<論文>大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業におけるICT活用経験との関連
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(2) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連 2. 方法. 伝達力」に対応する質問項目を各2項目ずつ作成した。. 本研究で、大学生の情報活用の実践力と中学校・高校 時代の授業における ICT 活用経験の関連を明らかにする. 回答は4件法であった(「1.利用したことがない」〜「4. 頻繁に利用していた」)。. ため、中学校・高校時代の授業における ICT 活用の頻度 と具体的な活用経験、及び大学生の情報活用の実践力を 質問紙形式で調査した。. 2-4-4.大学生の情報活用の実践力 高比良ほか(2001)が作成した情報活用の実践力尺度 48 項目のうち、「収集力」、「判断力」、「表現力」、. 2-1.調査対象 神奈川県内の国公立大学2 大学に在籍する学生122 名. 「処理力」、「創造力」、「発信・伝達力」について因. を対象とした。調査対象者の属性プロフィールを表 1 に. 子負荷量が高い各 2 項目を用いた。回答は 6 件法であっ. 記す。. た(「1.全く当てはまらない」〜「6.とても当てはまる」)。 表 1 本研究の対象者の属性プロフィール. 3.結果. 男性. 女性. 他. 3-1.中学校・高校時代の授業における ICT 活用得点につ. 大学 1 年生. 40. 44. 0. いて. 大学 2 年生. 23. 1. 0. 中学校・高校時代の授業における ICT 活用の得点につ. 大学 3 年生. 10. 0. 1. いて、 「中学校・高校時代の授業における ICT 活用頻度」. 大学 4 年生. 2. 1. 0. ×「中学校・高校時代の授業における ICT 活用経験」で. 合計. 75. 46. 1. 行う。しかし質問紙での回答を得点にそのまま反映して しまうと、授業で ICT を利用していない人が得点を持っ. 2-2.調査時期 調査は、2019 年 6 月に行われた。 2-3.手続き 第 3 筆者が担当する情報系の一般教養科目の講義時間. てしまい事実と反してしまう。そこで表 2 のように点数 をつけ、中学校・高校時代の授業における ICT 活用得点 表 2 中学校・高校時代の授業における ICT 活用得点 ICT 活用. を利用して、Google フォームを用いた質問紙調査を行っ. 頻度. た。対象者に Google フォームの QR コードを記した用紙. 1.利用なし. 得点. 2-4.調査内容. 0. 学年と尋ねた。 2-4-2.中学校・高校時代の授業における ICT 活用頻度 中学校・高校時代の授業における ICT 活用頻度につい て、5件法で回答を求めた(「1.利用なし」「2.月 1 回以 下」「3.月 1 回以上週 1 回以下」「4.週 2.3 回」「5.ほぼ. 1.利用した. 0. ことがない 2.月 1 回. 0.5. 以下. 2.あまり利. 0.25. 用したこと. 2-4-1. フェイスシート 対象者の属性プロフィールを確認するために、性別と. 得点. 実践力. を配布し、当該の Web ページにアクセスしてもらう形式 をとった。. 情報活用の. がない 3. 月 1 回. 2.5. 以上週 1 回. 3.よく利用. 0.75. していた. 以下 4.週 2.3 回. 10. 4.頻繁に利. 1. 用していた 5.ほぼ毎日. 20. 毎回」)。 2-4-3.中学校・高校時代の授業における ICT 活用経験. とする。. 中学校・高校時代の授業における ICT 活用の具体的な. 中学校・高校時代の授業における ICT 活用頻度得点に. 内容に関する尺度は開発されていない。そこで、高比良. ついて、先に述べた誤解を避けるため、1 ヵ月に ICT を. ほか(2001)の情報活用の実践力尺度の「収集力」、「判. 活用する日数の階級値を用いた。現在の公立学校では週. 断力」、「表現力」、「処理力」、「創造力」、「発信・. 5 日授業が行われている。その事実に基づき、1 ヵ月を 4 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 17.
