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資料4-2

総合評価落札方式マニュアル

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目 次

1.総合評価落札方式に関する解説 ··· 1

1.1 形式の選定 ··· 1

1.2 評価項目・評価基準・加算点の設定 ··· 5

1.3 学識経験者への意見聴取 ··· 18

1.4 公告文書 ··· 19

1.5 技術提案の審査と評価値の算出 ··· 22

1.6 低入札工事のチェック ··· 35

1.7 総合評価落札方式申請書類の様式例 ··· 37

2.総合評価落札方式に関する法令・通達など ··· 43

① 工事に関する総合評価落札方式の実施について ··· 44

② 公共工事の品質確保の促進に関する法律 ··· 56

③ 公共工事の品質確保の促進に関する施策を総合的に推進するための基本的な方針について ·· 59

④ 農業農村整備事業工事等の今後の取組方針について ··· 64

⑤ 「地方農政局中間技術検査実施要領・実施細則」について ··· 69

⑥ 工事に関する総合評価落札方式の実施に伴う事務手続きについて ··· 70

⑦ 工事に関する総合評価落札方式の実施に伴う事務手続きの運用について ··· 76

⑧ 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律··· 78

⑨ 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律施行令 ··· 82

⑩ 公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針 ··· 89

⑪ 低入札価格調査対象工事に係る品質確保等の対策について ··· 98

⑫ 低入札価格調査対象工事に係る対策ついて ··· 100

⑬ 緊急公共工事品質確保対策について ··· 101

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1.1 型式の選定基準

■ 事例① ○○県の事例 上表では、工事の技術的難易度を「易」、「普通」、「難」の 3 段階に分け、各段階に適用される工種が 示されています。次に、下表では段階ごとに工事規模から型式を選定します(下表)。

型式の選定基準は、工事の内容、規模、難易度、金額などから設定されています。

総合評価落札方式に関する事例集

現マニュアル案

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■ 事例② ○○県の事例

事例①とほぼ同じ流れで型式を選択しますが、現場条件に応じて型式を変更する場合の具体的な考 え方が図示されています。また、6 千万円未満の小規模工事に対しては、加算点を低く設定した簡易 2 型 が用意されています。

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■ 事例③ ○○県の事例

この事例も先の 2 事例と同様の手順で型式を選択しますが、型式と同時に加算点も設定できるような選 定表になっています。同じ型式であっても工事規模によって異なる加算点が適用さているのが特徴です。

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(8)

1.2 評価項目・評価基準・加算点の設定

■ 特別簡易型の一般的な事例 企業の施工実績、配置予定技術者の能力、地域貢献、地理的条件が挙げられています。

評価項目・評価基準は、各事例間の差はほとんど見られませんが、一部では自治体の

事情に応じたものも見られます。また、各評価項目の配点は自治体によって様々です。

評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 企 業 の 施 工 実 績 過去10年間における同種工 事の施工実績の有無 国または当該県発注で同種業務の実績あり 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 県発注工事の過去5年間の 工事成績評定の平均点 80点以上 2.0 2.0 70点以上80点未満 1.0 70点未満 0.0 過去3年間における優良工事 表彰・安全管理優良請負者 表彰等の有無 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 労働安全衛生・品質管理・環 境マネジメントシステムの取組 状況等 COHSMSの評価、OHSAS18001、ISO9001またはISO14001の認 証のうちいずれか2以上を取得済み 1.0 1.0 上記以外 0.0 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 主任(監理)技術者の保有す る資格及び継続教育 推奨単位数を満たしている技術士又は1級土木施工管理技士を 配置している 3.0 3.0 技術士(一級建築士)を配置している、または、継続教育で必要 単位数を満たしている1級土木施工管理技士を配置している。 2.0 1級土木施工管理技士 1級建築施工管理技士 (建築工事の場合)を配置している 1.0 上記以外 0.0 過去10年間における主任(監 理)技術者としての施工経験 の有無 国又は当該県発注で同種工事の実績あり 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 過去3年間における優良工事 技術者表彰の有無 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 地 域 貢 献 県産資材の活用 提示した資材の全てについて70%以上の県産資材の活用が見ら れる 2.0 2.0 上記以外 0.0 災害協定締結の有無 県又は市町村と災害協定を締結している 1.0 1.0 上記以外 0.0 地理的 条件 地域内における本店の 所在地有無 本店あり 1.0 1.0 上記以外 0.0

(9)

■ 簡易型の一般的な事例 前の特別簡易型の評価項目に加え、「簡易な施工計画」が挙げられています。 評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 企 業 の 施 工 実 績 過去10年間における同種 工事の施工実績の有無 国または当該県発注で同種業務の実績あり 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 県発注工事の過去5年間 の工事成績評定の平均点 80点以上 2.0 2.0 70点以上80点未満 1.0 70点未満 0.0 過去3年間における優良 工事表彰・安全管理優良 請負者表彰等の有無 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 労 働 安 全 衛 生 ・ 品 質 管 理・環境マネジメントシステ ムの取組状況等 COHSMSの評価、OHSAS18001、ISO9001またはISO14001の認証の うちいずれか2以上を取得済み 1.0 1.0 上記以外 0.0 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 主任(監理)技術者の保有 する資格及び継続教育 推奨単位数を満たしている技術士又は1級土木施工管理技士を配置 している 3.0 3.0 技術士(一級建築士)を配置している、または、継続教育で必要単位 数を満たしている1級土木施工管理技士を配置している。 2.0 1級土木施工管理技士 1級建築施工管理技士 (建築工事の場合)を配置している 1.0 上記以外 0.0 過去10年間における主任 (監理)技術者としての施 工経験の有無 国又は当該県発注で同種工事の実績あり 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 過去3年間における優良 工事技術者表彰の有無 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 地 域 貢 献 県産資材の活用 提示した資材の全てについて70%以上の県産資材の活用が見られる 2.0 2.0 上記以外 0.0 災害協定締結の有無 県又は市町村と災害協定を締結している 1.0 1.0 上記以外 0.0 地域内における本店の 所在地有無 本店あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 簡 易 な 施 工 計 施工計画の実施手順 工事の手順が適切であり、工夫が見られる 3.0 3.0~1.0 工事の手順が適切であるが、工夫が見られない 0.0 工期設定の適切性 各工程の工期が適切であり、大幅な工期短縮が見られる(○日 以上) 3.0 3.0 各工程の工期が適切であり、工期短縮が見られる(○日以上) 1.0 各工程の工期が適切である 0.0 施工上の課題への的確 課題への対応が現地条件(地形、地質、環境、地域特性等)を踏ま えており、安全対策等の工夫がある 6.0 6.0~2.0

特別簡易型に同じ

地理的 条 件

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■ 標準型・高度技術提案型の一般的な事例 前の特別簡易型の評価項目に加え、「企業の高度な技術力」が挙げられています。 評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 企 業 の 施 工 実 績 過去10年間における同種 工事の施工実績の有無 国または当該県発注で同種業務の実績あり 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 県発注工事の過去5年間 の工事成績評定の平均点 80点以上 2.0 2.0 70点以上80点未満 1.0 70点未満 0.0 過去3年間における優良 工事表彰・安全管理優良 請負者表彰等の有無 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 労 働 安 全 衛 生 ・ 品 質 管 理・環境マネジメントシステ ムの取組状況等 COHSMSの評価、OHSAS18001、ISO9001またはISO14001の認証の うちいずれか2以上を取得済み 1.0 1.0 上記以外 0.0 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 主任(監理)技術者の保有 する資格及び継続教育 推奨単位数を満たしている技術士又は1級土木施工管理技士を配置 している 3.0 3.0 技術士(一級建築士)を配置している、または、継続教育で必要単位 数を満たしている1級土木施工管理技士を配置している。 2.0 1級土木施工管理技士 1級建築施工管理技士 (建築工事の場合)を配置している 1.0 上記以外 0.0 過去10年間における主任 (監理)技術者としての施 工経験の有無 国又は当該県発注で同種工事の実績あり 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 過去3年間における優良 工事技術者表彰の有無 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 地 域 貢 献 県産資材の活用 提示した資材の全てについて70%以上の県産資材の活用が見られる 2.0 2.0 上記以外 0.0 災害協定締結の有無 県又は市町村と災害協定を締結している 1.0 1.0 上記以外 0.0 地域内における本店の 所在地有無 本店あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 企 業 の 高 度 な 技 術 力 総合的なコストの縮減 ライフサイクルコストその他コストに関する提案内容の定性評 価及び提案数値の定量評価を、優・良・可の 3 段階で評価する。 25.0 25.0 工事目的物の性能・機能 の向上 性能・機能向上に関する提案内容の定性評価及び提案数値の定量 評価を、優・良・可の 3 段階で評価する。 社会的要請 交通規制日数の短縮等の提案数値を定量評価し、優・良・可の 3 段階で評価する。

