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地域診断に関する学生の理解度の検討 : 実習前後の比較から (研究ノート)

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Academic year: 2021

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(1)人 間 看 護 学 研 究   13  59-70(2015). 59. 研 究 ノー ト. 地 域 診 断 に 関 す る学 生 の 理 解 度 の 検 討         一実習前後の比較か ら一. 馬 場   文1),飯. 降   聖 子1),小. 林   孝 子1),小. 島   亜 未1),川. 口  恭 子1). 1)滋賀 県立 大学 人 間看護 学部. 背 景   地 域 診 断 は保 健 師 の 重 要 な 技 術 と して 位 置 づ け られ て い る。 そ の た め 、 保 健 師 教 育 にお いて 地 域 診 断 の 基 礎 的 な 学 習 を 行 わ せ る こ と は、 欠 か せ な い もの と な って い る。 目的  地 域 診 断 学 習 の 有 効 な 教 育 方 法 を 検 討 す る ため に、 実 習 前 後 にお け る理 解 度 の 変 化 を明 らか にす る こ とを 目的 と した 。 方 法   A大 学 看 護 学 部68名 の 学 生 を 対 象 に、 自 己記 入 式 質 問 紙 調 査 を実 施 した。 調 査 は 、 同 一 の 調 査 内 容 で 、 地 域 看 護 論 実 習 前 ・実 習 後 の2回 実 施 した 。 調 査 内 容 は、 「 地 域 診 断 方 法 の理 解 度 に つ い て(6 項 目)」、 お よ び 「コ ミュニ テ ィ ・アズ ・パ ー トナ ーモ デル の 地 域 ア セ ス メ ン ト領 域 に基 づ く地 域 に対 す る理 解 度 につ い て(12項 目)」 で あ る。 分 析 は、1)各 質 問項 目 に対 す る4段 階 の評 価1:そ う思 う、 2:ま. あ そ う思 う、3:あ. ま り思 わ な い、4:思. わ な い、 につ いて 実 習 前 と実 習 後 の 別 に それ ぞ れ の 回. 答 者 数 を 単 純 集 計 し、 割 合 を 求 め た。2)各. 質 問 項 目の 実 習 前 群 と実 習 後 群 と を比 較 し、 理 解 度 の 中 央. 値 の 有 意 差 につ いて 、Mann-WhitneyのU検. 定 を行 った 。3)各. 質 問 項 目 につ いて 、 個 々 の 学 生 の 実 習. 前 と実 習 後 の 理 解 度 の 変 化 を 比 較 した 。 同 一 学 生 の4段 階 評 価 の 回 答 につ いて 、 実 習 前 後 の評 価 を 差 し 引 き、 そ の 有 意 差 に つ いて 、Wilcoxonの SPSS  Statistics 20を 用 い て 行 った 。. 符 号 付 順 位 和 検 定 を 行 っ た。4)前. 結果  調 査 票 の 回 収数 は66名(回 収 率97.0%)で. 述2)3)の. あ った 。   地 域 診 断 方法 の理 解 度 に つ いて(6項. 分析 は、 目):. 全 項 目 にお い て 、 実 習 前 か ら実 習 後 の 評 価 は有 意 にプ ラ ス に変 化 して いた 。 コ ミュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デル の 各 構 成 要 素 に基 づ いた 対 象 地 域 の 理 解 度 につ いて(12項. 目):12項. 目中11項 目 の質 問 に. お いて 、 実 習 後 の 理 解 度 が 有 意 に プ ラス に変 化 して い た。 唯 一 、"地 域 の 「 生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か っ た"、 の項 目 で は 有 意 差 が 認 め られ な か っ た。 実 習 後 の 評 価 が 低 下 した割 合 が 比 較 的 高 い項 目 は 、1位 地 域 の 「経 済 」 の 特 徴 が わ か った(22.7%)、2位. 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の 特 徴 が わ か った(16.6%)、3. 位 地 域 の 「安 全 と交 通 」 の 特 徴 が わ か った(15.2%)、4位 か った(12.1%)で. 地 域 の 「保 健 医 療 と社 会 福 祉 」 の 特 徴 が わ. あ った 。. 結 論   地 域 診 断 方 法 の 理 解 度 、 お よび コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デル の 各 構 成 要 素 に基 づ いた 対 象 地 域 の 理 解 度 につ いて 、 実 習 を とお して 概 ね 理 解 が 進 ん で い る こ とが 確 認 され た。 理 解 が 進 ん で い な い項 目 につ いて は、 情 報 を アセ ス メ ン ト し、 そ れ らの 関 連 性 を 検 討 で き る力 量 、 さ ら に生 活 実 態 との 関 連 性 を 推 測 で き る力 量 を 、 地 域 診 断 の 学 習 過 程 、 特 に地 域 看 護 論 実 習 にお いて 育 成 す る必 要 性 が 示 唆 され た 。. The analysis parative. of comprehension. about community. diagnosis. : com-. キ ー ワ ー ド  地 域 診 断     コ ミ ュ ニ テ ィ ・ ア ズ ・パ ー ト ナ ー モ         . study of practice. Aya Baba", Seiko Iburi Kyoko Kawaguchi'). Takako. Kobayashi",. "School of Human. , The University. Ami Kojima",. 1.緒. 2014年9月30日 連 絡 先:馬. Nursing. 受 付 、2015年1月9日. 場 文.         滋 賀 県 立 大 学 人 間看 護 学 部 住. 所:彦. 根 市 八 坂 町2500. e-mail : baba. a@nurse. usp. ac. jp. 受理. デ ル    理 解 度. of Shiga Prefecture.  言.   保 健 師 の 多 くは地 方 自治 体 に お い て、 住 民 の 健 康 の 維 持 ・増 進 を 目指 す 活 動 を 行 って い る。 住 民 の健 康 上 の 課 題 に は さ ま ざ ま な 種 類 が あ り、 そ の優 先 度 にっ いて は地 方 自治 体 に よ り異 な る。 そ こで 保 健 師 に は、 地 域 で 顕 在 化 して い る健 康 上 の 課 題 の 優 先 度 を 明 らか にす る こ とや 潜 在 して い る課 題 を 明 らか にす る こ とが求 め られ る。 斉.

(2) 馬場  文. 60. 藤 は、 保 健 師 活 動 に お け る地 域 診 断 は、 「地 域 の 情 報 収.   用 語 の定 義 、地 域 診 断 に関 す る学 習過 程 、 調 査 対 象者 、. 集 ・評 価(ア. 調 査 期 間、 調 査 方 法 、 分 析 方 法 、 倫 理 的配 慮 は、 以 下1 ∼7の とお りで あ る。. セ ス メ ン ト)・診 断(健 康 課 題 の判 断)・ 診. 断後 の 対 策 の 計 画 ・実 施 ・事 後 評 価 か ら成 り立 ち、 それ らが 継 続 して 繰 り返 され る 過 程 で あ る」 と述 べ て い る (斉 藤,2013)1)。. 1.用. 語 の定義.   ま た 、 保 健 師 活 動 に は、 個 別 の課 題 を 普 遍 化 して 地 域. 1)地. 域 診 断:地. 全 体 の 課 題 と して 取 り上 げ る こ と も求 め られ て い る。 そ.  (ア セ ス メ ン ト)・ 診 断(健. 域 診 断 と は 、 地 域 の 情 報 収 集 ・評 価 康 課 題 の 判 断)・ 診 断 後 の. れ は 日頃 の 保 健 師 活 動 か ら課 題 を拾 い上 げ 、 蓄 積 して い. 対 策 の 計 画 ・実 施 ・事 後 評 価 か ら成 り立 ち 、 そ れ らが. く作 業 に よ って 、 可 能 と な る こ と で あ る。 橋 本 は、 「保. 継 続 し て 繰 り返 さ れ る 過 程 を い う(斉. 健 婦 の 日常 活 動 の なか か らの情 報 資料 は、 自治 体 の保 健. A大 学 看 護 学 部 の 学 習 過 程 に お い て は 、 診 断(健. 計 画 を 進 め る うえ で 最 も重 視 さ れ るべ き もの と い って よ い」(橋 本,1975)2)と 述 べ 、 従 来 か ら重 視 さ れ て い る活. 題 の 判 断)後 2)地. 動 で あ る。.   と 同 義 と す る 。 地 区 視 診 と は 、 人 び と が 生 活 して い る. 藤,2013)1)。 康課. の 対 策 の 計 画 ま で を 学 生 に 行 わ せ て い る。. 区 踏 査:地. 区 踏 査 は 、 金 川 ら が 述 べ る 「地 区 視 診 」.   最 近 で は、 「地 域 に お け る保 健 師 の 保 健 活 動 に つ い て 」3)およ び 「地 域 に お け る 保 健 師 の 保 健 活 動 に 関 す る. 住 居 や 街 並 み 、 暮 ら しぶ り な ど を 実 際 に 目 で 観 察 し、. 指 針 」4)(厚 生 労 働 省 健 康 局,2013)に. け る 情 報 収 集 の ひ と っ の 方 法 で あ る(金. お い て 、 自治 体. 保 健 師 の 「地 区 担 当 制 」 を再 び推 進 して い る。 そ の うえ で、 複 雑 化 ・高 度 化 ・多 様 化 して い る住 民 ニ ー ズや 新 た な 健 康 課 題 に効 果 的 に対 応 す る た め に、 保 健 師 が 地 域 診 断 に 基 づ きPDCAサ イ ク ル を 実 施 す る こ とが 強 調 され て. 直接 的 な デ ー タを 得 る た め の、 フ ィー ル ドワ ー ク に お 川 ら,2011).  'r)0 3)コ. ミ ュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル:コ. ミュ ニ. テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル は 、 米 国 の ア ン ダ ー ソ   ン(Anderson . ET)と. マ ク フ ァ ー レ ン(McFarlane. い る。. J)が1996年.   この よ う に、 地 域 診 断 は保 健 師 の重 要 な 技 術 と して 位. ア ズ ・ク ラ イ エ ン トモ デ ル が 提 唱 さ れ て い る)。 こ の. 置 づ け られ て い る。 そ の た め、 保 健 師 教 育 にお いて 地 域. モ デ ル は 、 地 域 を 対 象 と し、 そ し て 地 域 を パ ー トナ ー. 診 断 の 基 礎 的 な学 習 を行 わせ る こ と は、 欠 か せ な い もの とな って い る。   地 域 診 断 ・地 域 保 健 看 護 活 動 展 開 モ デ ル と して 代 表 的 な もの に は、 「コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル」. に提 唱 した(1988年. に 前 身 の コ ミュ ニ テ ィ ・.   と し て 位 置 づ け た 看 護 の 過 程 で あ る。