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アミノカラムを用いたガラクツロン酸と中性糖類のHPLCによる同時分析

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(1)

平 成17年12月(2005年) 一31

ア ミ ノカ ラ ム を 用 い た ガ ラ ク ツ ロ ン 酸 と

中 性 糖 類 のHPLCに

よ る 同 時 分 析

吉野世美子

Simultaneous

analysis

of galacturonic

acid and neutral

sugars

by a HPLC method

with amino column

Yomiko Yoshino

The method for simultaneous analysis of galacturonic acid and neutral sugars which constitute pectic substances was examined by HPLC analysis using the amino column (Shodex Asahipak NH2P 50). The temperature of column was 40°C and the refractive index detector was used. This method using 95% ace-tonitrile solution including 1.75% phosphoric acid allowed to clearly separate galacturonic acid, glucose, galactose, arabinose, mannose, rhamnose, xylose, fucose and ribose with glycerol as an internal standard.

(Received September 12, 2005) 1.は じ め に ペ クチ ン質 は ガ ラ ク ツ ロ ン酸 を 主 鎖 と し,側 鎖 に 種 々 の 中性 糖 の結 合 部 分 を 持 つ 複 合 多 糖 類 と考 え ら れ て い る。 近 年,ペ ク チ ン質 を 構 成 す る糖 類 を 定 量 す る 方 法 と し て 高 速 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー (HPLC)が 用 い られ る よ うに な り, Vbragenら1)は 種 々 の イ オ ン交 換 カ ラ ム を 用 い て,飽 和 と不 飽 和 の ガ ラ ク ッ ロ ン酸 の オ リ ゴマ ー の分 離 法 を示 した 。 ま た 松 橋 ら2)は 高 速 液 体 ク ロマ ト グ ラ フ ィー(HPLC) を 用 い て ペ ク チ ン質 中 に 含 まれ るガ ラ ク ッ ロ ン酸 と 中性 糖 類 を 同時 に 定 量 す る方 法 を 示 した 。 こ の方 法 で は,中 性 糖 類 は ガ ラ ク ッ ロ ン酸 か ら完 全 に分 離 し て,ひ とつ の ま と ま っ た ピー ク と し て検 出 され るの で ガ ラ ク ッ ロ ン酸 と中 性 糖 類 の 総 量 と して の比 率 を 測 定 す る に は非 常 に有 効 な手 法 で あ る が,そ れ ぞ れ の中 性 糖 の構 成 比 は 測 定 で きな い 。そ こで,中 村 ら3) は,糖 が ホ ウ酸 と容 易 に 結 合 し,陰 イ オ ン性 錯 イ オ ンを 形 成 す る性 質 を 利 用 し て作 られ た カ ラ ム を用 い て ペ クチ ン質 に 含 ま れ る7種 類 の中 性 糖 の 単 糖 を 分 離 す る方 法 を示 した 。 しか し この 方 法 で は ペ クチ ン 京都女子大学調理学第二研究室 質 に含 ま れ る 中性 糖7種 は 分 離 で き る が,酸 性 糖 で あ る ガ ラ ク ツ ロ ン酸 は ピー ク と して 検 出 す る こ と は で き な か った 。 そ のた め ペ ク チ ン質 中 の ガ ラ ク ッ ロ ン酸 と中 性 糖 類 の そ れ ぞ れ の構 成 比 を 測 定 す るた め には まず 松 橋 ら2)の 方 法 で ガ ラ ク ッ ロ ン酸 と中 性 糖 類 の 比 率 を 求 め,さ ら に 中 村 ら3)の 方 法 を 用 い て, ガ ラ ク ッ ロ ン酸 を 除 去 した 試 料 で 再 分 析 す る 必 要 が あ っ た。Garnaら4)は ペ ク チ ン質 に含 まれ るガ ラ ク ッ ロ ン酸 と中 性 糖 類 を 同 時 に 分 析,定 量 す るた め, 陰 イ オ ン交 換 カ ラ ム を 用 い たHPLC分 析 に よ り,ガ ラ ク ツ ロ ン酸 と フ コー ス,ア ラ ビ ノー ス,ラ ム ノ ー ス,ガ ラ ク トー ス,グ ル コ ー ス,キ シ ロ ー ス,マ ン ノ ー ス の 中性 糖7種 と 内部 標 準 物 質 と して グ ル ク ロ ン酸 また は デ オ キ シ グ ル コー ス の分 離 を試 み た 。 し か し,こ の方 法 で は 中 性 糖 類 は初 期 溶 離 液 で 分 離 で き るが,ガ ラ ク ッ ロ ン酸 と グル ク ロ ン酸 は 吸 着 す る の で,こ れ ら の酸 性 糖 を溶 出 す るた め に は 溶 離 液 を 変 え て グ ラ ジ エ ン ト溶 出す る必 要 が あ り,非 常 に 分 析 が 煩 雑 で あ った 。 こ の よ うに ペ クチ ン質 の 構 成 糖 類 を 分 析 す る方 法 と し て,様 々 な方 法 が試 み られ た が,ガ ラ ク ッ ロン酸 で あ る酸 性 糖 と多 数 の 中 性 糖 類 の そ れ ぞ れ を 同時 に イ ソ ク ラ テ ィ ッ ク に分 離 定 量 す る方 法 は まだ 見 つ か っ て い な い 。 そ こ で筆 者 は,ア

