Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service Japanese Sooiety for the Soienoe of Design
日
本
の
構 成 学
と韓
国
の
基 礎 造 形
学
Japanese
Constructive
Art
andKorean
Basic Design &Art趙 烈
CHO
YouI
漢城 大 学 メディ アデ ザ イン学 部 Hansung Univ
・
School of Media Design1.
序 論最 近
、
造 形 芸術の 各分野 が ま す ます細 分 化さ れ、
ま た新し い分 野も登場するな ど、
急速な 発展を 繰 り 返 してい る。
こ の よ う な傾 向は細 分 化、
専門 化して い る造形教 育 全 般に対 する教 育 方 法の転 換と教 科課 程の大 幅な修正、
補完 が要求
さ れ ている現 状である と思 う。
2
⊂〕IU
:紀の学 問の主要な発展は、
ニー
ル・
ルデン ス タ イン (ハー
バー
ド大学総長)が語っ たよ う に、
大 部 分の某 礎 知 識を得るた め に努 力す る 過程か ら得 る こと が で き た といえ るだろ う。
す な わ ち、
基礎 造 形 も初 歩 的 な 意 味を持つ だけでな く、
造形分 野の 画期 的 発 展の 契機を探す こ と がで きる と い う高 次 元の意 味か ら の接 近が必 要であるだろ う。
し たが っ て
、本
稿で はバ ウハ ウス精 伸の継 承を標 榜す る日本の構 成 構 成 学という用 語の意 味 を 再び 考えてみ たい。
そ れ を 通 し、
日本の構 成、
構 成 学と 同 じ意 味で使われて い る韓 国の基礎 造 形とい う名称、
また 韓 [上1
で行っ てい る 基 礎 造 形 分 野 に 関 して の研 究 活 動、
教 育 等につ い て論じてみたい と思う。
その 内 容を踏ま え
、
まず、
目本と韓国、
お 彑 い の 研 究や教 育に対し て の追究 方 法の共 通 点を探すこ と。
次に、
基 礎 造形の概念 と役 割の 重要性など、
造形意 識を再 点検
す るこ と。
そ れ か ら、
多くの造 形 分 野に 共通的に活 用・
対 応で き る学 際性の必 要性が言われ て いるこの 時 代 に おい て、
造形教 育の 正 しい発 展を 日指す。
2.
構 成の概 念「構成」 という 用語は
、
韓 国 語 辞 典、
日本 語辞 典、
両 方と も 「組み 、「
tlて て作る こ と 」 と書かれて い る。
す なわ ち、
「構 成」 とい う 川 語の.
般 的 意 味は、
会 議、
ま た は、
委 員 会などの組 職を構成 す るこ と で あ る。
あ るい は、
さ ま ざ まな要 素を配 置、
調整 し て 違 う新 しい 形 態 を 作 り 出 す こ と である。
そ して、
幃国 語 辞 典で の英 文 表 記 は 「Composition 」 と表記さ れてい る。
・
方、
造形用諸 と しての 「構 成」 は、
ド イッバ ウ ハ ウスの 「Gestaltung」 の訳 語で あ り、1
形態を作る」 とい う造 形 的 意 味と し て 日 本 で使わ れ始め たことば で あ る。
だが、
東京 芸 術 大 学に開 設さ れ た構 成 関 連 講 座の名称は1
構 成デ ザイン 」 で あっ た。
英 文 で は 「Structural
Design
」 と表記 し、
構 造、
紺 職・
組 織化、
体系・
体 系化 な どの意 味を含め、
「さ ま ざ ま な要 素を 配 置、
調整 す ること で新た な 形 態 を 作 る」 とい う造 形 用 語 とし て の 「構 成」 で はな く、一
般 的な 「構成」 とい う概 念の 中に含ま れて い ると い え るだろ う。
一
方、
筑波 大学の 「構 成 専 攻j の 場 合、
英文 表 記 が一
Constructjve
Art
」に なっ てお り、
ロ シ ア構 成 主 義と の連 関 性を標 榜し、
専 門性が強い独立的な造形分野 と して定 着さ せ た といえ るだろ う。
3.
