原子炉実験
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(2) 近畿大学原子力研究所年報 表. 運転 番 ロ │ 装荷燃料. 験 資. 臨. 料. 率の逆数. 数. BFa. 2 . 8X 1 0 -12. O. l. 計. │. 下 ゴ. 1. FC. 4 3 6 2. 6 3 3. l. l. 1. 3. 1 0 8 5 .7 8 3 . 2. 6 2 2 3. 6 6 7. 0 . 8 7 5. O .7 0 1 2. 0 . 9 4 9. 3. 2 1 5 2 . 9 4 5 . 6. 1 7 1 5 2. 8 7 5. 0 . 5 0 0. 0 . 2 5 4 3. O .7 2 3 4. 7 1 6 4 4. 2 3 1 2. 0 . 2 1 5 4. 0 . 0 6 0 9. 0 . 2 7 3 8. 1 .3X 1 0 -11. 4. 2 6 7 7 . 8 8. 5. 2 8 5 2 . 2 1 2 . 8. 1 2 1 2 5 6. 4 7 1 8. 0 . 1 0 0. 0 . 0 3 6 0. O .1 3 4 2. 6. 2 9 3 9 . 2 8 5 .7. l 予想 臨界量. 2 5 3 2 8 8. 8 6 2 5. 0 . 0 4 9 1. 0 . 0 1 7 1. 0 . 0 7 3 4. 3 0 0 6. 2 9 8 2 .7 6. 1 .3 5X 1 0 -10. 5 6 8 9 9 7. 2 1 1 5 3. 0 . 0 2 0 7. 0 . 0 0 7 7. 0 . 0 3 0 0. 3 0 1 5. 8. 3 0 0 4 . 5 0. 3 . 6X 1 0 -9. 6 4 3 3 7 5. 5 9 7 9 0. 0 . 0 0 7 8. 0 . 0 0 6 8. 0 . 0 1 0 6. 3 0 1 7. 9. 3 0 2 6 . 2 4. 7. その校正曲線を措く実験は,欠くととができな 一ー一個企ーーーー F . O .. 近畿大学原子炉では,安全棒を 2木,シム安全. 一一---8-一一一 0 .. 10 . ¥ ¥ ¥. 一一一+一一ー自民. ¥¥. 08. 棒を 1本,調整棒を正本備えている。乙のうち安 全棒は常に挿入(停止時)の状態あるいは全部引. ベ¥¥¥. 上げ(運転中〉の状態にあって,全ストローク 1 6. ¥ ¥ ¥. インチの途中で止める乙とができない。したがっ. │¥ ¥ ¥ 1 刊¥ ¥ ¥¥ ¥¥ 1 ¥ ¥ ¥ ¥. て,全等価反応度は測定することができるが,部. 向、¥¥. 分的な等価反応度は測定できない。調整棒につい ては,全ストロークにわたり,正ペリオド法を用 いて部分的にも校正するととができる。シム安全 棒については,途中でとめる乙とが可能であるけ. . 4 03. れども,全等価反応度は,炉の余剰反応度よりも 相等大きなため,正ペリオド法あるいは調整棒と. 02. の比較法を用いては,途中までしか,校正曲線は. ' ¥ ¥. ¥ ¥ 〈. 0 1. 描けない。 本実験では,安全棒およびシム安全棒について. 。 。. 2.950. 3.000 U21~. 装荷量. は,制御棒落下法(積分法)を用いて全等価反応. 3.017. 度を求め,調整棒については,正ペリオド法を用. (kg). いて校正曲線を描き,さらに,シム安全棒の一部. 図 1 臨界実験プロット. を調整棒との比較法を用いて校正するなどして, との例 J とあらわれたように,検出器の位置と,プロ. 各種の制御棒校正法を習得させるとともに,棒落下法. ットの曲線との相違や,計数器の数え落しのきき方な. における検出器の位置と測定値の関係,正ペリオド法 における待ち時間と測定値の関係等,実験技術の習得. ど,実際に体験として学びとることができた。 C.. をも目的とした。. 制御棒の校正. 一例を表 2 . 3および図 2に示す。. 制御棒の等価反応度は,原子炉の最も基本的な特性 の一つであり,乙れを知り,かっ校正曲線を描くこと. 調整棒の校正は,ずい分大まかに行なわれたが,そ. は,いろいろな炉物理的実験を進める上にも極めて大. れでも S字型の校正曲線が得られ,制御棒のきき方の. 切なこととされており,制御棒の等価反応度を知り,. 様子がよく理解せられた。棒落下法による安全棒等価 .,-. 1 0 2-.