(3) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連 週間と想定し、最小日数を 0、最大日数を 20 とした。具. 次に中学校と高校における ICT 活用経験間の関係性に. 体的に、「1.利用なし」は 0、「2.月 1 回以下」は 1 ヵ. ついてみるために、相関行列を算出した。結果を表 4 に. 月に 0 日乃至 1 日のため 0.5、「3.月 1 回以上週 1 回以. 示す。同学校段階における授業での ICT 活用経験間の相. 下」は 1 ヵ月に 1 日乃至 4 日のため 2.5、 「4.週 2.3 回」. 関は全項目間で有意な正の相関を示しており、いずれも. は 1 ヵ月に 8 日乃至 12 日のため 10、「5.ほぼ毎日」は. 強い相関を示していた。その中で高校の収集に関する授. 20 とした。これに伴い、中学校・高校時代の授業におけ. 業と他の授業間の活用は他より弱い相関を示していた。. る ICT 活用経験の得点も 0 から 1 までの点数とした。以. また中学校と高校の相関を求めたところ、こちらも有意. 上のように得点の重み付けを行い、「中学校・高校時代. な正の相関を示しており、同学校段階での相関ほど強い. の授業における ICT 活用頻度」×「中学校・高校時代の. ものではないが高程度の相関を示していた。この中で、. 授業における ICT 活用経験」として個人の中学校・高校. 中学校の収集と高校の収集の相関が最も高い値を示して. 時代の授業における ICT 活用得点とした。. いた。また中学校の収集・判断・表現・処理と高校の発. 3-2.中学校・高校時代の授業における ICT 活用経験につ. 言・伝達間の相関が他と比べて相関が弱いことを示して. いて. いた。. まず、中学校と高校における授業での ICT 活用頻度の. また、中学校と高校を通した授業における ICT 活用経. 関係を検討するため、無相関検定をおこなった。結果を. 験間の相関を調べた。全項目間で有意な正の相関を示し. 表 3 に示す。その結果、中学校と高校時代の授業におけ. ており、高校と同様に収集と他の項目との相関は他と比. る ICT 活用頻度は、それぞれ正の相関があることが示さ. べて少し弱い相関を示していた。. れた。. 3-3.情報活用の実践力と中学校・高校時代の授業にお ける ICT 活用頻度と大学生の情報活用の実践力の関連. 表 3 中学校と高校の授業における ICT 活用頻度に関. 情報活用の実践力と中学校・高校時代の授業における. する無相関検定 中学校の活用頻度. ICT 活用頻度の関連を検討するために、従属変数を大学. 高校の活用頻度. 生の情報活用の実践力、独立変数を中学校・高校時代の. -. 中学校の活用頻度. 授業における ICT 活用頻度とした重回帰分析を行なっ. .65**. 高校の活用頻度. -. た。結果を表 5 に記す。 いずれの項目についても中学校・高校時代の授業にお. **:p<.01. 表 4 中学校・高校時代の授業における ICT 活用経験の相関行列 1. 中学校. 高校. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 1.収集. -. 2.判断. 0.83. -. 3.表現. 0.88. 0.85. -. 4.処理. 0.89. 0.91. 0.94. -. 5.創造. 0.79. 0.81. 0.87. 0.89. -. 6.発信・伝達. 0.82. 0.86. 0.89. 0.89. 0.87. -. 7.収集. 0.94. 0.80. 0.79. 0.83. 0.73. 0.77. -. 8.判断. 0.57. 0.56. 0.56. 0.59. 0.62. 0.57. 0.59. -. 9.表現. 0.56. 0.51. 0.52. 0.52. 0.56. 0.52. 0.63. 0.88. -. 10.処理. 0.63. 0.62. 0.60. 0.64. 0.64. 0.64. 0.69. 0.86. 0.90. -. 11.創造. 0.55. 0.51. 0.53. 0.55. 0.64. 0.59. 0.58. 0.90. 0.90. 0.85. -. 12.発信・伝達. 0.48. 0.45. 0.49. 0.48. 0.53. 0.57. 0.53. 0.87. 0.91. 0.87. 0.88. 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 18.