A大. 学看護 学部. の 地 域 診 断 の 学 習 で は 、 こ の モ デ ル に よ る地 域 の ア セ ス メ ン ト領 域 を 取 り 入 れ て い る 。 こ の モ デ ル で は 、 地 域 の ア セ ス メ ン ト領 域 と して. 「地 域 の コ ア」 と 「8っ. の サ ブ シ ス テ ム 」 を 設 け て い る 。 「地 域 の コ ア 」 と は 、. 「PDCAサ イ クル モ デ ル」 「プ リ シー ド ・プ ロ シ ー ドモ デ ル」 な どが あ る5)が、 こ れ らを 活 用 した地 域 診 断 の 学 習. ① 地 域 の 歴 史 、 ② 人 口 統 計 、 ③ 民 族 性(習. 方 法 に つ いて 明 確 に示 さ れ た文 献 や 資料 は少 な い。 松 井. 伝 統)、 ④ 価 値 観 と信 念 、 で あ る 。 「8っ の サ ブ シ ス テ. らは、 地 域 看 護 診 断 の学 習 に用 い る理 論 や 枠 組 み につ い て、 文 献 検 討 か ら 「コ ミュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ. ム 」 と は 、 ① 物 理 的 環 境 、 ② 保 健 医 療 と社 会 福 祉 、 ③. デ ル 」 を活 用 した もの が 多 い と報 告 して い る。6)ま た同 モ デ ル を 基 本 と した、 地 域 診 断 に特 化 した テキ ス トも出. 慣 ・文 化 ・. 経 済 、 ④ 安 全 と 交 通 、 ⑤ 政 治 と行 政 、 ⑥ コ ミ ュ ニ ケ ー   シ ョ ン(情. 報)、 ⑦ 教 育 、 ⑧ レ ク リ エ ー シ ョ ン、 で あ.  る07)9)10). 版 さ れ て い る7)8)。   筆 者 らが携 わ る保 健 師 教 育 の 現 場 に お い て、 学 生 は 、. 2.地. 講 義 ・演 習 に お け る地 域 診 断 の 学 習 に つ い て 「難 しい」.   A大 学 看 護 学 部 の 地 域 診 断 に 関 す る学 習 過 程 は、 次 の. 「イ メ ー ジが 持 ち に くい」 な ど の 印 象 を持 って い る。 し. 通 りで あ る。. か し、 そ の 後 の 実 習 に お い て、 多 くの学 生 が 地 域 診 断 の. 1)地. 域診 断に関する学習過程. 域 看 護 管 理 論 の 講 義(3年. 次 前 期)に. お いて 、 地. 意 義 や 必 要 性 にっ いて 理 解 が深 ま る とい う こ とを 、 筆 者.   域 診 断 に関 す る基 礎 的 な 内容 を学 習 した。 具 体 的 に は、. らは 実 感 して い る。.   地 域 診 断 の意 義 、 目的 、 地 域 診 断 に用 い られ る理 論 ・.   以 上 の こ とか ら本 研 究 は、 地 域 診 断 の 学 習 につ いて 有.   コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル を 用 い た地 域. 効 な教 育 方 法 を 検 討 す る た め に、 実 習 の 前 後 にお け る理.   診 断 の す す め 方(特. 解 度 の 変 化 を 明 らか にす る こ とを 目的 と した 。.   つ い て)で あ る。 2)地 域 看 護 論 演 習(3年. II.研. 究方 法. 本研 究 は、 量 的 記 述 的 研 究 方 法 を 用 い た 。. に情 報 収 集 お よ び アセ ス メ ン トに 次 前 期)に. お い て、 学 生 全 員.   がA大 学 所 在 地 のB市 に つ い て地 域 診 断 を 行 った。 情   報 収 集 とア セ ス メ ン トは、 コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー   トナ ー モ デル の ア セ ス メ ン ト領域 に基 づ いて 実 施 した。.

(3) 地 域 診 断 に関 す る学 生 の理 解 度 の検 討 一 実 習 前 後 の比 較 か ら一. (1)学. 生 は5∼6人. の グル ー プで 、B市 お よ び 管 轄 の. 61. (1>実 習 前:調. 査 対 象 者 が3年 次 前 期 で地 区 診 断 にっ.   保 健 所 等 が 発 行 す る既 存 資 料 を 中心 に デ ー タ の収 集.   い て学 習 す る、 講 義 科 目(地 域 看 護 管 理 論)お.    と アセ ス メ ン トを行 った。.   演 習 科 目(地 域 看 護 論 演 習)が す べ て終 了 した 時点 。. (2)地. 域 看 護 論 演 習 の 時 間 内 に地 区 踏 査 を 実 施 した。. (3)(1)(2)の. 情 報 と ア セ ス メ ン トを 統 合 し、B市 の 健.   康 課 題 を 抽 出 した。 3)地. 域 看 護 論 実 習(3年. 次 後 期)で. は、2)で. 実施 し. た地 域 診 断 の 手 順 をふ ま え て、 実 習 先 の 自治 体 の地 域 診 断 を 行 っ た。 演 習 と 同様 に情 報 収集 と ア セ ス メ ン ト  は、 コ ミュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の ア セ ス メ ン ト領 域 に基 づ い て実 施 した。 (1)地 域 看 護 論 実 習 の 目的 は、 「地 域 で 生 活 す る個 人 ・   集 団 な ら び に それ らを取 り巻 く地 域 を 対 象 と した総  . 合 ケ ア シ ス テ ム にっ い て の理 解 を 深 め る。 ま た、 保. (2>実 習 後:調   年 次 前 期)に. 査 対 象 者 が3年 次 後 期(編. よび. 入 学 生 は4. 履 修 す る実 習 科 目(地 域 看 護 論 実 習).   が終 了 した 時 点 。 2)調 査 内容   以 下(1)(2)の質 問 項 目 にっ い て、1:そ. う思 う、2:. ま あ そ う思 う、3:あ ま り思 わ な い、4:思 わ な い、 の4段 階 の評 価 の う ち、 いず れ か あ て は ま る と こ ろへ の記 入 を求 め た 。   な お 、 質 問 項 目 は、 岩 本 ら(2009)の. 研 究11)で用 い.  られ た質 問 項 目を 参 考 に作 成 した。 (1>地 域 診 断 方 法 の 理 解 度 にっ い て以 下 の6っ の 質 問.   健 所 ・市 町 村 保 健 セ ン ター とい った 行 政 機 関 な ど の.   を設 け た。 ① 地 域 診 断 を実 施 す る 目的 が わ か っ た.  .   ② 地 域 診 断 の 方 法 ・プ ロ セ ス が わ か った  ③ 対 象 地. 活 動 を とお して 、 個 人 ・家 族 、 集 団 を 対 象 と した看.   護 活 動 を展 開 す るた め の基 礎 的 能 力 を養 う」 で あ る。.   域 の情 報 収 集 が で き た  ④ 収 集 した情 報 を 分 析 で き.    ま た 、 地 域 診 断 に っ い て の 実 習 目標 は、 「個 人 ・家.   た  ⑤ 対 象 地 域 の 健 康 課 題 を導 く こ とが で き た  ⑥.   族 が 生 活 して い る地 域 の ヘ ル ス ニ ー ズ を 理 解 す る と.   地 区踏 査 の 視 点 が わ か った.    と も に、 地 域 保 健 活 動 の展 開方 法 を 学 ぶ 」 と して い    る。 (2)実. ②   コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 地 域 ア   セ ス メ ン ト領 域 に基 づ いて 、 地 域 に対 す る理 解 度 に. 習 前 の 事 前 学 習 と して、 実 習 先 の 自治 体 や 管 轄.   つ い て以 下 の12の 質 問 を設 け た。 ① 歴 史 の 特 徴 が わ.    の 保 健 所 等 が 発 行 す る既 存 資 料 を 中 心 に デ ー タ の収.   か った  ② 人 口統 計 の 特 徴 が わ か った  ③ 生 活 習 慣.   集 と ア セ ス メ ン トを行 い、 健 康 課 題 を 抽 出 した。.   の特 徴 が わ か った  ④ 価 値 観 や信 条 の特 徴 が わ か っ. (3)実. 習 中 に、 地 区 踏 査 、 住 民 へ の イ ンタ ビュ ー、 保.   た  ⑤ 物 理 的 環 境 の 特 徴 が わ か った  ⑥ 保 健 医 療 と.   健 福 祉 事 業 へ の参 加 、 家 庭 訪 問、 健 康 教 育 の 実 施 等.   社 会 福 祉 の 特 徴 が わ か った  ⑦ 経 済 の特 徴 が わ か っ.    を 通 じた 情 報 収 集 を行 った。.   た  ⑧ 安 全 と交 通 の 特 徴 が わ か った  ⑨ 政 治 や 行 政. (4)実 習 前 の既 存 資料 に よ る情 報 収 集 、 ア セ ス メ ン ト、.   の特 徴 が わ か った   ⑩ コ ミュ ニ ケ ー シ ョンの 特 徴 が.    お よ び 健 康 課 題 に、 実 習 中 に得 た情 報 を 追 加 し、 再.   わ か った  ⑪ 教 育 の 特 徴 が わ か った  ⑫ レ ク リエ ー.  .    シ ョンの 特 徴 が わ か っ た. 度 健 康 課 題 の 見 直 しを行 った。. (5)健. 康 課 題 を解 決 す る た め の、 地 区 活 動 計 画 の立 案.    を 行 った 。 3.調. 査対象者. 6.分. 析方 法. 1)各. 質 問 項 目 に つ い て 、 実 習 前 と実 習 後 の 別 に 、1:.   そ う 思 う、2:ま.   調 査 対 象 者 はA大 学 看 護 学 部 の学 生 で 、 前 述2.で 述 べ た とお り、 地 域 診 断 にっ い て教 授 す る科 目(地 域 看 護.   4:思. 管 理 論 、 地 域 看 護 論 演 習 、 地 域 看 護 論 実 習)を す べ て 履. 2)1)の. あ そ う思 う 、3:あ. ま り思 わ な い 、. わ な い   の そ れ ぞ れ の 回 答 者 数 を 単 純 集 計 し、. 割 合 を求 め た 。 集 計 の 各 質 問 項 目 につ い て、 実 習前 群 と実 習. 修 し、 か っ 本 研 究 の趣 旨 に賛 同 し同意 を 得 る こ とが で き. 後 群 と を 比 較 し、 理 解 度 の 中 央 値 に 有 意 な 変 化 が あ る. た者68名 で あ る。. か 、Mann-WhitneyのU検 3)各. 4.調. 質 問項 目 にっ いて 、 個 々 の学 生 の実 習前 と実 習 後. の理 解 度 の変 化 を比 較 した。 各 質 問 項 目 の理 解 度 を、. 査期間. 平 成25年(2013年)7月. ∼ 平 成26年(2014年)5月.   1:そ. う思 う 、2:ま. い 、4:思. 5.調. 定 を行 った。. 査方法. ま り思 わ な. 階 で 評 価 し、 実 習 前 か ら実. 習 後 の 評 価 を 差 し引 き 、 実 習 前 後 の 評 価 の 変 化 を 比 較.   自己 記 入 式 質 問 紙 調 査 を実 施 した。 調 査 は、 対 象 者 に.   し、Wilcoxonの. 同一 の 質 問 内 容 で 、 実 習 前 ・実 習 後 の2回 実 施 した。2. 4)上. 回 の調 査 時 期 と調 査 内容 は、 以 下 の とお りで あ る。 1)調 査 時 期. あ そ う思 う、3:あ. わ な い  の4段. 記2)3)の. て行 った。. 符 号 付 順 位 和 検 定 を行 った。 分 析 は 、SPSS . Statistics  20を 用 い.