(2)

つ 山 内 べ U ミノカラムを用いたHPLC分析で,ベクチン質を構 成する酸性糖と中性糖の同時分析を試み,成果が得 られたので、報告する。

1

1

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実 験 方 法

1. 試薬の調製 糖 類 ベクチン質を構成する酸性糖として,ガラクツロ ン酸, ~十1 性糖類としてはグルコース,アラピノース, ガラクトース,マンノース ラムノース キシロー ス,フコースの7種類とリボース,内部標準物質と してグリセロール,ソルピトールの2種類を用いた。 これらの糖類の単独分析にはそれぞれの糖類の 1% 水溶液を用いた。また,分離実験には中性糖類の混 合液としてガラクツロン酸,中性糖7種,リボース, 内部標準液としてグリセロールまたはソルピトール の10種類をそれぞれ 1%ずつ含む水溶液を用いた。 溶離液 使用した溶離液は①から⑦である。 ①0.02M燐酸緩衝液 (pH7.0) は燐酸第一カリウム と燐酸第二ナトリウムで調製した。 ②ホウ砂ーホウ酸緩衝液 0.05Mホ ウ 砂 -0.2Mホウ酸緩衝液 (pH8,pH9) およびO.lMホウ砂 O.4M ホウ酸緩衝液 (pH8, pH9) を使用した。 ③O.lM燐酸第一カリウムを含む 5%メタノール溶液 ④O.lM酢酸ナトリウムを含む 50%メタノール溶液 ⑤酢酸を含むアセトニトリル溶液 0.05M~0.2M 酢酸を含む 75 ~80% アセトニトリ ル溶液を使用した。 ⑥酢酸アンモニウムを含むアセトニトリル溶液 O.lM ~ 0.2M酢酸アンモニウムを含む 60~ 70% アセトニトリル溶液を使用した。 ⑦燐酸を含むアセトニトリル溶液 1~2% 燐酸を含む 80~95% アセトニトリル溶液 (燐酸10~ 20.0gを量り取り,少量のメンブレン 水で希釈し,アセトニトリル800~ 950m1と混合 後, メンブレン水で1000m1とした)を用いた。 試薬はすべて和光純薬製の特級または分析用を用 し、Tミ。 2. HPLC分析の条件 HPLC 分 析 に 用 い た カ ラ ム は ShodexAsahipak NH2P-504Eカラム(昭和電工株式会社製:4E; 4.6x 250mmにプレカラム NHP2P-50G4A; 4.6 x 10 m mを 連結),分析機器はすべてウォーターズ製で,ポンプ は600E,サンプルの注入は 717オートサンプラ一, 食物学会誌・第60号 検出器は示差屈折計 (RI410) カラムの温度設定は カラムオーブン,記録は805データーステーション を用いた。 HPLC分析には各糖の 1%溶液または混 合液を20μ1,カラム温度は 30~ 500C,分析時間は 180分,流速は 0.5mVminとした。 1 1

