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編集後記、次号予告

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Academic year: 2021

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646 次号予告(第巻・第号) 原 著 中高年を対象とした食事調査票からの食事パター ンの抽出と栄養素摂取量の評価 ………伊藤智子,他 向老期世代における“地域への愛着”測定尺度の 開発………酒井太一,他 介護予防事業の身体的・精神的健康に対する効果 に関する実証分析網走市における高齢者サ ロンを事例として………今堀まゆみ,他 一自治体における複合プログラムによる介護予防 事業(すみだテイクテン)の評価 ………木村美佳,他 646 第63巻 日本公衛誌 第10号 2016年10月15日 本号の掲載論文は論壇が 1 本,資料が 2 本,公衆衛生 活動報告が 1 本です。論壇では,臨床試験の公表・報告 バイアスについて論考がなされ,実例として抗うつ薬レ ボキセチンの臨床効果も紹介されています。精神病薬の 薬効については,刊行バイアスのみならず,効果指標が 質問紙得点に頼らざるを得ない点など,頭の痛い問題が 多々あります。薬ならばプラセボ錠が使用可能ですが, 各種心理療法や教育プログラムは完全なマスク化は困難 です。今回の資料論文や公衆衛生活動報告にもあります ように,保健指導を含む非薬物療法の効果の定量化は, 公衆衛生学領域では重要なテーマです。 さて,私が勤務する帝京大学は開学50周年を記念し て,第48回アジア・太平洋公衆衛生学術連合国際会議 (APACPH)や第10回帝京ハーバードシンポジウムな ど国際学会を 9 月に合同開催しました。公衆衛生学の国 際化がますます加速される中,日本の独自性や長所・短 所を議論できる場として本誌の役割は重要性を増すと考 えています。私の専門の 1 つである心身医学の立場から 一言,二言。心身医学では障害によってできなくなった ネガティブな部分を治療するだけでなく,障害があって もできるポジティブな部分にも注目します。その意味 で,母校のハーバード大学公衆衛生大学院が,「健康と 幸せ」を研究するセンターを今年開設したことは,喜ば しい出来事でした。また,10月末に開催される日本公衆 衛生学会総会で,「ポジティブ心理学」をテーマにした シンポジウムが企画されていることは,大変心強いで す。上述の非薬物療法の治療・対応の効果も,プラセボ 効果を含めて「ポジティブ心理学」につながるテーマと して深く議論したいところです。 (中尾睦宏)

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