(4) 馬場   文. 62. 7.倫. 理的配慮.   そ う 思 う68.2%、. 合 計84.9%)、2位.   本 研 究 は、 滋 賀 県 立 大 学 研 究 に 関 す る倫 理 審 査 会 の承.   実 施 す る 目 的 が わ か っ た(そ. 認 を得 て実 施 して い る(平 成25年7月5日.   そ う思 う:62.1%、. 受 付 第354号)。. ① 地域診 断 を. う思 う:18.2%、. 合 計80.3%)お. 調 査対 象 者 に対 して 、 本 研 究 の意 義 、 目的 、 方 法 、 成 績.   集 した 情 報 を 分 析 で き た(そ. 評 価 と無 関 係 で あ る こ と、 個 人 情 報 の 保 護 にっ いて 文 書 お よ び 口頭 で 説 明 した。 その 後、 対象 者 の 自由意 志 によ っ.   そ う思 う:75.8%、. て研 究 へ の 参 加 の 同 意 を得 た。.   の 割 合 が 多 い 項 目 は 、 上 位3項. 1.調. 合 計80.3%)で. あ った。. 目 で は、1位.   16.7%)、3位. 査票の回収結果. 97.0%)で. ⑥ 地 区 踏 査(地.   点 が わ か っ た(そ 収率.   . あ った 。. ①地域. う思 う:18.2%)、.   2位 ② 対 象 地 域 の 情 報 収 集 が で き た(そ. に 調 査 票 を 配 布 し、 回 収 数66名(回. まあ.     な お 、 最 も 高 い 評 価 の 「そ う思 う」 に 回 答 し た 者. 究結 果.   対 象 者68名. ④収. う 思 う:4.5%、.   診 断 を 実 施 す る 目 的 が わ か っ た(そ. 皿.研. まあ. よ び 、3位. う 思 う:. 域 を 見 る こ と)の. う 思 う:9.1%)で. 視. あ った。. 【実 習 前 の 理 解 度 が 低 い 者 の 割 合 に っ い て 】:実.   習 前 の 調 査 で は 、 地 域 診 断 方 法 の 理 解 度 を 問 う6項   目 す べ て の 質 問 に お け る 「理 解 度 が 低 い 者 」 の 割 合. 2.各. 質 問 項 目の 回 答 状 況(単 純 集 計).   は 、 約15%∼35%で. 1)「 地 域 診 断方 法 の 理 解 度 にっ いて 」(質 問 数6)の. 回. あ っ た。 そ の 中 で、 理 解 度 が 低.   い 者 が 多 い 項 目 の 上 位3項. 答状 況.   (地 域 を 見 る こ と)の.    結 果 の 詳 細 は、 表1 . 1に 示 す とお りで あ る。.   0.0%、.    結 果 にっ いて は、 「そ う思 う」 「ま あ そ う思 う」 に回. 目 は 、1位. ⑥地 区踏 査. 視 点 が わ か っ た(思. あ ま り思 わ な い:34.8%、.   位 ⑤ 対 象 地 域 の 情 報 と そ の 分 析 を 統 合 し、 健 康 課 題. 答 した 者 を 「理 解 度 が 高 い者 」 に、 「あ ま り思 わ な い」 「思 わ な い」 に回 答 した 者 を 「理 解 度 が 低 い者 」 に分.   を 導 く こ と が で き た(思. 類 した 。.   域 診 断 の 方 法 ・プ ロ セ ス が わ か っ た(思.    な お 、 文 中 の ① ∼ ⑥ の表 記 は、 表1-1と. わ な い:. 合 計34.8%)、2.   わ な い:27.3%、. 同 じ く各.   1.5%、.   あ った。. (1)地. (2>地. 域 診 断 方 法 の 理 解 度(実. あ ま り思. お よ び 、3位. あ ま り思 わ な い:25.8%、. 質 問 項 目の 番 号 で あ る。 域 診 断 方 法 の理 解 度(実 習 前 の 理 解 度). わ な い:1.5%、. 合 計28.8%)、. ② 地. わ な い:. 合 計27.3%)、. 習 後 の 理 解 度).       【実 習 前 の 理 解 度 が 高 い者 の割 合 にっ いて 】:実. i)【 実 習 後 の 理 解 度 が 高 い 者 の 割 合 に っ い て 】:6.    習 前 の 調 査 で は、 地 域 診 断方 法 の 理 解 度 を 問 う6項.   項 目 の 質 問 す べ て に お い て 、 理 解 度 が 高 い 者 が95%.     目す べ て の 質 問 に お け る 「理 解 度 が 高 い者 」 の割 合.   以 上 を 占 め た 。 上 位 か ら順 に 、1位.     は、 約65%∼85%で.   施 す る 目 的 が わ か っ た(そ. あ った。 そ の 中 で 、 理 解 度 が 高.    い 者 の 割 合 が 多 い項 目 の上 位3項    地 域 の 情 報 収 集 が で き た(そ. 目 は、1位 ⑧ 対 象. う思 う:16.7%、.   う思 う24.6%、. まあ. で. ① 地 域 診 断 を実. う思 う:75.4%、. 合 計:100.0%)、1位(同. まあそ 率)②.   域 診 断 の 方 法 ・プ ロ セ ス が わ か っ た(そ. 地. う 思 う:. 地 域 診 断方 法 の理 解 度 に つ い て. 表1-1. 1:そ. う思 う. 回答 数. %. 2:ま あ そ う  3:あ ま り    思 う  思 わない 回答数  %.   地 域 診 断 を実 施 す る 目 的 が わOO実習前   か った 実習後. 12. 18.2. 41 . 62.1. 49. 75.4. 16 .   24.6.   地 域 診 断 の 方 法 ・プ ロ セ ス がOO実習前   わ か った 実習後. 5. 7.6. 43 .   65.2. 34. 52.3. 31 . 47.7. 11. 16.7. 45   68.2. 29. 43.9. 36    54.5. 3. 4.5. 50    75.8. 26. 39.4. 37    56.1. 実習前 実習後 実習前 ④ 収 集 した 情報 を 分 析 で きた 実習後   対 象 地 域 の 情 報 と そ の分 析 を 実習前 ③ 対 象地域の情 報収集がで きた. わない. 回答数. %. 0. o.o. 66. 100.0. 0.0. 0. o.o. 65. 100.0.   25.8. 回答 数   % 13 .   19.7. 0    17 . i. 1.5. 66. 100.0. O. 0.o. 65. 100.0.   15.2. 0. o.o. 66. 100.0. 1.5. 0. o.o. 66. 100.0.   19.7. 1    13 . 回答数  %. 0.0. 0    10 . 計. 4:思. 0. o.o. 66. 100.0. 4.5. 0. o.o. 66. 100.0.   27.3. 1. 1.5. 66. 100.0. 0. 0.o. 66. 100.0. 3   . 2. 3.0. 45   68.2. ⑤ 統 合 し、 健 康 課 題 を導 く こ と 実習後   が で きた. 27. 40.9. 38    57.6. 実習前 実習後. 6. 9.1. 37    56.1. 23   34.8. 0. o.o. 66. 100.0. 28. 42.4. 36    54.5. 2    3.0. 0. o.o. 66. 100.0. ⑥募縢 鐸 **<0. .01. 墾. ること). 18 . 1   . 1.5.  . 実 習前群 と 実習 後群 の比較 Mann-Whitneyの   U検 定:p値 o.000 .   **. o.000 .   **. o.000 .   **. o.000 .   **. o.000 .   **. o.000 .   **.