特別簡易型に同じ

地理的 条 件

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■ 簡易型・標準型・高度技術提案型において配置予定者へのヒアリングを行う場合の事例 評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 ( ヒ ア リ ン グ ) 技術者の専門技術力 ・関連分野における施工経験や知 識量 ・担当工事における主体性、創意 工夫の取組等 実績として挙げた工事の担当分野に中心的・主体的に参画し、 創意工夫等の積極的な取組が確認できる 4.0 4.0 実績として挙げた工事の担当分野において適切な工事管理を 行ったことが確認できる 2.0 その他 0.0 当該工事の理解度・取組姿勢 ・当該工事の施工上の課題や問題 点等の理解度 ・課題への対応に関する技術的な 裏付け ・疑問点等に対する質問等の積極 性等 当該工事について適切に理解した上で、施工上の提案等積極 的な取組姿勢が見られる 4.0 4.0 当該工事について適切に理解している 2.0 その他 0.0 技術者のコミュニケーション能 力 質問に対する応答が明快、かつ迅速である 2.0 2.0 その他 0.0

(12)

■ 事例① 農林水産省農村振興局の通達

国営土地改良事業における簡易型の評価項目と評価基準です。簡易な施工計画の評価基準に「不適 格な場合」は「欠格」とするとされています。

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■ 事例② ○○県の事例

(14)
(15)

■ 事例③ ○○県の事例

(16)

■ 事例④ ○○県の事例

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■ 事例⑤ 簡易型の「簡易な施工計画」の技術課題の事例 簡易型の「簡易な施工計画」の技術課題として技術提案を求める主な事項は以下の通りです。一般に は、これらの項目から、工事の内容に応じて 1 項目~2 項目が技術的課題として選ばれます。 ① 施工計画の実施手順 ② 工期設定の適切性 ③ 施工上の課題への的確性 ④ 品質の確認方法 (1)施工計画の実施手順 表-1 「施工計画の実施手順」に関する技術課題(例) 項 目 課題事例

原形復旧の方法

水田部を借地し仮設用地(進入路及び埋戻し土仮置場)として使

用するが、その復旧にあたり重要と思われる事項を記載すること。

片押し施工の方法

既設水路部への配管は、水路内に設置した軌条により台車で運搬

し、片押し施工により配管することとなるが、この場合重要と思われ

る事項について記載すること。

用水の切り替え施工

本工事では、用水期間中であることから既設水路により仮廻しを行

うこととするが、この切り替えに伴う断水期間は3日間しかない。この

ため着実な施工を行うために重要であると思われることを記載する

こと。

複数の立坑を要する推進工

推進工は6箇所の立坑により施工することとしているが、実施手順に

おいて重要と思われる事項を記載すること。

(2)工期設定の適切性 表-2 「工期設定の適切性」に関する技術課題(例) 項 目 課題事例

本工事の到達立坑側の工事用道路は関連工事で造成したものを

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(3)施工上の課題への的確性 表-3 「施工上の課題への的確性」に関する技術課題(例) 項 目 課題事例 安 全 管 理 鋼矢板の施工(切梁式 の安全施工) ライナープレート土留工(切梁式)の施工において、安全確保の面から重 要と思われる事項について記載すること。 斜面部施工の 安全管 理 斜面部の鋼管布設において、安全確保の面から重要と思われる事項につ いて記載すること。 家屋隣接部における工 事の安全対策 家屋隣接部における安全対策について、特に重要と思われる事項につい て記載すること。 河川区域内工事 河川区域内において仮締切施工中に洪水が発生した場合、作業員・資機 材の安全に係る重要と思われる事項について記載すること。 騒 音 ・ 振 動 鋼矢板の施工 (騒音・振動対策) 鋼矢板の打設やコンクリート構造物の取壊し作業によって、近隣住宅に影 響を及ぼすことのないよう、騒音基準を85dB、振動基準を75dB に定めて いるが、施工にあたって重要であると思われる事項について記載すること。 コンクリート構造物の破 砕撤去 (騒音・振動対策) 既設水路(コンクリート構造物)の取壊し作業にあたっては、近隣住宅に影 響を及ぼすことのないよう、騒音基準を 85dB、振動基準を 75dB に定めて いるが、施工上重要と思われる事項について記載すること。 地 下 水 低 下 ウェルポイント工に伴う 地下水位の低下対策 ウェルポイントを施工する場合は、地下水位の低下による周辺家屋の沈下 防止に十分配慮しながら行う必要があるが、この場合重要であると思われ る事項について記載すること。 そ の 他 軟弱地盤部施工 軟弱地盤部を地盤改良する際に重要と思われる事項について記載するこ と。 推進工の施工管理(曲 線推進を含む) 推進工の施工にあたり、施工管理について重要と思われる事項を記載す ること。 JR線横断部の施工 本工事区間においてJR線を推進工で横断することから、施工による影響 を最小限に抑える必要があるが、施工にあたって重要であると思われる事 項について記載すること。 既設水路取り壊し工 橋梁下での既設水路の取り壊しにおいて、重要であると思われる事項を記 載すること。 3連鉄筋コンクリートフリ ュームの施工 3連鉄筋コンクリートフリュームの施工において、重要であると思われる事項 を記載すること。 表面被覆工 表面被覆工はポリマーセメントモルタルの塗布によるが、この場合重要と思 われる事項を記載すること。 築堤工 築堤工の埋戻しにあたって、漏水がおこらないように十分な締固めが出来 るよう、重要と思われる事項について記載すること。 ひび割れ補修工 ひび割れ部分の充填工及び注入工を施工する際に重要と思われる事項 を記載すること。

(19)

(4)品質の確保方法 表-4 「品質の確保方法」に関する技術課題(例) 項 目 課題事例 コンクリートの 品質管理 コ ン ク リ ー ト の 品 質 管理 分水工及び呑口工、整流部及び門柱部のコンクリート打設にあたり、 品質確保及び施工管理方法について重要と思われることを記載する こと。 コ ン クリ ート 構 造 物 における止水処理 施工箇所は地下水位が高いため、地下埋設となるコンクリート構造物 (1 号空気弁、2 号空気弁)の各室への浸水を防止するために防水 処理を施すこととしているが、その施工にあたって重要であると思わ れる事項を記載すること。 ポリマーセメントモル タルの品質管理 ポリマーセメントモルタルの品質確保及び施工管理方法について重 要と思われる事項を記載すること。 埋戻土の 品質管理 管底部埋戻工にお ける品質管理 管底部について、空隙または締固め不十分の箇所が生じない様、重 要と思われることを記載すること。 埋 戻に お け る 締固 度の管理 埋戻にあたっては、締固度 85%以上となるように締固めることとして いるが、施工管理にあたって、重要であると思われる事項を記載する こと。 鋼管の 溶接・塗装 鋼 管布 設 にお け る 溶 接 ・ 塗 装 の 品 質 管 理 ( 特 に 斜 面 部 の品質確保) 斜面部に鋼管を布設する際の溶接、継手塗装の品質確保及び施工 管理方法について重要と思われる事項について記載すること。 推進管の 品質管理 推進工の曲線推進 推進工において R=500mの曲線推進を計画している。この曲線推進 の施工管理・品質管理にあたり重要であると思われる事項を記載す ること。

(20)

