4.産業支援活動 64
起業・新事業創出への取組み
1) 大学発ベンチャー開発・育成 社会が高度化、国際化する中で、知の創造拠点としての大学における、ベンチャー創出機能、アントレプレナー育 成機能はますます重要性を増している。これに対応すべく新価値創造のマインド養成や新事業の創出の仕組みづく りといった、アントレプレナーシップ育成のためのセミナー、個別相談会を実施した。令和元年7月4日に滋賀大学士 魂商才館3Fセミナー室にて行われた「滋賀大アントレプレナーセミナー」は、位田学長の挨拶の後、滋賀大学認定 ベンチャー第一号の(株)イヴケア 代表取締役社長を始め、ベンチャー企業3社(1社は予定)の代表取締役から自 身の体験談に基づいた実践的な内容でレクチャーが行われ、参加人数は少ないものの膝を交えての活発な意見交 換が行われ大いに起業家マインドが養われた。また、1~2月に本部棟会議室2にて2回開催したベンチャー個別相 談会には、教育学部、経済学部、データサイエンス学部より4組6名が参加した。産学公連携推進機構 上田客員准 教授及び経営コンサルタントから、新事業創出に向けたアドバイスを行った。2019年度も、大学認定ベンチャー申 請が1件あり、今後詳細の審査を進めていく。 加えて、2020年度は起業マインドの醸成のために、一般教養科目として「アントレプレナーシップ1」の開講のた めの準備を進めた。また、彦根商工会議所とも情報交換会を行い、各機関と連携することにより、地域の中での新し い事業創出に貢献していく。 アントレプレナーセミナー チラシ4.産業支援活動 65 アントレプレナーセミナーの様子 ベンチャー相談会の様子 滋賀大学認定ベンチャー第一号 「株式会社イヴケア」の近況 昨年1月に株式会社イヴケアの登記をし、県庁で大学との記者発表をしたのが昨日のこと のように思います。あっという間の無我夢中の一年でした。パブリシティ効果もあり、多くの企業・ マスコミから反響・ご支援をいただき、おかげさまで現在数社と共同契約が締結できました。 また、研究費助成の採択を受け、経営的には何とか前に進められそうです。今後は少しずつ 規模を拡大していきたいと思います。 大学認定ベンチャーでよかった点は、企業等の商談打ち合わせの際に信用になることと、 大学設備を活用できること。これからも、第二号、第三号の認定ベンチャーが誕生することを 期待していますし、そのために少しでもお役に立てればと考えています。 五十棲代表取締役 ベンチャー相談会 チラシ
4.産業支援活動 66 2) 地域ブランド戦略フォーラム (於:しがぎん草津ビル 6 階大ホール) 実施内容 地域ブランド戦略とは、モノづくりをはじめ、食や観光・インバウンド、海外展開、まちづくりまで幅広い地域の戦略 的なブランディングを指す。当フォーラムは、地場産業事業者等を中心に産学官金ならびに生産から販売までの関 係者が一堂に会することによってプラットフォームを形成し、滋賀県全体の地域ブランドの向上を目指すものである。 令和元年10月11日(金)に行った2019年度第1回は約80名の参加があり、令和2年2月14日に行った第2回は 63名の参加があった。両日とも終了後の名刺交換会は、長蛇の列となり、また第2回終了後の交流会にも40名弱 が参加し、大いにネットワークづくりが図られた。 地域ブランド戦略フォーラム ゲストスピーカーの皆さま 一般社団法人クールジャパン協議会 会長 太田雅人氏 株式会社 PR TIMES マーケティング本部 橋本有翔氏 信楽焼締めマスターズ&アライアンス 事務局長 金子智慧美氏
4.産業支援活動 67 (第1回、第2回のアンケート結果より) ・参加者を業種別にみると、自治体・製造業・建設業・小売業等多岐に渡っており、フォーラムの趣旨である。さまざま な業種の集客には成功している。 ・各講演についても、参考になったというポジティブな感想が大半80%以上で、評価は高い。ブランド化に向けた取り 組みを推進及び取り組み意向も80%を超えており、地域ブランドづくりへの刺激になっている。 ・ブランド化への課題も認識されており、終了後の名刺交換会を含め、ひとつのプラットフォーム形成はできたと評価で きる。参加者を加えたリストが、地域ブランド戦略の成果物であり、今後の滋賀大学等のイベント情報発信に積極的に 活用していきたい。 (文責 客員准教授 上田 雄三郎) クリエイティブディレクター 九里法生氏 株式会社スノーピーク地方創生コン サルティング 代表取締役会長 後藤健市氏 umamill 株式会社 取締役 COO 松原壮一朗氏 型紙雑貨デザイナー、 あそびクリエイター りんりん制作事ム所 関りん氏