「貧困の女性・女児化」の研究

「貧困の女性・女児化」の研究

―カンボジア農村における構造的暴力と人身売買―

目 次

略語表 ⅶ

用語定義 ⅸ

序章 1

第一節 本研究と人身売買 1

（１）カンボジアと人身売買 1

① 国土と人口 2

② 人身売買／人身取引の定義と用語適用 3

（２）先行研究 4

① 世界システムの下での人身売買 4

② 「女性に対する暴力」としての人身売買と子どもの人身売買 4

③ カンボジアにおける人身売買研究 7

④ ポイペト地域における人身売買研究 9

（３）カンボジアにおける人身売買 11

① 女性・女児にもたらされる人身売買の現状 11

② 人身売買関連法と人身売買問題への取り組み 12

第二節 本研究の概要 16

（１）研究目的と仮説 16

（２）調査内容と調査方法 17

① 調査地 17

② 研究方法 19

第三節 論文の構成 19

第四節 理論的枠組み 20

（１）世界システムと構造的暴力 21

（２）カンボジア社会の文脈における家父長制概念 23

① 近代家父長制概念 24

② 従来の家父長制概念の限界 25

③ フェミニズムの視点によるおとなと子どもの関係 26

④ 家父長制概念の再検討 26

⑤ まとめ 27

（３）ケーパビリティ論 28

第一章 歴史的背景と農村に形成された権力構造 31

第一節 カンボジア農村 31

（１） カンボジアにおける自然村 31

（２）農村と貧困 32

① カンボジアの貧困状況 32

② 農村における経済的貧困の特徴 33

（３）まとめ 35

第二節 フランス植民地時代と国家形成 36

（１）フランスとカンボジアの関係 36

（２）農村における反仏運動と民族意識 37

第三節 民族主義と国内闘争の開始 38

（１）民族意識の興隆と国内闘争 39

① シハヌーク政権とロン・ノル政権 39

② 国内闘争と農民への影響 39

（２）国際社会と社会構造 40

① 社会基盤の崩壊と社会状況 40

② 国連カンボジア暫定統治機構の到来と貨幣経済 42

第四節 自然村と人工村―内戦とその影響― 43

（１）カンボジア難民・避難民の発生背景 44

（２）難民・避難民キャンプからの帰還と現状 45

（３）人為的に造られた村・人工村の特徴と現在 47

第五節 国内経済動向と世界システム 48

（１）内戦以降の経済動向 48

（２）「労働」を目的とした移動 50

（３）まとめ 51

章括 52

第二章 農村にみる社会文化構造 53

第一節 社会・文化的性規範 53

（１）男性規範（Chbab Pros）と女性規範（Chbab

Srey） 53

（２）女性規範と「純潔」 54

（３）女性規範からの逸脱 56

（４）まとめ 57

第二節 カンボジアにおける家族構成と集落内コミュニティ 57

（１）家族構成と親族関係 58

① 農村における家族構成と婚姻 58

② 親族関係と人身売買 59

（２）集落内コミュニティと社会関係 60

① コミュニティの有無 60

② 脆弱世帯・人身売買被害者世帯からみたコミュニティ 62

（３）社会的地位と権威主義 62

（４）まとめ 63

第三節 文化構造と上座仏教 64

（１）上座仏教と寺院 64

（２）寺院を中心としたコミュニティと歴史的背景 65

（３）男児の出家と脆弱世帯の関係 67

（４）まとめ 68

第四節 文化・社会基盤と教育 68

（１）教育制度の歴史と現在の教育制度 68

① 教育制度の歴史 68

② 現在の教育制度 69

（２）男女の就学率と地域間格差 70

（３）教員のモラル低下と教育費 72

（４）まとめ 72

章括 73

第三章 女性・女児の人身売買被害者の実態―事例を通じて― 75

第一節 調査概要 75

（１）調査期間と聞き取り対象者の選定 75

（２）調査対象者 76

（３）調査内容 77

（４）地域別出身地 77

第二節 事例分析−経済的貧困状況の実態− 79

（１）就労状況 79

（２）収入 80

（３）支出 82

（４）借金の有無と土地所有状況 82

① 借金の有無 82

② 土地の所有状況 83

（５）まとめ 85

第三節 被害者世帯と人権剥奪・相対的貧困 86

（１）教育状況 86

（２）重層的貧困と人身売買 88

① 世帯内暴力 88

② 性的被害 89

③ 差別と孤立 89

（３）まとめ 90

第四節 人身売買と第三者の介入 91

（１）仲介人とその役割 91

（２）仲介人と被害者との関係−自然村と人工村の差異― 92

（３）自然村、人工村双方の共通点 93

（４）仲介人と被害者間の意思の相違 93

章括 94

第四章 自然村における脆弱世帯―人身売買との関連で― 96

第一節 本章の概要 96

（１）本章の目的 96

（２）調査対象者 97

第二節 世帯構成員の出稼ぎが招く世帯の脆弱化―事例①― 98

（１）家長の出稼ぎが招いた世帯分解 99

① 父親の出稼ぎがもたらした負の連鎖 99

② 父親の死と母親の出稼ぎ 99

③ 出稼ぎがもたらした結果と脆弱化 100

（２）孤児たちの置かれた人間貧困状況 100

① 母親の死と世帯内暴力 100

② 姉妹離散と直接的暴力 101

第三節 重層的要因と脆弱世帯の客体化―事例②− 102

（１）経済的状況と世帯が抱える諸問題 103

（２）レイプ被害と脆弱世帯 104

（３）レイプ被害と世帯内暴力 105

（４）負の連鎖と直接的暴力 106

第四節 人身売買保護後の帰村に際して被害者にもたらされる状況―事例③― 107

（１）人身売買発生と恐怖 108

① 経済的貧困世帯と人身売買発生の関係 108

iv

② 帰村に対する恐怖 109

（２）帰村後の村内における差別と偏見の発生 109

① 農村にもたらされる負の側面 109

② 被害者にみられる罪の意識と脆弱性 110

章括 111

第五章 ポイペト行政区の人工村における脆弱世帯 113

―人身売買との関連で―

第一節 ポイペトにみる人身売買 113

第二節 本調査対象地の概要 115

（１）国境周辺地域・ポイペト行政区の居住形態と概要 115

① ポイペト行政区・P 村の概要 115

② ポイペト行政区・国境ゲート付近に隣接する K 村の概要 116

（２）調査内容 117

（３）対象地域の特徴 117

① 国境周辺居住者の分類と居住者の世帯構成 117

② 世帯構成と職業 118

③ 近隣住民との関係と社会環境 119

④ 人身売買被害の発生件数 120

第三節 帰還難民・避難民世帯―事例①― 121

（１）帰還難民世帯にみる人身売買被害―事例①― 121

（２）国境周辺付近と帰還難民世帯との関係 123

（３）生活実態 124

① 現金生活 124

② 被害状況 125

③ 帰村から再度の人身売買に至った背景 125

（４）まとめ 126

第四節 移住世帯の事例：女性家長世帯、土地なし世帯、一時的出稼ぎ世帯 127

（１）未亡人などの女性家長世帯と人身売買―事例②― 127

① 未亡人世帯の持つ脆弱性と人身売買発生の背景 128

② 人身売買の発生状況 129

（２）土地なし世帯と人身売買―事例③― 131

① 自然村から押し出された世帯 131

② 仕事斡旋人と再発の危険性 132

（３）一時出稼ぎ労働者と人身売買―事例④― 133

① ポイペトにおける暴力の蔓延 134

② ポイペトの特徴と自然村へ帰村するための条件 134

（４）まとめ 136

章括 137

第六章 人身売買被害者・脆弱世帯にみる貧困脱却の可能性 139

―自然・人工村の状況を概観して―

第一節 自然村における脆弱者の社会環境からの脱却事例 140

（１）脆弱者の置かれた社会環境 140

（２）客体化から抜け出て主体性を獲得する道―事例①― 141

第二節 当事者の主体性獲得と支援−被支援、関係の変化 144

（１）自然村脆弱者にみる客体としての位置からの転化の可能性 144

（２）アイデンティティの獲得 146

① 支援対象者から支援者へ 146

② 支援者としての内的変化 147

（３）自然村脆弱者にみる主体性の獲得段階―理論化の試み― 149

（４）まとめ 151

第三節 人工村における居住者と社会環境 152

（１）脆弱者と外部支援―事例②― 152

（２）事例考察 154

（３）人工村に現存する外部支援の現状と限界 154

第四節 人工村において脆弱者はどう自立を獲得し得るか 155

（１）外部支援の役割 155

（２）支援の多様性と社会関係の再編 156

（３）社会環境の変化と貧困からの脱却 159

章括 160

終章 163

図表リスト xii

カンボジア地図 xiii

参考文献 xiv

謝辞 xxxiv

vi

略語表

ADB

Asian Development Bank

アジア開発銀行

AFTA ASEAN Free Trade Area

アセアン自由貿易

ASEAN

Association of Southeast Asian

Nations

東南アジア諸国連合

BHN Basic Human Needs

ベーシック・ヒューマン・ニーズ

CARERE

Cambodia Areas Regeneration and

Rehabilitation

UNDP によるプロジェクト

CEDAW

Convention on the Elimination of all

forms of Discrimination Against

Women

女性差別撤廃条約

CSES

Cambodia Socio-Economic Survey

カンボジア社会経済調査

CMAC

Cambodia Mine Action Center

カンボジア地雷対策センター

CPP Cambodian

People’s

Party

人民党

EFA

Education for All

全ての人に教育を

FUNICINPEC

Front Uni National pour un

Cambodge Independent, Neutre,

Pacifique et Cooperatif

民族統一戦線

GDP

Gross Domestic Product

国内総生産

GNP

Gross National Product

国民総生産

HIV/AIDS

Human Immunodeficiency Virus /

Acquired Immunodeficiency

Syndrome

ヒト免疫不全ウィルス

／後天性免疫不全症候群

ILO

International Labor Organization

国際労働機関

IOM

International Organization for

Migration

国際移住機関

JBIC

Japan Bank for International

Cooperation

国際協力銀行(現 JICA）

JETRO

Japan External Trade Organization

日本貿易振興会

JICA

Japan International Cooperation

Agency

国際協力事業団

KPNLF

Khmer People’s National Liberation

Front

クメール人民民族解放戦線

MoEYS

Ministry of Education, Youth and

MoI

Ministry of Interior

内務省

MoSVY

Ministry of Social Affairs, Veterans

and Youth Rehabilitation

社会福祉・退役軍人

・青少年更正省

MoWA

Ministry of Women’s Affairs

女性省

MoWVA

Ministry of Women’s and Veterans’