(4) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連 ける ICT 活用頻度による標準偏回帰係数は有意な値を示. 点低群は中学校・高校の授業における ICT 活用の 9 項目. さなかった。. において有意に差があると認められ、得点高群のほうが. 3-4.中学校・高校時代の授業における ICT 活用経験と大. 有意に活用頻度が高いことが示された。. 学生の情報活用の実践力の関連 表 5 中学校・高校時代の授業における ICT 活用頻度と大学生の情報活用の実践力の重回帰分析 収集力. 判断力. 表現力. 処理力. 創造力. 発信・伝達力. β. β. β. β. β. β. 中学校の活用頻度. .06. -.08. .12. .20. .20. .05. 高校の活用頻度. -.14. .12. .08. -.07. .00. .08. .01. .01. .03. .03. .04. .01. 2. R. 表 6 中学校・高校時代の授業における ICT 活用経験と大学生の情報活用の実践力の重回帰分析 収集力. 判断力. 表現力. 処理力. 創造力. β. β. β. β. β. 発信・伝 達力. β. 収集. -.05. -.20. .05. .11. .27. -.18. 判断. -.06. .03. .14. -.36. .09. .03. 表現. .43. .21. .62*. .21. .09. .58. 処理. .24. .06. .09. .30. -.11. .29. 想像. -.39. .08. -.45. .05. .03. -.18. 発信・伝達. -.25. -.07. -.23. -.09. -.12. -.39. R2. .05. .03. .12. .07. .07. .08. *:p<.05 中学校・高校の授業における ICT 活用と情報活用の実 践力の関連を見るため、従属変数を情報活用の実践力の 各項目、独立変数を中学校・高校を通した授業における ICT 活用経験として重回帰分析を行った。結果を表 6 に 示す。. 4.考察 以上の結果より本研究では、中学校・高校時代の授業. 表現に関する活用から表現力に対する標準偏回帰係数. における ICT 活用が情報活用の実践力に与える影響は見. が有意であるが、それ以外の全項目間の標準偏回帰係数. られなかった。また、大学生の情報活用の実践力高群と. は有意ではなかった。. 低群の間には、中学校・高校時代の授業における ICT 活. 3-5.情報活用の実践力得点高群と低群の中学校・高校時. 用経験に差があることが明らかとなった。. 代の授業における ICT 活用頻度の差異. 中学校の授業における ICT 活用頻度と高校の授業にお. 大学生の情報活用の実践力得点が高かった集団と低か. ける ICT 活用頻度との間には、有意な正の相関がみられ. った集団の違いを探るため、得点高群と得点低群に分け. た(表 2)。これは、中学校の授業における ICT 活用頻. 中学校・高校の授業における ICT 活用得点の t 検定を行. 度と高校の授業における ICT 活用頻度が同程度であった. った。先行研究を参考にし、得点高群は情報活用の実践. 人が中程度いたことを示している。即ち、中学校の授業. 力得点の上位 15%、得点低群は情報活用の実践力得点の. で ICT を活用しなかった人は高校の授業でも ICT を活用. 下位 15%とした。その結果を表 7 に示す。得点高群と得. しなかった、中学校の授業で ICT を活用していた人は高 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 19.
(5) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連 校の授業でも ICT を活用していた傾向にあることを示唆. 力は図や表の活用に関するものである。中学校・高校時. している。. 代に授業でグラフや表を作成するという経験が、自らグ. 次に、中学校・高校の授業における各 ICT 活用経験間 には、有意な正の相関がみられた(表 3)。これは、どの. ラフや表を活用する能力の育成に効果を示す可能性が示 唆された。. ICT 活用内容に着目しても、特定のものだけを受けたの. また、大学生の情報活用の実践力得点高群と低群の差. ではなく他の内容と合わせて活用をしている傾向にある. 異として、中学校時代の収集、判断、表現、処理、発信・. ことを示している。. 