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平成 29 年度税制改正に関する経済産業省要望 ( 案 ) のポイント 1. 第 4 次産業革命を中心とした 攻めの経営 の推進 研究開発税制の延長 強化 第 4 次産業革命を強力に推進するため 第 4 次産業革命型の高付加価値サービスの開発を新たに支援対象に追加する ( 定義の見直し ) ビジネス

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(1)

平成29年度税制改正要望(国際課税関係)

平成28年9月

(2)

 「攻めの経営」を促す役員給与等に係る税制の整備 • 企業経営者に「攻めの経営」を促し、企業の「稼ぐ力」を向上させるため、役員給与に おける多様な業績連動報酬等の導入を促進する。  株主総会期日設定の柔軟化への対応 • 上場企業の株主総会期日設定の柔軟化を進め、企業と株主・投資家の対話を促進す るため、法人税の申告期限の見直しを行う。  国際課税の見直し • BEPSプロジェクトを踏まえた外国子会社合算税制等の見直しにあたっては、軽課税 国を利用した課税逃れを的確に防止しつつ、日本企業の過度な負担により国際競争 力の低下を招くことがないよう、合理的で簡素な制度を目指す。  非製品ガスに係る石油石炭税の還付措置の延長 • 海外との事業環境のイコールフッティングを図るため、精製時に不可避的に発生する 非製品ガスに係る石油石炭税の還付措置を延長する。  研究開発税制の延長・強化 • 第4次産業革命を強力に推進するため、第4次産業革命型の高付加価値サービスの 開発を新たに支援対象に追加する(定義の見直し)。 • ビジネスモデルが大きく変貌し、経営の不確実性が高まる中、研究開発投資をしっか り後押しし、対GDP比4%等の目標の着実な実現を図るため、研究開発投資の増減に 応じて支援にメリハリをつける仕組みを導入するとともに、中小企業向け支援を強化 する等の充実を図る。  ベンチャー税制の延長・強化 • 事業会社によるベンチャーファンドを通じたベンチャー投資を支援する準備金制度に ついて、地方創生の観点から、地方ファンドの規模要件の見直し等を行った上で延長 する。  事業再編税制の延長・見直し • 第4次産業革命に対応し、企業の機動的な事業再編を促進するため、特定事業を切 り出して独立会社とするスピンオフ等の円滑な実施を可能とする税制措置を講じる。  高度外国人材等の獲得強化 • 第4次産業革命等を担う高度外国人材等を我が国に呼び込む上での障害を除去する ため、一定の要件を満たした高度外国人材等が保有する国外財産に係る相続税等の 見直しを行う。  中小・小規模事業者の「攻めの投資」の抜本強化(後述)

平成29年度税制改正に関する経済産業省要望(案)のポイント

1.第4次産業革命を中心とした「攻めの経営」の推進  自動車税・軽自動車税 • 自動車税(排気量割)の税率引下げ、初年度月割課税の廃止。 • 自動車税・軽自動車税のグリーン化特例を現行制度のまま継続・延長。  自動車取得税 • 消費税10%引上げ延期に伴う自動車取得税の廃止・環境性能割の導入の延期を受 け、自動車取得税のエコカー減税を延長。平成28年度与党大綱で決定していた環境 性能割の課税水準と同程度に負担を軽減。  自動車重量税 • 自動車重量税のエコカー減税の基本構造を恒久化。当分の間税率(旧暫定税率)の 廃止を前提としつつ、さらなるユーザー負担の軽減、簡素化、グリーン化。 • 自動車重量税のエコカー減税について、自動車取得税と同様に負担を軽減。 4.車体課税の抜本見直し 3.グローバル化に対応した事業環境整備  中堅・中小企業の賃上げ促進 • 中堅・中小企業の賃上げを強力に後押しし、「成長と分配の好循環」を地域の中堅・中 小企業にもたらすため、これら企業に対する所得拡大促進税制の支援措置を強化す る(税額控除率の拡充)。  中小・小規模事業者の「攻めの投資」の抜本強化 • 中小・小規模事業者の「攻めの投資」を後押しするため、中小企業投資促進税制の即 時償却等や固定資産税の軽減措置の対象設備に、サービス業の生産性向上に資す るロボットや省エネ設備等を加える。  中小企業に対する法人税の軽減税率の延長 • アベノミクスの地域・中小企業への波及を支えるため、大企業とのイコールフッティン グも踏まえ、中小企業軽減税率(所得800万円まで本則19%を15%に軽減)を延長 する。  事業承継促進のための税制措置の強化等 • 取引相場のない株式の評価方式について、中小企業等の実力を適切に反映した評価 となるよう見直しを行う。 • 人手不足の中で円滑な事業承継に向けて早期に取り組む中小企業を支援するため、 事業承継税制の雇用要件等の見直しを行う。  地域未来投資促進税制の創設 • 地域経済を牽引する中核企業による地域の強みを活かした事業拡大を支援するた め、改正を検討している企業立地促進法に基づき、地域中核企業等による未来投資 を支援する。 2.地域経済・中小企業の活力強化

