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聖書は肉食・動物をどう扱っているか : シナイと荒れ野の旅 : 出エジプト記・レビ記,民数記・申命記

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(1)聖書 は肉食 ・動物 を どう扱 っているか レビ記 ,民 数記 ・ 申命記――. 一一 シナ イと荒 れ野 の旅 :出 エ ジプ ト記. 田. 奥. 子. 和. How the Bible Treats the Eating of Mcat and Anilnals ―. Long Journey to Sinai and the lDesert: Exodus・. Lcviticus・. Numbers・ Deuteronomy一 一一一. OKUDA Kazuko Abstract: According to the Book of Genesis,the food that God gave to human bcings was``vegetable food ― plants with seeds,namely grains and fruit"。. However,after Noah's flood,God gave human beings perΠ. lis―. sion to cat ineat,with some restrictions. The Book of Deuteronomy 12: 20-22 says as follows: You may eat as much meat as you want".It is said to bc a compronlise given to human beings by God. I concretely considered how this compronlise was caΠ I exanlined thc history of lneat―. ried out。. cating after Genesis through the Books of Exodus,Leviticus,Numbers and. Deuteronomy. I came to the conclusion that meat was eaten in exact accordance with the regulations which. God established. Fundamentally people were requested to be sacred in the context of God's sacredness. Meat― eating was no exception and was treated within the frame of sacredness. In concrete terlm[s,the regula―. tion was strict not only about the kinds of rneat,but also“. where",“ who",what"and``how much"。 Mcat was. the offering to God at the ritual serviceo Some of the meat offered to God was bumt,but in most cases the. remainder was eaten by the people in the company of God, in the tento People arrived at compensation, atonement,or reparation in the presence of Godo Meat was eaten for justinable reasons,not by the people's thoughtless free will.. い てあ らか じめ述 べ た い 。 は. じ. め. に. 飢饉 のため食 べ 物 に不 自由 した イス ラエ ルの 人 々は エ ジプ トに移住 したが ,そ の後 しだ い に人 口が増加 し. 前報告 で は創世記 にお け る 肉食 ・動物 の扱 い につい. た。 かれ らの仕事 は賦 役労働 であ った。賦 役労働 とは. て述 べ た。す なわち,は じめ神 が 人 々 に与 えた食 べ 物. 公 の物 を建 て るの に一 定期 間課 せ られ る労働 であ る。. は植物性 の もの に限 られ た (創 世記 1:29-31)。 しか. 神 は この イス ラエ ルの民 を奴隷状態 か ら救 い 出す ため. し,ノ アの洪水 の あ と神 は 肉 を食 べ る こ とを条件付 き. にエ ジプ トか ら脱 出 させ ,新 しい土地 に導 こ う とされ. で許 した (創 世記 9:1-8)。 で は どの よ うな条件 の も. た。 そ の 結 果 ,40年 間 シ ナ イの 荒 れ野 を経 由 して神. とで人 々は 肉 を食 べ たのか。. が約束す る 目的 の地. ここで は,出 エ ジプ ト記 ,レ ビ記 ,申 命記 ,民 数記. (カ. ナ ン)を め ざす旅 を続 けた。. これが 出 エ ジプ ト記 であ る。. に記 された神 の 肉食 へ の指針 と人 々の 肉食 の状態 を 中. 民数記 はエ ジプ トを脱 出 した イス ラエ ルの民 が 荒 れ. 心 に探 る。 あわせ て ,動 物 の位置 づ けや人 々の動物 の. 野 で 40年 間 を過 ご した後 ,ヨ ル ダ ン川 の 東 岸 に至 る. 扱 い につ い て も触 れ た い。. まで の 歴 史 の 書 であ る (2p.243)こ の民 数記 で は人. まず ,出 エ ジプ ト記 ,レ ビ記 ,身 命記 ,民 数記 につ. 口調査 が三 度行 われ る。 一度 目はシナ イの荒 れ野 で. ,.

(2) 甲南女子大学研 究紀 要第 42号. 人間科学編 (2006年 3月. ). 三 度 目は旅 の終 わ りごろ にカナ ンの土地 分割 の準備 の. って 来 な い よ うにす るた め で あ る 。 (2p.140). ため にモ アブの平野 で行 われた。 イ ス ラエ ルはす で に. 過 越 祭 の規 定. 完全 に組織 された聖 なる共 同体 とみ な されそ の 中心 に. 出 エ ジ プ ト記. 12:46 -ど の羊 は一#の 家 で食 べ,肉 の一部 で る家 か. なるのが レビ人であ った。 この レビ人 を中心 に,必 要 に応 じて神 と語 る 臨在 の 幕屋 が運 営 され (2 pp.245-. ら″ ち出 してはな らな い。 また そ の 仔 を〃 っ ては. 246), レビ記 には祭司制度 ,儀 礼 ,祭 ,断 食 ,清 潔. な らな い。. ,. 聖性 に関す る規定が述 べ られて い る。 申命記 はモ ーセ が死 ぬ 前 に イス ラエ ル に語 った「遺. 2. 言」 で あ る とい われ る。 申命記 の 中心 は律法 で あ り. 方 欠. ,. この律法 は歴 史 のただ 中 で神 に よって与 え られた もの. 出 エ ジプ ト記 16:2-3 イ ス ラエ ルの 人 々の 共 同体全体 はエ リム とシナ イ と. が原点 で あ る とされ る。 (2 pp.292-293) なお ,イ タリック体 は聖 書 の原文 の 引用 であ る。下. 肉 の 入 った 肉料理 が食 べ られ な くな った 荒 れ野 の. の 中間 にあ るシ ンの 荒れ野 に向 か った。. 線 や ゴ シ ックは筆者 に よる もので あ る。. 荒れ 駒 _. ス. る と, イヌ ラエ ル のス 々の共 同 体全. 体 は モ ーを と ア ロシ /_ 肉. 1. 食. /_‐. 出 エ ジ プ ト直前 に過 越 の 肉 を食 べ る. 膚. か っ て不 平 を述 べ 立 て. 。 イス ラエ ルのス 々は彼 らに言 った。 ゜ 晟 々はエ ジ フ ハの国 で,生 の 手 だか か っ こ. 死ん だ方 ″サ ιだ った。 め の ときは肉 のた ぐさん ス つた鋼 の膚 だ座 ク,ノ ゞン を顔 いっぽ レヽ 食 べ られ. 主 の過 越 出 エ ジ プ ト記 12:3-11 ゜ エ ジ フ ハの 国 で,生 は モ ー を と ア ロ シ に 言 われ. た の /_ 。 あ なたた ちは我 々 を この荒 れ野 に逆 れだ ι, この 全 会 衆 をf/Zえ 死 に させ よ う と し て い る。 ゴ. たこ 。. …… 今年 十″タ ス は そノιぞ力 父 の オ ご と/_‐ ′ す. イス ラエ ルの 人 々の この言葉 はエ ジプ トでの生 活 を. なわ ち泰方 笑ご と/_ //ヽ 羊 を一匹用意 ιなけれ /∫ な ら な 鳴 るι′ 家族 力ゞ 少 ス数 で//ヽ 羊 一ど を食 べ きれ. 美化 して い る とい う。賦役労働 を強 い られ た外 国人労 働 者が いつ も肉の入 った鍋料理 をた っぷ り食 べ る こ と. な い場 合 には,防 の家ち 笑と共 /_. 数 に月 合 うるの. な どまず あ りえな い。 しか し,エ ジプ トで は食 べ 物 が. ご月 合 うイヽ を用意 ι′ め いめ いの食 べ る重 ノ 羊 を選. 手 に入 るか ど うか心 配す る必 要が なか ったの は事実 で. ばな けれ ばな らな い。 そ のイヽ 羊 は,夕 の な い一歳. あ る。 (2p.148). ス. のだ でなけれ │ぎな らな い。用意 するのは羊 で る″. しか し,い ずれ に して も旅 の 道 中食 べ 物 が充 分 にな. 羊 で るよ い。 それ は, このガ の 十四 Fま で取 ク分 け てお よタ イス ラエ ルの共月 体 の 会衆 ″ゞ ど で夕 暮. か ったので あろ う。. れ /fそ れ を層 ク, そ の力 を取 っ て,イ ヽ 羊 を食 べ る. 3. 家 のス ク層 の三 本 のを と孵居 に壁 る。 そ ιて,そ. 渡 り鳥 ― うず ら (鶉 )の 肉 を腹 一杯 食 べ る モーセは民 の不平 に注意 を促 す 一 方 で ,神 か ら特別. の夜 ;府 を火 で焼 い て食 べ る。 ……・これが生 の辺. に食べ 物 をい ただ くこ とを予告す る。. 越 であ る。. 出 エ ジプ ト記 16:8-13. これでわか る よ うに,家 庭 で 食べ る こ とがで きるの. モ ーセぼ更 /_ 言 った。腟 ぼ夕 暮 れ に,あ なた. は ,主 の 過 越 で あ り,年 1回 限 りで あ る。そ の 他 に. た ち 肉 を与 え て食 べ させ ,朝 だノゞン を与 え て満 顔 だ させ られ る。主 ぼ,あ なたた ち力ゞ 主 に膚 か っ. は,む やみ に家庭 で は食べ る こ とはで きな い。 小羊 を選ぶのは ,丸 ご と焼 い て夜 中 (夜 じゅう)に 食べ て しまわなければな らなか ったか らであ る。 そ の. /_‐. て述 べ た不 平 を,用 かれたか らだ。 一 体;我 々は /r7者. f府 か っ て不 平 を述 べ て い る の く,実 は,主 ′. ため に食 べ きれ る小 さめ の物 とい う こ とで あ ろ う。 申 命記. (16:7)出 エ ジプ ト記 (29:31)で は 肉 を「煮. て い る」 の に た い して こ こで は 煮 な い で「焼 く」 の は,こ の過越 しが特別 の もの と して扱 われてい るか ら. な のか。 め なたた ちは我 々 に府 か っ てではな. 「. こοノ. ……夕 方 になる と うず らが飛 ん で来 で,宿 営 を 覆 レ、 朝 には 宿営硼 ク/_ ″ 力ゞ 降 クた。. で あ る。 (2p.141)「 煮 る」 の は,中 央 聖所 の 大 釜 で. うず らは シナ イ半 島 に現在 も見 られ る。 うず らは春. 煮 られた。 (2p.326)鴨 居 に血 を塗 るの は,悪 魔 が 入. と秋 の渡 りの時期 に シナ イ半 島 に大量 にい るが ,そ れ.