■ 事例⑥ 「高度な技術力」の技術課題の事例 標準型及び高度技術提案型を採用する場合に技術提案として求めることとなる「企業の高度な技術 力」の評価細目は、一般的に以下の項目です。工事内容によりますが、以下の中から2項目程度を選択し ている事例が一般的です。 ① 総合的なコストの縮減に関する事項 ライフサイクルコスト、その他 ② 工事目的物の性能、機能の向上に関する事項 初期性能の持続性、耐久性・強度・美観の向上等 ③ 社会的要請に関する事項 環境の維持、交通の確保、特別な安全対策、省資源又はリサイクル対策 ④ 提案を実現するための施工計画(必要に応じて) このうち、「③社会的要請に関する事項」の事例を以下に示します。 表-5 「高度な技術力(社会的要請)」に関する技術課題(例) 項 目 課題事例 騒音・振動 鋼矢板護岸水路において、騒音振動の発生を抑制する工法を提案すること。 ・騒音レベルの目標値85dB以下 ・振動レベルの目標値75dB 以下 振動 トンネル及び管水路工において、振動発生の抑制可能な発破掘削工法を提案す ること。 騒音・振動・施工日数 鉄筋コンクリート大型フリューム水路建設に当たり、騒音・振動レベルを目標値以下とす る工法を提案すること。また、施工日数を標準日数以下となるような施工方法を 提案すること。 ・騒音レベルの目標値85dB以下 ・振動レベルの目標値75dB以下 ・県道横断部○○m 区間の施工日数○○日以下 安全対策 河川の護岸捨石工、法面保護工において、以下の事柄につき提案すること。 ①漁船航行時の安全対策 ②作業を行う捨石運搬船の安全対策 管路工(FRPM)において、以下の事柄につき提案すること。 ①片側通行規制区間における安全対策 ②道路交差部における通行確保対策及び安全対策 施工日数 管路工(鋼管)において、以下の事柄につき提案すること。 ・ 発注者の定める特定区間(○○市道横断部等全区間L=○○m)の施工日 数が 185 日以下 通行止め規制 排水路改修に伴い、交通止めをし橋梁の架け替えを行う通行止を実施するが、 規制日数を少なくする工夫を提案すること。

(21)

1.3 学識経験者への意見聴取

■ 国土交通省国土技術政策総合研究所が平成17年4月に実施したアンケート調査によれば、学識経 験者に意見を伺った内容は以下のとおりです。 出典:公共工事における総合評価方式活用検討委員会(第2回),参考資料2-3より 全地方公共団体(都道府県、政令市、市町村)に対して、総合評価落札方式の導入状況についてア ンケート調査を実施。回答率は94.4% 図 学識経験者への意見聴取内容の調査結果の一例 ■ 意見聴取に際しては、以下のような資料を用意しています。 落札者決定基準の決定時  工事概要書  工事説明図 施工に掛かる技術提案の評価  総合評価に関する評価調書  技術資料評価表  簡易な施工計画評価表

意見聴取の手法は、市町村が単独で委員会を設置する方法、複数の市町村が共同で設置

する方法、都道府県の委員会を利用する方法などがあります。

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1.4 公告文書

特別簡易型の場合の入札公告の事例 地方自治法(昭和22 年法律第67 号)第234 条第1 項の規定により、平成20 年度○○地区中山間地 域総合整備事業第○工区工事の請負について、一般競争入札を次のとおり行う。 なお、この入札は○○県電子入札システム(以下「電子入札システム」という。)により執行する。 平成○○年○○月○○日 ○○県知事 ○○ ○○ 1 入札書の受付期間、開札場所及び開札日時 (1)入札書の受付期間 (略) (2)入札書の受付時間(略) (3)開札場所 (略) (4)開札日時 (略) 2 入札に付する事項 (1)工事名(略) (2)工事の場所(略) (3)工事の概要(略) (4)工期(略) (5)予定価格(略) (6)落札方式 本工事は、入札時に価格以外の要素と価格を総合的に評価して落札者を決定する特別 簡易型総合評価落札方式の工事である。 3 入札参加者の資格 次に掲げる要件を全て満たすものであること。 (1)○○県財務規則(昭和○○年○月県規則第○号。以下「規則」という。)第○○条第○項の競争入 札参加資格者名簿に登載されている者であるとともに、本工事の入札において、他の事業共同組合 の構成員になっていないこと。 (2)土木一式工事において、B 等級又はC 等級に格付されていること。 (3)土木一式工事において、C 等級に格付されている者にあっては、○○県から受注して平成○○年 度に完成した土木一式工事に関する工事成績評定点について、○○点未満のものがなく、かつ平均 点が○○点以上であること。 (4)○○に主たる営業所(建設業法第○第条○号による経営業務の管理責任者を置く営業所に限る。) を有すること。 (5)1 級若しくは2 級の土木施工管理技士又はこれと同等以上の資格を有する主任技術者を対象工事 に配置できるとともに、現場代理人を常駐で配置できること。なお、現場代理人、主任技術者は兼 務できるものである。 (6)健康保険及び厚生年金保険に加入していること。ただし、個人事業所でかつ従業員が4人以下であ るため等により適用が除外される場合を除く。 (7)○○県競争入札参加資格者指名停止要網に基づく指名停止措置を受けていないこと。

公告文書には、当該案件が総合評価落札方式であること、評価の方法、評価項目、評価

基準等が明記されています。

(23)

4 総合評価落札方式に関する事項 (1)総合評価を行う事由 当該工事は、技術的な工夫の余地が小さい一般的な工事であるが、発注者の指示する仕様に基 づき、適切で確実な施工を確保できる技術力を保有しているか確認する観点から、企業及び配置 予定技術者の技術的能力に関する技術資料を求め、その内容と価格とを総合的に評価するもので ある。 (2)総合評価に関する基準 下表の評価項目及び評価基準に基づき加点する。 1)企業の施工実績

(24)

(3)総合評価の方法 総合評価は、除算方式で行う。 即ち、標準点(100 点)と入札者の申込みに係る上記により得 られた加算点(最大10 点)の合計を当該入札者の入札価格で除して得た数値(以下「評価値」とい う。)をもって行う。 (4)入札参加者の欠格 技術資料を提出しない者及び技術資料に虚偽の記載をした者は、前記「3 入札参加者の資格」に 掲げる要件を満たすものであっても、本入札の参加資格を失う。 (5)落札者の決定方法 入札参加者は、価格、技術資料をもって申込みをし、次の各要件に該当する者のうち、評価値 の最も高い者を落札者とする。 イ 入札価格が予定価格の制限の範囲内にあること。なお、予定価格は、設計図書に基づき算 出し、総合評価管理費は含まない。 ロ 評価値が、標準点と加算点配点(満点)の和を予定価格で除して得た数値(以下「基準評価 値」という。)を下回らないこと。 5 契約条項を示す場所、事務を担当する部局等 (略) 6 入札参加資格の確認等 入札への参加を希望する者は、入札参加者の資格を確認できる書類及び総合評価に係る技術資料を、次 に掲げる期間内に、電子入札システムにより提出するものとする。 (1) 受付期間 (略) (2) 受付時間 (略) 7 入札保証金及び契約保証金 (1) 入札保証金 (略) (2) 契約保証金 (略) 8 その他 (1)この入札は、○○県建設工事等低入札価格調査制度実施要網第3 条の規定に基づき低入札価格調査 制度を適用する。 (2) (1)により低入札価格調査制度を適用する工事であって、専任の監理技術者の配置が義務付けられ ている工事において、調査基準価格を下回った価格をもって契約する場合には、監理技術者とは別 に同等の要件を満たす技術者の配置を求めることがある。 (3)詳細については入札説明書による。

(25)