(3)

■要望の内容

昨今、「BEPS(Base Erosion and Profit Shifting:税源浸食と利益移転)プロジェクト」において国際課税ルールの見直しの議 論が行われているところ、この議論を踏まえた国内での制度整備の検討に当たっては、結果として日本企業の健全な活動を制約し国際競 争力の低下を招くことがないよう、ビジネス実態に配慮すべきである。特に、移転価格税制(所得相応性基準の導入等)や過大支払利 子税制等、国内制度の見直し検討に当たっては、企業に過度な負担を与えないように配慮すべきである。

■政策目的

我が国経済の活性化のためには、日本企業の海外展開を推進し、成長が見込まれる新興国市場等においてシェアを獲得することで外 需を取り込み、さらにその海外で得た利益を我が国に還元することが重要である。 現在、国境を越えたグローバルな取引が進展する中で、過度な租税回避行為を防止するため、OECD/G20において、国際課税制度の 調和に向けた取組(BEPS(Base Erosion and Profit Shifting:税源浸食と利益移転)プロジェクト)が進められているが、この議 論を踏まえた国内制度整備の検討に当たっては、グローバルに事業を展開している日本企業の健全な活動を制約し、国際競争力の低下 を招くことがないよう配慮しつつ、国際的な租税回避の防止と、事業環境のイコールフッティングの実現を図ることが重要である。

■施策の必要性

事業環境の国際的なイコールフッティングの観点から考えれば、BEPSプロジェクトを通して課税ルールを見直し、一部の欧米多国籍企業 が行っている過度な租税回避行為を防止することは非常に重要である。 一方、日本企業は欧米企業と異なり、租税回避行為については抑制的であると言われているところ、我が国における制度整備の検討に 当たっては、そのような日本企業のビジネス実態を踏まえた適切な課税ルールを構築する必要がある。グローバルに活動し利益を我が国に 還元することが期待される日本企業に対し、複雑な税制によって過度な負担を課すことは、結果的に国際競争力の低下を招きかねない。

BEPSを踏まえた国内の制度整備にかかる配慮

経産省要望書抜粋(BEPS)

(4)

■要望の内容

BEPSプロジェクトを踏まえた外国子会社合算税制の見直しに当たっては、軽課税国を利用した課税逃れを的確に防止しつつ、日本企 業の過度な負担により国際競争力の低下を招くことがないよう、合理的で簡素な制度とする。 現行税制において、日本企業の海外展開に影響を及ぼしている以下事項について適正化を行う。 ① 外国関係会社の判定方法における少数株主排除基準の導入 ② 特定外国子会社等の判定方法の見直し ③ 事業基準における航空機の貸付けの取扱いの見直し ④ 適用除外基準の適用範囲に支店所在地国を含める見直し ⑤ 特定外国子会社等が保有する株式譲渡益の取扱いの見直し

■政策目的

我が国経済の活性化のためには、日本企業の海外展開を推進し、成長が見込まれる新興国市場等においてシェアを獲得することで外 需を取り込み、さらにその海外で得た利益を我が国に還元することが重要である。 現在、国境を越えたグローバルな取引が進展する中で、過度な租税回避行為を防止するため、OECD/G20において、国際課税制度の 調和に向けた取組(BEPS(Base Erosion and Profit Shifting:税源浸食と利益移転)プロジェクト)が進められているが、この議 論を踏まえた国内での制度整備の検討に当たっては、結果として日本企業の健全な活動を制約し、国際競争力の低下を招くことがないよ う、ビジネス実態に配慮すべきである。 また、租税回避行為の防止を念頭に置きつつも、グローバルに事業を展開している日本企業の健全な事業活動における課税のリスクや事 務コストを可能な限り低減し、海外展開をより一層円滑化していくため、外国子会社合算税制の見直しを行う。