(3) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 動物 を どう扱 ってい るか. 訂れ てお クタ ιか る反 す うす動物 は食べ ること″ゞ できる。 ただ ι′反 す うするだけか,あ る いは. 以外 の所 に も時 に もい る。 (2p.148) 己11: 18-20 炉こ委 史言. ,. 月 に告げ な さい。 ″ 層のため に庁分 首身 を聖弓t. ひデめ力ゞ 分 かれただけ の動 勿 ぼ食 べ てはな らな. ιな さ い。 め なた た ちは肉 を食 べ る こ と″ゞで き. い。 ら くだ 野 死′岩 狸。 これ らは反 す うす る ″う ひずめ力ゞ 分 かれ ていな いか ら汚れた るのであ. ご虐 するぼ と ″ き言を言 レし 誰 か肉 る。主 の耳 ノ ゜ を食 べ させ て ぐれな い るのかフ エ ジフ ハでは幸 せ. る。 いの ιι。 これ は,ひ デめガ,分 かれ てい る. だ った とデえたか ら′主 はあなたた ちに肉 をお与 できる。あ えにな クタ めなたた ちは食 べ ること″ゞ. ″ヽ 反 す うしな いか タ ゲれた るのであ る。 これ ら の動物 の肉 を食べ てはならな い。死夕 に〃 れ ては. なたた ち″ゞ それ を食べ るのは,一 Fや 三 ″や五 F. ならない。. や十″や三 十″ ではな い。 Fか 月 に反 の. ついに. あなたた ちの鼻 か ら出るよ うにな クタ生 き気 を″. 反す うす る動物 , しか もひず めが完全 に分かれた動 物 は草食動物 である。. すほどになる。 …… そ して現実に肉が降 って きたのである。 民数記. H:31-32 さて,生 の るとか ら月力ゞ 出 て,海 の方 か らうず. 6. 祝福 と呪 い 身命記. らを吹 き事 t宿 営 の近 ぐに落 と した。 うず ら. H:14-15 … …あなた /_. は,宿 物 月 2縦 横 それぞれ ゴFのシ リ の朝. フl滋 の収寝ン. つて,地 上三 アンマぼどの高 さに若 るっ. のため晟 駒 _. 用 にわ. /_‐. うず らを集 め,少 な い者 でるチホメルは集 めた。 そ ιで宿営の月 クに〃フガてお いた。 主が導 くカナ ンの地 と食べ物 ,そ れは植物性 の食. べ物 のみ. ぼ 穀物. 新 しいぶ ど う乙. オ グー. る。 わた ιはまた′ めなたの家畜 'あ. た。民 は出 ていつ ζ μ ″μ夜;そ して翌 ″ るフ. 4. 家畜化 一家畜 を食べ て満足せ よ. 草 を生え させる。めなたは負べ. て満. 燿 する。 ここには家畜がでて くる。家畜 とい う言葉 には,肉 だけでな く乳が含 まれると考 えられる。牛 ・羊 ・山羊 の母親 は乳 を新生子 に与 えた後 ,新 生子 は生後 3ケ 月 に成長 してやわ らかい草 を食べ ることがで きるように なる。すると,母 の群れは余分 の乳 を人間に提供 し同. 神 の贈 る良い土地の食べ物 とは モーセはこれか らイスラエルの民が導 かれるであろ. 時に毛や皮 も提供す る。家畜化 とその後 の乳利用 によ り「殺 して肉を食べ る」 とい う「殺 し・流血 の必然」. う目的の地がいかに良い土地であるかを述べ る。それ は食べ物 を生みだ し,水 を生みだす 良い土地であると. 回路 に加えて「殺 しと直接 つ なが らない搾乳」 とい う 「殺 し・流血 をともなわない」 回路 を持 つ ことがで き. い う。. るとい う。 こ うした乳利用 の 開始 は,〈 流血 をともな. 神 の贈る良 い土地. う動物食 〉と 〈流血 をともなわない動物食 〉とい う 2. 申命記. 8:8-10 麦,大 麦. r//ヽ. ぶ とつ フ レヽちじイ′ さマ ろガ,実. 項対立的範列 (清 /械 または無罪/有 罪)の 措定 を可 能 に し,自 己 の存在 に関わるテ ーマ として,〈 殺 しを. る土地フ オ グー プの木 と蜜 のあ る土 地 である。不 でき,/r7-つ 欠ける 虜虜な ぐノゞンを食 べ ること″ゞ. め ぐる倫理 〉を対 自化 させ る道 を も開 い た。そ の点. ことのな い土地 であ ク′ ……ゴ. ナチ ュラル ・イデオロギー とい う文脈 で も,無 視 で き. この文中の食べ物 はすべ て植物性 の ものであ り,家. で,乳 利用 の開始 は 自己の生 を支える自然 にたいす る ない合意 をもった文明史的出来事 だったと言 い うる。. 畜 とか 肉 といった言葉が全 くないこ とに注 目したい。. (4 pp.134-135)。. 5. 7. 清 い動物 を食べ よ,汚 れた動物 は食べ るな. 血 を食 べ て は な らな い. 清 い動物 と汚れた動物. 犠牲 の血 と肉. 申命記 14:3-8. 申命記 12:15-16. すべ ていと うべ きは食べ てはならない。食 べ て. ただ ι, どの厚にお い てるあなたの″,生 が与. まい動物 は次 のとお クである。牛′羊′ 山羊′雄. える夕石 にだ って,欲 ιいだ け装 を層 クタ その肉 や雄鹿 を食 べ る を食べ ること″〒 きる。″ヽるι″ヽ. 子鹿,野 出羊′考,大 か るιかタ ガゼル。 そのを ひデめめ力ゞ 分 かれ′完全 に三 つに. 鹿. か るιれ. 場合のよ うに汚れ ている者 る清 い者 る食 べ ること.

