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日立屋外用空気遮断器

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Academic year: 2021

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(1)

U.D.C.る21.31d.57.004.24

HitachiAir Blast

Circuit

Breaker

細包嘉信*

一彦*

仲野善一*

山崎精二**

YoshinobuHosokane KazuhikoNo Zen,ichiNakano

SeijiYamazaki 内 容 梗 概 日立製作所においては十数年来空気遮断器の研究を行って,すでに屋内用空気遮断乱数百台を納入 している0更に錮・5kV,1,500MVA屋外用空気遮断器5台を納入し,引き続き弧5kV∼28ア.5kVの 各種電圧の空気遮断器多数を製作している0これら屋外用空気遮断器ほ,150MVA短絡試験用発電機 を使用した各種の遮断試験のはか・関西電力小曽根変電所における弧5kV,1,200MVAの実負荷大容 量遮断試験・中部電力玉川変電所・新大高変穏所,東北電力平変電所,会津変電所における80.5kVお よび161kV各種小電流試験など多数の現地試験を行い良好な成績であった。

〔Ⅰ〕緒

言 日立製作所においては十数年前から空気 に着手し,すでに多数の屋内用空気 る(1)(2)。屋外用空気 断器の研究 断器を製作してい 断器については,昭和26年以 研究を続仇操作特性試験10,000回の寿命試験,5,000 回におよぶ短絡電流 験,絶縁試験,温度 験,耐 震試験など各種工場試験を行い所期の目標に到達するこ とができた。これ等工場試験のほか,関西電力小曽根 所における80・5kV,1,200MVA実負荷大容量 断試 鹸,中部電力玉川変電所における80.5kV,5\-15MVA 静電蓄 器および無負荷送電線充電々流 電力平変電所に納入した80.5kV空 流現地 験,東北電力会津変電所, 所における161kV送電線充電 磁電流開閉 放等多数の現地 気 断試験,東北 断綜の各種小電 中部電力新大高変電 ,変圧器励 断試験を行いいずれも短 時間で消孤しており,かつ無再点弧の良好な成績であつ た。 以上のごとく,大規模な研究 屋外用空気 験の結果,純国産の 断器の開発に成功し,関西電力殿山発電 所,東北電力平変電所に納入したほか80.5kV∼195kV 屋外用空気 断器多数を受注,製作中である。ここにそ の構造,動作原理ならびに 験結果を紹介する。 第1蓑 屋外用空気遮断器標準仕様 定格1宅圧(kV) 定格電流(A) 定格遮断容量 (MVA) 全遮断時間(∼) 80.5 800 2,500 5 115 800 161287.5 800 800 1,500 3,500 5 1,500 5,000 5 3 1,500 15,000 3 規 格 JEC¶57 * 日立製作所国分工場 ** 日立製作所日立研究所 17 OPB塾日 である。 様ほ弟1表のとおり 葦=・2図および第3図は本遮断器の外観図を示す。

〔ⅠⅠ〕構造ならびに動作原理

弟4図ほ日立屋外用空気 断器の内部構造図である。 各相の空気溜の一端に垂直に立てられた送気碍管上部に 断部をT型に配讃し,中央の操作碍管によって断路部 を開閉する構造になっている。 断に際しては,空気溜 側面に振り付けられた閉路用電磁弁を励磁すると,圧縮 空気ほ送気碍管下部の主弁作動用シリンダに導入され, これにより主弁が開くと空気溜の空気は送気碍管を過つ て 断部に流入し,可動接触子圧紆バネに抗して可動接 第1図 OPB-250型PA式80.5l【Ⅴ,800A 2,500MVA 日立空気遮断器

(2)

