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遠藤ら : ダイズほ場に発生した帰化アサガオ類の除草剤畦間処理による除草効果 52 緒 愛知県では西三河地域を中心にダイズ作ほ場における帰化アサガオ類 ( 以下アサガオ類 ) の発生及び蔓延 言 が問題となっている 作物研究部が24 年から26 について知見が得られたので報告する 年にかけて実施した

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Academic year: 2021

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(1)

ダイズほ場に発生した帰化アサガオ類の除草剤畦間処理による除草効果

遠藤征馬 ・平岩* 確**・小出俊則***・小出直哉****・谷 俊男 ・林* 元樹 ・* ***** * ****** ******* * 久野智香子 ・田中雄一 ・野村有美 ・井上勝弘 ・杉浦和彦 :ダイズ作ほ場における乗用管理機を利用した除草剤畦間処理による帰化アサガオ類 摘要 の効率的防除手法について検討した。結果は以下のとおりであった。 1.ほ場作業量は、1時間当たり34aであった。1日当たり3ha程度の作業が可能であると 想定され、実用的な作業能率を有すると判断された。 2.処理適期は、除草効果及び作業性の点から、ダイズ6∼8葉期であると考えられた。 3.処理により、ダイズ成熟期のアサガオ類残草量は、発生本数が対無処理区比39%、乾 物重が同45%に抑えられた。これらは、ダイズ株元に発生したものが処理時に枯死せず 残存したと推察された。 4.処理により、ダイズの分枝数及び着莢数、百粒重が無処理区に比べ増加し、子実重が 大幅に増加し平均で対無処理区比213%となり、アサガオ類の発生がほとんどない状態 と同等となった。 5.処理により、アサガオ類の巻き付きや被覆による押し倒しが軽減されたため、コンバ イン収穫損失の一因であるダイズ倒伏程度が軽微となった。子実重の増加と併せて収量 改善効果が高いと考えられた。 :帰化アサガオ類、ダイズ、畦間処理、乗用管理機、収量改善効果 キーワード

Effect of Weeding of Naturalized Morningglories in Soybean Field

by Inter-ridge Herbicide Spraying

ENDO Ikuma, HIRAIWA Kaku, KOIDE Toshinori, KOIDE Naoya, TANI Toshio, HAYASHI Motoki, KUNO Chikako, TANAKA Yuuichi, NOMURA Yumi, INOUE Katsuhiro and SUGIURA Kazuhiko

An efficient method for weeding naturalized morningglories were investigated by Abstract:

field study. Soybean field were weeded by inter-ridge herbicide spraying with management vehicle to investigate weed emergence, work efficiency and soybean yield. The obtained results are as follows:

1. The effective field capacity (possible area operated per hour) of management vehicle was 34a/h.

2. It is suggested that the optimal period weeding by this method was between 6th to 8th leaf stage of soybean.

3. Weeding with this method, depressed the number of emergence and dry weight of covered morningglories at mature stage of soybean to 39% and 45% of the case without weeding, respectively. Morningglories emerged around the base of soybean stems survived even with this method.

4. By weeding with this method, the growth of soybean increased and the grain yield of soybean became 213% of the case without weeding.

5. Furthermore, Weeding with this method reduced the lodging of soybean caused by winding of morningglories. These result suggested that our weed control system recovered the soybean production practically.

naturalized morningglory, soybean, inter-ridge herbicide spraying, Key Words:

management vehicle, effect of improvement in yield

本研究の一部は、日本雑草学会平成19年度講演会(2007年4月)及び日本作物学会228回講演会(2009 年9月)にて発表した。 本研究の一部は、(財)日本植物調節剤研究協会「雑草及び植物調節剤に関する研究啓発事業」(2006年 度)及び農林水産省委託プロジェクト研究「担い手の育成に資するIT等を活用した新しい生産システム の開発」(2007、2008年度)により行った。 作物研究部 作物研究部(現西三河農林水産事務所) 作物研究部(現海部農林水産事務所) * ** *** 作物研究部(現企画普及部) 作物研究部(現環境基盤研究部) **** ***** 作物研究部(現尾張農林水産事務所) 作物研究部(現豊田加茂農林水産事務所) ****** ******* (2010.9.24 受理)