(4) 甲南女子大学研究紀要第 42号. 人間科学編 (2006年 3月. ). が できる。 /_‐ だ ι,そ の血 は食 べ てはな ら£ 水 ` ゛ の よ う/f地 面 /_ ど き出 さねば な らな い。. 499)こ の 肉 は神 か らの授 か りもの で あ り,む や み や. 血 は神 との 契約 の 印 で あ り献 げ物 で あ る。す な わ. た らに食べ る物 で はな く身 を清 めてか ら食 べ る とい う. ち,民 が エ ジプ トを出 る とき鴨居 に血 を塗 り,災 難 か ら逃 れ た こ と (出 エ ジプ ト記. が た い あ らゆ る 不 浄 か ら 身 を洗 う こ とで あ る (3p.. 特 例 と して位置 づ け られ る。. 12:7),シ ナ イ山 のふ. もとに祭壇 を築 き雄牛 の血 を鉢 に入れ民 に振 りかけ て 神 と契約 を交 わ した こ と (出 エ ジプ ト記. 9. 肉食 の 許可 ―汚 れて い る者 も清 い 者 もそ の 肉 を食. 24:6∼ 8),. べ る こ とがで きる. ア ロ ンは年 に一度 ,祭 壇 の 四隅 に献 げ物 の血 を塗 って. 犠牲 の肉 と血. 罪 の 贖 い の 儀 式 を行 う こ と (出 エ ジ プ ト記 30: 10). 申命記 12:20-22. 人間 には属 さない ため 食べ ては い けな い とされ た。別. 角東 された とお クタ あ なた のクリ 主 か場 なた の 。 領土 を広 げ られ る と き′ 肉 が 食 べ た い と 言 うな できる。 め なた ら,欲 ιいだ け府 を食 べ る こ とガゞ. の 解釈 に,「 ただ し,そ の血 は……」 は,異 教 の 慣 習. の″夕主 ″そ の 名 を置 ぐため 角 勤 ぎれ る場所 力ゞ 遠. と混 同す る危 険 を排 除す る技術 的 な指 導内容 で あ る。. 〈離 れ て いるな らぼ)わ た ι″ヾ 令 じた とお クに ゞ ヾ f′ 生 ″ 冷 どた とお クノ 主 ″ 与 え られた 牛 や羊 と唇. な どであ る。 動物 の命 は血 の 中にあ り,血 は神 に属す る もので. この指導 と監督 を行 ったのが ,役 人 と して登用 され. ,. ,. ,. 地域 に派遣 された レビ人祭司 で あ る。 (2p.320)血 は. ク,旨 分 の 厚 で,欲 ι いだ け食 べ る こ と″ゞで き. 「水 の よ う に注 ぎだす」 とい うの は 十分血 を除 き,放 血す る と肉が血臭 くな く,味 もよ く,食 肉 として もっ. る。 か るιか や雄鹿 を食 べ る場 合 の よ う/_ 食 べ る こと″ゞ できる。 汚 ノιて いる 者 る清 い者 るそ の内 を. とも適 当 で あ るばか りで な く,ま た保存 に もよ く耐 え. できる。 食 べ る こと″ゞ. る もの なので あ る。屠殺 後血 が凝 結 しない前 に手早 く. 主があ なたの領土 を広 げ られ る ときとは,お そ ら く. 血 を抜 き取 るユ ダヤ式屠殺法 は今 日で も踏襲 されて い. ヨシュア時代 の 領土拡張 を前提 とす る もので ,… 占領. る とい う。 (5 pp.335∼ 338)た だ し,主 が 与 える祝福. 地支配が行政上 の 課題 とな り,同 化政策 の必 要 か ら. に したが って どの 町 にお い て も肉は食べ て もよい と記. 占領民 に肉 食 の 世俗化 を許可 し,そ の他 の献 げ物 を中. されて い る。血 を食 べ ては い けな い とい う掟が述 べ ら. 央聖所 へ 奉納す る こ とを命 じた もの。 (2p.321). ,. どの 町 にお い て も… そ の 肉 を食 べ る ことがで きるの. れて い る。. は ,祭 儀集 中 の 見返 りと して ,一 般 の 町 での屠殺 を認. 8. 汚 れ て い る者 は 食 べ て はな らな い 一清 い 者 だ けが. め た もの 。汚 れて い る者 で も清 い者 で も食 べ る こ とが. 肉 を食 べ るこ とがで きる. で きる とあ り,世 俗化 された非儀礼化 された肉食 の 許. 民数記. H:18. ` 告ゲ な さい。 ″ Fの ため /_. 可 で あ る。 この指導 と監 督 を行 ったのが ,役 人 と して. キ 自 分 庁身 を聖男 ■ 民 ゞ べ い こ ιな さ 。 あ なた た ちは内 を食 る と″ で き. 登用 され ,地 域 に派遣 された レビ人祭司 で あ る。 ここ. る。 ¨…・. い は行政的 な傾 向 が 認 め られ る。 (2p.320). /_‐. に も,儀 礼 一 辺倒 の宗教改革 で な く,法 治主義 的あ る. 「 自分 自身 を聖 別 しな さい」 とい う意味 は ,モ ーセ. か も しかや 雄鹿 につ い て は ,「 この こ とは ,か も し. は民 にた い して約束 の新鮮 な肉は聖 なる食べ 物 であ る. かや 雄鹿 は そ れ以 前 に食 べ られて い た とい う こ とで あ. か ら,そ れ を食す るため に民 は祭儀 的 に清 くなけれ ば. る。羊 ,山 羊 にた い す る人 との 関 わ り方 には,1狩 猟. な らな い (創 世記. 35:2,出 エ ジプ ト記 19: 10)と. 2家 畜化段 階. そ して 3家 畜 か らの乳 の利用段. 階 とい う 3つ の段 階が考 え られ る」 とい う。 (4. い う。(2p.261) 清 くな る とは ,創 世 記. 段階. 35:2で. は 身 につ け て い る. 外 国 の神 々 を取 り去 り,身 を清 めて衣 服 を着替 える。 民 数記 31: 19-24で は,火 に耐 え る もの は火 の 中 を 通す と清 くなる。 それ以外 の もの は,清 めの水 で 汚 れ. pp。. 92. -93)ま ず 狩 猟 段 階 が あ って ,次 第 に 家 畜 化 して い く。 また汚れて い る者 もとい う こ とは,そ れ以 前 には汚 れて い る者 は 肉 を食べ ては い けなか ったので あ る。. を清 め る。衣服 を洗 う とあ なたは清 くな る。 出 エ ジプ ト記 19: 10は … 彼 らを聖 別 し,衣 服 を洗 わせ … で あ. lo. ただ し主 の 祭壇 に行 きそ の御前 で 肉 を ささげてか. る。 この 聖別 の解釈 は,自 己 を清 め る こ と,神 の顕現. ら食べ よ. にあずか り,祭 儀 に参列す る前 に,神 の聖 とは両立 し. 犠牲 の血 と肉.

(5) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 ・動物 をどう扱 っているか. 出エ ジプ ト記 24:H. 申命記 12:17∼ 18 …牛 や羊 の夕 毛. あ なた″ゞ 誓 い を立 てた 満願 の. ″ はイス ラエルの月 の付麦者 た ちに府か って手. ガ物 ,随意 の 如 デ物 ,夕 穫物 の献納 物 な どを首 成ク. を夕ば され なか ったの で,彼 らは〃 を月 ζ 食. 分 の 厚 の 申 で食 べ ては な ら 尤. べ′ また飲んん. ただ. め なた の. 主 a聾 ン 必 場所. Q′ 嵐子′ 貌 ′男女 の線 ;厚 の 申に奮 を レど久. これは通常の食事 ではな く,神 の臨在 に基づ く契約 の食事 である (2p.173)と い う。. と共 に食 ベタ 主 の″膚 Qめ なた の手 の働 きを喜. 神 は 見 えな い 食事 仲 間 と して 参加 して い るの を. 花. 生 の夕″ で,あ なた の花. ゞ視 いな さい。. (人 々は)知. 申命記 12:26-28. っていた。契約締結 の際 の儀式的食事 も. 同 じように理解 されていた。神 を前 に して相互 に結 び. たた〕 あ なた は, ささノ ガるべ き里 なる所 ゲタ と. つ き,契 約 を結 んだ. を芳 え て,生 の選 ぽンιる場所 に行 か. エ ト回のモーセ訪間. 試限 勿. "物い。焼 きパ ぐす就 ク物 の場 合 は,肉 る ね ばな らな. (創 世記. 31:54)(6p.339). 出エ ジプ ト記 18:12. 血 るめ なた のの″サ 生 の奈暫 だ ささノ ガる。 そ の /Z/. モ ーをの ιゅうとエ ハ″は焼 きパ ぐす就 ク ル と. fえ は力 をあ なた の〃′ 生 の奈雪 の 剣面 に の いけ′ で きる。 わた ιガ,令 じる 注 きち 府 は食 べ る こ と″ゞ. いけにえ を″ だささ}デた。 / コ ンとイス ラエルの 財. これ らの こと をすべ て用 い て宇 クな さい。 …… θ. ″前 で食事 をした。. た ちる皆来 で,モ ーセの ιゅうとと共 に″ の. ここで は ,食 べ る場所 が明 らか に されて い る6主 の. 神 へ の 献 げ物 の 意 味. 選 ばれ る場所 ,祭 壇 をさす。主 の教 え を守 った うえで. Ⅱ. 食 べ な さい とい う。 この よ うに 肉 を食 べ るには ,さ ま. 一 なぜ 献 げ物 をす る の か. ざまな制約が あ った。. 主の選ばれる場所 とい うのは,申 命記特有の表現で 中央聖所 のことである。《あなたは自分の好 む場所 で. 1. 神へ の所ゲタ の意味 すべ て街 ″ 月 のフ〃 の倉J造物 だか ら″. ……献げ物をささげない ように》 と呼びかけられてい るのは,祭 司である。……儀礼 は祭司 と民の共同の業. 初子 の奉献. であ るため ,祭 司が 中央聖所 で ささげるのであれば. 出 エ ジプ ト記. ,. /_‐. お返. ιするのである。. 13:1. 民 もまたそ こへ 赴 か なけれ ばな らない。 それゆえ,こ. 主 ぼ モ ー セに″ せ にな った。 √すべ ての初 子 を. の規定 の本 質 は祭儀 集 中 を実施す るこ とにある。 (2p.. 聖男聴ιてわた ιに ささゲソ 。 イス ラエ ル のス 々の. 320). 用 で夕 め に若 を″ ぐるのは すべ て,ス であれ家 畜 であれ,わ た ιの るの であ る。 ノ. H. 神 の御前 で食 べ る. 初子 とは ,動 物 が交尾 して始 めて産 まれ る最初 の子. 契約 の 締結. をさす。人 間 で は第 1子 にあたる。 雄 と限定す れ ば雄. 出エ ジプ ト記 24:1-5. の初子 とい う こ とになる。. 主 ぼ モ ーセ に 言 われ た。 √あ なた は ア ロ ンタ ナ. 初子 について. ダ イ / ど ファ お よび イス ラエ ル の 七十ス のf老. 出 エ ジプ ト記. 13:H-12. f主 の るとに登 クな さい。 め なたた ちは芝 と一緒 ′. 主 があ なた と先 狙 に当 われた とお ク′ カ オ ンス. ぐ席 れ て,ひ れ 成 さね ばな らな い。 ιか ιタ モ ー をだ け は主 に近 づ ぐこ と″ゞ できる。 ……ぞ ― をは. f与 え の土 地 にあ なた を導 きス れ,そ れ をあ なた ノ. ・……ル のふ るとに籍. を条 き,… … 0焼 きパ ぐす就. ′ ヨ解 の成 ノ 月夕を ささノ ガさせ,顔 子に奉 ガン と して主 に ガさせた。 産 牛 をささノ. f者 を″ ぐるのは すべ ζ 主 だ られ る とき,夕 め ノ ささげなけれ ばな らな い。 め なた の家 畜 のク子 の うち′た は すべ て生 の るの であ る。 出 エ ジプ ト記. 34:19-20. が焼 き尽 くす献 げ物 で あ る。 しか し,和 解 の献 げ物 は. 夕 め に若 を用 ぐるのは すべ て,わ た しの るの で あ る。 め なた 嫉 畜 であ る牛 や羊 の夕子力ゞ 雄 であ. 脂肪 の部分 を祭壇 上 で焼 い て神 に ささげ ,残 りの一 部. るな ら/式. を祭司 が と り,他 は この奉献 に参加 した者 たちが 食 べ. め なたの初子 の うち′ 男 の 子 は すべ α暦 わね ばな. る性 質 の献 げ物 で あ る (2p.172)。. らな レ、. 犠牲 の動物 を祭壇 上 で す べ て焼 き尽 くして しまうの. ・…・ すべ て憑Uに しなけれ ばな らな い。・.