1.結果と考察

1.溶離液①から⑥を用いた分析結果 溶離液溶液①から⑥を用いた分析結果を表1に示 した。 0.02M燐酸緩衝液 (pH7.0) で分析するとガ ラクツロン酸と中性糖類のピークは検出できたが, 各中性糖類は分離することはできなかった。②ホウ 砂ーホウ酸緩衝液の分析ではpH8と 9,カラム温度 400C,500Cいず‘れの組み合わせにおいても全くピー クを検出することはできなかった。また③ O.lM燐 酸第一カリウムを含む5%メタノール溶液,④ O.lM 酢酸ナトリウムを含む 50%メタノール溶液のいず れにおいてもピークは全く検出できなかった。次に ⑤酢酸を含むアセトニトリル溶液を検討した結果, カラム温度30~ 400Cにおいては中性糖類のピーク は検出できたがガラクツロン酸はピークを示さな かった。⑥酢酸アンモニウムを含むアセトニトリル 溶液を用いた分析結果で、は酢酸アンモニウム 0.1~ 0.15Mでは中性糖類のピークは検出できたが, 0.2M では中性糖類を検出することはできなかった。また ガラクツロン酸はいずれの酢酸アンモニウムを含む アセトニトリル溶液でも検出はできなかった。 2.燐酸を含むアセトニトリル溶液を用いた分析結果 予備実験の結果,アセトニトリルの濃度が低いと 分析時聞が短くなり糖類が接近しで溶出するので分 離が悪いことがわかった。また燐酸の負のピークに 吸収されて検出で、きない糖類も増えることがわかっ た。カラム温度が高くなるとリテンションタイムは 早くなる傾向にあった。アセトニトリルの濃度を高 くするとリテンションタイムが遅くなり,糖類の分 離は良くなるが,サンフ。ルは水溶性で、あるのでアセ トニトリルが高濃度になると不溶化してしまれこ れらの傾向を考慮して燐酸は 1%から 2%まで,ア セトニトリルは 80%から 95%まで濃度を上げてい き,すべての中性糖が分離で、きる条件を検討した。 カラム温度は 30,40, 500Cとした。以上の条件で 分析した糖類の分析結果を表2に示した。 1%燐酸 -80%アセトニトリル溶液で、それぞれの 糖溶液を単独で分析した結果 ガラクツロン酸とガ ラクトースの溶出時聞が重なり, フコースとリボー スの溶出時間も重なることがわかった。またマン

(3)

~ 33~ 平成17年 12月 (2005年) Results of HPLC separation of neutral sugars and galacturonic acid 表1 Results HPLC conditions Galacturonic acid ﹂ U J u e e d 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 o d 山 町

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e D D Neutral sugars Not separated No No No No No No No No No No Not separated Not separated N ot separated Not separated Not separated No Not separated Not separated No Detector 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 悶 Temperature(OC) ハリハ u n υ ハ UAυ ハ リ ハ リ ハ リ ハ リ ハ U A U ハ υ ハリハ υ ハリハ υ ハリハリハ U A v a a A T R U A A T R d a A T F h u a A T に dqδaA 官 q d q J A 且 T q J q J R u q d q d q J pH A V A U A V ハ υ ハリハリハリハ U A V F h I U F h 1 u a A T 内 L q L 司 i 1 i 可iδ n y n y 司 t Q U Q U Q U Q U Q U Q U Q U Q U O V A せ っ d q d q d q d q d q d 円 i 門 J 門 i 唱 i 0.02M Phosphate buffer 0.05M Na-borate-0.2M borate 0.05MNa・borate-0.2Mborate 0.05M Na-borate-0.2M borate 0.05M Na-borate-0.2M borate 0.10M Na-borate-O.4M borate 0.10M Na-borate-O.4M borate O.10M Na-borate-O.4M borate O.10M Na-borate-O.4M borate 0.10M K-phosphate-5% Methanol 0.10M Na-acetate-50% Methanol 0.05M Acetic acid-75% Acetonitrile 0.10M Acetic acid-75% Acetonitrile 0.10M Acetic acid-75% Acetonitriel 0.10M Acetic acid-80% Acetonitrile 0.20M Acetic acid-80% Acetonitrile 0.20M Acetic acid-80% Acetonitrile O.15M NH4-acetate-60%Acetonitrile 0.10M NH4-acetate-70%Acetonitrile 0.20M NH4-acetate-70%Acetonitrile Mobile phase

Not separated ; Peak was detected, but overlapped. No; Peak was not detected.

