初めてでもよくわかるAGC
目次
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AGCの概要
P.3
■
AGCグループ中期経営計画
“AGC plus-2020”
P.16
窓ガラスだけではないAGCの製品
岩崎俊彌(旭硝子 創業者) 1907年創業
AGCグループの“原点”
ベルギー式手吹円筒法ガラス製造
手吹円筒法製造工程
手吹円筒と吹桿
手吹円筒
長さ
直径
重さ
150cm
30cm
15kg
手吹きガラス製法から発展
(参考)創業当時の工業用ガラス製造法
※図は実際の縮寸とは異なります。
錫(すず)の上にガラスを浮かべて作る(フロート製法)
(参考)現在の工業用ガラス製造法
最大採板:10m×3m 清澄槽 フロートバス 徐冷ライン 切断 溶解槽 原料投入口 原料 珪砂 ソーダ灰 芒硝 苦灰石 石灰石 長石社会の発展を支え、時代を切り拓き続けた新事業
1907
年
1950
年代
1970
年代
1990
年代
2000
年代
時代や次代のリーディング産業、そして社会全体の発展に貢献
スマホ用化学強化 ガラス事業開始 建設ラッシュ モータリゼーション テレビ時代の到来 環境配慮型事業・商品の拡大 ITの進化 旭硝子創業 板ガラス事業開始 ガラスバルブ事業開始ブラウン管用 代替フロンAK-225生産開始 イオン交換膜 開発に成功 LCD用無アルカリ ガラス事業開始 スマホ用化学強化 ガラス事業開始 医農薬中間体 受託生産事業開始 自動車用ガラス事業開始世界中のより良い暮らしを実現した海外事業
建築/自動車用 ガラス事業を 欧米で本格展開 事業を欧米でフッ素化学品 本格展開 台湾・韓国で TFT/PDP用 ガラス事業を開始 ブラジルで 建築/自動車用 ガラス事業を開始1950
年代
1960~70
年代
1980
年代
1990
年代
2000
年代
現地パートナーや従業員とともに、各国経済・社会の発展に貢献
インドで 建築用ガラス 事業を開始 建築/自動車用ガラス/タイ・インドネシアで 化学品事業を開始AGCグループ (売上高:1兆4,635億円 営業利益:1,196億円) ・フロート板ガラス ・型板ガラス ・網入り磨板ガラス ・Low-E(低放射)ガラス ・装飾ガラス ・建築用加工ガラス (断熱・遮熱複層ガラス、 防災・防犯ガラス、防・耐火ガラス等) ・自動車用強化ガラス ・自動車用合わせガラス 自動車用ガラス 売上高:3,860億円 板ガラス 売上高:3,479億円 フッ素・スペシャリティ 売上高:1,185億円 クロールアルカリ・ウレタン 売上高:2,800億円 ディスプレイ 売上高:1,955億円 電子部材 売上高:651億円 ※サブセグメントの売上高は、外部顧客に対する売上高を使用しています ※セグメント別売上及び利益は、消去前の数字であるため、各セグメント別売上及び利益の合計は全社売上及び利益とは一致しません ・セラミックス製品 ・物流・金融サービス等 ・液晶用ガラス基板 ・ディスプレイ用特殊ガラス ・車載ディスプレイ用カバーガラス ・ディスプレイ用周辺部材 ・ソーラー用ガラス ・産業用加工ガラス ・半導体プロセス用部材 ・オプトエレクトロニクス用部材 ・照明用製品 ・理化学用製品等 ・フッ素樹脂 ・撥水撥油剤 ・ガス ・溶剤 ・ヨウ素製品 ・塩化ビニル ・塩化ビニル原料 ・苛性ソーダ ・ウレタン原料 (2017年12月期)
事業内容
セラミックス・その他 売上高:754億円 営業利益:14億円 ガラス 売上高:7,351億円 営業利益:271億円 電子 売上高:2,624億円 営業利益:273億円 化学品 売上高:4,376億円 営業利益:637億円 ライフサイエンス 売上高:366億円 ・医農薬中間体・原体 (バイオ医薬品原薬を含む)複層ガラスの中空層側に特殊な金属膜をコーティング 『エコガラス』 夏 71%の太陽熱が窓から入る 48%の暖房熱が窓から逃げる冬 外からの熱を遮断 部屋の暖気を逃さない
冷暖房効率が良いのでエネルギーを節約!
