平成28年
11
月
経済産業省 ヘルスケア産業課
健康経営の推進に向けて
0 5 10 15 20 25 30 35 40 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 日本 韓国 フランス 中国 アメリカ インド
高齢化の進展 (平均寿命と高齢化率)
○ 日本は世界一の長寿国であるが、高齢化率においても世界で最も高い水準にあり、2050年には65歳 以上人口は40%近くになる見込み。 【各国の高齢化率】 (総人口に占める65歳以上人口の推移) 備考:2015年以降は中位予測。出典:国連「World Population Prospects: The 2012 Revision」 (年) (%)
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日本 韓国 フランス アメリカ 中国 インド 【世界の平均寿命】 出典:平成27年版高齢社会白書 (出典)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」、総務省「人口推計」 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 (万人) 0 〜 14 歳 15 〜 64 歳 65 〜 74 歳 75 〜 84 歳 85 〜 歳 将来推計 実績日本の将来人口推計
○ 少子高齢化が進展する中で、高齢者人口比率は今後拡大していく見通し。 ○ 今後人口減少が見込まれるなか、85歳以上の高齢者の人口比率は急速に拡大。 高齢者悪性新生物 11.7% 高血圧性疾患 6.2% 脳血管疾患 6.1% 心疾患 6.2% 糖尿病 4.2% 眼科 3.6% 骨折 3.9% 筋骨格系 (関節等) 7.8% 精神疾患 6.5% 神経系 (アルツ ハイマー) 4.4% 呼吸器系 (肺炎等) 7.4% 消化器系 5.9% その他 (腎不全、感染症等) 26.1%
医科診療費の傷病別内訳(2013年度)
出典:厚生労働省「平成25年度 国民医療費の概況」 傷病 医科診療費2013年度 悪性新生物 3兆3,792億円 高血圧性疾患 1兆8,890億円 脳血管疾患 1兆7,730億円 心疾患 1兆7,878億円 糖尿病 1兆2,076億円 筋骨格系(関節等) 2兆2,422億円 骨折 1兆1,313億円 眼科 1兆0,431億円 神経系 (アルツハイマー等) 1兆2,768億円 精神疾患 1兆8,810億円 呼吸器系(肺炎等) 2兆1,211億円 消化器系 1兆7,015億円 その他 (腎不全、感染症等) 7兆3,111億円 合計 28兆7,447億円 ①生活習慣病 (34.4%) ②老化に伴う疾患 (15.3%) ③精神・神経の 疾患 (10.9%) 【医科診療費の傷病別内訳】 (2013年度総額 28.7兆円) ○ 医科診療費(2013年度)の3分の1以上が生活習慣病関連。 ○ 生活習慣病関連のほか、老化に伴う疾患、精神・神経の疾患の占める割合が高い。 生活習慣病が 全体の3分の1以上を 占める(34.4%) ④器官系の疾患 (13.3%)QOL
発 症
1次予防(健康づくり)
2次予防(重症化予防)
重症化
重症化のパターン
ライフイベントと予防のイメージ
平均寿命と健康寿命
○ 平均寿命も世界一であるが、平均寿命と健康寿命の差(不健康寿命)は約10年。 ○ 健康寿命を延伸し、平均寿命との差を如何に小さくするかが重要。71.19
74.21
80.21
86.61
50 55 60 65 70 75 80 85 90 男性 女性平均寿命
健康寿命
【日本の平均寿命と健康寿命】