Affairs

女性・退役軍人省

NGO

Non- Government Organization

非政府組織

NIS

National Institute of Statistics

カンボジア計画省国家統計局

ODA

Official Development Assistance

政府開発援助

PKO

Peace Keeping Operations

平和維持活動

STD

Sexually Transmitted Diseases

性感染症

UN United

Nations

国際連合

UNBRO

United Nations Border Relief

Operation

国連国境救援機関

UNDP

United Nations Development

Program

国連開発計画

UNESCO

United Nations Educational,

Scientific and Cultural Organization

国連教育科学文化機関

UNFPA

United Nations Population Fund

国連人口基金

UNHCR

United Nations High Commissioner

for Refugees

国連難民高等弁務官事務所

UNICEF

United Nations Children’s Fund

国連児童基金

UNIFEM

United Nations Development Fund

for Women

国連女性開発基金

UNTAC

United Nations Transitional

Authority in Cambodia

国連カンボジア暫定統治機構

U.S. DoS

United of State Department of State

アメリカ合衆国 国務省

WHO

World Health Organization

世界貿易機関

WFP World

Food

Programme

国連世界食糧計画

用語定義

子ども・女児

本論では、国際子どもの権利条約の第１条に定義されているように、「子ども」「女児」

「男児」「女子」「男子」とは 0 歳から 18 歳未満の者を指す。

自然村と人工村

「自然村」とは、通常農村として想起される集落を指す。他方、ポイペト行政区には、

1998 年頃に帰還難民・避難民が増加し、路上生活家族としてあふれたことから、それら家

族の居住の場として、NGO

主導のもと人為的に造られた村が点在する。人為的に造られた

居住地内における各世帯が所有している土地は、農業を営めるような耕作地にはなってお

らず、居住地として家屋を建てるのみの面積となっているケースが大半である。本論では、

上記のような歴史的背景を持ち、現在では、季節労働者、移住労働を含めた多様な背景を

持つ移動労働者たちが集結する居住村を「人工村」と呼ぶ。

世界システムと社会構造

世界システム

とは、近代以降、市場経済に基づく資本主義体制が成立するが、そこで市

場経済とそれを維持するための社会構造が新しく現れる。その双方を含むものと、ここで

は考える。1980 年代以降の新自由主義期に、世界規模の資本移動により世界システムのグ

ローバル化、自由化が進む。それは同時に、世界市場における統合と分裂を進めることに

なった。統合とは、市場が国家ベースから世界規模へと拡大する現象を指す。分裂とは、

市場を基盤として、システムを維持するために中心と周辺、支配と従属の分化が進み、わ

れわれの生活する世界に強者と弱者・富者と貧者等の格差、社会分裂が進む現象を意味す

る。

このような強者と弱者、富者と貧者の関係を維持するために、国家・民族・地域・社会・

性別・世代などの諸階層の網の目が生み出される。この、市場原理を基礎とした諸要因を

維持する階層的網の目として社会構造が形成される。社会構造は、市場経済を基礎とした

階層秩序として、世界システムにおける支配と従属関係を作り出すが、そこに人権剥奪、

貧困が生み出される。

1

_{1998 年にノルウェーのNGOであるNorwgian People Association（以下NPA）と政府合併の再}

定住計画により、人為的に国境周辺村は造られた。

貧困の女性・女児化

近現代世界においては、貧困が国家・地域・集落・世帯・世代等の層化諸要因により底

辺に置かれている人々にしわ寄せをもたらす様相を看取することが出来る

。1980 年代以降、

国連の「女性開発」会議において、「貧困の女性化」が注目されるようになった現象

もそ

の一環として捉えることができる。本論で、貧困をたんに所得貧困ばかりでなく、人間貧

困といった人間の権利の剥奪状態を意味するDeprivationという概念でとらえると、貧困は自

然発生的にもたらされるのものではなく、社会関係を通じて人為的に創り出されるもので

あると認識することが出来る。その場合に人権の剥奪と社会階層間の差別・格差には相関

関係が存在し、社会的に差別された下層部分、特に家父長制の下部に置かれがちの女性・

女児の人権が最も無視されがちとなる。そのような、社会構造の末端におかれ、貧困状況

が女性・女児にもたらされる状況を「貧困の女性化」という。本論では、カンボジア農村

での調査を通して、女性・女児にもたらされる人身売買を通じて「貧困」によってもたら

される社会関係と社会環境と分析することにしたい。

通常、「貧困の女性化」として成人女性も女児も「性」を基本として表現する。しかし、

本論では「女性・女児の貧困化」と表記する。その理由として、一つに、通常「貧困の女

性化」と表現することによって、18 歳以上の成人女性を中心に視点が赴きがちになる。し

かし、カンボジアの人身売買被害者が 18 歳以上の成人女性もさることながら、女性で 18

歳未満の子どもが被害の中心であるため、「女児」の存在を明確にする必要がある。二つ

に、特に男性と女性の社会規範が強くもたらされている社会構造下においては、そのシス

テムの末端には、女性であり、子どもであるという女児に強くしわ寄せをもたらすことを

捉える必要がある。そのため本論では「貧困の女性・女児化」と表記する。

家族と世帯

カンボジアにおける「家族・世帯」という概念だが、現地では「家族（クルオサー）」

と表現されるものと「世帯（プテァッ）」と表現される用語がある。基本の家族形態は核

家族を中心とした集団形態ではあるものの、カンボジアでは多様な世帯構成が存在する。

よって、「家族（クルオサー）」は主に直系の血縁関係を指すことが多く、「夫婦を単位

に構成される集団概念であり、夫婦と未婚の子どもからなる、いわゆる核家族に相当する

語」

であり、もう一方の「世帯（プテァッ）」は、家という居住形態のなかで共に生活を

送っている構成員らで形成されている概念を指すと考えられる。

3

_{Wallerstein, Immanuel (1979a) (1979b)(1980)(1983)etc.}

4

_{1985 年のナイロビで開催された「第三回世界女性会議」を皮切りに、「平等」「開発」「平和」}

を包括的に「持続可能な開発」を実現すべきであると、1991 年の世界女性会議（マイアミ民間

女性会議）、1993 年ウイーン世界人権会議、1994 年のカイロ国際人口・開発会議、1995 年の

コペンハーゲン社会開発サミットと次々と女性の権利を主張する行動綱領や戦略が打ち出され

た。と、同時に「女性に対する暴力」という構造的な側面にも注目がおよび、その結果、1993

年国連総会で「女性に対する暴力撤廃宣言」が採択された。

_{高橋（2001）223 頁}

x

そのため本論では、「家族（クルオサー）」と用語を使用する際は、「核家族を基とし

た直系の血縁関係によって構成された家族構成を指す」。他方の「世帯」という用語を使

用する際には、「既婚か未婚のカップル、あるいはカップルの卑属、どちらかの尊属、一

方の卑属、および傍系の者、また、血縁関係の有無に関係なく、同居し構成されているも

の」と定義する。

世帯内暴力

カンボジアの場合、ドメスティック・バイオレンスという用語では、「世帯内」に発生

する暴力そのものを表す傾向にあり、配偶者間暴力と子どもに対する暴力双方を含める。

そのため、本論では、双方を含めた意味で、「支配と従属のもとに、世帯内に発生する暴

力」という幅広い意味で「世帯内暴力」を適用する。筆者の限られた調査結果ではあるが、

カンボジアは年長者や権威者が権力を持つ社会構造のため、日本でもたらされるような、

子どもからおとなへの暴力形態は見受けられなかった。

レイプ

カンボジアのUNTAC刑事法の 33 項では、レイプを「性器挿入を含むいずれの性的行為で、

暴力、脅迫、不意を狙うなどをもってもたらされるもの

」と定義している。また、悪質か

つ重罪に値する犯罪法、Law on Aggravating Circumstances Relating to Felonies の 5 項では、

「同意を得ずして発生する性器挿入を含むいずれの性的行為」をレイプの定義としている。

よって、本論では、これらの定義を基礎としてレイプを捉える。

レート換算

4,000 リエル＝１米ドル（2004 年∼2007 年調査時）

6

_{UNTAC Criminal Law, Article 33, and Law on Aggravating Circumstances of the Felonies,}

図表リスト

＜第一章＞

図１ 国内 GDP 推移 48

表２ 実質 GDP 産業別構成比 49

＜第二章＞

表１ 男女純就学率／純出席率 70

表２ 地域間就学率格差 71

＜第三章＞

表１ 調査対象者 年齢構成比 76