つまり、CO2の削減にも繋がる!
結露も防止! 〔リフォーム用〕 既存サッシのガラスを入れ 替えるだけ ガラスの刻印新築用・リフォーム用の『エコガラス』(省エネガラス)など高い付加価値のある
製品を提供
ガラス(建築用)
乗車時の快適性、燃費向上に配慮した高性能ガラスを提供
自動車用ガラス 赤外線可視光線 紫外線 日焼けやシミ、シワの原因となる紫外線 ジリジリ感の原因となる赤外線 カット 可視光線だけを透過させる フロントガラス :合わせガラス サイド・リアガラス :強化ガラス リアガラス :アンテナ付ガラス 特殊遮音中間膜 騒音 ロードノイズ エンジン音 風切り音 軽減 ガラスの刻印 エコカー向け製品の開発を加速 遮熱、軽量化、撥水など IRカット&UV約99%カットの フロントドア用ガラス 高機能 UV+IR吸収材 ガラスに UV吸収材 車内 車外ガラス(自動車用)
スマートフォンやタブレットPC用途に化学強化用特殊ガラス
Dragontrail を提供
スマートフォン、タブレットPC、テレビなどの電子機器用 カバーガラス向け化学強化用特殊ガラス 一般的なソーダライムガラスでは得られない強度を持ちます。 樹脂では得られない優れた耐傷性と高い質感を有します。 フュージョン法など他の製法と比較し、生産効率が高いフロート法で製造 します。 アクリル Dragontrail 耐傷性試験 (アクリル樹脂との比較) 強度試験 (3点曲げ試験: ガラス板厚1.1mm) Dragontrail ®シリーズの特徴 タッチパネル搭載端末の構造 一般的な ソーダライムガラス 6倍 8倍 Dragontrail Dragontrail X 従来品のDragontrailからさらに強 度を30%高めたDragontrail X Dragontrail®シリーズの強度 *同じ厚さでの比較Dragontrail
®シリーズ
ライフサイエンス事業を通じ快適な生活に貢献
医農薬
中間体・原体
ファインシリカ
緑内障・高眼圧症治療剤
タフルプロスト
※は
世界60カ国以上で販売中
多孔質シリカを化粧品、
液体クロマトグラフィー用の充填剤
などに展開
ライフサイエンス
※ タフルプロストは参天製薬株式会社と共同開発した緑内障・高眼圧症治療剤です。化学品
2018年 通期業績見通しの主要項目
FY2017 FY2018予想 増減 増減% 7/31予想FY2018 増減
売上高 14,635 15,200 +565 +3.9% 15,500 -300 営業利益 1,196 1,200 +4 +0.3% 1,350 -150 税引前利益 1,144 1,150 +6 +0.5% 1,230 -80 親会社の所有者に 帰属する当期純利益 692 770 +78 +11.3% 800 -30 一株当たり配当金(円) 105 110 営業利益率 8.2% 7.9% ROE 6.1% 6.5% 為替レート(期中平均) JPY/USD 112.19 110.0 JPY/EUR 126.67 130.8 原油 $/BBL(Dubai) 53.2 72.6 *2 FY2018予想のROEは、2018年9月末時点の親会社の所有者に帰属 する持分合計を使用しています。 *1 当社は、2017年7月1日をもって普通株式5株を1株に併合しています。 一株当たり配当金は株式併合の影響を踏まえて換算しています。 (億円) *2 *1 *4 FY2018.4Qの前提は80.0 $/BBL(Dubai)です。 *3 FY2018.4Qの前提は130.0 JPY/EURです。 *3 *4
連結累計期間
AGCグループ中期経営計画
AGCグループの長期経営戦略
コア事業が確固たる収益基盤となり、
戦略事業が成長エンジンとして一層の収益拡大を牽引する、
高収益のグローバルな優良素材メーカーとなる
ポートフォリオ経営の徹底による 長期安定的な収益基盤の構築 ・建築用ガラス ・自動車用ガラス(既存) ・基礎化学品 ・フッ素化学品 ・ディスプレイ ・セラミックス 高付加価値ビジネスの拡大による 高収益事業の確立 ・モビリティ ・エレクトロニクス ・ライフサイエンス“2025年のありたい姿”
コア事業 戦略事業FY2017
FY2020 目標
FY2025 目標