12.40年 9.02年 出典:平成27年版高齢社会白書 11% 11% 10% 10% 11% 10% 8% 28% 27% 28% 32% 43% 50% 52% 17% 18% 17% 14% 10% 7% 6% 43% 43% 45% 44% 36% 33% 34% 0% 50% 100% 40-44歳 45-49歳 50-54歳 55-59歳 60-64歳 65-69歳 70-74歳 4% 5% 5% 5% 5% 4% 4% 53% 51% 50% 51% 56% 55% 54% 3% 4% 4% 4% 3% 3% 3% 40% 40% 41% 40% 36% 38% 40% 0% 50% 100% 40-44歳 45-49歳 50-54歳 55-59歳 60-64歳 65-69歳 70-74歳 約2,790万人 約472万人 特定健康診査未受診者 潜在的保健指導対象者 医機関における治療 約2,537万人 特定健康診査受診者 <男 性> ※約2,600万人 受診済・指導の必要なし 受診済・指導の必要あり 未受診・指導の必要なし 未受診・指導の必要あり ※1 特定健康診査 医療保険者(国保・被用者保険)が、40~74 歳の加入者(被保険者・被扶養者)を 対象として毎年度、計画的に(特定健康診査等実施計画に定めた内容に基づき) 実施する、メタボリックシンドロームに着目した検査項目での健康診査 ※2 特定保健指導 医療保険者が、特定健康診査の結果により健康の保持に努める必要がある者に対し、毎年度、計画 的に(特定健康診査等実施計画に定めた内容に基づき)実施する、動機付け支援・積極的支援 出典:「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」 (厚生労働省) <女 性> ※約2,700万人未受診者をターゲットにした予防対策の必要性
○ 特定健康診査の未受診者数は約2,790万人。このうち特定保健指導対象者数は約472万人と推定。 未受診者をターゲットにして、1次予防の網を掛けていくことが重要。 ※対象者数(約5,327万人)×未受診率(52.4%)×特定指導対象者割合(16.9%) 出典:「25年度特定健診・保健指導実施状況」(厚生労働省)○ 誰もが健康で長生きすることを望めば、社会は必然的に高齢化する。 → 「高齢化社会」は人類の理想。 ○ 戦後豊かな経済社会が実現し、平均寿命が約50歳から約80歳に伸び、一世代(30年)分の国民が出現。 ○ 国民の平均寿命の延伸に対応して、「生涯現役」を前提とした社会経済システムの再構築が必要。 経済活動 再就職(短時間労働) ボランティア(社会貢献) 農業・園芸活動 等 身体機能の維持(リハビリ等) 居宅サービスの利用 企業にとってこの期間を如何に健康で 働いてもらうかが重要:健康経営 → その後の健康寿命にも大きく影響 経済活動へのゆるやかな参加 ボランティア等社会貢献: 新たなビジネス創出の必要 地域社会の特性に応じた働き 方、社会貢献の在り方を検討。 ニーズに応じた ケア体制の整備 この期間(健康寿命)を如何に長く維持することができるか <フルタイムでの活動> <第二の社会活動> <介護サービス ・施設等の利用> 居宅継続の 場合も 最期まで自分ら しく生きるための 多様なニーズに 応じた柔軟な仕 組み作り 介護施設の利用
政策の方向性 ~「生涯現役社会」の構築~
「健康経営」の意義と推進施策
「健康経営・健康投資」とは
○ 健康経営とは、従業員の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、 健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること。 ○ 健康投資とは、健康経営の考え方に基づいた具体的な取組。 ○ 企業が経営理念に基づき、従業員の健康保持・増進に取り組むことは、従業員の活力向上や生産性の向上 等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や組織としての価値向上へ繋がることが期待される。 組織の活性化 生産性の向上 従業員の健康増進 従業員の活力向上企業理念(長期的なビジョンに基づいた経営)
人的資本に対する投資 (従業員への健康投資)業績向上
企業価値向上
社会への効果 国民のQOL(生活の質)の向上 ヘルスケア産業の創出 あるべき国民医療費の実現 優秀な人材の獲得 人材の定着率の向上「健康経営の企業価値」への寄与
従業員のメンタルヘルスと利益率との関係(出所)RIETI Discussion Paper Series 14-J-021