(3) Vo. 13 .( 19 6 4 ) 2. 表. れたのではないけれども,同じ大き. Rod. DoublnllTimeI l一to一 I I~~~~ê~~öc) ~ ....~ IP eriod ( s e c I. 4. 白. I. 5 0. 制. EA-EA. 噌. 4 向 po. υ ,a t o o. , E ' ' E. 。. 反応度の測定も, くり返して行なわ. 調整棒校正実験資料. ( s e c ). p. 0 . 1 8 0X 1 0 3. 4 9 7 .1. 8 6 . 0 0. 1 2 4 .1. 0 . 5 7 6X 1 0 3. 6 3 . 8 0. 9 2 .1. 0 . 7 3 0X 1 0 -3. .0 0 1 01. 1 4 5 .7. 0 . 5 0 5X 1 0 -3. さの安全俸の測定値に差異の生じた ことは,検出器の位置の差による影 響を示唆していることが理解され. T こ 。 d . 熱中性子東絶対測定, 熱中性 子東分布測定. 表. │. 安全棒. 3. 安全棒等価反応、度測定資料. 原子炉の熱中性子束分布を知るこ とは,炉物理実験によっても,炉特. No.1 N(o),v. 性,炉の利用の面からも不可欠のこ. 9 5 4 9 3 . 4. n. 1 5 3 4 2 4. P l. 0 . 5 6 4. とであり,どの原子炉においても必 らず測定せられる項目である。した. 9 6. 1k / k. がって熱中性子束の絶対値を知り, またその相対的分布を測定する実験. NO.2. 安全棒. は,重要な実験項目であろう。. 9 8 8 7 0 . 2 1 5 4 4 5 0. N(o)川. n. 熱中性子束の絶対測定は,金を用 いる β-y同時計数法を用いて行な. 0 . 5 8 0 必. 1k / k. P 2. ( P J'.J~o) y子 子 βi/ P= =--~' l i. った。 β 計数装置, y計数装買のデ yニ1,. βi/ r i は二 9 . 0 5 4X 1 0 -2 ). ィスクリミネーターの設定点の決 定,計数値の補正等の計数処理,カ ドミ比の測定などを行なった。相対 的分布については,金を用いてその 誘導放射能を G.M.計数装置で計担Ij. 0 . 1 0. する方法にあわせて,ディスプロシ ウムを用いる方法も行なった。炉の. . 1ワット,照射時間は裸の 出力は 0 金で 1時間,カドミカバーの金およ びディスプロシウムでは 3時間であ った。測定結果は表 4, 5および図. ," .". 3の通りである。なおディスプロシ. 、 考. ウムは,市販の酸化物をポリエチレ. 連 盟. 也0 . 0 5. ンに分散させた箔を用いた。. l 足. この実験では,ディスクリミネータ ーの設定点の決定や,各補正処理等 に相当の時間を要した。学生刊に花 々討論がなされ,正しい方向を見出 していったのはよい傾向であった。 なお,この実験では,反射体内の一 部分の熱中性子東分布を測定したの であり,燃料部分のそれは測定され 1 5 網"樽位置 ( i n c h ). 図. 2. 調整棒校正曲線. -103ー. なかった。かっ,熱中性子損失因子 も明らかにされていなし、から,測定.
(4) 近畿大学原子力研究所年報. 4. 表. 熱 中 性 子 束 測 定 資 料. i. I m : -. │ 平 均 数え落し IB . G ;補正│照射時間│減 衰│質 量│飽 和 I l I . .TL____ l I . .T_ . . . l1 標 準 化 試 料 │ 計 数 率i 補 正 I ' ; _ . I I ~-:: I~-,- ~w./~ 放射能 INbare- N c d l I"(cpmrl'(cpm)I (cpm) I補正係数│補正係数│補正係数 I/?cP~r r~~'- ~'-~I(n/cm2.sec). Bare 本. Cd. 、. Cover. : : , -. 1 4 5 8 3 0. 0 . 5 2 8x1 0u. 2 2 8 9 0 0. 1 9 3 6 5 0. 0 . 7 0 2xl0u. 0 . 9 1 2. 1 8 4 2 0 0. 1 5 5 4 0 0. 0 . 5 6 4x1 0u. 1 .0 2 0 3. 0 . 8 8 4. 2 8 1 7 0. 3 3 . 8. 1 .0 2 0 5. 0 . 9 2 5. 3 5 2 5 0. 3 3 . 8. 1 .0 2 0 9. 0 . 9 0 0. 2 8 8 0 0. 1 8 3 9. 1 9 1 8. 1 9 0 0. 1 0 0 . 3 '. 1 .0 5 1 3. 0 : 8 6 8. 2 0 7 8. 2 1 6 7. 2 1 4 9. ' 10 0 . 3. 1 .0 6 2 8. 1 . 0 0 0. 1 8 5 6. 1 9 3 5. 1 9 1 7. 1 0 0 . 3. 1 .0 5 1 3. ‘. 9 2 4. 9 4 3. 9 2 5. 3 3 . 8. 1 0 8 8. 1 1 2 0. 1 1 0 2. 9 1 7. 9 4 3. 9 2 5. :c併を絶対側定). 5. 表 試 番 料 号. I 質(mg量~I. 平 ( 計 c 数 p m 均 率. 