(6) 甲南女子大学研究紀要第 42号. 人間科学編 (2006年 3月. ). 日 ご との献 げ物. 祭 司 とレビ人 に対 す る規定. 出 エ ジプ ト記 29:38-41. 民数記 18:15-19 ス であれ,家 畜 であれ,生 /_‐. ` ささゲ られ る生 き. 奈暫 だ ささげる べ き物 は次 の とお クであ る。 毎. ι,ス の初子 は必 ず蹟 わなねばな らな い。 また汚. F櫂 や す こ とな ぐ,一 歳 の〃 羊 三 ど を′ク に 一 ガる。 ……燃 や ιで 匹 ;夕 暮 れ に他 の一匹 をささノ. れた家 畜 のク子 る蹟 わ ねば な らな 喝. 主 だ ささげる宥 めの香 クとする。. 物 の ク 子 は す べ て,あ なた の るの とな る。 た だ. …… ιか ι′ 牛′ 羊′ 脚羊 のク子 は,贋 っ ては. 出 エ ジプ ト記. これ はκ 々 にわた っ て,筋 ″. な らな い。 これ らは空 なる るの であ る。 そ の血 を 奈暫 /_. 娠. さ. さゲ%宥 め の 香 クであ. であ る。 幕屋 で され る一 般 的 な 日ご との献 げ物 で あ る。 この. 合 と月 エ ど ぐ,あ なた の るの となる。 イス ラ ルのス 々″ゞ ` 主 に ささげ る聖 なる就紳物 は すべ て,あ な/_‐ とあ る。 肉 ぼ′ 奉納 物 物. なた と共 /_. い. 肉 や右 後 ろ友 珍. る息 子 た ち,貌 た ち/_. 与. 幕屋 のス ク層 で. 生 の″前 に ささ ぐべ き Fご との焼 きパ ぐす就 ゲ物. クか け, そ の結議 を虜 い て煙 りにする。. これ は,夕 や ιて主 /_. 29:42. よ うな献 げ物が な され るの は ,こ の場所 こそ ,神 が神 の民 イ ス ラエ ル と出会 い ,イ スラエ ル に言葉 を語 りか け る所 に他 な らな い か らであ る (2p.180). え る。 これ. fあ っ は 不 変 の定 め であ る。 これ は,生 の ″ 膚 ノ. 犠牲 の基本 的意味 は被造物 の破壊 ではな く,神 に捧. fい るあ なた の 子孫 /fガ て,あ な/_‐ とめ なた と共 ノ. げ る こ とであ る。犠牲 の実 質 は… ご 自分 の ため にそれ. する永遠 の塩 の実約 であ る。. を作 った方 にその被 造物 を返す こ とで あ る。被造物 が. 人間 の血 も動物 の血 も同様 に聖 なる もので あ る。 人. そ の終 わ りの 時 に,そ の幸福 を神 の 中に見 つ け るため. 間 と動物 は い わば血 に よってつ なが ってい る。 人間 の. で あ る。 ……犠牲 は ,我 々が 我 々の終 わ りに,神 との. 血が流 され る と,天 に向 か って復 讐 の 叫 び をあげる よ. 合 一の 中に我 々の真実 の至 福 を見 出そ う と我 々 自身 を. うに,動 物 の血 は神 に保留 されて い る (創 世記. 9:4-. 捧 げ よ う とす る行為 で あ る とい う。 (7p.190). 6)こ の 関係 の ゆ え に,動 物 は人 間 に代 わ る こ とが で. 2. きるので あ る。初子 の奉献 は,動 物 を犠牲 とす るこ と. 神 へ の献 げ物 の種類 献 げ もの には 3種 類 あ る。 (表. で 置 き換 え られ る。 (7). 1). 1)祭 司聖別 の儀式 出 エ ジプ ト記 29:卜 3. 契約 の書 9祭 壇 について 出 エ ジプ ト記 20:24. fを える奈 F わた ι′. あ なた は,私 た ちのため /_‐ 土 の奈雪 を造 クタ 虜. 7と. して,彼 らを聖易■するた. 羊′ 牛 をそ の上. めに すべ き儀式 は,次 のとお クである。若 い産牛. に ささげ な さ い。 わた しの 名 の 響え られ る すべ て. 一頭を 夕 のな い〃 のイヽ 羊三ど を取 る。 ……それ を. の場所 /_坊 い て,わ た ιはあ なた だ賄 み,あ なた. みな一つの話 /fス れ,f要 の産 牛′三 ど の雄羊 と. を夕 石 する。. ガる。 共 にささノ. きパ ぐす就 }デ物 ,春目解 の就 げ 笏. 表. 1. 献 げ物 の 意味 とお さが りの 肉 はだれの ものか 喜 び を基調 に した もの 禾日角 翠. 賠償. 味. 罪や汚 れ を清 め る 清 めの献 げ物. 随意 の 満願 の 感謝 の 何 か喜 ば しい こ とが あ つた つ と き奉納者が 自由 に ささげ る 自由 な気持 ちか ら. 神 の所 有物 に対 して損 害 を与 え た場合 のお返 し. か. 最 も聖 なる雄 雌 よ り価値 が あ る と見 な されて いた. 聖 な る雌 で も よし. 羊 か 山 羊 か. 羊 と山羊 は別 々 に. 一緒. 皮 はだれの物 か. 祭司. 奉納者. 肉 はだれの物 か. 主 の もの 他 の 者 はだれ も食 べ な し. 奉納 者 胸 の 肉…信徒 右後 ろ肢 … 祭 司. 焼 き尽 くす献 げ物 贖罪. 雄. か. 雌.

