日本機械学会 原子力専門委員会 第141 回設計・建設分科会 議事録 1.日 時:平成27 年 4 月 9 日(月) 13:30~18:00 2.場 所:日本機械学会 第3,4,5 会議室 3.出席者:朝田(三菱重工)、鵜飼(東芝)、永田(日立 GE ニュークリア・エナジー)、 齋藤(原安進)、佐藤(IHI)、佐々木(川崎重工)、松原(岡野バルブ)、笠原(東大)、 谷口(東電)、辻(富士電機)、西川(中部:山田委員代理)、浦邉(原電) 欠 席:高田(関電) オブザーバ:衣笠(東芝:容器作業会)、山本(東芝:ポンプ作業会)、飯泉(東芝: 配管作業会)、鶴田(三菱重工:非破壊試験作業会)、島津(東芝:炉心支持 構造物作業会)堀野(NRA) 事務局:高柳(JSME) (以上敬称略) 4.配付資料 141-1 第141 回 JSME 設計・建設分科会 議事次第(案)(改訂1) 141-2-1 第140 回設計・建設分科会 議事録(案) 141-2-2 設計・建設分科会各作業会 委員(案) 141-2-3 (その1)設計・建設規格 今後の検討項目一覧表:OPEN(20150406 改訂) 141-3-1 第51 回原子力専門委員会幹事会(2/13) 設計・建設分科会関連報告 141-3-2 第80 回原子力専門員会(2/25) 設計・建設分科会関連報告 141-3-3 第73 回規格委員会(3/11) 設計・建設分科会関連報告 141-3-4 学協会規格・基準など標準策定活動の意義と今後の取り組みについて(原子 力関連学協会規格類協議会と規制委員会との意見交換会(2015 年 2 月 12 日) 資料)
141-3-5 ICONE23 Nuclear Codes & Standards Workshop への参加について(提案)
(第73 回規格委員会資料) 141-3-6 JSME 規格技術評価状況報告(第 73 回規格委員会資料) 141-4-1 日本機械学会 発電用設備規格の規定内容の誤りに関する調査結果について (第3 報:設計・建設規格、材料規格及び溶接規格(第 2 段階)) 141-4-2 設計・建設規格 第 2 段階・技術的改訂に対する誤記調査結果の報告(第 5 回 誤記確認対応特別作業会 2015 年 3 月 23 日資料) 140-4-3 設計・建設規格2012 年版(2014 年追補まで含む)正誤表の提案 141-4-4 規制当局がエンドースし、活用している民間規格一覧(H27/1/7 規制委員会 資料抜粋) 141-4-5 誤記等の訂正に関する処置要領(仮称)ドラフト 141-4-6 誤記の発生防止について ドラフト 141-4-7 発電用設備規格委員会ホームページ 規格購入者の窓(誤記等のおしらせの メールサービス)について 141-4-8 設計・建設規格2012 解説図 CSS-3150-1 継手区分の具体例(BWR) 141-5 設計・建設規格 2015 年追補改訂案 規格委員会コメントおよび対応案一覧 (5/7) 141-6 設計・建設規格 2015 年追補改訂案(DC15-021)「事例規格集(2015 年版) の発行提案
141-7-1 JSME 設計・建設規格 作成ルール 141-7-2-1 設計・建設規格 2016 年改訂案(DC14-027)「対比試験片と標準試験片の用 語統一」 141-7-2-2 設計・建設規格 2016 年版改訂案「きず及び欠陥等の用語統一」 141-7-2-3 設計・建設規格 2016 年版改訂案(DC15-024)「非破壊試験技術者技量要求 の明確化」 141-7-3-1 設計・建設規格 検討項目(一見一葉)[2015/2/23 改訂](14/51)「DC12-009 クラス3 機器の強め輪に対する材料要求」 141-7-3-2 設計・建設規格 質疑応答集 141-7-4 第2 段階誤記調査抽出 改訂必要項目 141-7-5 設計・建設規格 2015 年追補版改訂案(DC15-18)「解説図PMD-110-5 の見 直し」 141-8-1 DC14-09 ポンプクラス2配管溶接部の形状(QNC2005109) 141-8-2 DC14-10 フランジ JIS 年版廃止の扱い(QNC2005112) 5.