COBOL Enterprise Edition
開発環境のご紹介
⽬次
1.
COBOL開発環境とは
2.
編集機能
3.
ビルド機能
4.
プロジェクト管理
5.
資産管理機能
1.1. COBOL開発環境とは
▌
Visual Studioベースの開発環境
最新かつ豊富な開発⽀援機能を持つVisual StudioにCOBOLのエディタ等の機能を統合 し、COBOLアプリケーションの開発を強⼒にサポート。 プログラムの作成からコンパイルまでの全ての作業をCOBOL開発環境上で⾏うことができ るため、効率的な開発を⾏うことが可能。 COBOLエディタ COBOLソースの編集 出力ウィンドウ コンパイルエラーやメッセー ジを表示 ソリューションエク スプローラ プロジェクトに含まれる ファイルを一覧表示 プロパティウィンドウ 選択されているオブジェ クトの情報を表⽰ メニューバー VisualStudi oの機能の呼び出し6 © NEC Corporation 2015
▌
Visual Studioが提供する機能に加え、下記6つの機能を提供
機能
概要
各種⾔語・ツール
群連携
GMP、COBOL/S、EXPANDER(部品機能)
Pro*COBOLと連携
(*1)、Oracle
編集機能
COBOLソースファイルの編集を⾏う機能。
COBOL専⽤のエディタを提供。
ビルド機能
COBOLソースのコンパイルとリンクを⾏い成果物を作
成する機能。
プロジェクト管理 成果物を作成するファイルの集まりを管理する機能。
資産管理機能
複数⼈数での開発や開発資産のバージョン管理を⾏うため
の機能。
分散開発機能
資産の⼀元管理や排他、サーバOS上でのリモートビルド、
管理者による⼀括ビルドなどの複数開発者による分散開発
機能。
(*1) 2016年以降にリリース予定1.2. 各種⾔語・ツール群と連携
▌
COBOL⾔語、COBOL/S⾔語に対応
プログラムに、GMPマクロ(¥〜)記述、部品(@〜)記述、SQL⽂(EXEC SQL)の記 述がある場合には、それぞれ、GMP、EXPANDER、Oracle Pro*COBOL(もしくはSQLア クセス機能)等を呼び出し、翻訳します。 実行形式 COBOL/Sコンパイラ GMPマクロプロセッサ EXPANDER(部品展開) Oracle Pro*COBOL COBOL EE COBOL/S ソース ID: TEST01. ↓ IDENTIFICATION DIVISION. PROGRAM-ID. TEST01. IF ¥IS_OK(FILE-STATUS); THEN ~ ↓ IF FILE-STATUS = “00” THEN ~ @ZAWEEKCK(日付データ,祝日チェック); ↓ COBOLソースに展開 ソ 展開 EXEC SQLSELECT 条件式 FROM a_table. END-EXEC.
↓
COBOLソースに展開
2.1. 編集機能
▌
⽣産性・効率性を向上させるCOBOL専⽤エディタをサポート
予約語(キーワード)補完機能で⼊⼒が容易に ⼀連番号領域、識別領域などが罫線で区分けされ⾒やすさ抜群 よく使うCOBOL構⽂はスニペット(引⽤)機能で簡単化 COBOL特有の⼀連番号の振り直し、識別領域の編集も可能 検索・置換・ファイル検索・⽂字変換など⼀般的なテキストエディタの機能も充実10 © NEC Corporation 2015
▌
A)キーワード(予約語)補完機能
⻑い予約語も⼊⼒が簡単 ①最初の数⽂字を⼊⼒すると、②⼀覧が表⽰、③選択すると補完が完了▌
B)罫線
⼀連番号領域、標識領域、識別領域の区分け⼀⽬瞭然 ① ② ③▌
C)スニペット機能
表⽰されたCOBOL構⽂の雛形を⽳埋めすれば完成 データ部、環境部など階層ごとに分類され、約100パターンを提供 2.スニペットの挿⼊完了 1.挿⼊するスニペットを選択 追記が必要な項⽬は反転してお り、TABキーで項⽬間を遷移 3.必要な処理を追記 4.Enterを押すと確定3.1. ビルド機能
▌
ビルド
対象プログラムのコンパイルやリンクを⾏い、実⾏モジュールやライブラリなどの成果物 を⽣成する機能▌
メニューから「ビルド」を選択するだけの簡単操作
コンパイルの必要性やコンパイルの順序等は開発環境が⾃動的に判断。makefileやスクリ プトファイルなどの作成は不要。 ①メニューから「ビルド」を選択 ②コンパイルが実⾏されると、 ここに「実⾏ログ」を表⽰成果物