韓 国で の構 成の概 念 韓国で 「構 成」 ということばが造 形 用 語と して使 わ れ始め たの は、
1960 年代 初めの こ ろ で あ り、
国 立 ソ ウル大学校 美 術 大 学 応用美 術 学 科のデ ザイン・
工 芸系列の 入学試 験 に 平 面色 彩 構 成が専攻 実 技 試 験 科 目 に なっ てか ら であるc そ の後、
弘益 大学校美 術 大 学の応 用 美術 科の 入学試 験専攻実 技 科目で採 用さ れ、
全 国 的 にデ ザイ ン・
Tl 芸系列の実 技 科 目と し て 広 が っ た。
こ の よ う な背 景のた め、
韓国で 「構 成1
と い う 用 語の イ メー
ジ は 口本の場 合と は違うの で あ る。
韓 国で の.
.
構成!/ とい う 用 語 は広い意 味 含む基 礎造 形 用 語 と しては定 着する ことができずに、
基 礎 教 育 の一
環 の 中で一
つ の実 技 科 目名」 と し ての 強い イ メー
ジ が残さ れた といえる。
4.
韓 国の基 礎 課 程実技、
構 成時 代の流れや さ ま ざ ま な 要 因 に より
、
韓国の デザ イン系 列 大学も大き な 変 化 を 経 験し て い る。
大学の 学制に も多様な 変 化を も た ら してい る。
:/2 seE⊂1八l l∬UEC )FJS 〜DVQI lt)
Ne
.
4 200r・ デザ イ ン学 研 究 特 集 号Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service Japanese Sooiety for the Soienoe of Design
終 戦 後
一
時 期に は、
韓 国のデザ イン系列大 学は工 芸 学部という名称 を 使っ て 大学人 試の 専 攻 実 技も絵 画科、
彫 刻 科な どの美 術 系 列 学 科と共に、
石膏 素 描 を実 施しており、
純 粋美術分 野 とデザイン分 野の基 礎 造 形 教 育は一
緒であっ た。 し かし、1960
年代 後半、
商 業図案、
工業図案な どの デザイン専 攻 分 野が注 日 を浴び は じ め、
純 粹 美 術 分野に対 する相刻的 意味 と し て 「応 用 美 術」 とい う用 語が 登場し た。 学 科の 名 称 も 応用 美 術 学 科が代 表 的な名称 と し て定着 し た。
そ して、
こ の 「応用美術学」 とい う名称 と 緒 に登 場 し た用 語が 「構 成」 であっ た。
こ の 構 成」 とい う 用語はデザ イ ン 系 列の入 試 専 攻 実 技の代 名詞と し て使わ れ た。
ま た、
韓 国で の初 期 デザ イ ン系列大学1
年 生の基 礎課程の 代表的 な 教科 目と して 平面 構 成と 、「
t:体 構 成とい う名称で長 期 間使わ れてき た。
そ の後
1980
年 代 中 頃 か ら後 半に か けて、
ア メ リカ とヨー
ロ ッパ な ど海 外のデ ザ イン先 進国との 教科 課 程な どの 交 流が活 発にな り、
基礎課 程での 「構 成」 という 用語は 立:体 造 形と平面造形、
基 礎 デ ザインな どの名 称に変わ っ て き た。
長 期 間 デ ザ イン系 列の入 試 専攻実 技の 代名 詞であっ た 「色 彩 構 成」 も 力 を失 い、
最 近では大学 別 人 試差 別化 戦略・
大学の特 性に よっ てポー
トフ ォリ オ (ソウル大 学)、
水彩画 (弘益 大 学 )、
発 想と表現 (国 民 大学)、
彩 色 デッサ ン (梨 花 女 大学)、
基礎デ ザ イン (漢 城 大学 ) な ど 専 攻 実技 の 形 式や選 考 方法 が 多 様化して い る。
そ れ と共に,
韓国で は一
構成」 とい う 用語の 代わ り に、
基 礎 造 形 と基 礎 デ ザ インな どの用 詒 が使わ れるよ うになっ て い る。5.