(5) 地 域 診 断 に関 す る学 生 の理 解 度 の検 討 一 実 習 前 後 の比 較 か ら一. 52.3%、. ま あ そ う思 う:47.7%、. 63. 合 計100.0%)、3. 2)「.  位 ⑤ 対 象 地 域 の 情 報 と そ の 分 析 を 統 合 し、 健 康 課 題   を 導 く こ と が で き た(そ   う:57.6%、. 合 計98.5%)、4位. 収 集 が で き た(そ   56.1%、. う思 う40.9%、.   る こ と)の. う 思 う:43.9%、. 思 う56.1%、. 合 計95.5%)、. 示 す とお りで あ る。. 答 し た 者 を 「理 解 度 が 高 い 者 」 に 、 「あ ま り思 わ な い 」. ま. 「思 わ な い 」 に 回 答 し た 者 を 「理 解 度 が 低 い 者 」 に 分. ④ 収集 し. う思 う:39.4%、. 回答 状 況.    結 果 に つ い て は 、 「そ う思 う 」 「ま あ そ う 思 う 」 に 回. 域 を見. う 思 う:42.4%、. 合 計96.9%)、6位.   た 情 報 を 分 析 で き た(そ. 12)の.    結 果 の 詳 細 は 、 表1-2に. ま あ そ う思 う. ⑥ 地 区 踏 査(地. 視 点 が わ か っ た(そ.   あ そ う思 う:54.5%、. 要 素 に 基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 度 に つ い て 」(質 問 数. ま あ そ う思. ⑧対 象地域 の情報. 合 計98.4%、)、5位. コ ミ ュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー ト ナ ー モ デ ル の 各 構 成. 類 した。. まあそ う.     な お 、 文 中 の ① ∼ ⑥ の 表 記 は 、 表1 . と い う結 果 で あ っ た 。. 2と 同 じ く、. 各 質 問項 目の 番 号 で あ る。. --)【 実 習 後 の 理 解 度 が 低 い 者 の 割 合 に っ い て 】:実. (1)   「コ ミ ュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構.  習 後 の 理 解 度 が 低 い者 の割 合 は、 どの 項 目 にお いて.    成 要 素 に 基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 度(実.   も 無 し、 あ る い は 少 な い 結 果 で あ っ た 。 実 習 後 に お.    度).   い て も 理 解 度 が 低 い も の が 低 率 で は あ る が 認 め られ.   i)【 実 習 前 の 理 解 度 が 高 い 者 の 割 合 が 多 い 項 目(上.   た 項 目 は 、1位.    位3項. ⑥ 地 区 踏 査(地.  点 が わ か っ た(あ. 域 を 見 る こ と)の. ま り思 わ な い:3.0%)お.   2位 ④ 収 集 し た 情 報 を 分 析 で き た(あ 4.5%)、3位. よび、. 表1-2 . ま.     ま あ そ う思 う60.6%、. ま. ま. ⑧地域 の. う思 う:19.7%、. 合 計80.3%)、3位.     「物 理 的 環 境 」 の 特 徴 が わ か っ た(そ     ま あ そ う 思 う:70.8%、. 口構成. う 思 う:24.2%、. 合 計92.4%)、2位.     「生 活 習 慣 」 の 特 徴 が わ か っ た(そ. 目で あ った。. ⑤地域 の う 思 う:9.2%、. 合 計:80.0%)で. あ った 。. コ ミ ュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構 成 要 素 に 基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 度 に つ い て 1:そ. 地域の 「 歴 史」 の特徴 が わか っ 実習前 0 た 実習後 域 の 「人 口統 計(人 口構 成 実習前 0 地 な ど)」 の特 徴 が わ か った 実習後 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の特 徴 が 実習前 ⑧ わ か った 実習後 地 域 の 「価 値 観 や信 条 」 の 特 実習前 ④ 徴 が わ か った 実習後 地 域 の 「物 理 的 環 境 」 の特 徴 実習前 O が わ か った 実習後 地域 の 「 保 健 医 療 と社 会 福 祉」 実習前 ⑥ の 特 徴 が わ か った 実習後 地域の 「 経 済」 の特徴 が わか っ 実習前 0 た 実習後 地 域 の 「安 全 と交 通 」 の特 徴 実習前 ⑧ が わ か った 実習後 地 域 の 「政 治 や 行 政 」 の特 徴 実習前 O が わ か った 実習後 地 域 の 「コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン」 実習前 0 の 特 徴 が わ か った 実習後 地域の 「 教 育」 の特徴 が わか っ 実習前 ⑪た 実習後 実習前 地 域 の 「レ ク リ エ ー シ ョ ン」 0 の 特 徴 が わ か った 実習後 * <  0. ② 地 域 の 「人 口 統 計(人.     あ そ う 思 う:68.2%、. ⑤対象 地域の情報 とその. 分 析 を 統 合 し、 健 康 課 題 を 導 く こ と が で き た(あ   り 思 わ な い:1.5%)の4項. 目)】:1位.     な ど)」 の 特 徴 が わ か っ た(そ. ま り思 わ な い. ③ 対 象 地 域 の 情 報 収 集 が で き た(あ.   り 思 わ な い:1.5%)、4位. 視. 習前の理解. .05    ** <  0.01. う思 う. 2:ま. あそ う 思 う. 3:あ ま り 思 わない. 4:思. 実習前群 と 実習後群の比較. 計. わない. Mann-Whitneyの. 回答数. %. 回答数. %. 回答数. %. 回答数. %. 回答数. %. 8. 12.1. 43. 65.2. 15. 22.7. 0. o.o. 66. 100.0. 19. 28.8. 41. 62.1. 6. 9.1. 0. o.o. 66. 100.0. 16. 24.2. 45. 68.2. 5. 7.6. 0. o.o. 66. 100.0. 38. 57.6. 28. 42.4. 0. 0.o. 0. o.o. 66. 100.0. 13. 19.7. 40. 60.6. 12. 18.2. 1. 1.5. 66. 100.0. 20. 30.3. 40. 60.6. 6. 9.1. 0. 0.o. 66. 100.0. 0. o.0. 13. 19.7. 47. 71.2. 6. 9.1. 66. 100.0. 4. 6.1. 33. 50.0. 27. 40.9. 2. 3.0. 66. 100.0. 6. 9.2. 46. 70.8. 12. 18.5. i. 1.5. 65. 100.0. 30. 45.5. 31. 47.0. 5. 7.6. O. 0.o. 66. 100.0. 3. 4.5. 44. 66.7. 18. 27.3. i. 1.5. 66. 100.0. 25. 37.9. 29. 43.9. 12. 18.2. O. 0.o. 66. 100.0. 0. o.0. 23. 34.8. 41. 62.1. 2. 3.0. 66. 100.0. 5. 7.6. 31. 47.0. 26. 39.4. 4. 6.1. 66. 100.0. 10. 15.2. 41. 62.1. 13. 19.7. 2. 3.O. 66. 100.0. 29. 43.9. 31. 47.0. 6. 9.1. 0. o.o. 66. 100.0. 0. o.0. 16. 24.2. 44. 66.7. 6. 9.1. 66. 100.0. 5. 7.6. 39. 59.1. 22. 33.3. 0. 0.o. 66. 100.0. 1. 1.5. 8. 12.1. 50. 75.5. 7. 10.6. 66. 100.0. 19. 29.2. 35. 53.8. 10. 15.4. i. 1.5. 65. 100.0. 1. 1.5. 20. 30.3. 36. 54.5. 9. 13.6. 66. 100.0. 16. 24.6. 31. 47.7. 18. 27.7. 0. 0.o. 65. 100.0. 0. o.0. 14. 21.2. 44. 66.7. 8. 12.1. 66. 100.0. 16. 24.6. 34. 52.3. 15. 23.1. 0. 0.o. 65. 100.0. U検 定:p値. 0,004. *. o.000. **. 0,051. o.000. **. o.000. **. o.000. **. 0,029. *. o.000. **. o.000. **. o.000. **. o.000. **. o.000. **.

(6) 馬場   文. 64.     な お 、 最 も 高 い 評 価 で あ る 「そ う 思 う 」 に 回 答 し. 徴 が わ か っ た(思.   た 者 の 割 合 が 多 い 項 目 は 、1位. 40.9%、. ② 地域の.   (人 口 構 成 な ど)」 の 特 徴 が わ か っ た(そ   24.2%)、2位   た(そ. う 思 う:19.7%)、3位. ④地域 の. 「政 治 や 行. わ な い:0.0%、. 思 わ な. い33.3%、. あ った。. 「安 全 と 交. 合 計:43.9%)、3位. あ ま り思 わ な い:. 政 」 の 特 徴 が わ か っ た(思. う 思 う:. ⑧ 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の 特 徴 が わ か っ.   通 」 の 特 徴 が わ か っ た(15.2%)で. わ な い:3.0%、. ⑨地域 の. 「人 口 統 計. 合 計33.3%)で.   な お 、 最 も 低 い 評 価 で あ る 「そ う思 わ な い 」 に 回. あ った 。. 答 した もの は少 数 で あ ったが 、 ⑦ 地 域 の. --)【 実 習 前 の 理 解 度 が 低 い も の の 割 合 が 多 い 項 目. 特 徴 が わ か っ た(思.   (上 位3項. 値 観 や 信 条 」 の 特 徴 が わ か っ た(思. 目)】:1位. ⑩ 地 域 の 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ.   ン 」 の 特 徴 が わ か っ た(思   思 わ な い75.5%、. わ な い:10.6%、. 合 計86.1%)、2位.   値 観 や 信 条 」 の 特 徴 が わ か っ た(思   あ ま り思 わ な い:71.2%、  地 域の. あま り. ④地域 の.   78.8%)で. ⑫. あ ま り思 わ な い:66.7%、.     な お 、 最 も 低 い 評 価 で あ る 「思 わ な い 」 と 回 答 し ⑪ 地域の. 「教 育 」 の. わ な い:13.6%)、2位. ⑫ 地域.   の 「レ ク リ エ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た(思   い:12.1%)、3位. ⑩ 地域の.   の 特 徴 が わ か っ た(思. (思 わ な い:1.5%)で. わ ず か に認 め られ た。. 3.各. 質 問項 目に つ いて の 理 解 度 の変 化. 1)実. 習 前 群 と実 習 後 群 の 理 解 度 の比 較(1対1の. わ な. 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン」. わ な い:10.6%)で. あ っ た。. 対応. な し). 合 計:. あ っ た。.   特 徴 が わ か っ た(思. 「価. わ な い:3.0%)、. わ な い:9.1%、. 合 計:80.3%)、3位.   た 者 の 割 合 が 多 い 項 目 は 、1位. 「経 済 」 の. ④地 域の. ⑩ 地 域 の 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た. 「価. 「レ ク リ エ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た(思.   わ な い:12.1%、. わ な い:6.1%)、.   実 習 前 群 の 回 答結 果 と実 習 後 群 の 回答 結 果 につ いて、 理 解 度 の 中 央 値 の変 化 を 比 較 し、Mann-WhitneyのU 検 定 を行 った 。 (1)地 区診 断 方 法 の 理 解 度 にっ い て:実 習前 群 の 回 答     と実 習 後 群 の 回 答 の 中 央 値 は、 有 意 に変 化 して い る     とい う結 果 で あ っ た。