議事 (1)前回議事録確認 第 140 回議事録案(資料 141-2-1)について、朝田主査から説明があり、コメントなく 承認された。 (2)委員新任・再任 ・ 各作業会の委員案について、資料141-2-2 により提案があり、以下を承認した。 弁作業会:小島委員(再任) ポンプ作業会:根本氏(新任) 容器作業会:原氏(新任) (3)報告事項等 ・ 資料141-3-1,2,3 により設計・建設分科会からの提案についての上部委員会での審議 状況について報告があり、「クラス 1 支持構造物 極限解析既定の追加」の規格委員 会書面投票のコメント回答の状況が紹介され、本件については継続審議になったこと 等が紹介された。 ・ 規格の適用年版についての、上部委員会等での議論について報告があった。またこれ に関連して、現在エンドースされている2005/2007 年版が、2012 年版等これ以降に エンドースされた年版と共存する場合の対応について議論があった。 ・ 資料141-3-4 により、2015 年 2 月 12 日に行われた、三学協会と原子力規制員会との 意見交換会の状況について紹介があった。 ・ 資料141-3-5 により、ICONE23 で予定されているワークショップに JSME から参加 することが報告された。 ・ 資料141-3-6 により、JSME 規格の技術評価の状況報告が行われ、JEAC4601 の技術 評価を先行して行っている等の理由により、維持規格等 JSME 規格の技術評価作業 が当初の予定より遅れていること等が報告された。 1 支
ており、次回分科会で審議することとした。 (4)誤記対応関連 a. 第 2 段階誤記調査・報告等(資料 141-4-1,2,3) 永田委員から、前回分科会で取りまとめた誤記について、原子力専門委員会、規格 委員会、第5 回誤記確認特別作業会にて審議し、正誤表発行の手続きが完了し、4 月 1 日に規制庁に報告したことが紹介された。正誤表は、2015 年追補版の発行に合わせて 公表される見込みであることも報告された。 b. 事例規格集の誤記調査 本体の規格に加え、規制委員会にエンドースされている以下の事例規格(資料 141-4-4)についても、次回分科会での審議を目標に、誤記確認の作業を行うこととし た。 ・ NC-CC-002 発電用原子力設備における「応力腐食割れ発生の抑制に対する考慮」: 齋藤委員、鵜飼副主査、永田委員にて実施、齋藤委員から、分担を割り振る ・ NC-CC-001 過圧防護に関する規定:弁作業会にて対応 ・ NC-CC-003 「管の設計」(管継手、フランジ)の JIS 規格年版の読替規定:配管作 業会にて対応 ・ NC-CC-004 付録材料図表の JIS 規格年版の読替規定:配管作業会にて対応 c. 誤記等の訂正に関する処置要領、誤記の発生防止等についての検討状況(資料 141-4-5,6,7) 永田委員の方から報告があった。従前規格の誤記を、通常の改定提案で行う場合も あったが、この場合は、改定された規格以前の規格を用いているユーザには誤記であ ることが伝わりにくいため、今後は誤記については正誤表にて対応することなどを明 確にする等の案が示された。これに関連し、今後、2012 年版、それ以降の最新版だけ でなく、2005/2007 年版も相当期間有効となる可能性もあり、例えば 2007 以降に通常 の改訂提案により修正された誤記について、ユーザが認識できない可能性があり、ど のような対応を取るべきかとの議論もあったが結論は出ず、本要領等の議論を踏まえ ながら、今後検討することとした。また誤記の周知について、規格委員会等での議論 を踏まえ、メールサービスを開始(資料141-4-7)したこと等が報告された。 ・ 資料141-4-6 にて、誤記の発生防止についての検討状況が報告された。 c. 