韓国 の基 礎造 形の意 味1
一
某礎1
とい う 用 語の意 味は、
1物串.
が成立 する際 に基本と な る もの k 「建 築 物の 弔量を支え、
安 定さ せ るた め に 設 ける建 物の 最下部の 構造ゴ で ある。
こ の よ う に 「基 礎」 と い う 用 語の 意味は、
建 築用 語に 基づい て いるこ と が・
H
で分かる。
しか し、
基 礎 造 形、
基 礎科 学、
基 礎医学、
基 礎⊥ 学 な どで使わ れる 「基礎ゴ とい う用 語 は 上の意 味 と は違う。
第2
次 阯界 大 戦 後、
世 界 各 国 での画 期 的な科 学の発達を は じめ、
⊥学、
医学な どの 分野 も急 速に 発 展 した。
時 間 的・
経済 的な 研 究 と 教育の効 率 化の た め に、
さ まざ ま な 分野 を集め て研 究 し始めたの が 現 在 使 わ れて い る 「基 礎」 とい う 用語の基 に なっ て い る と思う。
特に代 表的な場 合である基 礎工学は、
当時の 新しい発明に よっ て細 分 化さ れ た すべ て の 工学 分野に、
適 切に 対 処 するため に 「共 通 に存 在す る 基 礎的で 重要な課 題 を扱っ て社 会 発 展に繋がる こ とができ る能力 を身に つ け る よ う に教育 す ること」 とい う命題と して 教 育 さ れ た もの である。 大学では、
力 学、
制御 工学、
シ ス テ ム エ ンジニ ア リン グな ど に代 表さ れる基 礎工学 分 野 を工科大学の教 科課程に設 置 し、
各工学 分 野の 専 門 家を輩 出し た。
これ が 基 礎工学 分野に定 着さ れ、
基礎 医 学、
基 礎 科 学と共に基礎 造形 と 同 じ意味で の1
基 礎」 という 用諸が使わ れるよ う に なっ たので ある。
し た がっ て、
基 礎 造形 はすべての 造 形分 野 間で の唯一
一
・
の 土 台 で あ り、
共 通 分 母と して コ ミュ ニ ケー
ショ ンの ための通 路であり、
か け 橋 で あ る。
ま た、
基 礎 造形 はバ ラン スある造 形 活 動と造形教 育の指 標と し てベー
スキャ ンプの よ うな 存 在である。
6
.
韓 国の基 礎 造 形 教 育多くの新 概念の 分 野が登 場し
、
造形芸 術の 各分 野 も ま す ま す細 分 化さ れ、
既 存の 専攻分野も専 門 化さ れ すぎている。
視 覚デ ザ イン の場 合、
工 芸 という名 称か ら始め、
応用 美術→
産 業デザイン→ 視 覚 デ ザイ ン→ 広 告デザイン→ 編 集 デザ イ ン な ど 曽:門化・
細 分 化さ れ す ぎて いる と言 え る。
そ れ と共に、
「基 礎 造形」 と い う名称 も、
基礎 造形 (平 面 造形、
立体 造 形 包含) とい う概 念か ら始め、
基 礎 デ ザ イ ン→ 基 礎 視 覚 デ ザ イン→ 基 礎タ イポ、
某礎パ ッケー
ジ、
基 礎 広告な どに 細 分 化さ れて い る現状である。
こ の よ う な変化によ っ て 「造 形 芸術全般に わ たっ て幅 広い造 形 感覚を育 て る こと.
