲げる事実を明らかにする次の③から⑤まで に掲げる書類(以下「証明書類」といいます。) を確定申告書に添付しなければなりません(震 災税特令15の 2 ③④、震災税特規 5 の 2 ①②)。 ① 従前住宅が東日本大震災によって被害を受 けたことにより居住の用に供することができ なくなったこと ② 住宅の再取得等が上記⑵①に該当する場合 には、その再取得等をした住宅が従前住宅を 居住の用に供することができなくなった日以 後最初に居住の用に供したものであること 〈証明書類〉 ③ 市町村長又は特別区の区長の従前住宅に係 る東日本大震災による被害の状況等を証する 書類(り災証明書)(その写しを含みます。) ④ 従前住宅の登記事項証明書(滅失した住宅 については閉鎖登記記録に係る登記事項証明 書) ⑤ 従前住宅について被害を受けた者の住民票 の写し(その被害を受けた時及びその後にお けるその者の住所を明らかにするものに限り ます。)

(7)

 なお、上記③から⑤までの書類の添付がない 確定申告書の提出があった場合において、その 添付がなかったことについてやむを得ない事情 があると認められるときは、これらの書類の提 出があった場合に限り、控除額の特例を受ける ことができます(震災税特令15の 2 ③④)。  また、証明書類については、控除額の特例を 受ける 1 年目の年分の確定申告書に添付した場 合には、 2 年目以後は添付を要しないこととさ れています(震災税特規 5 の 2 ③④)。

参照

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