解説図 CSS-3150-1 の対応(資料 141-4-8) 設計・建設規格2012 解説図 CSS-3150-1 継手区分の具体例(BWR)の炉心支持板 の図の下部に、元図の不要な文字のマスキングが不十分で、文字の上部が一部残った 形で発行されていることが確認され、この対応について協議した。議論の結果、当該 部は必要のない情報であり、また、文字は読めないこともあり、誤った情報をユーザ に伝えるものでもないことから、正誤表では対応せず、エディトリアルな修正として 2016 年版発行の際に修正することとした。 (5)質問対応 下記の2件の質問対応の進捗・検討状況について確認した。
a. DC14-09 (QNC2005109) ポンプクラス 2 配管溶接部の形状(配管)(資料 141-4-1) 前回の議論の反映状況について紹介があり、承認された。 座ぐりの深さの寸法については、座ぐりの目的として、溶接時の初層の溶け込みを 改善するためのものであり、強度等に関係しないため、深さの寸法の規定としては不 要と考えられるが、考え方については、解説等に記載することを検討してはどうかと の意見があり、今後のH12 年電気工作物の技術基準での記載(「フランジ面に座ぐりを 行う」「部分溶け込み溶接とする」)の反映と合わせて検討することとした。 b. DC14-10(QNC2005112) フランジ JIS 年版廃止の扱い(配管)(資料 141-4-2) 提案内容については承認された。関連して、今後、2005/2007 版が相当期間有効とな った場合、2005/2007 年版から引用されている JIS が改訂、廃版された場合の対応も、 材料だけでなく、非破壊試験等の JIS 等についても検討しなければならないとの意見 が出された。 c. DC14-17(QNC2005114) クラス 3 開放容器の底板継手(容器) 質問者に確認中。 d. DC15-22(QNC2005118) PVB-2311 破壊靱性不要材料規定(容器) 容器作業会にて審議中。 e. DC14-22(QNC201204) クラス 2 配管への伸縮継手の使用(配管) 質問が取り下げられた。 (6)2014 年追補版 ・ 4 月中には発行される予定。 (7)2015 年追補版の規格委員会書面投票コメント対応 ・ 齋藤委員から、「No.6 クラス1支持構造物 極限解析規定の追加」の規格委員会での 議論を踏まえた対応については、現在検討中であり、作業会にてメール審議等に審議 し、次回分科会に回答案を提案することとした。 ・ 前回審議しなかった、No.9 引用 JIS 規格改訂(弁)に対する参考意見の回答案(資料 141-5)を審議した。新 JIS になり、一部で試験での測定データの丸め方が厳しい側 に変更されるものの、弁としてゴムに要求される機能、実力には直接影響がないこと から、回答案について、この趣旨が明確になるように修正し、上部委員会へ諮ること とした。また、回答方針案の 2)については、別途改訂案を検討することとした (DC15-28)。
・ 炉心支持作業会担当分のJIS, JEAC, ASME の年版(DC13-019, 026)については、作 業会にて確認し、次回の分科会に報告する。 (7)2015 年追補改定案 ・ 2015 年改定案(その2)については、原子力専門委員会の書面投票が可決(2015/3/24) されたため、今後規格委員会の書面投票に移行することが確認された。 ・ 齋藤委員から、資料141-6 にて、事例規格集(2015 年版)の発行提案にて提案があっ た。規制委員会からエンドースされている版とJSME の最新版とが一致しない等対