(2)

愛知県では西三河地域を中心にダイズ作ほ場におけ る帰化アサガオ類(以下アサガオ類)の発生及び蔓延 が問題となっている。作物研究部が2004年から2006年 にかけて実施した調査等により、西三河地域を中心に 県内各地で発生していることが判明した1,2)。さらに、 2009年現在、県内ほぼ全域で発生が確認され、県内ダ イズ作付ほ場の48.9%で発生していることが確認され た 。アサガオ類の蔓延により、機械作業が阻害される3) 等 の理由からダイズ作付の取り止めや収穫を放棄する1) 事例も生じており、今後安定的なダイズ生産が継続で きなくなるおそれがある。また、ダイズほ場における アサガオ類の発生は、愛知県だけではなく東北以南の 地域において広く確認されており4-6)、全国的にもダイ ズ作における重大な雑草となる可能性がある。 愛知県でのダイズ作は、作付面積のほとんどが転作 作物として作付され、いわゆる「水田作担い手農家」 により担われている。一戸当たりの経営面積は数十ha に及ぶことから、ダイズ栽培では機械化が進み、栽培 全体が機械作業で成り立っている。そのため、アサガ オ類の防除方法についても、機械作業により省力的に 、 。 行えるものでなければ 実用的ではないと考えられる 現在、アサガオ類に対する防除方法についての知見 は少なく、特にほ場内での有効な防除方法はほとんど 。 、 ない状況にある 愛知県ダイズ作の慣行栽培において 主な除草方法は播種後から出芽前に行う土壌処理除草 剤の散布及びダイズ生育期の中耕・培土であるが、共 にアサガオ類への除草効果は低い。また、2005年にダ イズの広葉雑草を対象としてベンタゾン液剤が農薬登 録されたが、種間差はあるものの登録薬量150ml/10a ではアサガオ類への除草効果は不十分である7-11)。 そうした状況の中で、非選択性除草剤であるビアラホ ス液剤及びグルホシネート液剤がダイズ作において 畦「 間処理」の登録がされていたことから、一部の農家で は背負式噴霧器を用いて畦間処理を実施している事例 があったが、作業能率が低く、水田作担い手農家にと って実用的ではない。 そこで、ダイズ作ほ場における乗用管理機を利用した 除草剤畦間処理(以下処理)によるアサガオ類の効率 的防除手法について検討した。その結果、作業能率や 適正な処理時期、除草効果、ダイズの収量改善効果等 について知見が得られたので報告する。

材料及び方法

1 散布器具 K社乗用管理機KPS11の前面に3条用の散布用アタッ チメントを装着して行った(図1 。散布用アタッチメ) ント及び噴口は、2005年及び2006年はM社散布バーにS 社エポックノズル(1頭口 、2007年及び2008年はH社) ( ) 。 散布バーにS社エポックノズルPC 1頭口 を使用した なお、噴口高さは、2005年及び2006年は地上高15cmま たは30cm(表1 、2007年及び2008年は畦間処理の条件) である「作物に薬液がかからないこと」に準じて、事 前に舗装路での散布テストを行い散布幅が条間とほぼ 等しくなるように調整して実施した。 2 薬剤 2005年から2007年はビアラホス液剤、2008年はグル ホシネート液剤を使用した。散布薬量は、200倍に希釈 した薬液を、10a当たりの散布薬液量が100L(農薬登録 上の表記は500ml [希釈水量100L] /10a)となるように 作業速度を調整し、散布した。 3 作業能率の確認 2005年に、表2に示すように作業速度及びタイムス ( ) 、 タディ ほ場内での作業内容毎の時間集計 を計測し ほ場作業量及び有効作業効率を求めた。 4 試験ほ場及び試験区 (1) 試験ほ場の概要 愛知県内のアサガオ類が多発している水田転作ダイ ズ作ほ場で実施した(表1 。ダイズ作付品種は全てフ) クユタカで、条間は40∼80cmであった。発生していた Ipomoea アサガオ類草種は、マルバアメリカアサガオ(

H社アタッチメント

M社アタッチメント

M社散布バー H社散布バー 図1 畦間処理用アタッチメント

(3)

Jacq. var. integriuscula A. Gray)、ホシ

hederacea

Ipomoea triloba Ipomoea

アサガオ( L.)、マメアサガオ(

L.)、マルバルコウ( L.)

