JAIST Repository: アンモニアの触媒CVD過程におけるNH、NH_2ラジカルの役割
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(2) C18p11 . アンモニアの触媒 CVD 過程における NH、NH2 ラジカルの役割 小原 健太郎 (梅本研究室) [序] 触媒 CVD(Chemical Vapor Deposition)法は高性能半導体薄膜作製法として、近年注目さ れている。この方法では原料ガスを通電加熱した金属触媒体(タングステン)表面において接触 分解させる。分解種は直接、または気相反応を経て基板上に薄膜として堆積する。これまでに 我々は、種々の条件下で H2 から生成する H 原子の絶対密度測定を行い、プラズマプロセスに 比べて 1 桁から 2 桁高い H 原子密度を観測している。本研究では、半導体デバイスの表面保護 膜等に用いられている窒化シリコン (SiNx)膜製造の際に使われる NH3 に着目し、分解によっ て生成する NH、NH2 ラジカルの検出を試みた。 NH、NH2 ラジカルの検出には、レーザ誘起蛍光(LIF)法を用いた。. [実験]. NH ラジカルの検出には 334nm 付近にある第一励起状態(A3Π)と基底状態(X3_‐)間の R ブ ランチ遷移を用いて測定した。また、NH2 ラジカルの検出には 598nm 付近にある(0,9,0)‐ (0,0,0)バンドを用いて測定した。光源にはいずれの場合も Nd:YAG レーザ励起の色素レーザ を用いた。 [結果と考察] 測定した NH ラジカルの LIF スペクトルを図 1 に示す。このスペクトルから 回転温度を 500±50K と求めた。絶対密度は同じ測定系で測定した Ar の Rayleigh 散乱強度と 比較することで求めた。NH3 圧 20Pa、触媒体温度 2300K における NH ラジカル密度を 5× 1011cm-3 と決定した。図 2 に NH2 ラジカルの LIF スペクトルを示す。NH2 ラジカルの絶対密 度も同様に求め、NH3 圧 20Pa、触媒体温度 2300K において 3×1012 cm-3 と決定した。この条 件下では NH ラジカル密度は NH2 ラジカル密度より 1 桁小さい。NH2 密度は NH3 圧に比例し て増加するのに対して、NH 密度は 2 乗に比例して増加した。これは、NH2 ラジカルが初期 生成物であるのに対して、NH ラジカルが二次生成物であることを示唆する。NH2 ラジカル 密度の触媒体温度依存測定から生成の有効エンタルピーは H 原子生成の値とほぼ等しく 150kJ/mol と求められた。 3. 3. -. A Π(v′=0) - X Σ (v″=0). (0,9,0)-(0,0,0) Q. R 7. 6. 5. 4. 3. 2. 6. 7. P. 3 1 4 5. 1. 2. 3. 4. L IF I nte nsity. L IF I nte nsity. 1. 2 1. 334. wavelength / nm. 335. 595.7 596. 598. 600. wavelength / nm. 図 1 NH の LIF スペクトル 図 2 NH2 の LIF スペクトル KEYWORDS 触媒 CVD 法、レーザ誘起蛍光(LIF)法、NH、NH2. 602. 602.6.
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