「企業における従業員のメンタルヘルスの状況と企業業績」-企業パネル データを用いた検証- 黒田祥子(早稲田大学)、山本勲(慶應義塾大学) ○経済産業研究所の研究プロジェクト(黒田・山本)により、従 業員規模100人以上の451企業に対し、メンタルヘルスの不 調が企業業績に与える影響を検証。 ○メンタルヘルス休職者比率の上昇した企業は、それ以外の 企業に比べ、売上高利益率の落ち込みが大きい。 メンタルヘルス休職者比率と利益率との関係 健康経営への投資に対するリターン ○J&Jがグループ世界250社、約11万4000人に健康教 育プログラムを提供し、投資に対するリターンを試算。 ○健康経営に対する投資1ドルに対して、3ドル分の投資リター ンがあったとされている。 (出所)「儲かる『健康経営』最前線」ニューズウィーク誌2011年3月号を基に作成 健康経営への 投資額(1ドル) 投資リターン(3ドル) ○ 心身の不調は生産性を低下させることが明らかになっている。 また、健康経営に対する投資1ドルに対するリターンが3ドルになるとの調査結果もある。 ○ 健康経営は従業員の生産性向上やコスト削減、企業のイメージアップ等に繋がっていることが示唆される。
健康経営政策の全体像
自治体(国保) 対象者 : 3,520万人 中小企業(協会けんぽ) 対象者 : 3,488万人 大企業(健保) 対象者 : 2,950万人 ○健康経営銘柄の選定 (健康経営度調査と一緒に説明) ○ 金融・労働市場での評価 →取組企業への低金利融資、 信用保証、人材紹介 2.健康投資主体への インセンティブの設計 ○ 成果報酬型ビジネスモデル (SIB)の導入促進 ○ 経営層の理解不足 ○ 健康経営のメリットのエビデンス不足 ○ 情報発信の不足 ○ 健康経営のメリットのエビデンス不足 ○ ノウハウの不足 ○ 無関心層の行動変容を起こす 効果的手法 現状の課題 黒字:施策定着(継続実施) 青字:検討・設計中 赤字:今後の取組事項 1.見える化 ○ 健康経営度調査の実施と 活用 ○ 情報発信の手引書の策定 ○ 投資対効果の測定手法の 研究・開発 ○ 健康経営優良法人認定 制度の創設 必要な対策 取 組 成 果 3.健康投資に取り組む 環境の整備 ○ 健康経営アドバイザー制度の創設 ○ 健康・医療情報等を活用した行動変容サービスの育成 ● 企業・保険者と民間サービスのマッチング(データヘルス見本市の開催等) ITシステム 制度・仕組み ノウハウ 人 材 マッチング ● 保険者へのインセンティブの見直し(後期高齢者支援金の加算・減算、保険者努力支援制度等) ● 個人への予防インセンティブ提供の取組(ヘルスケアポイント等)の推進 ○ 健康経営ハンドブック (事例集)の策定 ○ 「企業の『健康投資』ガイドブック」 (第4回健康投資WGにて策定) 【中小企業版】健康経営の顕彰制度について
~健康経営銘柄~
業種名 第1回(2015年) 第2回(2016年)【前回】 医薬品 ロート製薬 塩野義製薬※ 石油・石炭製品 東燃ゼネラル石油 東燃ゼネラル石油 電気機器 コニカミノルタ コニカミノルタ その他製品 アシックス トッパン・フォームズ※ 電気・ガス業 広島ガス - 空運業 日本航空 日本航空 その他金融業 - リコーリース※ 不動産業 - フジ住宅※ 食料品 ホールディングスアサヒグループ ホールディングスアサヒグループ 機械 - IHI※ 卸売業 丸紅 伊藤忠商事※ 建設業 - 住友林業※ 繊維製品 東レ ワコールホールディングス※ 化学 花王 花王 ゴム製品 ブリジストン ブリヂストン ガラス・土石製品 TOTO TOTO 鉄鋼 神戸製鋼所 神戸製鋼所 金属製品 - リンナイ※ 輸送用機器 川崎重工業 川崎重工業 精密機器 テルモ テルモ 陸運業 東京急行電鉄 東京急行電鉄 情報・通信業 SCSK SCSK 小売業 ローソン ローソン 銀行業 三菱UFJフィナンシャル・グループ - 証券・商品先物取引業 大和証券グループ本社 大和証券グループ本社 保険業 第一生命保険 東京海上ホールディングス※ サービス業 リンクアンドモチベーション ネクスト※ <健康経営銘柄 これまでの選定企業> (第2回中※は初選定された企業11社) <「健康経営銘柄2016」発表会の様子>