亅を 目指した「
基礎 造 形」 の元の意 図とは違 っ てきて いる。
し か し
、
1998
年の新しい政府のデ ザ イン政 策によ っ て この ような専 門 化・
細 分化の傾向 は 広 がる こと にな った。
韓 国の 教 育人的 資源 部 (日本の文 部 省に 相 当 ) は学生に多 様な専攻の 選 択機 会を tj’
え る こ と を日 的と し、
学 科 制 か ら学 部 制に転 換した。
その 影 響に よっ て韓 国のデ ザ イン系列の 大 学 は、
学 科か ら デ ザイン学 研 究 特 集 号 SPECiALISSUE ⊂)FJSSDV
【
}
1[f〕No42 〔,03 33 N工 工一
Eleotronio LibraryJapanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service Japanese Sooiety for the Soienoe of Design
造 形 学部
、
デ ザイ ン学 部、
美 術 学 部、
芸 術 学 部な ど、
学 部へ の構 造 変 史を始め た。
その結 果
、
大 学の1
年生課程は’
ド面造形、
立体 造形 な どの基 礎 造形科 日が再 び登 場する よ う に なっ た。
だが、
平 面構 成や 立体 構 成と いうの名 称は使わ れ な い。
表1
はソウ ル市 内に あ る4
年 制 デ ザイン系 列大 学20
校に通っている1
年生の実 技 教 科課程を 調査した 結 果である。
表1
の1
年牛基 礎 課 程の 科目開設 状 況 で、
平面 造形 と 立 体 造 形実習 が36 .
92
%、
発 想 技 法に関す る実 習が25 .
38
%、
デザ イン埋論が13.
85
%と して基 礎 造形関連 実 習が基 礎課 程に開設され た 科 口の76 .
15
% 以上 を 占め て い る こ と が分か る。
く文.
憶
鞠
〈基 礎 映 像Comput巳 r Design ア・
69ラも〉『
1 〈幕 礎DeSlg[ 1231 基 混 Q「
,
ヨ
p 包 裝 某 姿 T内 くD 92%〉 版1]m <DeSlgn發想}寅首 25 38°
,
s>7.
基 礎 造 形 学へ の発 展日本での 構 成の意 味は大 きく三 つ の性 格に分け て 考え るこ とがで きるだ ろ う
。一
番 目 は、
初、
中、
高 等 課 程で の図 画、
工 作、
ま た一
般 人のための教 養 美 術教育と して の1
構 成」 であ る。
二 番目 は、
大 学で の基礎 課 程の た めの基 礎 造 形的な次元の 「 共 通 に存 在す る基 礎 的で重要な 課 題 を扱い、
それ らを社 会 発 展に繋 げるこ と ができる能 力を身につ け る よ う に教 育 するこ と 亅 で ある。
三番 目は、
間違いなく構 成 学 である。
「2
次 元 か ら4
次 元ま で のすべての 芸 術 領 域と デザ イン分 野を 基 礎 造 形の学 術及 び教 育、
研 究の 対 象 と し、
造形芸 術 デザインの 基 礎 科 学 とし て造形原 理の探 求を 目指 す」 のが構 成 学で ある。
しか し
、
韓 国では 基 礎 造 形教 育が活 性 化す ると と も に、
高い レベ ルの 教 育、
すな わ ち教 育の質が 要 求 さ れて い る。
高い レベ ルの基礎造形学の研 究と教員養 成 :i4 SPE ⊂:IAI
.
ISSUE oF JSSD vel.
1〔}No.
42〔}03 デサ イ ン学 研 究 特 集 号の 必要性が台 頭し始めた
。
こ の よ う な要求に対応する ため に は、
日本の よう な構成学 専攻の体 系 を整え、
専 門 的 人材の 養 成と輩 出が 必 須である。
しか し、
韓 国の 現 状では構 成 学専 攻の体 系は簡 単に 成 り立つ こと が で き ない状 況 に あ る。
こ のよ う な現 実を乗り越えるため、
意のある若干の教授 が 集ま り、
基 礎造形学研究のた め の学 術 団体の出 帆を積極 的 に推 進し た。
8.
韓 国基 礎造形 学会の創立!