1.5 技術提案の審査と評価値の算出

(1)技術提案の審査の方式

技術提案の審査は、各評価項目に基づいて各社の技術提案を点数化していきます。評点の合計を加 算点に換算し、価格に関する評価を加えて評価値を算定することで落札業者が決定されます。ここでは、 現在、各省庁や地方自治体において採用されている加算点の算定方法についての事例を紹介します。 表-6 評価基準の評点の満点が40点、加算点の満点を30点とした場合の加算点の計算例 業者 評点 合計 一位満点方式 素点計上方式 一位満点方式・最下位 0 点方式 A 社 25 30×25/25 = 30.00 30×25/40 = 18.75 30×(25-15)/(25-15)= 30.00 B 社 15 30×15/25 = 18.00 30×15/40 = 11.25 30×(15-15)/(25-15)= 00.00 C 社 20 30×20/25 = 24.00 30×20/40 = 15.00 30×(20-15)/(25-15)= 15.00 D 社 18 30×18/25 = 21.60 30×18/40 = 13.50 30×(18-15)/(25-15)= 09.00

(2)計算例

以下の条件での計算例を次ページより示します。 表-7 計算例で想定する条件 計算例① 特別簡易型 計算例② 簡易型 計算例③ ②に施工体制を確認する場合 予定価格 100,000 千円 500,000 千円 500,000 千円 評点の合計 30 点 40 点 40 点 加算点の配点 10 点 30 点 30 点 加算点の算出方法 一位満点方式・素点計上 方式の2ケース 一位満点方式・素点計上 方式の2ケース 一位満点方式 施工体制の確認 行わない 行わない 行う 評価値の算定方式 除算方式・加算方式の両 ケース 除算方式・加算方式の両 ケース 除算方式・加算方式の両ケ ース

技術提案を審査し評価値を算出する流れについて、方式ごとの事例と計算例を示します。

また、除算方式と加算方式の違いを試算した資料を参考に添付します。

(26)

■ 計算例①:特別簡易型 本事例では、評価値の順位では、一位満点方式と素点計上方式は同じ結果となっています。除算方 式と加算方式を比較すると、加算方式においては技術提案の評価(加算点)が最も高い A 社の評価値が 最も高く、除算方式においては加算点では A 社に劣るものの価格面で優れる B 社の評価値が最も高くなっ ています。 1) 技術提案の審査 評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 審査結果 A社 B社 C社 企 業 の 施 工 実 績 過去10年間の同種工事 の施工実績の有無 国または当該県発注で同種業務の実績あり 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 県発注工事の過去5年 間の工事成績の平均点 80点以上 2.0 2.0 2.0 2.0 70点以上80点未満 1.0 1.0 70点未満 0.0 過去3年間の優良工事 や安全管理の表彰経験 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 労働安全衛生・品質管 理・環境マネジメント システムの取組状況等 の取組状況

COHSMS の 評 価 、 OHSAS18001 、 ISO9001 ま た は ISO14001の認証のうちいずれか2以上を取得済み 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 小計 6.0 5.0 6.0 4.0 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 主任(監理)技術者の 保有する資格及び継続 年数 推奨単位数を満たしている技術士または1級土木 施工管理技士を配置している 3.0 3.0 3.0 3.0 技術士(1級建築士)を配置している、または、継 続教育で必要単位数を満たしている1級土木施工 管理技士を配置している 2.0 2.0 1級土木施工管理技士 1級建築施工管理技士(建築工事の場合)を配置 1.0 上記以外 0.0 過去10年間における主 任(監理)技術者とし ての施工経験の有無 国または当該都道府県で同種工事の実績あり 2.0 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 過去3年間の優良工事 技術者表彰の有無 国または当該都道府県の組織からの表彰の実績有 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 小計 6.0 6.0 4.0 3.0 地 域 貢 献 都道府県産資材の活用 提示した資材の全てについて 70%以上の都道府県 産資材の活用が見られる 2.0 2.0 2.0 2.0 上記以外 0.0 0.0 災害協定締結の有無 都道府県または市町村と災害協定を締結している 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 小計 3.0 3.0 2.0 1.0 地理的 条件 地域内における本店の 所在地有無 本店あり 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 小計 1.0 1.0 1.0 0.0 合 計 16.0 15.0 13.0 8.0

(27)

2) 落札者の判定 ①一位満点方式 + 除算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 15.0 13.0 8.0 技術提案の加算点(B) 一位満点方式:最高得点者に 30 点を与え、それ以外の者には 評点に応じて按分 10.0 8.7 5.3 標準点(C) 一律100点 100.0 100.0 100.0 技術評価点(D) B+C 110.0 108.7 105.3 入札金額(E) (千円) 74,000 73,000 71,000 評価値 D/E(百万円) 1.486 1.489 1.484 判定 最高得点者 2 1 3 ②一位満点方式 + 加算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 15.0 13.0 8.0 技術提案の加算点(B) 一位満点方式:最高得点者に 30 点を与え、それ以外の者には 評点に応じて按分 10.0 8.7 5.3 入札金額(C) (千円) 74,000 73,000 71,000 価格評価点(D) 100×(1-C/予定価格) 26.0 27.0 29.0 評価値(E) B+D 36.0 35.7 34.3 判定 最高得点者 1 2 3 ③素点計上方式 + 除算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 15.0 13.0 8.0 技術提案の加算点(B) 素点計上方式:評点の合計を加算点に応じて比例配分 9.4 8.1 5.0 標準点(C) 一律100点 100.0 100.0 100.0 技術評価点(D) B+C 109.4 108.1 105.0 入札金額(E) (千円) 74,000 73,000 71,000 評価値 D/E(百万円) 1.478 1.481 1.479 判定 最高得点者 3 1 2 ④素点計上方式 + 加算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 15.0 13.0 8.0 技術提案の加算点(B) 素点計上方式:評点の合計を加算点に応じて比例配分 9.4 8.1 5.0 入札金額(C) (千円) 74,000 73,000 71,000 価格評価点(D) 100×(1-C/予定価格) 26.0 27.0 29.0 評価値(E) B+D 35.4 35.1 34.0 判定 最高得点者 1 2 3

(28)

■ 計算例②:簡易型 一位満点方式では、除算・加算方式ともに技術評価(加算点)が最高の A 社の評価値が最も高くなって います。しかし、素点計上方式では評価値が最も高い業者が除算方式と加算方式で異なっています。除 算方式において技術評価は最下位ながらも価格面に優れる C 社の評価値が最も高くなっています。 1) 技術提案の審査 評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 審査結果 A社 B社 C社 企 業 の 施 工 実 績 過去10年間の同種工事 の施工実績の有無 国または当該県発注で同種業務の実績あり 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 上記以外 0.0 県発注工事の過去5年 間の工事成績の平均点 80点以上 2.0 2.0 2.0 2.0 70点以上80点未満 1.0 1.0 70点未満 0.0 過去3年間の優良工事 や安全管理の表彰経験 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 労働安全衛生・品質管 理・環境マネジメント システムの取組状況

COHSMS の 評 価 、 OHSAS18001 、 ISO9001 ま た は

ISO14001の認証のうちいずれか2以上を取得済み 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 小計 6.0 5.0 6.0 4.0 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 主任(監理)技術者の 保有する資格及び継続 年数 推奨単位数を満たしている技術士または1級土木 施工管理技士を配置している 3.0 3.0 3.0 3.0 技術士(1級建築士)を配置している、または、継 続教育で必要単位数を満たしている1級土木施工 管理技士を配置している 2.0 2.0 1級土木施工管理技士 1級建築施工管理技士(建築工事の場合)を配置 1.0 上記以外 0.0 過去10年間における主 任(監理)技術者とし ての施工経験の有無 国または当該都道府県で同種工事の実績あり 2.0 2.0 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 過去3年間の優良工事 技術者表彰の有無 国または当該都道府県の組織からの表彰の実績有 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 小計 6.0 6.0 6.0 3.0 地 域 貢 献 都道府県産資材の活用 提示した資材の全てについて70%以上の都道府県 産資材の活用が見られる 2.0 2.0 2.0 2.0 上記以外 0.0 0.0 災害協定締結の有無 都道府県または市町村と災害協定を締結している 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 小計 3.0 3.0 2.0 1.0 地理的 条件 地域内における本店の 所在地有無 本店あり 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 小計 1.0 0.0 1.0 0.0 簡 易 な 施 工 計 画 施工計画の実施手順 工事の手順が適切であり、工夫が見られる 3.0 3.0~1.0 3.0 2.0 2.0 工事の手順が適切であるが、工夫が見られない 0.0 工期設定の適切性 各工程の工期が適切であり、大幅な工期短縮が見 られる(○日以上の短縮) 3.0 3.0 3.0 3.0 各工程の工期が適切であり、工期短縮が見られる (○日以上の短縮) 1.0 1.0 各工程の工期が適切である 0.0 施工上の課題への 的確性 課題への対応が現地条件(地形、地質、環境、地域 特性等)を踏まえており、安全対策等の工夫がある 8.0 8.0~2.0 6.0 2.0 4.0 適切であるが工夫が見られない 0.0 品質の確認方法 品質の確認方法が適切であり、工夫が見られる 3.0 3.0~1.0 3.0 3.0 2.0 上記以外 0.0 小計 17.0 13.0 10.0 11.0 合 計 33.0 27.0 24.0 19.0