伝達と高校時代の収集、判断、表現、処理、発信・伝達 表 7 大学生の情報活用の実践力得点高群と低群との差の検定. 中学校. 高校. 高群. 低群. M(SD). M(SD). D. 収集. 10.4 (11.4). 3.4 (7.5). 0.72*. 判断. 5.7 (6.0). 1.7 (1.9). 0.88*. 表現. 7.4 (8.2). 2.4 (3.6). 0.76*. 処理. 7.3 (8.6). 1.3 (1.6). 0.94**. 創造. 7.3 (10.5). 2.6 (4.7). 0.56. 発信・伝達. 7.0 (7.8). 2.2 (3.6). 0.78*. 収集. 11.6 (12.6). 2.7 (7.0). 0.86*. 判断. 9.5 (11.4). 3.1 (8.1). 0.62. 表現. 12.5 (15.0). 2.3 (4.7). 0.90**. 処理. 10.3 (12.6). 1.9 (2.7). 0.90**. 創造. 10.0 (13.3). 3.3 (8.3). 0.59. 発信・伝達. 10.8 (12.8). 2.8 (5.6). 0.79*. **: p <.01, *: p <.05 また、中学校・高校時代の授業における ICT 活用頻度. の活用が高群のほうが多いことが示された(表 5)。こ. と情報活用の実践力の関連は認められなかった(表 5)。. の結果は、文部科学省(2014)の情報活用能力調査の結果. これは、授業で ICT を活用したことが大学生の情報活用. と類似する。情報活用能力調査は当時の小学校 5 年生・. の実践力の下位尺度それぞれに影響を与えることがみら. 中学校 2 年生を対象に行っており、情報活用能力が上位. れなかったことを示している。. の学校群の児童・生徒は下位の学校群の児童・生徒に比. さらに、中学校・高校時代の授業における ICT 活用内. べ、より学校での ICT を活用する頻度が高い傾向にある. 容と情報活用の実践力の関連について、授業における表. ことが報告されている。本調査の結果も同様に、中学校・. 現についての活用から情報活用の実践力の表現力に対す. 高校時代に授業で ICT を活用していた経験で情報活用の. る有意な正の影響が認められた。一方で、ほかの変数に. 実践力に差が生まれることを示唆している。. ついては関連が認められなかった(表 6)。これは、表現. 以上のことから、中学校・高校時代の授業における ICT. に関する授業と情報活用の実践力の表現力との関係を除. 活用が大学生の情報活用の実践力に与える影響は見られ. き、授業における各 ICT 活用経験が、大学生の情報活用. なかった。これは各個人によって授業が情報活用の実践. の実践力の下位能力それぞれに影響を与えることがみら. 力の下位能力に受ける影響が異なっており、全体として. れなかったことを示している。表現に関する授業での. 特定の ICT 活用が特定の能力を伸ばすこと、また授業で. ICT 活用の内容はパワーポイントを用いた資料作成やグ. の ICT 活用が特定の能力を伸ばすことにはつながらない. ラフ・表の作成であり、情報活用の実践力における表現. 可能性があることを示している。先行研究では、授業に 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 20.
(6) 資料 質問紙. 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連 おけるインターネット活用が情報活用の実践力に影響を. 安藤玲子、高比良美詠子、坂元章 (2004) 小学生のイン. 与えることを示していたが、本研究では授業における. ターネット使用と情報活用の実践力との因果関係.. ICT 活用が情報活用の実践力に与える影響は認められな. 日本教育工学会論文誌, 28(Suppl), 65-68.. かった。しかし情報活用の実践力を見た時、能力が高い. 近江玲、坂元章、安藤玲子、秋山久美子、木村文香、橿. 集団と能力の低い集団の授業での ICT 活用頻度に差があ. 淵めぐみ、内藤まゆみ、高比良美詠子、坂元桂、足. ることも示している。これは情報活用能力調査の結果と. 立にれか、鈴木佳苗、加藤祥吾、坂元昂 (2005) イ. 類似している。. ンターネット使用と情報活用の実践力の因果関係―. 今回用いた高比良らの「情報活用の実践力尺度」は文 部科学省が掲げる情報活用の実践力に沿って作成された. 