「健康経営銘柄」の選定
○ 平成27年3月、経済産業省と東京証券取引所が共同で、初代となる「健康経営銘柄」を選定以後、主要な 新聞社やテレビ放送において「健康経営」を取り上げる機会が増加。メディアも健康経営に大きく注目。 ○ 平成27年度健康経営度調査の結果に基づき、「健康経営銘柄2016」を25社選定。調査への回答企業数が 増加(493社→573社)するとともに、選定業種が拡大(22業種→25業種)。「健康経営銘柄」
「健康経営」に優れた企業
東京証券取引所上場会社
「従業員の健康に関する取り組みに ついての調査」に回答した企業「健康経営銘柄2017」の選定方法について
「従業員の健康に関する取り組みについての調査」の実施 経済産業省が、従業員の健康管理に関する取組やその成果を把握する ためのアンケート調査を実施。 <平成28年8月~10月> 回答結果を元に、健康経営度が上位20%に入り、かつ、必須項 目をすべて満たしている企業を銘柄選定企業候補として選定 *重大な法令違反等がある場合には選定しない。 <平成28年10月~11月> 東証による「財務指標スクリーニング」の実施 財務指標による一定のスクリーニングをかけた上で、「健康経営銘柄 2017」を選定。 *33業種毎1社の選定を予定している(最大で33社となるが、該 当企業がない場合、その業種からは非選定。)。 <平成28年11月~12月>※外国会社及びTOKYO PRO Market上場会社を除く
○ 経済界・医療関係団体・自治体のリーダーが手を携え、民間主導で国民の健康寿命の延伸とともに医療費の適正化を図っ ていくことを目的とした民間組織「日本健康会議」を発足。官邸を中心に厚労省及び経産省による支援の下で、2020年までに 「健康経営」に係る数値目標2つを含む8つの宣言を達成すること目的に活動。
民間組織による健康づくりの機運の高まり
~日本健康会議の発足~
【主な参加団体】 ・日本経済団体連合会 ・日本商工会議所 ・経済同友会 ・日本労働組合総連合会 ・健康保険組合連合会 ・全国健康保険協会 ・全国国民健康保険組合協会 ・全国知事会、市長会、町村会 ・日本医師会 ・日本歯科医師会 ・日本薬剤師会 ・日本看護協会 ・自治医科大学 他健康経営の顕彰制度について
~健康経営優良法人認定制度~
新たなる顕彰制度の設立
○「健康経営優良法人認定制度」とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良 な健康経営を実践している大企業や中小企業、医療法人等の法人を顕彰する制度。 ○優良な健康経営に取り組む法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を 経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することが目的。 ○ 本認定制度は、規模の大きい企業や医療法人を対象とした「大規模法人部門」と、中小規模の企業や医療法人を対象とした「中 小規模法人部門」の2部門に分け、それぞれの部門で「健康経営優良法人」を認定。 【大規模法人部門】 【中小規模法人部門】 製造業その他 301人以上300人以下
卸売業 101人以上100人以下
小売業 51人以上50人以下
医療法人・サービス業 101人以上100人以下
○ 健康経営優良法人認定制度の部門設定大規模法人部門
33社
健康経営優良法人
ホワイト500
健康経営優良法人認定制度(大規模法人部門)の創設
大企業・大規模医療法人
