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平成 26 年度建設技術フォーラム発表資料 道路パトロール支援サービス ~ 社会インフラの維持管理業務へのスマートデバイス活用 ~ 平成 26 年 11 月富士通株式会社 Copyright 2014 FUJITSU LIMITED

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平成26年11月

富士通株式会社

道路パトロール支援サービス

~社会インフラの維持管理業務へのスマートデバイス活用~

(2)

道路施設の維持管理をめぐる変化と課題

対処療法的な管理 予防保全的な管理 現場に負荷をかけず、低コストで定量的に劣化状況を評価する仕組みが必要 【大量の管理道路】 限られた体制での道路パトロールと住民通報による現場確認 作業により現場担当者の作業負荷が増大 【点検頻度とコスト】 厳しい財政状況により、MCI等による路面性状評価への継続的 な予算確保が難しくなってきている 【PDCAの持続 】 現場担当者の業務過多により、既往のマネジメントサイクルを 持続することが難しくなってきている

スマートフォンを使って業務を支援するサービス提供

1

(3)

岐阜大学との実証実験

岐阜大学と富士通は、岐阜県の協力のもと、橋梁や道路の効率的管理と、

安全安心な道路ネットワークの維持・管理を支援する「道路ネットワーク維持

管理支援サービス」の実用化に向けた実証を2012年1月より開始。

岐阜大学は、橋梁や道路の損傷状況の分析など、専門家による多角的な研

究能力と学術資源、人的資源を提供し、富士通は、装置から情報収集、登録、

分析支援技術の提供などサービス環境の提供を行う。

両者は、標準化されたサービス利用による公共事業のコスト縮減やサービ

スの有効性などについて検証し、地域社会の要請や課題

の解決に貢献することを目指す。

岐阜大学との

「道路ネットワーク維持管理支援サービス」の実証

共同研究者 岐阜大学 工学部 インフラマネジメント技術研究センター 村上茂之准教授

(4)

道路パトロール支援サービスの特長

特長1

【普段の業務】

業務を増やすのではなく、普段の業務を有効活用す

【進化する汎用機器】

高価な専用機材ではなく、日々進化する汎用機器を

活用

【線から面】

道路全体をスクリーニングし、相対的評価で劣化箇所を

抽出

特長2

特長3

3

(5)

パトロール先 パトロール先 車での移動中 車での移動中 位置(GPS) 【実施日】 2013年7月31日 【報告内容】 道路に大きな陥没 があります。 コメント 事務所作業 事務所作業 舗装簡易診断 報告書

クラウド

劣化状態を 自動的に推定 劣化状態を 自動的に推定 位置(GPS) 【実施日】 2013年7月31日 【報告内容】 道路に大きな陥没 があります。 コメント パトロール情報を クラウドに送信 パトロール情報を クラウドに送信

車を走らせた時の振動から、道路の劣化状態を簡単に把握

・スマートフォンのGPSや加速度センサーを活用 ・定常的なパトロールや、車での移動のついでに、道路の劣化情報を取得 2000 1000 0 -1000 -2000 1000 2000 3000 4000 5000 揺れ(加速度) 2000 1000 0 -1000 -2000 1000 2000 3000 4000 5000 揺れ(加速度) 道路の劣化状態の確認 簡易報告書の作成 道路の劣化状態の確認 簡易報告書の作成 写真 写真

道路パトロール支援サービスの概要

(6)

地図 表示 劣化地点確認

舗装簡易診断機能

加速度 センサ 巡回 走行 車両で の 移動 データ送信

車を走らせた時の振動から、道路の劣化状態を簡単に把握

・スマートフォンのGPSや加速度センサーを活用 ・定常的なパトロールや、車での移動のついでに、道路の劣化情報を取得 5

(7)

どんなものが検出されるのか?