(29)

2) 落札者の判定 ①一位満点方式 + 除算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 27.0 24.0 19.0 技術提案の加算点(B) 一位満点方式:最高得点者に 30 点を与え、それ以外の者には 評点に応じて按分 30.0 26.7 21.1 標準点(C) 一律100点 100.0 100.0 100.0 技術評価点(D) B+C 130.0 126.7 121.1 入札金額(E) (千円) 429,000 422,400 402,600 評価値 D/E(百万円) 0.303 0.300 0.301 判定 最高得点者 1 3 2 ②一位満点方式 + 加算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 27.0 24.0 19.0 技術提案の加算点(B) 一位満点方式:最高得点者に 30 点を与え、それ以外の者には 評点に応じて按分 30.0 26.7 21.1 入札金額(C) (千円) 429,000 422,400 402,600 価格評価点(D) 100×(1-C/予定価格) 14.2 15.5 19.5 評価値(E) B+D 44.2 42.2 40.6 判定 最高得点者 1 2 3 ③素点計上方式 + 除算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 27.0 24.0 19.0 技術提案の加算点(B) 素点計上方式:評点の合計を加算点に応じて比例配分 24.5 21.8 17.3 標準点(C) 一律100点 100.0 100.0 100.0 技術評価点(D) B+C 124.5 121.8 117.3 入札金額(E) (千円) 429,000 422,400 402,600 評価値 D/E(百万円) 0.290 0.288 0.291 判定 最高得点者 2 3 1 ④素点計上方式 + 加算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 評点の合計(A) 27.0 24.0 19.0 技術提案の加算点(B) 素点計上方式:評点の合計を加算点に応じて比例配分 24.5 21.8 17.3 入札金額(C) (千円) 429,000 422,400 402,600 価格評価点(D) 100×(1-C/予定価格) 14.2 15.5 19.5 評価値(E) B+D 38.7 37.3 36.8 判定 最高得点者 1 2 3

(30)

■ 計算例③:簡易型において施行体制を確認する場合 D社の入札価格 88,000 千円は、予定価格 150,000 千円の 59%と低く、品質を確保できる体制にない と判断され、施工体制評価点は0点に、加算点も低く見直され、評価値が非常に低く算定されています。 なお、失格基準価格を設け、これを下回った業者を自動的に「失格」とする場合もあります。 1) 技術提案の審査 評価 項目 評価細目 評価基準 配点 評点 審査結果 A社 B社 C社 D社 企 業 の 施 工 実 績 過 去 10 年 間 の 同 種 工 事の施工実績の有無 国または当該県発注で同種業務の実績あり 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 1.0 上記以外 0.0 県発注工事の過去5年 間の工事成績の平均点 80点以上 2.0 2.0 2.0 2.0 70点以上80点未満 1.0 1.0 70点未満 0.0 0.0 過去3年間の優良工事 や安全管理の表彰経験 国または当該県の組織から表彰の実績あり 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 労働安全衛生・品質管 理・環境マネジメント システムの取組状況等

COHSMS の 評 価 、 OHSAS18001 、 ISO9001 ま た は

ISO14001の認証のうちいずれか2以上を取得済み 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 小計 6.0 5.0 6.0 4.0 1.0 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 主任(監理)技術者の 保有する資格及び継続 年数 推奨単位数を満たしている技術士または1級土木 施工管理技士を配置している 3.0 3.0 3.0 3.0 技術士(1級建築士)を配置している、または、継 続教育で必要単位数を満たしている1級土木施工 管理技士を配置している 2.0 2.0 1級土木施工管理技士 1級建築施工管理技士(建築工事の場合)を配置 1.0 1.0 上記以外 0.0 過 去 10 年 間 に お け る 主任(監理)技術者と しての施工経験の有無 国または当該都道府県で同種工事の実績あり 2.0 2.0 2.0 2.0 その他の公共工事発注機関で同種工事の実績あり 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 過去3年間の優良工事 技術者表彰の有無 国または当該都道府県の組織からの表彰の実績有 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 0.0 小計 6.0 6.0 5.0 3.0 2.0 地 域 貢 献 都道府県産資材の活用 提示した資材の全てについて70%以上の都道府県 産資材の活用が見られる 2.0 2.0 2.0 2.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 災害協定締結の有無 都道府県または市町村と災害協定を締結している 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 小計 3.0 3.0 2.0 1.0 0.0 地理的 条件 地域内における本店の 所在地有無 本店あり 1.0 1.0 1.0 1.0 上記以外 0.0 0.0 0.0 小計 1.0 0.0 1.0 0.0 1.0 簡 易 な 施 工 計 画 施工計画の実施手順 工事の手順が適切であり、工夫が見られる 3.0 3.0~1.0 3.0 2.0 2.0 1.0 工事の手順が適切であるが、工夫が見られない 0.0 工期設定の適切性 各工程の工期が適切であり、大幅な工期短縮が見 られる(○日以上の短縮) 3.0 3.0 3.0 3.0 各工程の工期が適切であり、工期短縮が見られる (○日以上の短縮) 1.0 1.0 各工程の工期が適切である 0.0 0.0 施工上の課題への 的確性 課題への対応が現地条件(地形、地質、環境、地域 特性等)を踏まえており、安全対策等の工夫がある 8.0 8.0~2.0 6.0 2.0 4.0 2.0 適切であるが工夫が見られない 0.0 品質の確認方法 品質の確認方法が適切であり、工夫が見られる 3.0 3.0~1.0 3.0 3.0 2.0 1.0 上記以外 0.0 小計 17.0 13.0 10.0 11.0 4.0 合 計 33.0 27.0 24.0 19.0 8.0

(31)

2) 施工体制の評価 評価項目 配点 評価結果 A 社 B 社 C 社 D 社 品質確保の実効性 15.0 15.0 15.0 15.0 0.0 施工体制確保の確実性 15.0 15.0 15.0 15.0 0.0 合計(施工体制評価点) 15.0 30.0 30.0 30.0 0.0 3)落札者の判定 ①一位満点方式 + 除算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 D 社 評点の合計(A) 27.0 24.0 19.0 8.0 技術提案の加算点(B) 一位満点方式:最高得点者に 30 点を 与え、それ以外の者には評点に応じ て按分 30.0 26.7 21.1 8.9 施工体制の確認結果に伴う加算 点の見直し(C) 加算点×施工体制評価点/施工体制 評価点の満点 30.0 26.7 21.1 0.0 標準点(D) 一律100点 100.0 100.0 100.0 100.0 施工体制評価点(E) 30.0 30.0 30.0 0.0 合計(F) C+D+E 160.0 156.7 151.1 100.0 入札金額(G) (千円) 429,000 422,400 402,600 290,400 評価値 F/G(百万円) 0.373 0.371 0.375 0.344 判定 最高得点者 2 3 1 4 ②一位満点方式 + 加算方式 項目 算定方法 評価結果 A 社 B 社 C 社 D 社 評点の合計(A) 27.0 24.0 19.0 8.0 技術提案の加算点(B) 一位満点方式:最高得点者に 30 点を 与え、それ以外の者には評点に応じ て按分 30.0 26.7 21.1 8.9 施工体制の確認結果に伴う加算 点の見直し(C) 加算点×施工体制評価点/施工体制 評価点の満点 30.0 26.7 21.1 0.0 施工体制評価点(D) 30.0 30.0 30.0 0.0 合計(E) C+D 60.0 56.7 51.1 0.0 入札金額(F) (千円) 429,000 422,400 402,600 290,400 価格評価点(G) 100×(1-F/予定価格) 14.2 15.5 19.5 41.9 評価値(H) E+G 74.2 72.2 70.6 41.9 判定 最高得点者 1 2 3 4