1382 昭和32年12月 第39巻 第12号 第2図 OPB-350型PAR式161kV,1,200A 3,500MVA 日立空気遮断器 触手を開く。この際両接触手間に発生したアークほ可動 および固定接触子のノズル中に吹込まれ急速に消弧す る。 日立屋外用空気 断器では,アークを可動側および固 定側の両方向のノズル中に吹込む両方向吹付方式を採用 しているため,片方向吹付方式に比較して きく大容量,高電圧の 断能力が大 断器に適した構造になってい る。完全に消孤が終ってから外部に設けられた断路部が 開き所要の絶縁距離をとり の遮断器では多重 断動作を完了する。高電圧 断:方式を採用する必要 分布が悪いとその効果が少ないので,各 あ が ,電圧 断部の電圧分 布を均一にするため並列抵抗を使用している。この並列 抵抗にほ非直線抵抗体を使用しており電圧分布の改善と 同時に変圧腰の励磁電流 断時の電流裁断による異常電 圧を抑制する効果をもっている。投入にあたってほ閉路 用電磁弁を励磁すると空気溜の空気は断路郡操作用シリ ンダ内に流入し操作碍管を回転させて投入する。投入は きわめて高速度で行われるので,先行アークによる接触 子の損傷ほわずかである。-一方開閉時の衝撃を吸収して 操作碍管に無理がかからぬようオイルダッシュポットを 具備している。

〔ⅠⅠⅠ〕諸特性試験

(り 遮断試験 断特性は一般に再起電圧固有周波数と 気遮断器の 密接な関係があ、り(3)(4),比較的小 高

い固有府政教わもとでも

断においては 断可能であるが,大電流の 断は低い周波数のも■上でないと 断できない。日立空 気遮断器は150MVA短絡発電機を使用した5.000回に 第3図 OPB-1500塑PAR式287.5kV, 1,200A15,000MVA 日立空気遮断器 およぶ 容量 第4図 構 造 説 明 図 断試験の結果開発されたもので,その構造は大 断に適した両吹構造の 断窒を採用した。これは わが国の発電力が年々増大し,したがって発変電所の母 線短絡容量が激増している現状を考慮して決定したもの である。各瞳工場試験のほか,関西電力小曽根変 所に

おける80.5kVl,200MVA(固有周波数4.5kC)実負

荷大容量試験,中部電力玉川変電所,新大高変電所,東 北電力平変電所,会津変電所における錮.5kVおよび 161kV各榎小電流試験などの現地試験において,いず れもアーク時間1サイクル以下で無再点弧の良好な 断 特性を示した。第2∼7表および弟5図に工場試験,現

(3)

日 立

第2表 遮断試験結果 遮断点数 電 圧 電 流 固有周波数 アーク時間 試鹸回数 20 (kV) 140 (kA) 1∼2 (kC) 3.7∼5 (∼) 0.5∼1.0 4 2 70 40∼42 2.5∼3.5 7 7∼8 4∼6 0.21∼0.71 0.25∼0.69 20 15 1 1 20 11 7.5∼13 0.15-0.54 10 1 10 18∼30 5.2′・・・10 0.14∼0.61 30 第3未 開西電力小曽根変電所における80.5kV 屋外用空気遮断器試験結果 * 80.5kV2,500MVA相当 第4表 中部電力玉川変電所における80.5kV 屋外用空気遮断器試験結果 第5表 東北電力平変電所における 69kV 空気遮断器試験結果 (a)充電電流開閉試験 (b)50MVA変圧器励磁電流開閉試験 0

1383 第6表 東北電力会津変電所における161kV 空気遮断器試験結果 (a)充電電流開閉試験

(b)50MVA

変圧器励磁電流開閉試験 第7表 中部電力新大高変電所における161kV 空気遮断器試験結果 (a)充電電流開閉試験 動作責務 試険電圧 充電電流 アーク時間 再点

譜,備考

3並列送電線あり 3並列送電線あり 5 (kV) 150 150 150 (A) 30 (∼) 0.05∼0.5 0.05∼・0,5 0.1へ′0.5 弧数 0 0 0 CO CO CO 50 130 l (b)90MVA変圧器励磁電流開閉式険 動作責務 0 試験電圧 (kV) 147 励磁電流 (A) 7 異常電 変圧器側 1.0∼1.5 圧倍数 電源側 1 試験国数 5 備 考 (妻)嘉竪匝脾回 紺 〟 即 7♂ 〟 〟 J∵