表２ 出身州全体構成比 78

表３ 職種分類 80

表４ 調査対象者の 1 日あたりの世帯収入「不明」を除いた比率 81

表５ 調査対象者の 1 日あたりの世帯支出「不明」を除いた比率 82

表６ 借金の有無：世帯数と全体構成比 82

表７ 借金の内容 83

表８ 土地の有無 84

表９ 就学状況 86

表１０ 村で差別されていたと感じる理由 90

図１ 人身売買被害者世帯の現状 94

＜第五章＞

表１ 他州からの移住理由 118

表２ 世帯形態 118

表３ 世帯構成員の職業 119

表４ 近隣住民との関係 120

表５ 地域や世帯内に抱える問題 120

表６ 人身売買被害の発生件数 121

＜第六章＞

表１ 脆弱世帯の世帯状況 141

表２ ミーティングに参加しようと思ったきっかけ 145

表３ ミーティング参加者たちの心理的変化 146

図１ 脆弱者の変化とその段階 149

図２ ケーパビリティ論 156

図３ 外部支援への提言 159

xii

カンボジア地図

参考文献

ADHOC (2004), RAPE: Attitudes and Solutions in Cambodia, Phnom Penh：ADHOC. (2005), Human Rights Situation Report 2004, Phnom Penh：ADHOC. (2006), Human Rights Situation Report 2005, Phnom Penh：ADHOC.

Agtawal, Anuja (ed.) (2006), Migrant Women and Work, New Delhi, Thousand Oaks, London: SAGE Publications. Annette, Kuhn and Ann Marei Wolpe (ed.) (1978), Feminism and Materialism; Women and Modes of Production,

London : Routlrdge and Kegan Paul Ltd.(上野千鶴子、千本暁子、住沢とし子、児玉佳与子、矢木公子、 渡辺和子訳『マルクス主義フェミニズムの挑戦』勁草社、1984 年)

Arensen, Lisa (2005), Reintegration Assistance for Trafficked Women and Children in Cambodia: A Review, Phnom Penh: The Asia Foundation.

Asian Development Bank (ADB) (2007), Cambodia Country Report: Capacity Building for Resettlement Risk

Management- Regional and Sustainable Development Department, Manila: ADB.

Bachofen, Johann J. (1861), Das Mutterrecht, Basel: Beno Schwabe. (吉原達也訳・上山安敏解説『母権論序説』 創樹社、1989 年)

Bales, Kevin (1999), Disposable People: New Slavery in the Global Economy, Berkeley :University of California Press.(大和田英子訳『グローバル経済と現代奴隷制』 凱風社、2002 年)

Bancroft, Lundy and Silverman, Jay G. (2002), The batterer as parent: addressing the impact of domestic violence on

family dynamic, Thousand Oaks: London: Sage Publications.

Barry, Kathleen (1979), Female Sexual Slavery, Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall. (田中和子訳『性の植民地― 女の性は奪われている―』時事通信社、1984 年)

Beauvoir, Simone de (1949), Le deuxieme sexe, Paris: Gallimard. ( 井上たか子,木村信子 監訳『第二の性 : 決定 版. 1』新潮社、1997 年)

Belsar, P.M de Cock, and F. Mehran (2005), ILO Minimum Estimate of Forced Labour in the World, Geneva: ILO. Bendix, Reinhard (1960), Max Weber: An Intellectual Portrait, Doubleday& Company Inc. (折原浩訳『マックス・

ウェーバー：その学問の全体像』中央公論社、1966 年)

Berdal,M. /Leifer,M.(1996),’Cambodia’ In Mayall,J.(ed.), The new interventionism 1991-1994: United Nations

Experience in Cambodia, former Yugoslavia and Somalia, Cambridge: Cambridge University Press,

pp25-pp58.

Biddulph, R. (2000), Making the Poor Visible: Cambodia Land Project, Phnom Penh: Oxfam GB.

(2004), Poverty and Social Impact Assessment of Social Land Concessions in Cambodia: Landlessness

Assessment, Phnom Penh: Oxfam GB.

Boonchalaksi, W./Guest, P.(1998), The Sex sector, Geneva: ILO.(津田守他訳『セックス「産業」』日本労働研究 機構、1999 年)

Borjas, George.J. and Crisp, Jeff (ed.)(2005), Poverty, international migration, and asylum, Houndmills, Basingstoke, Hampshire ,N.Y.: Palgrave Macmillan .

Borjas, George J. (ed.)(2000), Issues in the economics of immigration, Chicago : University of Chicago Press. Borjas, George J. (1998), International differences in the labor market performance of immigrants, Kalamazoo, MI :

W.E. Upjohn Institute for Employment Research.

Boserup, Ester (1970), Women’s Role in Economic Development, New York: St. Martins Press.

Brettell ,Caroline B. and Hollifield, James F. (ed.) (2000), Migration Theory, New York and London: Routledge. Brown, Eleanor (2007), The Ties That Bind- Migration and Trafficking of Women and Girls for Sexual Exploitation

in Cambodia-, Phnom Penh: IOM.

Browne, Kevin and Herbert, Martin (1997), Preventing family violence, Chichester, England : New York : Wiley. Browne. K & Herbert. M (1997), Preventing Family Violence, John Wiley & Sons Ltd. (=『家族間暴力防止の基礎

理論―暴力の連鎖を断ち切るには』監訳者 薮本英史、甲原定房 明石書店 2004)

Burchett, W.(1981), The China-Cambodia-Vietnam Triangle, Chicago: Vanguard Books ; London: Zed Press (= 1991 訳者 土生長穂、小倉貞男、文京洙 『カンボジア現代史』連合出版)

Brush, Elizabeth (2004), “Models Wanted- The Search for an Effective Response to Human Trafficking”, in Stanford

Journal of International Law vol.40 winter Stanford, Stanford University, School of Law, pp1-45.

Cambodian League for the Promotion and Defense of Human Rights ( LICADHO) (2001), Rape and Indecent

Assault: Crimes in the Community, Phnom Penh: LICADHO.