(表1  (2>コ. 1右 欄). ミュニ テ ィ ア ズパ ー トナ ー モ デ ル の各 構 成 要 素. (2)  「コ ミ ュ ニ テ ィ ・ア ズ ・/¥° 一 トナ ー モ デ ル の 各 構.    に基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 度 に つ い て:実 習 前 群 の.   成 要 素 に 基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 状 況(実.    回答 と実 習 後 群 の 回 答 の 中央 値 は、 ほ とん どの 項 目. 習 後 の理.    に お いて 、 有意 に変 化 して い る とい う結 果 で あ った。.   解 状 況) i)【. 実 習 後 の 理 解 度 が 高 い 者 の 割 合 が 多 い 項 目(上.   位3項. 目)】:1位. ② 地 域 の 「人 口 統 計(人.   な ど)」 の 特 徴 が わ か っ た(そ   あ そ う 思 う:42.4%、. う思 う:57.6%、. 合 計100.0%)、2位.   「物 理 的 環 境 」 の 特 徴 が わ か っ た(そ   %、. ま あ そ う思 う:47.0%、.  地 域の   %、. ま あ そ う思 う62.1%、. ⑤地域 の. 合 計:90.9%)、. 同 率3.   う:30.3%、. ま あ そ う思 う:60.6%、. う思. 合 計:90.9%)、. ⑧ 地 域 の 「安 全 と交 通 」 の 特 徴 が わ か っ た.   90.9%)で. 項 目 に お い て は、 有 意 差 が認 め られ な か った 。(表.     2  2右 欄) 2)実 習 前 群 と実 習 後 群 の 理 解 度 の比 較(1対1の. ま あ そ う思 う:47.0%、. 対応. あ り) ①. う 思 う:28.8. 「生 活 習 慣 」 の 特 徴 が わ か っ た(そ.   (そ う 思 う:43.9%、.  . う 思 う:45.5.  位⑧ 地域の.   同 率3位. ま. 合 計92.5%)、3位. 「歴 史 」 の 特 徴 が わ か っ た(そ.    唯 一 、 ③ 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か っ た、 の. 口構成. 合 計:. (1)地  . 区診 断 方 法 の 理 解 につ い て(質 問数6)の. 理解. 度 の変 化.   . 結 果 は 、 表2-1に. 示 す とお りで あ る。.       6つ の 質 問 す べ て に お い て、 実 習 前 か ら実 習 後 の  . 評 価 が プ ラス に変 化 して い る者 の割 合 が 高 くな って.    い た 。 そ して 、 そ れ らす べ て の 項 目 に つ いてWilco  . xonの. 符 号 付 順 位 和 検 定 を 行 っ た と こ ろ(表3-.     1)、 実 習 後 の 理 解 度 が 、 有 意 に プ ラス に変 化 して. あ っ た。.     な お 、 最 も 高 い 評 価 で あ る 「そ う 思 う 」 に 回 答 し.    い る とい う結 果 が 得 られ た(有 意 水 準0.01)。.   た 者 の 割 合 が 多 い 項 目 は 、1位.   i)  【実 習前 後 の 評 価 が プ ラス に変 化 した者 の 状 況 】. ② 地域の.   (人 口 構 成 な ど)」 の 特 徴 が わ か っ た(そ   57.6%)、2位   か っ た(そ. ⑤地域 の. 「人 口 統 計 う 思 う:. 「物 理 的 環 境 」 の 特 徴 が わ. う思 う:45.5%)、3位.   と 交 通 」 の 特 徴 が わ か っ た(そ. ⑧ 地 域 の 「安 全 う 思 う:43.9%)で. 実 習 後 の 理 解 度 が 低 い 者 の 割 合 が 多 い 項 目(上.   位3項. 目)】:1位.   た(思. わ な い:6.1%、.   合 計45.5%)、2位. 実 習 前 と実 習 後 の 評 価 が 、1ラ. ン クプ ラ ス に変 化.     して い る者 が 、 す べ て の項 目 に お い て お よそ 半 数 を    占 め て い た 。       2ラ ン ク以 上 プ ラ ス に変 化 して い る者 が1割 以 上    あ った の は、1位 ① 地 域診 断 を実施 す る 目的 が わ か っ.   あ った 。 i)【.   . ⑦ 地 域 の 「経 済 」 の 特 徴 が わ か っ あ ま り 思 わ な い:39.4%、. ④ 地 域 の 「価 値 観 や 信 条 」 の 特.    た(16.9%)、2位. ② 地 域 診 断 の 方 法 ・プ ロ セ スが.    わ か っ た(13.8%)、3位. ⑥ 地 区 踏 査(地.     こ と)の 視 点 が わ か っ た(12.1%)で. 域 を見 る. あ った。.      実 習 前 と実 習 後 の評 価 が 同 等 で あ った者 の割 合 は、.

(7) ② ① ⑤. 地 域 診 断 に関 す る学 生 の理 解 度 の検 討 一 実 習 前 後 の比 較 か ら一. 65.   す べ て の 項 目で 約30%∼40%認 め られ た 。 --)  【実 習 前 後 の評 価 が 同等 で あ った 者 の 状 況 】. 割 合 が50%を.     実 習前 と実 習 後 の評 価 が同 等 で あ った者 の割 合 は、   す べ て の 項 目で 約30%∼40%認. 超 え て い る の は 、1位. ⑩ 地 域 の 「コ ミュ.   ニ ケ ー シ ョ ン 」 の 特 徴 が わ か っ た(75.4%)、2位 ⑫ 地域 の. め られ た 。 実 習 前 と. 「レ ク リ エ ー シ ョ ン 」 の 特 徴 が わ か っ た.   (64.6%)、3位. ⑨地域の.   実 習 後 の 評 価 が 同 等 で あ った者 の 割 合 が 多 い ものか.   か っ た(59.1%)、4位.   ら、1位.   わ か っ た(56.0%)、5位. ④ 収 集 した情 報 を 分 析 で き た(42.4%)、. 「政 治 や 行 政 」 の 特 徴 が わ. ⑪ 地域 の. 「教 育 」 の 特 徴 が. ④ 地域の. 「価 値 観 や 信 条 」.   2位 ③ 対 象 地 域 の情 報 収 集 が で きた(37.9%)3位.   の 特 徴 が わ か っ た(54.5%)、6位.   ⑤ 対 象 地 域 の 情 報 と分 析 を統 合 し、 健 康 課 題 を導 く.   と交 通 」 の 特 徴 が わ か っ た(50.0%)で. あ った 。.   こ とが で き た(37.9%)で.     中 で も 、 実 習 前 と 実 習 後 の 評 価 が2ラ. ン ク以 上 プ. あ った。. )  【実 習 前 後 の評 価 が マ イ ナ ス に変 ⅲ 化 した 者 の 状. ⑧地域 の. 「安 全.   ラ ス の 変 化 を して い る 者 の 割 合 が 比 較 的 高 か っ た 項.  況 】.   目 は 、1位.     実 習 後 の 評 価 が マ イ ナ ス に変 化 して い る者 は、 ご.   が わ か っ た(30.8%)、2位.   くわ ず か で あ っ た。. ⑩地域の. 「コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン 」 の 特 徴. 徴 が わ か っ た(27.2%)、3位. ⑪ 地 域 の 「教 育 」 の 特 ⑫ 地 域 の 「レ ク リエ ー.     他項 目 に比 べ て マ イナ ス に変 化 して い る者 が 多 か っ.   シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た(26.1%)、.   た の は、1位 ⑧ 対 象 地 域 の情 報 収集 が で き た(12.1. i) .   %)、2位.    実 習 前 と実 習 後 の 評 価 の変 化 が無 く同等 で あ っ た. ④ 収 集 した 情 報 を 分 析 で き た(6.1%)で.   あ った 。 (2)コ ミュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構 成.   者 の 割 合 は 、 各 項 目 で 約25%∼55%認.   要 素 に基 づ い た対 象 地 域 の理 解 につ い て(質 問 数12).   は 、1位.   の理解度の変化.   %)、2位.     結 果 は、 表2-2に. で あ った。. 【実 習 前 後 の 評 価 が 同 等 で あ っ た 者 の 状 況 】. め られ た。 特.   に 評 価 が 同 等 で あ っ た 者 の 割 合 が 約50%あ. 示 す とお りで あ る。. ① 地域の. っ た項 目. 「歴 史 」 の 特 徴 が わ か っ た(54.5. ② 地 域 の 「人 口 統 計(人.   わ か っ た(48.5%)、3位. 口 構 成 な ど)」 が. ③地域 の. 「生 活 習 慣 」 の. 地域 の. 「物 理 的 環 境 」.     これ らの 質 問 に お い て、 実 習 前 か ら実 習 後 の評 価. 特 徴 が わ か っ た(47.0%)、.   が プ ラ ス に変 化 して い る者 の割 合 は、 ば らっ きが み.   の 特 徴 が わ か っ た(46.2%)、.   られ る もの の、Wilcoxonの. 符 号付 順 位 和検 定 を行 っ.    実 習 前 後 の 評 価 が 同 等 で あ った者 の割 合 が 他 項 目. 目 中11項 目 の質 問 に お.   に 比 べ て 少 な い 項 目 は、 ⑩ 地 域 の 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ.   た と こ ろ(表3-2)、12項. で あ っ た。.   い て 、 実 習 後 の理 解 度 が有 意 に プ ラス に変 化 して い.   ン」 の 特 徴 が わ か っ た(24.6%)、.   る とい う結 果 が 得 られ た(有 意水 準0.01ま た は0.05)。.   の 特 徴 が わ か っ た(31.8%)、.   唯 一 、 ⑧ 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か っ た、 の.   シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た(32.3%)、.   項 目 につ いて は有 意 差 が認 め られ な か った 。 i)  【実 習 前 後 の評 価 が プ ラス に 変 化 した 者 の 状 況 】. 皿)  【実 習 前 後 の 評 価 が マ イ ナ ス に 変 化 し た 者 の 状.     実 習 前 か ら実 習 後 の評 価 が プ ラス に変 化 した者 の.    実 習 前 に 比 べ て 実 習 後 の方 が評 価 が低 い 者 が あ っ. 表2-1. 地域診 断方 法の理解度 について実習前後 の変化 実習前. 地 域 診 断 を 実施 す る 目的 が わ か った C%) 地 域 診 断 の方 法 ・プ ロセ ス が わ か った C%). ④. 対 象 地 域 の情 報 収集 が で きた C%) 収 集 した情 報 を 分析 で きた C%) 対 象 地 域 の 情 報 と そ の 分 析 を 統 合 し、 健 康 課 題 を 導 く こ とが で きた (%〉. ⑥ 地 区踏 査(地 域 を見 る こ と)の 視点 が わ か った (%〉. で あ った。.  況 】. 3. ⑧. ⑪ 地 域 の 「教 育 」. ⑫ 地 域 の 「レ ク リエ ー. 2. 実習後. 101. 2. 3. 総計. O. O. 2. 22. 30. 11. O. 65. o.0. o.0. 3.1. 33.8. 46.2. 16.9. o.o. 100.0. 0. 0. 1. 24. 31. 8. i. 65. 0.0. 0.0. 1.5. 36.9. 47.7. 12.3. 1.5. 100.0. 0. 0. 8. 25. 31. 2. 0. 66. 0.0. 0.0. 12.1. 37.9. 47.0. 3.0. 0.0. 100.0. 0. 0. 4. 28. 31. 3. 0. 66. 0.0. 0.0. 6.1. 42.4. 47.0. 4.5. 0.o. 100.0. 0. 0. 2. 25. 33. 5. i. 66. 0.0. 0.o. 3.0. 37.9. 50.0. 7.6. 1.5. 100.0. 0. i. 2. 24. 31. 8. 0. 66. 0.o. 1.5. 3.0. 36.4. 47.0. 12.1. 0.o. 100.0. ※各 項 目の理 解 度(1:そ う思 う2:ま あ そ う思 う3:あ ま り思 わ な い4:思 わ な い)に つ い て、 実習 前 ス コアか ら実 習 後 ス コアを 引 いた値 。 マ イ ナス の欄 は実 習 後 の方 が理 解 度 の ス コアが低 い もの。 プ ラスの欄 は、実 習 後 の方 が理 解 度 の ラ ンクが 高 い もの。.