イオン交換体である AminexA-25カラムを用いて分 離を試みた。この方法は溶離液にエタノールアミン を含むホウ酸緩衝液を用い,ホウ酸イオン交換体の カラムから溶出した糖類を

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度で発色させて検出 するという点で中村らめの方法と同じであるが,検 出器に蛍光検出器を用いた点で、異なる。中村ら3)は 検出器として

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検出器を用いており,比較的安価 で取り扱いやすいという利点があった。しかし, Nozalら5),中村ら3)のいずれの方法においても,中 性糖類を分離することはで、きたが,酸性糖を分離す ることはできなかった。ガラクツロン酸のみを分析 するのであれば,酸性糖である特性を生かしてイオ ン交換体を用いればオリゴマーを分離することも可 能であるが6),イオンを持たない中性糖類の分離は 困難である。 Wunschelら7)は細菌の細胞壁の加水分 解物を陰イオン交換カラムを用いたHPLC分析で分 離を試みたが細胞壁の酸性糖と中性糖の分離解析に はグラジエント溶出と多重スベクトル検出器が必要 であり,分析が非常に煩雑かっ高価な機器が必要で あった。また, Tikhomirovら8)もイオン交換体を用 いたHPLC分析で,アミノ酸,アミノ糖,中性糖類 の分離を試みたが, この方法でもサンフ。ルの混合液 ノースは負のピークに吸収されて検出できなかっ た。1.5%燐 酸 -85%アセトニトリル溶液では分析時 に最も溶出時間の早いラムノース,およびラムノー スに続いて溶出時間の早いフコース, 出時間は測定できたが ピークの一部が負のピーク に吸収されるため,正確には検出できなかった。ア セトニトリルを 90%に上げるとフコースとリボー リボースの溶 スは分離できるようになるが, ラムノースと内部標 準物質のグリセロールは負のピークに吸収され,検 出できなかった。アセトニトリルの濃度を93%に上 げると分離はさらに良くなるが, グリセロールを内 部 標 準 物 質 に 使 用 す る と ラ ム ノ ー ス の ピ ー ク と 重 なって負のピークに吸収されてしまう(図 1)。また ソルピトールを内部標準物質に使用すると溶出時聞 が遅く,他の糖と重ならないのでラムノースとの重 なりは避けられるが,負のピークへの吸収は避けら れない(図 2) 。さらにアセトニトリルの濃度を上 げ, 1.75%燐酸 95%アセトニトリル溶液で分析し た結果,内部標準物質のグリセロールを含むすべて の中性糖類と酸性糖であるガラクツロン酸を同時に 分離することができた(図 3)。 Nozalら5)はワイン中の糖類を分析するためホウ酸

(4)

仏コ ι込 Analytical conditions of HPLC and retention times of sugars 表2 Retention time(min) Samples Eluent Internal standards Neutral sugars Colum Temp. (OC) Galacturonic Acid Single or mlxture pH Phosphoric Aceto

-Acid(%) nitrile(%) Glu Gal Ara Man Rha Xyl Fuc Rib Gly Sor

11.38 11.94 12.60 10.90 ND 14.63 20.98 18.29 20.83 Single 30 1.3 80 1.0 11.62 13.37a 15.90a 16.95 12.05a 25.05 20.37 32.70 28.37 25.12 Single 30 1.1 85 1.5 11.83a 1.75 ND 40.28 14.75a 16.33a 16.15a 15.75a ND 15.27a 17.55 17.52 16.82 ND 16.45 18.97 18.72 18.08 17.05 11.63a ND ND ND 11.82a 25.77 30.63 30.12 28.78 26.63 20.08 23.22 22.85 21.75 19.98 32.02 40.92 39.77 37.25 33.85 27.12 34.78 33.13 31.62 29.18 24.67 30.38 ND ND 31.52 Single Single Mixture Mixture Mixture 30 ハ V A V A リ ハ り qdqJaAτFhd 1.0 1.0 85 88 2.0 55.47 ND 18.78 18.58 17.92 20.78 20.77 19.78 22.57 22.23 21.35