(2004a), Cambodian Women Report 2004: A Brief on the Situation of Women in Cambodia, Phnom Penh: LICADHO.

(2004b), Rape and Indecent Assaul, Phnom Penh: LICADHO.

(2006), Violence Against Women in Cambodia, Phnom Penh: LICADHO.

Cambodian Women's Development Association (CWDA)(1994), Prostitution Survey Results, Phnom Penh: CWDA. CARE International (1994), Men are Gold, Women are Cloth, Phnom Penh: CARE International in Cambodia. (2001), A Good Wife: Discussions with Married Women about Life, Health, Marriage and Sexuality,

Phnom Penh: CARE International in Cambodia.

Castles, Stephen and Miller, Mark J. (1993), The Age of Migration, London: The Macmillan Press LTD.

Chambers, R.(1983), Rural development: putting the last first, UK: US: Longman Scientific &Technical. (＝穂積智 夫/甲斐田万智子監訳 1995『第三世界の農村開発 貧困の解決―私たちにできること』明石書店) Chandler, David P. (1999), Brother Number one: a Political Biography of Pol Pot, Boulder, Colo: Westview Press. (2000), A History of Cambodia, Boulder, Colo: Westview Press.

Chant, Sylvia and Sarah A. Radcliffe (1992), Migration and development, London, New York: Belhaven Press. Chant, Sylvia H. (1995), Women of a lesser cost: female labour, foreign exchange, and Philippine development,

London: Pluto Press.

(2007), Gender, generation and poverty: exploring the "feminisation of poverty" in Africa, Asia and Latin

Clarke, Helen J.(2001), Research for Empowerment in a Divided Cambodia, In Smyth, M. and Robinson,G.(ed.)

Researching Violently Divided Societies, Ethical and Methodological Issues, United Nations University

Press, London: Pluto Press, pp92-pp105.

Coomaraswamy, Radhika (1996), Report of the Special Rapporteur on Violence Against Women: its Causes and

Consequences, (E/CN.4/1996/53) United Nation.

(1998), Report of the Special Rapporteur on Violence Against Women: its Causes and Consequences (E/CN.4/1998/54), United Nation.

Coomaraswamy, Radhika and Office of the High Commissioner for Human Rights (2002), Elimination of violence

against women, (Commission on Human Rights resolution 2002/52, E/2002/23- E/CN.4/2002/200, see

chap. XII.), Office of the High Commissioner for Human Rights, United Nations.

Corby, Brian (2000), Child Abuse: Towards a knowledge base, Second Edition, Berkshire: Open University Press. Cosslett, Tess. , Easton, Alison and Summerfield, Penny (ed.) (1996), Women, Power and Resistance, Buckingham

and Philadelphia: Open University Press.

Council for Social Development (2002), National Poverty Reduction Strategy 2003-2005, Phnom Penh: CSD. Davidson, Julia O’Connell (2006), ‘Will the Real Sex Slave Please Stand up?’ Feminist Review 83, pp 4-22, London:

Women’s Studies University of North London.

Delvert, J (1961), Le paysan cambodgien, Paris: Mouton.（＝2002 訳 及川浩吉、監修 石澤良昭『カンボジ アの農民：自然・社会・文化』）

(1983), Le Cambodge, Paris : Presses Universitaires de France.(=1996 訳 石澤良昭、中島節子『カン ボジア』白水社)

Department of State, United States of America (2005), Trafficking in Persons Report, NY: Department of State. Derks, Annska (1997a), Report on Country Profile Study on Women in Development in Cambodia, Phnom Penh:

JICA.

(1997b), Trafficking of Cambodian Women and Children to Thailand, Phnom Penh: IOM. (1998a), Reintegration of Victims of Trafficking in Cambodia, Phnom Penh: IOM. (1998b), Trafficking of Vietnamese Women and Children to Cambodia,Phnom Penh: IOM.

(ed.) (1996), Cambodia Report: Gender Issues in Contemporary Cambodia, Phnom Penh: Center for Advanced Study, Development Association.

Derks, Annska , Henke, Roger and Vanna, Ly. (2006), Review of a Decade of Research on Trafficking in Persons, Phnom Penh: Center for Advanced Study and The Asia Foundation.

Douglas, Tom (2000), Basic Group Work, New Edition, New York: Routledge.(渡辺嘉久、杉本敏夫監訳『ベーシ ック・グループワーク』昇洋書房、2003 年)

Eades, J.S.（1996）｢世界システムの展開と移民」青木保編『移動の民族誌』岩波書店。 Ebihara, M. (1968), Svay: A Khmer Village in Cambodia, Ph.d dissertation, NY: Columbia University.

Ebihara, M. and Ledgerwood, J. (2002),“Aftermaths of Genocide: Cambodian Villagers”, in Annihilating Difference:

The Anthropology of Genocide,(ed.) Hinton, A., Berkeley: University of California Press.

ECPAT-Cambodia (2005), Database Report- Project on “NGO Joint Statistics on Rape and Trafficking 2003-2004”, Phnom Penh: ECPAT-Cambodia.

Engels, Friedrich (1891), Der Ursprung der Familie, des Privateigenthums und des Staats（斉藤進訳「家族、私有 財産および国家の起源―ルイス・H・モルガンの研究によせて―」『エンゲルス 社会・哲学論集』 河出書房、1967 年、145 頁∼276 頁）.

(1891), Der Ursprung der Familie, des Privateigenthums und des Staats (戸原四郎訳『家族・私有財産・ 国家の起源 : ルイス・H・モーガンの研究に関連して』岩波書店、1965 年).

Ennew, Judith (1986), The Sexual Exploitation of Children, New York: St Martin’s Press.

Fernando, L.(2002), Human Rights Politics and States -Burma, Cambodia, Sri Lanka-, the Social Scientists’

Association, Colombo: Deepanee Publishers.

Finkelhor, David (1984), Child Sexual Abuse: New Theory and Research, New York: Free Press. (ed.) (1983), The Dark side of Families, California: Sage Publications.

Frederick, John (2005), The Myth of Nepal- to India Sex Trafficking : Its Creation, Its Maintenance, and Its Influence

on Anti-trafficking Interventions, In Kempadoo, Kamala (ed.) Trafficking and Prostitution Reconsidered New Perspectives on Migration, Sex Work, and Human right, Boulder: Paradigm Publishers.pp129-148.

Friedmann, John (1992), Empowerment: The Polities of Alternative Development, Cambridge, Mass: Blackwell. (斉 藤千宏・雨森考悦監訳『市民・政府・NGO―力の剥奪からエンパワーメントへー』新評論、1995 年)

Galtung, Johan (1975), Peace: Research・Education・Action- Essays in Peace Research Volume one-, Copenhagen:

Christion Ejlers.

(1976), Peace, War, and Defense, Copenhagen: Christion Ejlers.

(1978), Peace and Social Structure- Essays in Peace Research Volume three-, Copenhagen: Christion Ejlers.

(1980), Peace and World Structure, Copenhagen: Christion Ejlers.

(1996), Peace by Peaceful means: Peace and Conflict, Development and civilization, Oslo: PRIO, London, thousand Oaks, New Delhi: Sage Publications.

(1969), Violence, Peace and Peace Research,(1971), A Structural Theory of Imperialism,(1984), Cold War,

Pease and Development, (1989), Fall in East Europe, (1990 ), what Happened and why?.(高柳先男、塩谷保、酒井

由美子訳『構造的暴力と平和』中央大学出版、1991 年)

Galtung, Johan and 藤田明史編（2003）『ガルトゥング平和学入門』法律文化社.

Geiger, Vance (1994), The Return of the Border Khmer: Repatriation and Reintegration of Refugees from the

Thai-Cambodian Border, Peter Utting(ed.) , Between Hope and Insecurity: The Social Consequence of the Cambodian Peace Process, Geneva: UNRISD.

Gil, David G. (1979), Child abuse and violence, New York: AMS Press.

Gottesman, E. (2003), Cambodia After the Khmer Rouge: Inside the Politics of Nation Building, Yale: Yale University Press, London: New Haven & London.

Grumiau, Samuel (2002), “Trafficking Permeates Europe”, Migrant Workers, Labour Education 2002/4 No.129, pp90-94.

Haapala, U. (2003), Where do you go? :Migration and Urbanization in Cambodia, WUP-FIN Socio- economic Studies on Tonle Sap 9, MRCS/WUP-FIN, Phnom Penh.