(8) ① ② ⑤ 7⑦ ⑨ ⑩. 馬場  文. 66. た 項 目 は 、12項. 目 中11項 目 で あ っ た 。 実 習 後 の 方 が. 評 価 が 低 い 者 の 割 合 が1割. を 超 え た も の は 、1位. 2%)、4位. ⑥地域の. 「保 健 医 療 と社 会 福 祉 」 の 特 徴. が わ か っ た(12.1%)で. ⑦. あ った。. 地 域 の 「経 済 」 の 特 徴 が わ か っ た(22.7%)、2位.   ⑩ 地 域 の 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ. ⑧ 地域の. た 、 の 項 目 の み 、 実 習 後 に 評 価 が 低 く な っ た 者 が0. 「生 活 習 慣 」 の 特 徴 が わ か っ た(16.6%)、. 3位 ⑧ 地 域 の 「安 全 と交 通 」 の 特 徴 が わ か っ た(15.. で あ った。. コ ミ ュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の各 構 成 要 素 に 基 づ い た. 表2-2.  対 象 地 域 の理 解 度 に つ い て実 習 前 後 の変 化 実習前 一2.   3. 地域 の 「 歴 史」 の特 徴 が わ か った. ③ ④. ⑥. O. O. 6. 36 . o.o. 9.1. 54.5 . (/> . o.o.                        . O. o.o O. 3. (%〉 地域 の 「 価 値 観 や信 条」 の特 徴 が わ か った. o.o. 4.5. O. i. (%〉 地域 の 「 物 理 的環 境 」 の特 徴 が わ か った. o.o. 1.5. O. O. (%〉. o.o. o.o. 地域 の 「 生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か った. 地域 の 「 保 健医療 と社会福祉」 の特 徴がわか った   0 (%)                                    o.o (%) 地域 の 「 安 全 と交通 」 の特 徴 が わ か った (%) 地域 の 「 政 治 や行 政 」 の特 徴 が わ か った (%). i 1.5. O. O. o.o. o.o. (%)                                         . ⑫. (%) 地域 の. 「レ ク リエ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た. (%). 15      22.7 . O o.o. i 1.5. O. O. o.o. o.o. 23 .   34.8 .    . 66 100.0. 3. i. 66. 4.5. 1.5. 100.0. 3. O. 66. 4.5. o.o. 100.0. 4. O. 65. 6.2. o.o. 100.0. 8. O. 66. 12.1. o.o. 100.0. 4. O. 66. 6.1. o.o. 100.0. 4. i. 66. 6.1. 1.5. 100.0. 28.   42.4. 16     . O o.o. 23.   34.8. 5        22     . O. O.    . 3 4.5. 23. 34. 7.6      33.3     51.5. o.o. o.o. 24     .   36.4 . 66 100.0. 28. 10.6     40.9     34.8. 10 . o.o. 地域 の 「 教 育」 の特 徴 が わ か った. 7        27     . O o.o. 33.   50.0. 3        30     . 2. 20. 4.6       46.2     43.1. 15.2 . O.   36.4 . 5. O. 66. 7.6. o.o. 100.0. 29     . 20. 24.6     44.6     30.8. 5        21      7.6     31.8 . 1        21     . 65 100.0. 16. 2. 66. 3.0. 100.0. 26. 1.5       32.3     40.0. O o.o. 24.2. 21.    31.8. 総計. 3. 3.0. 26.   39.4. 5        24      7.6 . O. o.o.   48.5 . 2. 22.    33.3. 8        31     . o.o. O.    . 12.1     47.0     30.3. O. o.o. i. 5        32      7.6 . o.o. 地 域 の 「コ ミュニ ケ ー シ ョ ン」 の特 徴 が わ か った     0. ⑪. 実習後 0. o.o (%〉 地 域の 「 人 口統計(人 口構成 など)」の特 徴が わか った     0. 地域 の 「 経 済」 の特 徴 が わ か った. ⑧. _i. 16. i. 65. 24.6. 1.5. 100.0. ※ 各項 目の 理 解度(1:そ う思 う2:ま あそ う思 う3:あ ま り思 わ な い4:思 わ な い)に つ いて 、 実 習前 ス コ アか ら実習 後 ス コ ア を 引 いた 値。 マ イ ナス の欄 は実 習後 の方 が 理解 度 の ス コア が低 い もの。 プ ラス の欄 は、 実習 後 の方 が理 解 度 の ラ ンクが 高 い もの。. 表3-1 . 地 域 診 断方 法 に つ い て実 習 前 後 の理 解 度 の比 較 実習前 の理解度  実習後 の理解度. ① 地 域 診 断 を実 施 す る 目的 が わ か った    . ③ 対 象 地 域 の情 報 収 集 が で きた     ④ 収 集 した情 報 を分 析 で きた    .    .    . 1.25±0.434. o.000. **. 2.21±0.595. 1.48±0.503. 0.000. **. (n-66). 1.98±0.568. 1.58±0.528. 0.000. **.     (n-66). 2.15±0.472. 1.65±0.568. 0.000. **.    (n-65).        .    . 符号付.   順位和検定. 2.02±0.620.    . ② 地 域 診 断 の方 法 ・プ ロセ ス が わ か った    . Wilcoxonの.   (n-65)  .   くOO    =66)                                               (n   対 象 地 域 の情 報 と そ の 分 析 を統 合 し、 健 康 課 題 を 導  2.27±0.542 1.61+0.523 0.000 こ とが で きた ⑥ 地 区踏 査(地 域 を見 る こ と)の 視 点 が わ か った      (n-66) 各 項 目の 理 解 度(1  値+SD. そ う思 う  2. ま あ そ う思 う  3:あ. 2.26±0.615. ま り思 わ な い4 . 1.61±0.551. 思 わ な い)の. ス コ ア平 均. **. **. 0.000 **  p<  0. .01.

(9) 地 域 診 断 に関 す る学 生 の理 解 度 の検 討 一 実 習 前 後 の比 較 か ら一. 表3-2 . 67. コ ミ ュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構 成 要 素 に つ い て 実 習 前 後 の 理 解 度 の 比 較. 実習前 の理解度  実習後 の理解度 ① 地域 の 「 歴 史 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) . ②. (n-66). 地 域 の 「人 口 統 計(人. 口構 成 な ど)」 の 特 徴 が わ か っ た  . Wilcoxonの 符 号 付   順位和検定.     2.11±0.585. 1.80±0.588. 0.001. *. 1.83±0.543. 1.42±0.498. o.000. **. ③ 地域 の 「 生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) .    2.02±0.668. 1.79±0.595. 0.067. ④ 地域 の 「 価 値 観 や信 条 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) .    2.89±0.530. 2.41+0.656. o.000. **. ⑤ 地域 の 「 物 理 的環 境 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) .     2.12±0.573. 1.62±0.627. o.000. **. 1.80+0.728. o.000. **. ⑥. 地 域 の. 「保 健 医 療 と 社 会 福 祉 」 の 特 徴 が わ か っ た.   (n-66) . 2.26+0.563. ⑦ 地域 の 「 経 済 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) .     2.68±0.531. 2.44±0.726. 0.028. *. ⑧ 地域 の 「 安 全 と交 通 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) .     2.09±0.696. 1.65+0.644. o.000. **. ⑨ 地域 の 「 政 治 や行 政 」 の特 徴 が わ か った. (n=66) .    2.85±0.561. 2.26±0.590. o.000. **. 1.89+0.710. o.000. **. ⑩. 地 域 の. 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 」 の 特 徴 が わ か っ た.   (n-65) . 2.95+0.539. ⑪ 地域 の 「 教 育 」 の特 徴 が わ か った. (n=65) .     2.79±0.691. 2.03±0.728. o.000. **. ⑫. (n=65) .    2.91±0.575. 1.98+0.696. o.000. **. 地域 の. 「レ ク リ エ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か っ た. 各 項 目の 理 解 度(1  値 ±SD. Ⅳ .考. そ う思 う  2. ま あ そ う 思 う  3:あ. ま り思 わ な い4:思. わ な い)の. ス コ ア平 均. *p<0 .05 **  p<  0 .01. が わ か った 、 で あ った 。 地 域 看 護 論 演 習 で は、A市 の.  察. 地 域 診 断 に お け る 「健 康 課 題 の抽 出」 ま で を ゴ ー ル に 1.地. 域診断方法の理解度. 1)実. 習 前 の 理 解 度 につ い て. 設 定 した。 地 域 診 断 は、 さ ま ざ ま な統 計 な どか ら情 報 を取 捨 選 択 し、 ア セ ス メ ン トを行 い、 そ れ らを 統 合 し.   実 習 前 で あ り なが ら も、 地 域 診 断方 法 にっ いて の全 て の質 問 項 目で 、理 解 度 が 高 い者 が 多数 を 占 めて い た。. て健 康 課 題 を 抽 出 す る と い う作 業 を行 わ な けれ ば な ら. 特 に 理 解 度 が 高 か っ た項 目 は、1位 ③ 対 象 地 域 の情 報. 関連 を捉 え 、 筋 道 立 て て 考 え な が ら、 健 康 課 題 の 抽 出 に結 び つ け て い く必 要 が あ る。 地 域 看 護 論 演 習 で は、. 収 集 が で きた、2位 ① 地 域 診 断 を実施 す る 目的が わ か っ た、3位 ④ 収 集 した情 報 を分 析 で きた 、 で あ っ た。   