2025年までの経営目標
営業利益2,292
億円 以上
(過去最高益更新)1,600
億円 以上
ROE6.1
%
8.0
%
以上
10.0
%
以上
戦略事業 利益貢献比率10
%
25
%
以上
40
%
以上
D/E0.38
0.5
以下
0.5
以下
営業利益ベースで最高益
戦略事業の利益貢献比率を40%以上にする
1,196
億円
AGC plus-2020
の主要課題
市況変動に強い高付加価値事業を伸ばす
戦略事業の成長戦略を推進する
成長地域・勝てる地域へ経営資源を集中する
戦略的なM&Aにより持続的成長を図る
AGC plus-2020
では2025年に向けた礎を築く
事業ポートフォリオ
キャッシュ創出
体質強化
成長
・ビル産業ガラス
(成熟市場/汎用)
・ビル産業ガラス
(新興市場/高機能)
・オートモーティブ
・エレクトロニクス
ガラス
電子
・クロールアルカリ
(海外)
・フッ素
・ライフサイエンス
化学品
・クロールアルカリ
(国内)
・液晶用ガラス
前中計で体質強化策は概ね完了、新中計では成長戦略を加速
(前中計から見直した部分は
赤字
)
各事業セグメントの主要課題
ガラス
【ビル産業ガラス】
・成長地域・勝てる地域に集中
・スマートシティ化を見据えた高機能ガラス化の推進
【オートモーティブ】
・エコカー・自動運転化による高機能ニーズへの対応
電子
【液晶用ガラス】
・中国へのスムーズな生産シフト・大型化対応と更なるコストダウン
【エレクトロニクス】
・オプトエレクトロニクス用部材・半導体関連製品を中心に、業界の
ニーズを先取りし差別化された製品を提供
化学品
【クロールアルカリ】
・M&A効果の最大化に加え、増設も視野に入れた東南アジアでの
さらなる事業成長
【フッ素】
・独自技術を活かしたグローバルニッチ市場の確実な取込
【ライフサイエンス】
・M&A効果の最大化によるグローバルな事業拡大
271 450 273 350 637 800 1,196 1,600 FY2017 FY2020e
ガラス
電子
化学品
2020年営業利益構成(イメージ)
90% 75% 10% 25% 1,196 1,600 FY2017 FY2020eコア事業 戦略事業
※セラミックス・その他、および消去の数値を除いたグラフの為、各セグメントの合計値は総合計と一致しません。 (単位:億円)戦略事業の利益貢献比率
25%
以上を目指す
セグメント別
コア/戦略事業別
投資配分(イメージ 設備投資・M&A)
積極的かつメリハリのある投資戦略へシフト
セグメント別
(単位:億円)
前中計に引き続き積極的な株主還元を実施
安定的な財務体質をベースに戦略事業への投資を加速
キャッシュの使途(イメージ)
(単位:億円)営業
キャッシュフロー
6,500~7,000
配当/自己株式取得 1,000~1,500設備投資
4,700
キャッシュ使途 キャッシュ創出戦略投資枠
2,000
営業
キャッシュフロー
5,943
キャッシュ使途 キャッシュ創出投資
(M&A含む)
5,113
FY2015
~17
FY2018
~20
配当/自己株式取得 885戦略事業:高成長・高収益事業の創造
モビリティ エレクトロニクス ライフサイエンス IoT時代の到来 長寿命化 交通インフラの進化 世界人口の増加 新たなエコシステムの構築 安全・安心・快適の追求【マクロ環境の変化】
つながる車/自動運転 情報表示の進化 輸送機器の更なる軽量化 IoT/AI時代の到来 次世代高速通信/自動運転 新デバイスの普及 安心・安全な治療 長寿命化 世界人口の増加戦略事業
戦略事業:モビリティ
自動運転
つながる車
情報表示の進化
環境車(EV)
ガラスの 高機能化当社独自の多彩なコア技術により高機能ニーズに対応
次世代ガラスのキーワード
「ガラスは一等地」
「マルチファンクション」
電波透過 HUD 透明スクリーン センサー カメラ V2Xアンテナ AM/FM/TVアンテナクルマの大きな変化の波
ヒーティング 遮熱 遮音戦略事業:モビリティ
クルマ360°で「人にやさしい」
情報表示
高度で幅広い情報表示ソリューション
デザインを支える成形技術
(ディスプレイカバーガラス/Glascene®/HUD 他)ガラス業界初!