中学生に対する 3 波パネル研究―.日本教育工学会 論文誌..29、11-21.. ものである。即ち本研究では一般的な情報活用の実践力. 文部科学省(2011) 「教育の情報化に関する手引き」. を対象としたものであり、中学校・高校時代の ICT 活用. 文 部 科 学 省 (2014). 経験が一般的な情報活用の実践力に影響を与えていない. http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/135618. と解釈ができる。情報教育の目標としての情報活用能力. 8.htm (参照日 7/28). を育成するために ICT を導入したとするのであれば、今. 文部科学省(2018) 教育課程部会(第 97 回)配布資料. 情報活用能力調査の結果. 回対象となった大学生は中学校・高校時代に ICT を活用. www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/00. しても目標は達成されていないとも見ることができる。. 4/siryo/1374814.htm(参照日 9/17). 最後に本研究の課題を述べる。本研究で用いた「情報. 内藤まゆみ、坂元章、毛利瑞穂、木村文香、橿淵めぐみ、. 活用の実践力尺度」の質問項目は ICT、コンピュータの. 小林久美子、安藤玲子、鈴木佳苗、足立にれか、高. 使用に関するものではない。そのため、中学校・高校時. 比良美詠子、坂元桂、加藤祥吾、坂元昂 (2001) 学. 代の ICT 活用経験が情報活用の実践力に影響を与えない. 校におけるインターネット活用が生徒の情報活用の. とは言い切れない。情報活用の実践力に沿った ICT の活. 実践力に及ぼす効果 ―中学生の準実験による評価. 用力に関する尺度を作成し、再度検討を行う必要がある. 研究―.日本教育工学雑誌.、25(2)、63-71.. ものと思われる。また、一般的な情報活用の実践力は ICT. 高比良美詠子・坂本 章・森津太子・坂本 桂・足立に. を活用しただけで育まれるものではないと考える。ICT. れか・鈴木佳苗・勝谷紀子・小林久美子・木村文香・. 活用経験の差が情報活用の実践力に影響を与えても、 ICT. 波多野和彦・坂本 昻(2001) 情報活用の実践力. 活用そのものが情報活用の実践力に影響を与えているこ. 尺度の作成と信頼性および妥当性の検討 日本. とは確認されなかった。情報活用の実践力に影響を与え. 教育工学雑誌, 24(4), 247-256. る要因を他にも探る必要がある。. 高比良美詠子、安藤玲子、坂元章 (2002) インターネッ トの使用が大学生の情報活用の実践力に及ぼす影響.. 参考文献. 日本教育工学雑誌, 26, 91-96.. 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 21.
(7) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連. 資料 質問紙 中学校・高校時代の ICT 活用の経験に関するアンケート 中学校・高校時代の授業で ICT をどの程度活用していたか及び質問項目への自己評価に関するアンケートを行います。 回答に要する時間は約 7.8 分です。回答頂いた内容は統計処理以外で使用することはありません。 (質問項目右側の数値は、回答数を示している) ・学籍番号を教えてください ・性別を教えてください 〇男. 75. 〇女. 46. 〇その他. 1. ・あなたの学部を教えてください 〇教育学部(教育人間学部). 8. 〇経営学部. 3. 〇経営学部. 10. 〇理工学部. 55. 〇都市科学部. 6. 〇医学部. 10. 〇その他. 30. ・あなたの学年を教えてください 〇大学 1 年生. 84. 〇大学 2 年生. 24. 〇大学 3 年生. 11. 〇大学 4 年生以上. 3. 中学校時代について、以下のことに回答してください (中学校時代の ICT 活用経験) ・授業中に ICT(パソコン・プロジェクタ・電子黒板など)をどの程度利用していましたか 〇1.利用したことがない. 12. 〇2.月に 1 回以下. 31. 〇3.月に 1 回以上週に 1 回以下. 46. 〇4.週に 2.3 回程度. 22. 〇5.ほぼ毎日. 11. 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 22.