学 生 の 学 習 過 程 に お い て、 地 域 看護 論 演 習 で は、 グ ル ー プ で 行 政 等 か ら発 行 さ れ て い る統 計 資 料 や 健 康 づ  く り計 画 な ど を中 心 に情 報 収 集 ・ア セ ス メ ン トし、 そ. な い。 そ こで は、 根 拠 と な る デ ー タや アセ ス メ ン トの.  この よ うな作 業 を う ま く進 行 で きな い グル ープ が 多 く み られ た。 そ の た め 、 前 述 の項 目に理 解 度 の 低 い回 答 が集 中 した の で はな いか と考 え られ る。 2)実 習 後 の 理 解 度 にっ いて. れ らを 統 合 して 健 康 課 題 を抽 出 す る作 業 を 行 わ せ て い.   実 習 後 に は、 地 区 診 断 方 法 の理 解 状 況 につ いて 問 う. る。 加 え て 、 そ の作 業 の段 階 ご とに グル ープ ワ ー クで.   6項 目す べ て の 項 目 に お い て、 理 解 度 が 高 くな っ た。. 実 施 す る作 業 工 程 を示 し、 学 生 へ の意 識 付 けを 促 した. 統 計 的 に も、 実 習 前 に比 べ て 実 習 後 の理 解 状 況 は有 意.  こ とに よ り、 こ の よ うな結 果 が得 られ た の で は な いか と考 え る。    しか し、 地 区 診 断 方 法 の理 解 度 を 問 う6項 目 の質 問 の 中 で 、 理 解 度 の 低 い者 の 割 合 が最 も多 か っ た の は 、 ⑥ 地 区 踏 査(地 域 を見 る こ と)の 視 点 が わ か っ た、 で あ っ た。 これ は、 地 域 看 護 論 演 習 に お け るB市 内 の 地 区 踏 査 の 所 要 時 間 が1時 限(90分)と とに よ る もの と考 え られ る. 限 られ て い た こ.   実 習 前 の理 解 度 が低 い者 の割 合 が 次 に多 か った のが 、 ⑤ 対 象 地 域 の 情 報 と そ の分 析 を統 合 し、 健 康 課 題 を導  く こ とが で き た、 お よ び② 地 区診 断 の 方 法 ・プ ロ セ ス. に高 くな って い る。   地 域 看 護 論 演 習 で は、 地 域 診 断 の情 報 源 は行 政 機 関 か ら出 さ れ て い る統 計 資 料 な ど が主 で あ った 。 一 方 実 習 で は、 保 健 福 祉 事 業 へ の参 加 、 健 康 教 育 の 企 画 立 案  と実 施 、 家 庭 訪 問 、 そ して 地 区 踏 査 と様 々 な 場 面 か ら 情 報 を得 る こ とが で き る。 ま た、 地 域 診 断 を す す め る プ ロセ ス に お い て 、 実 習 先 の保 健 師活 動 や住 民 の 生 活 に 直 に接 す る こ と に よ り、 新 た な気 づ きや 問 題 意 識 を  も って取 り組 む こ とが で き る。 この よ うな実 習 に よ る 体 験 が、 地 域 診 断 の 理 解 状 況 の促 進 に っ な が っ たの で は な い か と考 え る。.

(10) 馬場  文. 68. 3)地. 域 診 断 方 法 の理 解 の促 進 に 向 けて 述 べ た よ うに 、 調 査 の 結 果 か. ② 地 域 の 「人 口統 計(人 口構 成 な ど)」 の特 徴 が わか っ た、2位 ③ 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か っ た、3.  ら、 実 習 を 体 験 す る こと に よ って、 地 域 診 断 の 意 義 や. 位 ⑤ 地 域 の 「物 理 的 環 境 」 の特 徴 が わ か った 、4位 ④.   上 記1)お. よ び2)で. 過 程 、 方 法 な ど にっ い て、 学 生 の理 解 が 促 進 され る こ とが 示 唆 され た。 座 学 中心 の講 義 や 限 られ た 資 料 を も  とに 行 う演 習 に比 べ て、 住 民 が生 活 し、 保 健 師 が 活 動 す る実 習 地 域 に 出向 き、 地 域 の状 況 を 見 聞 す る こと に よ り、 学 内 の学 習 で得 た知 識 の 理 解 が促 進 さ れ る の は、 い わ ば 当 然 の こ と と い え る。. 地 域 の 「安 全 と交 通 」 の特 徴 が わ か った 、 で あ っ た。    これ らの 項 目 は、 実 習 前 の地 域 看 護 論 演 習 にお いて 使 用 した資 料(行. 政 が 発 行 す る地 域 概 況 を示 す 資 料 、. 統 計 資料 、 お よ び 健 康 づ く り計 画 な ど)か ら、 基 本 的 な情 報 を得 られ る もの で あ る。対 象 地 区 の 「人 口統 計」 「生 活 習 慣 」 「物 理 的 環 境 」 「安 全 と交 通 」 にっ い て は、.    この よ うな 地 域 診 断 方 法 の理 解 に与 え る実 習 の効 果 を、 さ ら に有 効 な もの にす る た め に 、 以 下 の2点. を検.  この よ うな 資 料 か ら、 あ る程 度 ま とま った情 報 を 得 る  ことが 可 能 で あ った た め、 「そ う思 う」 「ま あそ う思 う」. 討 した 。.  と回 答 した者 が 多 か っ た の で は な い か と推 察 され る。. (1)今. 回 理 解 度 が や や低 い者 の割 合 が 最 も多 か った項.   一 方 、 実 習前 の理 解 度 が 低 い者 の割 合 が 多 い項 目 は、.    目は、⑥ 地 区 踏査(地 域 を み る こ と)の 視 点 が わ か っ    た 、 で あ っ た。 こ れ に っ い て は、 地 区 踏 査 の 意 義 や.   1位 ⑩ 地 域 の 「コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン」 の特 徴 が わ か っ た、2位 ④ 地域 の 「価 値 観 や 信 条」 の特 徴 が わ か った、.   視 点 を 講 義 ・演 習 で よ り具 体 的 に伝 え て い く工 夫 が.   3位 ⑫ 地 域 の 「レク リエ ー シ ョン」 の特 徴 が わ か った、.   必 要 で あ る と考 え る。 (2)次 い で 理 解 度 が や や低 い者 の 割 合 が 比 較 的 多 か っ.   4位 ⑪ 地 域 の 「教 育 」 の特 徴 が わ か った 、 で あ っ た。.    た項 目 は、 ② 地域 診 断 の方 法 ・プ ロセ ス が わか っ た、. 統 計 資 料 な ど に掲 載 され て い る情 報 が少 な い もの で あ.   ⑤ 対 象 地 域 と そ の分 析 を統 合 し健 康 課 題 を 導 く こ と  . が で きた 、 で あ っ た。 これ らに っ い て は、 様 々 な情.    これ らの 項 目 は、 地 域 看 護 論 演 習 で使 用 した 行 政 の  る。 実 習 前 の 段 階 で 、 理 解 度 が 低 い こ と は、 認 め ざ る を得 な い と考 え られ る。.   報 の 優 先 度 を見 極 め、 必 要 な情 報 を 取 捨 選 択 す る方. 2)実.  .   実 習 後 に お い て 、 理 解 度 が 高 い者 が90%以 上 を 占 め た項 目 は、 ② 地 域 の 「人 口統 計(人 口構 成 な ど)」 の. 法 に つ いて 具 体 的 に伝 え る必 要 が あ る と考 え る。 そ.    して 、 得 られ た情 報 を ア セ ス メ ン ト し統 合 す る思 考  . 過 程 を 促 す た め に、 ア セ ス メ ン ト結 果 の 関 連 性 を検. 習 後 の 理 解 度 にっ いて.   討 す る方 法 の 指 導 と、 そ の 時 間 を 十 分 に確 保 す る な. 特 徴 が わ か った 、 ⑤ 地 域 の 「物 理 的環 境 」 の 特 徴 が わ か った、 ① 地 域 の 「歴 史 」 の特 徴 が わ か った 、 ⑧ 地 域.    どの 工 夫 が 、 地 域 看 護 論 演 習 お よ び 地 域 看 護 論 実 習. の 「生 活 習 慣 」 の 特 徴 が わ か った、 地 域 の 「 安 全 と交.    に お いて 必 要 で あ る と考 え る。 (3)地.   地 域 診 断 は① 地 域 保 健 活 動(特  . 通 」 の特 徴 が わ か っ た、 で あ る。. 域 看 護 論 実 習 に お け る地 域 診 断 の実 践 に よ り、 に行 政)に お け る保. 健 福 祉 施 策 の 根 拠 と な る もの で あ る こ と、 ② 地 域 保.   健 活 動 で 展 開 す るPDCAサ  . イ ク ル の根 幹 とな る要 素. で あ る こ と、 を認 識 させ る ね らい が あ る。 実 習 終 了.   一 方 、 実 習 後 にお いて 、 理 解 度 が低 い者 が 占め る割 合 が 、 他 項 目 と比 べ て 、 や や 多 い とみ られ た 項 目 は、 ⑦ 地 域 の 「経 済 」 の 特 徴 が わ か った、 ④ 地 域 の 「価 値 観 や信 条 」 の特 徴 が わ か っ た、④ 地 域 の 「政 治 や 行 政」 の特 徴 が わ か った 、 で あ った。.   後 の 学 生 の 自 己評 価 を参 照 す る と、 「(地 域 診 断 を.    これ らに っ い て は、 次 項3)と.    とお して)健 康 ニ ー ズ を解 決 す るた め の 施 策 化 の必. 3)実.   要 性 に つ い て理 解 で き た か」 は 約50%の. 併 せ て 考 察 を 行 う。. 習 前 後 の 理 解 度 の 変 化 にっ い て. 学 生 が"よ.    コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構 成 要.    く理 解 で き た"と 評 価 して い た。 「地 域 保 健 活 動 の展. 素 に基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 度 に っ い て は、 ⑧ 地 域 の.  . 「生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か った の項 目を 除 い て 、 実 習. 開 過 程 の理 解 」 にっ い て は"よ く理 解 で き た"と 評 価.    した 学 生 は約30%で. あ った。 この こ とか ら、 今 回 の.   調 査 の よ う な地 域 診 断 の具 体 的手 法 に焦 点 を あて た   理 解 度 の 評 価 だ け で は な く、 本 来 の 地 域 診 断 の意 義  . を 幅 広 くと らえ た観 点 で の理 解 度 の 確 認 が 必 要 で あ.    る と考 え る。. 前 か ら実 習 後 の 理 解 度 の 変 化 が 、 有 意 に プ ラ ス に転 じ て い たQ (1)実 習 後 に 理 解 度 が プ ラス に転 じた項 目 につ いて     実 習 前 か ら実 習 後 の 評 価 が プ ラス に変 化 した者 の   割 合 が 多 い(50%以. 上)項. 目 は、1位 ⑩ 地 域 の 「コ.     ミュニ ケ ー シ ョ ン」 の 特 徴 が わ か った、2位 2.コ. ミ ュニ テ ィ ・ア ズパ ー トナ ー ・モ デ ル の 各 構 成 要. ⑫地域.    の 「レ ク リエ ー シ ョ ン」 の特 徴 が わ か った 、3位 ⑨. 素 に 基 づ いた 対 象 地 域 の理 解 度 1)実 習 前 の 理 解 度 にっ い て.   地 域 の 「政 治 や 行 政 」 の特 徴 が わ か った、4位.  .   値 観 や信 条 」 の 特 徴 が わ か った、6位 ⑧ 地 域 の 「安. 実 習 前 の 理 解 度 が 高 い者 の割 合 が 多 い 項 目 は、1位. ⑪地.   域 の 「教 育 」 の 特 徴 が わ か った、5位 ④ 地 域 の 「価.