(7) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 動物 を ど う扱 ってい るか 出 エ ジプ ト記 29:15-18. 87. これ ばん 々 にわた っ ■ 臨在 の幕屋 のス ク層 で 物 生 の″膚 だ ささ ぐべ きFご との焼 〈パて す就 ′. 雄 牛 を臨在 の幕屋 の 前 にグ/い て来 る。 ……〃 羊 を各 物 Jttι 夕 ヽ減 と四肢 を//Caゎ し 分 割 ι. であ る。. た 各″ と要 と共 に,そ のだ 羊全部 を奈ど で〃 や ι ・ で煙 にする。 これ は主 だ さコ ガる焼 きパ:(す ″ げ. よ うな献 げ物が な され るの は,こ の場所 こそ ,神 が 神. 物 であ クタ 主 だ夕 や してささゲ%宥 めの香 クであ. の民 イス ラエ ル と出会 い ,イ ス ラエ ル に言葉 を語 りか. る。. け る所 に他 な らない か らであ る (2p.180). これ は献 げ物 をす べ て焼 き尽 くして しまうもので. ,. 幕屋 で され る一 般 的 な 日ご との献 げ物 であ る。 この. これ は神 に ささげ られ た もの を神 か ら賜 って食 べ る. 肉 を焼 く香 ば しい香 りを神 に ささげ る ところに本 質 が. ので あ り,和 解 の献 げ物 に類 す る (2p.179). あ る (2p.179)。. 出 エ ジプ ト記. √″ F,生 の奈 クを行 うノ と宣 言 ιた。彼 らは次. 〃 牛 の肉 と皮 と厚の 申身 は宿 営 の外 で焼 き捨 て. の朝 早 ぐ起 き′ 虜 きパ 〈す就 ゲ物 をささノ 尤 和〃. る。 これ″=贖罪 の″ げ物 であ る。. 29:25 …奈ど の上 0焼 きパ ぐす就 ク 物 の夕 ら/_. 32:5-6. / ロ ンは これ を月 てし そ の 前 /―町努壇 を薬「き′. 出 エ ジプ ト記 29-14. 出エ ジプ ト記. の成 ′ ル を夕えた。民 ね睦をって飲 み 食 い ι夕 立 っ 置. いて. 〃 だ ι′ 主 を宥 め る香 クと する。 これ力ゞ 燃 や ιて ごささゲ%彦 fノ 尤ン であ る。 主ノ. ては戯 れた。 和 解 の 献 げ物 は,献 げ物 の 一 部 を焼 い て 神 に さ さ げ ,一 部 を祭司 の取 り分 ,一 部 を奉献者が神 の前 で 食. ア ロ ンとそ の子 らの任職 式 を行 う場面 で は 肉 を食 べ. べ る奉献物 であ る。神 と奉献者 の 間 に和 が生 じる 目的. て い る。. で あ る (民 数記 15:1∼. 出エ ジプ ト記 29:31-34. 2)民 数記 にお ける献 げ物 の規定. あ なた は奮段 のだ 羊 を攻 ク,そ の肉 を里ア なる場 所 で煮 て料燿 す る。 アロン とそ の子 らは, その肉. 12)。. (2p.159). 民数記 には献 げ物 につ い て書 かれた箇所 が 4箇 所 あ る。 ナ ジル人が誓願す る ときの献 げ物 ,イ ス ラエ ルの 指. ン を臨在 の幕屋 のス グ層 で食 と鰭 だス れ てあ 夕 ゞ ` べ る。彼 らは,首 分 た ちのを段 と聖易ヽの儀式 に際. 導者 の献 げ物 ,そ の他 の献 げ物 の規定 ,献 げ物 に関す. して,罪 の脂 い と して〃 い られ た 就 ゲ物 を食 べ. る補足 であ る。. る。 それ は空 なる るの であ るか ら,一 般 のス は食. まず ,ナ ジル人 とはイスラエ ルの 中 で神 に捧 げ られ. べ てはな らな い。 るι,こ の グ段 の成 ′ 物 の肉 や ゞ ノゞンカ翌勁 まで残 った な らば 虜 きな てる。 それ. た者 であ る。 (7p.850)そ の 人 たちにた い す る献 げ物 の規定 は以 下 の とお りであ る。. は空 なる るの であ るか ら,だ れ る食 べ てはな らな. ナ ジル 人 の 献 げ物 民数記 6:2-12(表. 任職式 での贖罪 の献 げ物 はその 当事者 だ けが食 べ る こ とを許 されて い る。 一 連 の叙任式 の最後 に,叙 任 され る祭 司 たちは叙任 の雄羊 と供 え られたパ ン,お よび贖罪 の雄牛 を煮 て. ,. 共 に食 べ る。 (2p.179)そ れぞれの肉 は 《聖 なる場 所》で料理 される。 《聖なる場所》 とはこの式 が行 われる臨在 の幕屋 の入 り口である。 これは,祭 司 の叙任 にあたって神 にささ げられた ものを神 か ら賜 って食べ るのであ り,和 解 の. 存〃 の誓願 を立 ζ 主 に所身 してナジルス とな ・…・ナジル ス で るな らば …… ιではな らな い。 。 ガられた空 なる者 あ る期 周 申,そ のス は主 だ ささノ であ る。 … ・そ してノlFF/_ ′ 三 〃 のユ鳩 な い ι 家鳩 を筋 在 の 幕屋 のス ク層 の 祭 可 の るとに芳 え 一〃 を店 罪 の就 ′ る。奈 可″ゞ 物 ,他 の一〃 を妨 き 表2. 6: 10-12. 献げ物 に類す る。 これは祭司 のみが この場 で食 しうる 聖なるものであ り,一 般 の人が食べ ること,ま た翌朝 まで残 してお くことは禁 じられた。 この神 の前 での共 食 は,祭 司叙任 にあたって神 との契約 を締結す る意味 をもったと考 えられる。 出 エ ジ プ ト記. 29:42. 2). 6: 13-17. ナ ジル人の誓願. 民 数記. 6:1-21. 髪 を清める儀 鳩 式 ・献げ物 鳩 贖罪 の献げ物 賠償 の献げ物 雄 羊. 焼 き尽 くす. 無傷 の 1歳 の 雄 羊 1匹. 焼 き尽 くす. 無傷 の雄羊 1匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 和解 の献 げ物 無傷 の 1歳 の雄羊 1匹.

(8) 甲南女 子大学研 究紀 要 第 42号. 人間科 学編 (2006年 3月. ). ポ 〈す就 げ物 と してささげ;そ のスカゞ 負 った 罪 を. ま とめ られて い て ,以 下 の よ うで あ る。 (表 5表. 清 め る贋 いの 儀式 を″ うと,そ の 馴. 献 げ物 の意味 とお さが りの 肉 はだれの ものか ). _‐. 髪 は清 め ら. 3)祭 司 とレビ人に関す る規定 民数記 18:8-19. れ る。 ……・ 民数記 6:13-20(表. 2). ・……ナジルス であ る〃 層が 7満 ち/_‐. F/_‐ ′ 彼 を賄. 物 在 の幕屋 のス ク層 に運 れ て来 る。 そ のス ″ ` と ιて次 の るの を主 /_ さ さげ る。 ……奈 可 は こノι らを生 の″膚 /_ ボ ぐす就 形. 1. 芳 え て行 き夕炉 罪 の所 げ物. 表 3 イスラエルの指導者の献げ物 7: 12-17. と虜 き. は煮 えた雄 羊 の肩 と…… を生 の″膚 /」 蕨紳 物 と ι. 7の. 7:42-87) 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 7: 18-19. で差 ι出 す。 それ は,奉 尉 物 の力 の力 と就尉 物 の グ ろ慶「と共 /_ 夕 型 なる るの と して奈 F. 第一 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 l匹 1歳 の雄 の小 山羊 1匹. と〃羊 の和〃 の就 げ物 を,… …ささ. ・ヽ蹂 の就 げ物 を虜 ぐ火 /_‐ 〃 や す。祭 訂 げる。 …・. (民 数記. 第二 日の 献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄 羊 1匹. 1歳 の雄小羊 1匹. るの とな. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の 献 げ物 雄 山羊 1匹. る。. 和解 の献 げ物 雄 牛 2頭 雄羊 5匹. ここで は ,「 清 めの儀式 の献 げ物 ―焼 き尽 くす」「和 解 の 献 げ物 一焼 き尽 くす」 の 2つ は 焼 き尽 くす が. 雄 1lJ羊 5匹 ,. 1歳 の雄 の小羊 5匹. 「賠償 の 献 げ物」 と「贖罪 の 献 げ物」 の二 つ は焼 き尽 くさな い。 6:19で は煮 た雄羊 の肩 ,胸 の 肉 ,後 ろ肢. 7: 24-29. の 3つ が 祭 司 の もの と書 かれて い る。. 第 三 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 1歳 の 雄 の小 羊 l匹. 献 げ物 の動物 のい ず れ を誰が食べ るか につ い ては以. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の 献 げ物 雄 山羊 1匹. 下 に記 されて い る。. 和解 の献 げ物 雄牛 2頭. つ い で ,イ ス ラエ ルの 指導者 の献 げ物 につ い て以下. 雄羊 5匹 雄 山羊 5匹. の よ うに述 べ られて い る。す なわ ち. ,. 民数記. 7:1-87(表. l歳 の雄 の小 羊 5匹. 3). モ ー セ″ 「幕屋 をだ で終 わ ク′ 聖男■ιた とき, イ ス ラエ ル の鮮. 7: 30-35. 2部 者,家 長 の 長 は進 み 出 た。 ノ. 2Fβ /_‐ わた つ て帰 虔 の長 であ る。 そ ιで ノ. 1歳 の 雄小羊 1匹. /_. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹. 就 }デ物 をする。 第 ノFFは ユ ダ族 の オ フシヨンタ. 和解 の献 げ物 雄牛 2頭. 第 2Ξ Jは イサ カルの ネタ シエ ル…… そ ιで最 後 2FFは オ フタ グの アとラカゞ献 ノガ物 をする の 第ノ. 雄羊 5匹 雄 山羊 5匹. 1歳 の雄 の小羊 5匹. であ る。 この 間 ,献 げ られ た動 物 の 合計 は 若 い 雄牛 36頭. 7: 36,. 41. 雄 羊 72匹 ,雄 小 羊 72匹 ,山 羊 72匹 で 合 計 252(頭. 第五 日の献げ 若い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹 1歳 の雄 の小羊 1匹. 4)そ して そ の うち焼 き尽 くす 献 げ 物 は 36(そ の うち雄牛 は 12頭 )で 焼 き尽 くす献 げ物 はわ ず か 7分 の 1と い う こ とにな る。216(頭 匹 )が 匹 )で あ る。 (表. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 l匹 和 解 の 献 げ物 雄牛. 2頭. 雄羊 5匹. 祭司 たちの監 督下 で 集 う人 々 と共 に食 べ られたのであ. 雄 山羊 5匹. 1歳 の雄 の小 羊 5匹. ろ うか。 献 げ物 の 補 足 とい う箇 所 (民 数 記. 第四 日の 献 げ 若 い 雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 15:22-27)で. は,贖 罪 の 献 げ物 で は以下 の よ うな記述があ る。す な わ ち,同 じ贖罪 の献 げ物 で も,共 同体全体 の 過 ちであ. 7: 42-45. 第 六 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 1歳 の雄小羊 1匹 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹. れば ,共 同体全体 は若 い雄牛 1頭 を焼 き尽 くす献 げ物. 和解 の献 げ物 雄牛 2頭. と して ささげる。 しか し,個 人が過 って罪 を犯 した と. 雄羊 5匹. きは ,一 歳 の雄 山羊 1匹 をささげ な さい とい う。. 雄 山羊 5匹. 民 数 記 にお け る 献 げ物 の 規 定 は 民 数 記 28-29章 に. l歳 の雄 の小羊 5匹. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす.

