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反核医師の声 2 1面からつづく 核実験が行われ 放射性物質がアメリカ全土を含む かった 集団的自衛権の行使によって 戦争の加害 地球の大気中にばらまかれたことはあまり知られて 者になることの是非が問われている 特に愛知は航 いない 半世紀以上が過ぎ 起こった福島原発事故 空自衛隊の派遣拠点 つまり

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Academic year: 2021

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 発行 核戦争を防止する     兵庫県医師の会  〒 650 - 0024  神戸市中央区海岸通 1-2-31  神戸フコク生命海岸通ビル5F 兵庫県保険医協会内 電 話 078(393)1807 振 替  01130-6-57830

核戦争防止

兵庫医師の声

第 95 号 2016 年冬号

2面へつづく  「第 26 回核戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者のつどい」が 10 月 31 日・11 月1日の両日、 名古屋市内で開催された。全国 31 都道府県から246人の医師・歯科医師・医学生が集まった。兵庫県反 核医師の会からは、武村義人・近重民雄・加藤擁一・川西敏雄・松岡泰夫各運営委員、福田俊明・白岩一心 両先生が参加した。福田先生の参加記を紹介する。  記念講演は、前広島市長の秋葉忠利氏。一貫して 被爆の実相の国内外への普及と核廃絶を訴えてこら れた方だ。世界のジャーナリストを広島・長崎に招 待し、被爆の実相を伝えてもらう「ヒバクシャ・ト ラベル・プログラム」の運営に携わり、1999年

第 26 回反核医師のつどい in 愛知

広島市長に就任。平和市長会議会長を務め、国内外 の約5千の都市が賛同する会へと育てたとのこと。 核のない世界の実現は世論なしで動かすことはでき ない。  特別講演は南海放送のディレクターの伊東英朗 氏。太平洋のマグロ漁場での核実験が始まったのは 広島・長崎への原爆投下のわずか 10 カ月後の昭和 21 年(1946 年)。以降 17 年間に120回以上の

世論の力で核のない世界を

秋葉忠利元広島市長が講演

(左)元広島市長の秋葉忠利氏が核のない世界の実現を訴えた (右)反核医師のつどいには医師・歯科医師・医学生ら 246 人が参加した

感想文

三田市・福田 俊明先生

歴史の岐路に立つ私たち

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1面からつづく 3面へつづく

保団連開催 川内原発視察会

かった。集団的自衛権の行使によって、戦争の加害 者になることの是非が問われている。特に愛知は航 空自衛隊の派遣拠点、つまり加害の拠点であり、軍 事ターゲットでもあると指摘されていた。  「沖縄から戦争法廃止、平和憲法再生を展望する」 という演題で沖縄大学の小林武氏は、いま私たちが 歴史の岐路に立っていること、異論を廃して戦争国 家への道をひた走る政権、沖縄でとくに顕著な政府 の道理のなさと暴力性を訴えておられた。  このつどいに参加させていただいて、安倍首相は、 アメリカと財界に言われたことを、自分の考えもな く実行していることがよく分かった。 核実験が行われ、放射性物質がアメリカ全土を含む 地球の大気中にばらまかれたことはあまり知られて いない。半世紀以上が過ぎ、起こった福島原発事故。 今、過去から学ばなければならないことがあると感 じた。  2日目は、三つの分科会に分かれ、小生は第3分 科会「憲法9条から考える~集団的自衛権」に参加。 「憲法の破壊にあらがう」という題で、弁護士の川 口創氏が講演された。昨年9月の安保関連法成立を 振り返り、6月上旬の憲法審査会で長谷部恭男早稲 田大学教授らの「憲法違反」発言で風向きが変わり、 安保法は違憲、という見解が一般化したことは大き

全国から原発反対・疑問の声を上げよう

 保団連は 11 月 21 日・22 日に鹿児島県・川内原発への公害視察会を開催し、全国から 21 人が参加した。 兵庫県反核医師の会からは、川西敏雄運営委員、白岩一心先生が参加した。白岩先生の参加記を掲載する。

全国から 21 人が参加

 薩摩川内市にある九州電力川内原子力発電所は、 8月 11 日に1号機が、10 月 15 日に2号機が再稼 働し、原発構内を見学した。  昨年は、愛媛県・伊方原発を見学したが再稼働は しておらず、川内原発の原子炉内では、今まさに核 分裂が起こっていることを考えると、強い恐怖を感 じた。あらゆる事故を想定した設備を見学したが、 本当に安全安心な生活と共存可能なのか、不安がよ ぎった。対岸には、原発の非常用電力でもある火力 視察会には 21 人が参加、背後には川内原発が見える