Hach, Sok, Huot, Chea and Boreak, Sik (2001), Cambodia's Annual Economic Review – 2001, Phnom Penh: Cambodia Development Resource Institute.

Healthcare Center for Children (HCC) (2002), Studies on The Main Locations of Trafficking and Sexual Exploitation

of Women and Children between Vietnam, Cambodia and Thailand, Phnom Penh: HCC.

Heng, Chammroen and Thida, Khus (2004), Survey Report on Cross Border Migration and Trafficking Bamteay

Mean Chey Province, Phnom Penh: ILO- IPEC.

Hughes, Caroline (1996), UNTAC in Cambodia: The Impact on Human Rights, Singapore: Indochina Programme, Institute of Southeast Asian Studies.

(2003), The Political Economy of Cambodia’s Transition 1991-2001, London, NY: Routledge Curzon. Human Rights Vigilance in Cambodia (HRVC) (1995), Notes on March-April 1995 Rapid Appraisal of the Human

Rights Vigilance of Cambodia on Child Prostitution and Trafficking, Phnom Penh: HRVC

Human Rights Watch (1996), The Small Hands of Slavery : Bonded Child Labor in India.(甲斐田万智子、岩附由香 監訳、国際子どもセンター訳『インドの債務児童労働―見えない鎖につながれて』明石書店、2004 年)

Human Security Center (2005), Human Security Report 2005: War and Peace in the 21st Century, New York,

Oxford: Oxford University Press.

International Labour Organization (ILO) (1997), Protecting Children in the world of work, Labour Education 1997/3 No.108, Geneva: ILO office.

(2001a), First Synthesis Report on Working Conditions in Cambodia’s Garment Sector, Phnom Penh: ILO, November.

(2001b), Labour Migration and Trafficking Within the Greater Mekong Sub- region- Proceedings of

Mekong Sub- Regional Experts meeting and Exploratory Policy Paper-, Bangkok: ILO.

(2002a), Migrant Workers, Labour Education 2002/4 No.129, Geneva: ILO office.

(2002b), Unbearable to the Human Heart Child Trafficking and Action to Eliminate it, Geneva: ILO. (2003a), Fifth Synthesis Report on Working Conditions in Cambodia’s Garment Sector, Phnom Penh: ILO,

June.

(2003b), Trafficking in Human Beings: New approaches to Combating the Problems, Geneva: ILO. (2004), Human Trafficking for Sexual Exploitation in Japan, Geneva: ILO.

(2005a), Fight Poverty-Organize! ,Labour Education 2005/1-2 No.138-139, Geneva: ILO office. (2005b), Eleventh Synthesis Report on Working Conditions in Cambodia’s Garment Sector, Phnom Penh:

ILO, June.

ILO (2005c), Thirteen Synthesis Report on Working Conditions in Cambodia’s Garment Sector, Phnom Penh: ILO, August.

(2005d), Trafficking for Forced Labour: How to Monitor the Recruitment of Migrant Workers, Geneva: ILO.

(2005e), A Global Alliance Against Forced Labour, Geneva: ILO.

(2005f), Human Trafficking and Forced Labour Exploitation, Geneva: ILO. (2005g), Forced Labour Statistics, Geneva: ILO.

(2005h), The Mekong Challenge Destination Thailand: A Cross-Border Labour Migration Survey in

Banteay Meanchey Province, Cambodia, Bangkok: ILO.

ILO-IPEC (1998), Combating Trafficking in Children for Labour Exploitation in the Mekong Sub-Region, A

proposed Framework for ILO-IPEC Action and Proceedings of a Mekong Sub, Regional Consultation,

Bangkok: ILO-IPEC.

(2001), Labour Migration and Trafficking within the Greater Mekong Sub-region, Bangkok: ILO. (2004a), Moving Forward: Secondary Date Review of Sending and Receiving Areas and Employment

Sectors in Prevention of Trafficking Children and Women in Cambodia, Phnom Penh: ILO.

(2004b), Child Domestic Worker Survey PhnomPenh-2003, National Institute of Statistics, Ministry of Planning, Phnom Penh: ILO-IPEC.

International Monetary Fund) (IMF) (2004), Cambodia: Statistical Appendix, IMF Country Report No. 04/330, October, Washington D.C. :IMF.

International Organization for Migration (IOM) (1998), Trafficking of Vietnamese Women and Children to Cambodia, Phnom Penh: IOM.

(2006), 2005 Turkey, Trafficking and Trends, Ankara: Turkey, IOM, ECR-Group Foundation, Care/Option, COSECAM, K.A.S.

(2007), The Ties that Bind: Migration and Trafficking of Women and Girls for Sexual Exploitation in

Cambodia, Phnom Penh: IOM.

Iwaniec, D. (1995), The Emotionally Abused and Neglected Child: Identification, Assessment and Intervention. John Wiley & Sons, Ltd.(監修 桐野由美子 訳 麻生九美、『情緒的虐待/ネグレクトを受けた子ども 発 見・アセスメント・介入』明石書店 2003)

Jones, A.(2006), Genocide: A Comprehensive Introduction, London and NY: Routledge. Kantola, Johanna (2006), Feminists Theorize the State, New York: Palagtave Macmillan.

Kantor, David and San, William Lehr. (1975), Inside the Family: Toward a Theory of Family Process, San Francisco: Jossey-Bass.

Kempadoo, Kamala and Doezema, Jo (1998), Global Sex Workers: Rights, Resistance, and Redefinition, London: Routledge.

Kiernam,B.(2006), External and Indigenous Sources of Khmer Rouge Ideology, In Westad, Odd, A. and Quinn-Judge, S.(ed.), The Third Indochina War –Conflict Between China: Vietnam and Cambodia 1972-79, London and NY: Routledge, pp187-205.

Knuth, R.(2006), Burning Books and Leveling Libraries: Extremist Violence and Cultural Destruction, London: Praeger, pp121-pp139.

Kuwinpant, Preecha (2005), Cross-border Migration to Thailand: Government Policy and Practices Towards Labor

Migration from Burma, Laos and Cambodia.（田村隆悟訳『タイへの国境を越える移動―ビルマ、ラ

オス、カンボジアからの労働移民に対する政策とその実践―』神戸大学社会研究会 社会学雑誌 22 頁∼35 頁）

Ledgerwood. J. (1994), “Gender Symbolism and Culture Change: Viewing the Virtuous Woman in the Khmer Story

‘Mea Yoeng’” In Cambodian Culture Since 1975: Homeland and Exile, (ed.) Ebihara. M., Mortland. C.A.

and Ledgerwood.J. , Ithaca. NY: Cornell University Press, pp119-128.

Lee, Everett S. and Goldsmith, Harold F. (ed.) (1982), Population Estimates: methods for small area analysis, California: Sage Publications.

Legal Support for Children and Women (LSCW ) (2005a), Gender Analysis of the Patterns of Human Trafficking

into and through Koh Kong Province, Phnom Penh: LSCW.

(2005b), Needs Assessment and Analysis of the Situation of Cambodian Migration Workers in Klong Yai

District Trad, Thailand. Phnom Penh: LSCW.

Lerner, Gerda (1986), The Creation of Patriarchy, NY: Oxford University press.

Levesque, Roger J. R. (1999), Sexual Abuse of Children: A Human Rights Perspective, Indiana: Indiana University Press.

Lim, L. L.(ed) (1996), The migration transition in Malaysia, Asian and Pacific Migration Journal(Manila), Vol.5, No.2-3, pp319-337.

(1998), The sex sector: the economic and social bases of prostitution in Southeast Asia, Geneva: ILO. Lim, L. L. and Oishi, N.(1996), International labour migration of Asian women: Distinctive characteristics and policy

concerns, Asian and Pacific Migration Journal(Manila), Vol.5, No.1, pp85-116.

Ly.V (ed.)(2003), Gender, Human Trafficking, And The Criminal Justice System, Phnom Penh: Asia Regional Cooperation to Prevent People Trafficking (ARCPPT) and AusAID.

Ly, Vichuta, Menh, Navy (2003), Gender, Human Trafficking, And The Criminal Justice System, Phnom Penh: ACIL.

MacKinnon, Catharine A. (1989), Toward a feminist theory of the state, Cambridge, Mass.: Harvard University Press. Madden, Janice.F, Steinfatt (2004), Notes on Issues in Counting Commercial Sex Workers and Trafficked Individuals,

University of Pennsylvania (Unpublished).