(11) 地 域 診 断 に関 す る学 生 の理 解 度 の検 討 一 実 習 前 後 の比 較 か ら一. 69.   全 と交 通 」 の 特 徴 が わ か った、 で あ った。 これ らの 、.     との 直接 的 な 関 連 が と らえ に く く、 実 習 にお いて も.   地 域 の 「コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン」 「レク リエ ー シ ョン」.  .   「政 治 や行 政 」 「教 育 」 「価 値 観 や信 条 」 「安 全 と交 通」.    あ る と考 え られ る。 例 え ば地 域 の経 済 状 況 の 悪 化 な.   とい った 項 目 は、 実 習 前 に既 存 の 統 計 資 料 や 行 政 が.    ど は、 生 活 上 の 格 差 、 ひ い て は健 康 の格 差 にっ なが.   発 行 す る資 料 で は、 情 報 量 が少 な く実 態 が 把 握 しに.    る可 能 性 が あ る と い う こ とな ど を、 具 体 的 に伝 え て.   くい項 目で あ る。「レク リエ ー シ ョン」 「コ ミュニ ケ ー.    い く必 要 が あ る。.   シ ョ ン」 「価 値 観 や 信 条 」 「安 全 と交 通」 にっ いて は、.      ま た、 「生 活 習 慣 」 「保 健 医 療 と社 会 福 祉 」 にっ い.   実 習 にお け る地 区 踏 査 ・保 健 福 祉 事 業 へ の 参 加 ・健.    て は、 先 の(2)に.   康 教 育 の 企 画 と実 施 な ど の場 面 を とお して 、 理 解 し.    資 料 等 か ら把 握 しア セ ス メ ン トした こ と に満 足 す る.   た と い う実 感 を持 っ こ と が で き る。 ま た、 「政 治 や.    の で は な く、 地 域 看 護 論 実 習 を とお して、 地 域 に生.   行 政 」 「教 育 」 と い っ た項 目 は、 実 習 前 に は イ メ ー.  .   ジ し に くい項 目で あ る が、 実 習 に お い て 、 実 習 施 設.     こ とが で き る よ う に指 導 す る必 要 が あ る。.   に お け る組 織 体 系 、 行 政 機 関 と して の 位 置 づ け、 そ. 4)コ.   して 関 係 機 関 と の連 携 な ど を学 ぶ こ とか ら理 解 が 進   ん だ の で は な いか と考 え る。 (2)理 解 度 に変 化 が 無 か った項 目に つ い て め られ、 他 の 項 目 に比 べ て.   多 か った の は、1位 ① 地 域 の 「歴 史」 の特 徴 が わ か っ   た 、2位. ② 地 域 の 「人 口 統 計(人. お け る考 察 と同様 に、 実 習 前 に. 活 す る人 々 の 様 子 を さ ま ざ ま な視 点 か ら捉 え て い く ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構 成 要. 素 に基 づ い た 対 象 地 域 の 理 解 の促 進 に 向 けて     コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の 各 構 成 要.     実 習 前 と実 習 後 の理 解 度 の変 化 が 無 く、 評 価 が 同   等 で あ っ た者 が 約50%認. 経 済 状 況 の 情 報 に接 す る機 会 が非 常 に少 な い た めで. 口構 成 な ど)」 が.   わ か った、3位 ③ 地域 の 「 生 活 習 慣」 の特 徴 が わ か っ   た、4位 ⑤ 地 域 の 「物 理 的 環 境 」 の特 徴 が わか っ た、   で あ った 。 これ らの項 目 は、 実 習前 、 実 習 後 と もに   理 解 度 が 高 い者 が 占 め る 割 合 が 多 い項 目 で あ った。. 素 に基 づ い た12項 目の 質 問 か ら、 対 象 地 域 の 理 解 度 を 確 認 した。 全 体 を とお して の理 解 度 は概 ね 良 好 な状 況 で あ った と考 え られ る。 特 に、 実 習 後 に理 解 度 が プ ラ ス に変 化 して い る こ とが 確 認 で き、 実 習 を とお して 対 象 地 域 に対 す る理 解 促 進 の効 果 が あ った とい え る。     コ ミュニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル を 用 い た地 域 診 断 や 地 域 診 断 学 習 の長 所 と して 、 北 園 ら(2002) 12)岩 本 ら(2009)11)は 、 情 報 収 集 とそ の アセ ス メ ン ト に必 要 な領 域 が予 め設 定 され て い る こ とを挙 げて い る。.   した が って 、 これ らの項 目 は、 決 して 理 解 度 が 低 い. A大 学 看 護 学 部 の 地 域 診 断 の学 習 過 程 に お い て も、 コ.   わ けで は な いが 、 実 習 後 の よ り一 層 深 い理 解 につ な.   ミュ ニ テ ィ ・ア ズ ・パ ー トナ ー モ デ ル の各 構 成 要 素 を.   が って い な い と も考 え られ る。 特 に 、 「生 活 習 慣 」. 示 す こ とで 、 情 報 の 整 理 と ア セ ス メ ン トの枠 組 み が 明.   「物 理 的 環 境 」 の項 目 につ い て は、 実 習 地 域 に 出 向   く こ と に よ って 初 め て把 握 す る こ とが で き る情 報 が. 確 に な り、 学 生 に よ る地 域 診 断 の作 業 が よ り ス ム ー ズ に す す め られ た の で はな い か と考 え る。 そ の 一 方 で、.   多 い と予 想 して い た項 目 で あ る。 実 習 前 に資 料 等 か. 岩 本 ら(2009)11)は 、 「各 構 成 要 素 だ けの 情 報 を単 独 で.   ら把 握 しア セ ス メ ン トした こ とに 満 足 す るの で は な. 理 解 す るの で はな くて 、 それ らを統 合 して地 域 の 人 々 の生 活 状 況 や 特 徴 、 健 康 にっ い て の理 解 を 促 す 必 要 が.   く、 地 域 に生 活 す る人 々 の様 子 を さ ま ざ ま な視 点 か   ら捉 え て い くこ とが で き る よ うな 、 指 導 上 の 工 夫 が. あ る」 と述 べ て い る。 こ の こ とは、A大 学 看 護 学 部 の.   必 要 で あ る。 例 え ば 、'地 域 の 歴 史 的 ・文 化 的 背 景. 地 域 診 断 の学 習 にお いて も同 様 の こ とが い え る。 各 構.   と食 習 慣"、"地 域 の 地 理 的 な 状 況 と住 民 の 健 康 状 態. 成 要 素 の実 態 相 互 の 関 連 や 、 デ ー タ と住 民 の 生 活 実 態.   "、"地 域 の 特 徴 的 な産 業 と住 民 の 労 働 状 況"な ど の.   との 関連 な どを 推 測 で き る力 量 を、 地 域 診 断 の 学 習 過.   視 点 か ら住 民 の生 活 実 態 を捉 え る こ とを 、 具 体 的 に   教 授 す る必 要 が あ る と考 え る。 (3)実 習 後 に理 解 度 が マ イ ナ ス に転 じた 項 目 につ いて   実 習 前 よ り実 習 後 の方 で理 解 度 が 低 い 者 が 認 め られ   た 項 目 で、 そ の割 合 が 比 較 的 多 か っ た(1割   項 目 は、1位. 以 上). ⑦ 地 域 の 「経 済 」 の 特 徴 が わ か った 、. 程 、 特 に地 域 看 護 論 実 習 に お い て育 成 す る必 要 が あ る   と考 え る。. V.結.  語.   A大 学 看 護 学 部68名 の 学 生 を対 象 と して 、 自己記 入 式.   2位 ③ 地 域 の 「生 活 習 慣 」 の特 徴 が わ か っ た、3位. 質 問紙 調 査 を 実 施 した 。 調 査 は、 対 象 者 に 同一 の 質 問 内.   ⑧ 地 域 の 「安 全 と交 通 」 の特 徴 が わ か った 、4位 ⑥. 容 で、 地 域 看 護 論 実 習 前 ・実 習 後 の2回 実 施 した 。 調 査.   地 域 の 「保 健 医療 と社 会 福 祉 」 の 特 徴 が わ か った 、. 票 の 回収 数 は66名(回.   で あ っ た。 「経 済 」 にっ い て は、 実 習 の 中 で も情 報   を 得 る機 会 や 手 段 が 少 な く、 この よ うな 結 果 と な る.   その結果 、地 域 診断方 法 の理 解度 、お よび コ ミュニテ ィ ・ ア ズ ・パ ー トナ ーモ デル の 各 構 成 要 素 に基 づ い た 対 象 地.   こ と は想 定 で き た。 地 域 の経 済 状 況 は、 住 民 の健 康. 域 の理 解 度 に っ い て 、 実 習 を とお して概 ね理 解 が 進 ん で. 収 率97.0%)で. あ った。.

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