Lacunosa Ipomoea coccinea

であったが、主にホシアサガオ及びマルバアメリカア サガオであった。 (2) 処理適期の検討 2005年は、同一ほ場にてダイズ3葉期、7葉期、8 葉期を目安に、それぞれ7月20日、8月1日、8月5 日に処理を行った。また、2006年は、播種期の異なる 近隣の2ほ場(A及びB)にて、Aほ場ではダイズ5 葉期(試験区名A-5L 、6葉期(同A-6L)を目安にそれ) ぞれ7月27日及び7月31日、Bほ場ではダイズ7葉期 (同B-7L)を目安に7月27日に処理を行った(表1 。) なお、試験ほ場の一部に無処理区を設置するととも に、処理後のアサガオ類発生量を調査するため、処理 区の一部に処理直後に雑草を手取りした後発区を設置 した。 (3) 処理効果の検討 先述の(2)のほ場に加え、2007年及び2008年の8月上 ( )。 旬から下旬に延べ6ほ場において処理を行った 表1 試験ほ場の一部に無処理区を設置するとともに、処理 後のアサガオ類発生量の把握及びダイズの収量評価の ため、2007年の1ほ場を除き、処理同日に全ての雑草 を手取りした手取区を設置した。 5 残草量調査 12) アサガオ類の残草量は、方形枠(コドラート)法 によりアサガオ類の面積当たり発生本数及び乾物量を 測定した。それぞれ試験区毎に2反復で調査した。な 、 、 お 2008年のアサガオ類の発生が多かった3ほ場では アサガオ類の発生本数をダイズ株元と条間に分け計測 した。 6 ダイズ生育・収量調査 各試験区について ほ場での達観により0(無)∼5(甚)、 の6段階で倒伏程度を調査し、10個体の主茎長、主茎節 数、分枝数、着莢数を2反復で調査した。また、収量調 査は2m×2条を2反復で行った。収穫後に温室内で自然 乾燥させ脱粒したサンプルは、百粒重測定用に300粒を抜 き取り、残りについて粒径5.5mm以上を選別後、重量を測 定し、百粒重サンプル重量と合算して子実重とした。な お、百粒重、子実重共に含水率15%に換算した。

結果及び考察

1 作業能率 2005年に測定した作業能率について表2に示した。 ほ場面積39a(39m×100m 、作業幅2.1m(条間70cm×3) 条 、作業速度毎秒1.0mにおいて、枕地での旋回及び薬) 液給水等の時間を考慮したほ場作業量は1時間当たり34 a、有効作業効率は44%であった。 現行型のM社散布バーで採用されている散布ノズル 表1 試験ほ場の概要及び処理条件

(4)

