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第32回有機微量分析ミニサロン参加報告

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Academic year: 2021

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第32回有機微量分析ミニサロン参加報告

総合技術センター

分析・解析

技術

分野 岡山恵美子(Emiko Okayama)

1. はじめに 平成23 年 10 月 7 日(金)に大阪市立大学文化 交流センターで行われた、第 32 回有機微量分 析ミニサロンに参加したので報告する。 2.目的 有機微量分析(CHN 元素分析、イオンクロ マト法等)について、分析上の疑問点やアイデ ア、トラブルの解決法などを話し合い、分析精 度の向上を図る。 近年、分析装置は進化を続け、大本の仕組み は大差無いにしても、段々とブラックボックス 化しつつあるように思う。また、依頼試料も多 岐にわたり、機器メーカーでも予測し得ないト ラブルも起こる。依頼者側からの要求も難しく なる一方で、分析者の悩みは尽きない。ミニサ ロンは、日常業務で発生するさまざまな問題点 について、経験豊かな先輩方からアドバイスを 頂ける貴重な場である。 3.内容 1)講演 「元素分析装置(CHN 元素分析) 燃焼管破損について-Parkin Elmer 2400Ⅱ」 名古屋大学 永田陽子氏 使用中の機器に起こったトラブルの原因解明ま でを詳しく説明していただいた。 2)講演「歴史的な改定! 変動範囲による原 子量の表記について」 日本たばこ産業(株)高橋光政氏 私たちは、化学の教科書の原子量表や元素周期 表に収載されている標準原子量は「単一な数値 である」と教わってきた。しかし測定技術の進 歩によって、周期表に記載されている各元素の 同位体存在比は必ずしも一定ではなく、地球上 で起こる様々な過程のために変動し、その変動 が原子量に反映することがわかってきた。そこ で2009 年に IUPAC は 10 元素については原子 量を単一の値ではなく変動範囲で示すことを 決めた。今回の原子量表改定に至った経緯に関 してCIAAW の報告書を基に紹介いただいた。 元素分析やMASS 測定に携わる者としては、基 準値が変わることは大きな問題で、大変興味深 い内容だった。(この後、重さの基準のキログ ラム原器も廃止され、新しい定義に切り替わる 方針が決まった。) 3)事前アンケートによるQ&A 燃焼管の形状、経年による装置の不具合、試料 量の違いによる誤差、不完全燃焼の対応等、日 常業務で発生した問題について、活発な意見交 換が行われた。 また、災害時の分析室の対応やマニュアル化な どについても話し合った。 4)装置別グループディスカッション 装置の型別にわかれ、不完全燃焼についての具 体的な対応を話し合った。 4.おわりに 日亜化学工業教育研究助成基金により参加さ せていただきましたことを感謝申し上げ、これ からの業務に生かしていきたいと思います。

参照

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