■施策の必要性

日本企業は欧米企業と異なり、租税回避行為については抑制的であると言われているところ、我が国における制度整備の検討に当たっ ては、そのような日本企業のビジネス実態を踏まえた適切な課税ルールを構築する必要がある。グローバルに活動し利益を我が国に還元す ることが期待される日本企業に対し、複雑な税制によって過度な負担を課すことは、結果的に国際競争力の低下を招きかねない。 また、現行の外国子会社合算税制は、現状のビジネス実態に必ずしも対応しておらず、無用な課税リスク及び事務コストの増大が生じて いると考えられる。したがって、現行の諸規定を見直す必要がある。

外国子会社合算税制の見直し

経産省要望書抜粋(外国子会社合算税制)

(5)

○外国子会社合算税制に関して、BEPSプロジェクト最終報告書はあくまでもベストプラクティスの提示に留ま

り、実際の導入・改正は各国の裁量に委ねられている状況。

○改正にあたっては、日本企業の海外展開の状況や、平成28年度与党税制改正大綱において産業競争

力や経済への影響に留意する必要性が謳われていること等を、十分に踏まえる必要がある。

外国子会社合算税制の置かれている状況

平成28年度与党税制改正大綱

第三 検討事項

12 外国子会社合算税制については、喫緊の課題となっている航空機リース事業の取扱

いやトリガー税率のあり方、租税回避リスクの高い所得への対応等を含め、外国子会社の

経済実体に即して課税を行うべきとするBEPS(税源浸食と利益移転)プロジェクト

最終報告書の基本的な考え方を踏まえ、軽課税国に所在する外国子会社を利用した租

税回避の防止という本税制の趣旨、日本の産業競争力や経済への影響、適正な執行の

確保等に留意しつつ、総合的な検討を行い、結論を得る。

4

(6)

○日本企業は世界各地に29,000社もの子会社を展開。数百社を超える海外子会社を保有する企業も存

在。

日本企業の海外展開の状況

法人税率 国・地域名 40.75% 米国(3,720社) 34.61% インド(751社) 30% オーストラリア(558社)、フィリピン(547社)、メキシコ(502社)、ペルー(32社) 29.65% ドイツ(764社) 25% 中国(6,825社)、マレーシア(926社)、オランダ(451社)、パナマ(100社) 24.2% 韓国(922社) 22% ベトナム(889社)、スウェーデン(80社)、スロバキア(25社) 20% タイ(2,318社)、英国(875社)、ロシア(186社)、トルコ(85社) 19% ポーランド(110社)、チェコ(106社)、ハンガリー(66社) 17.92% スイス(99社) 17% シンガポール(1,335社)、台湾(1,055社)、スロベニア(11社) 16.5% 香港(1,298社) 12.5% アイルランド(44社) 0% ケイマン諸島(62社)、バミューダ(15社)、バーレーン(13社)

出典)法人税率は「2015 Global Tax Rate Survey」(KPMG International)、進出企業数は「海外進出企業総覧 2016(国別編)」(週刊東洋経済)より経産省作成。 日本企業の出資比率が合計で10%以上の日系現地法人について、進出企業数の多い主な国名を記載。 トリガー税率 (20%未満) 日本の法人税率 (29.97%) 約15,800社 約4,300社 5