(32)

総合評価方式入札結果(特別簡易型)

工事種別 農業 農村整備 工事 工事執行 権者 ○○ 県 ○○地域振興局 農政部長 工 事 番 号 △ △ △ - △ △ △ 工事名 中 山 間 地 域 農 地 防 災 ○○ 工事 予 定 価 格 (円 ) 27 ,6 15 ,0 00 円 工 期 平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 年 月 日 開 札 予 定 日 平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 路 線 河 川 名 ○○ 工 事 箇 所 ○○ 町 ○○ 地内 工 事 の 概 要 技 術 審 査 日 平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 学識経験者の 職・氏 名 落札者決定基準 落札者の決定 職業等 氏名 意見の適否 意見聴取月日 落札者決定の際の意 見聴取 意見の適否 意見聴取月日 ○○ 河川事務所所長 △△ △△ 意見なし 平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 不要 ○○ 農業水利事業所 次長 △△ △△ 意見なし 平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 不要 入札者 所在地 標準点 加算点 標準点 +加算点 ( A) 入札額 (円:税抜き ) ( B) 評価値算 出価格 (円:税抜き ) ( C) 評価値 (A/ C) × 1, 00 0 ,0 0 0 順位 備 考 A 社 ○○ 町 1 00 6 .0 0 1 06 . 00 2 5, 2 50 , 00 0 2 5, 2 50 , 00 0 4 .1 9 80 2 B 社 △△ 町 1 00 8 .5 0 1 08 . 50 2 4, 8 00 , 00 0 2 4, 8 00 , 00 0 4 .3 7 50 1 落札者 C 社 □□ 町 1 00 5 .0 0 1 05 . 00 2 5, 6 00 , 00 0 2 5, 6 00 , 00 0 4 .1 0 15 3 D 社 ○○ 町 1 00 5 .0 0 1 05 . 00 2 5, 6 40 , 00 0 2 5, 6 40 , 00 0 4 .0 9 51 4 参加業者 4 社 ※評価値 は少数 第 5 位 を切り 捨て 、少数 第 4 位ま で表記 する。 ただ し、表記 の値で は順位 が分か らな い場合は 、順位 が分か る桁数 で表 記する。

(3)事例

■ 事例① 特別簡易型・素点計上方式・除算方式 学識経験者の意見聴取結果を併せて記録しています。

(33)

■ 事例② 簡易型・素点計上方式・加算方式 落札業者は技術評価点が 1 位、入札価格が 2 位であり、総合評価点(評価値)で 1 位となっています。 総合評価落札方式(簡易型)入札調書 工 事 名 経営体育基盤整備事業○○地区第△号工事 工事場所 ○○市△△地内 入札日時 平成○年○月○日 午前9 時から正午まで 開札日時 平成○年○月○日 10 時 00 分 予定価格 81,972,450 円 調査基準価格 68,458,792 円 予定価格(税抜) 78,069,000 円 調査基準価格(税抜) 65,198,850 円 入札結果 (1)技術評価点 入 札 者 企 業 の 技術提案評価項目A 技術提案評価項目C 技術評価点 合 計 施行能力 技術者の 要 件 地 域 精通度等 (A) 小計 A 社 3.6 1.9 3.5 9.0 8.0 17.00 B 社 3.0 1.9 1.0 5.9 10.0 15.90 C 社 3.3 1.6 3.5 8.4 10.0 18.40 D 社 4.6 3.5 8.1 4.0 12.10 E 社 2.7 1.9 3.0 7.6 4.0 11.60 F 社 4.3 1.9 1.0 7.2 4.0 11.20 G 社 3.0 1.9 1.0 5.9 4.0 9.90 注) 「企業の施行能力」は、この工事を施行するために必要と県が考える能力について評価したのであり、その企業 全体の技術力を表すものではありません。 (2)総合評価点 入 札 者 入札額(千円) 技術評価点合計 総合評価点 備 考 A 社 60,450 17.00 39.5684 2 低入札 B 社 65,250 15.90 32.3200 C 社 58,500 18.40 43.4662 1 低入札 D 社 58,000 12.10 37.8067 3 低入札 E 社 59,700 11.60 35.1291 4 低入札 F 社 70,000 11.20 21.5357 G 社 72,700 9.90 16.7772 落 札 決 定 日 平成○ 年○ 月○ 日 落札結果公表日 平成○ 年○月○ 日 工事担当課等名 ○○地域振興局農政部 備 考 1 入札額(落札額)に当該額の5%に相当する額を加算した金額が法律上の入札価格(落札価格)である。 落札

(34)

調

(

公表用

)

平成 ○ 年 ○ 月 ○ 日公表 工 事 番 号 主 務 課 : 事 務 所 名 工 事 名 路 線 名 : 工 事 箇 所 予 定 価 格 (税抜 ) 工 事 概 要 ○ ○ 地 域 振興 局 農 林 部 ○ ○ 地 区 第 1 用 水 路 工 事 ○○ 市 △△ 地先 12 9, 66 0, 00 0 円 【 落 札 者 決 定 基 準 】 評 価 項 目 及 び 評 価 点 企 業 の 技 術 力 企 業 の 信 頼 性 ・ 社 会 性 施 行 計 画 企 業 の 施 行 能 力 配 置 予 定 技 術 者 の 能 力 地 域 精 通 度 地 域 貢 献 度 施 行 実 績 工 事 成 績 優 良 工 事 事 故 ・ 不 誠 実 IS O 認証 手 持 工 事 量 施 行 経 験 継 続 教 育 (CPD ) 施 行 実 績 地 産 品 合 計 加 算 点 標 準 点 技 術 評 価 点 12 2 6 3 0 1 2 2 1 2 1 32 30 100 130 業 者 名 A 社 5 2 4 3 0 0 2 2 1 2 1 22 3 0, 00 0 1 00 1 30 ,0 00 B 社 0 2 4 3 0 0 2 2 0 2 1 16 2 1, 81 8 1 00 1 21 ,8 18 C 社 0 2 2 0 0 0 2 2 0 2 1 11 1 5, 00 0 1 00 1 15 ,0 00 D 社 0 2 4 0 0 0 2 2 0 2 0 12 1 6, 36 3 1 00 1 16 ,3 63 ■ 事例③ 簡易型・一位満点方式・除算方式 評点が最高の A 社に加算点の満点の 30 点が与えられています。 【 技術資 料の審 査結果 】

(35)

調書

易型(施

行体制

確認する

方式)

