高校生の学校不適応を把握するための適応感要因の検討-学校の特性・生徒の特性に着目して-
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(2) 920名,女817名,性別不明9名)。. 有意差は見られなかった。. 質問紙の内容は. 3.r学校への適応感」に関する重回帰分析。. I:r高校生活適応感尺度」(浅川ら,2002). 影響を与える要因を探るために重回帰分析(モ. n:「青年期前期過剰適応尺度」(石津,2006). デルの調整済み山上を行った所,. 皿:「自我強度尺度」(Catt1e,RB.,1965). 対象者全体ではO.1%水準で標準偏回帰係数(β). IV:r学校への適応感尺度」(大久保,2005). が「友人関係」で遡,「自己不全盛」で地,. 2.質問紙調査対象生徒が在籍する高等学校の特. 「自己肯定感」で197となり,適応感に大きな影. 性調査。. 響を及ぼしている。しかし,学校ごとに適応感要. 学校の特性と考えられるr課程」r科」「学年制・. 因が微妙に異なる結果も得られた。また,学校適. 単位制」r男女別・共学」r進学率」r出席率」r退. 応感の要因は大きく『外的・対人的側面』と『内. 学率」「地域」などについて調査。. 的側面』に分けられることが,使用した学校適応. 感の16の要因の主成分分析によって明らかにな. 結果 1.各尺度間相関. 使用尺度間の相関をみるためPearsonの相関. った。. 4.学校特性と生徒個人特性との関連。. 本調査対象校は,学校の特性から大きく3つの. 係数を求めた。. 学校群に分かれた。また,生徒の学校適応感から. r高校生活適応感」とr学校への適応感」には. もほぼ同一の群に分類できた。学校の特性と生徒. 強い相関が認められた(∫=.701く.01)ため,よ. 個人の心理的特性には関連があり,同じ特性を持. り心理的な側面の下位因子で構成された「学校へ. つ群の学校に心理的特性の似た生徒集団が在籍し. の適応感」尺度得点をこの研究では適応感の指標. ていることが明らかになった。. とすることとした。r過剰適応」とr学校への適応. 感」には相関が認められなかった(山). 考察. が,「自我強度」と「学校への適応感」には比較. r学校への適応碑」には,学校間で違いがあり,ま. 的強い相関(r=.417 く.01)が認められた。r自. た生徒の心理的個人特性とも関連があることから,. 我強度」と「過剰適応」には弱い負の相関(凶. 生徒の適応感の低い学校に対しては,生徒集団に対. p≦皿)が認められた。. する心理的教育が必要であると考えられる。その際,. 2 r学校への適応感」尺度の得点について. 適応感要因が学校により若干の相違もあることを鑑. r学校」の違いについて,1要因の分散分析を. み,それぞれの学校に応じた取り組みが求められる。. 行った結果,次111698):=1789 く001で学校間. 例えば,r自己肯定感」が適応感に影響を与える学. 差が認められた。また,6検定を行い,r性」の違. 校と「自己不全盛」が影響を与える学校があり,求. いについては左幽Lで女性が有. められる対応は異なってくる。このように学校それ. 意に高い得点を,「部活動の加入」については. ぞれの特性への対応という視点が必要であることが. 左虹Lで部活動に加入している. 示されたが,このことは学校不適応への予防的対応. 生徒が有意に高い得点を,「第1志望か以外か」. としても重要であると考えられる。. については,左幽Lで在籍校を第1 主任指導教員 岩井 圭司. 志望としていた生徒が有意に高い得点を示した。. 指導教員岩井圭司. 「不安の有無」については,C(1531)=一.432n.s.で. 127一.
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