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XX ll】l ・遮断可能 ‡遮断不能 +J 〆 ル 断 片〆

王 十 11 臭遮断特性 ) l 〟川 値 † /イ ∴' 規 〟 .現 宙

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`∫ ∴-.・さJ 遮断電流(片月) 第5図 遮 断 特 性

(4)

1384 昭和32年12月 第6図 短絡試験彼の接触子 地試験の結果を示す。なお1,000A∼18,000Aの 断試 験を28回行ったのちの接触子を分解点検した状態は, 弄る図に示すように損傷はきわめて軽微であった。これ ら試験の結果により,80.5kV2,500MV丸161kV5,000 MVA,387kV15,000MVAの大容量 断器として十分 断性能を有しており,実系統における使用になんら 支障がないことが判明した。 (2)開閉試験 JEC-57に規程された各種 作試験を行い,弟8表に 示す操作特性であった。連続操作 対し10,000 L 鹸は規程値500回に I\ な 長期の使 用に耐えることが証明された。また定格 作圧力の80∼ 120%定格操作電圧の60∼120%の範囲でなんら支障な く開閉し得た。 (3)絶縁試験 商用周波絶縁耐力試験(乾燥1分間,注水10秒間) および衝撃電圧試験ほいずれも対地,同相極間に対して 実施し異常なくその閃終電圧は弟9表に嘉すごとく十分 余裕があることが判明した。なお80.5kVについて,極 閉経緑耐力を規程値の110%の試験電圧で行い異常がな かった。 (4)温度試験 80.5kVおよぴ161kV空気 断器にそれぞれ800A 一定通電結果弟】0表に示すように最高温度上昇値27.5

0Cおよぴ33.50Cで規程値(450C)よりはるかに低いこ

とが判明した。 (5)短時間電流試験 断部および断路部に16,000A2秒間通電しなんら 異常を認めなかった。 (る)耐震試験 台革上に161kV空気 断器1相分を固定し,これを ほぼ同重量を積載した台車に約2皿/sの速度で衝突せし めて上下方向0.9g前後方向0.5gに対しても異常を認 めなかった。 第39巻 第12号 第8表 操 作 特 性 第9義 絶縁試験結果 第10表 温度試験結果

〔ⅠⅤ〕結

以上,日立屋外用空気 断器の構造と試験結果の大要 を報告した。5,000回に至る各種電流 の 断試験,10,000回 統操作試験,耐震試験など広範な諸試験を行い,電 気的にも,機械的にも十分信頼し得るものであることが 立証された。木器の特長を要約すると次のとおりであ る。

(1)両方向吹付型遮断部を採用しているので,

(5)

能力が大きく,苛酷な再起電圧を有する回路にも安心し て使用できる。 (2)外部断路塾になっており,開閉状態が一見して 確認でき,また極閉経縁に対しても大気に蔽っているた め信顔度の最も高いものである。 (3)外部断路型であるため, 断部の構造が簡単 で,常時高圧空気を充填しておく必要ないため,取扱上 安全で保守点検が容易である。 (4)各種の定格電圧に対して単位 断点,制御弁, 碍管類,その他の部品を共通に使用し互換性を有してい るため,取扱容易で予備品の用意も少なくてすむ。 すでに日立製作所においても80.5kV∼20.5kV 屋外

器 用空気 の空気 断器多数を受注製作中で,300kV15,000MVA 断器の試作も完了した。

最後に屋外用空気

き だ た 断器開発にあたり終始御指導をい 系統を使用した現地試験に便宜を計っていた だいた,関西電力,中部電力,東北電力の当事者に深く 感謝する次第である。 1-・ 1一・ ヽ、1. 1 2 3 .・一■\ ∴l\+′-\ 参 老 文 献 小林,額田:日立評論3る,1,205(昭29-8) 額田:日立評論38,1,369(昭31-11) P.Hammarlund:Transient RecoveryVolt-age.p231,1946 E.B.Rietz,J.W.Beatty:T.A.Ⅰ.E.E.72p 303.1953

最近登録された日立製作所の特許および実用新案

(その1)

(第28頁へ続く)

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