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■要望の内容

日本で就労する一定の要件を満たす高度外国人材等が、相続によって取得・贈与する国外財産に係る相続税・贈与税の見直しを図 る。

■政策目的

高度外国人材等が働きやすい環境を整備することで、日本企業の国際化及び外資系企業による国内進出や対日直

投を後押しする。

■施策の必要性

現行の相続税・贈与税においては、日本人のみならず、日本で就労する外国人が国外財産を相続(取得・贈与)する際にも課税関 係が生じるが、下記のようなケースにおいて、国外財産に本国よりも重い税負担が課される可能性があるために、高度外国人材等が来日 を取り止めるという事態が近年生じている。 ①日本に単身赴任で在留する外国人が死亡し、国外財産を国外に居住する外国籍の者に相続する場合 ②日本に家族帯同で在留する外国人が死亡し、国外財産を当該家族に相続する場合 ③日本に在留する外国人の親族等(非居住者かつ外国籍)が国外で死亡し、国外財産を当該外国人が相続する場合 政府の成長戦略において掲げられている、高度外国人材等の受入れ促進及び外資系企業による国内進出や対日直投の増加を実現 するためには、外国人に対する国外財産に係る相続税等の規定を見直し、来日阻害要因を取り除く必要がある。

高度外国人材等の保有する国外財産に係る相続税等の見直し

経産省要望書抜粋(相続税)

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高度外国人材等の保有する国外財産に係る相続税等の見直し

(相続税・贈与税) 相続人 受遺者 受贈者 被相続人 贈与者 国内に 住所あり 国内に住所なし 日本国籍あり 日本国籍 なし 5年以内に国内 に住所あり 5年超国内に住 所なし 国内に住所あり ② ① 国内に住所なし 5年以内に国内に住所あり 5年超国内に住所なし ③ 国内財産・国外財産ともに課税 国内財産のみに課税 現行制度 要望内容 ○日本で就労する外国人が死亡した場合(上記①②)、日本で就労する外国人が国外財産を取得した場合(上記③)について 所要の制度整備を行う。

拡充

日本に企業内転勤等により家族帯同で在留している 外国人が在留中に死亡した場合、国外財産にも課税

○現行の相続税・贈与税制では、日本で就労する外国人が国内で死亡した場合等に、国外財産に対し本

国で課される以上の税負担が生じる懸念があり、来日の阻害要因となっている。

○高度外国人材等が我が国で働きやすい環境を構築するため、高度外国人材等の保有する国外財産に係

る相続税・贈与税の見直しを図る。

日本に企業内転勤等により単身赴任で在留している 外国人が在留中に死亡した場合、国外財産にも課税 日本に企業内転勤等により在留している外国人の親 族等が外国で死亡した場合、国外財産にも課税 7

(9)

国内外の 財産を相続 国外財産 日本 日本に駐在する外国人 国内財産 国外財産 外国に住む親族 外国 相続時課税 日本で死亡すると欧州にある財産に対しても 日本の相続税が課税されるので、日本駐在 を中断して帰国した。

日本に駐在する外国人死亡時の相続税のイメージ

問題となった事例

<欧州出身者> 日本への出向契約書の中で、日本で死亡し た場合の日本の相続税について会社と駐在 員のどちらが負担するか揉めた。 <米国出身者> 日本赴任期間中に亡くなった際に日本の相 続税が課されないようにするため、赴任前に 主要財産を親族に贈与しなくてはならない。 <欧州出身者> 日本への駐在 の阻害要因

(参考1)外国人に対する相続税・贈与税の課税関係

○現行制度では、日本に住む外国人が死亡すると、国外に住む親族に国外の財産を相続する場合であって

も、日本の相続税の課税対象となることがあり、日本への移住をためらわせる原因となっている。

(贈与でも類 似の問題あり。) 日本に駐在する外国人 外国に住む親族 国内財産 日本 外国 死亡 国内外の 財産を保有

<赴任時>

<死亡時>

相続時課税 日本に赴任して2か月後に死亡。全世界財 産に日本の相続税が課され、日本の相続税 支払いのため、母国にある自宅の売却を余儀 なくされた。 <欧州出身者> 8

(10)

(参考2)政府施策との関係

○高度外国人材等の受け入れは、成長戦略においても明確にその必要性が唱えられている。

○相続税等の見直しにより外国人が来日する際の障害を取り除くことで、高度外国人材等の受け入れを

推進することができる。

これらの日本の税法の改正により、日本で就労する外国人およびその雇用者である多国籍企業の間において大きな懸念が生じている。 (略) 当該改正は、日本の国際化への取組みおよびその将来にとって不可欠な外国の知的資本および多国籍企業による対内投資を呼び込 む能力に長期的に悪影響を及ぼす可能性がある。 在日米国商工会議所意見書(「高度な技能を持った外国人にとって日本がより魅力的な場所となるために、 相続税・贈与税の課税対象者の改正を」(平成27年11月))