(8) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連. ・授業において ICT を活用した際、次の活用方法をどの程度利用したことがありますか (1.利用したことがない 2.あまり利用したことがない 3.よく利用していた 4.頻繁に利用していた) 1. 2. 3. 4. 〇インターネットで知りたいことを調べる. 13 32 51 26. 〇コンピュータ等を使ってデータや情報を集める. 12 36 52 22. 〇コンピュータでシミュレーションを行い、結果を読み取る. 46 54 18 4. 〇コンピュータ等で集めた情報の中から、必要なものだけを取り出す. 22 48 42 10. 〇パワーポイント等を用いて発表資料を作る. 30 38 38 16. 〇コンピュータ等で表やグラフを作成する. 23 53 36 10. 〇コンピュータで必要な情報を選びまとめる. 19 49 41 13. 〇観察・実験で得た結果・データをまとめる. 44 47 26 5. 〇話し合いの内容や結論を、コンピュータ等を用いてまとめる. 44 46 25 7. 〇自分の考えをまとめ、コンピュータ等で表現する. 41 39 34 8. 〇インターネットで情報を公開する. 54 43 19 6. 〇パワーポイント等で発表する. 29 41 33 19. 高校時代について、以下の質問に回答してください (高校時代の ICT 活用経験) ・授業中に ICT(パソコン・プロジェクタ・電子黒板など)をどの程度利用していましたか 〇1.利用したことがない. 9. 〇2.月に 1 回以下. 23. 〇3.月に 1 回以上週に 1 回以下. 44. 〇4.週に 2.3 回程度. 30. 〇5.ほぼ毎日. 16. ・授業において ICT を活用した際、次の活用方法をどの程度利用したことがありますか (1.利用したことがない 2.あまり利用したことがない 3.よく利用していた 4.頻繁に利用していた) 1. 2. 3. 4. 〇インターネットで知りたいことを調べる. 12 27 52 31. 〇コンピュータ等を使ってデータや情報を集める. 12 35 49 26. 〇コンピュータでシミュレーションを行い、結果を読み取る. 38 49 26 9. 〇コンピュータ等で集めた情報の中から、必要なものだけを取り出す. 24 45 36 17. 〇パワーポイント等を用いて発表資料を作る. 27 35 38 22. 〇コンピュータ等で表やグラフを作成する. 24 39 40 19. 〇コンピュータで必要な情報を選びまとめる. 26 42 39 15. 〇観察・実験で得た結果・データをまとめる. 33 50 30 9 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 23.
(9) 大学生の情報活用の実践力と中学・高校時代の授業における ICT 活用経験との関連 〇話し合いの内容や結論を、コンピュータ等を用いてまとめる. 32 48 30 12. 〇自分の考えをまとめ、コンピュータ等で表現する. 24 50 28 16. 〇インターネットで情報を公開する. 55 39 21 7. 〇パワーポイント等で発表する. 32 29 39 22. 以下の質問に回答してください ・現在の自分について、どの程度当てはまりますか (情報活用の実践力) (1.全く当てはまらない 2.あまり当てはまらない 3.どちらかというと当てはまらない 4.どちらかというと当てはまる 5.やや当てはまる 6.とても当てはまる) 1 〇授業でわからないことがあっても、先生に質問したり. 2. 3. 4. 5. 6. 10 30 29 22 16 5. 教科書や参考書で調べることはほとんどない 〇わからない事柄があったら、辞書や辞典を引くようにしている. 5. 26 22 29 32 8. 〇自分から進んで調べ物をすることが少ない. 15 39 34 25 8. 〇対立する意見があるときはいつも両方の言い分を聞いてそれぞれの. 1. 8. 〇噂を聞いた時には、それがどのくらい根拠があるかを確認している. 3. 10 27 44 24 14. 〇たくさんの資料から必要な情報を見つけだすのは苦手である. 9. 29 53 21 6. 〇調べたことを整理するとき、文章だけでなく図や表も活用するよう. 2. 6. 〇文章を理解するために、自分で図や表に書き直してみることがある. 1. 10 23 50 26 12. 〇集めた資料を整理するのは苦手である. 4. 11 41 43 21 2. 〇多くの資料を検討して、結論を導くのは得意である. 2. 23 44 38 12 3. 〇意見がたくさんあっても、うまくまとめることができる. 4. 23 43 42 7. 〇図や表にまとめられた資料から、共通点や一定の法則を見つけ出す. 3. 20 41 42 11 5. 〇人と違った意見を考えるのは苦手である. 7. 14 31 47 18 5. 〇他人と異なる意見を出すのが得意である. 4. 18 47 31 15 7. 〇自分なりの考えを持つようにしている. 1. 9. 〇大勢の前で発表するときは、言うべきことを整理してから話すように. 2. 13 32 43 20 12. 1. 26 33 41 13. 良し悪しを判断するようにしている 4. 22 53 30 9. 心がけている. 3. ことが得意である. 22 41 31 18. している 〇わかりやすい文章を書くには苦手である. 10 11 44 35 18 4. 〇人に用件を伝えるときは、重要な部分に下線を引くなどして、相手が. 4. 18 36 42 14 8. 注目するように工夫している 以上でアンケートを終了します。 ご協力ありがとうございました。. 教育デザイン研究第 11 号(2020 年 1 月). 24.
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