○○ かんがい排水 事業 ○○ 工事 月 ○ 日 11 時 30 分 立会者 所 属 ○○ 農政局整備部設計 課 管職指名 農林水産事務官 △△ △△ ○○ 農政局総務部会計課 所 属 農林水産事務官 △△ △△ 官職氏名 00 0 .- 基準評価 値(標 準点/ 予定価 格( 千万円)) 9. 88 9 され た 金額と 比較 する価格 ¥ 10 1, 12 0, 00 0 .-) 落札決 定日:平 成 ○ 年 ○ 月 ○ 日 評 価 点 の 内 訳 換算 ⑤ /⑤ の 最 大 値 × 4 0 加 算 点 ⑥ 施 工 体 制 評 価点 ⑦ 標 準 点 + 加算 点 + 施 工 体 制 評 価 点 8= ① + ⑥ + ⑦ 第 1 回 第 2 回 適 用 評 価 技 術 者 評 価 ③ 施 工 計 画 ④ 合 計 ⑤ = ② + ③ +④ 金 額 ( 円 ) ⑨ 評 価 値 ⑩ = ⑧ /⑨ 千 万 円 順位 金 額 ( 円 ) ⑪ 評 価 値 ⑫ = ⑧ /⑪ 千 万 円 順位 3 3 10 16 16 /2 0* 40 32 .0 00 30 16 2. 00 0 83 ,8 00 ,0 00 19 .3 31 1 落札 3 2 10 15 15 /2 0* 40 30 .0 00 13 0. 00 0 12 3, 32 6, 00 0 2 3 10 15 15 /2 0* 40 30 .0 00 30 16 0. 00 0 99 ,8 00 ,0 00 16 .0 32 6 2 3 5 10 10 /2 0* 40 20 .0 00 30 15 0. 00 0 85 ,7 65 ,0 00 17 .4 89 4 3 3 10 16 16 /2 0* 40 32 .0 00 30 16 2. 00 0 90 ,7 00 ,0 00 17 .8 61 3 3 3 10 16 16 /2 0* 40 32 .0 00 30 16 2. 00 0 86 ,5 00 ,0 00 18 .7 28 2 3 2 7 12 12 /2 0* 40 24 .0 00 30 15 4. 00 0 92 ,0 00 ,0 00 16 .7 39 5 6 4 10 20 20 /2 0* 40 40 .0 00 14 0. 00 0 11 0, 40 0, 00 0 ■ 事例④ 簡易型(施行体制を確認する場合)・一位満点方式・除算方式 施工体制評価点が与えられてない業者は、評価値・順位が算出されていません。

(36)

(4)評価方式の選定(除算方式と加算方式)【参考】

■ 評価方式には、除算方式と加算方式の2つがあり、現在はその両者が使われています。ここでは、モデル ケースを設定し、評価方式の違いが業者選定に与える影響の検討結果を紹介します。 ■ 除算方式と加算方式を比較すると、除算方式では価格面が、加算方式では技術面が高く評価される傾 向があります。除算方式は、価格あたりの品質を評価する指標ですが、技術評価点の低さを価格の低さ で補われる恐れがあります。また、加算方式は、価格競争のみでは品質不良や施工不良を起こすリスク が高い場合に、そのリスク軽減を図ることが可能となります。

① 特別簡易型のモデルケース

□ 試算条件 ・ 予定価格1億円、加算点の配点を10点、除算方式における標準点を100点とします。 ・ 入札価格、加算点は表-8のとおりとします。 会社名 入札価格 加算点 A社(赤) 8,500万円 (2位) 10点 (1位) B社(青) 8,000万円 (1位) 4点 (2位) C社(緑) 9,000万円 (3位) 7点 (3位) ※会社名の( )は表-10および表-11に例示した色、その他の( )は各項目の順位 □ 試算結果 ・ 試算結果において、加算方式では加算点が最も高いA社の評価値が1位になっていますが、除算方式では入 札価格が最も安いB社の評価値が1位となっています。また、入札価格、加算点ともに最下位のC社の評価値 は、両方式ともに最下位となっています。 ・ このように、評価方式によって、評価値の順位が異なる場合があります。 会社名 評価値 除算方式 加算方式 A社(赤) 1.294点 (2位) 25 (1位) B社(青) 1.300点 (1位) 24 (2位) C社(緑) 1.189点 (3位) 17 (3位) ※会社名の( )は表-10および表-11に例示した色、その他の( )は各項目の順位 □ 評価方式別の評価値の傾向 ・ 表-10および表-11は、入札価格を500万円単位、加算点を1点単位で変化させたときの評価値を示してい ます。除算方式では、加算点よりも入札価格の影響を強く受けており、加算方式では入札価格よりも加算点の 影響を強く受けていることがわかります。 入札価格 9,000 万円 8,500 万円 8,000 万円 7,500 万円 7,000 万円 6,500 万円 6,000 万円 加 算 点 10 20 25 30 35 40 45 50 9 19 24 29 34 39 44 49 8 18 23 28 33 38 43 48 7 17 22 27 32 37 42 47 6 16 21 26 31 36 41 46 5 15 20 25 30 35 40 45 4 14 19 24 29 34 39 44 3 13 18 23 28 33 38 43 2 12 17 22 27 32 37 42 1 11 16 21 26 31 36 41 0 10 15 20 25 30 35 40 入札価格 9,000 万円 8,500 万円 8,000 万円 7,500 万円 7,000 万円 6,500 万円 6,000 万円 加 算 点 10 1.222 1.294 1.375 1.467 1.571 1.692 1.833 9 1.211 1.282 1.363 1.453 1.557 1.677 1.817 8 1.200 1.271 1.350 1.440 1.543 1.662 1.800 7 1.189 1.259 1.338 1.427 1.529 1.646 1.783 6 1.178 1.247 1.325 1.413 1.514 1.631 1.767 5 1.167 1.235 1.313 1.400 1.500 1.615 1.750 4 1.156 1.224 1.300 1.387 1.486 1.600 1.733 3 1.144 1.212 1.288 1.373 1.471 1.585 1.717 2 1.133 1.200 1.275 1.360 1.457 1.569 1.700 1 1.122 1.188 1.263 1.347 1.443 1.554 1.683 0 1.111 1.176 1.250 1.333 1.429 1.538 1.667 表-10 除算方式の場合の評価値 (特別簡易型のモデルケース) 表-11 加算方式の場合の評価値 (特別簡易型のモデルケース) 表-8 特別簡易型のモデルケース 表-9 特別簡易型のモデル試算結果 ※評価値を 7 等分して色分けしている

(37)

② 簡易型のモデルケース

□ 試算条件 ・ 予定価格5億円、加算点の配点を30点、除算方式における標準点を100点とします。 ・ 入札価格、加算点は表-12のとおりとします。 会社名 入札価格 加算点 A社(赤) 4.8億円 (3位) 28点 (1位) B社(青) 4.6億円 (2位) 22点 (2位) C社(緑) 4.4億円 (1位) 19点 (4位) D社(茶) 4.6億円 (2位) 20点 (3位) ※会社名の( )は表-14および表-15に例示した色、その他の( )は各項目の順位 □ 試算結果 ・ 試算結果において、加算方式では加算点が最も高いA社の評価値が1位になっていますが、除算方式では入 札価格が最も安いC社の評価値が1位となっています。 会社名 評価値 除算方式 加算方式 A社(赤) 0.267点 (2位) 32 (1位) B社(青) 0.265点 (3位) 30 (3位) C社(緑) 0.270点 (1位) 31 (2位) D社(茶) 0.261点 (4位) 28 (4位) ※会社名の( )は表-14および表-15に例示した色、その他の( )は各項目の順位 □ 評価方式別の評価値の傾向 ・ 表-14および表-15は、入札価格を2,000万円単位、加算点を1点単位で変化させたときの評価値を示して います。特別簡易型と同様に、除算方式では、加算点よりも入札価格の影響を強く受けており、加算方式では 入札価格よりも加算点の影響を強く受けていることがわかります。 入札価格 4.8 億円 4.6 億円 4.4 億円 4.2 億円 4.0 億円 3.8 億円 3.6 億円 加 算 点 30 0.271 0.283 0.295 0.310 0.325 0.342 0.361 29 0.269 0.280 0.293 0.307 0.323 0.339 0.358 28 0.267 0.278 0.291 0.305 0.320 0.337 0.356 27 0.265 0.276 0.289 0.302 0.318 0.334 0.353 26 0.263 0.274 0.286 0.300 0.315 0.332 0.350 25 0.260 0.272 0.284 0.298 0.313 0.329 0.347 24 0.258 0.270 0.282 0.295 0.310 0.326 0.344 23 0.256 0.267 0.280 0.293 0.308 0.324 0.342 22 0.254 0.265 0.277 0.290 0.305 0.321 0.339 21 0.252 0.263 0.275 0.288 0.303 0.318 0.336 20 0.250 0.261 0.273 0.286 0.300 0.316 0.333 19 0.248 0.259 0.270 0.283 0.298 0.313 0.331 入札価格 4.8 億円 4.6 億円 4.4 億円 4.2 億円 4.0 億円 3.8 億円 3.6 億円 加 算 点 30 34 38 42 46 50 54 58 29 33 37 41 45 49 53 57 28 32 36 40 44 48 52 56 27 31 35 39 43 47 51 55 26 30 34 38 42 46 50 54 25 29 33 37 41 45 49 53 24 28 32 36 40 44 48 52 23 27 31 35 39 43 47 51 22 26 30 34 38 42 46 50 21 25 29 33 37 41 45 49 20 24 28 32 36 40 44 48 19 23 27 31 35 39 43 47 表-14 除算方式の場合の評価値 (簡易型のモデルケース) 表-15 加算方式の場合の評価値 (簡易型のモデルケース) 表-12 簡易型のモデルケース 表-13 簡易型のモデル試算結果