Melanie, Walsh (2007), Report on The Status of Cambodian Women: Domestic Violence, Sexual Assaults and

Trafficking for Sexual Exploitation, Universite du Quebec a Montreal, Institut d’Etudes Internationalse

de Montreal, Mars 2007.

Mill, John Stuart (1870), The Subjection of Women-third edition-, London: Longmans, Green, Reader, and Dyer. (1869), The Subjection of Women, London: Longmans (片口泰二郎 訳『婦人の服従』、聚英閣、1923

年).

Millet, Kate (1970a), Sexual Politics, New York: Doubleday.

(1970b), Sexual Politics, New York: Doubleday. (藤枝澪子、横山貞子、加地永都子、滝川海南子訳『性 の政治学』自由国民社、1973 年)

Ministry of Economy and Finance (2000), Macro-Economic Management 1994-2002, Phnom Penh: Ministry of Economy and Finance.

Ministry of Education, Youth and Sport (2000), Education in Cambodia 2000, Phnom Penh: Ministry of Education, Youth and Sport.

Ministry of Planning (1998), A Poverty Profile of Cambodia-1997, Phnom Penh: Royal Government of Cambodia. (1999a), Cambodia Poverty Assessment, Phnom Penh: Royal Government of Cambodia.

(1999b). Human Development Report 1999: Village Economy and Development. Phnom Penh: Ministry of Planning. pp29.

(2004), Report of Provincial in April 2004, Phnom Penh: Ministry of Planning.

Ministry of Women’s Affairs (MOWA) (2005), Violence against Women: a Baseline Survey, Phnom Penh: MOWA. Morgan, Lewis Henry (1985), Ancient Society, Arizona: University of Arizona Press.

Morris, C.(2004), Case Studies in Religion and Peace building –Cambodia-, Coward, H. and Smith, Gordon, S.(ed.),

Religion and Peace building, NY: New York University Press, pp191-211.

Moser, Caroline O.N. (1993), Gender Planning and Development: Theory, Practice and Training, London:

Routledge. (久保田賢一、久保田真弓訳『ジェンダー・開発・NGO―私たち自身のエンパワーメン ト』新評社)

Moses, Claire Goldberg and Hartmann, Heidi (ed.) (1995), U.S. Women in Struggle: A Feminist Studies Anthology, Illinois: University of Illinois Press.

Murshid and Tuot Solphally (2005), Cambodia’s Cross Border Economy: An Exploratory Study-Working Paper 32, April 2005, Phnom Penh: Cambodia Development Resource Institute.

Mysliwiec, E.(1988), Punishing the Poor: the International Isolation of Kampuchea, Oxfam: UK. (＝1988 監訳 栗 野鳳『NGO が見たカンプチア』発行 JVC 連合出版)

Nakagawa, Kasumi (2006). More than White Cloth? Women’s Rights in Cambodia, Cambodian Defenders Project, Phnom Penh: Kim Long Printing House.

NGO Coalition to Address Sexual Exploitation of Children in Cambodia (COSECAM) (2004), Tricked by the Trade-

Trafficked Cambodian Girls Speak Out Ⅱ-, Reported by Diane Lawrence, Phnom Penh: COSECAM.

(2005a), Impact of Closing Svay Pak: Study of Police and International NGOs Assisted Interventions in

COSECAM (2005b), The New Practices of Prostitution: Study of the New Practices of Prostitution After Actions

Conducted by the Royal Government of Cambodia for Elimination of the Prostitution, Phnom Penh:

COSECAM.

(2005c), Situation Analysis of Pedophilia in Sihanoukuville, Phnom Penh: COSECAM.

Nussbaum, Martha C. (2000), Women and Human Development: The Capabilities Approach, Cambridge: Cambridge University Press.

Nussbaum, M.C. and Sen, A. (ed.) (1992), The Quality of Life. Oxford: Clarendon Press.

O Grady, R. (1992), The Child and the Tourist. NZ: ECPAT in Association with Pace Publishing.（京都 YWAC ア プト訳『アジアの子どもと買春』明石書店、1994 年）

(1994), The rape of the innocent, NZ: ECPAT in Association with Pace Publishing.（京都YWCAアプト訳 『アジアの子どもとセックスツーリスト』明石書店、1995 年）

Ojendal, J.(2005), A New Local State in Cambodia? : Decentralization as a Political Commodity, In Wah, Francis,L,K. and Ojendal,J.(ed.) Southeast Asian Responses to Globalization, Institute of Southeast Asian

Studies, Singapore: NIAS Press, pp287-pp315

Otake. A. (2003), A Study on the Situation of Cambodian Children and Youths Trafficked to Thailand: Looking Into

Traumatic Experiences in the past, Tokyo: Kokkyo naki Kodomotachi (KNK).

Ovensen, J.(2005), Political Violence in Cambodia & the Khmer Rouge ‘Genocide’, In Richards, P.(ed.) No peace No

War –An Anthropology of Contemporary Armed Conflicts-, Athens: Ohio University Press, Oxford: James

Currey, pp22-39.

Parnwell, Mike (1993), Population Movements and the Third World, London: Routledge.

Parnwell, Michael J.G. and Bryant, Raymond L.(1996), Environmental change in South-East Asia : people, politics

and sustainable development, New York : Routledge.

Plant, Roger (2002), “Forced Labour Migration and trafficking”, Migrant Workers, Labour Education 2002/4 No.129, pp58-65.

Preece, Shelly and LSCW Researchers (2005), Gender Analysis of the Pattern of Human Trafficking into and through

Koh Kong Province, Phnom Penh: LSCW.

Preliminary National Research Study into the Prevalence & Perceptions of Cambodian Children to Violence Against Children in Cambodia (2004), Stop Violence Against us-Summary Report-, Phnom Penh

Prescott, N. &Pradhan, M. (1997), A Poverty Profile of Cambodia, World Bank Discussion Paper No373, World Bank.

Rampak, Zainal (1994), “Labour Issues”, Towards an Integrated Market in South-East Asia: the ASEAN Experience, Labour Education 1994/4 No.117, pp1~12.

Rapoport, Anatol. and Chammah, Albert M. with the Collaboration of Carol J. Orwant (1965), Prisoner s Dilemma: a Study in Conflict and Cooperation, Ann Arbor: University of Michigan Press. (広松毅 [他]訳 『囚人の

ジレンマ: 紛争と協力に関する心理学的研究』啓明社、1983 年)

Roberts, David W. (2001), Political Transition in Cambodia 1991-99 –Power: Elitism and Democracy, UK: CURZON.

Ross, R,R.(1990), Cambodia : a Country Study, USA: the Secretary of the Army, Sutter. V.O(ed.), The Indochinese

refugee dilemma, Baton Rouge: Louisiana, Stat University Press.

Roussaeaa, J.J, (1762), Emile. (今野一雄訳『エミール』岩波書店、1962 年)

Sassen , Saskia (1988a), The Mobility of Labor and Capital, Cambridge: Cambridge University Press.

(1998b), Globalization and Its Discontents, New York: The New Press (田淵太一、原田太津男他訳『グ ローバル空間の政治経済学』2004 年、岩波書店)

(2000), Cities in a world economy,Thousand Oaks, Calif. : Pine Forge Press (2007), Sociology of globalization, New York : W.W. Norton

Sen, Amartya K. (ed.) (2006), Nature and Scope of Substance Use Among Survivors of Exploitation in Cambodia: An

Assessment, Phnom Penh: The Asia Foundation.

Sen, Amartya K. (1973), On Economic Inequality, Oxford: Oxford University Press. (鈴村興太郎・須賀晃一訳『不 平等の経済学』東洋経済新報社、2000 年)

(1981), Poverty and Famines, Oxford: Clarendon Press. (黒崎卓・山崎幸治訳『貧困と飢餓』岩波書店、 2000 年)

(1984), Resources Values and Development, Cambridge: Cambridge University Press.

(1985), Commodities and Capabilities, Amsterdam: North-Holland .(鈴木興太郎訳『福祉の経済学―財 と潜在能力』岩波書店、1988 年)

(1987a), On Ethics and Economics, Oxford: Basil Blackwell. (1987b), The Standard of Living, Cambridge University Press. (1987c), Hunger and Entitlements, Helsinski: WIEDER.

(1992), Inequality Reexamined, Oxford: Oxford University Press (池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳『不 平等の再検討―潜在能力と自由』岩波書店、1999 年).