熱 中 性 子 東 分 布 相 対 測 定 資 料. I I ( cpm 数 補 え 正 落 係 数 し. 真 計数率 の). G吋 置 吋 衰 │ 質 量 │ 揮 │ 相 対. (cpm) I(min) 補 正 係 数 補 正 係 数. 中性子東. ' 9 4 8 9. 0 . 2 3 7. 1 .2 2 1. 1 9 6 4 6. 0 . 4 9 1. 1 .2 5 9. 1 .0 5 4. 3 0 2 1 8. O .7 5 5. 5 0. 1 .2 8 4. 1 .0 0 0. 4 0 0 3 8. 1 .0 0 0. 5 2. 1 .2 9 7. 1 .0 5 8. 3 1 1 5 2. O .7 7 8. l. 3 2 . 3. 4 9 5 6. 1 .2 3. 6 1 0 0. 6 0 8 2. 5 4. 1 .3 1 0. 2. 1 .5 3. 9 4 7 3. 1 .2 9. 1 2 1 8 0. 1 2 1 6 2. 5 6. 1 .3 2 3. 3. 3 6 . 5. 1 5 1 1 4. 1 .5 1. 2 2 7 9 0. 2 2 7 7 2. 4 6. 4. 3 8 . 5. 1 7 6 1 8. 1 .7 7. 3 1 2 0 0. 3 1 1 8 2. 5. 3 6 . 4. 1 5 0 7 1. 1 .5 1. 2 2 7 2 0. 2 2 7 0 2. (試料は酸化ディスプシクム). 坦. ミ E I I ! J (. " " ! w <. ト. 。 君5 ' ". 臨. 1~.2. 30.5. 45.7. 61 .0. 76.2. 位置(c nJ i. 図. 3. 熱 中 性 子 束 相 対 分 布. 結果から出力を校正することは行なわれなかった。. ことである。 速中性子東を測定する方法として,乙こではしきい. e . 速中性子東絶対測定. 反応を用いる。原子炉が小型で中性子東が低いため,. 速中性子東を測定し,なかんずくそれをエネノレギー. かっ時間的な理由により,多種類のしきい検出器を用. リン -31の ( n,p) 反. 別に測定して,エネルギースペクトノレを知り,中性子. いることができないけれども,. の熱化現象を決めることは,炉の設計の面から重要な. 応を一例として,しきい反応による中性子束の測定法. -104ー.
(5) Vo1 .3 .( 19 6 4 ). 計数装置をセットし,これを直接自で読みと る方法をとった。検出器として BFa計数管 E. を用いた。それでも,原子炉停止後 7,,,-,, 8分. C包. . ;1 0 0. では,毎秒、数カウント程度となってしまう。. 餅. 訴. 実験例を図 5にしめす。乙乙では,半減期と. a t a. して, 5 6 秒 , 22 秒 , 5秒を得ている。. g .統計的重み 1 0 1日 1 4時. 原子炉内に持ち込んだ吸収物質の反応度へ. 3日 2 1 寺. 1 4時. 21 寺. 1 4時. 時間. 図 4 速中性子束測定資料 を理解させる乙とを目的としている。また,乙 れまで使用しなかったガスフローカウンターの 使用法になれる乙ともこの実験の一つの目的で ある。 リンとしては,メタリン酸カノレシウムを用い た。乙れは吸湿性なく,取扱い容易であり,粉 末のままカウンターにかける乙とができる。照 射は炉出力 0 . 1ワットで行ない,照射時間は 3 時間であった。乙のような低出力,短時間でも 一応満足な値が得られた。 なお,カウンターの計数効率,試料の自己吸 収による補正係数,試料の周囲の中性子束低下 の補正係数は,時間の都合上,学生には測定さ せられず,与えられた値を用いさせた。カウン ターは 2 π ガスフローカウンターを用いた。 測定例を図 4にあげる。 乙れより,原子炉停止時の Si-31 の計数率 として 1 4 5c . p . m .を得,補正を加えた計算の. T . ! 1=5sec. 2. 結果,速中性子束として, 2 . 8x1 05n/cm s e c. TJ 1=56sec. を得た。. f . 遅発中性子半減期の測定. 時間 ( m i n . ). 図 5 遅発中性子半減期測定資料. 原子炉の設計,制御,動特性の解析の上で,重要な 役割りを演ずる遅発中性子についての知見をひろめる ことは,極めて大切な乙とと考える。また,この実験. の効き方は,単にその場所の中性子束に依存するばか. で,第 2の主眼としたところは,測定点に最少自乗法. りでなく,インポータンスにも関係している。インポ. を用いて直線をあわせるというところである。乙のよ. ータンスは,理論的あるいは数学的に導かれたもので. うな数学的,客観的な取扱い l こなれるということも,. あり,中性子束とは異なり,実感としてつかみにく. 重要な乙とである。. い。そこで中性子束とインポータンスの積と考えられ. 乙の実験では,遅発中性子の半減期を原子炉停止後 の出力の減衰曲線を解析して求めた。乙の場合,減衰 曲線は. 1秒おきに 1秒間の計数率を指示するように. る統計的重みについての実験項目をおく乙とにした。 実験は,カドミウムの小片を,炉内のいろいろな位 置に持ち込んで,これに止る反応度の変化を求め,. -105-.