(Y社大豆畝間株間用広角除草ノズル)は、加圧1.0Mpa 時に吐出量が毎分5Lであり、薬液希釈水量10a当たり 100L及び条間70cmとすると、理想的な作業速度は毎秒 1.2mとなる。同条件で本機を使用した場合には、ほ場 作業量は1時間当たり40a程度と想定され、1日当たり 3ha程度の作業が可能とみられ、実用的な作業能率を 有すると判断された。 2 処理適期 、 ( ) 、 2005年では 7月20日処理 ダイズ葉齢3.3 に比べ その後の8月1日(同7.4)及び8月5日(同8.5)に 行った処理では、成熟期のアサガオ類の乾物重は大幅 に減少した(表3 。また、後発区の発生本数も少なか) った。また、2006年のAほ場では、7月27日処理(ダ イズ葉齢4.8)と比べ、7月31日処理(同5.9)ではダ イズ成熟期のアサガオ類の残草本数及び乾物重は大幅 に減少した。 一般的に、普通作物の場合、作物の茎葉により地表 面が遮蔽されるまでの期間と除草必要期間は概ね一致 するとされている 。ダイズとアサガオ類についても13) 同様とみられ、処理時期が早過ぎると、処理後に出芽 するアサガオ類の発生量が多いうえ、ダイズの被覆程 度が小さく地表面の遮蔽が少ないことから、アサガオ 、 。 類の生育が抑制されず 残草量が多くなるとみられた これらのことから、ダイズ6葉期以降が処理適期である と考えられた。 一方、処理が遅すぎるとダイズが繁茂した中での作 表2 作業能率 業となり、乗用管理機の車輪によるダイズの押し倒し や散布アタッチメントの持ち上がり等が生じて散布精 、 。 度が低下し その結果著しい薬害が生じる場合がある ダイズの生育状況や条間等によって幅があるが、ダイ ズ8∼9葉期までに処理を実施すべきと考えられた。 なお、2006年の7月27日処理では、Aほ場Bほ場共に ( ) 。 残草量が比較的多く 表3 処理効果が低下していた この処理前に降雨が続いた(図2)ことから土壌水分が 高く維持されていたと推察され、処理効果が気象条件 や土壌条件の影響を受ける可能性が示唆された。 3 処理効果 (1) 処理時のダイズ生育状況 2005年から2008年にかけて行った処理効果の検討に おいて、処理時のダイズ生育状況は、ダイズ葉齢2.6∼ 8.5葉、主茎長16∼41cmと、処理適期より早い生育段階 のものも含まれていた(表1 。) (2) 除草効果 処理区のダイズ成熟期のアサガオ類残草量は、発生 本数が対無処理比39%、乾物重が同45%に抑えられて いた(図3 。また、2008年調査の3ほ場では、処理区) のアサガオ類発生本数のうち、ダイズ株元のものが平 表3 畦間処理の時期と効果 図2 2005及び2006年処理前後の降水量と日照時間 注)↓は各処理区の処理日を表す.

(5)

均で92%を占めていた(データ省略 。なお、後発区及) び取区では、ダイズ成熟期のアサガオ類残草量は、発 生本数が対無処理区比7%、乾物重が同6%とごく少 なかった(データ省略 。) 処理区では無処理区の40%程度の残草が生じている が、後発区または手取区の残草量がごく少ないことか ら、これらのほとんどは処理時に枯死せず残存したも のであると推察された。2008年調査で処理区の残草の ほとんどがダイズ株元にあったことから、除草効果の さらなる向上のためには、ダイズ株元の除草を改善す る必要があると考えられた。しかし、畦間処理という 農薬登録条件ではダイズ株元の薬液散布条件を大幅に 改善することは難しい。2010年7月現在、グルホシネ ート液剤及びビアラホス液剤の後継剤において、畦間 処理より散布条件の制約のゆるい「株間・畦間処理」 、 。 の登録拡大が進められており 早期の実用化が望まれる さらに、ダイズの播種遅れ時等において、本手法の処 理適期以前にアサガオ類が繁茂してしまい、除草作業 の阻害や精度の低下、除草効果の大幅な低下などが生 発生本数 乾物重 図3 畦間処理の除草効果 2005∼2008年調査の9ほ場12区の平均 調査時はダイズ成熟期 0 10 20 30 40 50 畦間除草 無除草 発 生 本 数 本 / ㎡ 0 50 100 150 200 250 畦間除草 無除草 乾 物 重 g / ㎡ じる場合がある。そのため、ダイズ株元の除草効果改 善も含め、新規登録剤や登録拡大、新たな除草手法の 開発が望まれる。 なお、本手法と既存除草技術との体系処理について も検討の余地がある。例えば、ベンタゾン液剤や中耕 ・培土を前処理とし、アサガオ類の生育を抑制した状 態で本手法を利用できれば、除草効果が高まることが 期待できる。今後、このような体系処理を含め新たな 除草手法について検討を進める予定である。 (3) 収量改善効果 ダイズの生育・収量について、主茎長及び主茎節数 は処理の有無による差は認められなかったが、分枝数 及び着莢数が処理により明らかに増加し、百粒重もわ ずかであるが増加し、子実重は大幅に増加し、平均で 対無処理区比213%であった(図4 。また、2007年及) び2008年調査の5ほ場における処理区の子実重は、対 手取区比93%と雑草がほとんど発生していなかった手 取区と同等であった(図5 。また、倒伏程度は、処理) によりアサガオ類の巻き付きや被覆による押し倒しが 軽減されたため軽微となった(図6)。 以上のことから、ダイズの生育条件が生育期間全体 に改善され、その結果、分枝数や収量構成要素である 及び着莢数、百粒重が増加することで、ダイズ収量は アサガオ類の発生がほとんど無い状態である手取区と ほぼ同程度に回復したと考えられた。さらに、コンバ イン収穫における収穫損失の一因である倒伏程度が軽 微となるため、子実重の増加と併せて処理による収量 改善効果は高いと考えられた。 なお、本研究にて示された畦間除草の増収効果の逆 数や無処理区と手取区との対比から、アサガオ類の発 生によるダイズの減収率は、平均40∼50%と推定され た。アメリカ合衆国ではアサガオ類の発生によるダイ ズの減収についての報告は多く、その割合について43 ∼66% や16∼36% 等の報告がある。これらは本研究14) 15) で推定された値と同程度であり、アサガオ類のダイズ への影響について、アメリカ合衆国で既に得られてい 図4 畦間除草によるダイズ生育・収量の改善効果 2005∼2008年調査の9ほ場10区の平均 * *:有 意 差 あ り (p <0.0 1)、 *:有 意 差 あ り (p <0.0 5)、 n.s. :有 意 差 な し ) * *、 *、 n.s .は 無 処 理 区 に 対 す る t 検 定 結 果 0 50 100 150 200 250 主茎長 主茎節数 分枝数 莢数 百粒重 子実重 対 無 処 理 区 比   % ** ** ** * n.s. n.s.