(1999), Development as Freedom, New York: A. Knopf, Oxford University Press (石塚雅彦訳 『自由と 経済開発』日本経済新聞社、2000 年).

(2002), Rationality and Freedom, Cambridge, mass: Belknap Press of Harvard University Press.

Simone de Beauvoir (1949), Deuxieme sexe (井上たか子、木村信子 監訳『第二の性 : 決定版. 1』新潮社、 1997 年. 中嶋公子、加藤康子 監訳『第二の性 : 決定版. 2』新潮社、1997 年).

Siobhan.G, Pon D. and Sok. K, (1999), Gender and Development in Cambodia: An Overview, Phnom Penh: Cambodia Development Resource Institute.

Skeldon, Ronald（2005）「人口移動と人口移動研究」石川義孝編著『アジア太平洋地域の人口移動』明石書 店、29 頁∼54 頁.

Sovankiry, Kim, Savan, Loeuk and Naroeun, Thy (2003), “The Trafficking of Cambodia Women and Children”, Muhadjir Darwin, Anna Marie Wattie and Susi Eja Yuarsi (ed.) Living on the Edges: Cross- Border

Mobility and Sexual Exploitation in the Greater Southeast Asia Sub- Region. Yogyakarta : Center for

Population and Policy Studies, Gadjah Mada University, pp163-232.

Stalker, Peter (1994), The work of strangers: a survey of international labour migration. Geneva : ILO. Tearfund (2005), Stop Violence Against us: A preliminary National Research Study into the Prevalence &

Perceptions of Cambodia Children to Violence Against Children in Cambodia, Phnom Penh: Tearfund.

The Asia Foundation (2006), Review of a Decade of Research on Trafficking in Persons, Cambodia, Phnom Penh: The Asia Foundation.

Thomas, Frederic (2005), Impact of Closing Svay Pak: Study of Police and International NGOs Assisted

Interventions in Svay Pak, Kingdom of Cambodia, Phnom Penh: COSECAM.

Thomas. M (2003), Measuring the Number of Trafficked Women &Children in Cambodia: A Direct Observation

Filed Study, Unpublished USAID report, October 6 ,2003

Truong, Thanh-Dam (1990), Sex, Money and Morality: Prostitution and Tourism in Southeast Asia, London; Atlantic Highlands, N.J: Zed Books.

(2006), Migration and Human Trafficking in Sub-Saharan Africa: Exploring the Gender and Poverty

Links. Peoples for Human Rights Vol.10, Human Trafficking and Racism: Exploring the links between Marginalization and Exploitative Migration, Tokyo: IMADR pp28-39.

UNIFEM, the World Bank, ADB, UNDP, and DFID/UK in cooperation with the Ministry of Women’s and Veterans’ Affairs, (2004), A Fair Share for Women: Cambodia Gender Assessment, Phnom Penh: MoWVA. United Nations Children's Fund (UNICEF) (2003), A Preliminary Study into the Accessibility by Minors of

Pornography in Cambodia, Child welfare Group, Phnom Penh: UNICEF.

(2005a), Trafficking for Sexual Exploitation and Other Exploitative Purposes, Florence: UNICEF Innocenti Research Center.

(2005b), Trafficking in Human Beings: Especially Women and Children in Africa, Florence: UNICEF Innocenti Research Center.

(2006a), Reference Guide on Protecting the Rights of Child Victims of Trafficking in Europe, Geneva: UNICEF.

(2006b), The State of the World’s Children 2007, NY: UNICEF.

United Nations Development Fund for Women (UNIFEM) (2006), Good Practices to Protect Women Migrant

Workers, Bangkok, Phnom Penh: UNIFEM.

United Nations Development Programme (UNDP) (2001), Peace- building from the ground-up: A case study of

UNDP’s CARERE programme in Cambodia 1991-2000, Geneva: UNDP.

United Nations Population Fund (UNFPA) (2006), State of World Population 2006, NY: UNFPA.

United Nations Office on Drugs and Crime (UNODC) (2006), Trafficking in Persons: Global Patterns, Vienna: UNODC.

United States Department of State (US DoS) (2003), Trafficking in Persons Report, Washington DC: Department of State.

US DoS (2005), Trafficking in Persons Report, Washington DC: Department of State. (2006), Trafficking in Persons Report, Washington DC: Department of State. (2007), Trafficking in Persons Report,. Washington DC: Department of State.

United States Department of Justice (2006), Report on Activities to Combat Human Trafficking; Fiscal Years

2001-2005, Washington D.C.; Civil Rights Division, United States Department of Justice.

United States Embassy in Cambodia, Economic/Commercial Section (2006), Economic Significance of the Garment

Section in Cambodia, January 27,2006.

Vijghen, John L. and Sithon, Khun (2005), Goods & Girls: Trade Across Borders-Border Research #3 poipet 2004-, ECR Report 58, 25 April 2005, ZOA, Refugee Care, Norwegian People’s Aid, Cambodian Hope. Walby, Sylvia (1986), Patriarchy at Work, Oxford: Polity Press.

Wallerstein , Immanuel (1974), The Modern World –System, New York: Academic Press. (川北稔訳『近代社会シス テム 1600∼1750』、名古屋大学出版会、1993 年)

(1979a), The Capitalist World Economy, Cambridge University Press. (藤瀬浩司他訳『資本主義世界経 済』１巻、名古屋大学出版会、1987 年)

(1979b), The Capitalist World Economy, Cambridge University Press. (日南田靜眞監訳『資本主義世界 経済』2 巻、名古屋大学出版、1987 年)

(1983), Historical Capitalism, London: Verso. (川北稔訳『史的システムとしての資本主義』岩波書店、 1985 年)

(1995), Historical capitalism; with Capitalist civilization, London: Verso.

(1999), The end of the world as we know it: social science for the twenty-first century, Minneapolis: University of Minnesota Press.

Weber, Max (1925), Die Thpen Der Herrschaft, Erster Teil, Kap.Ⅲu. Dritter Teil, Kap.Ⅰ−Ⅵ． in Wirtschaft und Gesellschaft,Grundriss der Sozialokonomil, Ⅲ. Abteilung, J.C.B. Mohr, Tubingen, 1.Aufl.1921-22,, 2.

Aufl.1925, 3.Aufl.1947. (濱島朗訳 『権力と支配』みすず書房、1954 年)

Westermann, W.L. (1955), The Slave Systems of Greek and Roman Antiquity, Philadelphia: American Philosophical Society.

Whitworth, S.(2004), When the UN “ Succeeds”: The Case of Cambodia In Men, Militarism,

and UN Peacekeeping :A Gender Analysi-, London: Lynne Rienner Publishers, pp53-83.

Williams, Eric(1944), Capitalism and Slavery, Chapel Hill: The University of North Carolina press. (山本伸監訳『資 本主義と奴隷制』明石書店、2004 年)

Witz, Anne (1992), Professions and Patriarchy, London and New York: Routledge.

Wollstonecraft, Mary (1971), A vindication of the rights of woman (=『女性の権利の擁護 : 政治および道徳問題 の批判をこめて』白井尭子訳 未来社、1980 年）

World Bank (2001), World Development Report 2002: Building Institutions for Market, New York: Oxford University Press.

(2006), Cambodia Halving Poverty by 2015? : Poverty Assessment 2006, Washington D.C.: World Bank.

World Bank (2007), Sharing Growth: Equity and Development in Cambodia, Equity Report 2007, June 4, 2007, East Asia and the Pacific Region. Phnom Penh: World Bank.

World Health Organization (WHO) (2003), WHO Ethnical and Safety Recommendations for Interviewing Trafficked

Women, Geneva: WHO.

Yves, Henry. (1932a), Economie agricole de I′Indochine, Hanoi: Gouvernement General de I'Indochine (東亜研究

所訳 第 4 部『仏領印度支那の農業経済』上巻, 東亜研究所、1941 年).

(1932b), Economie agricole de I′Indochine, Hanoi: Gouvernement General de I'Indochine (東亜研究所

訳 第 4 部『仏領印度支那の農業経済』中巻, 東亜研究所、1941 年).