感想文

赤穂郡・白岩 一心先生

兵庫県でも原発の議論を深めよう

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2面からつづく 4面へつづく 県民の力で阻止してほしい。全国からの反対の声や 疑問の声も必要である。  九州電力から多額のお金が地元住民に渡され、住 民の結束が分断されていく。九電、九電と繰り返し 聞くたびに、九電が『宮殿』のような美しい会社の ように聞こえてくる。お金の魔力も恐ろしい。  原発による海の汚染、生態系の変化は、ほとんど 報道されない。川内原発が、もしも事故を起こせば、 偏西風により、放射能が日本列島を縦断する危険性 もあると学んだ。温排水と海の環境破壊、生態系の 変化も、新しく学んでいく必要がある。兵庫県も福 井県の原発銀座の近くにあり、日本海の海洋汚染を 議論しなければならないと思う。  全国各地から集結した先生方のご意見を伺い、と ても勉強になった。環境・公害問題に、今後も積極 的に取り組みたいと思う。 発電所も見ることができた。  今回の視察で一番に学んだことは、原発は、事故 を起こさなくても人間や動物や植物に影響を及ぼし ていることである。原発は、蒸気を冷やすのに海か ら大量の冷却水を取水し、海に高温の排水を大量に 廃棄する。取水でも魚介類が殺されているが、温排 水でも、海水温の上昇による生態系の異変が起こっ ているとのことである。また、事故を起こさなくて も、人体への影響を訴える研究者も多い。多くの研 究者の声も無視できない。  現地に行かないと分からないことが多々ある。避 難路の説明が住民になされておらず、避難路があや ふやで、事故の際は混乱しかねない。火山地帯で地 震の可能性が絶えない南九州に、原発建設や稼働は、 本当に正しい選択なのだろうか? 川内原発では、 3号機建設も予定されているが、これだけは鹿児島

第 18 回近畿反核医師懇談会

核廃絶運動の高まりに目を背ける日本政府

 第 18 回近畿反核医師懇談会が1月 10、11 日の両日、紀三井寺ガーデンホ テルはやしで開催され、23 人が参加し た。関西学院大学法学部教授の冨田宏治 氏が「2016 年核兵器廃絶の展望と課題」 と題して講演した。 (左)近畿各県から23人が 出席し国連の取り組みを学習  冨田氏は、昨年9月に開催した前回の近畿反核医 師懇談会を踏まえて講演した。2015 年NPT(核 不拡散条約)再検討会議では、「核軍縮の領域にお ける民主主義と『法の支配』の確立へ」という到達 がなされるなど、現在の世界の流れは①民主主義、 ②法の支配、③核抑止力への批判、④国際紛争の平 和的解決にあるとした。しかし安倍政権は、①民主 主義の破壊、②立憲主義の破壊、③抑止力に依存し た「戦争法」、④紛争の平和的解決に反する集団的 自衛権行使容認と、4点すべてで世界の流れに逆行 していることが説明された。  冨田氏は、安倍政権が依存している「抑止力」と は、相手の 10 倍とも言われる、敵国を即座に壊滅 させる圧倒的な戦力を保持するものであり、無限の 軍拡に直結し、隣国との間に一触即発の緊張をもた らし、先制攻撃からの泥沼の戦争へとつながること を、アメリカの先制攻撃によるイラク戦争を例に出 して説明した。  最後に冨田氏は、NPT再検討会議後の核兵器

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3面からつづく

〈反核医師の会の 2015 年度(15 年8月~ 16 年 7 月)会費納入をお願いします〉

 反核医師の会は本年も活発に活動してまいります。

 会員の皆様で新年度会費納入がまだの方は納入を

 お願いいたします。

 (納入がまだの方には振り込み用紙を同封しております)

み、大阪府保険医協会の小山高澄先生から大阪反核 平和医療人の会の取り組み、大阪府歯科保険医協会 理事の中村新太郎先生からNPT再検討会議ニュー ヨーク行動と署名活動の経験、京都府保険医協会理 事の飯田哲夫先生から核問題と脱原発の学習会や福 島原発に関する論文の紹介、奈良県保険医協会副理 事長の宮際幹先生から被災者健診への協力やフィー ルドワークが、それぞれ報告された。  なお、今後の活動方針について、①ISの動きや、 移民問題、それらの背景にある核抑止力論に基づく 国際政治の動きについて学習会を開催すること、② 核廃絶を求める国会要請を行うこと、③近畿2府4 県下の各自治体が作成する有事の国民保護計画の把 握の3点が確認された。今後の体制としては引き続 き、責任者は保団連副会長・京都府保険医協会理事 の飯田哲夫先生、企画担当は和歌山県反核医師の会 運営委員の松井和夫先生、事務局は兵庫県保険医協 会が主務を担うことが確認された。  司会を和歌山県反核医師の会運営委員の松井和夫 先生、開会あいさつを保団連会長の住江憲勇先生、 閉会あいさつを保団連副会長・京都府保険医協会理 事の飯田哲夫先生が務めた。 廃絶を求める国連 総会での決議を紹 介した。日本が提 案した「核兵器全 面廃絶への共同行 動 」 は 166 カ 国 の賛成を得たが、 法的拘束力を持た ず、内容が年々後 退しており、安倍 政権の姿勢が表れ ているとした。また、オーストリア提案の「核兵器 禁止・廃絶の人道の誓約」、南アフリカ提案の「核 兵器のない世界のための道徳的な責務」、新アジェ ンダ連合提案の「核軍備撤廃の約束履行の加速」は、 いずれも圧倒的多数の賛成により採択されている が、日本政府はいずれも棄権しており、核廃絶に後 ろ向きな姿勢が表れていると紹介した。  各会の交流では、和歌山県反核医師の会運営委員 の松井和夫先生から広島市と和歌山市の「国民保護 計画」の紹介、兵庫県反核医師の会運営委員の加藤 擁一先生から大阪大学OB・OG9条の会の取り組 冨田宏治関西学院大学教授が講演

「兵庫医師の声」では会員の方からの記事の投稿や企画の提

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Tel.078-393-1807、Fax.078-393-1820、または kuriyama-h@doc-net.or.jp

兵庫県反核医師の会担当事務局 栗山まで

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参照

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