999
年7
月15
口、
ソウ ルで韓[玉1
基礎 造形 学会が約120
人の 大学 教授 で構 成さ れ た発 起 人によっ て創立 さ れ た。
学 会の創 立は前筑 波 大 学芸術研 究 科構成 分 野 の教 授で 当 時 凵本基 礎 造形学 会 会 長 だっ た朝 倉 直巳 氏の多くの助 けが あっ た。
そ の後、
韓国 基 礎造形 学 会は 日本の 構成学研究
と趣旨 を 同じくする 「学 術 誌 基 礎 造形学研究亅を毎 年 学 術 大 会と 共 に21
・1
ずつ 発 刊 して い る。
基礎 造形 作 品 展 も 開催 しつ つ、
韓 国の大 学 入試のための 基 礎 専 攻 実 技 改 善、
大学の 基 礎 造 形 教 育課 程 開 発、
大 学 院課 程のため の基 礎 造形学の研 究、
教 授に対 する基 礎 造形認 識の転換など、
凵本の 構成 学が担 当 し てい る役割を偉 国では1
基 礎 造 形 学 会」 が積 極 的に追い求め て いる。
特に 日本、
中国、
台 湾と 共 に ア ジ ア基 礎 造形連 合 学 会が 発 足してか ら は、
国際 的 な 学 会と してま す ま す 活 動の領 域を広げ てい る。
韓 国基礎造 形 学会 創 立 宣 言 文基 礎 造形は造 形芸術 全 般の形象 と抽 象
、
構 成と運 動な ど本
質 と 原 理を研究 す る。
造 形芸術の 歴史を 通 じ、
人 間の光と色、
線と 形、
空間 と構 成、
運 動と物 質な どの視 覚 的 条 件 を 実 験して き た。
この条 件は た だ 芸 術 的 な 自己表現の技術的 次元を 越 えて、
視 覚的 な 文化パ ター
ンと社 会 的 な 言 語 体 系を結 成 する時 代 精 神の反映であっ た。
特に
、
去る20
世 紀は 造 形 芸 術各分 野の独 自の造 形 原理 を 確 立 し、
実験 的な 典 型 を拡張する時 期で あっ た。
新た な 千年の時 代 を 開 く今日、
人 間 と芸 術、
文 化 環 境の未 来 像は、
芸 術 の全分 野の造 形に対 す る 綜 合 的な観 点と解 釈を要求 し ている。
これは 造 形 芸術 の各ジ ャ ン ルを貫く 視 覚 文 法の体系 と 形 態の認識と N工 工一
Eleotronio LibraryJapanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service Japanese Sooiety for the Soienoe of Design
方 法 論を共 有 す ることで あ り
、21
世 紀の芸 術 領 域の 開 拓 と 文 化 的アイ デ ンティ テ ィを確立 さ せ るこ とであ る
。
韓国 基 礎 造 形 学 会 (
Korea
Society
ofBasic
Desing
&
Art
)は、
このような 世 界の 認識と実践を志 向 する 学術 団 体と して絵 画、
彫 刻、
写 真、
工芸、
建 築、
造 景、
映像、
マルチメディ ア など2
次 元 か ら4
次 元 に 至 る芸 術 領 域とデ ザイ ン の全分野の基礎造形を学 術及 び教 育・
研 究の対 象 とし、
造 形 芸 術 とデ ザイ ンの基 礎 科学 と して 造 形の原理 と実 際 デ ザ インプロセス と 方 法 論、
造形 形態 論、
視 覚コ ミュ ニ クー
一
シ ョンと 造 形言 語の表 意体 系 (Signfying
System
)、
造形的な技 術と材 料 学などを 研 究 す ること を 目指 す。 韓 国の造 形 芸 術 とデ ザイ ン の21
世 紀 未 来 像と共に、
基礎造 形 へ の学術的 な 立場・
態 度を明 らかにす る意 思 を 持っ て学 会の創 立を宣言する。
1999
年7
月15
日 (原文は韓国語、
口本詒 訳は著 者)9
.