2-3.多様な働き手の参画 (2)新たに講ずべき具体的施策 ⅳ) 外国人材の活用

第4次産業革命の下での熾烈なグローバル競争に打ち勝つためには、高度 IT 人材のように、情報技術の進化・深化に伴い幅広い産 業で需要が高まる高度外国人材について、より積極的な受入れを図り、我が国経済全体の生産性を向上させることが重要である。 このため、高度外国人材の受け入れに向けた前向きなメッセージを積極的に発信するとともに、自国外での就労を目指す高度外国人材に とって我が国の生活環境や本邦企業の賃金・雇用人事体系、入国・在留管理制度等が魅力的なものとなるよう、更なる改善を図り、これ らの人材が長期にわたり我が国で活躍してもらえるような戦略的な仕組みを構築する。 (略) ⑤ 外国人受入れ推進のための生活環境整備 外国人の受入れ推進のためには、在留管理制度上の取組のみならず、外国人が日本で生活していくために必要な環境整備を進めてい く必要がある。

日本再興戦略2016(平成28年6月2日閣議決定)

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(11)

租税条約ネットワークの拡充

現行制度

○日本企業による取引や投資の実態、要望等を踏まえ、我が国の経済の活性化や我が国課税権の

適切な確保に資するよう、租税条約ネットワークを迅速に拡充すべくその内容や交渉相手国の選

定について、各省庁が連携して具体的な検討を行う。

要望内容 ○租税条約ネットワークの拡充に向けて具体的な検討を行う。 近年の締結・改正交渉状況 ○平成28年8月1日現在、我が国は66か国・地域と の間で租税条約等を発効済み※。また、租税条約 締結国への我が国対外直接投資は、全体の9割以 上をカバーしている。 ※二重課税の回避、脱税及び租税回避等への対応を主たる内容と する条約(いわゆる租税条約)及び日台民間租税取決め。 ○日本企業の海外展開の進展に伴い進出国におけ る税務トラブルへの対処の必要性が高まっている 現状も踏まえ、今後、未締結国との新規締結に加 え、既存条約の改正による内容の充実を加速させ ることが重要。 ○これにより、 ・投資所得(配当・利子・使用料) にかかる源泉税率の引下げ ・海外で課税される範囲の明確化 ・相互協議・仲裁制度の導入 といった効果が期待される。 その他 国・ 地域 ( 凡例) フランス フィリピン 豪州 パキスタン ブルネイ カザフスタン シンガポール マレーシア ルクセンブルグ オランダ スイス サウジアラビア 香港 クウェート ポルトガル ニュージ ーランド 英国 スウェーデン UAE オマーン カタール 台湾 米国 ドイツ インド ベルギー チリ スロベニア ラトビア エストニア 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 2001 02 03 04 05 交渉開始 実質合意 署名 発効 (旧条約) 適用 11 -5 10

(12)