(1932c), Economie agricole de I′Indochine, Hanoi: Gouvernement General de I'Indochine (東亜研究所

訳 第 4 部『仏領印度支那の農業経済』下巻, 東亜研究所、1942 年). 安達みち代（2002）『近代フェミニズムの誕生メアリ・ウルストンクラフト』世界思想社。 天川直子（1999）「カンボディア/土地所有の制度と構造−ポルポト後の再構築過程と現状」『アジア研ワ ールドトレンド』No.44、41 頁。 （2001a）「農村開発」『カンボディア国別援助研究会報告書−復興から開発へ』国際協力事業団 285 頁∼304 頁。 （2001b）「農地所有の制度と構造−ポルポト政権崩壊後の再構築過程−」『カンボジアの復興・ 開発』天川直子編 アジア経済研究所、151 頁∼211 頁。 （2001c）「ポルポト政権崩壊後の上座仏教の復興過程」『カンボジアの復興・開発』アジア経済 研究所、275 頁∼288 頁。 （2006）「誰をどう裁くか」上田広美、岡田知子編『カンボジアを知るための 60 章』明石書店 214 頁∼218 頁。 天川直子編（2001）『カンボジアの復興・開発』アジア経済研究所 天川直子編（2003）『アセアン加盟下のカンボジア―社会経済の現状―』アジア経済研究所。 綾部恒雄・石井米雄編（1996）『もっと知りたいカンボジア』弘文堂。 有賀美和子（2000）『現代フェミニズム理論の地平』新曜社。 有地亨編（1978）『家族関係学講義』弘文堂。 井川 一久編（1980）『このインドシナ：虐殺・難民・戦争』連合出版。 池田 維（1996）『カンボジア和平への道 ―証言日本外交試練の 5 年間−』都市出版。 石澤 良昭（2001）「カンボジア平原・メコンデルタ」編集委員 池淵雪浦、石井米雄他『岩波講座 東南 アジア史 第一巻 原史東南アジア世界』岩波書店。 一番ヶ瀬康子（1975）『入門女性解放論』亜紀書房。 （1989）『女性解放の構図と展開』ドメス出版。

xxvi

伊藤るり（2002）「社会運動と女性のエンパワーメント」『開発とジェンダー：エンパワーメントの国際 協力』田中由美子・大沢真理・伊藤るり編著、国際協力出版、240 頁∼255 頁。 井上眞理子（2005）『フェミリー・バイオレンス―子ども虐待発生のメカニズム―』昇洋書房。 伊豫谷登士翁 （2001） 『グローバリゼーションと移民』有信堂高分社。 伊豫谷登士翁編（2001）『第五巻 経済のグローバリゼーションとジェンダー』明石書店。 上田広美・岡田知子編（2006）『カンボジアを知るための 60 章』明石書店。 上野千鶴子（1985）『資本制と家事労働』海鳴社。 （1990）『家父長制と資本制』岩波書店。 臼井久和、星野昭吉編（1999）『平和学』三嶺書房。 逸見重雄（1941）『佛領印度支那研究』日本評論社。 江守五夫（1992）「家父長制の理論」『家と家父長制』編者 永原慶二、住谷一彦、鎌田浩 早稲田出版、 267 頁∼294 頁。 （1995）『歴史の中の女性―人類学と法社会学からの考察』彩流社。 遠藤聡（2005）『ベトナム戦争を考える』明石書店 194 頁∼217 頁。 遠藤惠・鎌倉幸子・伊藤解子（2000）「カンボジア教育の現状と課題」『カンボジアの教育協力―初等教 育分野を中心に―』（社）シャンティ国際ボランティア会（SVA）7 頁∼20 頁。 大岩誠、浅見篤（1944）『カムボチ ァ民俗誌』生活社。 大里巖（1994）「構造的暴力と平和」『世界平和の現実とその課題』広島女学院大学。 太田秀通（1978）『奴隷制と隷属農民』青木書店。 大津定美編著 （2005）『北東アジアにおける国際労働移動と地域経済開発』ミネルヴァ書房。 大野聖良（2007）「人身売買『被害者』支援運動からみる『被害者』像の構築：『下館事件タイ３女性を 支える会』を事例として」お茶の水女子大学 21 世紀 COE プログラム「ジェンダー研究のフロ ンティア」F-GEN ジャーナル No.9 85 頁∼92 頁。 奥田暁子・秋山洋子・支倉寿子編（2003）『概説 フェミニズム思想史』ミネルヴァ書房。 小田兼三・杉本敏夫・久田則夫編著（1999）『エンパワメント―実践の理論と技法―』中央法規。 戒能民江 （2002）『ドメスティック・バイオレンス』不磨書房。 甲斐田万智子（2006）「カンボジアにおける子どもの性的搾取と人身売買―グローバル化する暴力と国際 社会の役割」日本平和学会編『平和研究』31 号（グローバル化と社会的「弱者」）、早稲田 大学出版部、112 頁∼131 頁。 勝間靖（2007）「［子どもの権利］と新たな国際秩序の模索―子ども時代に暴力や搾取にあった人びとの 行為主体」日本国際政治学会編『国際政治』 第 149 号（周縁からの国際政治）、156 頁∼171 頁。 鎌田浩（1992）「家父長制の理論」『家と家父長制』編者 永原慶二、住谷一彦、鎌田浩 早稲田出版、 10 頁∼27 頁。 河井徳治（1996）「平和とそれを脅かすもの」『産研叢書５ 平和学 平和研究論文集Ⅱ』大阪産業大学 産業研究所。 川崎二三彦 （2006）『児童虐待―現場からの提言』岩波書店。

川田侃（1996）『平和学』東京書籍。 川村真理(2003), 『難民の国際的保護』現代人文社。 金城清子（1995）「女性の人権としての暴力からの解放」村松安子・村松泰子編『エンパワーメントの女 性学』有斐閣。 外務省（2003）「東南アジアにおける児童の商業的・性的搾取に関するシンポジウム報告書」。 久木田純（1998a）「エンパワーメントとは何か」『エンパワーメント―人間尊重社会の新しいパラダイム ―』〔現代のエスプリ No.376〕久木田純・渡辺文夫編、至文堂、10 頁∼34 頁。 久木田純（1998b）「エンパワーメントとは何か」『エンパワーメント―人間尊重社会の新しいパラダイム ―』〔現代のエスプリ No.376〕久木田純・渡辺文夫編、至文堂、183 頁∼194 頁。 日下陽子（2000）『タニヤの社会学―接待から買春まで・・・バンコク駐在員たちの聖域』めこん。 黒柳米司（1988）｢カンボジア国際内戦と ASEAN 諸国―政治的解決への長い道のり―｣ 編者 三尾忠志 『国 際研究蔵書 36 インドシナをめぐる国際関係』日本国際問題研究所。 桑原靖夫（1993）「国際労働力移動システムの形成と発展」編者 桑原靖夫『国際労働力移動のフロンテ ィア』日本労働研究機構。 小泉康一（2005）『国際強制移動の政治社会学』勁草書房。 国際協力銀行(JBIC)（2001）『貧困プロファイル 要約 カンボジア王国』, 国際協力銀行。 国際協力事業団（JICA）（2001）『カンボディア国別援助研究会報告書―復興から開発へ―』国際協力総 合研究所。 国際連合広報センター（2000）『国際連合特別総会：女性 2000 年会議; 21 世紀に向けた男女平等、開発 および平和』国際連合広報センター(UNIC Tokyo)。 国連大学・創価大学アジア研究所編（1986） 『難民問題の学際的研究』御茶の水書房。 国連難民高等弁務官事務所編（UNCHR）（1994）『世界難民白書 1993 難民保護へのチャレンジ』読売新 聞社。 （1997）『世界難民白書 1997/1998』読売新聞社。 （2001）『世界難民白書 2000 人道行動の 50 年史』時事通信社。 国連児童基金（UNICEF）（2005）『世界子ども白書 2005』財団法人日本ユニセフ協会。 （2006）『世界子供白書 2006』(2006) 財団法人日本ユニセフ協会。 （2007）『世界子ども白書 2007』財団法人日本ユニセフ協会。 齋藤百合子（2006）「人身売買被害者とは誰か：日本政府の『人身取引』対策における被害者認知に関す る課題」『アジア太平洋レビュー』第三号 大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター 67 頁∼76 頁。 佐藤寛編（2005）『援助とエンパワーメント―能力開発と社会環境変化の組み合わせ―』アジア経済研究 所。 佐藤寛（2005）『開発援助の社会学』世界思想社。 笹川秀夫（2006）『アンコールの近代―植民地カンボジアにおける文化と政治』中央公論新社。

xxviii