(6)

る知見と愛知県における実態との間に大きな差はない と推察された。 :本研究を実施するに当たり、関係する農林水産 謝辞 事務所農業改良普及課の作物担当者には多大なるご協 力を頂いた。また、快くほ場を提供して頂いた農家の 方々に深く感謝いたします。

引用文献

1. 平岩確,林元樹,濱田千裕,小出俊則.愛知県田畑 輪換水田における帰化アサガオ類の発生状況.愛知農 総試研報.39,25-32(2007) 図6 畦間除草によるダイズ倒伏の軽減効果 倒伏程度は達観による0 :無 ∼ 5:甚 の 6段 階 2005∼2008年調査の9ほ場の12処理区、5手取区 図5 除草の有無による収量水準 2007∼2008年調査の5ほ場平均 異なるアルファベット間に有意差あり(Tukey検定による、p<0.01) 0 50 100 150 200 250 300 350 手取 処理 無処理 子 実 重 g / ㎡ a a b 0 1 2 3 4 5 6 1未満 1以上 2未満 2以上 3未満 3以上 4未満 4以上 5未満 倒伏程度の範囲 試 験 区 数 手取 畦間除草 無処理 2. 徐錫元.愛知県の農耕地における帰化アサガオ類の 発生の現状と脅威.植調.41,17-23(2007) , , , , , 3. 杉浦直樹 市川耕治 横井信之 平岩確 大西浩章 小松勝夫,高橋由美,鈴木博文,坂下健,籾井隆志, 遠山孝通,伊藤幸司,鈴木潤.大豆作の帰化アサガオ 類の被害実態調査.平成21年度広域重点調査研究成績 書.p.1-8.愛知県農業総合試験場.(2010) 4. 福見尚哉,山下幸司.鳥取市の水田地帯におけるア サガオ類の発生と生態.雑草研究.50(別),46-47 (2005) 5. 住吉正,保田謙太郎.暖地大豆作における帰化アサ ガオ類の発生状況と収穫物への種子の混入.平成19年 度九州沖縄農業研究成果情報(2007) 6. 渡邊寛明,澁谷知子,黒川俊二.大豆作およびその 周辺におけるアサガオ類等帰化雑草の発生生態に関す る調査報告書.独立行政法人農業・食品産業技術総合 研究機構中央農業総合研究センター.p.2-17(2009) 7. McClelland M. R., L. R. Oriver, W. D. Mathis

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参照

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