③成果物が完成14 © NEC Corporation 2015
▌
タイムスタンプを⽐較し再コンパイルが必要なプログラムを⾃動摘出
各資産の依存関係(*1)とタイムスタンプを参照し、修正/変更のあったプログラム、およ び、そのプログラムから影響を受けるプログラムのみを、再コンパイル・リンク可能 COBOL ソースA COBOL ソースB COBOL ソースC COPY原⽂1 実⾏モジュー ル オブジェク トA オブジェク トB オブジェク トC コンパイ ル リンク コンパイ ル COPY原⽂1を引⽤ しているソースのみ がコンパイルされる。 オブジェクトA,Bが新 しく⽣成されたので実 ⾏モジュールも再作成 修正例) 実⾏モジュールがプログラムA,B,CおよびCOPY原⽂1から構成されて
いる場合、COPY原⽂1を変更すると、それに依存したプログラムA、Bのみ
コンパイルされ、COPY原⽂1に依存しないプログラムCは再コンパイル
されない。
(*1)事前に依存関係の登録が必要です▌
翻訳オプション
オプション設定は、カテゴリごとに分類された⼀覧からの指定・選択形式
組み合わせ不可な項⽬は最初から選択できないので、オプション指定ミスによるコンパイ
5.1. プロジェクト管理
▌
プロジェクトとソリューション
プロジェクト •⼀つの成果物(実⾏モジュールや動的ライブラリ)を構成するファイルの集まり ソリューション •プロジェクト間の依存関係を管理 プロジェクトA プロジェクトB ソリューション6.1. 資産管理機能
▌
資産管理とは
複数⼈数での開発や開発資産のバージョン管理で必要となる以下の管理が可能となりま す。 •資産の排他制御 •修正履歴の表⽰ •バージョン間での相違点表⽰ •差分のマージ COBOL開発環境は、Visual SourceSafe(VSS)との連携に対応 •Visual Studio上でVSSのすべての機能をシームレスに利⽤可能ソリューションにVisual Source Safe 連携を⽰すアイコンが表⽰されます
編集を⾏うとソースファイルにチェックア ウト中を⽰すアイコンが表⽰されます
20 © NEC Corporation 2015
ファイルの更新履歴
•
各バージョンの更新履歴が参照可
相違点表⽰
•
バージョン間の相違点を⽐較表⽰可
資産の排他制御
•
チェックアウトされているファイ
ルを更新しようとするとエラーに
22 © NEC Corporation 2015
▌
資産の⼀元管理や排他により、複数開発者による分散開発を実現
▌
サーバOS上でのリモートビルド、管理者による⼀括ビルドなど、
⼤規模システムでの確実な開発を実現
資産管理 サーバ開発環境(Windows、Linux) 開発者A 一時資産 (AP1ソース):
開発者B 一時資産 (AP2,AP3ソース) リモートビルドVisual Source Safe(*2) などの資産管理ツールと連携 COBOLコンパイラ COBOL/Sコンパイラ GMP、Pro*COBOL、SQLアクセス(*1) COBOL資産 (ソース/AP等) AP1,AP2,… サーバAPを複数開発者で分散開発。 同じツール、同じ操作で、Windows、 Linux のマルチプラットフォームに対応。 長時間かかるビルドを夜間に一括実行 し、資源を有効活用。 資産を一元管理。編集中のソースを 排他し同時更新ミスを防止。 ソース変更の履歴により、問題発生時 のトレースが可能。 変更された登録集原文の一括取り込み により、取り込み漏れを防止 クライアント開発環境(Windows) *1:2015年10月予定 *2: Windowsのみ。
24 © NEC Corporation 2015
製品
OS
Visual Studio
COBOL
Enterprise
Edition
Developer
クライアント開発環境
Windows 7 (x64)
Windows 8 (x64)
(*1)Windows 8.1 (x64)
(*1)サーバ開発環境
Windows Server 2012
(*1)Windows Server 2012 R2
(*1)Visual Studio 2012
(*1)Visual Studio 2013
(*1) *1:2015年10月対応予定26 © NEC Corporation 2015