(9) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 ・動物 をどう扱 っているか 7: 48-53. 第七 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 1歳 の雄小羊 1匹. 表. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 3-4. 焼 き尽 くす. 民数記 の献 げ物 の規定 (28-29章. 日ご との献 げ 無傷 の 1歳 の羊 2匹 (朝 夕 1匹 ず つ ) 物. 28: 9-10. 日 安′ 自、. 雄山羊 5匹 1歳 の雄 の小羊 5匹 7: 57-59. 第八 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 1歳 の雄小 羊 1匹. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 雄羊 1匹. 焼 き尽 くす. 無傷 の 1歳 の 羊 7匹. 焼 き尽 くす. 若 い雄牛 2頭. 焼 き尽 くす. 雄羊 1匹. 焼 き尽 くす. 1歳 の 羊 7匹 す べ て 焼 き尽 くす 無傷. 贖罪 の献 げ物 山羊 1匹. 雄羊 5匹. 28: 26-31 七週祭 の献 げ 若 い雄牛 2頭 物 雄羊 1匹 初物 の 日 1歳 の羊 7匹. 雄 山羊 5匹. 1歳 の雄 の小 羊 5匹 第九 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 1歳 の雄小羊 1匹. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の献げ物 雄山羊 1匹 29: 1-5. 焼 き尽 くす. 第七の月の一 若い雄牛 2頭 日の献げ物 1匹. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 和解 の献 げ物 雄牛 2頭. 焼 き尽 くす. 雄羊. 焼 き尽 くす. 無傷 の 1歳 の羊 7匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹. 雄羊 5匹. 29: 1-2. 雄 山羊 5匹. 第 七 の 月 の 十 若 い雄牛 2頭 日の献 げ物 雄羊 1匹. 1歳 の雄 の小羊 5匹 7: 66-88. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 28: 16-25 除酵祭 の献 げ 物 第一 の 月 の十 四 日 :主 の過越 十五 日は祭 の 日. 和解 の献 げ物 雄牛 2頭. 7: 60-65. 無傷 の 1歳 の羊 2匹. 28: 11-15 一 日の献 げ物 若 い雄牛 2頭. 雄羊 5匹. ). 贖罪 の献げ物 山羊 1匹. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 和解 の献 げ物 雄牛 2頭. 5. 89. 第十 日の献 げ 若 い雄牛 1頭 物 雄羊 1匹. 1歳 の雄小羊 1匹 第 H,12 の 日 献げ 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 物 も10日 和解 の献 げ物 雄牛 2頭 と同 じ 雄羊 5匹. 無傷 の 1歳 の羊 7匹 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 29: 12-19 第 七 の 月 の 十 無傷 の雄羊 2匹 五日 七 日間 の お祝. 焼 き尽 くす. い 一 日目. 無傷 の 若 い 雄牛 13頭. 焼 き尽 くす. 焼 き尽 くす. 無傷 の 1歳 の羊 14匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹. 雄 山羊 5匹. 29: 17-19. 二日 目. 1歳 の雄 の小 羊 5匹. 若 い雄牛 12頭. 焼 き尽 くす. 雄羊 2匹. 焼 き尽 くす. 無傷 の 1歳 の羊 14匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 表. 4. イ ス ラエ ルの指導者 の献 げ物. (7:42-87)の 合計. 雄牛 雄羊 1歳 の雄 の小 羊. 12頭 12匹 12匹. 贖罪 の献 げ物. 雄 山羊. 12匹. 和解 の献 げ物. 雄牛 雄羊 雄 山羊 1歳 の雄 の小 羊. 24頭 60匹 60匹 60匹. 雄牛 雄羊 雄 山羊 1歳 の雄 の小羊. 36頭 72匹 72匹 72匹. 総合計. 252. 焼 き尽 くす献 げ物. 合計. 12日 間. 羊 ・小 羊 144匹 >山 羊 72匹. >牛. 36. 29: 20-22 三 日 目. 雄牛 13頭. 焼 き尽 くす. 雄羊 2匹. 焼 き尽 くす. 無傷 1歳 の羊 14匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 29: 23-25 四 日 目. 雄牛 10頭. 焼 き尽 くす. 雄羊 2匹. 焼 き尽 くす. 無傷 1歳 の羊 14匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 29: 26-28 五 日 目. 雄 牛 9頭. 焼 き尽 くす. 雄羊 2匹. 焼 き尽 くす. 無傷 1歳 の羊 14匹. 焼 き尽 くす. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹.