健康経営度調査への回答 ○ これまで上場企業に限られる「健康経営銘柄」を実施してきたが、今年度から、日本健康会議と共同で、上場企 業に限らず大規模法人のうち保険者と連携して優良な健康経営を実践している法人について、2020年までに 500社を「健康経営優良法人~ホワイト500~」として認定・公表する制度をスタートする。 ② 健康経営度調査への回答後、結果サマリー(フィード バックシート)が返却され、その中に、ホワイト500の基準 ① 経済産業省が実施する「平成28年度健康経営度調 査」に回答。 ※ 上場企業には、経済産業省:(株)日経リサーチから送付。上場企業以外で 調査票を入手を希望する場合は、以下のアドレスにメールを送付。 (株)日経リサーチ:[email protected] ※ 受付期間(8/26~10/7)以外は受付不可。 (〆切を9/23から延長しました)健康経営優良法人(大規模法人部門)申請までの3ステップ
○ 健康経営優良法人(大規模法人部門~ホワイト500~)の認定を受けるためには以下のステップが必要。 ・健康経営度調査に回答する。 ・基準の適合状況の判定を受健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定基準
大項目 中項目 小項目 評価項目 認定要件 1.経営理念(経営者の自覚) 健康宣言の社内外への発信 必須 2.組織体制 健康づくり責任者が役員以上 必須 3 . 制 度 ・ 施 策 実 行 従業員の健康課題の 把握と必要な 対策の検討 健康課題の把握 ①定期健診受診率 左記①~⑭のうち11 項目以上 ②受診勧奨の取り組み ③ストレスチェックの実施 対策の検討 ④健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画) 健康経営の実践に向けた基 礎的な土台づくりとワークエン ゲイジメント ヘルスリテラシーの向上 ⑤管理職又は一般社員に対する教育機会の設定 ワークライフバランス ⑥適切な働き方実現に向けた取り組み 職場の活性化 ⑦コミュニケ-ションの促進に向けた取り組み 従業員の心と身体の 健康づくりに向けた 具体的対策 保健指導 ⑧保健指導の実施及び特定保健指導実施機会の提供 健康増進・ 生活習慣病予防対策 ⑨食生活の改善に向けた取り組み ⑩運動機会の増進に向けた取り組み ⑪受動喫煙対策 感染症予防対策 ⑫従業員の感染症予防に向けた取り組み 過重労働対策 ⑬長時間労働者への対応に関する取り組み メンタルヘルス対策 ⑭不調者への対応に関する取り組み 取組の質の確保 専門資格者の関与 産業医又は保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与 必須 4.評価・改善 取組の効果検証 健康保持・増進を目的とした導入施策への効果検証を実施 必須 保険者との連携 健保等保険者と連携 5.法令遵守・リスクマネジメント 従業員の健康管理に関連する法令について重大な違反をしていないこと(自主申告) 必須 ○健康経営銘柄と同様のフレームワークをもとに、以下の認定基準を設定。なお、本認定基準は、健康経営銘 柄選定の必須項目としても設定する。中小規模法人部門
中小企業の現状:全国1万社アンケート調査結果①
⇒ 健康経営の意義等について、一層の理解促進が必要。
健康経営を知っている企業は 全体の1割程度に留まっている。 (健康経営の概要を説明した上で、) 健康経営に取り組んでいる、もしくは今 後取り組みたいと思う企業は7割超。 健康経営に取り組む目的としては、社 員満足度・モチベーションの向上、生 産性の向上など、人材投資的な要素 が大きい。 健康経営という言葉の認知状況 (n=10,231) 健康経営の実施状況 (n=10,231) 健康経営実践の目的 (n=10,231) 25中小企業の現状:従業員規模別大卒者の求人倍率の推移
○ 大卒者の有効求人倍率を従業員規模別にみてみると、従業員規模の大きな企業に人材が集中する一方で、 中小企業は求人倍率が顕著に高く、人材獲得が困難な状況。⇒ 健康経営を推進するには「ノウハウの提供」が重要。
○ 健康経営に取り組む上では、指標、ノウハウの不足が多く、「何をしたら良いのか分からない」ことが課題。 健康経営を実践する上での課題 (n=10,231)中小企業の現状:全国1万社アンケート調査結果②