(6) 近畿大学原子力研究所年報. 1.との反応度変化を位置の関数としてプロットする。. ることにより,単に熱中性子束に依存するのみでない. 2 .その場所の熱中性子束の 2乗の関数としてプロット. 乙とを知り. する。 3 .との反応度変化をその場所の熱中性子束で割. 例しないととがわかる。 3の結果から,インポータン. 2の結果から,熱中性子束の 2乗とも比. り,商を位置の関数としてプロットする。などの操作. スに関係した量の位置的な変化を知ることができる。. を行なう。 1の結果を熱中性子束の分布曲線と比較す. 実験結果を表 6,図 6,. 表 吸の収位物質 置 調の位整棒 置. 6. nと示す。. 吸収物質の反応度の位置依存性. 価. 度 調置(i整n白c棒h位差~ 1 ) 等 反 %応k / ( の k) 労 . d. 話 ヲ 州( 1O-8~川町). 6 , / c n i . 012n k / 0 n / c n i・ s e c )(x1 c)I(x1. Al c / " .. (cm). ( inch). 0 . 0. 7 . 3 5 0. O. 0 . 0 5 4 7. O. 1 5 . 2. 7 . 4 0 0. 0 . 0 5 0. 0 . 0 5 5 2. 0 . 0 0 0 5. 0 . 3 8. 0 . 1 4 4 4. o .1316. 3 0 . 5. 7 .7 5 0. 0 . 4 0 0. 0 . 0 5 8 7. 0 . 0 0 4 0. o .73. 0 . 5 3 2 9. 0 . 5 4 9 0. 4 5 .7. 8 . 6 5 0. 1 .3 0 0. 0 . 0 6 6 9. 0 . 0 1 2 2. 1 .0 3. 1 .0 6 0 9. 1 .1 8 6 0 1 .4 8 3 0 1 .2 4 6 0. 7 6 . 2 I 8 . 7 0 0. . d. 1 .8 7 5. 0 . 0 7 2 2. 0 . 0 1 7 5. 1 .1 8. 1 .3 9 2 4. 1 .3 5 0. 0 . 0 6 7 4. 0 . 0 1 2 7. 1 .0 2. 1 .0 4 0 4. X. ー--0-- D i f f c r e n c ep V .S .P o s i ¥ i o n D一 I f f e 4 r 一 e n 一 c 一 e一 ρ 一V.S.P o s i t i o n ーー合一ー一. 1 5 f. /. ¥. 1 5. 、 ' J f . , . : 1k / k Xl口. X. 1 X 1 0 4 % 1 7 J C d J T k F /k-. 5ec. /. 、 」 言 ピ 1 0 司 と 、 一 、 む. 、 一 、. l 1 0. 20. 30. 40. 50. 60. 70. 。 。. 80. 位置{じ川). 図 6 吸収物質の反応度 Vふ位置および 吸収物質の反応度 Vふ 位 置. 1 0. o '(n/cm''5ec). 図 7 吸収物質の反応度. -106ー. V . S .i t 2. 1 5 Xl0".
(7) VoI .3 .( 19 6 4 ). 語. 百結. だ。しかし,なお設備などの制約から行いえなかった 項目もある。今後さらに工夫して一層充実したものと. 当研究所で, 3 9 年度原子炉工学科 4年生に課した原. して行きたい。 なお,本稿ζ l引用した実験例は,主に近藤嘉秀君,. 子炉実験を概観した。最も基本的な原子炉実験と思わ れるものから,二,三の問題と思われるものにおよん. 内田熊男君の資料を用いた。. -107ー.
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図
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