1 ◇ アイルランド [74] 1 ◇ アラブ首長国連邦 [14] 1 ◇ アゼルバイジャン [05] ※2 1 ◇ インド [60] [89](06) 1 ◇ アメリカ [55] [72] [04] 2 ◇ イギリス [63] [70] [06](14) 2 ◇ イスラエル [93] 2 ◇ アルメニア [96] ※2 15/12/11(部分改正)署名 13/1/25(部分改正)署名 3 ◇ イタリア [73](82) 3 ◇ エジプト [69] 3 ◇ ウクライナ [95] ※2 2 ◇ インドネシア [82] 2 ◇ カナダ [65] [87](00) 4 ◇ オーストリア(63) 4 ◇ オマーン [14] 4 ◇ ウズベキスタン [94] ※2 3 ◇ 韓国 [70] [99] 5 ◇ オランダ [70] [11] 5 ◇ カタール [15] 5 ◇ カザフスタン [09] 4 ◇ シンガポール [61] (71] [95](10) 6 ◇ スイス [71](11) 6 ◇ クウェート [13] 6 ◇ キルギス [93] ※2 5 ◇ スリランカ [68] 7 ◇ スウェーデン [57] [83](14) 7 ◇ サウジアラビア [11] 7 ◇ ジョージア [94] ※2 6 ◇ タイ [63] [90] 8 ◇ スペイン [74] 8 ◇ ザンビア [71] 8 ◇ タジキスタン [94] ※2 7 ◇ 中国 [84] 9 ◇ スロバキア [94] ※1 9 ◇ トルコ [94] 9 ◇ トルクメニスタン [95] ※2 8 ◇ パキスタン [59] [08] 1 ◇ ブラジル [67](77) 10 ◇ チェコ [94] ※1 10 ◇ 南アフリカ [97] 10 ◇ ベラルーシ [97] ※2 9 ◇ バングラデシュ [91] 2 ◇ メキシコ [96] 11 ◇ デンマーク [59] [68]   《 税務行政執行共助条約のみ》 11 ◇ モルドバ [98] ※2 10 ◇ フィリピン [80](08) チリ [p] 12 ◇ ドイツ [67](84) 11 ウガンダ [16] 12 ◇ ロシア [86] ※2 11 ◇ ブルネイ [09] 16/1/22[新規]署名 15/12/17[全面改正]署名 12 ガーナ [13] ※2 日ソ条約[86]の承継国 12 ◇ ベトナム [95] 3 * 英領ヴァージン諸島 [14] 13 ◇ ノルウェー [59] [68] [92] 13 カメルーン [15] 13 ◇ 香港 [11] 4 * ケイマン諸島 [11] 14 ◇ ハンガリー [80] 14 セーシェル [15] 14 ◇ マレーシア [63] [70] [99](10) 5 * バハマ [11] 15 ◇ フィンランド [72](91) 15 チュニジア [14] 15 ◆ 台湾 [16] ※3 6 * バミューダ [10] 16 ◇ フランス [65] [96](07) 16 ナイジェリア [15] 16 * マカオ [14] - * バナマ 17 ◇ ブルガリア [91] 17 モーリシャス [15] ※3 日台民間租税取決め 16/8/26[新規] 署名 18 ◇ ベルギー [70](13)   《 税務行政執行共助条約のみ》 16/5/10[全面改正]実質合意 7 アルゼンチン(13) 19 ◇ ポルトガル [13] 8 コスタリカ(13) 20 ◇ ポーランド [82] 9 コロンビア(14) 21 ◇ ルクセンブルク [92](11) 1 ◇ オーストラリア [70] [08] 10 ベリーズ(13) 22 ◇ ルーマニア [78] 2 ◇ ニュージーランド [63] [13] 23 スロベニア 3 ◇ フィジー [70] ※4 16/1/29[新規] 実質合意   《 税務行政執行共助条約のみ》 4 * サモア [13] 24 ラトビア 30 アイスランド [12] ※4 日英条約[63]を適用 16/6/29[新規] 実質合意 31 アルバニア [13] : 発効済み(適用前) 25 エストニア 32 キプロス [15] : 署名済み 16/8/9 [新規] 交渉開始 33 ギリシャ [13] 注1:括弧内の数字は、条約発効年 [新規締結/全面改正](直近部分改正) : 実質合意済み 26 * ガーンジー [13] 34 クロアチア [14] 注2:発効状況 (16/9/1現在)…66本、98ヵ国・地域 : 交渉中 27 * ジャージー [13] 35 サンマリノ [15] ◇ : 租税条約…………54本、65ヵ国・地域 28 * マン島 [11] 36 マルタ [13] ◆ : 民間取決め……… 1本、1地域 29 * リヒテンシュタイン [12] 37 リトアニア [14] * : 情報交換協定……10本、10ヵ国・地域 ※1 日チェコスロバキア条約[78]の承継国 下線: 税務行政執行共助条約 …61ヵ国(+日本)(うち我が国と二国間条約を締結していない国…22ヵ国) 中東・アフリカ ◇10ヵ国 ヨーロッパ ◇22ヵ国 ロシア・NIS諸国 ◇12ヵ国 アジア ◇14ヵ国・地域 ◆1地域 北米 ◇2ヵ国 大洋州 ◇3ヵ国 中南米 ◇2ヵ国

我が国の租税条約締結状況

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