(10) 甲南女子大学研究紀要第 42号. 90. 29: 29-31 六 日 目. 人間科学編 (2006年 3月 献納物. 焼 き尽 くす. 雄羊 2匹. 焼 き尽 くす. る (2p.269)。. 無傷 1歳 の羊 14匹. 焼 き尽 くす. 民数記 18:21. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 29: 32-34 七 日 目. 月 ま′ わた ιぼタ イス ラエル でささノ ガられ るす. 雄牛 7頭. 焼 き尽 くす. 2匹. 焼 き尽 くす. 雄羊. 無傷 1歳 の羊 14匹. べ ての ノ θ分 の Fを レどの 子 らの嗣業 と して与 え る。 これ は,彼 ら″,賄 在 の幕屋 の 作業 をする報酬. 焼 き尽 くす. であ る。. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹 29: 35-38 八 日 目. ルマ ー)は 祭司 の もの となる献 げ物 で あ. 雄牛 8頭. (テ. ). 雄牛 1頭. 焼 き尽 くす. 雄羊 1匹. 焼 き尽 くす. 無傷 1歳 の 羊 14匹. 焼 き尽 くす. とい う よ うに分量 も決めて い る。 神 の 動 物 へ の 考 え と人 間 の 動 物 の 扱 い. Ⅲ. 贖罪 の献 げ物 雄 山羊 1匹. 日以降 のすべ ての献げ物 には,日 ごとの献げ物 (28: 安虐、 3-4)に プラス される形 をとる. 1. 呪術 的意味 あ るい は異教 の影響 の排 除. 祭 につ いて 出 エ ジプ ト記 23:19 ……あ なた は 子脚羊 をその Jの 乳 C煮 ではな ら. 主 は 更 に, ア ロ ン に //Fせ /_ な った 。 規 ま。 あ. なた /_. ぼタ. イス ラエ ル のス 々″響 なる″ ′ 物 とι. てささゲ%試納 物 の ξど を奮 tそ の一部 を定 め. な い。 同 じ く (出 エ ジ プ ト記 34:26,申 命 記. 14:21,). f与 え られ た 分 と して,あ なた とめ なた の 子 ら′. に も同 じ言葉が繰 り返 されて い る。. る。 これ は不変 の定 め であ る。 お 申聖 萄 雄 物 の う. 《あ なた は子 山羊 をその 母 の 乳 で 煮 て は な らな い》 は. ちで,μ や ιで ιまわ ずにあ なた の るの となるの. 子 山羊 や子羊 を乳 や クリームで煮 て多産 を求 め た異教. は次 の とお クであ る。. の女神 ア シェラに ささげ る儀礼 との 関連 で規定 された. 蒔聖 な るの と してわた ι/_. 嬌ノ ガられた すべ ての. もの。 多産 を求 めた異教 の祭儀 に染 まるの を禁 じ, 日 常 生 活 か ら異 教 の 影 響 を排 除す る こ とを 目指 して い. 所 ゲ物 すなわ ち穀物 彿. る。 レビ人祭司が ,生 活 の場 で民 の指導 ,監 督 の責任. デ物 ,. ミ罪 の就 ゲ物 ′. を担 う こ とを求 めた規定 で あ る。. ″ 質 の就 ゲ物. (2p.323). は,あ なた とあ なた の 子 らの るの であ る。 め なた. カナ ンで は,子 山羊 の 肉 をその 母 の 乳 で 煮 て ,神 々. はそれ を樽聖 な るの と ι峰 潔 ね ば な らな い。男 できる。 それ はあ な それ を食 べ る こと″ゞ 子 だ け″ゞ. に ささげ るこ とが な された。神 々 に滋養 を供 えてその 生 殖 力 を喚起 し,豊 饒 を確 保 しよ う とす る 祭 儀 で あ. た に とっ て壁 なる るの であ る。. る。 この規定 は それ を排 除す る もので あ り,カ ナ ンの. …… イス ラエ ル /_. お. い て奉納 された るのは すべ. て,あ なた の るの とな る。ス で あ れ,家 畜 であ れ,主 /fさ さげ られ る生 き物 の ク子 は すべ て,あ な. /_‐. の るの /_. な. る。 …… ιか ι,牛 ′ 羊′ 山羊 の. ク子 は,炉 っ ては な らな い。 これ らは里 なる るの であ る。 その力 を奈暫 に叛「ク″ヽ け,そ の絵務 を虜 い て迎り. /_‐. fさ さノ ガる宥 する。 これ は夕 や して主 ノ. 農耕祭 の 官能的性格 を批 判す る物 と考 え られ る。 (2p. 169). これ は,温 情 の あ る禁令 とい う よ りも,た ぶ ん呪術 的 な意味 の もので あ った と考 え られて い る。 しか し. ,. 当時幼畜 の 肉 を乳汁で煮 る とい う贅沢 な料理が ,賞 味 されて い た とも考 え られ ない こ ともな いの で あ る。 (5 p.342) レビ言 己22:27-28. めの 香 クであ る。 物 の力 の肉 や右 ″ ろ友 の場 合 と月 ど. 生 まれた ときは,7Fの 周 そ の 牛′ 羊′ 虜羊 力ゞ. ぐ,あ なた の るの となる。 イス ラエ ルのス 々の主 ` だ ささノ ノる聖 なる就紳 価 すべ て,あ な/_‐ とあ な. 軍新 の るとにど きな さい。 ……・あ なたた ちは 牛 ま た は羊 を唇 る とき,親 と子 を月 ど″ /_. fい る′ た と共 ノ 感子 た ち,貌 た ち/_‐ 与 え る。 これ は. らな い。. 肉 は,動. 不変 の. α. %。. fあ って これは,生 の″膚 ′. ,. 層. つ てはな. これ は まさ しく温情 の あ る禁令 であ ろ うが , とにか. f対 する あ な/_‐ と “め なた と共 に いるあ なた の 子孫 ノ. く, イス ラエ ル 人は牛 ,羊 ,や ぎな どの子 または生 ま. 水芝 の塩 の実約 であ る。 ゴ. れたばか りの もの を一 般 に,肉 食用 に供 して い た こ と.

(11) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 ・動物 をどう扱 っているか. る。. を知 るのであ る。 (5p.342). これ は単 に人道主義 的 な行為 を勧 めて い るわけで は. 脱穀 す る牛 の保護. 25:4. な い 。母鳥 ,を 雛 や卵 と一緒 に捕 らえるの を禁 じてお. 廃穀 している牛 に層 発 を郵 け ではな らな い。. り,お そ ら く一 緒 に調 理 して食 べ る こ とを禁 じた規. 申命記. 従来 か らなにを狙 った規定 であ るかが 疑 問視 されて. 定。儀礼 的 な観点か ら勧 め られた もの。 (2p.338) また ,動 物 の方 が 人間 よ りも賢明 な こ とが次 の箇所. い る。通常言 われて い る よ うな動物愛護 の精神 か ら決 め られ た もの とは考 え られ ない。 この脱穀作業 は収穫. に示 されて い る。. と関連 す る儀礼 的 な意味 があ った と考 えるのが 自然 で あ ろ う。収穫作業 の 中心 的 な意 義 を占め るのが 脱穀 で あ る。脱穀場 (打 ち場 )は. 3. 人間 よ り動物 のほ うが賢明 一ろばよ り人間の方 が おろか しい話 しである。. ,宗 教 的 な意 味 や戒 め と無. 縁 で はない 。打 ち場 は神 聖 な場所 で あ った。 この規定. バ ラムとろば. は異教崇拝 につ なが る要素 を取 り除 き,作 物 に対 す る. 民数記 22:22-33 ところ″う グカゞ 燃 え土 出発 すると,″ 錮 クカゞ ゞ ″ った。主 の″ク いは彼 をカシガる者 となって,道. 見方 をヤハ ウ ェ宗教化 させ るための規定 と見 うる。 (2 pp.347-348). った。バ ラムはろば に乗 ク′2ス の に立 ちふ さ″ゞ. 2. 若者 をグえ ていた。. 神 の厳粛 な命令 ,動 物 へ の思 い や り. 十戒. 1. 出エ ジプ ト記 20:8. ばは,道 をそれて…バ ラムはろばを打 って道 に戻そう. を留 め, これ を聖男■せ よ。ttFの 周 安′ 嵐″ ル ごヽ. 主 の御使 いが道 に立 ちふ さが っているの を見 たろ. とした。. 働 い て,/F7で あれめ なたのを事 を ι′ 七 FFは ,. 2. あ なた の伸サ 主 の究 嵐Fで あ るか ら,い か なるを. バ ラムの足 も石垣 に押 しつけたので,バ ラムは また. 事 るιではな らな い。 め なた る′息 子 る′ ″ る′. ろばを打 った。. タリジ%Z誠 る′ 家 畜 る,あ なた の厚 の″ の 申 に等. 3. ス 々 る同様 であ る。. 多. “ 12-14 申命記 5:. ろばは主の御使 い を見て,石 垣 に体 を押 しつ け. ,. ,. 主 の御使 い は更 に進んで きて,… … ろばは主の御. 使 い を見て,バ ラム を乗せたままうず くまって しまっ た。バ ラムは怒 りを燃 え上が らせろばを杖で打 った。. 安恵 Fを 宇 っ てこれ を聖弓ヽせ よ。 め なた の花 主 力ゞ 命 じられた とお クに。 … 七 FFは ,あ なた の. 主がその とき,ろ ばの口を開かれたので,ろ ばはバ ラム に言 った。「わた しがあなたに何 をした とい うの. Fで あ るガヽら, レジ ヽなるを事 るして 宅、 〃 ,生 の安″. ですか。三度 もわた しを打 つ とは。 」 ……・ろばはバ ラ. はな らな い。 あ なた る,息 子 る,顔 る′男 女 の″. ム に言 った。「わた しはあなたのろばです し,あ なた. 隷喝 ′ 牛′ ろばな どすべ ての家 畜 る,あ なた の厚. は今 日までず っとわた しに乗 って来 られたではあ りま. の″ の 申 に穿留 す るス 々 る同様 であ る。 そ うすれ. せんか。今 まであなたに,こ のような ことを した こと があるで しょうか。 」・¨. ば あ なた の男女 の奴隷 るあ なた と月 じよ うに体 を こと″ゞ できる。 ここ に,安 虐、 日には人間だけで な く動物 も同 じよ う. 主は この とき,バ ラムの 目を開かれた。…「なぜ このろばを三度 も打 ったのか。……・このろばは,わ た ,. に安息 せ よとい う神 の命令 で あ る。. しを見たか ら,三 度 わた しを避 けたのだ。ろばがわた. の戒 め に家畜 も従 う よ うに とい う。 これは神 自、 神 の休″. しを避けてい なか ったら,き っと今 は,ろ ばを生か し. の動物 に対 す る思 い や りで あ る とい う。 (9 pp.32-33). ておいて も,あ なたを殺 していたであ ろ う。 」. 申命記. 目に見えない主が道にお られる ことを人間のバ ラム. 22:6-7. 母鳥 と雛 鳥 道端 の本 の上 また は地面 に′ 鳥の菓 を月 つ け,そ の 申に多 か卯 があ って,サ ′ そ の多 か卯 を抱 い 島″ゞ. は見 えなか ったが,バ ラム を乗せてい るろばにはきち ん と見 えていたのである。人間のほ うがおろか しい。. ている ときは,サ蔦 をその 摩蔦 の生 んだ るの と共. 動物 より人間のほ うが偉 い と思 うのは うぬぼれであ ろ う。偏見 をもたない ろばに,物 事 が よく見 えてい るの. に取 ってはな らな い。必 デ畢′ 島 を道 いタ レち 畢ノ 島. に,頑 固な人 には,か えつて見えないことを示 してい. が生 んだ るのだ け を取 らね ばな らな い。 そ うすれ ば め なた は 幸 い を得′ 長 ぐ生 きる こ と″ゞで き. る. (主. の御使 い は通常見えてい る)(2p.279)。.