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40.08 39.25 37.25 28.35 27.95 26.67 54.80 55.35 49.38 45.80 43.62 41.23 37.83 ND ND 30.98 Single Mixture Mixture Single 30 30 40 50 1.1 90 1.5 59.98 ND 19.22 19.03 18.32 17.03 21.42 21.37 20.42 18.40 23.10 22.77 21.88 20.13 16.55a 16.37a ND ND 42.08 41.37 39.03 35.30 29.45 29.02 27.50 24.48 57.97 56.62 52.33 45.67 47.90 46.00 43.33 38.80

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Single Mixture Mixture Mixture ハ リ ハ リ ハ り ハ り つ d q J A 住 民 d 1.

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90 1.75 53.48 53.26 15.90a ND 18.35 18.15 20.27 20.18 21.83 21.32 15.75a ND 38.70 37.43 27.62 27.15 52.83 50.93 43.48 41.40 35.38 ND Single Mixture 30 30 1.0 90 2.0 持 志 川 判 砂 利 吋

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部 き 叩 74.53 75.13 18.63a 21.47 21.30 21.35 23.88 23.73 23.78 26.15 25.90 25.82 18.30a 17.88a 18.05ab 51.55 50.97 50.52 33.47 32.98 32.87 70.33 69.40 68.38 58.00 56.75 56.12 42.80 42.98 42.75 Single Mixture Mixture ハリハリハり A 斗A a 斗 a d せ 0.9 93 1.75 74.38 72.76

: Not analyzed, ND: Not detected, a: peak is absorbed into the negative peak, b: peaks are overlapped

Glu: glucose, Gal: galactose, Ara: arabinose, Man: mannose, Rha : rhamnose, Xyl: xylose, Fuc: fucose, Rib: ribose Gly: glycerol, Sor: sorbitol 18.60ab 1.75 22.78 22.79 24.45 24.36 28.41 28.23 30.65 30.28 20.49 20.35 66.88 65.65 39.18 38.64 88.41 87.29 46.72 46.71 Single Mixture 40 40 0.9 95

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F o q t u ω H ︿ 平成 17年 12月 (2005年) 円九内同 υ ロ ﹄ 門戸叶凶 e ﹄ E K 3 0

国 同 自 国 1.00 0.50 必 一 O ﹀ヤ OF × 0.00 HPLC chromatogram of a standard mixture of sugars Mixture of sugars containing galacturonic acid (GA), glucose (Glu), galactose (Gal), arabinose (Ara), mannose (Man), rhamnose (Rha), xylose (Xyl), fucose (Fuc), ribose (Rib), ware eluted with 1.75% phosphoric acid同93%

acetonitrile solution with glycerol (Gly) as an internal standard. 1.50 1.00 0.80 0.60 x102 minutes 0.40 ~吋 〉、 同 I <:! ~, 0.20 ...c F吋 出 0.00 図1

何 岡 山 国 1.00 0.50 的 = 。 ﹀ で O F X 0.00 HPLC chromatogram of a standard mixture of sugars Mixture of sugars as described in Fig. 1 ware eluted with 1.75% phosphoric acid-93% acetonitrile solution with sorbitol (Sor) as an internal standard. 1.00 0.80 0.60 x 1 02 minutes 0.40 0.20 0.00 図2 ノース,マンノース,グルコース,ガラクトース, シュークロース, ラクトースの分離を試みた。この 研究でWeiら9)は中性糖類が持つ水酸基の配置と数 が分離の重要な因子になり,単一の液相では一般に, 水酸基の数が多いほど水素結合が強くなるので,溶 離時間は遅くなるというAmboiseら10)の仮説を検証 した。この仮説に従うとガラクツロン酸はガラク トースの 6位の水酸基がカルボキシル基に置き換 の分離には2種類のカラムに一回ずつ通した後,再 度はじめのカラムに通さなければならないので,合 計3回のカラム分析に 15段階の異なる溶出が必要 であり,汎用的な方法とはいえない。 Weiらめは初 めてアミノカラムを用いてアセトニトリル水溶液ま たは燐酸ナトリウムを含むアセトニトリル溶液(pH 7付近)で,ガラクツロン酸とグルクロン酸の酸性 糖と,ラムノース,キシロース,フコース,アラビ