結 論以
E
、
目本の 「構 成」 と一
構成学一
と しての 意 味 を 整 埋 し、
ま た韓 国で の 「基 礎 造形 1 と1
基 礎 造形 学」 と しての 役割を 比 較・
分析 し た。
結 論 的と して、
日本の1
構 成 学」 と韓国の 「基礎 造形 学」 は お 互いが 延長 線上 に あ る同 種の研 究 分 野 である こと が分かっ た。
だが、
日本の構成 学 は長時 間の熟 成 過程を経て き た た め、
学 問の 深み とll幅の面 で体 系化されて い る。
・
方、
韓国の 1基礎 造形学1
は 手始めの段 階である と考える。
しか し、
「構 成学ゴ と 「基 礎 造 形 学」 の志 向H
標を触れて み る と、
次の よ う な側面で共 通 点 を 探 すこと ができる であろう。
第
一,
学 問 的 側 面で造形の 各分 野 を連
結 してい る 共 通分 母に関す る研 究がi
な口 的である。
実 験を 通 じて原 理と規 則を求め、
各 ジャ ンル間の連 結の 輪と し て 発 展 す る こ とで造 形 分 野 全 体に内 在して いる 秩 序 と 基 盤を探 求し て い る。
第二
、
教 台 的 側面 か ら で は、
除々 に専門 化・
細 分 化 さ れ てい く造 形 芸術教育の偏 狭 化を避け、
止 揚す る た め.
多 分 野に共通的に活 用・
対 応 で き る 基本 的 で よ り科 学 的な基 礎 造形 教 育 が要 求さ れて い る現 状 で あ る。
これ が 造 形科 学と して の 「.
1
本の 「構成 学」 と韓国の1
基 礎 造形学」 で あ り、
基礎造形教 育 学で ある。
第三
、
以一
k
つ を 志向す る学 問 的、
教 育 的 日標を 果 た す ためには、
専 門的な教 育者の養 成が 必 須 と な る で あ ろ う。
20
[P
紀 前 半か ら今日 に 至 る [ヨ本の構成学は 立派な 学 者と教 育 者を多く輩 出し、
養 成さ れ た教 育者は教 育の現 場で活 発 な 研 究 活動を し てい る。
著 者も20
年 前、
筑 波 大学の芸術 研 究 科で構 成 学を学んだ事が あ り、
韓国で関 心 深 く「基 礎造 形学」 の研 究を続けて い る
。
し か し
、
ま た急 変す る世 界 情 勢の中で、
どの学 問 でも同じである よ う に、
デザイ ン や造形 分 野 に も 新 た な 埋論と学 閙が氾 濫して い る の はH
本も例 外では ない であろう。
そ こ で、
日本の構 成学が新しいパ ラ ダイム (paradigm )の 中で新しく生まれ変わ ること を 心よ り期待 すると 共に、
手始めの段 階である韓 国 の 基礎 造形学 研 究も、
日本の構 成 学が成した 役 割 と 成果 を 果 たすた め に 努YJ
するべ きであろう。
本研究は2002年度漢 城 大 学校校 内研究 費の支 援で行ったu
参 考 文 献 「構 成 教育と ク ラフ ィ ック デ ザ イン教 育」 「グ ラフィ ッ ク デ ザ イン の広が り亅 日本基 礎 造 形 学 会 誌 デ ザ イ ン 学 研 究 特 集号第6冊1号 通 巻21号 朝 倉直 巳、
「平面構 成」、
1991、
趙 列訳、
造 形 社 朝 倉 直 巳、
「「光の構 成1、
1993、
趙 列訳、
造 形社 趙 烈、
「運 動 錯 視 を利 用した芸 術・
テザイ ン におけ る 表 現 規 則 研 究」、
1997、
韓 国 デ ザ イン学 会 (韓日テサ イン シ ンボ) 趙烈、
金 志 玄、
「形 態 知 覚 と 構 成 原 理 」、
1999、
チァング ジ 社 趙 烈、
金至玄、
「基 礎 視 覚コミュ ニケー
ション 」、
1999、
チァ ングジ社デ ザイ ン学研究 特 集号 SPE(]AL !SSUF