(12) 甲南女子 大学研究紀 要 第 42号. 92. 4. 人間同士 が敵対 して い て も彼 の動物 は尊 ベ. 人間科学編 (2006年 3月. ). 3「 どこで」. 出 エ ジプ ト記 23:4-5. 幕屋 の祭壇 に献 げる。 この場所 こそ神 がお られ ,民. ∫力謎 っているのに あ なた の厳 の牛あ る いはろ′. が 神 と出会 える場所 だか らであ る。. 出会ったならば 必ず″のるとに運れ戻さ なけれ. この場所 で民 は神 と約束 をかわ し,そ の場 で献 げ物. なた を砦 ひ者 のろ │ゴカゞ 荷物. は料理 されて食べ られ る。 た とえば和解 の場合 ,神 と. ばな らな 鳴. るι,あ. の 下/_‐ ″ れ 欠 ιて いるの を見 /_‐ 場 合 ててお い てはな らな い。必 尤. それ を月を. 笏 と共 /_. 助 け起. こ. さね ん磯安らな い。. の 間 で和解 が成立 し,神 か ら肉料理 をい ただ い て よろ こび食 べ る。 4「 なにを」. 敵 とい うの は,係 争事件 にお ける相 手側 だ と思 われ. 清 い動物 を食べ よといわれる。それ以外 の ものは食. る。 そ の審決 を待 つ事件 を引 きず るこ とな く,動 物 を. べ てはならない。清 い動物 とは「反す うす る」 しか も. 助 け よと命 じて い る。 (2p.166). 「ひずめが完全 に分かれた」 もので ある。 これは草食. 動物 を人 間 の 関係 の 中 に巻 き込 まず ,神 の生 かす生. 動物 である。 肉を食べ て もよいが,血 はけっ して食べ てはならな. き物 と して尊 ぶ こと を戒 めてい るので あ ろ う。. め. 5「 どの ように して」. 肉を神へ の献げ物 にする。献げ物 の種類 は「焼 き尽 出 エ ジプ ト記 は紀 元 前 1275年 頃 ,民 数記 ,申 命 記 は紀元前 1275∼ 1235年 頃 の ことで あ る。 (10) 出 エ ジプ ト記 には ,カ ナ ンに 向 か うまで の 40年 間 の 荒 れ野 での生 活 は食 べ 物 と水 が 不足 した とあ る。 し. くす献 げ物」,「 禾日解」「贖 罪」「賠 償」 な どで,牛. ,. 羊 ,山 羊 の雄 の子 ,初 子 などである。献げたあ とそれ をいただ く。. 6. 動物 の扱 い,い たわ り. か し,民 は うず らの 肉 を神 か らい ただ くとい うで きご. 人間 よ り動物 は秀 でた存在 であるとい う。. とに よって 肉 を食 べ た。 また シナ イ山のふ もとに築 い. 母鳥がその雛 か卵 を抱 いてい るときは,人 間は両方. た幕屋 で は 神 に献 げ物 を さ さげ ,民 は「神 の 掟 を守. とも横取 りしてはならない。必ず母鳥 を追 い払 い,生. る」 とい う契約 を交 わ し,和 解 の献 げ物 であ る牛 の 肉. んだ ものだけを取 らねばならない。そ うすれば,あ な. を神 と共食 した。. たは幸 い を得 ,長 く生 きることがで きる。 このような. カナ ンの 地 を目前 に した民 は,異 国 の 人 々の 神 にな. いたわ りの話 しがい くつ も見 られる。. びか ず イス ラエ ルの神 の 聖性 を守 るため に,一 方 で カ お. わ. ケ﹂. ナ ンの 人 々 との融合 をはか るため に掟 ・細則 を編 み だ した。食 べ 物 , と くに肉食 の掟 も例外 で はない 。. 「肉食の掟」 とはなにか以下にまとめた。 1「. だれが」. 創世記 において神 が人間に最初に与 えた食べ物 は. ,. 「植物性食品 (種 を持 つ草 と種 を持 つ実 ,す なわち穀. 幕屋 で献げ る肉は,献 げ物 の種類 ごとに食べ る人が. 類 と木 の実)」 であ った。 しか し,ノ アの洪水 の あ と. 決め られている。民 の場合,貧 しい人弱 い人を誘 うこ とで,献 げ物 のお下が りの肉をお相伴 で きるよう配慮. 神 は肉食 を限定 つ きで許 した。その限定 とは「 どう し て も食べ たい とい うなら食べ てよい」 とい うものであ. してい る。そ して大切 な ことは 肉 を食べ て よい 人は. るが,こ れは神が人間 に示 した妥協 だ といわれる。そ. 「清 い者」 であることが望 まれ,汚 れてい る者 は肉 を 食べ ることがで きない とい うことが前提 にあつた。 し. の妥協 はどのように実行 されたのか,具 体的 に考察 し. か し,後 に汚 れた者 も肉を食べ ることがで きるように. 本報告 は出エ ジプ ト記 ,レ ビ記 ,民 数記 ,申 命記 か. 変 った。 2「 いつ」. た。 ら創世記以後の 肉食 の様子 を辿 つた。 その結果,「 肉」 は神 と交 わ した掟の細則 に したが. 幕屋 で肉を献げる儀式 のあ と,神 との交 わ りのなか. って,一 定 の秩序 の もとで食べ られていた。基本的に. でそこに集 う人々が分け合って食べ る。その肉はその. は「神 が聖であること―聖性」 にてらして,民 もまた. 日の うちに食べ る,あ るいは,残 りの肉は 3日 目には. 「聖である」 ことが求 め られた。肉食 も例外 ではな く. 焼 き捨 てるなどとい うの もある。. 「聖」 とい う く く り (枠 組 み)の なか で 取 り扱 われ た。具体的には,食 べ てよい肉の種類 はもちろんのこ.

(13) 奥田. 和子 :聖 書 は 肉食. 動物 を ど う扱 ってい るか. と,「 どこで」「だれが」「なにを」「 どれほど」食べ る かまで規定 されていた。それは多 くの場合神 とと りか わす儀式 ,す なわち献げ物 であ った。献げた肉は焼 き 尽 くされる場合 もあるが,多 くの場合民 は幕屋 で神 と ともに共食 した。民は神 の臨在 の もとで肉を食べ なが ら和解 ,贖 罪 ,賠 償 などをした。肉は正 当な理由づ け の なかで食べ られたのであって,民 がむやみやたら勝 手 に食べ たわけではない。. 谷. 5. 橋 本 重 太 郎 :聖 書 にみ る動 物 の 世 界. 谷篠部奨学金 出版 会 1971 6 G。 フ オンマ ン・ ラ ー ト著 学. I. 7. 新 共 同訳. 日本 基督. 教文館 出版. 2001. リ ンゼ イ著 ,宇 都宮 秀和 :神 は何 の ため に人 を造. 日本 聖 書 協 会. 動物 の権利 の神学 p.190 2001 ー チ ャ ル ズ ・バ ー チ ,ル ー カス ・ フ ィ ッシ ャ ー 著. 9. 岸本和世訳 :動 物 と共 に生 きる 日本基督教 団出版局. p.339. 1983. ったのか. 旧約 聖 書 続 編 つ き. 日本 基 督 教 団 三新 共 同訳 新 約 聖 書 注 解 I創 世 記 ―エ ステル記. 旧約 聖 書 神. 旧約 新 約 聖 書 大 辞 典 編 集 委 員 会 編 :旧 約 新 約 聖 書 大 辞典. 1997. 2. 同志 社 大 学 住. 荒井 章 三訳. イス ラエ ルの歴 史伝承 の神学. 教 団 出版局. 引用 文 献 聖書. p.499. 134-135 平 凡社 1997. 8 A・. 1. 三 省堂 1999 ・ ・ 泰 :神 人 家 畜 一放 畜 文 化 を聖 書 世 界 一pp.. 聖書思想事 典. 4. 1996. 3 Xavier Lcon Dufour編 集 小平卓保. 教 団出版局 2004 サ ム エ ル ・ テ リエ ン著. 10 河井 田研 朗訳. :. 聖書 の歴 史. 創元社. 2000. pp.32∼ 33. 小林宏. ,. 日本 基督. 船 本 弘 毅 訳 :新 版.

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参照

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