員会に提案し、公衆審査に間に合うように、規格委員会も含めて短期間での書面投 票を依頼する。 (8)2016 年改定案 a. DC14-027 対比試験片と標準試験片の用語統一(資料 141-7-2-1) 鶴田オブザーバから、改定案の説明があった。非破壊試験用語の「対比試験片」と 「標準試験片」をJIS Z 2300(2009) に準拠し、主に「標準試験片」との記載箇所を、 その内容に応じて「対比試験片」に見直す提案。告示 501 号当時から、現行の記載で あり、名称を変更しても実質的にユーザへの影響はないと考えられる。正誤表として 扱うことが適切ではないかとの意見があり、提案資料の修正(変更箇所だけでなく、 正しい個所の記載例の追記、告示等での扱いも確認)とあわせて、次回分科会にて継 続審議することとした。 b. DC15-29 きず及び欠陥等の用語統一(資料 141-7-2-2) 鶴田オブザーバから、改定案の説明があった。「第3 章 非破壊検査」で用いられる 用語“きず”と“欠陥”について、JIS Z 2300(2009)の定義に基づき用語の修正を行う 提案。設計・建設分科会としては、JIS に統一するというのは、方向性として、問題な いかと思われるが、維持規格(欠陥には、判定基準を満足するような無害な欠陥も含 まれる)、JEAC4207(欠陥は指示エコーの分類の一つに過ぎない)、告示 501 号(許 容されない欠陥は「割れ」)、技術基準(破壊を引き起こす亀裂)等で様々な表現があ り、整理を行う必要があるとの意見が出された。関連する他規格も添付資料とし、次 回分科会にて継続審議することとした。 c. DC15-24 非破壊試験技術者技量要求の明確化(資料 141-7-2-3) 鶴田オブザーバから、改定案の説明があった。2015 年追補改定案の規格委員会書面 投票のコメント対応であり、改定案の「技量」という語は、NDIS0601、PD の日本語 訳等を参考にしたとの説明がなされた。また、解説で引用しているJIS Z 2305 の最新 年版(2013 年版)への読替えについて問題ないことが説明された。本提案内容は承認さ された。 d. DC15-020 質疑応答での誤記指摘等での反映もれ確認(資料 141-7-3-1, 2) ・ 資料141-7-3-1 にて、クラス 3 機器の強め輪に対する質疑応答の回答検討時に今後対 応するとしていた規格の改訂がまだ対応していなかったので、後述する DC15-19 と して検討・改定を進めることが確認された。 ・ 資料141-7-3-1 での議論に関連して、過去の質疑応答対応の中で、今後改定を検討す るとしていたものに対して、その後の検討が行われていないものが残されている可能 性があり、その抽出、対応について協議した。齋藤委員にて試験的に2008 年分(資 料141-7-3-1(23/23))について、調査を実施し、その結果を踏まえて、今後の対応を 検討することとした。 e. 第 2 段誤記調査抽出 改定必要案件(資料 141-7-4) ・ 朝田主査から資料141-7-4 にて、第 2 段階の誤記調査に係る改訂必要項目について確 認があった。 ・ DC15-18 の解説図 PMD-1110-5 の対応について、山本オブザーバから資料 141-7-5 にて対応案が紹介された。ハッチングに関する注記の追加、「規定対象範囲外」の記 載等について見直しを行うとともに、関連する告示についても資料に加える等の修正 を行うこととした。 ・ DC15-19 について、QNC200594 の質問2に対して、PVD-2110 他で「直接溶接され
るラグ、ブラケット、強め材、控えおよび強め輪等であって、重要なものは含む」と いう規定が抜けており、その対応がまだであり、担当の規定を確認する。(容器、配 管、ポンプ、弁) f. DC15-23 原稿作成要領(資料 141-7-1) ・ 朝田主査から、資料141-7-1 にて、「JSME 設計・建設規格 作成ルール」の改定案 について紹介があった。朝田主査から、下付文字、数式エディタの記載等について、 サンプルを作成するとともに、2 週間を目途に、各自レビュー・コメントし、次回分 科会にて、確定することとした。 6.その他 ・ 資料141-2-2 の審議項目の確認は時間がなく、次回行うこととした。 ・ 第142 回設計・建設分科会については、2015 年 5 月 18 日日本原子力安全推進協会 第5 会議室にて、13:30 から実施することとした。 ― 以 上 ―