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食物学会誌・第60号 国 H ︿ 官 。 d H O

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F B O F× 1.00 HPLC chromatogram of a standard mixture of sugars Mixture of sugars as described in Fig.1 ware eluted with 1.75% phosphoric acid-95% acetonitrile solution with glycerol (Gly) as an internal standard. 0.80 0.60 x 102 minutes 0.40 0.20 0.00 図3 りベクチン質を構成するガラクツロン酸と中性糖類 を同時に分離する方法を検討した。その結果,ショ ウデックスアサヒパック NH2P-504Eカラムの温度 を400C とし, 1.75%燐酸を含む 95%アセトニトリ ル溶液で溶出し,示差屈折計で検出することにより ガラクツロン酸と中性糖類であるグルコース, ガラ クトース,アラピノース,マンノース,ラムノース, キシロース, フコース, リボース,および内部標準 物質のグリセロールを完全に分離,検出することが できた。 本研究を実施するにあたり,アミノカラムを提供 していただいた昭光通商株式会社鈴木贋志氏ならび に昭和電工株式会社に深謝致します。 (平成17.9. 12.受付)

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1) A.G.]. Voragen

H.A. Schols

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244, 327 (1982) 2) S. Matsuhashi, S. Inoue and C. Hatanaka:

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, 56, 1053 (1992) 3) A. Nakamura, C. Hatanaka and Y. Nagamatsu:j.

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178 (2000) 4) H. Garna, N. Mabon, B. Wathelet and M.

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4652 (2004) 5) M.]. Del Nozal,].L. Bernal, E]. Comez, A. Antolin and L. Toribio:

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191 (1992) 6) R. G. Cameron

A.T.Hotchkiss

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Kauffman

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わっているので水酸基の数が少なく, よりも早い時間に溶出されるはずであるが,得られ た結果はカラムに強く吸着して,溶出されなかった。 またガラクトースを含む中性糖類は溶出されたが溶 離時聞が重なって完全に分離することはできなかっ た。このことからWeiらめはAmboiseら10)の仮説を 否定し,酸性糖の溶山には溶離液や様々な分子の力 が影響を与えるとしている。本研究で用いたNHカ ラムは親水性ポリマーにアミノ基を導入したカラム で,分配と吸着モードにより単糖,オリゴ糖,糖ア ルコールの分離に使用でき,主にアセトニトリル水 溶 液 を 移 動 相 に 用 い て 分 析 し ア セ ト ニ ト リ ル の 濃 度が高いほど各種糖類の保持が高くなるとされる。 このことから,電荷を持たない中性糖類がアセトニ トリルの濃度を上げることによりカラムでの吸着時 聞が長くなり,分離が可能となったと考えられるが, 五糖類,六糖類,糖アルコール類(内部標準物質) の聞に,明確な相違はみられず,溶出の原理の解明 には更なる研究が必要と考えられる。本研究法は使 用したアミノカラムが化学的に安定で安価であり, 水溶液でも有機溶媒でも使用できる点,また検出器 が汎用性のある示差屈折計である点で有用な手法と 考えられる。またベクチン質を構成する酸性糖と中 性糖類という荷電状態の異なる多数の糖類をアミノ カラムを用いて初めて同時にイソクラティックな溶 離液で分離した点で非常に意義があると考える。 ガラクトース 本研究ではアミノカラムを用いたHPLC分析によ

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(7)

平成17年 12月 (2005年)

and K. Grohmann:].Chromatography A., 1011,227 (2003)

7) D. S. Wunschel, K. E Fox, M. L. Nagpal, K. Kim, G. C. Stewart and M. Shahgholi:].ChromatograPhy A.

776

205 (1997) 8) M. M. Tikhomirov and A. Y. Khor1in:

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Chromatog -37 raPhy., 167, 197 (1978) 9) Y. Wei and

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Fang:].Chromatography., 513, 227 (1990) 10) M. D. Amboise, D. Noel andT.Hanai:Carbohyd.r Res.

79, 1 (1980)

表 2 R e t e n t i o n  t i m e ( m i n ) Samples Eluent  I n t e r n a l  s t a n d a r d s Neutral sugars Colum  Temp. ( O C )  G a l a c t u r o n i c  Acid Single or mlxture Phosphoric  Aceto‑pH 

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