 ポットホールや割れたクラック、舗装の凸凹などを検出します。

(8)

道路パト ロール支援

サービス

劣化無 劣化弱 劣化強

診断結果

Copyright 2014 FUJITSU LIMITED

 某自治体のパトロール職員の目視点検結果(5段階評価)との比較検証を実施  検証にあたって、パトロール車にスマホを搭載し、通常パトロールで走行データを収集  目視点検のL3以下の地点と本サービスが劣化地点(黄色・赤色)と評価した地点の一致率を確認  不一致地点について現地確認を実施 概略評価 L5 L4 L3 L2 L1 目視点検 調査 (良い) (悪い)

舗装診断精度検証例

比較検証 ・目視点検評価のL3以下の地点との一致率は、約80% ・不一致地点の特徴は、「①ひび割れはあるが、凸凹が無い」か「②ひび割れは無いが、凸凹がある」の2つ ・①のひび割れ状態は、亀裂状態でなく、表面が軽度に荒れた状態 ・本検証結果に関するユーザ評価は、以下 「①の地点は、劣化進行の初期状態と把握できる」 「②の地点は、目視点検で見逃している地点を把握できる」 7

(9)

現場確認 地図表示

観察地点確認機能(報告書作成機能)

現場で確認した内容と場所を迅速に把握

・スマートフォンのGPSとカメラ機能を活用 ・撮影した場所を自動的に記録し、現場で入力したコメントをもとに報告書も印刷 デー タ 送信 写真 【実施日】 2013年7月31日 【報告内容】 道路に大きな陥没 があります。 コメント 報告書 詳細確認 作業確認

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報告書作成(観察ポイント毎)

受信データ一覧 基本情報入力 作業内容入力 地図縮尺選択 9

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その他の機能(走行ルート表示機能)

 スマホを搭載して巡回走行(データ収集)を行ったルートを表示。(青い罫線)

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活用事例-1(夕張市様)

 主に、巡回パトロールや住民通報対応時に利用し、少人数での業務運用を実現されて います。画面は、ある月に対応した個所をすべて表示しています。

(14)

活用事例-2(夕張市様)

 画面は、その月で「破損」のあった個所のみを表示しています。

 このように、データを蓄積していくことで、傾向の分析などができるようになります。

(15)

活用事例-3(会津若松市様:総務省実証業務)

 データ公開実証の中で、雪道での活用方法について検証しました。 注目点1、2にあるように、雪が積もると振動幅が大きくなり、積雪検知への可能性が 検証できました。 注目点―1 注目点―2

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活用例(緊急時運用)

緊急送信 緊急送信 出動要請 出動要請 災害現場と 状況を把握 災害現場と 状況を把握 現場対応 現場対応 現場確認 現場確認 災害現場の情報を その場で送信する 事が可能。 事務所にいながら、正確な場所と 災害の状況を把握する事が可能。 情報伝達をスムースに 行う事により、復旧までの 時間短縮が可能。 位置情報印刷 位置情報印刷

災害現場

事務所

15

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得意な点・不得意な点

●振動の無い箇所の劣化は拾えない

・振動しないレベルのクラック、わだち掘れなど

●舗装劣化と関係の無い振動も検知する

・マンホールや伸縮装置でも検出する

・偶発的な振動(小石に乗り上げなど)も検出する

不得意な点

●結果は、送信してすぐに分かる

●100m区間のどこが悪いかピンポイントで提示できる

●何度でもすぐに取得でき、時系列変化を把握できる

●補修個所などと重ね合わせた統合的な分析ができる

得意な点

(18)

導入効果

・道路資産のタイムリーかつ定量的な評価

・災害査定のエビデンスとしての活用

・経年変化の確認

管理状況の継続的なモニタリング

・未点検箇所の減少、道路の劣化状態の面的な把握

・補修箇所の容易かつ確実な選定

補修箇所選定の精度向上

・情報の収集、確認、比較分析、報告書作成の負荷軽減

・パトロール実績の把握

道路点検作業の省力化

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各地の大学と連携し、より高度な利用を目指し、共同研究を進めています

技術研究中のテーマについて

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 ・統計学を使ったパターン推定研究 長崎大学 ・画像解析による路面把握 ・坂道・石畳対応 ※ 実施中の研究のみ記載しています。これ以外の計画中のテーマもあります 岐阜大学 ・能動的スクリーニング手法研究 ・ポットホール予兆検知

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参照

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