○ 平成27年度、東京商工会議所と共に中小企業に健康経営のノウハウの共有・展開に向けた施策を実施。 ○ 具体的には、優良事例集としての「健康経営ハンドブック」の策定と、企業に健康経営を普及・啓発していく「健康 経営アドバイザー(初級)」を整備。平成28年度から、東京商工会議所が今後提供地域の拡大(将来的には 全国展開)やアドバイザーの上級資格の設計などを進めていく。 健康経営 アドバイザー 健康経営 チェックシート (簡易版) 経営に関する 知識を持つ人材 (経営者、中小企業診断士 等) 健康に関する 知識を持つ人材 (社労士、生保会社、産業保健師 等) 経営の知識 ・ 従業員の生産性 ・ 人材育成 等 健康の知識 ・ 健康投資手法等 (外部サービス利用含) 中 小 企 業 健康経営 アドバイザー 商工会議所 研修 一気通貫の運用 認定 派遣 中小企業経営者に健康経営の必要性を理解頂くためには、『従業員の「健康づくり」に係る知見』と『企 業の「経営」に係る知見』の双方を合わせて持っておくことが重要。このため、商工会議所と連携し、健康経 営アドバイザーを創設。平成28年度から本格的運用を開始し、数百名程度の登録を目指す。 健康経営 ハンドブック 成中。健康経営の実践に至るまでのストーリーを含め中小企業が実施した健康経営の優良事例集を作 解説。全国の商工会議所を通じて、約1万冊を配 布。今後、優良企業認定制度の認定企業等の事 例収集を一層進め、必要に応じて更新。 【目次イメージ】 1.健康経営の優良事例集 2.全国の健康経営宣言の取組状況 3.健康経営の始め方ガイド 4.健康経営関連公共機関一覧 など健康経営のノウハウの共有・展開に向けた施策
28健康経営優良法人
健康宣言に取り組む法人
1万法人
健康経営優良法人認定制度(中小規模法人部門)の創設
中小企業・中小規模医療法人
○ 日本健康会議が掲げる宣言5との連携を図り、協会けんぽ等の保険者の進めている「健康宣言」に取り組んでい る中小企業、中小規模の医療法人から「健康経営優良法人」として認定・公表する。 ① 加入保険者が実施している健康宣言事業※に 参加。 ※地域によって名称が異なるため、詳しくは加入保険者に照会。 ② 健康宣言での宣言項目を中心としつつ、認定制 度の評価項目に掲げる事項に取り組む。自社の 取組状況が、認定条件に達しているか必要書類 ステップ1 • 健康宣言を行い、申請資格を 得る。 • 自社の取組状況を確認し、基 準の適合状況を自主確認す る。健康経営優良法人(中小規模法人部門) 申請までの3ステップ
○ 健康経営優良法人(中小規模法人部門)の認定を受けるためには以下のステップが必要。大項目 中項目 小項目 評価項目 認定要件 1.経営理念(経営者の自覚) 健康宣言の社内外への発信及び経営者自身の健診受診 必須 2.組織体制 健康づくり担当者の設置 必須 3 . 制 度 ・ 施 策 実 行 従業員の健康課題の 把握と必要な 対策の検討 健康課題の把握 ①定期健診受診率(実質100%) 左記①~④のうち2 項目以上 ②受診勧奨の取り組み ③ストレスチェックの実施 対策の検討 ④健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画) 健康経営の実践に 向けた基礎的な 土台づくりと ワークエンゲイジメント ヘルスリテラシーの向上 ⑤管理職又は一般社員に対する教育機会の設定 左記⑤~⑦のうち少な くとも1項目 ワークライフバランス (過重労働の防止) ⑥適切な働き方実現に向けた取り組み 職場の活性化 (メンタルヘルス不調の防止) ⑦コミュニケ-ションの促進に向けた取り組み 従業員の心と身体の 健康づくりに向けた 具体的対策 保健指導 ⑧保健指導の実施又は特定保健指導実施機会の提供 左記⑧~⑭のうち3 項目以上 健康増進・ 生活習慣病 予防対策 ⑨食生活の改善に向けた取り組み ⑩運動機会の増進に向けた取り組み ⑪受動喫煙対策 感染症予防対策 ⑫従業員の感染症予防に向けた取り組み 過重労働対策 ⑬長時間労働者への対応に関する取り組み メンタルヘルス対策 ⑭不調者への対応に関する取り組み 4.評価・改善 保険者との連携 (求めに応じて)40歳以上の従業員の健診データの提供 必須 5.法令遵守・リスクマネジメント 従業員の健康管理に関連する法令について重大な違反をしていないこと(自主申告) 必須