(38)

1.6 低入札工事のチェック

■ 事例① ○○県△△市の事例 低入札価格調査を行うための基準として調査基準価格を設定し、これを下回った業者に対しては、低 入札価格調査を実施します。更に、失格基準価格未満の業者は即失格とし、失格基準価格以上の業者 に対しては、事情聴取や関係機関への照合を行うこととしています。 調査基準価格 失格基準 次に掲げる額の合計により求めます。ただし、その額が予 定価格の10分の9を超える場合は,10分の9の額とし, 10分の7に満たない場合は,10分の7の額とします。 各費用の額のうちいずれかがこれを下回る場合は,失 格となります。 ア 直接工事費の95% イ 共通仮設費の90% ウ 現場管理費の70% エ 一般管理費の30% ア 直接工事費の75% イ 共通仮設費の70% ウ 現場管理費の70% エ 一般管理費の30%

低入札工事の対策として、低入札価格調査や失格基準の設定が認められています。

また、簡易型では予め施工体制の確認を評価項目に加えることも可能です。

注:現場管理費に対する比率は、事例によって異なります。その点に留意して参考にして下さい。

(39)

■ 事例② ○○県建設工事総合評価落札方式実施要領 考え方は、事例①と同様です。総合評価落札方式の実施要領から、該当する条文を抜粋して紹介しま す。 (総合評価調査基準価格) 第12条 予定価格が2億円を超える工事においては、予定価格に次項の規定により算定された割合を乗 じて得た額を基準に発注機関の長が設定した額(以下「総合評価調査基準価格」という。)に満たな い価格で申込みが行われた場合は、次条の調査を実施することにより、その価格では当該契約の内容 に適合した履行がされないおそれがあると認められるかどうかを判断するものとする。 2 前項の割合は、設計額算定の基礎となった次に掲げる額の合計額に100分の105を乗じて得た額 を設計額で除して得た割合とする。ただし、その割合が100分の85を超える場合は、100分の 85とし、3分の2に満たない場合は3分の2とする。 (1)直接工事費に100分の95を乗じて得た額 (2)共通仮設費に100分の90を乗じて得た額 (3)現場管理費に100分の60を乗じて得た額 (4)一般管理費に100分の30を乗じて得た額 (調査の実施) 第13条 契約担当者は、入札金額が総合評価失格基準価格以上で、かつ、総合評価調査基準価格に満た ない入札者のうち最低の価格で入札をしたものが、当該契約の内容に適合した履行がされないおそれ があるかどうかを具体的に判断するため、次に掲げる事項について調査を行うものとする。 (1)当該工事を行うに当たって当該入札者が予定している労務、資材等の量およびそれらの調達等に関 する事項ならびにそれらの適否 (2)特別な事由により市場価格より低い価格で労務、資材等の調達ができると主張がある場合における その適否 (3)当該入札者の経営状態 (4)その他契約担当者等が必要と認める事項 (総合評価失格基準価格) 第14条 予定価格が2億円を超える工事の場合に設定する総合評価失格基準価格は、設計額算出の基礎 となった直接工事費相当額に100分の75を乗じて得た額、共通仮設費相当額に10分の7を乗じ て得た額、現場管理費相当額に10分の6を乗じて得た額および一般管理費相当額に10分の3を乗 じて得た額の合算額に、100分の105を乗じて得た額とする。 2 予定価格が2億円以下の工事の場合に設定する総合評価失格基準価格は、第12条に規定する総合評 価調査基準価格の算出方法と同様の方法により算出する。

(40)

1.7 総合評価落札方式における技術資料等の様式例

様式はある市町村の事例を掲載しています。参考とするにあたっては、各市町村の状況に応じて様式や末 尾の条件等を検討して下さい。 様式 1 号

技術資料等の提出について

年 月 日 (あて先)市町村長 所在地 商号又は名称 代表者氏名 担当者 (電話番号) 入札広告に示された技術資料を下記のとおり提出します。 記 1.公 告 年 月 日 年 月 日 2.工 事 番 号 、 工 事 名 3.提 出 す る 技 術 資 料 様式 題目 ○で囲む 様式第2 号 企業の技術力確認資料 有・無 様式第3 号 配置予定技術者の能力確認資料 有・無 様式第4 号 技術提案書 有・無 様式第5 号 簡易な施工計画書 有・無 様式第6号 地域貢献度・ボランティア活動確認資料 有・無

総合評価落札方式における技術資料等の一例を示します。

(41)

様式 2 号

企業の技術力確認資料

工事名: 会社名:

同種・類似工事の実績

工事名

※1

施設名

発注者の名称

工事場所

工期

契約金額(円)

※2

単体・共同企業体の別

出資比率

工事概要

(構造・形式/規模・寸法等)

ISO の認証実績

※3 ISO9001 有・無 ISO14001 有・無

認証を受けた部署名

同種工事で

75 点以上の工事件数

4

市町村優良工事表彰

※5 平成 年度表彰 工事

災害協定の有無(過去

3 ヵ年度)

※6 有( 区)・ 無

除雪協力の有無(過去

3 ヵ年度)

※7 有( 区)・ 無 1.入札公告個別説明書に記載されている「技術評価を行う項目」について記入してください。 入札公告個別説明書の条件を満たす現年度(公告日前日まで)及び過去10ヶ年度内の工事実績について記入してく ださい。

(42)

様式 3 号

配置予定技術者の能力確認資料

工事名: 会社名: 主任技術者又は 監理技術者の区分 フリガナ 氏 名 所属会社名 雇用関係開始年月日 法 定 資 格 等 種 類 取 得 年 登 録 等 番 号 同 種 ・ 類 似 工 事 実 績 工 事 名 発 注 機 関 工 事 場 所 工 期 契約金額(円) 従 事 役 職 従 事 期 間 工 事 内 容 (構造・形式/規模・寸法) 1.技術資料提出時に配置予定技術者が特定できない場合は,5人まで候補者を記入することができます。 なお,その場合,審査については,各候補者のうち資格等の評価が最も低い者で評価しますのでご注意ください。 2.配置予定技術者を雇用開始した年月日を記入してください。 なお,入札申込時点で雇用期間が3箇月未満の方は,配置予定技術者として認められませんのでご注意ください。 3.配置予定技術者の法定資格を記入してください。 4.入札公告個別説明書の条件を満たす配置予定技術者の現年度(公告日前日まで)及び過去10ヶ年度内の工事実績を 記入してください。 なお,配置予定技術者の実績は,個人としての実績ですので,入札参加者以外の会社に所属していた時の実績でも 評価の対象といたします。 5.契約金額については、最終請負金額(消費税込み)を記入してください。 6.従事役職に「現場代理人」のみ記入した場合は,技術的に携わったと判断できませんので,加点いたしません。 技術的に携わった役職を記入してください。(工程管理担当者,安全管理担当者等) ※詳しくは,入札公告個別説明書の技術資料作成に関する事項を参照してください。

(43)

様式 4 号

技術提案書

工事名: 会社名:裏面に掲載してください(両面印刷)

■技術提案事項:

(44)

様式 5 号

簡易な施工計画

(施工上の課題に対する技術的所見) 工事名: 会社名:裏面に掲載してください(両面印刷)

■技術提案事項: 対策について

項目 具体的な施工計画 1 簡易な施工計画は本様式を用い,1枚で簡潔に記述してください。 2 所見を記述する文字の大きさは,10.5ポイント以上とし,書体は任意とします。 3 文章を補完するためのイラスト・イメージ図は,A4用紙1枚を限度として添付できます。

参照

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