グローバル3極でのアンテナ開発体制
(2018年末欧州電波暗室竣工予定)
次世代の“つながる”アンテナ開発の加速
自動運転
つながる車
情報表示の進化
AGCの
・フッ素技術
・コンパウンド技術
機械強度は劣るが、成形時間が格段に短いため大量生産向き 今後は自動車用途を中心に、市場が飛躍的に伸びる見通し「熱可塑性炭素繊維強化プラスティック(CFRTP)改良技術」
戦略事業:モビリティ
輸送機器の更なる軽量化に貢献
-大量生産可能な炭素繊維強化プラスチックとして、 今後CFRTP市場は飛躍的
に伸びる見通し
-独自の技術による性能向上を通じ、当社はCFRTPの更なる用途拡大に貢献
航空機の機体などに使用されている 機械強度が強いが、成形時間が長く大量生産に不向き CFRTP(熱可塑性) CFRP(熱硬化性)改良後CFRTPの特徴
低吸水化(お客様工程での歩留改善) 耐衝撃性の向上 炭素繊維強化プラスチック戦略事業:エレクトロニクス
次世代高速通信
自動運転
(AR/VR/ドローン等)
新デバイスの普及
エレクトロニクス関連市場の持続的成長
世の中のあらゆる製品に半導体・センサーが組
み込まれる
部材・素材のさらなる高機能化が求められる
(軽量、高強度、高放熱、高耐熱、低損失等)
EUVマスクブランクス 赤外線吸収 ガラスフィルターIoT/AI時代の到来
成長を続けるエレクトロニクス部材・素材市場に
消費材・高機能部材・複合部材を提供
深紫外LED用 石英レンズ 半導体プロセス用 ガラス基板戦略事業:エレクトロニクス
EUV露光用フォトマスクブランクス供給体制を大幅増強
AGCのコア技術を結集した複合部材
世界で唯一、ガラス材料から被膜までの一貫生産が可能
EUV露光技術とは
「7nm世代」と呼ばれる微細な回路パターン
を描くことが可能な次世代リソグラフィ技術
■半導体チップの計算処理の高速化
■データの大容量化
■高集積化 に不可欠な技術
戦略事業:ライフサイエンス
時代のニーズに対応した高度な技術力で貢献
長寿命化
世界人口の増加
安心・安全な治療
将来の更なる事業機会を探索中
低分子医薬品・農薬
バイオ医薬品
細胞医薬品・再生医療等
既存事業の拡大・発展、
複合領域への応用
合成医農薬原体・中間体 微生物由来たんぱく質 動物細胞由来たんぱく質高度なノウハウや専用設備を有する
製造受託会社へのアウトソースが拡大
AGCの現事業領域 (CDMO)戦略事業:ライフサイエンス
・ 日米欧で展開する事業を統合し、「AGC Biologics」に通称を統一
(本部:シアトル 2018年1月~)
・ 欧州拠点の更なる能力増強を決定(2018年3Q稼働予定)
バイオサイエンス事業のグローバル一体運営を開始し、
世界中のお客様に高品質なサービスを提供
株主還元推移
2018年度は、2期連続増配となる110円/株を予定
自己株式の取得を継続的に実施
208 208 239 249 100 150 200 208 308 389 449FY2015 FY2016 FY2017 FY2018e
自己株式取得額 配当総額